JP2005136452A - スイッチング回路及びそれを用いたオーディオ信号再生装置及びスイッチング素子保護方法 - Google Patents

スイッチング回路及びそれを用いたオーディオ信号再生装置及びスイッチング素子保護方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 定電圧電源に直列に接続されブリッジ回路を構成する2個のスイッチング素子の一方がオンしたままになるという異常状態のときに、これら2個のスイッチング素子を貫通する貫通電流によってスイッチング素子が破壊されることを防止するスイッチング回路及びそれを用いたオーディオ信号再生装置を提供する。
【解決手段】 定電圧電源VBBとグランドGND間に直列に接続されたMOSFETM1、M2の接続点をスピーカに接続し、MOSFETM1とM2とをオーディオ信号が変換された1ビット信号に応じて交互にオン/オフするディジタルアンプ1を備えたオーディオ信号再生装置において、MOSFETM1、M2のドレイン−ソース間電圧が共に所定電圧より小さいときに、MOSFETM1、M2を共にオフにして貫通電流を遮断するためのプロテクト信号を出力する保持回路X6を設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、パワーMOS FET(metal-oxide semiconductor field effect transistor:電界効果トランジスタ)等のスイッチング素子の制御により信号を再生する回路等に関する。
従来より、オーディオ信号再生装置等のスイッチング増幅部を構成するスイッチング回路であって、パワーMOSFET等のスイッチング素子で構成されたブリッジ回路により、ディジタル信号を制御信号として定電圧をスイッチングして電力増幅するスイッチング回路には、ハーフブリッジ回路とフルブリッジ回路とが用いられている。
図3は、定電圧として+Vd、−Vdが印加されたハーフブリッジ回路102と、スイッチング信号から高域成分を除去するローパスフィルタ(Low Pass Filter:LPF)103とスピーカ104とを備えて構成されるオーディオ信号再生装置の一部を示す回路ブロック図である。また、ハーフブリッジ回路102を構成するスイッチング素子Q1、Q2を制御してスイッチング動作を行うための制御信号を図4に示す。図4において、S1がハイサイド側のスイッチング素子Q1をオン/オフする制御信号であり、S2がローサイド側のスイッチング素子Q2をオン/オフする制御信号である。
スイッチング素子Q1、Q2は、各制御信号がH(High)信号のときにオンとなり、L(Low)信号のときオフになる。従って、ハーフブリッジ回路102において、スイッチング素子Q1がオンのとき、スイッチング素子Q2はオフであり、スイッチング素子Q1がオフのとき、スイッチング素子Q2はオンとなる。このように、正常動作時においては、スイッチング素子Q1、Q2は交互にオン/オフを繰り返し、いずれもがオンになることはないように制御されている。
図5は、定電圧として+Vd、−Vdが印加されたフルブリッジ回路112と、スイッチング信号から高域成分を除去するローパスフィルタ103とスピーカ104とを備えて構成されるオーディオ信号再生装置の一部を示す回路ブロック図である。また、フルブリッジ回路112を構成するスイッチング素子Q11〜Q14を制御してスイッチング動作を行うための制御信号を図6に示す。図6において、S11がスイッチング素子Q11、Q14をオン/オフする制御信号であり、S12がスイッチング素子Q12、Q13をオン/オフする制御信号である。
スイッチング素子Q11〜Q14は、各制御信号がH(High)信号のときにオンとなり、L(Low)信号のときオフになる。従って、フルブリッジ回路112において、スイッチング素子Q11、Q14がオンのとき、スイッチング素子Q12、Q13はオフであり、スイッチング素子Q11、Q14がオフのとき、スイッチング素子Q12、Q13はオンとなる。従って、正常動作時において信号電流は、+Vdからハイサイド側のスイッチング素子Q11、LPT103、スピーカ104、ローサイド側のスイッチング素子Q14、−Vdの経路か、または、+Vdからハイサイド側のスイッチング素子Q13、LPT103、スピーカ104、ローサイド側のスイッチング素子Q12、−Vdの経路かのいずれかの経路を流れて、スピーカ104を駆動する。
このように、正常動作時においては、スイッチング素子Q11、Q14とスイッチング素子Q12、Q13とは交互にオン/オフを繰り返し、スイッチング素子Q11とQ12、または、スイッチング素子Q13とQ14が同時にオンになることがないように制御されている。
しかしながら、図3に示すハーフブリッジ回路102において、制御信号S1をスイッチング素子Q1へ供給するドライバ(不図示)や、制御信号S2をスイッチング素子Q2へ供給するドライバ(不図示)、または、その更に上流の制御機器等(不図示)にスイッチング素子Q1またはQ2を常時オンさせてしまうような異常が発生した場合には、スイッチング素子Q1とQ2が同時にオンになる状態が発生し、スイッチング素子Q1とQ2を貫通する大きな貫通電流が流れ、スイッチング素子Q1、Q2が破壊されてしまう可能性がある。また、スイッチング素子Q1またはQ2のいずれかが常時オンしてしまうように故障した場合にも、スイッチング素子Q1とQ2を貫通する大きな貫通電流が流れ、故障していない方のスイッチング素子まで破壊されてしまう可能性がある。
また、図5に示すフルブリッジ回路112においても、制御信号S11をスイッチング素子Q11、Q14へ供給するドライバ(不図示)や、制御信号S12をスイッチング素子Q12、Q13へ供給するドライバ(不図示)、または、その更に上流の制御機器等(不図示)にスイッチング素子Q11〜Q14のいずれかを常時オンさせてしまうような異常が発生した場合には、スイッチング素子Q11とQ12、または、スイッチング素子Q13とQ14が同時にオンになり、スイッチング素子Q11とQ12、または、スイッチング素子Q13とQ14を貫通する大きな貫通電流が流れ、スイッチング素子Q11〜Q14のいずれか、または、複数のスイッチング素子が破壊されてしまう可能性がある。また、スイッチング素子Q11〜Q14のいずれかが常時オンしてしまうように故障した場合にも、スイッチング素子Q11とQ12、または、スイッチング素子Q13とQ14を貫通する大きな貫通電流が流れ、故障していないスイッチング素子まで破壊されてしまう可能性がある。
