JP2005141309A - 指定席管理システム及び指定席管理の方法 - Google Patents

指定席管理システム及び指定席管理の方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005141309A
JP2005141309A JP2003374516A JP2003374516A JP2005141309A JP 2005141309 A JP2005141309 A JP 2005141309A JP 2003374516 A JP2003374516 A JP 2003374516A JP 2003374516 A JP2003374516 A JP 2003374516A JP 2005141309 A JP2005141309 A JP 2005141309A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
information
passenger
designation information
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003374516A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Kawabe
政浩 川辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Creo Co Ltd
Original Assignee
Creo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Creo Co Ltd filed Critical Creo Co Ltd
Priority to JP2003374516A priority Critical patent/JP2005141309A/ja
Publication of JP2005141309A publication Critical patent/JP2005141309A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】 列車など予め座席が指定される乗物内において、乗客が着席した座席が指定された席であるか、着席した乗客が当該座席を指定した正規の乗客であるかを確認するとともに、乗客に対して個別に様々な情報サービスを行うことが可能な指定席管理システムを提供する。
【解決手段】 乗客の着席をセンサが感知、所定の時間内に指定券をカードフォルダに挿入することを促す。カードフォルダは指定券から座席指定情報を読取って、座席番号、予約情報と照合する。不一致の場合は液晶モニタに座席が誤りであることが表示される。着席情報は列車内サーバに蓄積されて、乗務員が一覧できる。列車内サーバには列車の行先各地の情報が中継サーバから随時更新され、指定券から読取った降車地の情報が、各々の座席に表示される。乗客は、予定通り乗車したことを指定したアドレスに電子メールで通知することもできる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、列車など予め座席が指定される乗物内において、乗客が着席した座席が指定された席であるか、着席した乗客が当該座席を指定した正規の乗客であるかを確認するとともに、乗客に対して個別に様々な情報サービスを行うことが可能な指定席管理システムに関するものである。
例えば列車に乗車する場合に予め特急券等の座席指定券を購入すると、券面には日時、列車番号、号車番号、座席番号、乗車駅と下車駅等が印字され、これらの情報は予約管理センター等のホストコンピュータに記録され、重複して予約が行われないよう管理されることが一般的である。また、これらの情報の一部は座席指定券に磁気データとして電子的に記録され、乗車駅や下車駅において自動改札機を利用できるようになっている。
座席の予約管理については上記のようにコンピュータ管理が行われているものの、乗客が列車に乗り込むと、券面の表示を目視しながら指定された座席を探すことになる。その結果、乗客は例えば号車違いなど誤った座席に着席しても気付かない場合があり、その座席が指定された乗客とトラブルが生じてしまう場合がある。また、空席が生じている場合には、座席指定券を購入していないのに不正に着席する乗客が乗車している場合もあり、かかる不正については乗務員が列車の走行中に検札を行ってチェックしているのが現状である。
このような着席の間違いや不正乗車に対応するために、指定座席を予めロックしておき、座席に備えられた読取装置が座席指定券から予約されたデータを読取って、予約情報と座席が一致した場合にロックを解除して着席可能とする技術が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、列車等に乗車した乗客サービスという観点から、近時乗物内にディスプレイを設置し、広告やニュースなどを動的に表示する情報提供サービスが実施されるようになっている。このような情報提供サービスでは、行先案内や広告などの固定メッセージをディスプレイに再生することは左程困難を伴わないが、乗客の注意を惹くようニュースなどの最新の情報を更新するためには、新しい情報を随時取得して、適切なタイミングで表示することが必要である。
上記のような課題に対応して、列車の走行タイミングに合わせて、行先案内等の定型メッセージの間にニュース等の最新情報を挿入するよう制御するための技術が開示されている。その中ではニュース等の最新情報を列車外から無線通信により受信し、受信したデータを一旦列車内の記憶装置に格納して、必要なタイミングで表示する方法について説明されている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2003−233657号 特開平10−287242号 段落番号0015〜0019
まず、着席の間違いや不正乗車への対応という点において、前記特許文献1記載の発明はこれらの課題に対応することが可能であるものの、物理的な座席の作動を必要とするため、個々の座席にモーターなどの機械設備を設置することが必要になる。また、同一の列車において乗車区間の異なる複数の乗客が同一の座席を指定される場合もあり、このようなケースでは最初に乗車した顧客が再び座席をロックする操作を行うなど、何らかの対応が必要になるという課題が生じることになる。また、不正乗車の防止には効果があるものの、乗務員が指定された座席に乗客が着席したことを確認したい場合には、各々の座席まで列車内を移動して確認しなければならず、結局は検札が必要になってしまう場合も生じ得るという課題も残されてしまう。
