JP2005138665A - エアバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】バッグ本体の展開時の挙動を安定化できるとともに、バッグ本体が乗員に与える衝撃を低減することができるエアバッグ装置を得ることにある。
【解決手段】車両に衝突が入力された時に、シート50に着座する乗員Pと車両側部60との間で膨張するバッグ本体11を備える。バッグ本体11に固定され、このバッグ本体11よりも早く膨張して該バッグ本体11の展開挙動を安定化させる安定化室23を備える。バッグ本体11及び安定化室23が膨張した際に、安定化室23とバッグ本体11の乗員側壁部11aとの間にバッグ本体11内部の空気層24を介在させる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、例えば自動車等の車両に設けられて、車両に衝突が入力された時に乗員に与えられる衝撃を緩和するエアバッグ装置に関する。
車両に具備されるエアバッグ装置としては、側突時にバッグを膨張させることで乗員を二次衝突から保護する、いわゆるサイドエアバッグ装置が知られている。サイドエアバッグ装置が備えるバッグは、該バッグの下方に形成されて乗員の胸部を保護する下バッグ室と、下バッグ室の上部に形成されて乗員の頭部を保護する上バッグ室とに分割されて構成されている。
ところで、上バッグ室は、下バッグ室と連結しているだけで車体には固定されていないため、その展開方向を規制するのが難しいとされている。そのため、上バッグ室よりも下バッグ室を早く膨張させるとともに、上バッグ室を下バッグ室によって支持させながら膨張させることで、上バッグ室を所望の方向及び位置に展開させるようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2000−85515号公報(段落0030〜段落0057、図1)
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術では、下バッグ室を上バッグ室と比べて狭い部屋としたり、下バッグ室にガスを供給するボンベの内圧を高めたりすることにより、下バッグ室が上バッグ室と比べて早く展開するようにしている。そのため、下バッグ室を膨張させた際、この下バッグ室が硬くなり過ぎて、乗員に衝撃を与えてしまうおそれがある。
この発明は、このような事情にもとづいてなされたものであり、バッグ本体の展開時の挙動を安定化できるとともに、バッグ本体が乗員に与える衝撃を低減することができるエアバッグ装置を提供することを目的とする。
第1の観点に基づく本発明のエアバッグ装置は、車両に衝突が入力された時に、シートに着座する乗員と車両側部との間で膨張するバッグ本体を有するエアバッグ装置であって、前記バッグ本体に設けられ、このバッグ本体よりも早く膨張して該バッグ本体の展開挙動を安定化させる安定化室を有しているとともに、前記バッグ本体及び前記安定化室が膨張した際に、前記安定化室と前記バッグ本体の乗員側壁部との間に前記バッグ本体内部の空気層が介在する。
本発明によれば、バッグ本体の展開時の挙動を安定化できるとともに、バッグ本体が乗員に与える衝撃を低減することができるエアバッグ装置が得られる。
以下、本発明の第1の実施形態を、図1〜図5を参照して説明する。なお、図3及び図4では、シート50の背もたれ部52を省略して示している。
本実施形態のエアバッグ装置1は、いわゆるサイドエアバッグ装置であり、車両に側方から衝突が入力された時に、シート50に着座する乗員Pと車両側部60(図3及び図4参照)に設けられたドアとの間で膨張するバッグ本体11を備えている。このエアバッグ装置1は、側突時にバッグ本体11を膨張させることにより、このバッグ本体11によって乗員Pの上体(主として頭部H及び胸部C)に与えられる衝撃を緩和し、乗員Pを二次衝突から保護する。なお、本実施形態及び以下の実施形態では、車両の進行方向Fを前側、車両の進行方向とは反対側の方向Rを後側として説明する。
図1に示すように、このエアバッグ装置1は、シート50に内蔵されている。エアバッグ装置1が内蔵されるシート50は、座部51、背もたれ部52、ヘッドレスト53、及びシートフレーム54等を備えている。背もたれ部52は、背もたれ本体52aと、この背もたれ本体52aの両側に設けられた一対の側部52b,52cとを備えている。シートフレーム54は、座部51内に設けられて、座部51を補強する第1のフレーム54aと、背もたれ部52内に設けられて、背もたれ部52を補強する第2のフレーム54bとを有している。
