JP2005137775A - 商品展示棚構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】壁面内蔵型展示棚の透明ガラスの施錠手段をなくして外観を綺麗にする。
【解決手段】壁面内蔵型の商品展示棚構造において、壁面Wの開口2両側にその壁面Wに沿う上下方向のガイド11,11を設け、そのガイド11,11に透明ガラス10を取り付けて駆動装置20により昇降可能にする。駆動装置20は、モータ21の回転により軸回りに回転するねじ軸22を有し、透明ガラス10はそのねじ軸22に支持具12を介して取り付けられる。透明ガラス10は、開口2を塞ぐ位置で動かないようにオートロックされて展示棚1の商品3を室内側から取れないように保護するので、ガラス10の施錠手段が不要となり、展示棚1の外観を損なわない。そのガイド11に、前記透明ガラス10を押さえる押圧装置25を設ければ、ガラス10の振動を防止し、開口2に介在する物体等を感知する安全装置30を設ければ、手や商品等を誤って挟むことがなく安全である。
【選択図】図1

Description

この発明は、例えば、バッグ、靴、その他各種革製品や、衣料、時計、貴金属、化粧品などを扱うブランド店などにおいて、その商品を顧客にディスプレイ(展示、陳列)するために、店内の壁面に埋め込むように設けられる壁面内蔵型の展示棚構造に関するものである。
ブランド店などにおける従来の壁面内蔵型の展示棚は、本発明の実施形態である図2に基づいて説明すると、店舗内の壁面Wに開口する凹部4を形成し、その凹部4内を展示棚1としたものがよく用いられる。展示棚1に載置された商品3は、展示棚1側方の壁面開口2を介して、壁面Wの室内側に位置する店舗の顧客に向かってディスプレイされる。また、店舗が通りに面している場合には、その外壁に通りに向かって展示棚1を設け、その店舗の前を通りかかった人に向かってディスプレイする場合もある。
この種の展示棚1では、載置された商品3がライトアップされることにより、その商品3は高級なイメージに映り、その商品3や関連商品に対する購買意欲を喚起できるという利点がある。
また、展示棚1を外壁に設ける場合はもちろんのこと、店内の壁面Wに設ける場合にも、前記展示棚1の前面には、埃等の飛散による商品の汚れを防止する目的と、商品が高級ブランド品であるが故のセキュリティの確保の目的から、展示棚1を構成する凹部4を塞ぐように前記開口2を閉止する透明ガラス10を壁面Wに沿って設ける場合が多い。透明ガラス10は、図8に示すように、前記開口2の周縁に設けられた窓枠7に固定されたり、あるいは、壁面W全面を覆うように固定されて完全に外せないようにする場合がある。また、他の形態としては、透明ガラス10は、前記開口2が開閉自在になるように蝶番等を介して壁面Wに取り付けられる場合もある。
前者のようにガラス10を完全に固定する場合は、壁面Wの室外側から展示棚1へ商品3を出し入れできるようにするため、図8に示すように、前記側壁6等の一部を開口させて商品搬入出口8を設け、その搬入出口8に至る壁面W裏の搬入スペース9を、美観上、店舗S内に居る顧客からは見えないようにする。この搬入出口8には、扉を設けて適宜施錠するとともに、壁面W裏の搬入スペース9には、防犯上の観点から顧客が入れないようにするのが一般的である。
後者のように透明ガラス10を開閉自在にする場合には、その開閉可能な透明ガラス10に施錠手段等を設け、通常の状態では、ガラス10を開かないように施錠しておく。そして、店員に対して特に申し出ない限り、顧客は勝手にガラス10を開閉できないようにしている。
透明ガラス10を完全に固定した従来の展示棚構造では、壁面Wの裏側となる室外側に商品3の搬入出口8と、それに至る搬入スペース9を設ける必要があるので、壁面Wの室外側に人が通る程度の空間が必要となる。このスペース9を設けるため、顧客に開放されるエリアである、図8に示す店舗Sの面積を縮小せざるを得ない。