従来より、過電流によってスイッチング素子が破壊されることを防止するために、スイッチング素子が接続された電源ラインに抵抗を接続し、この抵抗の両端に発生する電圧からスイッチング素子に流れる電流を検出し、過電流が流れたときにはスイッチング素子をオフする等してスイッチング素子の保護を図ったスイッチング回路がある。
また、Hブリッジ回路を構成する複数のMOSFETのゲートディレイ回路を含む信号検出回路において、昇温検出回路を設けることにより、温度によって前記各MOSFETの立ち上がり時または立ち下がり時の切り替わり間隔を制御しているものもある(例えば、特許文献1参照)。
特開平7―177010号公報
しかしながら、スイッチング素子が接続された電源ラインに過電流検出用の抵抗を接続してスイッチング素子の保護を図ったスイッチング回路は、正常動作時においても、この電流検出用抵抗に信号電流が流れるので、この電流検出用抵抗が発熱するうえ、無駄な消費電力が発生するという問題があった。
また、特許文献1に記載の従来技術では、Hブリッジ回路を構成するMOSFETであって、電源に直列に接続された上下のMOSFETのターンオン時間、ターンオフ時間の差に基づく貫通電流が流れることを、温度変化が生じても安定的に防ぐことはできるが、前記上下のMOSFETの一方のMOSFETがオンしたままになるというような異常な場合に、この上下のMOSFETを貫通する貫通電流が流れることによるMOSFETの破壊を防ぐことはできないという問題があった。
本発明は、上記の点に鑑み、定電圧電源に直列に接続されブリッジ回路を構成する2個のスイッチング素子の一方がオンしたままの状態になる異常が発生したときに、これら2個のスイッチング素子を貫通する貫通電流によってスイッチング素子が破壊されることを防止することのできるスイッチング回路及びそれを用いたオーディオ信号再生装置及びスイッチング素子保護方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、高位電源端子と低位電源端子間に直列に接続された第1、第2スイッチング素子を備え、入力信号に応じて第1スイッチング素子をオン、第2スイッチング素子をオフとする第1の期間と第1スイッチング素子をオフ、第2スイッチング素子をオンとする第2の期間とを切り換えて、第1、第2スイッチング素子の接続点から出力を取り出すスイッチング回路において、第1スイッチング素子に流れる電流を検出する第1電流検出手段と、第2スイッチング素子に流れる電流を検出する第2電流検出手段と、第1、第2電流検出手段が共に所定電流値を超える電流を検出したときに第1、第2スイッチング素子をオフにして貫通電流を遮断し第1、第2スイッチング素子を保護する保護手段とを設けたものである。
このようにすると、第1、第2スイッチング素子のいずれか一方がオンしたままの状態になる誤作動等が発生し、第1、第2スイッチング素子を貫通する大きな貫通電流が流れたときに、前記貫通電流が流れたことを検出して遮断することができるので、前記貫通電流が流れ続けることにより第1、第2スイッチング素子が破壊されることを防止することができる。
また、例えば、第1電流検出手段を第1スイッチング素子両端の電圧を検出する第1電圧検出回路にし、第2電流検出手段を第2スイッチング素子両端の電圧を検出する第2電圧検出回路にすると良い。このようにすると、各スイッチングに大きな電流が流れていることをスイッチング素子両端の電圧から検出することができ、電流検出用抵抗等の無駄な消費電力を発生させる電流検出器を取り付ける必要が無くなる。
また、例えば、前記保護手段は、第1電圧検出回路で検出された電圧が第1所定電圧より小さく、且つ、第2電圧検出回路で検出された電圧が第2所定電圧より小さいことを検知して検知信号を出力する検知回路と、前記検知信号を所定時間だけ遅延させる遅延回路と、該遅延回路からの検知信号を保持するとともに保持している間は第1、第2スイッチング素子をオフにして貫通電流を遮断するためのプロテクト信号を出力する保持回路を備えていると良い。
このようにすると、前記検知回路により第1、第2スイッチング素子共に所定の電流値を超える電流が流れていることが検知でき、前記遅延回路により第1、第2スイッチング素子が共にスイッチング動作する微小時間に第1、第2スイッチング素子両端の電圧が不安定になることから生じる誤検出を防止でき、前記保持回路により第1、第2スイッチング素子を流れる貫通電流を遮断するためのプロテクト信号を出力し続けることができるので、第1、第2スイッチング素子を貫通する貫通電流を安定して遮断させることができる。
また、例えば、高位電源端子と低位電源端子間に順次直列に接続された第1、第2スイッチング素子と、前記高位電源端子と低位電源端子間に順次直列に接続された第3、第4スイッチング素子とを備え、入力信号に応じて第1、第4スイッチング素子をオン、第2、第3スイッチング素子をオフとする第1の期間と第1、第4スイッチング素子をオフ、第2、第3スイッチング素子をオンとする第2の期間とを切り換えて、第1、第2スイッチング素子の接続点と第3、第4スイッチング素子の接続点との間から出力を取り出すスイッチング回路において、第1スイッチング素子に流れる電流を検出する第1電流検出手段と、第2スイッチング素子に流れる電流を検出する第2電流検出手段と、第3スイッチング素子に流れる電流を検出する第3電流検出手段と、第4スイッチング素子に流れる電流を検出する第4電流検出手段と、第1、第2電流検出手段が共に第1の所定電流値を超える電流を検出したときに第1、第2スイッチング素子をオフにして第1、第2スイッチング素子の貫通電流を遮断し第1、第2スイッチング素子を保護するとともに、第3、第4電流検出手段が共に第2の所定電流値を超える電流を検出したときに第3、第4スイッチング素子をオフにして第3、第4スイッチング素子の貫通電流を遮断し第3、第4スイッチング素子を保護する保護手段とを設けると良い。
このようにすると、第1、第2スイッチング素子のいずれか一方がオンしたままの状態になる誤作動等が発生し、第1、第2スイッチング素子の貫通電流が流れたときに、該貫通電流が流れたことを検出して遮断することができるので、該貫通電流が流れ続けることにより第1、第2スイッチング素子が破壊されることを防止することができ、また、第3、第4スイッチング素子のいずれか一方がオンしたままの状態になる誤作動等が発生し、第3、第4スイッチング素子の貫通電流が流れたときに、該貫通電流が流れたことを検出して遮断することができるので、該貫通電流が流れ続けることにより第3、第4スイッチング素子が破壊されることを防止することができる。