シート50は、車室内において前後方向に延びるシートレール(図示せず)に第1のフレーム54aを取付けることで、車室内にスライド自在に設けられている。エアバッグ装置1は、一対の側部52b,52cのうちの車両の幅方向の外側に位置する(車両側部60と対向する)側部52b内にユニット化された状態で収納されている。
詳しくは、本実施形態のエアバッグ装置1は、図2〜図4に示すように、バッグ本体11、安定化バッグ12、ケース13、インフレータ14、及び固定用スタッド15等を備えている。
バッグ本体11及び安定化バッグ12は、夫々、例えばナイロン布やポリエステル布等を縫製することにより形成された袋体である。バッグ本体11内には、隔壁16が設けられている。バッグ本体11内は、この隔壁16により、2つの部屋に分割されている。該隔壁16により分割される2つの部屋のうちの下側の部屋は、主としてシート50に着座する乗員Pの胸部Cを保護する第1のバッグ室21となる。また、前記隔壁16により分割される2つの部屋のうちの上側の部屋、すなわち、第1のバッグ室21の上部に設けられる部屋は、主としてシート50に着座する乗員Pの頭部Hを保護する第2のバッグ室22となる。隔壁16には、1以上の通気孔、例えば、2つの通気孔17を有しており(図2及び図3参照)、第1のバッグ室21と第2のバッグ室22とは、これら通気孔17を介して互いに連通されている。
安定化バッグ12は、第1のバッグ室21内に収容可能な大きさに形成されている。この安定化バッグ12は、第1のバッグ室21の底部に位置するように、バッグ本体11内に固定されている。安定化バッグ12は、例えば、バッグ本体11及び安定化バッグ12を袋状に縫製する際、その後端部分をバッグ本体11の後端下側部分と一体に縫製することで、このバッグ本体11内に固定することができる(図4参照)。
安定化バッグ12の内部は、バッグ本体11よりも早く膨張が完了して、このバッグ本体11の展開挙動を安定化させる安定化室23となる。なお、安定化室23が第1のバッグ室21よりも狭いことは言うまでもない。
例えば、インフレータ14は、着火することでガスが発生する火薬を収容した圧力容器18と、この圧力容器18内に発生したガスを圧力容器18外に放出させる第1及び第2の放出口19a,19bとを有している。本実施形態では、第1の放出口19aは、第2の放出口19bよりも下側に位置している。
このインフレータ14は、第1の放出口19aが安定化室23内に開口するとともに、第2の放出口19bが第1のバッグ室21内に開口するように、バッグ本体11内、例えば、第1のバッグ室21内に収容されている。よって、前記火薬が着火されると、圧力容器18内に発生したガスは、第1及び第2の放出口19a,19bを介して、バッグ本体11に供給される。
インフレータ14は、固定用スタッド15を介して第2のフレーム54bに固定されている。また、車両には、ECU(電子コントロールユニット、図示せず)及び車両の側突を検知するセンサ(図示せず)等が設けられており、インフレータ14は、ECU及び側突を検知するセンサ等と電気的に接続されている。
なお、インフレータは、上述したものに限定されない。インフレータとしては、例えば、高圧ガスが封入されたボンベと、このボンベ内のガスを外部に放出させる第1及び第2の放出口とを有するものを用いることができる。このようなインフレータを用いても、第1の放出口を安定化室23内に開口させるととともに、第2の放出口を第1のバッグ室21内に開口させるようにしてバッグ本体11内に収容することで、上記インフレータ14と同様の作用を得ることができる。
なお、安定化室23、第1のバッグ室21、及び第2のバッグ室22に供給されるガスの流量は、第1及び第2の放出口19a,19bの大きさ等を適宜設定により調整可能である。また、バッグ本体11の展開速度や展開のタイミングは、第1及び第2の放出口19a,19bの大きさ、バッグ本体11の大きさ、或いはインフレータ14から流出されるガスの流量等を適宜設定することにより調整可能である。
