JP2021023723A - 便蓋用シート - Google Patents

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【課題】便蓋の開蓋時に倒れてくることなく、また便蓋の形状に制限されることなく、かつ上品で高級感のある便蓋用シートを提供する。【解決手段】洋式トイレの便器の蓋上面に配置可能な形状に成形され、厚みを備えたシート状の装飾部材2の裏面に剥奪可能な粘着機能を有する粘着層3が備えられてなり、装飾部材の厚みが3〜10mmに構成され、装飾部材が、シート状の合成樹脂材、合成樹脂発泡体のいずれか又は合成樹脂を塗布して構成されてなる便蓋用シート。【選択図】図1

Description

本発明は、洋式トイレの便器の蓋の上面に剥脱可能に貼着されて使用される便蓋用シートに関し、特に表面が汚れにくく清掃しやすく、かつ上品さを備えた便蓋用シートに関する。
一般家庭で多く使われている腰掛け型トイレ、いわゆる洋式トイレは、衛生面のため、またトイレ個室内の雰囲気の向上、改善のため、便座部分や便蓋にカバーを装着して使用されることが多い。
便座部分のカバーは、着座時に肌が便座に直接触れるのを防止するとともに、汚れた場合には取り外して洗濯が可能であることから、衛生面の観点からはもちろん、冬期には便座からの冷えを防止することができ、家庭のトイレでは広く使われている。
また、便蓋用カバーは、便蓋上面の損傷を防止するとともに、殺風景なトイレ個室内の雰囲気を明るくしたり、華やかにするために使用されることが多い。その形状としては、便蓋の裏面まで便蓋をすっぽりと被覆するタイプや、折り返し部を備え便蓋の周縁部を包み込むようにして装着するタイプ、さらには、便蓋下面にゴム紐や吸盤などを介して装着するタイプ等がある。
便座部分のカバーは、便座が概ねO型とU型のいずれかで形成されているため、ある程度の伸縮性を備えた素材であれば装着が可能である。一方、便蓋用のカバーは、上記のようなタイプ構造であるため、便蓋の形状とほぼ同形状に形成することによって、しっかりと装着できるものとなる。
そして便蓋は、製造メーカーや同メーカーでも型式によって形状や厚みなどが異なるため、当該便蓋のカバーは、主要な便蓋の形状に合わせてそれぞれ製品化されており、使用者は、自己が使用しているトイレの便蓋の形状に適合するカバーを選択して購入し装着している。
しかし、上記のように各便蓋の形状に適合するカバーを装着した場合でも、便蓋をすっぽりと被覆するタイプや、折り返し部で便蓋の周縁部を包み込むようにして装着するタイプは、便蓋の上面全体を覆うため、便蓋を開ける際に便蓋が重かったり、カバー素材の厚みが邪魔になり、便蓋の開蓋状態を維持できず、閉じてしまうという問題があり、使用時、特に男性の小用の場合など便蓋の先端を手で押さえて対応する事態を招いていた。
このような事態を解消するため、便蓋の開蓋状態を阻害しないように構成された便蓋用のカバーが考案されている。
例えば、実公平06−42555号公報において、「蓋基部において回動開閉可能に支持された便器蓋の表側を覆うための表被覆部を備えてなる便器蓋カバーであって、基布の表側のうち、便器蓋開蓋状態において便器蓋が支持されるカバー基部付近に、パイルが植設されていない無パイル部を有し、それ以外の部分は、パイルが植設されている有パイル部であることを特徴とする便器蓋カバー。」が開示されている。
このような構成とすることで、便蓋の開蓋状態を保つに十分な角度を得ることができ、この便蓋用カバーによっては、便蓋の開閉が阻害されないようになる。
一方、近年洋式トイレの進歩はめまぐるしく、従来の機能に加え、さらに様々な機能が付加され使いやすくなるとともに、トイレ自体を家具のごとく見立て、デザイン性の高いスタイリッシュな外観を備えたトイレが数多く生産されている。
そして、それに合わせて便蓋の形状も多種多様となってきている。
