JP7194919B2 - 便器装置および色柄シートの配設方法 - Google Patents

便器装置および色柄シートの配設方法 Download PDF

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Description

本発明は、便蓋の表面に色柄シートが貼り付けられた便器装置および色柄シートの配設方法に関する。
従来には、種々の目的で便蓋の表面に種々のシートを貼り付けることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。例えば、便蓋の表面に色柄シートを貼り付けることで便器装置の意匠性を向上させることができる。
特開2001-128891号公報
しかしながら、便蓋を閉じたときの露出面の全体(上面および側面)に色柄シートが貼られていれば、便蓋の側面は表面積が比較的大きいため、側方から見た場合に側面が目立ちすぎて便蓋と便器本体との一体感が損なわれるおそれがある。また、便蓋の上面のみに色柄シートが貼られていれば、開閉操作などにより身体や掃除用具などが便蓋の角部に触れることで色柄シートが剥がれやすくなるという懸念がある。
本発明は、このような事情を考慮して提案されたもので、その目的は、便蓋に貼り付けた色柄シートにより便蓋と便器本体の一体感が損なわれることなく質感、意匠性を向上させることができ、かつ色柄シートを剥がれにくくすることができる便器装置および色柄シートの配設方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の便器装置は、便蓋の表面に接着剤または粘着剤を介して色柄シートが配設された便器装置であって、前記色柄シートは、前記便蓋の上面から側面まで延長して配設されており、前記色柄シートの延長幅が、前記側面の前部および側部で略同幅寸法であり、前記側面の前記色柄シートが配設された部分に、前記色柄シートの厚みと略同寸法の深さの段凹部が形成されており、前記段凹部に前記色柄シートが延長して配設された延長部と、前記便蓋の前記側面において該延長部の下方に連続する、前記色柄シートが配設されていない露出部とが段差なく略面一となっていることを特徴とする。
また本発明の色柄シートの配設方法は、便蓋の表面に色柄シートを該便蓋の上面から側面まで延長するように貼り付ける、色柄シートの配設方法であって、前記色柄シートの延長幅が、前記側面の前部および側部で略同幅寸法であり、前記側面の前記色柄シートが配される部分には、前記色柄シートの厚みと略同寸法の深さの段凹部が形成されており、前記便蓋の前記上面および前記側面の前記段凹部に対して、前記色柄シートを真空圧着法にて貼り付けることを特徴とする。
本発明の便器装置は、上述した構成となっているため、便蓋に貼り付けた色柄シートにより便蓋と便器本体の一体感を損なうことなく質感、意匠性を向上させることができ、かつ色柄シートを剥がれにくくすることができる。
本発明の一実施形態に係る便器装置の説明図である。(a)は同便器装置の斜視図、(b)は同正面図である。 (a)は同便器装置の右側面図、(b)は同左側面図である。 (a)は同便器装置の平面図である。(b)(c)(d)は、(a)のA-A線に対応した断面図であり、色柄シートの取付態様(手順)を示した図である。
以下に、本発明の一実施形態に係る便器装置について、添付図面にもとづいて説明する。まず、概略基本構成について説明する。
本便器装置1は、便蓋10に色柄シート20が貼り付けられた便器装置である。その色柄シート20は、便蓋10の上面11から側面12まで延長して貼り付けられており、色柄シート20の延長幅が、側面12の前部および側部で略同幅寸法とされている。
ついで、本便器装置10の詳細構成および色柄シート20の形成手順について説明する。
本便器装置1は、主たる構成部として、便蓋10と、便座と、ボウルと、ボウルを囲む周壁5とを有しており、それらは合成樹脂などにより形成されている。便蓋10および便座は、後部側に設けた回動軸により回動開閉自在に設けられている。なお、図1(a)(b)、図2(a)(b)および図3(a)の各図は、便蓋10が閉じた状態の図であり、便座およびボウルは図面には表れていない。
図1、図2および図3(a)に示すように、色柄シート20は便蓋10の上面11全体から輪郭部に相当する角部13を介して側面12の上部に及ぶように貼り付けられている。上面11に貼り付けられた部分が上面シート部11とされ、側面に延長して貼り付けられた部分が延長部22とされる。なお、図面を見やすくするために、各図において上面シート部21を目の粗いクロスハッチングで図示し、延長部22を目の細かいクロスハッチングで図示した。
色柄シート20材料としては、柔軟性、伸縮性があり、厚みが100μm~2mm程度の合成樹脂製の種々の材料が好適な材料として用いられる。なお、色柄シート20の種々の例については後述する。
側面12における色柄シート20の延長部22は、便蓋10の周方向に、右側部22b、前部22a、左側部22cが連続的につながっており、その延長幅は全長について略同一とされる。具体的な幅寸法としては10~20mmが望ましい。また、本実施形態では、延長部22は、側面12の右側部22bおよび左側部22cのそれぞれから後部にも延びている。なお、図中の符号15は、側面12において色柄シート20が貼り付けられていない露出部である。
このように便蓋10に色柄シート20が貼り付けてあるため、色柄シート20の種々の色や柄、模様により、便器装置1全体の質感や意匠性を高めることができる。また、側面12へ色柄シート20が延長されているため、身体が接触しやすい便蓋10の角部13が傷つかないように角部13を保護できる。さらに、延長部22は便蓋10の開閉操作をしたときに手指が触れる部位であるため、これにより便蓋10の側面12も保護することができる。開閉操作などにおいて便蓋10の色柄シート20に汚れが生じた場合には、色柄シート20を貼り換えればよい。
また、延長部22の延長幅の寸法10~20mmは、人差し指や中指、薬指の先端から第1関節ぐらいまでの長さにおおむね合致した長さであるため、便蓋10の操作の際には、指先が延長部22の幅寸法内に収まるように触れることとなる。そのため、手指は側面12における色柄シート20の端部(延長部22と側面12の露出部15との境界部)に接触する可能性は低く、よって色柄シート20の剥がれが防止され得る。
また、延長部22はわずかな寸法の延長幅であるため、側方に大きく目立つようには露出せず、真横から見ても意匠性を損なうおそれはない。また、この延長部22は上面11の輪郭部程度にしか見えず、便蓋10と便器本体(周壁5)との一体感が損なわれることを回避することができる。
色柄シート20の下端に身体が接触した場合の端部からのめくれを防止するためには、図1(a)などに示すように、延長部22と露出部15が段差なく略面一となっていることが望ましい。そのために、本実施形態では、便蓋10の側面12の色柄シート20が貼り付けられる部分に、色柄シート20の厚みと略同寸法の深さの段凹部17が形成されており、その段凹部17に嵌るように色柄シート20が貼り付けされている。
色柄シート20の便蓋10への貼り付けは、例えば図3(b)~(d)のような手順で実施すればよい。
まず、色柄シート20を、段凹部17の幅寸法(想定している延長部22の幅寸法)よりも少し大きめの寸法に折り曲げて、上面用のシート部23の周囲に側面用のシート部24を形成しておく。そのように加工した色柄シート20の裏面に接着剤や粘着剤を塗布し、それを便蓋10に被せるようにして貼着する(以上、図3(b)(c)参照)。なお、色柄シート20の便蓋10への貼り付けは、例えばTOM工法(3次元表面被覆工法)等の真空圧着法を用いればよい。また、張り替えることを前提とすれば、粘着剤を用いることが好ましい。
側面用のシート部24は延長部22の幅寸法よりも大きく形成されているため、色柄シート20を貼り付ければ、側面用のシート部24の下端部が段凹部17の下方の露出部15に乗り上げる。その乗り上げ部分をカッターCで切断することで、側面用のシート部24は段凹部17に隙間なく嵌り込むように貼り付けられ、延長部22が形成される(以上、図3(c)(d)参照)。
このような手順で色柄シート20を貼り付けることで、便蓋10の側面12において、延長部22と露出部15との段差はほとんどなくなり、側面12を略面一な面にすることができる。よって、便蓋の回動操作で延長部22の下端がめくれることを防止できる。また、段凹部17により、色柄シート20の貼り付けの際の下端部の切断除去もしやすくなる。
もちろん、段凹部17を形成することなく面一な側面に延長部22を形成するようにしてもよい。したがって段差は生じるが、そもそも本実施形態のものは延長部22の延長幅が10~20mmとなっているため、操作の際に手指が延長部22の下端に引っ掛かる可能性はきわめて低い。
色柄シート20としては、レザー柄、メタリック柄、ファブリック柄のいずれかのシートを用いてもよい。これらの柄に合わせて、シートの表面に微細な凹凸を設けてもよい。
レザー柄のシートとしては、例えばポリエステル、ポリウレタンを材質とした、シート厚が350μmの人工皮革シートを用いることができる。
メタリック柄のシートとしては、例えば塩化ビニルの表面に蒸着等を行った、シート厚が200μmのシートを用いることができる。
ファブリック柄のシートとしては、例えば塩化ビニルと織布を積層した、シート厚が約1mmのシートを用いることができる。
また、これらのシートの裏面に、粘着剤と剥離紙とを配したものを好適に使用することができる。
このような種々の柄の色柄シート20を用いることで、質感や意匠性の向上を図ることができ、さらに高級感や、住居の風合いに合った和室感や洋室感を表現することもできる。また、表面凹凸があれば滑り止めにもなり得、便蓋の開閉操作がしやすくなる。
以上には、色柄シート20の延長部22として周方向において途切れることがない連続したものを例示したが、側面12の前部22aおよび側部22b、22cで側面に延びた部分が略同幅寸法であれば、周方向の中途で途切れたものであってもよい。例えば、ユニークな意匠性を演出するために、延長部22として、方形のシート部を方形の間隙部とを連続的に配するようにしてもよい。このように中途で途切れるように間隙部を設けることで、色柄シート20のシート貼り工程における色柄シート20の貼り撚れ防止することができる。
1 便器装置
5 周壁
10 便蓋
11 上面
12 側面
13 角部
15 露出部
17 段凹部
20 色柄シート
21 上面シート部
22 延長部
22a 前部
22b 右側部(側部)
22c 左側部(側部)
23 上面用のシート部
24 側面用のシート部