ケース13は、図示しないが、前側にリットを有している。リットは、図示しないヒンジ部を境に開閉可能であり、リットが開くことでケース13は前方に開放される。なお、リットの開く向きは、バッグ本体11を展開させる方向によって調整されるものである。
エアバッグ装置1は、第1の放出口19aを安定化室23内に開口させるとともに、第2の放出口19bを第1のバッグ室21内に開口させた状態で、インフレータ14をバッグ本体11内に収容するとともに、バッグ本体11を安定化バッグ12とともに折り畳んだ状態でケース13内に収納することで、ユニット化されている。このようにユニット化されたエアバッグ装置1は、固定用スタッド15を介してインフレータ14を第2フレームに固定することで、シート50に取付けられている。
次に、エアバッグ装置1の作用について説明する。
車両に側方からの衝突が入力されると、バッグ本体11内及び安定化バッグ12内にインフレータ14からガスが供給される。バッグ本体11は、リット及びシート50の側部52bを突き破って前方に突出しながら前側に膨張し、その後、上方に膨張する。バッグ本体11内に収容されている安定化バッグ12は、バッグ本体11とともに前記側部52bの前方に突出する。
詳しくは、車両に側方から衝突が入力されると、車両の側突を検知するセンサからの出力がECUに伝えられる。すると、ECUからの指示により、インフレータ14の図示しないリード線に電流が流れて火薬が着火され、インフレータ14内にガスが発生する。このガスは、第1及び第2の放出口19a,19bから第1のバッグ室21内及び安定化室23内に供給される。よって、図5(A)に示すように、安定化室23及び第1のバッグ室21が膨張する。
このとき、安定化室23は第1のバッグ室21よりも小さく形成されているため、図5(A)に示すように、安定化室23は第1のバッグ室21よりも早く膨張することとなる。したがって、バッグ本体11は、膨張当初から、バッグ本体11内に固定された安定化バッグ12によって、その下部を安定に保持させることができる。
安定化室23が所定の大きさ及び内圧となるまで膨張すると、インフレータ14内のガスの殆どは、第2の放出口19bからバッグ本体11内に流入されるようになる。よって、図5(B)に示すように、第1のバッグ室21が急速に膨張する。このとき、図4に示すように、安定化室23とバッグ本体11の乗員側壁部11aとの間には、バッグ本体11内部の空気層24(第1のバッグ室21の一部)が介在する。つまり、安定化室23が乗員Pの胸部Cに直接作用する(安定化バッグ12が乗員Pの胸部Cに直接当接する)といったことはない。したがって、安定化室23の内圧が高まることで安定化バッグ12が硬くなっても、シート50に着座している乗員Pの胸部Cに与えられる衝撃をバッグ本体11の第1のバッグ室21で良好に吸収することができる。
ところで、車両に側方から衝突が入力されると、シート50に着座している乗員Pは、まず胸部Cが側方に移動し、続けて、頭部Hが側方に移動する。本実施形態のエアバッグ装置1では、第1のバッグ室21が第2のバッグ室22よりも先に膨張するため、頭部Hよりも先に移動する胸部Cを第1のバッグ室21で良好に保護することができる。
さらに、第1のバッグ室21が所定の大きさ及び内圧となるまで膨張すると、図5(C)に示すように、第1のバッグ室21内のガスは通気孔17を介して第2のバッグ室22内に流入するようになる。これにより、第2のバッグ室22が膨張し始める。
このエアバッグ装置1では、安定化室23の膨張により、バッグ本体11の下部が安定に保持されている。よって、第2のバッグ室22にガスが供給されたときに、バッグ本体11の上部が、シート50に対する固定部分(固定用スタッド15の近傍)を支点としてばたつくといったことが生じ難い。よって、バッグ本体11の上部は、所定の位置、すなわち、乗員Pの頭部Hに対応するように、良好に展開する。
したがって、シート50に着座している乗員Pの胸部Cの移動から若干遅れて移動してくる頭部Hをバッグ本体11の第2のバッグ室22で良好に保持し、この頭部Hに与えられる衝撃を該第2のバッグ室22で吸収することができる。
