JP2005141038A - 画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 原稿搬送部の開放を補助する付勢手段の付勢力を規制するとともに、装置本体及び規制手段の変形や破損を防止できる画像形成装置を提供する。
【解決手段】 18はヒンジスプリングの付製力を規制する側面がL字型の金属製の規制手段であり、その一端が原稿搬送部を支持するフレーム19に支点8cを中心に回動可能に支持されている。規制手段18の他端には係止バー20が設けられており、原稿搬送部を開放方向に操作して所定の角度となったとき、係止バー20がストッパー12の係止面12aとヒンジベース4aの背面との間に挟まれることにより、支点8aの回動が制限され、原稿搬送部がその角度で保持される。さらに原稿搬送部が開放する方向若しくは閉じる方向に所定の負荷が加わると、支点8cを中心に規制手段18が矢印B方向に回動し、係止バー20がストッパー12から離脱して原稿搬送部はさらに開放する方向若しくは閉じる方向に回動する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、画像読取部に対して原稿搬送部を回動可能に設け、原稿搬送部の回動を補助する付勢手段と、付勢手段の付勢力を規制する規制手段とを備えた画像読取装置に関し、特に規制手段或いは装置本体の破損防止方法に関する。
従来、複写機やファクシミリ等の画像形成装置において、画像読取部の上方に原稿を押さえるための原稿押さえ部を開閉可能に配置して、原稿の載置及び交換や画像読取部に対するメンテナンス等を行う際に、原稿押さえ部を開放することができるような機構が用いられている。最近では、原稿押さえ部に複数の原稿を順次画像読取部に搬送するオートドキュメントフィーダーを備え、原稿搬送部として機能する装置も多くなっている。このような画像読取装置を図8に示す。同図において、1は原稿画像を読み取る画像読取部であり、その上面には原稿をセットする原稿台としてのコンタクトガラス2が設けられている。3は複数の原稿を順次画像読取部1に搬送する原稿搬送部であり、ヒンジ部4を介して画像読取部1に対し矢印方向に開閉自在に支持されている。
図8の画像読取装置のヒンジ部周辺の拡大図を図9に示す。同図において、原稿搬送部3は図示しないヒンジスプリング等の付勢手段により開放方向に付勢されており、ヒンジ部4は画像読取部1側に固定されるヒンジベース4aと、原稿搬送部3側に固定されるヒンジ上部材4bから構成される。ヒンジベース4aは、画像読取部1の内部に設けられた支柱5に連結ピン6により固定されている。これにより、原稿搬送部3の開閉動作により発生する回転モーメントは支柱5に作用して分散され、画像読取部1のフレームには直接作用しないため、フレームの変形や破損を抑制する。7は原稿搬送部3の開閉を検知する開閉検知ボタンである。
このような画像読取装置においては、特に高速処理が可能な装置の場合、積載可能な最大原稿量が多くなるため、それだけ原稿搬送部が大きくなり重量も重くなる。そこで、原稿搬送部の開放を補助するコイルバネやトーションバー等の付勢手段が設けられるのが一般的である。これにより、重量の大きな原稿搬送部であっても、ユーザが軽い力で容易に開放動作を行えるようにしている。しかし、付勢手段と原稿搬送部の重量とのバランスが適当でない場合には、原稿搬送部を開放する動作の最終段階で急激に開放方向に大きな力が作用し、原稿搬送部を画像読取部に支持するヒンジ部に大きな力が加わり、画像読取部のフレームに歪みが生じることがある。そのため、原稿搬送部或いは画像読取部本体やそれらに設けられた部品が位置ずれを起こし、読み取り画像の画質に悪影響を与えるという問題点があった。
そこで、付勢手段の付勢力を規制する規制手段を設けて付勢力を調整する方法が提案されており、特許文献1には、付勢手段としてトーションバーを用い、規制手段としてトーションバーの付勢力と反対方向に付勢力が働く弾性部材を用いてトーションバーの付勢力を調整する方法が開示されている。また、特許文献2には、読取装置(原稿搬送部)と記録装置(画像読取部)との間に読取装置の最大開き角度を規制する金属製のストッパーを設け、そのストッパーに開き角度を所定角度に保持する樹脂製のロック機構を設けた画像形成装置が開示されている。