Claims (3)

  1. 便蓋の表面に接着剤または粘着剤を介して色柄シートが配設された便器装置であって、
    前記色柄シートは、前記便蓋の上面から側面まで延長して配設されており、
    前記色柄シートの延長幅が、前記側面の前部および側部で略同幅寸法であり、
    前記側面の前記色柄シートが配設された部分に、前記色柄シートの厚みと略同寸法の深さの段凹部が形成されており、
    前記段凹部に前記色柄シートが延長して配設された延長部と、前記便蓋の前記側面において該延長部の下方に連続する、前記色柄シートが配設されていない露出部とが段差なく略面一となっていることを特徴とする便器装置。
  2. 請求項1において、
    前記延長幅が10~20mmであることを特徴とする便器装置。
  3. 便蓋の表面に色柄シートを該便蓋の上面から側面まで延長するように貼り付ける、色柄シートの配設方法であって、
    前記色柄シートの延長幅が、前記側面の前部および側部で略同幅寸法であり、
    前記側面の前記色柄シートが配される部分には、前記色柄シートの厚みと略同寸法の深さの段凹部が形成されており、
    前記便蓋の前記上面および前記側面の前記段凹部に対して、前記色柄シートを真空圧着法にて貼り付けることを特徴とする色柄シートの配設方法。
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