JP3160609U - 仕切壁パネル構造 - Google Patents

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高木 秀樹
秀樹 高木
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Abstract

【課題】のぞき見及びひったくり防止効果を向上させる銀行等のATMコーナーにおける複数のATM機間の仕切壁パネル構造を提供する。【解決手段】 シャッターガイドレール幅にほぼ等しい間隔を空けて設置される2枚の略長方形のパネル枠体の四辺のうち、相互に向かい合う辺の側面の上部の幅を、両隣に設置されたATM機相互の間隔にほぼ等しくなるようにして、2枚の略長方形のパネル枠体にそれぞれ半透明のアクリル板、ガラス板等をはめ込む。【選択図】図1

Description

本考案は、銀行等のATMコーナーにおける複数のATM機間の仕切壁パネル構造に関し、特に、のぞき見及びひったくり防止効果を向上させる仕切壁パネル構造に関する。
銀行等金融機関においては高度のセキュリティー及びプライバシー保持が要請されることから、金融機関店舗窓口やATMにおいては、顧客同士が隔離され、他の顧客から通帳その他の情報をのぞき見られないような工夫が求められる。
特許公開2002−364253公報
上記の技術は、顧客がブース内の空間に入室すると、不透明な状態になり、顧客の暗証番号や現金の収納場所などが外部から盗み見られることがないようにするものであるが、ブースの形式となっていない銀行等のATMコーナーにおける複数のATM機間の仕切壁パネル構造としては、ATMコーナーの利用時間終了において、防犯のためシャッターを降下しなければならいことから、シャッター降下に差しつかえがないように、単にATM機の奥行きにほぼ等しい幅の仕切壁パネル等が設けられているに過ぎなかった。しかし、シャッターの内側に仕切壁が収納されなければならない理由はなく、しかも、単にATM機の奥行き長に併せて仕切壁パネル等が設けられているだけでは、利用者が操作しているATM機の操作画面を隣の列に並んでいる人がのぞき見ることを防止することができず、また、利用者がATM機の操作のためにATM機の上に置いた鞄等を隣の列に並んでいる人がひったくることを防止することもできない。
本考案の目的は、のぞき見及びひったくり防止効果を向上させる銀行等のATMコーナーにおける複数のATM機間の仕切壁パネル構造を提供することにある。
上記目的を達成するために本考案は、
銀行等のATMコーナーにおける複数のATM機間の仕切壁パネル構造において、
シャッターガイドレール幅にほぼ等しい間隔を空けて設置される2枚の略長方形のパネル枠体の四辺のうち、相互に向かい合う辺の側面の上部の幅を、両隣に設置されたATM機相互の間隔にほぼ等しくなるようにし、
2枚の略長方形のパネル枠体にそれぞれ半透明のアクリル板、ガラス板等をはめ込んだこと
を特徴とする。
本考案によれば、ATM機の奥行きにほぼ等しい幅で設けられた仕切壁パネルに加え、ATMコーナー終了時に降下されるシャッターガイドレール幅より若干大きい間隔でさらに1枚仕切壁パネルを設置し、さらに、2枚のパネル枠体の四辺のうち、相互に向かい合う辺の側面の上部の幅を、両隣に設置されたATM機相互の間隔にほぼ等しくなるようにするため、のぞき見及びひったくり防止効果を挙げることができる。
図1は、本考案である仕切壁パネル構造の一実施例であり、銀行のATMコーナーの斜視図である。 図2は、本考案である仕切壁パネル構造の一実施例であり、銀行のATMコーナーの正面図である。 図3は、本考案である仕切壁パネル構造の一実施例であり、同仕切壁パネル構造を設置されたATM機の側面側から見た図である。 図4は、本考案である仕切壁パネル構造の一実施例であり、同仕切壁パネル構造を設置されたATM機の正面側から見た図である。 図5は、本考案である仕切壁パネル構造の一実施例であり、同仕切壁パネル構造をATMコーナー天井から見下ろした図である。 図6は、本考案である仕切壁パネル構造の一実施例であり、同仕切壁パネル構造を設置されたATM機の側面側から見た図である。 図7は、本考案である仕切壁パネル構造の一実施例であり、同仕切壁パネル構造をATMコーナー側面から見た図である。