また、透明ガラス10を開閉自在とした展示棚構造では、その施錠手段が、美観上好ましくないものであるとともに、顧客が商品を手にもってみたいと申し出た場合に、その都度鍵を持ち出して行う解鍵操作が煩雑である。
そこで、この発明は、展示棚の透明ガラスを鍵の操作なしに開閉、固定できるようにするとともに、外観の綺麗な展示棚とすることを課題とする。
上記の課題を解決するために、この発明は、壁面内蔵型商品展示棚の開口を塞ぐ透明ガラスを駆動装置により開閉可能にし、その透明ガラスを、前記開口を閉止する位置でオートロック、つまり、駆動装置を作動させない限り透明ガラスが動かないように固定するようにしたのである。
このため、透明ガラスは、開口を閉止する状態で駆動装置により固定されて、展示棚と室内側の店舗内とを遮断するので、展示棚の商品が室内側から取れないように保護される。また、この展示棚は、駆動装置を作動させて透明ガラスを移動させない限り室内側に開放されないので、透明ガラスを開かないように壁面等に繋ぎ止める施錠手段の設置が不要となる。このため、店内から見え得る範囲にある壁面及び展示棚がすっきりした外観となり、美観を損なわない。
さらに、来店した顧客から、例えば、商品を手に取って見てみたいという申し出があった際等には、その都度鍵を持ち出して解鍵操作を行う必要がないので、商品の出し入れが迅速になる。
具体的な構成としては、壁内にその壁面に開口する凹部を形成し、その凹部内を展示棚とすると共にその開口に透明ガラスを設けて閉じ、その透明ガラスを、前記開口が開閉可能になるように取り付けられている。透明ガラスの開閉は、開閉駆動装置を設け、その駆動装置は、ガラスの開口閉止位置でオートロックするものである。
この構成において、前記駆動装置は、透明ガラスを開閉自在としてオートロックする機能を有する限りにおいて自由なものが使用できるが、例えば、モータとそのモータの回転により軸回りに回転するねじ軸を有し、前記透明ガラスは、そのねじ軸にねじ込まれた支持具に接続されたものを採用し得る。
その支持具は、ねじ軸の軸回りの回転とともにそのねじ軸の軸方向に進退するものであり、そのねじ溝同士が噛み合っているので、ねじ軸の回転を停止することにより支持具は動かないように固定されて、駆動装置が前面ガラスをオートロックする。このようにすれば、モータの作動により透明ガラスが自動的に開閉するので、商品の搬入、取り出しが容易である。
このねじ軸を、前記開口下方において上下方向に設ければ、床面から所定の高さにある展示棚下方の壁面裏デッドスペースを、駆動装置の収納スペースとして有効に活用し得る。
さらに、前記壁面に前記透明ガラスを板厚方向に押さえる押圧装置を設け、透明ガラスを前記壁面に密着させるようにすれば、透明ガラスはがたつかないように固定されるので、ガラスの振動に伴う騒音が発生しない。
また、前記壁面又は凹部に安全装置を設け、その安全装置は、前記開口に介在する人又は物体を感知して、前記透明ガラスの動きを停止させるようにすれば、前記開口に室内側から展示棚側へと跨がる手や商品等をその開口とガラスの間に誤って挟むことがなく安全である。
この発明は、展示棚の透明ガラスの施錠手段が不要であるので、店内から見え得る範囲の壁面及び展示棚の外観が綺麗なものとなり、また、壁面裏に商品搬入出用のスペースを必要としないので、店舗面積を広くし得る。その前面ガラスは、鍵の操作なしに駆動装置によって開閉、固定できるので、商品の出し入れが迅速である。
一実施形態を図1乃至図5に示し、この実施形態の展示棚構造は、いわゆるブランド店などにおいて、その商品を顧客にディスプレイ(展示、陳列)するために、店舗の壁面Wに埋め込むように設けられる壁面内蔵型の展示棚1において、その展示棚1に載置される商品3を保護するために、展示棚1前面に透明ガラス10を開閉可能に設けたものである。
その展示棚1の構造は、図2に示すように、壁内にその壁面Wに開口2を有する凹部4を形成し、その開口2に透明ガラス10を前記開口2が開閉可能になるように取り付け、透明ガラス10には、そのガラスを10を昇降移動させる開閉駆動装置20を設けている。この展示棚1に載置された商品3は、その開口2を介して室内側に向かってディスプレイされるようになっている。