また、例えば、第1電流検出手段を第1スイッチング素子両端の電圧を検出する第1電圧検出回路にし、第2電流検出手段を第2スイッチング素子両端の電圧を検出する第2電圧検出回路にし、第3電流検出手段を第3スイッチング素子両端の電圧を検出する第3電圧検出回路にし、第4電流検出手段を第4スイッチング素子両端の電圧を検出する第4電圧検出回路にすると良い。このようにすると、各スイッチング素子に大きな電流が流れていることをスイッチング素子両端の電圧から検出することができ、電流検出用抵抗等の無駄な消費電力を発生させる電流検出器を取り付ける必要が無くなる。
また、例えば、前記保護手段は、第1電圧検出回路で検出された電圧が第1所定電圧より小さく、且つ、第2電圧検出回路で検出された電圧が第2所定電圧より小さいことを検知して第1検知信号を出力する第1検知回路と、第1検知信号を第1の所定時間だけ遅延させる第1遅延回路と、第1遅延回路からの第1検知信号を保持するとともに保持している間は第1、第2スイッチング素子をオフにして第1、第2スイッチング素子の貫通電流を遮断するための第1プロテクト信号を出力する第1保持回路と、第3電圧検出回路で検出された電圧が第3所定電圧より小さく、且つ、第4電圧検出回路で検出された電圧が第4所定電圧より小さいことを検知して第2検知信号を出力する第2検知回路と、第2検知信号を第2の所定時間だけ遅延させる第2遅延回路と、第2遅延回路からの第2検知信号を保持するとともに保持している間は第3、第4スイッチング素子をオフにして第3、第4スイッチング素子の貫通電流を遮断するための第2プロテクト信号を出力する第2保持回路とを備えていると良い。
このようにすると、第1検知回路により第1、第2スイッチング素子共に所定の電流値を超える電流が流れていることが検知でき、第1遅延回路により第1、第2スイッチング素子が共にスイッチング動作する微小時間に第1、第2スイッチング素子両端の電圧が不安定になることから生じる誤検出を防止でき、第1保持回路により第1、第2スイッチング素子の貫通電流を遮断するための第1プロテクト信号を出力し続けることができるので、第1、第2スイッチング素子の貫通電流を安定して遮断させることができる。また、第2検知回路により第3、第4スイッチング素子共に所定の電流値を超える電流が流れていることが検知でき、第2遅延回路により第3、第4スイッチング素子がスイッチング動作する微小時間に第3、第4スイッチング素子両端の電圧が不安定になることから生じる誤検出を防止でき、第2保持回路により第3、第4スイッチング素子の貫通電流を遮断するための第2プロテクト信号を出力し続けることができるので、第1、第2スイッチング素子の貫通電流を安定して遮断させることができる。
また、例えば、前記スイッチング素子をMOSFETにすると、消費電力を少なくして高速でスイッチングできるので、高効率なオーディオ信号再生装置にすることができる。
また、例えば、前記電圧検出回路をMOSFETのドレイン、ソース間の電圧を検出して増幅する差動増幅回路にすると、MOSFETのドレイン、ソース間の電圧を正確に検出することができる。
また、例えば、アナログ信号または多ビットで割り当てられて表現されたディジタル信号から成るオーディオ信号を1ビットで割り当てられる1ビット信号に変換する1ビット信号変換手段と、高位電源端子と低位電源端子間に直列に接続された第1、第2スイッチング素子から成るスイッチング回路と、前記1ビット信号に応じて第1スイッチング素子をオン、第2スイッチング素子をオフとする第1の期間と第1スイッチング素子をオフ、第2スイッチング素子をオンとする第2の期間とを切り換えるドライバとを備え、第1、第2スイッチング素子の接続点に接続されたスピーカから前記オーディオ信号を再生するオーディオ信号再生装置において、前記スイッチング回路に、第1スイッチング素子に流れる電流を検出する第1電流検出手段と、第2スイッチング素子に流れる電流を検出する第2電流検出手段と、第1、第2電流検出手段が共に所定電流値を超える電流を検出したときに第1、第2スイッチング素子をオフにして貫通電流を遮断し第1、第2スイッチング素子を保護する保護手段とを設けると良い。
このようにすると、第1、第2スイッチング素子の誤作動等が発生し、第1、第2スイッチング素子を貫通する大きな貫通電流が流れたときであっても、前記貫通電流が流れたことを検出して第1、第2スイッチング素子をオフにすることができるので、前記貫通電流が流れ続けることにより第1、第2スイッチング素子が破壊されることを防止することのできるオーディオ信号再生装置が実現できる。
また、例えば、アナログ信号または多ビットで割り当てられて表現されたディジタル信号から成るオーディオ信号を1ビットで割り当てられる1ビット信号に変換する1ビット信号変換手段と、高位電源端子と低位電源端子間に順次直列に接続された第1、第2スイッチング素子と、前記高位電源端子と低位電源端子間に順次直列に接続された第3、第4スイッチング素子とから成るスイッチング回路と、前記1ビット信号に応じて第1、第4スイッチング素子をオン、第2、第3スイッチング素子をオフとする第1の期間と第1、第4スイッチング素子をオフ、第2、第3スイッチング素子をオンとする第2の期間とを切り換えるドライバとを備え、第1、第2スイッチング素子の接続点と第3、第4スイッチング素子の接続点との間に接続されたスピーカから前記オーディオ信号を再生するオーディオ信号再生装置において、前記スイッチング回路に、第1スイッチング素子に流れる電流を検出する第1電流検出手段と、第2スイッチング素子に流れる電流を検出する第2電流検出手段と、第3スイッチング素子に流れる電流を検出する第3電流検出手段と、第4スイッチング素子に流れる電流を検出する第4電流検出手段と、第1、第2電流検出手段が共に第1の所定電流値を超える電流を検出したときに第1、第2スイッチング素子をオフにして第1、第2スイッチング素子の貫通電流を遮断し第1、第2スイッチング素子を保護するとともに、第3、第4電流検出手段が共に第2の所定電流値を超える電流を検出したときに第3、第4スイッチング素子をオフにして第3、第4スイッチング素子の貫通電流を遮断し第3、第4スイッチング素子を保護する保護手段とを設けると良い。
このようにすると、第1、第2スイッチング素子の誤作動等が発生し、第1、第2スイッチング素子を貫通する大きな貫通電流が流れたときであっても、前記貫通電流が流れたことを検出して第1、第2スイッチング素子をオフにすることができるので、前記貫通電流が流れ続けることにより第1、第2スイッチング素子が破壊されることを防止できるとともに、第3、第4スイッチング素子の誤作動等が発生し、第3、第4スイッチング素子を貫通する大きな貫通電流が流れたときであっても、前記貫通電流が流れたことを検出して第3、第4スイッチング素子をオフにすることができるので、前記貫通電流が流れ続けることにより第3、第4スイッチング素子が破壊されることを防止することのできるオーディオ信号再生装置が実現できる。