特に最近では自動開閉の便蓋が普及し、その構造上従来の便蓋とは形状を異にする。
そのため、従来の便蓋用カバーは使用できず、無理に装着したとしても不格好になってしまったり、自動開閉の機能を阻害してしまうため、トイレの製造メーカーでは、自動開閉の便蓋にはカバーの装着をしないように告知している。
このような問題に対して、便蓋の上面に貼着するシートが提供されている。
例えば、特開2005−152207号公報には、「腰掛け式便器の便蓋に貼り付ける便蓋用シートであって、装飾用の図案が表面に印刷された基層と、前記基層の裏面側に積層された、前記便蓋に対して再剥離および再付着が可能な粘着性を有する再剥離性粘着層と、を有することを特徴とする便蓋用シート。」が開示されている。
上記便蓋用シートは、基層に薄い樹脂シートや、紙、アクリル板などが採用され、厚さが薄く軽量であり便蓋の開蓋状態を阻害することはない。
実公平06−42555号公報 特開2005−152207号公報
しかし、上記特許文献2の便蓋用シートは、厚さが100μm程度で構成され、基層は50μm程度が好適とあり、ポリエチレン系樹脂が好適に用いられるというものであることから、軽量で安価ではあるものの、薄いシールのようなものであり、体裁のよさに欠けるという問題がある。
このような問題を解決するため、本願発明者は、表面に短いパイルが植設された基材の裏面に剥脱可能な粘着機能を有する粘着層が積層されてなる便蓋用シートを開発した(特願2017−40534号)。
本願発明者が開発した便蓋用シートは、便蓋の開閉に負担になるほどの重みがなく便蓋上面に装着することができ、かつ便蓋の開蓋状態を保持することができ、さらに基材の表面に植設される短いパイルが暖かみを備え、上品な印象をあたえ着脱も容易であることから、好評を博している。
そこで、本願発明者はさらに開発をすすめ、衛生面の向上を図るべく、より汚れにくく、簡単に掃除ができるうえ、上品な風合いを備えた便蓋用シートを提供する。
本発明者は上記課題を下記の手段により解決した。
(1)洋式トイレの便器の蓋上面に配置可能な形状に成形され、厚みを備えたシート状の装飾部材の裏面に剥奪可能な粘着機能を有する粘着層が備えられてなることを特徴とする便蓋用シート。
(2)前記装飾部材の厚みが、3〜10mmであることを特徴とする前記(1)に記載の便蓋用シート。
(3)前記装飾部材が、シート状の合成樹脂材、合成樹脂発泡体のいずれか又は合成樹脂を塗布してなることを特徴とする前記(1)又は(2)に記載の便蓋用シート。
(4)前記装飾部材が、天然繊維、化学繊維又は合成繊維のいずれか又は天然繊維と化学繊維の混紡繊維を織り若しくは編み込んだ生地からなることを特徴とする前記(1)又は(2)に記載の便蓋用シート。
(5)前記装飾部材が、前記生地を合成樹脂組成物で被覆したものからなることを特徴とする前記(4)に記載の便蓋用シート。
(6)前記装飾部材が、天然、合成又は人工の何れかの皮革からなることを特徴とする前記(1)又は(2)に記載の便蓋用シート。
(7)前記装飾部材が、前記皮革をその表面に模様を付したものからなることを特徴とする前記(6)に記載の便蓋用シート。
(8)前記(1)〜(7)のいずれか1項に記載の便蓋用シートが、表面に光触媒が担持されてなるものであることを特徴とする便蓋用シート。
(9)前記(1)〜(7)のいずれか1項に記載の便蓋用シートが、表面に抗菌剤が塗布されてなるものであることを特徴とする便蓋用シート。
本発明の便蓋用シートによって、下記の効果が発揮される。
(1)本発明の便蓋用シートは、洋式トイレの便器の蓋上面に剥脱可能に貼着されて使用される便蓋用シートであって、前記洋式トイレの便器の蓋上面に配置可能な形状に成形され、厚みを備えたシート状の装飾部材の裏面に剥奪可能な粘着機能を有する粘着層が備えられてなるので、様々な便蓋に適合しやすく、かつ便蓋の上面に貼着するだけで装着でき、さらにはシール状のような極薄ではなく、その厚みが3〜10mmで構成されるので、高級感があり上品を備えた便蓋用シートとなる。