しかしながら、特許文献1の方法では、原稿搬送部内に規制手段である弾性部材の配置スペースを設ける必要があり、原稿搬送部が大型になってしまう。また、特許文献2の方法では、ヒンジ部を介して開閉する原稿搬送部の最大開放角度をストッパーによって規制すると、特に原稿搬送部の重量が重い場合には、付勢手段の付勢力を強くする必要があるため、原稿搬送部の開放角度を最大としたときに原稿搬送部の回転モーメントがストッパー或いはストッパーを支持する画像読取部に直接加わり、ストッパー或いは画像読取部自体の変形や破損につながるという問題点があった。
特開2002−330243号公報 特開2001−296710号公報
本発明は、上記問題点に鑑み、重量の重い原稿搬送部の開放を補助する付勢手段の付勢力を規制手段により規制するとともに、規制手段及び装置本体の変形や破損を防止できる画像読取装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、原稿を載置する原稿台と、前記原稿台の上部に設けられ原稿を搬送する原稿搬送部と、前記原稿台の下部に設けられ前記原稿台上或いは前記原稿搬送部により搬送される原稿画像を読み取る画像読取部と、前記原稿搬送部を前記画像読取部に対して回動自在に保持するヒンジ部と、前記原稿搬送部を開放方向に付勢する付勢手段と、前記原稿搬送部が開放されるときに前記付勢手段の付勢力を規制する規制手段と、を備えた画像読取装置において、前記規制手段は、前記原稿搬送部を全開放範囲内の所定角度開放された状態で保持するロック機構を備えており、該ロック機構が作動している状態から、前記原稿搬送部の開放する方向若しくは閉じる方向に所定の負荷が加わると、前記ロック機構が解除されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像読取装置において、前記規制手段は、一端が前記原稿搬送部に原稿搬送部の開閉方向に回転可能に支持され、他端に前記ヒンジ部に係止する係止部が設けられたL字型部材であることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像読取装置において、前記ヒンジ部は複数の回動支点を有し、前記原稿搬送部が閉じる方向に2段階以上に屈折する構成となっており、前記ロック機構が作動している状態から、前記ヒンジ部の回動支点に前記原稿搬送部が閉じる方向に所定の負荷が加わると、前記ヒンジ部が2段階以上に屈折することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像読取装置において、前記ヒンジ部は前記画像読取部に固定されるヒンジベースと、前記原稿搬送部に固定されるヒンジ上部材と、前記ヒンジベースと前記ヒンジ上部材との間に設けられるヒンジ下部材とから構成され、前記ヒンジ下部材は第1の支点を中心に前記ヒンジベースに回転可能に連結され、前記ヒンジ上部材は第2の支点を中心に前記ヒンジ下部材に回転可能に連結されており、前記ロック機構が作動している状態から、前記第1の支点に前記原稿搬送部が閉じる方向に所定の負荷が加わると、前記ヒンジ上部材が前記第2の支点を中心に回転して前記ヒンジ下部材から離間することにより、前記ヒンジ部が2段階に屈折することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像読取装置において、前記ロック機構は、前記原稿搬送部が所定角度開放され、前記係止部が前記ヒンジ部の背面に設けられたストッパーにより係止されることにより作動し、前記ロック機構が作動している状態から、前記原稿搬送部の開放する方向若しくは閉じる方向に所定の負荷が加わると、前記L字型部材が前記原稿搬送部の閉じる方向に回転して前記係止部と前記ストッパーの係止が解除されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像読取装置において、前記ロック機構は、前記原稿搬送部が所定角度開放され、前記係止部が前記ヒンジ部の背面に設けられたストッパーと前記ヒンジベース背面との間に挟まれることにより作動し、前記ロック機構が作動している状態から、前記原稿搬送部の開放する方向若しくは閉じる方向に所定の負荷が加わると、前記ヒンジ上部材の後端部が前記L字型部材を原稿搬送部の閉じる方向に回転するように押圧して前記係止部と前記ストッパーの係止が解除されることを特徴としている。