展示棚1の配置は、図1及び図2に示すように、顧客にとって見やすいものとするべく、その視線に合わせて室内の床面から一定の高さのところに必要数設けられ、それぞれの展示棚1が、商品3が載置される載置部4a、その上方を覆う天井部5、及び壁面W側を除く側面3方を囲む側壁6とで壁面W内に凹部4を構成する。凹部4内の各面4a,5,6は、それぞれ美観を意識した色とりどりの背景とするために化粧板15等で覆われている。また、その展示棚1には照明16が取り付けられ、展示棚1に載置された商品3が、その照明16から発する光によりライトアップされるようになっている。
前記開口2の両側には、その壁面Wの裏面に沿う上下方向の対のガイド11,11が設けられる。両ガイド11,11は、図1に示すように、壁面Wに隠れて室内側からは見えないようになっている。その水平方向断面は、図5に示すように、それぞれH型を成しており、その両ガイド11,11のH型断面の一方の溝部11a,11a同士に透明ガラス10の両側縁を嵌めて取り付け、透明ガラス10が、壁面に沿う左右方向、及び壁面に直交する奥行き方向に大きくずれないように誘導する。また、その透明ガラス10の下端には支持具12を取り付けて、透明ガラス10は、図3及び図4に示すように、そのガラス10下端を支持具12を介して駆動装置20によって支持される。
駆動装置20は、壁面Wの室外側において展示棚1の下方に設けられ、ガイド11と同様に、壁面Wに隠れて室内側からは見えないようになっている。その構成は、図1に示すように、モータ21とそのモータ21の回転により軸回りに回転する対のねじ軸22,22とを有し、両ねじ軸22、22は、図5(a)に示すロータ23及びベルト24を介してモータ21により駆動される。
前記透明ガラス10の支持具12は、図3及び図4に示すように、ねじ軸22,22にねじ込まれてそのねじ部22aに噛み合う昇降部材12aと、透明ガラス10を支持する支持部材12bとからなり、支持部材12bは、透明ガラス10を当て板等を介してボルト等により締めつけられて固定する垂直部12cと、その垂直部12cの一部から横方向に延びて前記昇降部材12aに接続される水平部12dとからなるL型の部材である。
モータ21を作動させることによりねじ軸22,22が、図5(a)の矢印のように回転し、その回転とともに、昇降部材12aが、図3に示す矢印のように昇降する。この昇降部材12aの昇降とともに、支持部材12b及び透明ガラス10は前記ガイド11に沿って上下方向に移動する。
このとき、前記ガラス10は、前記ねじ軸22にねじ込まれた支持具12に接続されて、その支持具12のねじ部は、ねじ軸22のねじ部に噛み合っているので、ねじ軸22の回転を停止することにより支持具12は動かないように固定されて、この駆動装置20が透明ガラス10をオートロックすることになる。
このオートロックの機能は、支持具12がねじ軸22に対していずれの位置にあっても作用させることができるが、例えば、前記透明ガラス10が、図1に矢印で示すように、上方へ移動することにより、ガラス10は、図3に実線で示す前記壁面Wの開口2を塞ぐ閉止位置となり、そのときモータ21の動作を止めれば、ガラス10は、その位置で動きを停止する。このとき、支持具12は、その支持具12とねじ軸22とのねじ部に噛み合いにより、ねじ軸22の軸方向である上下方向に動かないように固定されるので、透明ガラス10は、前記開口閉止位置でオートロックされて、展示棚1内の商品3は、室内側から取れないように保護される。そして、駆動装置20を作動させて、透明ガラス10が下方に移動することにより、図中に破線で示すように、展示棚1の開口2が開放されて室内側から商品3を出し入れ可能となる。