また、装飾部材は便蓋の上面に配置可能な形状に成型され、かつその形状自体は、当該便蓋用シートの配置作業において影響を与えないので、任意に便蓋の開閉を阻害しない形状に構成することができる。
さらに、厚みを備えることでクッション性が向上し、便蓋への落下物等による傷や損傷を防ぐこともできる。
そして、装飾部材の裏面に粘着層を備えるだけなので、製造しやすく、縫製しないので縫合部がなく衛生面でもより効果を発揮する。
(2)本発明にかかる便蓋用シートの構成は、トイレ用マットや、トイレットペーパーカバーなどにも適用できるので、すべて同じような装飾を施したり、色彩を統一して配置すれば個室トイレ内のトータルコーディネートができ、より優雅で華やかな、そして高級感溢れるトイレ空間を提供することができる。
(3)そして、本発明の便蓋用シートは、前記装飾部材が、シート状の合成樹脂材、合成樹脂発泡体のいずれか又は合成樹脂を塗布して構成されるので、表面が汚れにくく、かつ汚れた場合でも拭き取るだけできれいになり清掃がしやすい。
(4)また、本発明の便蓋用シートは、天然繊維、化学繊維又は合成繊維のいずれか又は天然繊維と化学繊維の混紡繊維を織り若しくは編み込んだ生地で構成することもできるので、意匠性の高い繊維ならではの独特の高級感のある装飾ができる。さらに、装飾部材を構成する前記生地を合成樹脂組成物で被覆することで、防水性を高め、かつ表面の清掃をしやすくすることもできる。
(5)そして、前記装飾部材は、天然、合成又は人工の何れかの皮革とすることもでき、その皮革の表面に模様を付することもでき、より落ち着きのある高級感を備える。
(6)また本発明にかかる便蓋用シートは、便蓋の上面に貼着するだけなので衛生的であり、家庭用トイレに限らず、ホテルやレストランなどのトイレにも気軽に装着して使うことができる。なお、ホテルやレストランなどに使う場合には、装飾部材にホテルのロゴや名称を装飾模様として描くなど任意の装飾を施すことができ、設置するトイレの環境に合わせて、華やかな図柄や上品な色彩のデザインも選択でき、よりデザイン性の高い高級感溢れる便蓋用シートとなる。
(7)さらに、前記便蓋用シートの表面に光触媒を担持されたり、抗菌剤を塗布することができ、脱臭や抗菌効果及び防汚効果を備えることができる。
本発明にかかる便蓋用シートの実施例を示す斜視図 本発明にかかる便蓋用シートの実施例の断面図 本発明にかかる便蓋用シートの使用方法の説明図 本発明にかかる便蓋用シートの使用状態の説明図
本発明の便蓋用シートの実施例を図に基づいて説明する。
図1は本発明にかかる便蓋用シートの実施例を示す斜視図、図2は本発明にかかる便蓋用シートの実施例の断面図、図3は本発明にかかる便蓋用シートの使用方法の説明図であり、図4は本発明にかかる便蓋用シートの使用状態の説明図である。
図中、1は便蓋用シート、2は装飾部材、3は粘着層、4はトイレ、4aは便蓋、5は合成樹脂組成物、10は便蓋用シートの表面側、11は便蓋用シートの裏面側、101は装飾用図柄である。
本発明の便蓋用シート1は、腰掛け型トイレ、いわゆる洋式トイレの便器の蓋上面に剥脱可能に貼着されて使用される便蓋用シートである。
本発明において、前記洋式トイレとしては、通常の洋式トイレの他、腰掛け型のポータブルトイレや、和式トイレの上に、腰掛け用に簡易設置して用いられるもの等であってもよく、便蓋であれば、あらゆる形状のものに使用できる構造となっている。
図1は本発明にかかる便蓋用シートの実施例を示す斜視図、図2は本発明にかかる便蓋用シートの実施例の断面図である。