本発明の第1の構成によれば、原稿搬送部を開放する際にヒンジスプリングにより急激に大きな付勢力が作用した場合でも、原稿搬送部を所定角度に保持するロック機構が作動することにより、ヒンジ部或いは装置本体の変形や破損を防止するとともに、ロック機構が作動した状態で開放方向若しくは閉じる方向に所定の負荷が加わると、ロック機構が解除されることにより、更に開閉方向の大きな力が作用しても、規制手段の変形や破損を防止することができる。
また、本発明の第2の構成によれば、上記第1の構成の画像形成装置において、規制手段を簡易な構造の部材で構成したことにより、付勢手段の付勢力の規制及びヒンジ部或いは装置本体の変形や破損の防止を簡便且つ低コストで実現することができる。
また、本発明の第3の構成によれば、上記第1又は第2の構成の画像形成装置において、ヒンジ部が原稿搬送部の閉じる方向に2段階以上に屈折する構成としたことにより、ブック原稿等の厚みのある原稿を載置した場合でも、ヒンジ部に加わる負荷を軽減してヒンジ部の破損を防止することができる。
また、本発明の第4の構成によれば、上記第3の構成の画像形成装置において、ヒンジ部をヒンジベース、ヒンジ上部材、及びヒンジ下部材とから構成し、ヒンジ上部材及びヒンジベースは、それぞれ異なる支点を中心にヒンジ下部材に回転可能に連結されることとしたので、より簡単な構造でヒンジ部に加わる負荷を軽減することができる。
また、本発明の第5の構成によれば、上記第2乃至第4のいずれかの構成の画像形成装置において、規制手段のロック機構を簡単な構成としたことにより、規制手段或いは装置本体の変形や破損を簡便に防止できるとともに、規制手段が破損、変形した場合でも交換する部品が少なく、メンテナンス作業が容易となってコストも安価となる。
また、本発明の第6の構成によれば、上記第4の構成の画像形成装置において、L字型部材を原稿搬送部の閉じる方向に回転するように押圧してロック機構を解除することにより、より簡単な構成でロック機構の解除が可能となる。
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は本発明に用いられるヒンジ部4の背面斜視図であり、図2はヒンジ部4の側面図である。図3はヒンジ部4を図1の矢印A方向から見た正面図である。図に示すように、ヒンジ部4は、ヒンジベース4a及びヒンジ上部材4b、ヒンジ下部材4cから構成されている。ヒンジベース4aの底面には連結ピンを挿入するピン孔(図示せず)が設けられ、ヒンジベース4aは図7に示したように連結ピンにより画像読取部1内の支柱に固定される。
ヒンジベース4aとヒンジ下部材4cは支点8aを中心に回動可能に連結され、ヒンジ上部材4bとヒンジ下部材4cは支点8bを中心に回動可能に連結されている。ヒンジ上部材4bの上面には複数のビス穴9が設けられており、ヒンジ上部材4bは原稿搬送部を支持するフレームにビス固定される。ヒンジ上部材4bの後端部はヒンジ下部材4cの後端部10よりも長く延びて突起部11を形成し、ヒンジ下部材4cの後端部10は、前記ヒンジ上部材の突起部に相当する部分が内側に90°折り曲げられて形成されている。ヒンジベース4aの背面にはヒンジ下部材4cの後端部10を係止するためのストッパー12が固定されている。ストッパー12の係止面12aは、ヒンジベース4aの背面に対し所定の角度だけ傾斜するように設けられており、後端部10が当接することによりヒンジ部4の開放角度を規制する。即ち、後端部10が係止面12aに当接した状態でのヒンジ部4の開放角度が原稿搬送部の最大開放角度となる。
また、図3に示すように、ヒンジ下部材4cの内部には原稿搬送部を開放方向に付勢する2本のヒンジスプリング13が収納されている。14はヒンジスプリング13をヒンジ下部材4cの内部に保持する樹脂製のスプリング保持部材であり、ヒンジスプリング13の上下を覆うように設けられている。このヒンジスプリング13の付勢力は原稿搬送部の重量に応じて適宜選択される。ヒンジベース4aの内部にはヒンジ部4の開閉動作を円滑に行うための樹脂製のカム15が設けられている。16はヒンジ上部材4bを原稿搬送部に固定するための取付部であり、17はスプリング保持部材14をヒンジ下部材4c内で支持する支持部である。