また、前記支持具12には、図4に示すように、リミットスイッチ27が設けられており、そのリミットスイッチ27が図中に示すねじ軸22の上端または下端のストッパ28に触れることによりモータ21の動作が停止し、ねじ軸22の回転が停止する。このリミットスイッチ27とストッパ28を、ガラス10の昇降範囲に合わせて適宜の位置に設置することにより、透明ガラス10が所定の位置に達すると、モータ21が自動的に停止するので、ガラス10の昇降操作が容易である。さらに、その開口2の上部には、前記ガイド11と同じく断面H型を成す枠材14が、図1に示すように、その断面H型の溝部14aを下向きにして設けられているので、ガラス10が上方に移動した際にそのガラス10の上縁が凹部14aに嵌まって、開口2の周縁にしっかりと固定される。なお、このガラス10には、合わせガラスを使用しているので、万が一ガラスが破損した際にも、破片が飛散することがない。
また、前記壁面Wのガイド11には押圧装置25を設けている。その押圧装置25は、図4に示すように、ガイド11の溝部11a内において、そのガイド11に嵌まるガラス10の室外側の面に当接するように突出している当接部25aを有し、その当接部25aは、球面状を成すとともに、ガイド11に設けた支持部25bにスプリング25cを介して取り付けられる。押圧装置25は、図5(b)に示すように、当接部25aの球面でガラス10と接触するので、ガラス10の昇降に伴う滑りがよく、また、スプリング25cにより、弾性を持ってガラス10を押圧するので、ガラス10に加わる衝撃を吸収し得るので安全である。
前記ガラス10は、押圧装置25により板厚方向に押さえられて、前記ガイド11又は前記壁面Wの開口2付近に設けたパッキン13に密着する。この密着により、ガラス10はがたつかないように前記ガイド11又は壁面Wに固定されるので、ガラス10の振動に伴う騒音が発生しない。また、パッキン13は適度な弾性を有しているので、ガラス10の振動、衝撃を吸収する上で有用である。この押圧装置25は、壁面Wのガイド11に設けてもよいし、壁面Wに直接取り付けてもよい。
さらに、前記展示棚1には、図3に示すように、凹部4内の対向する側壁6,6に赤外線式の安全装置30が設けられており、その安全装置30が発する赤外線により、安全装置30が前記開口2に介在する人又は物体を感知すると、前記透明ガラス10の動きを停止するようになっている。このため、前記開口2に室内側から展示棚側へと跨がる手や商品等をその開口2とガラス10の間に誤って挟むことがなく安全である。この安全装置30は、凹部4に設けてもよいし、壁面Wに設けてもよい。
この展示棚1への商品3の出し入れは、壁面前方の開口2から行うことができるため、その商品3の出し入れを行うための搬入出口8、及び搬入スペース9を壁面W裏に設ける必要がなく、展示棚1を設けるために必要とされる壁面W裏の面積を小さくし得る。このため、決められたエリアの中で、顧客に開放される店舗S部分の面積を広くすることができる。
なお、この装置によれば、顧客から、商品3を手に取って見てみたいという申し出があった際や、商品3の入れ換えの際などに、その都度鍵を持ち出して解鍵操作を行う必要がなく、別の場所に設けた操作盤や、あるいは、遠隔操作可能な携帯用の操作盤等を操作することにより、透明ガラス10の開閉を行うようにすることが可能である。
この実施形態では、透明ガラス10を2本のねじ軸22を有する駆動装置20により昇降させるようにしたが、この実施形態には限定されず、例えば、モータ21により駆動するねじ軸22の本数は自由である。また、展示棚1の幅は自由に設定できるので、例えば、展示棚1を壁面Wに沿う方向に幅の広いものとして、商品3を横方向に多数並列できるようにし、その展示棚1の幅に合わせた透明ガラス10を設けて、その透明ガラス10には、そのガラス10の幅、大きさに合わせて複数組の前記駆動装置20を設けるようにしてもよい。
前記ガイド11は、ガラス10が嵌まる溝部11aを有する断面H型のものを用いたが、ガラス10が移動可能に支持されて、その移動方向に沿って誘導されるものであれば、その形状は特に限定されない。また、ガラス10が上下方向以外の方向に移動するようにしてもよい。例えば、前記ガイド11を開口2を挟んで上側と下側に対向させて水平に設け、ガラス10がその水平なガイド11に沿って横方向に移動するようにしてもよい。