以上のように、本実施形態のエアバッグ装置1は、このバッグ本体11よりも早く膨張して該バッグ本体11の展開挙動を安定化させる安定化室23を有しているとともに、バッグ本体11及び安定化室23が膨張した際に、安定化室23とバッグ本体11の乗員側壁部11aとの間にバッグ本体11内部の空気層24が介在するように構成されている。よって、安定化室23により、バッグ本体11の展開時の挙動を安定化させることができる。しかも、安定化室23と乗員Pとの間に空気層24が介在するため、該空気層24により安定化室23が乗員Pに与える衝撃を低減しつつ、バッグ本体11で乗員Pを良好に保護することができる。
また、本実施形態のエアバッグ装置1では、安定化室23がバッグ本体11内に設けられている。よって、バッグ本体11の展開挙動をより適切に安定化させることができる。
しかも、本実施形態のエアバッグ装置1では、バッグ本体11は、第1のバッグ室21と、この第1のバッグ室21の上部に設けられた第2のバッグ室22とを有しており、安定化室23は、第1のバッグ室21内に設けられている。よって、安定化室23により、バッグ本体11の挙動を安定化させることができる一方、第1及び第2のバッグ室21,22で乗員Pの上体をより適切に保護することができる。
以下、本発明の第2の実施形態を、図6を参照して説明する。なお、図6では、シート50の背もたれ部52を省略して示している。
第1の実施形態のエアバッグ装置1では、安定化バッグ12の後端部分がバッグ本体11の後端下側部分に固定されている。よって、安定化バッグ12の車幅方向両端に空気層24(第1のバッグ室21の一部)が形成されている(図4参照)。
しかしながら、空気層24は、安定化室23とバッグ本体11の乗員側壁部11aとの間に介在させていれば、空気層24により安定化室23が乗員Pに与える衝撃を低減することができる。よって、本実施形態のエアバッグ装置1では、安定化バッグ12の後端部分をバッグ本体11の後端下側部分に固定するとともに、安定化バッグ12の乗員P側とは反対側の側部の外面をバッグ本体11の乗員P側とは反対側の側部の内面に接着或いは縫製等により固定し、安定化室23とバッグ本体11の乗員側壁部11aとの間に空気層24が介在するようにしている。なお、他の構成は、図示しない部分を含めて上述した第1の実施形態と同じであるから、重複する説明は図に同符号を付して省略する。
上記構成のエアバッグ装置1によれば、安定化室23とバッグ本体11の乗員側壁部11aとの間に空気層24(第1のバッグ室21の一部)を介在させることができる。よって、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
以下、本発明の第3の実施形態を、図7を参照して説明する。
本実施形態のエアバッグ装置1では、安定化室23とバッグ本体11の乗員側壁部11aとの間にバッグ本体11内部の空気層24が介在するように、安定化バッグ12をバッグ本体11の第2のバッグ室22の内部に設けている。好ましくは、安定化バッグ12は、下方から上方に向かって延びるように細長形状に形成するとともに、背もたれ部52側に寄せて配設するとよい(図7参照)。このようにすることにより、第2のバッグ室22の展開時の挙動を安定化させる効果が高くなる。なお、安定化バッグ12は、第1の実施形態のように、安定化バッグ12の車幅方向両端に空気層24が介在するように固定してもよく、また、第2の実施形態のように、第2のバッグ室22の乗員側壁部11aとは反対側の壁部の内面に沿わせて固定し、安定化室23とバッグ本体11の乗員側壁部11aとの間に空気層24が介在するようにしてもよい。
インフレータ14は、第1の放出口19aが安定化室23内に開口するとともに、第2の放出口19bが第1のバッグ室21内に開口するように設けられている。なお、他の構成は、図示しない部分を含めて上述した第1の実施形態と同じであるから、重複する説明は図に同符号を付して省略する。
本実施形態のエアバッグ装置1では、安定化室23とバッグ本体11の乗員側壁部11aとの間に、バッグ本体11内部の空気層24、すなわち、第2のバッグ室22が介在する。よって、上下方向に延びる安定化室23を第2のバッグ室22に設けても、第1の実施形態のように、安定化室23により、バッグ本体11の展開時の挙動を安定化させることができる一方、該空気層24により安定化室23が乗員Pに与える衝撃を低減しつつ、バッグ本体11で乗員Pを良好に保護することができる。