原稿搬送部の開閉動作を行う場合、通常ヒンジ部4は支点8aを中心に回動するが、書籍等の厚みのある原稿(以下、ブック原稿という)を画像読取部のコンタクトガラス上に載置して閉動作を行う場合は、図2に示すようにヒンジ上部材4bとヒンジ下部材4cは支点8bを中心に回動し、ヒンジ部4は2段階に屈折することとなる。ヒンジ下部材4cを設けずにヒンジベース4aとヒンジ上部材4bを直接連結させることも可能であるが、ヒンジ下部材4cを設けることにより、厚みのある原稿を載置した場合にも、ヒンジ部4の支点8aに過大な負荷が掛からず、且つ原稿を確実に押さえてコンタクトガラスに密着させることが可能となるためより好ましい。なお、この例においてはヒンジ下部材4cを1つ設けているが、ヒンジ下部材4cを複数設けて順次異なる回動支点で連結させ、ヒンジ部4全体として多段階に屈折するようにしておけば、支点8aに掛かる負荷をより低減させ、且つ原稿を一層確実にコンタクトガラスに密着させることが可能となる。
次に、付勢力を規制する規制手段及び原稿搬送部を所定角度に保持するロック機構について説明する。図4は、本発明の画像読取装置におけるロック機構作動時のヒンジ部周辺の構造を示す構成図である。同図において、18はヒンジスプリングの付製力を規制する側面がL字型の金属製の規制手段である。19は原稿搬送部(図示せず)を支持するフレームであり、原稿搬送部と共にヒンジ部4を中心として回動する。規制手段18はその一端がフレーム19に支点8cを中心に回動可能に支持されている。規制手段18の他端には係止バー20が設けられている。
本発明に用いられる規制手段の構造を図5に示す。図5(a)は規制手段18の側面図であり、図5(b)は規制手段18を図5(a)の矢印方向から見た正面図である。図に示すように、規制手段18は矩形の金属板をL字型に折り曲げた形状をしており、L字型を形成する各面の左右両端部には側面部18a、18bが左右対称に設けられている。L字型の一方の面(図の上側)に設けられた側面部18aには、ピン穴18cが左右対称に設けられ、原稿搬送部を支持するフレーム19に図示しないピンにより上下に回転可能に支持される。また、他方の面(図の下側)に設けられた側面部18bには、係止バー20が橋渡し状に固定されている。なお、規制手段18の形状はこれに限定されるものではなく、本発明の目的の範囲内で適宜変更可能である。
いま、原稿搬送部を全閉状態から開方向に操作して図4の角度となったとする。このとき、係止バー20がストッパー12の係止面12aとヒンジベース4aの背面との間に挟まれることにより、支点8aの回動が制限され、原稿搬送部がその角度で保持される。これにより、原稿搬送部を開放する際にヒンジスプリングにより急激に大きな付勢力が作用した場合でも、最大開放角度まで開放される前にロック機構が作動することにより、開放時にヒンジ部4の支点やストッパー12に過大な負荷が掛かり、ヒンジ部4或いはストッパー12が変形や破損するのを防止できる。また、原稿搬送部を所定の角度で保持できるため、原稿のセットや交換を行う場合の作業効率が向上する。
次に、ロック機構の解除動作について説明する。図4の状態からさらに原稿搬送部の開放方向に所定の負荷が加わると、図6に示すように、原稿搬送部と共にフレーム19が支点8aを中心に矢印A方向に回動することにより、フレーム19に固定されたヒンジ上部材4bも矢印A方向に回動する。同時にヒンジ上部材4bの後部に設けられた突起部11が下がり、規制手段18の下部側面部分(図5の18b)が後方(図6の右方向)に押されるため、支点8cを中心に規制手段18が矢印B方向に回動し、係止バー20が係止面12aから離脱してロック機構は解除される。ロック機構が解除された原稿搬送部は、開放角度がさらに広がる方向に回動し、ヒンジ下部材4cの後端部10が係止面12aに当接することにより最大開放角度で保持される。
これにより、ロック機構作動状態からさらに開放方向に所定の負荷が掛かった場合にはロック機構が自動的に解除されるため、ヒンジ部4や規制手段18等の部品或いは画像形成装置本体の変形や破損を防止することができる。一方、図4の状態から原稿搬送部の閉方向に負荷が加えられた場合は、規制手段18がフレーム19と共に上方向に持ち上げられるため、係止バー20が係止面12aから離脱してロック機構は解除される。従って、ユーザは原稿搬送部の重量を利用して比較的小さい力で原稿搬送部を全閉状態にすることができる。