このような前記特許文献1記載の課題に対応するためには、乗客の操作を要しない簡易な方法により着席の間違いに対応し、かつ乗務員が列車内を移動することなく乗客の乗車状況を把握できる指定席管理システムが提供されることが好ましい。
次に、乗客への情報提供サービスという点においては、前記特許文献2記載の発明により適切なタイミングで定型メッセージにニュースなどの最新情報を織り交ぜて提供することが可能になる。しかしながら、提供される情報は全ての乗客に対して同一であり、例えば天気予報であれば、乗客は提供される情報の中から自分が関心のある地区を探さなければならない。
つまり、乗客への情報提供サービスは、乗客個々の目的にあったものが提供されることが好ましく、特に長距離列車などで乗客毎に目的地が異なる場合には、それぞれの目的地に応じて現地の気象情報や到着予定時刻などを提供することができると、なお好ましい。
本発明は、このような課題に対応するためになされたものであり、列車など予め座席が指定される乗物内において、乗客が着席した座席が指定された席であるか、着席した乗客が当該座席を指定した正規の乗客であるかを確認するとともに、乗客に対して個別に様々な情報サービスを行うことが可能な指定席管理システム及び指定席管理の方法を提供することを目的とするものである。
このような課題を解決するために、本発明は、座席を指定して予約した乗物の乗物番号、座席番号、乗車場所、降車場所の少なくとも一つを含む座席指定情報を記憶した座席指定情報記憶媒体から前記座席指定情報を読取る乗物の座席に備えられた座席指定情報読取手段と、前記座席の座席番号と前記座席指定情報読取手段の読取った座席指定情報に含まれる座席番号が一致するかを判定する座席番号判定手段と、前記乗物の乗物番号にかかる座席番号別の予約情報を格納する運行中の乗物内に備えられた予約情報格納手段と、前記座席指定情報読取手段が読取った座席指定情報と、前記予約情報格納手段の前記座席指定情報に含まれる座席番号に対応する座席番号にかかる予約情報が一致するか否かを判定する予約情報判定手段と、前記座席番号判定手段又は前記予約情報判定手段の少なくとも一つが前記座席指定情報と前記予約情報が一致しないと判定すると、前記座席指定情報読取手段の備えられた座席の乗客に、着席した座席が誤りであることを通知する着席情報通知手段と、を備えることを特徴とする指定席管理システムである。
前記座席番号判定手段が前記座席の座席番号と前記座席指定情報に含まれる座席番号が一致すると判定し、かつ前記予約情報判定手段が前記座席指定情報と前記予約情報が一致すると判定すると、前記予約情報格納手段の前記座席番号にかかるレコードに乗客が着席したことを示す着席フラグを記録する着席フラグ記録手段と、前記乗物の乗務員が操作する表示装置に、前記着席フラグを参照して前記乗物の座席の着席状況を表示する着席状況表示手段と、を備えることを特徴とすることもできる。前記座席に備えられた、前記座席に乗客が着席したことを検知する着席検知手段と、前記着席検知手段が乗客の着席を検知してから所定の時間が経過しても前記座席指定情報読取手段が前記座席指定情報を読取らない場合に、前記座席の乗客に前記座席指定情報を読取るための操作を要求する読取操作要求手段と、を備えることを特徴としてもよい。
本発明においては、乗客の所持する座席指定券等に座席番号等の座席指定情報を記憶させ、各々の座席に設置された読取装置において座席指定券等から座席指定情報を読取り、着席した座席の座席番号及びデータベース等に格納された予約情報との一致を照合することにより、乗客が着席した座席が指定された席であるか、着席した乗客が当該座席を指定した正規の乗客であるかを確認することができる。
また、乗客が指定された正規の座席に着席したかをデータベース等で座席別に記録し、乗務員の手元において確認可能にすることにより、各々の座席まで列車内を移動することなく全体の着席状況を確認することが可能になる。
さらに、乗客が座席に着席したことを検知するセンサー等を設置し、所定の時間内に座席指定券等の読取りを促すことにより、乗客が操作を怠ることにより生じる情報の収集漏れを防止することができる。
尚、本発明において、乗物には列車、航空機、バス、客船など座席を指定して運行する全ての交通手段が含まれる。乗物番号とは例えば特急電車の愛称及び何号といった運行される乗物を特定する番号が、座席番号とは号車番号を含めた座席を特定する番号が該当する。乗車場所、降車場所には、列車であればそれぞれ乗車駅、降車駅が該当する。座席指定情報記憶媒体とは、特急券等の座席指定券が用いられ、磁気ストライプやICカード等を用いることにより、座席指定情報を電子的に記憶することができる。座席指定情報読取手段はこのような座席指定情報を読み取れるものであればよく、挿入型のフォルダであってもよいし、非接触型のリーダーであってもよい。着席情報通知手段は、音声により通知するものであってもよいし、座席に備えられたディスプレイに文字や画像を表示して通知するものであってもよい。
乗務員が操作する表示装置には、例えば列車であれば車掌室に設けられた専用のコンピュータに接続されたディスプレイを用いることが可能であり、着席状況表示手段はかかるディスプレイに着席状況を表示すればよい。着席検知手段には、乗客の着席を検知するセンサー等を用いればよく、読取操作要求手段の行う操作要求は、音声によるものであってもよいし、座席に備えられたディスプレイに文字や画像を表示するものであってもよい。
また、本発明は、前記座席に着席した乗客からの乗車通知の送信要求を受付ける乗車通知受付手段と、前記送信要求を受付けて前記乗車通知を作成する乗車通知作成手段と、前記乗客の指定した送信先に前記乗車通知を送信する乗車通知送信手段と、を備えることを特徴とすることもできる。
前記乗物番号及び座席番号に対応する前記乗車通知の送信先を格納する送信先情報格納手段と、前記座席指定情報読取手段が読取った座席情報から前記送信先情報格納手段を参照して、前記乗車通知の送信先を特定する送信先特定手段と、を備えていて、前記乗車通知送信手段は、前期送信先特定手段の特定した送信先に前記乗車通知を送信することを特徴とすることもできる。乗客の識別情報と前記乗客が指定する前記乗車通知の送信先を関連付けて格納する送信先情報格納手段と、前記座席指定情報読取手段が読取った座席指定情報から前記送信先情報格納手段を参照して、前記乗車通知の送信先を特定する送信先特定手段と、を備えていて、前記座席指定情報記憶媒体には前記座席指定情報記憶媒体を保有する乗客の識別情報が記憶されており、前記座席指定情報読取手段は、前記識別情報を前記座席指定情報として読取って、前記送信先特定手段は、前記識別情報に対応する送信先を特定することを特徴としてもよい。前記座席指定情報記憶媒体には前記送信先が記憶されており、前記座席指定情報読取手段は、前記送信先を前記座席指定情報として読取って、前記乗車通知送信手段は、前記座席指定情報に含まれる送信先に前記乗車通知を送信することを特徴としてもよい。