以下、図面を参照し、本考案の実施の形態を具体的に説明する。
図1は、本考案である仕切壁パネル構造の一実施例であり、銀行のATMコーナーの斜視図である。
図1におけるATMコーナーにおいては、4台のATM機が設置されており、それぞれのATM機間には本考案である仕切壁パネル構造が採用されている。
図1における仕切壁パネル1は、従来のATMコーナーにおいても設置されていたものであるが、本考案においてはさらに仕切壁パネル2が設置される。
図1における仕切壁パネル1と仕切壁パネル2とは、シャッターが降下できるように、シャッターガイドレール幅と等しい間隔で設置されている。
図1における仕切壁パネル1と仕切壁パネル2とは、シャッターが降下できるように、仕切壁パネルの設置間隔はシャッターガイドレール幅以上の間隔で設置されるが、設置間隔が広ければ広いほど、のぞき見防止及びひったくり防止効果が薄れるのは言うまでもなく、仕切壁パネルの設置間隔はシャッターガイドレール幅と等しい間隔が好ましい。
図1における仕切壁パネル1と仕切壁パネル2とは、それぞれが略長方形のパネル枠体に半透明のアクリル板、ガラス板等をはめ込んで成る。
図2は、本考案である仕切壁パネル構造の一実施例であり、銀行のATMコーナーの正面図であり、R1及L1部分がのぞき見防止及びひったくり防止の効果を奏するためのいわゆる「羽根」の部分である。
図2における「羽根」部分は、その幅が両隣に設置されたATM機相互の間隔にほぼ等しい。なお、2枚のパネル枠体の相互に向かい合う辺の側面の「上部」とは、側面のうち、大体ATM機の操作画面の高さ以上の部分(図1におけるc−d間の部分)を指し、側面幅が両隣に設置されたATM機相互の間隔にほぼ等しい程度に広げられているのが好ましいが、人間の身長、頭の位置、手の位置から考えて、例えば、ATM機設置床から約190センチメートル以上の部分については、必ずしも、側面幅が両隣に設置されたATM機相互の間隔にほぼ等しい程度にまで広げられていなくても、のぞき見防止及びひったくり防止の効果を十分奏しうる。
図3は、本考案である仕切壁パネル構造の一実施例であり、同仕切壁パネル構造を設置されたATM機の側面側から見た図であり、図2のA−A’の断面図である。
図4は、本考案である仕切壁パネル構造の一実施例であり、同仕切壁パネル構造を設置されたATM機の正面側から見た図であり、R1及L1部分がのぞき見防止及びひったくり防止の効果を奏するためのいわゆる「羽根」の部分である。
図5は、本考案である仕切壁パネル構造の一実施例であり、同仕切壁パネル構造をATMコーナー天井から見下ろした図である。
1の立ち位置、3の立ち位置はもちろんのこと、2の立ち位置からでも、いわゆる「羽根」の存在により、ATM機の操作画面をのぞき見ることが防止される。
図6は、本考案である仕切壁パネル構造の一実施例であり、同仕切壁パネル構造において、仕切壁パネルの隙間から手を差し込こもうとしている図である。
いわゆる「羽根」の存在により、隣の列の人は、ATM機操作者がATM機上に載せた鞄等をつかむこと自体が困難であるため、ひったくり防止効果をあげることができる。
図7は、図同様は、本考案である仕切壁パネル構造の一実施例であり、同仕切壁パネル構造を設置されたATM機の側面側から見た図であり、図2のA−A’の断面図である。
アクリル板等が「半透明」であるために、ATM機操作者は、隣の列に人がいることが分かるため、操作画面を見えないようにしたり、手荷物を容易にとられないようにするといった注意を喚起されることになる。
1:仕切壁パネル
2:仕切壁パネル
3:パネル枠体
4:ATM画面
5:人体の手
R1:羽根部分
L1:羽根部分

Claims (1)

  1. 銀行等のATMコーナーにおける複数のATM機間の仕切壁パネル構造において、
    シャッターガイドレール幅にほぼ等しい間隔を空けて設置される2枚の略長方形のパネル枠体の四辺のうち、相互に向かい合う辺の側面の上部の幅を、両隣に設置されたATM機相互の間隔にほぼ等しくなるようにし、
    2枚の略長方形のパネル枠体にそれぞれ半透明のアクリル板、ガラス板等をはめ込んだこと
    を特徴とする仕切壁パネル構造。
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