以下、本発明の第4の実施形態を、図8を参照して説明する。
本実施形態のエアバッグ装置1では、安定化室23と乗員Pとの間にバッグ本体11が介在するように、安定化バッグ12をバッグ本体11の外部に固定している。つまり、安定化バッグ12は、バッグ本体11の両側面のうちの乗員P側とは反対側の側面と隣接するように配置されている。好ましくは、安定化バッグ12は、車両後方から車両前方に向かって延びるように細長形状に形成するとともに、第1のバッグ室21の乗員側壁部11aとは反対側の壁部の外面に沿って第1のバッグ室21の底部とするように配設するとよい。
なお、安定化バッグ12は、第2のバッグ室22の乗員側壁部とは反対側の壁部の外面に沿って設けてもよい。その場合、安定化バッグ12は、第3の実施形態のように、下方から上方に向かって延びるように細長形状に形成するとともに、背もたれ部52側に寄せて配設するのが好ましい。
安定化バッグ12のバッグ本体11に対する固定方法は、第1の実施形態と同様、例えば、バッグ本体11及び安定化バッグ12を袋状に縫製する際、その後端部分をバッグ本体11の後端部分と一体に縫製することで、このバッグ本体11に固定することができる(図8参照)。
図示しないが、インフレータ14は、第1の放出口19aが安定化室23内に開口するとともに、第2の放出口19bが第1のバッグ室21内に開口するように設けられている。なお、他の構成は、図示しない部分を含めて上述した第1の実施形態と同じであるから、重複する説明は図に同符号を付して省略する。
本実施形態のエアバッグ装置1では、安定化室23とバッグ本体11の乗員側壁部11aとの間に、バッグ本体11内部の空気層24、すなわち、第1のバッグ室21が介在する。よって、安定化室23をバッグ本体11の外部に設けても、第1の実施形態のように、安定化室23により、バッグ本体11の展開時の挙動を安定化させることができる一方、該空気層24により安定化室23が乗員Pに与える衝撃を低減しつつ、バッグ本体11で乗員Pを良好に保護することができる。尚、第3の実施形態では、バッグ本体11内部の空気層24を比較的広くとることができるので、乗員Pをより適切に保護することができる。
本発明のエアバッグ装置では、必ずしも安定化室をバッグ本体と別体に形成しなくてもよい。すなわち、安定化室は、バッグ本体内を区画することで一体に形成してもよい。
本発明の第1の実施形態に係るエアバッグ装置をシートに搭載した状態で示す斜視図。 図1のエアバッグ装置のバッグ本体を膨張させた状態で示す縦断面図。 図2中III−III線に沿って示す断面図。 図2中IV−IV線に沿って示す断面図。 (A)〜(C)は図1のエアバッグ装置のバッグ本体が展開する過程を説明する側面図。 本発明の第2の実施形態に係るエアバッグ装置のバッグ本体を膨張させた状態で示す横断面図。 本発明の第3の実施形態に係るエアバッグ装置のバッグ本体を膨張させた状態で示す縦断面図。 本発明の第4の実施形態に係るエアバッグ装置のバッグ本体を膨張させた状態で示す第1のバッグ室の底部近傍の横断面図。
符号の説明
1…エアバッグ装置、 11…バッグ本体、 11a…バッグ本体の乗員側壁部 21…第1のバッグ室、 22…第2のバッグ室、 23…安定化室、 24…空気層、50…シート、 P…乗員

Claims (3)

  1. 車両に衝突が入力された時に、シートに着座する乗員と車両側部との間で膨張するバッグ本体を有するエアバッグ装置であって、
    前記バッグ本体に設けられ、このバッグ本体よりも早く膨張して該バッグ本体の展開挙動を安定化させる安定化室を有しているとともに、前記バッグ本体及び前記安定化室が膨張した際に、前記安定化室と前記バッグ本体の乗員側壁部との間に前記バッグ本体内部の空気層が介在することを特徴とするエアバッグ装置。
  2. 前記安定化室は、前記バッグ本体の内部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ装置。
  3. 前記バッグ本体は、第1のバッグ室と、この第1のバッグ室の上部に設けられた第2のバッグ室とを有しており、前記安定化室は、前記第1のバッグ室の内部に設けられていることを特徴とするエアバッグ装置。
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