このように構成すると、例えば列車の乗客が所定の電子メールアドレスを乗車通知の送信先として指定することにより、予定通りの列車に乗車したことを勤務先や待ち合わせの相手などに自動的に通知することができる。指定する送信先は、指定券の購入時に指定券の磁気部分等や予約管理用のホストコンピュータに記憶させてもよいし、指定券にICカード等を用いる場合であれば、ICカード自体やカードの識別番号に対応する送信先情報を顧客管理用のホストコンピュータに記憶させてもよい。
尚、乗車通知とは、上記の例のように電子メールに限られず、自動音声による電話やファックスなど他の通信手段を用いるものであってもよい。送信先には、電子メールアドレスの他に、電話番号やファックス番号を用いることもできる。
さらに、本発明は、前記乗物の降車場所に関連する地域の地域情報を格納する地域情報格納手段と、座席に着席した乗客が読取り可能な表示装置に前記地域情報を取得して表示する地域情報表示手段と、を備えていて、前記座席指定情報読取手段は、前記座席指定情報記憶媒体に記憶された降車場所を前記座席指定情報として読取って、前記地域情報表示手段は、前記降車場所に対応する前記地域情報を前記地域情報格納手段から取得して表示することを特徴とすることもできる。前記地域情報格納手段は乗物内に備えられていて、前記地域情報の更新情報を前記乗物外から取得して前記地域情報を更新する地域情報更新手段を備えることを特徴としてもよい。
このように構成すると、例えば列車において現在の天候等を地域情報として用いると、乗客の指定券から降車駅を読み取って降車駅の存在する地域の現在の天候等の情報を提供することにより、各々の乗客のニーズに対応した情報を個別に提供することができる。地域情報は随時更新された最新情報を取得することが好ましいが、乗物内から要求がある度に乗物外の情報を取得するよう構成するとデータ通信量の増加を招き、かつトンネル内など乗物の状況によっては情報を取得できない場合も起こるため、乗物内で表示するための情報は乗物内に蓄積し、路線内の駅等にデータ通信の拠点を設けて情報を更新するよう構成するのが効率的である。
さらに、本発明は、前記乗物の運行状況に関する運行情報を格納する運行情報格納手段と、座席に着席した乗客が読取り可能な表示装置に到着予定情報を表示する到着予定情報表示手段と、を備えていて、前記座席指定情報読取手段は、前記座席指定情報記憶媒体に記憶された降車場所を前記座席指定情報として読取って、前記運行情報表示手段は、前記降車場所と前記運行情報格納手段から取得した運行情報を用いて作成した到着予定情報を表示することを特徴とすることもできる。前記運行情報格納手段は乗物内に備えられていて、前記運行情報の更新情報を乗物外から取得して前記運行情報を更新する運行情報更新手段を備えることを特徴としてもよい。
さらに、本発明は、前記乗物の降車場所別の到着予定情報を格納する乗物内に備えられた到着予定情報格納手段と、座席に着席した乗客が読取り可能な表示装置に前記到着予定情報を表示する到着予定情報表示手段と、前記到着予定情報の更新情報を前記乗物外から取得して前記到着予定情報を更新する到着予定情報更新手段と、を備えていて、前記座席指定情報読取手段は、前記座席指定情報記憶媒体に記憶された降車場所を前記座席指定情報として読取って、前記到着予定情報表示手段は、前記降車場所に対応する到着予定情報を前記到着予定情報格納手段から取得して表示することを特徴とすることもできる。
これらの構成においては、例えば列車において列車が時刻表に対して遅延していないかに関する情報を運行情報として用いると、乗客の指定券から降車駅を読み取って降車駅への到着予定時刻等の到着予定情報を運行情報から算出して乗客に提供することにより、各々の乗客のニーズに対応した情報を個別に提供することができる。運行情報は随時更新された最新情報を取得することが好ましいが、乗物内から要求がある度に乗物外の情報を取得するよう構成するとデータ通信量の増加を招き、かつトンネル内など乗物の状況によっては情報を取得できない場合も起こるため、乗物内で表示するための情報は乗物内に蓄積し、路線内の駅等にデータ通信の拠点を設けて情報を更新するよう構成するのが効率的である。また、到着予定時刻等の算出は、運行情報を取得して乗物内で行ってもよいし、乗物内では算出された結果を受信して蓄積するよう構成してもよい。
尚、本発明は、本発明にかかる指定席管理システムのそれぞれの構成に対応して、本発明にかかる指定席管理システムを用いた指定席管理の方法として構成することもできる。
本発明により、列車など予め座席が指定される乗物内において、乗客は着席した座席が指定された席と一致しているかどうかを容易に了知することができる。また、乗物の乗務員は座席を巡回しなくても、乗客が指定した正規の座席に着席したか否かを了知して、不正乗車がないかを確認することができる。
また、乗客は座席での簡単な操作により、所定の場所に乗車の事実を通知したり、乗客毎に降車場所に関する最新情報を取得することが可能になるなど、乗客に対して個別に様々な情報サービスを行うことが可能になる。
本発明を実施するための最良の形態について、図面を用いて以下に詳細に説明する。尚、以下の実施形態においては、本発明にかかる指定席管理システムを列車において用いる例について説明するが、本発明にかかる指定席管理システムの用いられる乗物は列車に限定されるものではなく、航空機、バス、客船など座席を指定して運行する全ての交通手段を対象にすることができる。
図1は、本発明にかかる指定席管理システムの概要を示す図である。図2は、本発明にかかる指定席管理システムの、走行中のデータ送受信の概要を示す図である。図3は、本発明にかかる指定席管理システムの構成を示すブロック図である。図4は、本発明にかかる指定席管理システムにより、着席した乗客に情報提供を行う画面の一例を示す図である。図5は、本発明にかかる指定席管理システムの、列車内に備えられた列車内データベースの例を示す図である。図6、図7、図8は、本発明にかかる指定席管理システムにより、乗車通知として電子メールを送信するそれぞれ第1、第2、第3の方法を示す図である。図9は、本発明にかかる指定席管理システムにより、乗車通知として送信する電子メールの例を示す図である。図10は、本発明にかかる指定席管理システムの処理フローを示すフローチャートである。図11は、本発明にかかる指定席管理システムにより、乗車通知として電子メールを送信するフローを示すフローチャートである。
図1は、本発明にかかる指定席管理システムは、列車内の客席及び車掌室に備えられたシステムとして運用されている。列車内の客席部分には、各々の座席に指定券等を挿入するカードフォルダ、タッチパネル式の液晶モニタ、乗客が着席したことを検知するセンサが設置されている。車掌室には、座席に備えられたこれらのシステムと接続された列車内サーバが設置されている。