また、例えば、高位電源端子と低位電源端子間に直列に接続された第1、第2スイッチング素子を備え、入力信号に応じて第1スイッチング素子をオン、第2スイッチング素子をオフとする第1の期間と第1スイッチング素子をオフ、第2スイッチング素子をオンとする第2の期間とを切り換えて、第1、第2スイッチング素子の接続点から出力を取り出すスイッチング回路におけるスイッチング素子保護方法において、第1スイッチング素子に流れる電流と第2スイッチング素子に流れる電流とを検出し、該検出した電流値が所定電流値を超えるときに第1、第2スイッチング素子をオフにすると良い。
このようにすると、第1、第2スイッチング素子のいずれか一方がオンしたままの状態になる誤作動等が発生し、第1、第2スイッチング素子を貫通する大きな貫通電流が流れたときに、前記貫通電流が流れたことを検出して第1、第2スイッチング素子をオフにするので、前記貫通電流が流れ続けることにより第1、第2スイッチング素子が破壊されることを防止することができる。
本発明によると、高位電源端子と低位電源端子間に直列に接続された第1、第2スイッチング素子を備え、入力信号に応じて第1スイッチング素子をオン、第2スイッチング素子をオフとする第1の期間と第1スイッチング素子をオフ、第2スイッチング素子をオンとする第2の期間とを切り換えて、第1、第2スイッチング素子の接続点から出力を取り出すスイッチング回路において、第1スイッチング素子に流れる電流を検出する第1電流検出手段と、第2スイッチング素子に流れる電流を検出する第2電流検出手段と、第1、第2電流検出手段が共に所定電流値を超える電流を検出したときに第1、第2スイッチング素子をオフにして貫通電流を遮断し第1、第2スイッチング素子を保護する保護手段とを設けたので、第1、第2スイッチング素子のいずれか一方がオンしたままになる異常な状態が発生し、第1、第2スイッチング素子を貫通する大きな貫通電流が流れたときには、第1、第2スイッチング素子を共にオフにして前記貫通電流が流れるのを遮断することができ、第1、第2スイッチング素子が破壊されることを防止することができる。
また、本発明によると、高位電源端子と低位電源端子間に順次直列に接続された第1、第2スイッチング素子と、前記高位電源端子と低位電源端子間に順次直列に接続された第3、第4スイッチング素子とを備え、入力信号に応じて第1、第4スイッチング素子をオン、第2、第3スイッチング素子をオフとする第1の期間と第1、第4スイッチング素子をオフ、第2、第3スイッチング素子をオンとする第2の期間とを切り換えて、第1、第2スイッチング素子の接続点と第3、第4スイッチング素子の接続点との間から出力を取り出すスイッチング回路において、第1スイッチング素子に流れる電流を検出する第1電流検出手段と、第2スイッチング素子に流れる電流を検出する第2電流検出手段と、第3スイッチング素子に流れる電流を検出する第3電流検出手段と、第4スイッチング素子に流れる電流を検出する第4電流検出手段と、第1、第2電流検出手段が共に第1の所定電流値を超える電流を検出したときに第1、第2スイッチング素子をオフにして第1、第2スイッチング素子の貫通電流を遮断し第1、第2スイッチング素子を保護するとともに、第3、第4電流検出手段が共に第2の所定電流値を超える電流を検出したときに第3、第4スイッチング素子をオフにして第3、第4スイッチング素子の貫通電流を遮断し第3、第4スイッチング素子を保護する保護手段とを設けたので、第1、第2スイッチング素子のいずれか一方がオンしたままになる異常な状態が発生し、第1、第2スイッチング素子を貫通する大きな貫通電流が流れたときには、第1、第2スイッチング素子を共にオフにして前記貫通電流が流れるのを遮断することができ、第1、第2スイッチング素子が破壊されることを防止することができ、また、第3、第4スイッチング素子のいずれか一方がオンしたままになる異常な状態が発生し、第3、第4スイッチング素子を貫通する大きな貫通電流が流れたときには、第3、第4スイッチング素子を共にオフにして前記貫通電流が流れるのを遮断することができ、第3、第4スイッチング素子が破壊されることを防止することができる。
以下に、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態のオーディオ信号再生装置の電気的構成を示す回路ブロック図である。図1に示すオーディオ信号再生装置は、ディジタルアンプ(スイッチング回路)1と、ローパスフィルタ2、3と、スピーカ4と、ΔΣ変調部(1ビット信号変換手段)5と、ドライバ6とから構成されている。
ΔΣ変調部5は、アナログ信号または多ビットで表されたディジタル信号を1ビット信号に符号化する方式として良く知られたΔΣ変調方式によって、入力されるオーディオ信号であるアナログ信号または多ビットで表されたディジタル信号を1ビット信号に変換する。そして、ドライバ6はその1ビット信号に基づいて、後段のディジタルアンプ1のスイッチング素子を駆動するための制御信号を生成して前記スイッチング素子に与える。尚、ドライバ6に与えられる前記1ビット信号は、入力されるオーディオ信号であるアナログ信号と基準となる鋸歯状波との比較により生成されるPWM(Pulse Width Modulation)信号であっても良い。
また、ディジタルアンプ1は、電圧+VBB[V]を供給する定電圧電源(高位電源端子)VBBとグランド(低位電源端子)GND間に直列に接続されたNチャンネル型のMOSFET(スイッチング素子)M1、M2と、同じく、定電圧電源VBBとグランドGND間に直列に接続されたNチャンネル型のMOSFET(スイッチング素子)M3、M4とを備えており、MOSFETM1、M2の接続中点とMOSFETM3、M4の接続中点との間にローパスフィルタ2、3を介してスピーカ4を接続してフルブリッジ回路を構成している。ここで、MOSFETM1、M3が定電圧電源VBB側に接続されたハイサイドFETであり、MOSFETM2、M4がグランドGND側に接続されたローサイドFETである。
ローパスフィルタ2は、コイルL1とコンデンサC1とで構成され、コイルL1の一端がMOSFETM1、M2の接続中点に接続され、他端がスピーカ4の一端に接続されるとともに、コンデンサC1を介してグランドGNDに接続されている。また、ローパスフィルタ3は、コイルL2とコンデンサC2とで構成され、コイルL2の一端がMOSFETM3、M4の接続中点に接続され、他端がスピーカ4の他端に接続されるとともに、コンデンサC2を介してグランドGNDに接続されている。
