JP2005143108A - 自動モード検出を行うデジタルカメラ - Google Patents

Abstract

【課題】 ユーザがビデオモードまたは静止画モードを事前に選択する必要をなくすことである。
【解決手段】 カメラの使用中に、ユーザがビデオ記録モードと静止画モードの間で選択を行う必要をなくすデジタルカメラ（10）および自動モード検出方法（50）である。適切なモードは、シャッターボタン(23)が押下されている時間の長さに基づいてデジタルカメラによって自動的に選択される。
【選択図】 図２

Description

本発明は、包括的にはデジタルカメラとその関連方法に関し、より具体的には、自動モード検出を行うデジタルカメラおよび自動モード検出方法に関する。

本発明の譲受人はデジタルカメラ等を開発する。このようなデジタルカメラは、静止（写真）画像およびフルモーションビデオ画像を記録するために用いることができる。

モード検出を行うという問題に対する従来の解決策は、デジタルカメラの所望の画像取込モードを事前に選択することを要する。これは、ユーザに混乱を生じる可能性があり、かつモードの変更に必要な時間を増加させる可能性がある。
そこで、本発明の課題は、ユーザがビデオモードまたは静止画モードを事前に選択する必要をなくすことにある。

本発明の１実施形態は、ユーザがデジタルカメラの使用中にビデオ記録モードと静止画モードの間で選択を行う必要をなくす方法（methodology）を使用するデジタルカメラを提供する。適切なモードは、シャッターボタンが押下されている時間の長さに基づいてデジタルカメラによって自動的に選択される。デジタルカメラは、自動モード検出方法を実施するアルゴリズムを含むプロセッサを備える。

例示的な方法は以下の通りである。ユーザがデジタルカメラのシャッターボタンを押下する。デジタルカメラは、シャッターボタンの押下を検出すると即座に写真を撮影する。写真を撮影した後、カメラは、自動的にビデオモードに切り換わって記録を開始する。シャッターボタンが例えば１秒より長く押下されたままである場合、ユーザはビデオを記録しようとしているので、撮影した写真を（ユーザの任意選択で）削除してもよい。シャッターボタンが例えば１秒未満で離された場合、ユーザは単に静止画を取り込もうとしているだけなので、（１秒未満である）記録したビデオを削除する。

本発明は、ユーザがビデオモードまたは静止画モードを事前に選択する必要をなくすことによって、カメラ操作をより単純かつ迅速にする。よって本発明は、デジタルカメラにおいて静止画とビデオの間で迅速かつ簡単に切り替えを行うという問題を解決する。

本発明の実施形態の様々な特徴および利点は、以下の発明を実施するための最良の形態を参照し、添付図面とともに解釈することでより容易に理解することができる。図面中、同様の参照番号は同様の構造要素を示す。

図面を参照すると、図１ａおよび図１ｂはそれぞれ、本発明の原理によるデジタルカメラ１０の例示的な実施形態を示す正面図および背面図を示す。この例示的なデジタルカメラ１０は、本発明の原理による自動モード検出方法５０（図２）を実施する。

例示的なデジタルカメラ１０は、ハンドグリップ部２０および本体部３０を備える。ハンドグリップ部２０は、ロックラッチ２２を有する電源ボタン２１と、シャッターボタン２３（または記録ボタン２３）と、電池２７を収容するバッテリーコンパートメント２６とを備える。計測要素４３およびマイクロホン４４が、デジタルカメラ１０の前面４２に配置される。ポップアップフラッシュ４５が、デジタルカメラ１０の上面４６に隣接して位置する。

図１ｂに示すように、例示的なデジタルカメラ１０の背面３１は、液晶ディスプレイ（ＬＣＤ）３２と、背面マイクロホン３３と、ジョイスティックパッド３４と、ズーム制御ダイヤル３５と、カメラ１０の機能を設定するための複数のボタン３６と、画像を例えば外部ディスプレイデバイスまたはコンピュータへダウンロードするための出力ポート３７とを含む。

