JP2005137412A - 便座装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】便座を覆う便蓋は衝撃に強く、割れても破片で怪我をしない安全な便座装置を提供する。
【解決手段】便器5上に設けた本体1と、前記本体1に回動自在に軸支される便座2および便蓋3とを備え、前記便蓋3の表面の略全面に樹脂シートを一体成型したものであり、これにより、便蓋3は衝撃に強く、割れても破片が飛散して破断面で人体を損傷することがない。
【選択図】図1
【解決手段】便器5上に設けた本体1と、前記本体1に回動自在に軸支される便座2および便蓋3とを備え、前記便蓋3の表面の略全面に樹脂シートを一体成型したものであり、これにより、便蓋3は衝撃に強く、割れても破片が飛散して破断面で人体を損傷することがない。
【選択図】図1
Description
本発明は、便器上に設けた本体と、前記本体に回動自在に軸支される便座および便蓋とを備えた便座装置に関するものである。
従来、この種の便座装置としては、周知のように本体に便座および便蓋を回動自在に軸支したものであり、種々の形状の便蓋表面は主に便座を覆う形に一枚の樹脂成形品で構成していた(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−212027号公報
しかしながら、前記従来の構成では、特に便座の孔部、すなわち便撥に対向する便蓋の中央部では大きな荷重に対して強度的に限界があった。特に便蓋では衛生面から汚れを防止する意味から表面の光沢を要求される反面、樹脂材料は衝撃に弱い物性となりやすく、より強固なものにしょうとすると樹脂が厚く重くなり便蓋の開閉に大きな力が必要となり使用感の悪化や、軸支回動する機構への負担が増えるという課題があった。さらに不慮あるいは故意に便蓋に踏み込み等の変形の限度を超える相当大きな衝撃が加わると、割れて人体を損傷する危険性を排除できないという課題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、便蓋の衝撃に対する強度を増すとともに、万一便蓋が割れてもその破片の飛散防止と、人体の保護ができる、安全で使用感の良い便座装置を提供することを目的としている。
前記課題を解決するために、本発明の便座装置は、便蓋の表面の略全面に樹脂シートを一体成型したものである。
これにより、便蓋は樹脂シートにより衝撃に対し強くなり、万一便蓋が割れても樹脂は樹脂シートと一体になっているので破片の飛散を防止でき、樹脂の破断面から人体を保護でき、安全で使用感の良い便座装置が得られる。
本発明の便座装置は、便蓋が樹脂シートにより衝撃に対し強くなり、万一便蓋が割れても樹脂は樹脂シートと一体になっているので破片の飛散を防止でき、樹脂の破断面から人体を保護でき、安全で使用感の良い便座装置が得られる。
第1の発明は、便器上に設けた本体と、前記本体に回動自在に軸支される便座および便蓋とを備え、前記便蓋の表面の略全面に樹脂シートを一体成型することにより、便蓋は荷重や衝撃による変形に対して強度的に強く、万一便蓋が割れても樹脂は樹脂シートと一体になっているので破片の飛散を防止でき、樹脂破断部から人体を保護でき、安全で使用感の良い便座装置が得られる。
第2の発明は、特に、第1の発明における便蓋の成形材料と同材料の樹脂シートを表面に一体成型したことにより、成型収縮や溶融温度の差がなく一体成形時に皴や変形が少なくより強固な接合にすることができる。また材料リサイクルもしやすく環境にやさしい。
第3の発明は、特に、第2の発明における便蓋の成形材料はポリプロピレン樹脂であることにより、その材料特性からトイレ洗剤などの使用において耐薬品性に優れたとえばABS樹脂に比べ比重も小さく、便蓋の機能性を向上させることができる。
第4の発明は、特に、第1〜第3のいずれか1項の発明における樹脂シートには、予め文字表示もしくは図柄などの華色を印刷したことにより、ブランド名や機種品番、機能などの表示を付加することができ、印刷面を樹脂シートの裏面にすることで繰り返しの拭き掃除などの使用においても表示が剥がれることがない。また図柄や色模様を容易に表現でき外観性を一段と向上することができる。
第5の発明は、特に、第4の発明における樹脂シートは、少なくともその一方が略透明な2層構造であり、層の中間に印刷膜をはさんだことにより、印刷面が成形時の溶融樹脂の流れにより剥がれたり溶け出したりしないよう印刷膜を保護でき、便蓋と樹脂シートの密着強度もより高くできる。
第6の発明は、特に、第1〜第5のいずれか1項の発明における樹脂シートは、予め略便蓋の表面形状に絞り成形して一体成形することにより、複雑な3次元曲面の便蓋にそって便蓋表面の任意の範囲に歪みなく樹脂シートを一体成形できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態)
図において、便座装置は、便器5上に設けた本体1と、前記本体1に回動自在に軸支される便座2および便蓋3とを備えているものである。そして、非使用状態にあっては、図1のように、便座2が便器5上に閉じた位置にあり、その上方を便蓋3が覆う状態にある。この状態では弁撥5aも覆われている状態にある。
図において、便座装置は、便器5上に設けた本体1と、前記本体1に回動自在に軸支される便座2および便蓋3とを備えているものである。そして、非使用状態にあっては、図1のように、便座2が便器5上に閉じた位置にあり、その上方を便蓋3が覆う状態にある。この状態では弁撥5aも覆われている状態にある。
便蓋3は合成樹脂材料、例えば、ポリプロピレン樹脂(PP樹脂)で成形されている。また、便蓋3の表面および周縁には、ポリプロピレン樹脂(PP樹脂)からなる樹脂シート4が一体に成形されている。具体的には、金型に樹脂シート4を予めセットしておいてPP樹脂を同金型内に流し込み便蓋3を成形する。