MOSFETM1〜M4の各ゲートはドライバ6に接続され、ドライバ6はΔΣ変調部5からの1ビット信号に基づいて、MOSFETM1、M4をオン、MOSFETM2、M3をオフする期間とMOSFETM1、M4をオフ、MOSFETM2、M3をオンする期間とが交互に切り替わるようにMOSFETM1〜M4のゲートに制御信号を与える。このようにして、定電圧電源VBBをスイッチングして電力増幅を行い、その出力でスピーカ4を駆動して前記オーディオ信号を再生する。
また、何らかの異常、例えば、MOSFETM1を駆動するドライバ6の故障や、MOSFETM1自体の故障等により、MOSFETM1がオンしたままの状態になった場合、MOSFETM1、M4がオン、MOSFETM2、M3がオフする期間は問題無いが、MOSFETM1、M4がオフ、MOSFETM2、M3がオンする期間のときには、オフするはずのMOSFETM1がオンしたままなので、MOSFETM1、M2が共にオンしてしまうことになり、定電圧電源VBBからMOSFETM1、M2を貫通してグランドGNDに大きな貫通電流が流れることになる。そして、この貫通電流によりMOSFETM1、及び/または、MOSFETM2は容易に破壊され、また、この貫通電流が流れる経路の配線等も破壊されてしまうことがある。尚、オンしたままの異常な状態になるMOSFETは、MOSFETM1〜M4のいずれのMOSFETであっても、同様の破壊現象が発生する。
そこで、ディジタルアンプ1には、このような異常な状態におけるMOSFET等の破壊を防ぐ保護手段が設けられている。以下に、この保護手段の構成、及び、動作を説明する。先ず、MOSFETM1のドレイン−ソース間の電圧を検出するために、ダイオードD1、D2、抵抗R1〜R4及びオペアンプX1とから成る差動増幅回路(電流検出手段、電圧検出回路)が設けられている。オペアンプX1の反転入力端子(−)は抵抗R1を介して逆流防止用のダイオードD1のカソードに接続され、ダイオードD1のアノードはMOSFETM1のドレインと定電圧電源VBB間に接続されている。また、オペアンプX1の非反転入力端子(+)は、抵抗R3を介して逆流防止用のダイオードD2のカソードに接続され、ダイオードD2のアノードはMOSFETM1のソースとMOSFETM2のドレイン間に接続されている。そして、オペアンプX1の非反転入力端子(+)と抵抗R3間に抵抗R4を介して出力電圧が5[V]の電源5Vが接続され、オペアンプX1の出力が抵抗R2を介して反転入力端子(−)に負帰還されている。
このように接続されたオペアンプX1は、図示しない直流電源(+、−)から±12[V]の直流電源を得て動作し、反転入力端子(−)に印加されるMOSFETM1のドレインの電圧と非反転入力端子(+)に印加されるMOSFETM1のソースの電圧との電圧差を抵抗R1〜R4の抵抗値により定まるゲインで5[V]を基準に反転増幅する。MOSFETM1のドレインの電圧は常に+VBB[V]であり、ソースの電圧はMOSFETM1がオンのとき、+VBB[V]、オフのとき、0[V]であるので、MOSFETM1がオンのときは電圧差が無くなり、オペアンプX1の出力電圧は5[V]になる。一方、MOSFETM1がオフのときは電圧差が+VBB[V]になるので、オペアンプX1の出力電圧は5[V]より小さくなる。このときの電圧を+VBB[V]と抵抗R1〜R4の抵抗値とから0[V]になるようにすると、MOSFETM1のオン/オフに応じて、オペアンプX1の出力電圧が5[V]/0[V]に変化する。
また、MOSFETM2のドレイン−ソース間の電圧を検出するために、ダイオードD3、D4、抵抗R5〜R8とオペアンプX2とから成る差動増幅回路(電流検出手段、電圧検出回路)が設けられている。オペアンプX2の反転入力端子(−)は抵抗R5を介して逆流防止用のダイオードD3のカソードに接続され、ダイオードD3のアノードはMOSFETM2のドレインに接続されている。また、オペアンプX2の非反転入力端子(+)は、抵抗R7を介して逆流防止用のダイオードD4のカソードに接続され、ダイオードD4のアノードはMOSFETM2のソースとグランドGND間に接続されている。そして、オペアンプX2の非反転入力端子(+)と抵抗R7間に抵抗R8を介して電源5Vが接続され、オペアンプX2の出力が抵抗R6を介して反転入力端子(−)に負帰還されている。
このように接続されたオペアンプX2は、図示しない直流電源(+、−)から±12[V]の直流電源を得て動作し、反転入力端子(−)に印加されるMOSFETM2のドレインの電圧と非反転入力端子(+)に印加されるMOSFETM2のソースの電圧との電圧差を抵抗R5〜R8の抵抗値により定まるゲインで5[V]を基準に反転増幅する。MOSFETM2のソースの電圧は常に0[V]であり、ドレインの電圧はMOSFETM2がオフのとき、+VBB[V]、オンのとき、0[V]であるので、MOSFETM2がオンのときは電圧差が無くなり、オペアンプX2の出力電圧は5[V]になる。一方、MOSFETM2がオフのときは電圧差が+VBB[V]になるので、オペアンプX2の出力電圧は5[V]より小さくなる。例えば、このときの電圧を+VBB[V]と抵抗R5〜R8の抵抗値とから0[V]になるようにすると、MOSFETM2のオン/オフに応じて、オペアンプX2の出力電圧が5[V]/0[V]に変化する。
また、オペアンプX1の出力端子はダイオードD5を介してAND回路(検知回路)U1の2つの入力端子の一方に接続され、オペアンプX2の出力端子はダイオードD6を介してAND回路U1の2つの入力端子の他方に接続されている。AND回路U1は、入力に0[V]〜5[V]の間の所定のスレショールドレベルが設定されており、このスレショールドレベルを超える電圧が入力端子に印加されると、入力にH(High)レベルの信号が入力されたと判断する。そして、AND回路U1は、2つの入力端子に共にHレベルの信号が入力されたときに出力をHレベルにする。それ以外のときのAND回路U1の出力はL(Low)レベルである。従って、オペアンプX1、X2の出力電圧が共に5[V]のとき、即ち、MOSFETM1、M2が共にオンしているとき、AND回路U1は2つの入力端子が共にHレベルなので出力をHレベルにし、それ以外のとき、即ち、MOSFETM1、M2の少なくとも片方がオフしているとき、AND回路U1は2つの入力端子が共にHレベルにならないので、出力をLレベルにする。
このようにすると、上述したような異常な状態であって、MOSFETM1、M2が共にオンした状態でMOSFETM1、M2を貫通する大きな貫通電流が流れたときのみ、AND回路U1の出力がHレベルになる。即ち、MOSFETM1、M2が共にオンした状態でMOSFETM1、M2を貫通する大きな貫通電流が流れていることが検知できる。これは、正常動作時はハイサイドFETかローサイドFETのどちらかに大きな電流が流れ、そのとき、もう一方のFETには小さな電流しか流れず、両サイドのFETが共にONとなったときには両FET共に大きな貫通電流が流れるという点に着目したものである。