乗客が列車に乗車して指定された座席に着席すると、指定券をカードフォルダに挿入する。乗客が座席に着席したことは、座席部分に設けられたセンサが検知し、所定の時間が経過した場合には「指定券をフォルダに挿入してください」と、当該座席に設けられた液晶モニタ上にメッセージを表示したり、メッセージを座席部分に設けられたスピーカから音声で通知することとしてもよい。尚、指定券は座席の指定情報を磁気部分に電子的に記憶した紙媒体の切符であってもよいし、指定情報の書換えが可能なICカードを用いてもよい。また、挿入型のカードフォルダに替えて、電子データを読取り可能な接触型又は非接触型のパネルなど、電子データの読取り可能な他の装置を用いてもよい。
カードフォルダでは指定券から指定された乗車日、列車番号、座席番号、乗車駅と降車駅等の座席指定情報を読取って、列車内サーバに格納された座席の予約データと一致するか否かを照合する。乗車区間の不一致、指定が入っていない座席への着席などは列車内サーバとの照合により確認するが、例えば座席番号の物理的な不一致等については、座席部分に当該座席の座席番号を記憶させておいてカードフォルダが読取った座席番号と照合し、座席部分において不一致の判定を行うこととしてもよい。
このように、指定券から読取った座席指定情報と座席番号が物理的に一致しない、又は予約されていない座席に着席しているなど、乗客の着席した座席が正規の座席でないと判定された場合には、当該座席に設けられた液晶モニタ上に「座席が誤っています」と表示される。座席部分にスピーカを設置しておいて、音声で座席の誤りを伝えることとしてもよい。
乗客が指定された正規の座席に着席すると、列車内サーバには当該座席についての乗車フラグがセットされる。車掌室においては当該乗車フラグの一覧を表示することが可能であり、乗務員は当該一覧をチェックすることで、列車内を巡回して検札を行わなくても着席状況の確認を行うことができる。
また、乗客が正規の乗客であると判定されると、当該座席部分の液晶モニタに乗車通知送信の要否についての案内が表示される。尚、座席部分の表示装置にはタッチパネル式の液晶モニタを用いることが、設置スペースや乗客の操作性の点からは好ましいが、他の表示装置やボタン式の入力装置などを用いるものであってもよい。
乗客が乗車通知の送信を選択すると、当該乗客が予め指定した送信先に対して、電子メール等により乗車通知が顧客端末に送信される。送信先の指定には、座席の予約時に申し出て指定券や予約管理システムに登録する、予め顧客データとして登録する、などいくつかの方法を用いることができる。乗車通知の本文は、「予定通り乗車しました」など定型のメッセージを用いてもよいし、送信先とともに乗客が予め登録したメッセージを用いてもよい。乗車通知は、例えば行き先での待ち合わせ相手、出張の場合は所属先のスケジュール管理担当者等に送信することとすれば、乗客は列車内のデッキに移動して携帯電話をかけるなどの方法によらなくても、予定通りの列車に乗車したことを容易に通知することができる。
さらに、乗客が正規の乗客であると判定されると、液晶モニタ上で様々な情報提供を行うことが可能になる。図4は、着席した乗客に情報提供を行う液晶モニタ上の画面の一例を示したものであるが、例えば「天気」の項目を選択すると、当該乗客の降車駅に関する情報に対応して列車内サーバから降車駅付近の気象情報を取得し、液晶モニタ上に気象情報を表示する。「到着時刻」の項目を選択すると、当該乗客の降車駅に関する情報に対応して列車内サーバから降車駅への到着予定情報を取得し、液晶モニタ上に到着予定時刻を表示する。
このように列車内サーバに格納される気象情報や到着予定情報は、随時更新されたものであることが好ましい。従って、駅などの拠点には中継サーバが設置されており、中継サーバには管理サーバから随時最新の情報が送信されて、中継サーバの設置地点に到着すると列車内サーバに最新データが送信されてデータの更新が行われる。管理サーバの地域情報等は、例えば降車駅付近の現地情報を支社サーバから取得するよう構成することができる。
図2は、上記のような列車の走行中におけるデータ送受信の概要を示したものである。情報の集中管理する管理サーバでは、例えば主要駅の存する地区の支社サーバから各々の地区の天候などの現地情報を、座席予約を管理する座席予約センターサーバからは列車の指定席の予約情報を、列車のダイヤ等の運行状況を管理する運行管理センターサーバからは列車の運行情報をそれぞれ随時取得して、列車に送信するための最新情報を管理している。管理センターからは駅やその他の拠点に設けられた中継サーバに対して、前記の最新情報を随時送信する。
列車の始発駅であるA駅においては、中継サーバAから列車内サーバに対して、停車予定駅付近に関する最新の天候等の現地情報、当該列車の座席の最新の予約情報が送信される。列車の運行情報については、実際の発車時刻を確認して乗務員が初期情報をセットすることとしてもよいし、同様に中継サーバAから取得することとしてもよい。乗客が各々指定席に着いて乗車フラグがセットされると、A駅出発時の着席情報が中継サーバに送信される。かかる着席情報は管理サーバから座席予約センターサーバに送信され、例えば予約されていた席に乗客が乗車せず空席が生じている場合には、次の駅以降でその空席に新たな予約を受付けることも可能になる。
次に、列車が走行中に通過する中継点Xにおいては、中継サーバXから列車内サーバに対して、最新の現地情報と運行情報が送信される。現地情報はA駅で取得されたものが更新され、運行情報は発車時に乗務員がセットしたもの、又はA駅で取得されたものが更新される。例えば運行に遅延が生じている場合には、遅延状況から各到着駅の到着予定時刻を予測し、乗客から要求されると最新情報を提供する。運行情報からの到着予定時刻の演算は、管理サーバ、中継サーバ、列車内サーバのいずれで行われてもよい。
次に、列車の停車駅であるB駅においては、中継サーバBから列車内サーバに対して、最新の現地情報、最新の予約情報、最新の運行情報が送信される。列車内サーバでは、これらの情報がそれぞれ更新され、以後は更新された情報が乗客に提供される。新たに乗客が乗車して乗車フラグがセットされると、B駅出発時の着席情報が中継サーバに送信される。かかる着席情報は管理サーバから座席予約センターサーバに送信され、以降の座席予約に反映することができる。