デジタルカメラ１０はまた、レンズまたは結像光学要素１２と、結像光学要素１２によって送られてくる画像を受け取る画像センサ１３とを備える。本発明の自動モード検出方法５０を実施するプロセッサ１４が画像センサ１３（ならびに他の制御構成要素および入力／出力構成要素）に結合される。画像センサ１３は、結像光学要素１２によって送られてくる光画像を受け取り、そのデジタル画像を取り込む。プロセッサ１４は、図２に示す自動モード検出方法５０を実施する自動モード検出アルゴリズム１５を備える。自動モード検出アルゴリズム１５は、デジタルカメラ１０のビデオ記録モードと静止画（写真）モードの間で自動的に選択を行う。

図２は、本発明の原理による例示的な自動モード検出方法５０を示すフロー図である。自動モード検出方法５０は、デジタルカメラ１０のプロセッサ１４において具現される。例示的なモード検出方法５０の詳細は以下の通りである。

写真画像モードとビデオ画像モードの間で自動的に切り換えを行うモード検出アルゴリズム１５を備えるデジタルカメラを提供する５１。デジタルカメラ１０のユーザが、カメラ１０のシャッターボタン２３（または記録ボタン２３）を押下する５２。カメラ１０は、シャッターボタン２３の押下を検出すると即座に写真を記録する５３。写真を撮影した後、カメラ１０（プロセッサ１４）は、自動的にビデオモードに切り換わってフルモーションビデオの記録を開始する５４。シャッターボタン２３が所定時間のあいだ（例えば１秒より長く）押下されたままである場合、ユーザはビデオを記録しようとしているので、写真を（ユーザの任意選択で）削除してもよい５５。シャッターボタン２３が所定時間（例えば１秒）の終了前に離された場合、ユーザは静止画すなわち写真を取り込もうとしているので、（例えば１秒未満である）記録したビデオを削除する５６。

このように、改良されたデジタルカメラおよび自動モード検出方法を開示してきた。上述の実施形態は、本発明の原理の応用を表す多くの具体的な実施形態のいくつかを例示するに過ぎないことが理解されるべきである。明らかに、当業者は、本発明の範囲から逸脱することなく、多数の他の構成（arrangements）を容易に考案することができる。

本発明の原理による自動モード検出を実施するデジタルカメラの例示的な実施形態を示す正面図である。 本発明の原理による自動モード検出を実施するデジタルカメラの例示的な実施形態を示す背面図である。 本発明の原理による例示的な自動モード検出方法を示すフロー図である。

符号の説明

１０ デジタルカメラ
１１ プロセッサ
１２ 結像光学要素
１３ 画像センサ
１５ モード検出アルゴリズム
２３ シャッターボタン

Claims (5)

1. 結像光学要素と、
   前記結像光学要素によって送られてくる画像を受け取る画像センサと、
   シャッターボタンと、
   前記シャッターボタンおよび前記画像センサに結合され、写真モードとフルモーションビデオモードの間で自動的に切り換えを行うモード検出アルゴリズムを実行するプロセッサと、
   を備えることを特徴とするデジタルカメラ。
2. 前記モード検出アルゴリズムは、
   前記シャッターボタンの押下を検出すると写真を記録し、
   前記写真を撮影した後、自動的にビデオモードに切り換わってフルモーションビデオを記録し、
   前記シャッターボタンが所定時間のあいだ押下されたままである場合、前記写真を任意選択で削除し、
   前記シャッターボタンが前記所定時間の終了前に離された場合、記録した前記フルモーションビデオを任意選択で削除する、
   ように動作することを特徴とする請求項１に記載のデジタルカメラ。
3. 前記所定時間はおよそ１秒である請求項２に記載のデジタルカメラ。
4. 写真画像モードとビデオ画像モードの間で自動的に切り換えを行うモード検出アルゴリズムを備えることを特徴とするデジタルカメラを提供するステップと、
   前記デジタルカメラのシャッターボタンを押下するステップと、
   前記シャッターボタンの押下を検出すると写真を記録するステップと、
   前記写真を撮影した後、自動的にビデオモードに切り換わってフルモーションビデオを記録するステップと、
   前記シャッターボタンが所定時間のあいだ押下されたままである場合、前記写真を任意選択で削除するステップと、
   前記シャッターボタンが前記所定時間の終了前に離された場合、記録した前記フルモーションビデオを任意選択で削除するステップと、
   を含むことを特徴とする方法。
5. 前記所定時間はおよそ１秒である請求項４に記載の方法。
   

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