また、AND回路U1の出力は、抵抗R13とコンデンサC7とから成る遅延回路に接続されている。AND回路U1の出力端子が抵抗R13の一端に接続され、抵抗R13の他端がコンデンサC7を介してグランド端子GNDに接続されている。また、この遅延回路の出力が出る抵抗R13とコンデンサC7との接続点は、ヒステリシスを有したインバータX5の入力端子に接続され、インバータX5の出力端子は保持回路X6に接続されている。
このような構成であると、AND回路U1の出力がHレベルである間、抵抗R13とコンデンサC7との接続点の電圧は、抵抗R13とコンデンサC7との時定数に応じた時間で上昇し、その電圧がインバータX5の出力を反転させる電圧v1を超えたときに、インバータX5の出力が反転してLレベルになる。一方、AND回路U1の出力がLレベルになり、抵抗R13とコンデンサC7との接続点の電圧が降下し、その電圧が電圧v1より低い電圧である電圧v2より低くなったときに、インバータX5の出力は反転してHレベルになる。インバータX5にこのようなヒステリシスを持たせたのは、インバータX5の出力のチャタリングを防止するためである。
インバータX5の出力が一瞬でもLレベルになったとき、保持回路X6内部の保持リレー(不図示)がオンになり、オンの状態を保持する。そして、この保持リレーがオンである間、MOSFETM1及びM2を強制的にオフにするプロテクト信号がドライバ6に出力され、MOSFETM1、M2は共に強制的にオフにされる。このようにして、MOSFETM1、M2を貫通して流れる大きな貫通電流を遮断することができ、この大きな貫通電流によってMOSFETM1、M2等が破壊されることを保護することができる。尚、このプロテクト信号は、必ずしもドライバ6に出力されてMOSFETM1、M2を強制的にオフするように用いられなくとも良い。即ち、MOSFETM1、M2を貫通する大きな貫通電流を遮断する目的の回路等を作動させるものであれば、これに限らない。例えば、MOSFETM1、M2に供給される定電圧電源VBBの電源ラインを遮断する回路を作動させても良い。
次に、抵抗R13とコンデンサC7とで構成された遅延回路を設けた理由と、抵抗R13の抵抗値とコンデンサC7の容量値の設定方法について説明する。この遅延回路は、AND回路U1が所定時間以上Hレベルの出力を継続しなければ、即ち、MOSFETM1、M2が共にオン状態になっている時間が所定時間以上継続しなければ、保持回路X6からプロテクト信号が出力されないようにするために設けられたものである。
図2は、ディジタルアンプ1の出力電圧を取り出すMOSFETM1、M2の接続点の電圧波形を示した波形図であり、縦軸は電圧、横軸は時間を示している。図2に示す期間t1は、MOSFETM1がオフからオンに、MOSFETM2がオンからオフにスイッチングしている期間であり、MOSFETM1は少しずつオンになりつつあり、MOSFETM2は少しずつオフになりつつある。従って、MOSFETM1、M2の接続点の電圧はグランドGNDの電圧レベル(0[V])から定電圧電源端子VBBの電圧レベル(+VBB[V])まで徐々に上昇している。
次に、期間t2は、MOSFETM1が完全にオンし、MOSFETM2が完全にオフしている期間であり、MOSFETM1、M2の接続点の電圧は+VBB[V]になっている。そして、期間t3は、MOSFETM1がオンからオフに、MOSFETM2がオフからオンにスイッチングしている期間であり、MOSFETM1は少しずつオフになりつつあり、MOSFETM2は少しずつオンになりつつある。従って、MOSFETM1、M2の接続点の電圧は+VBB[V]から0[V]まで徐々に下降している。そして、期間t4は、MOSFETM1が完全にオフし、MOSFETM2が完全にオンしている期間であり、MOSFETM1、M2の接続点の電圧は0[V]になっている。以後、期間t1〜t4の状態が繰り返される。
ここで、期間t1、t3は、MOSFETM1のドレイン−ソース間電圧、及び、MOSFETM2のドレイン−ソース間電圧共、その電圧が規定できない不安定な状況の期間であり、従って、この期間中に発生したMOSFETM1、M2のドレイン−ソース間電圧の検出結果は、MOSFETM1、M2を貫通する大きな貫通電流を検出したものではない可能性がある。即ち、この期間中にAND回路U1の出力がHレベルになっても、それはMOSFETM1、M2を貫通する大きな貫通電流を検出したものではない誤検出の可能性がある。
そこで、この期間中の誤検出を除去するために、AND回路U1の出力を遅延させる遅延回路を設け、遅延回路を構成する抵抗R13とコンデンサC7との時定数を、期間t1(t3)<検出時間>期間t2(t4)の関係が成立するように設定する。ここで、検出時間とは、抵抗R13とコンデンサC7との接続点の電圧がグランドGNDのレベルからインバータX5の入力感知電圧である電圧v1まで上昇するのに必要な時間のことである。そして、この設定された時定数になるように抵抗R13の抵抗値とコンデンサC7の容量値が決定される。
このように設定すると、期間t1(t3)中に誤検出が発生し、AND回路U1の出力がHレベルになっても、Hレベルになっている時間が期間t1(t3)より長く連続しなければインバータX5の出力は反転しない。このようにして、MOSFETM1、M2のドレイン−ソース間電圧が不安定なスイッチング期間中の誤検出による保護回路の誤動作を防止することができる。
尚、図1にはMOSFETM3、M4用の保護手段の記載が省略されているが、MOSFETM1、M2用の上述した保護手段と同様の保護手段が設けられている。このとき、MOSFETM3、M4を保護するためのプロテクト信号を出力するMOSFETM3、M4用の保持回路は、MOSFETM1、M2用の保持回路である保持回路X6と共用しても良い。そのようにした場合、MOSFETM1、M2を貫通する大きな貫通電流、または、MOSFETM3、M4を貫通する大きな貫通電流を検知した場合には、MOSFETM1〜M4を全て強制的にオフにしても良いし、MOSFETM1〜M4に供給される電源ラインを全て遮断するようにしても良い。