以上のように、本実施の形態においては、便蓋3の表面の略全面に樹脂シート4を一体成型して覆うことにより、便蓋3の衝撃強度が強くなり、仮に便蓋3が割れても樹脂シート4と密着しているので、破片が飛散せず破断面で人体を損傷することを防止できる。また、樹脂シート4は便蓋3の樹脂肉厚より十分薄い(0.5ミリ程度)で良く厚みや重量はほとんど増加なしに実現でき、便蓋3に一体に成形するので単にシートを貼り合わせるのとちがい隙間もなく汚れにくい安全衛生的で使用感が良い。また便蓋3と樹脂シート4の樹脂材料を同一の材料とすることにより、成型収縮や溶融温度の差が少なく一体成形時に皴や変形が少なく密着性が良くより強固な接合にすることができる。また、製品寿命後についても材料分別の手間が不要であり材料リサイクルが容易で環境にやさしい。
さらに、成形樹脂と樹脂シートの材料をPP樹脂にすることにより、樹脂の中でも最も使用量の多いので安価であり、たとえばABS樹脂などに比べて耐候性やトイレ洗剤などの使用における耐薬品性にも優れ、比重も小さいなどの材料特性があり便蓋の信頼性を向上することができる。
また、図1に示すように、樹脂シート4には予め文字表示、図柄、色等を印刷4aすることにより、ブランド名や機種品番、機能などの表示を付加することができ、印刷面を樹脂シート4の裏面にすることで拭き掃除などの使用においても表示が消えることがない。また、図柄や色模様を容易に表現でき外観性を一段と向上することができる。
また、図3に示すように、印刷した透明な樹脂シート4bの印刷面をはさんでさらに別の樹脂シート4でラミネートした2層構造に構成にすることにより、印刷面が成形時の溶融樹脂により剥がれたり溶け出したりしないよう印刷膜を保護できるとともに便蓋3と樹脂シート4の密着強度もより高くできる。さらに、印刷工程でのシートは0.1ミリ程度で薄くてよく印刷時のロールサイズが小さくでき量産性が良い。ラミネート後は2層になるので強度は保たれる。
樹脂シート4を予め略便蓋3の表面形状に絞り成形して一体成形することにより、平坦なシートでは不可能な複雑な3次元曲面の便蓋3にそって便蓋表面の任意の範囲に歪みなく樹脂シート4を一体成形できる。さらに成形金型の仕上げにおいても、表面の樹脂シートで覆われる部分は光沢をだすための鏡面に磨く工程を省略でき、金型作製の時間や費用を少なくすることもできる。
以上のように、本発明にかかる便座装置は、便蓋の衝撃に対する強度を増すとともに、万一便蓋が割れてもその破片の飛散防止と、人体の保護ができる、安全で使用感の良いものであり、種々の形状、構成の便座装置に適応できるものである。
1 本体
2 便座
3 便蓋
4 樹脂シート
5 便器
2 便座
3 便蓋
4 樹脂シート
5 便器
Claims (6)
- 便器上に設けた本体と、前記本体に回動自在に軸支される便座および便蓋とを備え、前記便蓋の表面の略全面に樹脂シートを一体成型した便座装置。
- 便蓋の成形材料と同材料の樹脂シートを表面に一体成型した請求項1に記載の便座装置。
- 便蓋の成形材料はポリプロピレン樹脂である請求項2に記載の便座装置。
- 樹脂シートには予め文字表示もしくは図柄などの華色を印刷した請求項1〜3のいずれか1項に記載の便座装置。
- 樹脂シートは少なくともその一方が略透明な2層構造であり層の中間に印刷膜をはさんだ請求項4に記載の便座装置。
- 樹脂シートは予め略便蓋の表面形状に絞り成形して一体成形する請求項1〜5のいずれか1項に記載の便座装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003374133A JP2005137412A (ja) | 2003-11-04 | 2003-11-04 | 便座装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003374133A JP2005137412A (ja) | 2003-11-04 | 2003-11-04 | 便座装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005137412A true JP2005137412A (ja) | 2005-06-02 |
Family
ID=34685941
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003374133A Withdrawn JP2005137412A (ja) | 2003-11-04 | 2003-11-04 | 便座装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005137412A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019170703A (ja) * | 2018-03-28 | 2019-10-10 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 便器装置 |
JP2021132897A (ja) * | 2020-02-27 | 2021-09-13 | 株式会社Lixil | 便蓋 |
JP7411444B2 (ja) | 2020-02-27 | 2024-01-11 | 株式会社Lixil | トイレ装置のカバー材 |
-
2003
- 2003-11-04 JP JP2003374133A patent/JP2005137412A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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