本発明にかかる便蓋用シート1は、図1(a)〜(c)及び図2(a)に示すように、洋式トイレの便器の蓋上面に配置可能な形状に成形されたシート状の装飾部材2と、前記装飾部材2の裏面に積層される剥奪可能な粘着機能を有する粘着層3とで構成され、前記装飾部材2は厚みを備える。
前記装飾部材2は、洋式トイレの便器の蓋上面に配置可能な形状に成形される。配置可能な形状とは、便蓋上面の全体を覆うような形状が好ましいが、便蓋上面の一部を覆うような形状であってもよく、その形状は限定されない。
なお、上記形状は、前記便蓋用シート1を便蓋上面に貼着した際に、便蓋の開閉を阻害しない形状とする。
また、前記装飾部材2(2a)の厚みαは、3〜10mm程度で構成され、ほどよいクッション性と、安定した形状保持力を備える。これにより、シールのような薄っぺらい印象がなく、高級感を備える構成となっている。
そして、本発明にかかる便蓋用シート1の前記装飾部材2は、ざまざまな材料で構成することが可能である。
例えば、前記装飾部材2は、合成樹脂材や合成樹脂発泡体で構成される。
あるいは不織布、生地など任意の芯材に合成樹脂を塗布、いわゆるコーティングして構成することもできる。
前記合成樹脂材、合成樹脂発泡体、塗布用合成樹脂としては、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエステル、アクリル、ポリアミド、ナイロン、ポリウレタン、ポリエチレン・テレフタレート(PET)、ポリスチレン(PS)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリ乳酸(PLA)又はABS樹脂などから選ばれる樹脂材が挙げられる。
これらは、シート状の加工がしやすく、また塗布しやすく、所定の厚さに成形しやすく、耐久性にも優れかつ表面の汚れなどの清掃がしやすく、特にポリ塩化ビニルは、その表面への印刷もしやすいので本発明にかかる便蓋用シート1に好適である。
図1(a)に示す便蓋用シート1の実施例では、ポリ塩化ビニルからなる装飾部材2の表面に花柄と模様が印刷され、優雅な雰囲気のあるものとなっている。
なお、合成樹脂発泡体については、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、フェノール、ユリア、シリコーン、発泡ゴムなどから選ばれる。装飾部材2を合成樹脂発泡体で構成することで、十分な厚みを備え緩衝性・弾力性を向上させるだけでなく、耐摩耗性、耐老化性、耐久性を備えた便蓋用シート1となり好適である。
また、前記装飾部材2は、天然繊維、化学繊維又は合成繊維のいずれか又は天然繊維と化学繊維の混紡繊維を織り若しくは編み込んだ生地により構成することもできる。
装飾部材2を天然繊維とする場合には、木綿、麻、絹、パルプなど、化学繊維とする場合には、ポリオレフィン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ナイロン樹脂、アクリル樹脂などを採用することができ、これらを単体あるいは混紡して織り込んだり編み込んだ生地で、装飾部材2を成型する。前記各繊維を織り込んだり編み込んだ生地は、複雑な装飾が可能であり、生地には起毛加工をすることもでき、デザインの幅が広がり、より優雅で華やかな装飾部材2となる。
さらに、前記生地を合成樹脂組成物で被覆したもので構成することもできる。
例えばシート状のポリ塩化ビニルを生地へ圧着させるラミネート加工を施し、装飾部材2の生地を被覆する方法が挙げられる。
この場合には、図2(b)に示すように、前記生地からなる装飾部材2bの上面に合成樹脂組成物5を塗布、あるいはフィルム状の合成樹脂組成物5を積層して前記生地を被覆する。ここでは合成樹脂組成物5として、シート状のPVCを使い、生地に熱圧着して被覆している。