また、ロック機構作動状態からブック原稿を画像読取部のコンタクトガラス上に載置して閉動作を行う場合は、図7に示すようにヒンジ上部材4bとヒンジ下部材4cは支点8bを中心に矢印A方向に回動し、ヒンジ部4は支点8a及び8bにおいて2段階に屈折することとなる。これにより、ブック原稿を載置時に原稿搬送部に閉方向の力が加えられた場合でも、ヒンジ部4の支点8aに過大な負荷が掛かることがなく、且つブック原稿を確実に押さえることが可能となる。さらに、ヒンジ上部材4bの後部に設けられた突起部11が上がり、規制手段18の上部側面部分(図5の18a)が上方(図7の上方向)に押されるため、規制手段18は矢印B方向に回転する。そして係止バー20が係止面12aから離脱してロック機構が解除され、ロック機構の破損も防止する。
なお、上記構成によれば、仮に限界以上の負荷が原稿搬送部に加えられた場合でもヒンジ部4やストッパー12、或いは規制手段18等の部品が破損することにより、画像読取装置1のフレームが変形することがないため、交換部材が少なくなりメンテナンス性が向上する。また、規制手段18をヒンジ部4や画像読取部1のフレームよりも軟質或いは厚みの薄い金属板で作製し、規制手段18のみが破損するようにしておけば、ヒンジ部4や画像読取部1の変形や破損を更に効果的に防止できる。
本発明は、原稿を載置する原稿台と、原稿台の上部に設けられ原稿を搬送する原稿搬送部と、原稿台の下部に設けられ原稿台上或いは原稿搬送部により搬送される原稿画像を読み取る画像読取部と、原稿搬送部を画像読取部に対して回動自在に保持するヒンジ部と、原稿搬送部を開放方向に付勢する付勢手段と、原稿搬送部が開放されるときに付勢手段の付勢力を規制する規制手段とを備えた画像読取装置において、規制手段は、原稿搬送部を全開放範囲内の所定角度開放された状態で保持するロック機構を備えており、該ロック機構が作動している状態から、前記原稿搬送部の開放する方向若しくは閉じる方向に所定の負荷が加わると、ロック機構が解除されることとする。
これにより、原稿搬送部を開放する際にヒンジスプリングにより急激に大きな付勢力が作用した場合でも、最大開放角度まで開放される前にロック機構が作動することにより、ヒンジ部或いは装置本体の変形や破損を防止するとともに、ロック機構作動時にさらに開放する方向若しくは閉じる方向に負荷が加えられた場合はロック機構が解除されるため、ロック機構を備える規制手段の破損も防止することができる。また、原稿の載置や交換時にはロック機構により作業効率が向上する。
また、規制手段は、一端が前記原稿搬送部に原稿搬送部の開閉方向に回転可能に支持され、他端にヒンジ部に係止する係止部が設けられたL字型部材であることにより、ロック機構を備えた規制手段を簡単な構造の部材で構成でき、付勢力の調節に加えてヒンジ部或いは装置本体の変形や破損の防止が簡便且つ低コストで実現可能となる。
また、ヒンジ部が原稿搬送部の閉じる方向に2段階以上に屈折する構成としたことにより、ブック原稿等の厚みのある原稿を載置した場合でも、原稿搬送部の閉じる方向にヒンジ部に加わる負荷を軽減してヒンジ部或いは装置本体の変形や破損を防止することができる。
また、ヒンジ部をヒンジベース、ヒンジ上部材、及びヒンジ下部材から構成し、ヒンジ上部材及びヒンジベースは、それぞれ異なる支点を中心にヒンジ下部材に回転可能に連結されることとしたので、簡単な構造でヒンジ部を2段階に屈折可能とし、ヒンジ部に加わる負荷をより効果的に軽減することができる。
また、ロック機構は、原稿搬送部が所定角度開放され、L字型部材の係止部がヒンジ部の背面に設けられたストッパーにより係止されることにより作動し、ロック機構が作動した状態から、原稿搬送部の開放する方向若しくは閉じる方向に所定の負荷が加わると、L字型部材が原稿搬送部の閉じる方向に回転して係止部とストッパーの係止が解除されることにより、ヒンジ部或いは装置本体の変形や破損を簡便に防止できるとともに、ロック機構の破損も防止することができ、仮にロック機構が破損した場合でも規制手段であるL字型部材の交換のみで修復が可能となり、メンテナンス作業が容易且つ低コストとなる。
また、L字型部材を原稿搬送部の閉じる方向に回転するように押圧してロック機構を解除可能とすることにより、簡単な構造でロック機構の解除が可能な画像形成装置を低コストで提供することができる。