これまで説明した各部の構成を表したものが、図3のブロック図である。客席の座席に備えられたセンサ13が乗客の着席を検知し、又は液晶タッチパネル等の入出力部14が乗客の選択項目を受付け、又はカード読取部15がカードフォルダに挿入された指定券から座席指定情報を読取ると、各々を示すデータを制御部11において処理し、送受信部12より車掌室等の送受信部17に送信し、送受信部17でデータを受付けて制御部16により所定の処理が実行される。指定券から読取った座席指定情報であれば、列車内データベース19に格納された予約情報と照合し、一致する場合には乗車フラグがセットされ、一致しない場合には座席が誤りであることを乗客に通知する指示を送受信部12に向けて発信する。尚、送受信部12と送受信部17の接続は、データの送受信が可能であれば有線又は無線いずれの通信回線であってもよい。
図5は、列車内データベース19に格納された予約情報の一例を示している。指定券毎に設けられたレコードには、指定された号車、座席番号、乗車駅と降車駅などが記録されている。列車番号については、列車内データベース19に記録された時点で、どの列車のものであるかはおのずから特定される。乗車通知を送信するメールアドレスを、ここに登録しておいてもよい。乗車フラグのフィールドは、座席指定情報と予約情報が一致して乗客が指定された座席に着いたことが確認されると、例えば0から1に変更される。この乗車フラグのフィールドから座席の一覧表を作成して、車掌室等の入出力部18に表示することにより、列車内を巡回しなくても着席状況を確認することが可能になる。乗車フラグのフィールドには、例えばエラーが発生した座席には2を記録し、2の記録されたレコードの座席を識別できるよう表示することにより、不正乗車の可能性のある座席を特定することも可能になる。
列車内データベース19には、座席の予約情報の他に、停車予定駅付近の天候等の現地情報、停車予定駅の到着予定時刻等を格納して、これらの情報をカード読取部15から読取ったデータ、又は入出力部14からの要求に応じて送信して、入出力部14に表示することとしてもよい。これらの列車内データベース19に格納される情報は、管理センターシステム20から中継サーバ30を経て随時アップされる。
管理センターシステム20には、運行管理サーバ40から受付けた列車の最新の運行情報が運行情報データベース23に、座席予約サーバ50から受付けた列車の最新の予約情報が予約情報データベース24に、支社サーバ60から受付けた停車予定駅付近の最新の現地情報が現地情報データベース25に、それぞれ格納されている。これらの情報が更新されると、随時中継サーバ30に送信される。
また、乗客が指定の列車に乗車したことを確認する乗車通知を電子メールで送信する場合、列車内データベース19に乗車フラグがセットされると、当該予約を行った乗客が指定したメールアドレスを特定して、メールサーバ27から顧客端末70に電子メールが送信される。メールアドレスは、指定券に記憶された情報をカード読取部15から取得して用いてもよいし、予約時の情報として予約情報データベース24から取得してもよい。また、ICカード等を保有する顧客であれば予め顧客情報として指定のメールアドレスを顧客データベース26に登録しておき、ICカードから顧客の識別情報をカード読取部15から取得して、当該識別情報をキーに顧客データベース26からメールアドレスを取得することとしてもよい。
図9は、乗車通知として送信する電子メール本文の一例を示したものであるが、定型のメッセージに該当する列車番号や運行情報等を挿入することにより、乗客が特別な操作を行わなくても自動的にメール本文が作成される。顧客データベース26を用いる方式であれば、乗客の氏名も特定して挿入することができる。
図6〜図8を用いて、指定券に記録された座席指定情報の確認と、乗車通知として送信するメールの送信方法について、3つのパターンを説明する。尚、以下に説明する指定券の媒体のデータベースの組合せのパターンは本発明の実施形態の一例であって、本発明はここに説明するパターンに限定されるものではない。
図6では、指定券には磁気カード又は磁気ストライプを備えた紙媒体が用いられており、乗車日時と列車番号、号車番号と座席番号などの情報が、磁気部分に記憶されている。号車番号と座席番号について、乗客が着席して指定券を挿入した座席の座席情報と一致するか否か、乗車日時と列車番号、さらに号車番号と座席番号について列車内データベースに記憶された予約情報として、予約された座席と一致するか否かが確認される。着席情報は乗務員の操作端末上に、図6右下の例のように一覧表示される。
また、乗車日時と列車番号、さらに号車番号と座席番号から予約内容が特定されると、予約情報データベースの該当するレコードから予め登録された乗客の氏名と指定したメールアドレスを取得し、図9のような乗車確認メール本文が作成されて当該メールアドレス宛に送信される。乗車日時と列車番号から列車を特定し、当該列車の運行情報を運行情報データベースより取得して、列車の到着予定時刻などを乗車確認メールに加えてもよい。
図7では、指定券にはICカードが用いられており、ICカード所有者の顧客ID、乗車日時と列車番号、号車番号と座席番号などの情報が記憶されている。号車番号と座席番号について、乗客が着席して指定券を挿入した座席の座席情報と一致するか否か、乗車日時と列車番号、さらに号車番号と座席番号について列車内データベースに記憶された予約情報として、予約された座席と一致するか否かが確認される。着席情報は乗務員の操作端末上に、図7右下の例のように一覧表示される。
また、ICカード所有者の顧客IDを読取って、顧客データベースの該当するレコードから予め登録された顧客の氏名と指定したメールアドレスを取得し、図9のような乗車確認メール本文が作成されて当該メールアドレス宛に送信される。乗車日時と列車番号から列車を特定し、当該列車の運行情報を運行情報データベースより取得して、列車の到着予定時刻などを乗車確認メールに加えてもよい。
図8では、指定券にはICカードが用いられており、ICカード所有者の氏名、登録メールアドレス、乗車日時と列車番号、号車番号と座席番号などの情報が記憶されている。号車番号と座席番号について、乗客が着席して指定券を挿入した座席の座席情報と一致するか否か、乗車日時と列車番号、さらに号車番号と座席番号について列車内データベースに記憶された予約情報として、予約された座席と一致するか否かが確認される。着席情報は乗務員の操作端末上に、図8右下の例のように一覧表示される。
また、ICカード所有者の氏名、登録メールアドレスを読取って、図9のような乗車確認メール本文が作成されて当該メールアドレス宛に送信される。乗車日時と列車番号から列車を特定し、当該列車の運行情報を運行情報データベースより取得して、列車の到着予定時刻などを乗車確認メールに加えてもよい。
図10により、本発明にかかる指定席管理システムの処理フローについて説明する。まず、乗客が指定された座席を探して着席すると(S01)、センサが座席に乗客が着席したことを感知する(S02)。センサの感知から時間の経過をカウントし、例えば15秒以内に指定券等のカードがフォルダに挿入されたか否かを判定する(S03)。挿入されていない場合には、座席に設けられたディスプレイにエラー表示を行ってカードの挿入を促し(S04)、表示を見た乗客がカードを挿入する(S05)。