尚、本実施形態は、オーディオ信号再生装置を例に説明したが、スイッチング回路でスイッチングする信号はオーディオ信号に限られるものでは無く、スイッチング回路を有する他の装置にも本発明に係るスイッチング回路を用いることは可能である。また、本実施形態のスイッチング回路は、4個のNチャンネル型のMOSFETでフルブリッジ回路を構成したスイッチング回路を例に用いたが、ハーフブリッジ回路を構成するスイッチング回路にも本発明が適用可能であるのは言うまでもない。また、ブリッジ回路を構成するスイッチング素子はNチャンネル型MOSFETに限定されるものではなく、Pチャンネル型MOSFETやバイポーラ型トランジスタ等の他のスイッチング素子であっても良い。
以上のように、本発明によると、高位電源端子と低位電源端子間に直列に接続された第1、第2スイッチング素子を備え、入力信号に応じて第1スイッチング素子をオン、第2スイッチング素子をオフとする第1の期間と第1スイッチング素子をオフ、第2スイッチング素子をオンとする第2の期間とを切り換えて、第1、第2スイッチング素子の接続点から出力を取り出すスイッチング回路において、第1スイッチング素子に流れる電流を検出する第1電流検出手段と、第2スイッチング素子に流れる電流を検出する第2電流検出手段と、第1、第2電流検出手段が共に所定電流値を超える電流を検出したときに第1、第2スイッチング素子をオフにして貫通電流を遮断し第1、第2スイッチング素子を保護する保護手段とを設けたので、第1、第2スイッチング素子のいずれか一方がオンしたままになる異常な状態が発生し、第1、第2スイッチング素子を貫通する大きな貫通電流が流れたときには、第1、第2スイッチング素子を共にオフにして前記貫通電流が流れるのを遮断することができ、第1、第2スイッチング素子が破壊されることを防止することができる。
また、本発明によると、高位電源端子と低位電源端子間に順次直列に接続された第1、第2スイッチング素子と、前記高位電源端子と低位電源端子間に順次直列に接続された第3、第4スイッチング素子とを備え、入力信号に応じて第1、第4スイッチング素子をオン、第2、第3スイッチング素子をオフとする第1の期間と第1、第4スイッチング素子をオフ、第2、第3スイッチング素子をオンとする第2の期間とを切り換えて、第1、第2スイッチング素子の接続点と第3、第4スイッチング素子の接続点との間から出力を取り出すスイッチング回路において、第1スイッチング素子に流れる電流を検出する第1電流検出手段と、第2スイッチング素子に流れる電流を検出する第2電流検出手段と、第3スイッチング素子に流れる電流を検出する第3電流検出手段と、第4スイッチング素子に流れる電流を検出する第4電流検出手段と、第1、第2電流検出手段が共に第1の所定電流値を超える電流を検出したときに第1、第2スイッチング素子をオフにして第1、第2スイッチング素子の貫通電流を遮断し第1、第2スイッチング素子を保護するとともに、第3、第4電流検出手段が共に第2の所定電流値を超える電流を検出したときに第3、第4スイッチング素子をオフにして第3、第4スイッチング素子の貫通電流を遮断し第3、第4スイッチング素子を保護する保護手段とを設けたので、第1、第2スイッチング素子のいずれか一方がオンしたままになる異常な状態が発生し、第1、第2スイッチング素子を貫通する大きな貫通電流が流れたときには、第1、第2スイッチング素子を共にオフにして前記貫通電流が流れるのを遮断することができ、第1、第2スイッチング素子が破壊されることを防止することができ、また、第3、第4スイッチング素子のいずれか一方がオンしたままになる異常な状態が発生し、第3、第4スイッチング素子を貫通する大きな貫通電流が流れたときには、第3、第4スイッチング素子を共にオフにして前記貫通電流が流れるのを遮断することができ、第3、第4スイッチング素子が破壊されることを防止することができる。
は、本発明の実施形態のオーディオ信号再生装置の電気的構成を示す回路ブロック図である。 は、図1に示すディジタルアンプの出力電圧の波形図である。 は、従来のハーフブリッジ回路を有するオーディオ信号再生装置の一部を示す回路ブロック図である。 は、図3に示すハーフブリッジ回路の制御信号の波形図である。 は、従来のフルブリッジ回路を有するオーディオ信号再生装置の一部を示す回路ブロック図である。 は、図5に示すフルブリッジ回路の制御信号の波形図である。
符号の説明
1 ディジタルアンプ(スイッチング回路)
2、3 ローパスフィルタ
4 スピーカ
5 ΔΣ変調部(1ビット信号変換手段)
6 ドライバ
C1、C2、C7 コンデンサ
D1〜D6 ダイオード
L1、L2 コイル
M1〜M4 MOSFET(スイッチング素子)
Q1、Q2、Q11〜Q14 スイッチング素子
R1〜R8、R13 抵抗
U1 AND回路(検知回路)
X1、X2 オペアンプ
X5 インバータ
X6 保持回路
VBB 定電圧電源(高位電源端子)
GND グランド(低位電源端子)

Claims (11)

  1. 高位電源端子と低位電源端子間に直列に接続された第1、第2スイッチング素子を備え、入力信号に応じて第1スイッチング素子をオン、第2スイッチング素子をオフとする第1の期間と第1スイッチング素子をオフ、第2スイッチング素子をオンとする第2の期間とを切り換えて、第1、第2スイッチング素子の接続点から出力を取り出すスイッチング回路において、
    第1スイッチング素子に流れる電流を検出する第1電流検出手段と、
    第2スイッチング素子に流れる電流を検出する第2電流検出手段と、
    第1、第2電流検出手段が共に所定電流値を超える電流を検出したときに第1、第2スイッチング素子をオフにして貫通電流を遮断し第1、第2スイッチング素子を保護する保護手段と、
    を設けたことを特徴とするスイッチング回路。
  2. 第1電流検出手段は、第1スイッチング素子両端の電圧を検出する第1電圧検出回路であり、第2電流検出手段は、第2スイッチング素子両端の電圧を検出する第2電圧検出回路であることを特徴とする請求項1に記載のスイッチング回路。
  3. 前記保護手段は、
    第1電圧検出回路で検出された電圧が第1所定電圧より小さく、且つ、第2電圧検出回路で検出された電圧が第2所定電圧より小さいことを検知して検知信号を出力する検知回路と、
    前記検知信号を所定時間だけ遅延させる遅延回路と、
    該遅延回路からの検知信号を保持するとともに保持している間は第1、第2スイッチング素子をオフにして貫通電流を遮断するためのプロテクト信号を出力する保持回路と、
    を備えていることを特徴とする請求項2に記載のスイッチング回路。
  4. 高位電源端子と低位電源端子間に順次直列に接続された第1、第2スイッチング素子と、前記高位電源端子と低位電源端子間に順次直列に接続された第3、第4スイッチング素子とを備え、入力信号に応じて第1、第4スイッチング素子をオン、第2、第3スイッチング素子をオフとする第1の期間と第1、第4スイッチング素子をオフ、第2、第3スイッチング素子をオンとする第2の期間とを切り換えて、第1、第2スイッチング素子の接続点と第3、第4スイッチング素子の接続点との間から出力を取り出すスイッチング回路において、