前記合成樹脂組成物5としては、耐水性、耐久性、剛性を備え、かつ生地に追従する柔軟性、伸縮性を備えた材料が使われる。具体的には、前述のポリ塩化ビニル(PVC)の他、ポリエチレン・テレフタレート(PET)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ABS、ポリカーボネート、アクリル樹脂などが好適である。
これら合成樹脂組成物5の材料は、前記生地の素材との接着性の相性等を考慮して選択される。このように生地の表面を合成樹脂組成物5で被覆することで、生地で構成される装飾部材2に張りをもたすとともに、生地が汚れるのを防止でき、かつ清掃がしやすくなる。
図1(b)に示す便蓋用シート1の実施例では、化学繊維を糸状にして織り込んで複雑な模様を形成し、個性的な雰囲気のある便蓋用シート1となっている。
さらに本発明にかかる便蓋用シート1の装飾部材2は、天然、合成又は人工の何れかの皮革で構成することもできる。
皮革で装飾部材2を形成する場合には、皮革そのものを装飾部材2として使用してもよく、あるいはその皮革の表面に模様を付して構成することもできる。前記模様は、凹凸状の模様をシート状皮革に型押し加工によって施したり、あるいは紐状の皮革を織り込んで模様を形成してもよい。
このように装飾部材2を皮革で形成した場合には、一般の皮革製品と同様の手入れをすることで長期にわたり使用することができ、高級感を醸し出すだけでなく、深い味わいのある便蓋用シート1となる。
図1(c)に示す便蓋用シート1の実施例では、天然皮革を紐状にしてメッシュ状に編み込んだ装飾部材2を備え、皮革の素材を楽しめるデザインの便蓋用シート1となっている。
また、本発明の便蓋用シート1の装飾部材2の裏面側11には、粘着層3が積層されている。
該粘着層3は、該便蓋用シート1を便蓋上面に剥脱可能とする粘着機能を有するものである。粘着材としては、便蓋上面に何度でも剥脱可能なものであればよく、例えば、シリコン樹脂、アクリル樹脂、ポリウレタンや塩化ビニルなどを選択することができ、特にシリコン樹脂やアクリル樹脂で構成すると、しっかりと便蓋上面に粘着させることができ、かつ容易に剥がすこともでき、剥離後の便蓋上面に粘着材が残存することもなく好適である。
また、便蓋用シート1の裏面側11の粘着層3は、全面を粘着面とし長時間の使用にあたって剥離してめくれる不都合をなくしたり、あるいは粘着材を筋状や波状に配設し剥離時に剥がしやすく構成したりすることも好ましい。
なお、前記便蓋用シート1の表面には、光触媒を担持させてもよい。例えば、装飾部材2の表面に光触媒を塗布、噴霧したり、あるいは合成樹脂材に光触媒を含有させてもよい。
同様に、便蓋用シート1の表面に抗菌剤を塗布したり、噴霧させるのも好ましい。本発明にかかる便蓋用シート1は、その表面を吹きやすく汚れに対して掃除しやすい特徴があるが、抗菌剤を塗布したり含有させておくことで、より殺菌性を高め、衛生面でも高い効果を発揮する
なお、本発明にかかる便蓋用シート1の装飾部材2は、上記した各素材が好適に使用できるものではあるが、上記構成で形成することができるものであれば、上記に挙げた以外の素材を採用することを妨げるものではない。
図3は、本発明にかかる便蓋用シート1の使用方法の説明図である。
本発明にかかる便蓋用シート1は、裏面に剥奪可能な粘着機能を有する粘着層が備えられているので、便蓋4aの上面に前記裏面側を下向きにして(図3(a))、貼着するだけでよく、特段、装着に力をいれる必要もなくトイレ4に装着できる(図3(b))。また、剥がす場合には、便蓋用シート1の周縁を軽く持ち上げるだけで剥奪できるので、装着も剥奪も誰でもできる使いやすいものとなっている。
本発明にかかる便蓋用シート1は、洋式トイレの便器の蓋上面に配置可能な形状に成形され厚みを備えたシート状の装飾部材2の裏面に剥奪可能な粘着機能を有する粘着層が備えられてなるものであり、すなわち、当該便蓋用シート1は、配置する部分の形状に合わせた任意の形状で、その裏面に粘着層を積層したシンプルな構成となっている。