また、押圧装置25の位置や、当接部25a形状は自由であり、スプリング25cは、他の弾性体で置き換えてもよい。なお、押圧装置25や、安全装置30の機能を求めない場合には、これらの装置は省略してもよい。
なお、前記駆動装置20は、上記実施形態に限定されず、他の構成の装置を用いたものとすることもできる。例えば、図6(a)に示すように、透明ガラス10を支持する支持具12にそのガラス10の移動方向に長いねじ軸部12eを設け、前記ねじ軸22は筒状を成して、その内周に前記支持具12のねじ軸部12eがねじ込まれる。ねじ軸22は、モータ21に接続されて軸回りに回転可能であるとともに、その軸方向には進退できないようになっており、また、支持具12が透明ガラス10に接続されているので、ねじ軸部12eは、ねじ軸22に対して軸回りに回転しないようになっている。
この駆動装置20を用いた構成において、モータ21を作動させることにより、前記ねじ軸22が、図6(b)に示す矢印のように回転すると、そのねじ軸22に噛み合うねじ軸部12eのみが、同じく矢印に示すように軸方向に進退して、支持具12とともに透明ガラス10が移動する。なお、このとき、前記ねじ軸部12eの外周を一部面取りして、その面取り部を駆動装置20の外周を覆うケース等に摺動させることにより、ねじ軸部12eのねじ軸22に対する軸回りの回転を、より確実に抑えるようにしてもよい。
また、支持具12のねじ軸部12eを筒状として、そのねじ軸部12eの内周にねじ軸22がねじ込まれるようにした態様を採用してもよい。
さらに、前記駆動装置20の他の構成として、図6(c)に示すように、透明ガラス10を蝶番やピンを介して開き戸形式に開閉可能に設け、その透明ガラス10を開閉し得るように、前記支持具12や駆動装置20等を透明ガラス10に取り付けるようにしてもよい。
駆動装置20の構成としては、適宜の位置でその透明ガラス10の移動を止めるオートロック機構を有する限りにおいて、その他にも周知の駆動装置を使用することができる。例えば、ねじ軸に代えてラックとピニオンの機構を使用した駆動装置が考えられる。この機構では、ねじ軸と同様、ねじ部の噛み合いによるオートロック機構が期待できる。
また、ねじ軸を用いないで透明ガラス10にワイヤ等を接続し、そのワイヤ等をロータ等を介して牽引することにより透明ガラス10を移動させるようにした駆動装置や、あるいは、ソレノイド等を利用して磁力によりプランジャが移動するようにした駆動装置、アクチュエータ等を使用した駆動装置等としてもよい。これらの機構を採用する場合において、前記ねじ部の噛み合い等のように、その駆動装置がオートロック機構を有しない場合には、所定の位置において透明ガラス10をオートロックし得る機構を別途に設ければよい。
なお、請求項でいう透明ガラス10とは、そのガラス10を前記開口2に設けることにより、展示棚1内、つまり凹部4に載置した商品3が視認できるものをいい、この実施形態で使用した合わせガラスに限定されず、一般的な透明な素材でなるガラスをいうものである。すなわち、そのガラス越しに商品3を視認し得る限りにおいて、例えば、擦りガラスや表面にエンボスや各種模様をあしらったガラスを用いてもよく、一定の強度を有していれば透明な樹脂製板を使用してもよい。
また、壁面内蔵型展示棚が設けられる壁面Wとは、店舗等の室内、室外を問わず前記凹部4を設けることができる壁面をいい、この実施形態の壁面Wに限定されない。例えば、図7に示すように、2面の壁面W,Wが交差するコーナー部に凹部4を設け、その凹部4は、各壁面W,Wにそれぞれ開口しているようにする。透明ガラス10は、各壁面W,Wのそれぞれの開口2,2を開閉し得るように設けられる。このとき、各透明ガラス10,10は、駆動装置20により切り替え手段等を介して別々に開閉動作するようにしてもよいし、同時に開閉動作するようにしてもよい。