    第1スイッチング素子に流れる電流を検出する第1電流検出手段と、
    第2スイッチング素子に流れる電流を検出する第2電流検出手段と、
    第3スイッチング素子に流れる電流を検出する第3電流検出手段と、
    第4スイッチング素子に流れる電流を検出する第4電流検出手段と、
    第1、第2電流検出手段が共に第1の所定電流値を超える電流を検出したときに第1、 第2スイッチング素子をオフにして第1、第2スイッチング素子の貫通電流を遮断し第1、第2スイッチング素子を保護するとともに、第3、第4電流検出手段が共に第2の所定電流値を超える電流を検出したときに第3、第4スイッチング素子をオフにして第3、第4スイッチング素子の貫通電流を遮断し第3、第4スイッチング素子を保護する保護手段と、
    を設けたことを特徴とするスイッチング回路。
  5. 第1電流検出手段は、第1スイッチング素子両端の電圧を検出する第1電圧検出回路であり、第2電流検出手段は、第2スイッチング素子両端の電圧を検出する第2電圧検出回路であり、第3電流検出手段は、第3スイッチング素子両端の電圧を検出する第3電圧検出回路であり、第4電流検出手段は、第4スイッチング素子両端の電圧を検出する第4電圧検出回路であることを特徴とする請求項4に記載のスイッチング回路。
  6. 前記保護手段は、
    第1電圧検出回路で検出された電圧が第1所定電圧より小さく、且つ、第2電圧検出回路で検出された電圧が第2所定電圧より小さいことを検知して第1検知信号を出力する第1検知回路と、
    第1検知信号を第1の所定時間だけ遅延させる第1遅延回路と、
    第1遅延回路からの第1検知信号を保持するとともに保持している間は第1、第2スイッチング素子をオフにして第1、第2スイッチング素子の貫通電流を遮断するための第1プロテクト信号を出力する第1保持回路と、
    第3電圧検出回路で検出された電圧が第3所定電圧より小さく、且つ、第4電圧検出回路で検出された電圧が第4所定電圧より小さいことを検知して第2検知信号を出力する第2検知回路と、
    第2検知信号を第2の所定時間だけ遅延させる第2遅延回路と、
    第2遅延回路からの第2検知信号を保持するとともに保持している間は第3、第4スイッチング素子をオフにして第3、第4スイッチング素子の貫通電流を遮断するための第2プロテクト信号を出力する第2保持回路と、
    を備えていることを特徴とする請求項5に記載のスイッチング回路。
  7. 前記スイッチング素子が、MOSFETであることを特徴とする請求項1〜請求項6に記載のスイッチング回路。
  8. 前記電圧検出回路が、MOSFETのドレイン、ソース間の電圧を検出して増幅する差動増幅回路であることを特徴とする請求項7に記載のスイッチング回路。
  9. アナログ信号または多ビットで割り当てられて表現されたディジタル信号から成るオーディオ信号を1ビットで割り当てられる1ビット信号に変換する1ビット信号変換手段と、
    高位電源端子と低位電源端子間に直列に接続された第1、第2スイッチング素子から成るスイッチング回路と、
    前記1ビット信号に応じて第1スイッチング素子をオン、第2スイッチング素子をオフとする第1の期間と第1スイッチング素子をオフ、第2スイッチング素子をオンとする第2の期間とを切り換えるドライバと、
    を備え、第1、第2スイッチング素子の接続点に接続されたスピーカから前記オーディオ信号を再生するオーディオ信号再生装置において、
    前記スイッチング回路に、
    第1スイッチング素子に流れる電流を検出する第1電流検出手段と、
    第2スイッチング素子に流れる電流を検出する第2電流検出手段と、
    第1、第2電流検出手段が共に所定電流値を超える電流を検出したときに第1、第2スイッチング素子をオフにして貫通電流を遮断し第1、第2スイッチング素子を保護する保護手段と、
    を設けたことを特徴とするオーディオ信号再生装置。
  10. アナログ信号または多ビットで割り当てられて表現されたディジタル信号から成るオーディオ信号を1ビットで割り当てられる1ビット信号に変換する1ビット信号変換手段と、
    高位電源端子と低位電源端子間に順次直列に接続された第1、第2スイッチング素子と、前記高位電源端子と低位電源端子間に順次直列に接続された第3、第4スイッチング素子とから成るスイッチング回路と、
    前記1ビット信号に応じて第1、第4スイッチング素子をオン、第2、第3スイッチング素子をオフとする第1の期間と第1、第4スイッチング素子をオフ、第2、第3スイッチング素子をオンとする第2の期間とを切り換えるドライバと、
    を備え、第1、第2スイッチング素子の接続点と第3、第4スイッチング素子の接続点との間に接続されたスピーカから前記オーディオ信号を再生するオーディオ信号再生装置において、
    前記スイッチング回路に、
    第1スイッチング素子に流れる電流を検出する第1電流検出手段と、
    第2スイッチング素子に流れる電流を検出する第2電流検出手段と、
    第3スイッチング素子に流れる電流を検出する第3電流検出手段と、
    第4スイッチング素子に流れる電流を検出する第4電流検出手段と、
    第1、第2電流検出手段が共に第1の所定電流値を超える電流を検出したときに第1、第2スイッチング素子をオフにして第1、第2スイッチング素子の貫通電流を遮断し第1、第2スイッチング素子を保護するとともに、第3、第4電流検出手段が共に第2の所定電流値を超える電流を検出したときに第3、第4スイッチング素子をオフにして第3、第4スイッチング素子の貫通電流を遮断し第3、第4スイッチング素子を保護する保護手段と、
    を設けたことを特徴とするオーディオ信号再生装置。
  11. 高位電源端子と低位電源端子間に直列に接続された第1、第2スイッチング素子を備え、入力信号に応じて第1スイッチング素子をオン、第2スイッチング素子をオフとする第1の期間と第1スイッチング素子をオフ、第2スイッチング素子をオンとする第2の期間とを切り換えて、第1、第2スイッチング素子の接続点から出力を取り出すスイッチング回路において、
    第1スイッチング素子に流れる電流と第2スイッチング素子に流れる電流とを検出し、該検出した電流値が所定電流値を超えるときに第1、第2スイッチング素子をオフにすることを特徴とするスイッチング素子保護方法。
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