次に、カードから予め指定された列車番号、座席番号、乗車駅と降車駅などの情報を読取って、記憶された座席番号と実際の座席を特定する座席番号の一致を確認するとともに、読取られた座席指定情報が列車内データベースに記憶された予約情報と一致するかを確認する(S06)。一致しない場合には、座席に設けられたディスプレイに座席が誤りであることを示すエラー表示を行う(S07)。一致する場合には、正規の乗客が着席したと判断して、列車内データベースの各々の座席に対応するレコードに着席フラグがセットされるなど、列車内データベースの情報が更新される(S08)。
続いて、乗車確認通知として電子メールの送信を行うか、座席に設けられたディスプレイより選択するよう表示し(S09)、乗車確認メールの送信要求を受付けない場合には、そのまま処理を終了する。乗車確認メールの送信要求を受付けた場合には、乗車確認メールの送信指示をメールサーバに送信する(S10)。
図11により、本発明にかかる指定席管理システムにより、乗車通知として電子メールを送信するフローについて説明する。尚、以下の説明は電子メールを送信するフローの一例であって、先に説明したように乗車通知としての電子メールの送信方法にはいくつかのパターンが存在し、以下のフローに限定されるものではない。
まず、乗車確認メールの送信指示を受付けて(S11)、カードから読取った氏名、メールアドレス、列車番号を特定し(S12)、氏名及びメールアドレスからメール本文を作成して、メールアドレスを送信先にセットする(S13)。次に、カードから読取った乗車駅、降車駅を特定し(S14)、運行情報データベースを参照する(S15)。
運行情報データベースで、対応する運行情報が定刻通り運行しているかを判定して(S16)、定刻通りである場合には時刻表通りの降車駅の到着予定時刻を追加して、メール本文を作成する(S17)。定刻通りでない場合は、運行情報から降車駅の到着予定時刻を算出して(S18)、算出された到着予定時刻を追加してメール本文を作成する(S19)。このように作成された乗車確認メールを、セットされたメールアドレス宛に送信する(S20)。
本発明にかかる指定席管理システムの概要を示す図である。 本発明にかかる指定席管理システムの、走行中のデータ送受信の概要を示す図である。 本発明にかかる指定席管理システムの構成を示すブロック図である。 本発明にかかる指定席管理システムにより、着席した乗客に情報提供を行う画面の例を示す図である。 本発明にかかる指定席管理システムの、列車内に備えられた列車内データベースの例を示す図である。 本発明にかかる指定席管理システムにより、乗車通知として電子メールを送信する第1の方法を示す図である。 本発明にかかる指定席管理システムにより、乗車通知として電子メールを送信する第2の方法を示す図である。 本発明にかかる指定席管理システムにより、乗車通知として電子メールを送信する第3の方法を示す図である。 本発明にかかる指定席管理システムにより、乗車通知として送信する電子メールの例を示す図である。 本発明にかかる指定席管理システムの処理フローを示すフローチャートである。 本発明にかかる指定席管理システムにより、乗車通知として電子メールを送信するフローを示すフローチャートである。
符号の説明
10 列車内システム
11 制御部
12 送受信部
13 センサ
14 入出力部
15 カード読取部
16 制御部
17 送受信部
18 入出力部
19 列車内データベース
20 管理センターシステム
21 制御部
22 送受信部
23 運行情報データベース
24 予約情報データベース
25 現地情報データベース
26 顧客データベース
27 メールサーバ
30 中継サーバ
40 運行管理サーバ
50 座席予約サーバ
60 支社サーバ
70 顧客端末

Claims (15)

  1. 座席を指定して予約した乗物の乗物番号、座席番号、乗車場所、降車場所の少なくとも一つを含む座席指定情報を記憶した座席指定情報記憶媒体から前記座席指定情報を読取る乗物の座席に備えられた座席指定情報読取手段と、
    前記座席の座席番号と前記座席指定情報読取手段の読取った座席指定情報に含まれる座席番号が一致するかを判定する座席番号判定手段と、
    前記乗物の乗物番号にかかる座席番号別の予約情報を格納する運行中の乗物内に備えられた予約情報格納手段と、
    前記座席指定情報読取手段が読取った座席指定情報と、前記予約情報格納手段の前記座席指定情報に含まれる座席番号に対応する座席番号にかかる予約情報が一致するか否かを判定する予約情報判定手段と、
    前記座席番号判定手段又は前記予約情報判定手段の少なくとも一つが前記座席指定情報と前記予約情報が一致しないと判定すると、前記座席指定情報読取手段の備えられた座席の乗客に、着席した座席が誤りであることを通知する着席情報通知手段と、
    を備えることを特徴とする指定席管理システム。
  2. 前記座席番号判定手段が前記座席の座席番号と前記座席指定情報に含まれる座席番号が一致すると判定し、かつ前記予約情報判定手段が前記座席指定情報と前記予約情報が一致すると判定すると、前記予約情報格納手段の前記座席番号にかかるレコードに乗客が着席したことを示す着席フラグを記録する着席フラグ記録手段と、
    前記乗物の乗務員が操作する表示装置に、前記着席フラグを参照して前記乗物の座席の着席状況を表示する着席状況表示手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1記載の指定席管理システム。
  3. 前記座席に備えられた、前記座席に乗客が着席したことを検知する着席検知手段と、
    前記着席検知手段が乗客の着席を検知してから所定の時間が経過しても前記座席指定情報読取手段が前記座席指定情報を読取らない場合に、前記座席の乗客に前記座席指定情報を読取るための操作を要求する読取操作要求手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1又は2記載の指定席管理システム。
  4. 前記座席に着席した乗客からの乗車通知の送信要求を受付ける乗車通知受付手段と、
    前記送信要求を受付けて前記乗車通知を作成する乗車通知作成手段と、
    前記乗客の指定した送信先に前記乗車通知を送信する乗車通知送信手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1乃至3記載の指定席管理システム。
  5. 前記乗物番号及び座席番号に対応する前記乗車通知の送信先を格納する送信先情報格納手段と、