さらに、壁面内蔵型展示棚は、3面あるいは4面以上の壁面Wが交差するコーナー部、あるいは柱部に、任意の数の開口2を設けた凹部4を形成した展示棚1としてもよい。例えば、床面から立ち上がる4面の上下方向の壁面からなる柱状の壁面Wにおいて、その4面に開口2を設けて4方から展示棚1内の商品3を視認できるようにした構成も採用し得る。この柱状の壁面Wは、天井まで立ち上がってもよいし、天井に至らない所定の高さとしてその上面に天板を設けて蓋をしてもよい。
隣り合う壁面W,Wにそれぞれ開口2を設ける場合には、図7に示すように、各壁面W,Wに別個に開口2を設けてもよいし、各透明ガラス10,10が、それぞれの壁面Wの開口2を開閉し得る限りにおいて、前記壁面W,Wの交差部分を介して開口2同士を連結してもよい。
一実施形態の展示棚構造を示す斜視図 店舗内へ設置した状況を示す説明図 図1の側面図 図3の要部拡大図 図3の平面図で、(a)は全体図、(b)はガイド11付近の詳細図 他の実施形態の斜視図 同上の駆動装置の要部拡大図 他の実施形態の斜視図 他の実施形態の斜視図 従来例の展示棚構造を示す側面図
符号の説明
1 展示棚
2 開口
3 商品
4 凹部
4a 載置部
5 天井部
6 側壁
7 窓枠
8 搬入出口
9 搬入スペース
10 透明ガラス
11 ガイド
11a,14a 溝部
12 支持具
12a 昇降部材
12b 支持部材
13 パッキン
14 枠材
15 化粧板
16 照明
20 駆動装置
21 モータ
22 ねじ軸
23 ロータ
24 ベルト
25 押圧装置
25a 当接部
25b 支持部
25c スプリング
27 リミットスイッチ
28 ストッパ
30 安全装置
S 店舗
W 壁面

Claims (5)

  1. 壁内にその壁面Wに開口する凹部4を形成し、その凹部4内を展示棚1とすると共に、その開口2に透明ガラス10を設けて閉じた壁面内蔵型商品展示棚構造において、
    前記ガラス10を、前記開口2が開閉可能になるように取り付けるとともに、そのガラス10の開閉駆動装置20を設け、その駆動装置20は、ガラス10の開口閉止位置でオートロックすることを特徴とする壁面内蔵型商品展示棚構造。
  2. 前記駆動装置20は、モータ21とそのモータ21の回転により軸回りに回転するねじ軸22を有し、前記透明ガラス10は、前記ねじ軸22にねじ込まれた支持具12に支持されて、その支持具12は、ねじ軸22の軸回りの回転につれてそのねじ軸22の軸方向に進退するものであり、ねじ軸22の回転を停止することにより支持具12は固定されて、駆動装置20が前記透明ガラス10をオートロックすることを特徴とする請求項1に記載の商品展示棚構造。
  3. 前記ねじ軸22は、前記開口2の下方において上下方向に設けられることを特徴とする請求項2に記載の商品展示棚構造。
  4. 前記壁面Wに前記透明ガラス10を板厚方向に押さえる押圧装置25を設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の商品展示棚構造。
  5. 前記壁面W又は凹部4に安全装置30を設け、その安全装置30は、前記開口2に介在する人又は物体を感知して、前記透明ガラス10の動きを停止させることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の商品展示棚構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101586409B1 (ko) * 2014-10-29 2016-01-18 씨앤에스 주식회사 전시물을 진열하기 위한 진열장
CN108065688A (zh) * 2017-11-18 2018-05-25 林泽辉 一种便于取高处商品的物架装置
CN112493772A (zh) * 2020-12-18 2021-03-16 泰州职业技术学院 一种艺术设计用产品展示装置

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