は、本発明に用いられるヒンジ部の背面斜視図である。 は、ヒンジ部の側面図である。 は、ヒンジ部の正面図である。 は、本発明の画像読取装置におけるロック機構作動時のヒンジ部周辺の構成を示す概略図である。 は、本発明に用いられる規制手段の一例を示す概略図である。 は、原稿搬送部の開放方向に負荷が加えられた場合のロック機構解除動作を示す概略図である。 は、ブック原稿が載置され、原稿搬送部の閉方向に負荷が加えられた場合のロック機構解除動作を示す概略図である。 は、従来の画像形成装置の構成を示す概略図である。 は、従来の画像形成装置のヒンジ部周辺の構成図である。
符号の説明
1 画像読取部
2 コンタクトガラス
3 原稿搬送部
4 ヒンジ部
4a ヒンジベース
4b ヒンジ上部材
4c ヒンジ下部材
5 支柱
8a〜8c 支点
10 後端部
11 突起部
12 ストッパー
12a 係止面
13 ヒンジスプリング
14 スプリング保持部材
15 カム
18 規制手段
19 フレーム
20 係止バー

Claims (6)

  1. 原稿を載置する原稿台と、
    前記原稿台の上部に設けられ原稿を搬送する原稿搬送部と、
    前記原稿台の下部に設けられ前記原稿台上或いは前記原稿搬送部により搬送される原稿画像を読み取る画像読取部と、
    前記原稿搬送部を前記画像読取部に対して回動自在に保持するヒンジ部と、
    前記原稿搬送部を開放方向に付勢する付勢手段と、
    前記原稿搬送部が開放されるときに前記付勢手段の付勢力を規制する規制手段と、を備えた画像読取装置において、
    前記規制手段は、前記原稿搬送部を全開放範囲内の所定角度開放された状態で保持するロック機構を備えており、該ロック機構が作動している状態から、前記原稿搬送部の開放する方向若しくは閉じる方向に所定の負荷が加わると、前記ロック機構が解除されることを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記規制手段は、一端が前記原稿搬送部に原稿搬送部の開閉方向に回転可能に支持され、他端に前記ヒンジ部に係止する係止部が設けられたL字型部材であることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記ヒンジ部は複数の回動支点を有し、前記原稿搬送部が閉じる方向に2段階以上に屈折する構成となっており、前記ロック機構が作動している状態から、前記ヒンジ部の回動支点に前記原稿搬送部が閉じる方向に所定の負荷が加わると、前記ヒンジ部が2段階以上に屈折することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記ヒンジ部は前記画像読取部に固定されるヒンジベースと、前記原稿搬送部に固定されるヒンジ上部材と、前記ヒンジベースと前記ヒンジ上部材との間に設けられるヒンジ下部材とから構成され、
    前記ヒンジ下部材は第1の支点を中心に前記ヒンジベースに回転可能に連結され、前記ヒンジ上部材は第2の支点を中心に前記ヒンジ下部材に回転可能に連結されており、
    前記ロック機構が作動している状態から、前記第1の支点に前記原稿搬送部が閉じる方向に所定の負荷が加わると、前記ヒンジ上部材が前記第2の支点を中心に回転して前記ヒンジ下部材から離間することにより、前記ヒンジ部が2段階に屈折することを特徴とする請求項3に記載の画像読取装置。
  5. 前記ロック機構は、前記原稿搬送部が所定角度開放され、前記係止部が前記ヒンジ部の背面に設けられたストッパーに係止されることにより作動し、
    前記ロック機構が作動している状態から、前記原稿搬送部の開放する方向若しくは閉じる方向に所定の負荷が加わると、前記L字型部材が前記原稿搬送部の閉じる方向に回転して前記係止部と前記ストッパーの係止が解除されることを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれかに記載の画像読取装置。
  6. 前記ロック機構は、前記原稿搬送部が所定角度開放され、前記係止部が前記ヒンジ部の背面に設けられたストッパーと前記ヒンジベース背面との間に挟まれることにより作動し、
    前記ロック機構が作動している状態から、前記原稿搬送部の開放する方向若しくは閉じる方向に所定の負荷が加わると、前記ヒンジ上部材の後端部が前記L字型部材を原稿搬送部の閉じる方向に回転するように押圧して前記係止部と前記ストッパーの係止が解除されることを特徴とする請求項4に記載の画像読取装置。
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