    前記座席指定情報読取手段が読取った座席情報から前記送信先情報格納手段を参照して、前記乗車通知の送信先を特定する送信先特定手段と、を備えていて、
    前記乗車通知送信手段は、前期送信先特定手段の特定した送信先に前記乗車通知を送信すること
    を特徴とする請求項4記載の指定席管理システム。
  6. 乗客の識別情報と前記乗客が指定する前記乗車通知の送信先を関連付けて格納する送信先情報格納手段と、
    前記座席指定情報読取手段が読取った座席指定情報から前記送信先情報格納手段を参照して、前記乗車通知の送信先を特定する送信先特定手段と、を備えていて、
    前記座席指定情報記憶媒体には前記座席指定情報記憶媒体を保有する乗客の識別情報が記憶されており、
    前記座席指定情報読取手段は、前記識別情報を前記座席指定情報として読取って、
    前記送信先特定手段は、前記識別情報に対応する送信先を特定すること
    を特徴とする請求項4記載の指定席管理システム。
  7. 前記座席指定情報記憶媒体には前記送信先が記憶されており、
    前記座席指定情報読取手段は、前記送信先を前記座席指定情報として読取って、
    前記乗車通知送信手段は、前記座席指定情報に含まれる送信先に前記乗車通知を送信すること
    を特徴とする請求項4記載の指定席管理システム。
  8. 前記乗物の降車場所に関連する地域の地域情報を格納する地域情報格納手段と、
    座席に着席した乗客が読取り可能な表示装置に前記地域情報を取得して表示する地域情報表示手段と、を備えていて、
    前記座席指定情報読取手段は、前記座席指定情報記憶媒体に記憶された降車場所を前記座席指定情報として読取って、
    前記地域情報表示手段は、前記降車場所に対応する前記地域情報を前記地域情報格納手段から取得して表示すること
    を特徴とする請求項1乃至3記載の指定席管理システム。
  9. 前記地域情報格納手段は乗物内に備えられていて、
    前記地域情報の更新情報を前記乗物外から取得して前記地域情報を更新する地域情報更新手段を備えること
    を特徴とする請求項8記載の指定席管理システム。
  10. 前記乗物の運行状況に関する運行情報を格納する運行情報格納手段と、
    座席に着席した乗客が読取り可能な表示装置に到着予定情報を表示する到着予定情報表示手段と、を備えていて、
    前記座席指定情報読取手段は、前記座席指定情報記憶媒体に記憶された降車場所を前記座席指定情報として読取って、
    前記運行情報表示手段は、前記降車場所と前記運行情報格納手段から取得した運行情報を用いて作成した到着予定情報を表示すること
    を特徴とする請求項1乃至3記載の指定席管理システム。
  11. 前記運行情報格納手段は乗物内に備えられていて、
    前記運行情報の更新情報を乗物外から取得して前記運行情報を更新する運行情報更新手段を備えること
    を特徴とする請求項10記載の指定席管理システム。
  12. 前記乗物の降車場所別の到着予定情報を格納する乗物内に備えられた到着予定情報格納手段と、
    座席に着席した乗客が読取り可能な表示装置に前記到着予定情報を表示する到着予定情報表示手段と、
    前記到着予定情報の更新情報を前記乗物外から取得して前記到着予定情報を更新する到着予定情報更新手段と、を備えていて、
    前記座席指定情報読取手段は、前記座席指定情報記憶媒体に記憶された降車場所を前記座席指定情報として読取って、
    前記到着予定情報表示手段は、前記降車場所に対応する到着予定情報を前記到着予定情報格納手段から取得して表示すること
    を特徴とする請求項1乃至3記載の指定席管理システム。
  13. 乗物の座席に備えられた座席指定情報読取手段が、座席を指定して予約した乗物の乗物番号、座席番号、乗車場所、降車場所の少なくとも一つを含む座席指定情報を記憶した座席指定情報記憶媒体から前記座席指定情報を読取るステップと、
    座席番号判定手段が、前記座席の座席番号と前記座席指定情報読取手段の読取った座席指定情報に含まれる座席番号が一致するかを判定するステップと、
    予約情報判定手段が、前記座席指定情報読取手段が読取った座席指定情報と、運行中の乗物内に備えられた前記乗物の乗物番号にかかる座席番号別の予約情報を格納する予約情報格納手段から取得した前記座席指定情報に含まれる座席番号に対応する座席番号にかかる予約情報が一致するか否かを判定するステップと、
    前記座席番号判定手段又は前記予約情報判定手段の少なくとも一つが照合した情報が一致しないと判定すると、着席情報通知手段が、前記座席指定情報読取手段の備えられた座席の乗客に、着席した座席が誤りであることを通知するステップと、
    を有することを特徴とする指定席管理の方法。
  14. 前記座席番号判定手段が前記座席の座席番号と前記座席指定情報に含まれる座席番号が一致すると判定し、かつ前記予約情報判定手段が前記座席指定情報と前記予約情報が一致すると判定すると、着席フラグ記録手段が、前記予約情報格納手段の前記座席番号にかかるレコードに乗客が着席したことを示す着席フラグを記録するステップと、
    着席状況表示手段が、前記乗物の乗務員が操作する表示装置に、前記着席フラグを参照して前記乗物の座席の着席状況を表示するステップと、
    を有することを特徴とする請求項13記載の指定席管理の方法。
  15. 前記座席に備えられた着席検知手段が、前記座席に乗客が着席したことを検知するステップと、
    前記着席検知手段が乗客の着席を検知してから所定の時間が経過しても前記座席指定情報読取手段が前記座席指定情報を読取らない場合に、読取操作要求手段が、前記座席の乗客に前記座席指定情報を読取るための操作を要求するステップと、
    を有することを特徴とする請求項13又は14記載の指定席管理の方法。
JP2003374516A 2003-11-04 2003-11-04 指定席管理システム及び指定席管理の方法 Pending JP2005141309A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003374516A JP2005141309A (ja) 2003-11-04 2003-11-04 指定席管理システム及び指定席管理の方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003374516A JP2005141309A (ja) 2003-11-04 2003-11-04 指定席管理システム及び指定席管理の方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005141309A true JP2005141309A (ja) 2005-06-02