したがって、例えば、トイレ4の足下の形状に合わせて本発明にかかる便蓋用シート1と同様に構成すれば、トイレ用マットになり、また、同様にトイレットペーパーカバーにもなり得る。
そこで、図4の本発明にかかる便蓋用シートの使用状態の説明図に示すように、便蓋用シート1の装飾部材2に描かれた装飾と同様の装飾をトイレ用マット6やトイレットペーパーカバー7にも装飾することで、トイレ個室内のトータルコーディネートができ、トイレだけでなく、トイレ個室内全体を統一感のある上品さや華やかさ、高級感を与える空間とすることができる。
トイレ用マット6やトイレットペーパーカバー7についても、装飾部材2に合成樹脂材や繊維、皮革などを使用することで、汚れにくく、掃除がしやすく、便蓋用シート1と同様に光触媒を担持されて構成することもできるので、脱臭や抗菌効果及び防汚効果に優れたものとなる。
上記のごとく構成される本発明の便蓋用シート1は、便蓋上面に、貼着して使用されるものであることから、便蓋の形状に影響を受けず、いずれの形状の便蓋にも貼着することができ、購入時に特段の注意を払う必要もなく、また、製造メーカーもトイレの設計変更のたびに、その形状を検討する等の必要もない。
また、便蓋の上面に貼着するだけの構成なので、便蓋を覆う必要がなく、さらに蓋の開閉に負担になるほどの重みもなく、誰にでも簡単に装着、剥奪ができ、貼着する位置も調整できるので、便蓋の開蓋状態の保持を阻害することもなく、トイレ内を華やかに装飾することができるものとなっている。
そして、本発明にかかる便蓋用シート1は厚みを備えて構成され、様々な素材を使用して構成することができるので、高級感や上品さを与えるだけでなく、いろいろなデザインを楽しむことができ、さらに落下物等による便蓋上面の傷や損傷を防止することができ、ほどよいクッション性を備えたものとなる。
1 便蓋用シート
2 装飾部材
3 粘着層
4 トイレ
4a 便蓋
5 合成樹脂組成物
6 トイレ用マット
7 トイレットペーパーカバー
10 便蓋用シートの表面側
11 便蓋用シートの裏面側
101 装飾用図柄

Claims (9)

  1. 洋式トイレの便器の蓋上面に配置可能な形状に成形され、厚みを備えたシート状の装飾部材の裏面に剥奪可能な粘着機能を有する粘着層が備えられてなることを特徴とする便蓋用シート。
  2. 前記装飾部材の厚みが、3〜10mmであることを特徴とする請求項1に記載の便蓋用シート。
  3. 前記装飾部材が、シート状の合成樹脂材、合成樹脂発泡体のいずれか又は合成樹脂を塗布してなることを特徴とする請求項1又は2に記載の便蓋用シート。
  4. 前記装飾部材が、天然繊維、化学繊維又は合成繊維のいずれか又は天然繊維と化学繊維の混紡繊維を織り若しくは編み込んだ生地からなることを特徴とする請求項1又は2に記載の便蓋用シート。
  5. 前記装飾部材が、前記生地を合成樹脂組成物で被覆したものからなることを特徴とする請求項4に記載の便蓋用シート。
  6. 前記装飾部材が、天然、合成又は人工の何れかの皮革からなることを特徴とする請求項1又は2に記載の便蓋用シート。
  7. 前記装飾部材が、前記皮革をその表面に模様を付したものからなることを特徴とする請求項6に記載の便蓋用シート。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の便蓋用シートが、表面に光触媒が担持されてなるものであることを特徴とする便蓋用シート。
  9. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の便蓋用シートが、表面に抗菌剤が塗布されてなるものであることを特徴とする便蓋用シート。
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