Family

ID=34686210

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003374516A Pending JP2005141309A (ja) 2003-11-04 2003-11-04 指定席管理システム及び指定席管理の方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005141309A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007199589A (ja) * 2006-01-30 2007-08-09 Hitachi Ltd 移動体内情報表示システム
JP2009258835A (ja) * 2008-04-14 2009-11-05 Nec Fielding Ltd 身体的弱者を優先的に席に座らせる身体的弱者優先席着座システム、方法及びプログラム
JP2010097580A (ja) * 2008-10-18 2010-04-30 K D K Kk 特定人物のみを着席可能とした優先座席
JP2011210125A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Ns Solutions Corp 情報処理装置、表示制御システム、表示制御方法及びプログラム
DK178112B1 (en) * 2013-12-17 2015-05-26 Aporta Digital Aps System, passenger train, method for assisting a passenger to locate a seat on a train
JP2015204114A (ja) * 2014-04-11 2015-11-16 富士通株式会社 バス乗車方法及びモバイル装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007199589A (ja) * 2006-01-30 2007-08-09 Hitachi Ltd 移動体内情報表示システム
JP2009258835A (ja) * 2008-04-14 2009-11-05 Nec Fielding Ltd 身体的弱者を優先的に席に座らせる身体的弱者優先席着座システム、方法及びプログラム
JP2010097580A (ja) * 2008-10-18 2010-04-30 K D K Kk 特定人物のみを着席可能とした優先座席
JP2011210125A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Ns Solutions Corp 情報処理装置、表示制御システム、表示制御方法及びプログラム
DK178112B1 (en) * 2013-12-17 2015-05-26 Aporta Digital Aps System, passenger train, method for assisting a passenger to locate a seat on a train
JP2015204114A (ja) * 2014-04-11 2015-11-16 富士通株式会社 バス乗車方法及びモバイル装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1109414A2 (en) Improvements in or relating to information transmission systems
US20070078691A1 (en) Vacant seat reservation system
JP4867613B2 (ja) 優先席管理システム、優先席管理方法、および優先席管理プログラム
WO2015090328A1 (en) System, passenger train, method and software product for assisting a passenger to locate a seat on a train
US10994633B2 (en) Method and system for monitoring occupancy of a seat arranged in a transportation vehicle
JP2010231549A (ja) 乗客表示システム、プログラム、及び、携帯情報端末
JP2006018550A (ja) 検札機能を備えた座席案内システム並びに検札及び座席案内方法
JP2006195673A (ja) 予約処理システム、予約処理方法、およびコンピュータプログラム
JP2005141309A (ja) 指定席管理システム及び指定席管理の方法
JP2002298288A (ja) 運行管理システム及び通信端末装置
JP5265428B2 (ja) 座席予約管理システム及び座席予約管理方法
JP4463755B2 (ja) 携帯電話端末管理システム、携帯電話端末管理方法、およびコンピュータプログラム
JP2005250952A (ja) バスの制御装置とバス運行管理装置とバス運行管理システム
JP2007323123A (ja) 誤乗車防止システム及び誤乗車防止方法
JP2002063301A (ja) 情報表示システム及び方法
JP7362330B2 (ja) チケットシステム及びチケット管理方法
JP6359871B2 (ja) 乗務員評価システム
JP2004322960A (ja) 列車情報配信システム及び電子乗車券情報を用いた予約システム
JP3977309B2 (ja) 情報検索装置、情報検索方法、およびこの方法をコンピュータに実行させる情報検索プログラム
JP2002236727A (ja) 座席管理システム
JP3759896B2 (ja) 配車システム
JP7186841B1 (ja) 乗客管理装置、乗客管理システム、乗客管理方法及びプログラム
JP2007182168A (ja) 通知システム及びこれに用いるコンピュータ、通知方法、プログラム
JP2005085217A (ja) 乗合交通機関の空席案内・予約方法及びそのシステム
JP2009282596A (ja) 配車システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061017

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090714

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20091126