JP2005134518A - 画像記録装置 - Google Patents

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繁 青柳
Yutaka Osone
裕 大曽根
Tomoyuki Hayakawa
友之 早川
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Abstract

【課題】 ペーパーの後端部が跳ねることがないように構成した画像記録装置。
【解決手段】 ペーパーをライン状に若しくは走査式で画像記録する画像記録手段と、前記ペーパーに前記画像記録手段よりペーパー搬送方向上流側でループを形成するループ形成手段と、を備えた画像記録装置において、前記ループ形成手段のペーパー搬送方向上流側に搬送ローラを配置し、前記搬送ローラより抜けた前記ペーパーの後端部をループが突出する方向に移動させる移動手段を設けたこと。
【選択図】 図2

Description

本発明は印画紙等のペーパーに画像記録する画像記録装置に関し、詳しくは、ペーパーをライン状に若しくは走査式で画像記録する画像記録手段と、ペーパーに画像記録手段よりペーパー搬送方向上流側でループを形成するループ形成手段とを備えた画像記録装置に関する。
従来より、一方の面に感光材料を塗布した長尺の印画紙をマガジンに収納し、そのマガジンから引き出した長尺の印画紙を所定の長さのシート状印画紙に切断した後、シート状印画紙を搬送しながら写真フィルムやメモリカード等の記録媒体に記録された画像をシート状印画紙に露光する画像記録装置が知られている。
ここで、画像記録装置は設置される空間に限りがあるので、できるだけ小型になるように形成されている反面、ある程度の長いシート状印画紙も搬送可能にする必要がある。そこで、切断すべき後端部が露光前にカッターの位置に搬送されるように、切断前に長尺の印画紙にループを形成している。その後、長尺の印画紙を切断してシート状印画紙とし、露光が進むにつれてシート状印画紙は先端部から搬送されるので、ループは次第に解消されてゆく。そして、印画紙の後端部が周辺部材より離れるときに、ループの形成により生じた反力によって後端部が跳ねることがあり、露光中の印画紙が振動して画質の劣化となる恐れがある。
このような一例を図12に示す印画紙の搬送状態を示す経過図により詳細に説明する。
図12(A)乃至図12(E)において、印画紙Pは左方から右方に搬送されるものとし、図示していないが左方即ち搬送方向上流側には一方の面に感光材料を塗布した長尺の印画紙LPを収納したマガジン、及びマガジンから引き出した長尺の印画紙を所定の長さのシート状印画紙に切断する切断手段(カッター)が配置され、右方即ち搬送方向下流側には搬送されているシート状印画紙を1ライン毎に露光する露光手段が配置されている。なお、図において、印画紙Pは感光材料を塗布した感光面を上側にして搬送され、且つ、マガジン内で感光面が外側になるように巻回されているので、搬送時においては感光面の側が凸になるようにカーリングする傾向がある。
また、上流側には駆動ローラと従動ローラとからなる第1搬送ローラ91が配置され、下流側には駆動ローラと従動ローラとからなる第2搬送ローラ92が配置されている。そして、第1搬送ローラ91と第2搬送ローラ92との間には、長尺の印画紙LPを第1搬送ローラ91から第2搬送ローラ92に搬送する際の案内となる固定案内部材93と可動案内部材94とが配置されている。
最初は図12(A)に示す如く、長尺の印画紙LPは回転する第1搬送ローラ91によって搬送され、固定案内部材93と可動案内部材94との間隙を通過し、更に回転する第2搬送ローラ92によって露光手段に向けて搬送される。そして、印画紙LPの先端部が所定の位置に搬送されたことを不図示のセンサが検知すると、第2搬送ローラ92は印画紙LPを狭持したまま回転を停止する。
次に、図12(B)に示す如く、可動案内部材94は回動して大きく退避する。この状態で第1搬送ローラ91は回転を続けるので、印画紙LPにおける第2搬送ローラ92によって挟持された部所より後半部は搬送を続け、ループLP1が形成される。第2搬送ローラ92の回転停止より所定の時間が経過すると、印画紙LPは切断手段によって所定の長さのシート状印画紙Pに切断される。
続いて、停止していた第2搬送ローラ92の回転が開始し、印画紙Pの先端が露光手段に搬送されると、露光が開始する。また、印画紙Pの後端部P2が第1搬送ローラ91から抜け出ると、図12(C)、図12(D)に示す如く、印画紙Pの後端部P2が第1搬送ローラ91に当接したままループP1が次第に小さくなる。
そして、最後に図12(E)に示す如く、印画紙Pの後端部P2が第1搬送ローラ91から外れるときに、カーリング方向と逆方向に曲成していた反力によって感光面の側が凸になるように逆方向に跳ねることになる。これによって、露光中の印画紙Pが振動して画質の劣化となる恐れが生ずる。
なお、印画紙の跳ねによる振動を防止することを目的とした公開特許公報が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−59992号公報
上記の特許文献1によれば、跳ねた印画紙の後端部がブラシ等で構成された緩衝部材に当接するように構成している。しかし、印画紙の後端部は変形後の反力によって跳ねるので、例え緩衝部材に当接するようにしても確実に振動を抑えることは困難である。
本発明はかかる問題に鑑みてなされたものであり、ペーパー(印画紙)の後端部が跳ねることがないように構成し、または、例え跳ねても画像記録中のペーパーが振動することのないように構成した画像記録装置を提案することを目的とする。
上記目的は下記の何れかの手段によって解決される。
(1)ペーパーをライン状に若しくは走査式で画像記録する画像記録手段と、前記ペーパーに前記画像記録手段よりペーパー搬送方向上流側でループを形成するループ形成手段と、を備えた画像記録装置において、前記ループ形成手段のペーパー搬送方向上流側に搬送ローラを配置し、前記搬送ローラより抜けた前記ペーパーの後端部をループが突出する方向に移動させる移動手段を設けたことを特徴とする画像記録装置。
(2)ペーパーをライン状に若しくは走査式で画像記録する画像記録手段と、前記ペーパーに前記画像記録手段よりペーパー搬送方向上流側でループを形成するループ形成手段と、を備えた画像記録装置において、前記ループ形成手段のペーパー搬送方向上流側に第1搬送ローラを配置すると共に、前記第1搬送ローラと同軸若しくはその近傍に設けた第1ベルトローラと、前記ループが突出する方向に設けた第2ベルトローラとの間にベルトを張架し、前記第1搬送ローラより抜けた前記ペーパーの後端部が前記ベルトに当接したとき、前記ベルトの回転により前記ペーパーの後端部を前記ループが突出する方向に移動させることを特徴とする画像記録装置。
(3)ペーパーをライン状に若しくは走査式で画像記録する画像記録手段と、前記ペーパーに前記画像記録手段よりペーパー搬送方向上流側でループを形成するループ形成手段と、を備えた画像記録装置において、前記ループ形成手段のペーパー搬送方向上流側に第1搬送ローラを配置すると共に、前記ループ形成手段のペーパー搬送方向下流側に第2搬送ローラを配置し、前記ループ形成手段は案内ローラと該案内ローラを保持する可動案内部材よりなり、該可動案内部材は前記第1搬送ローラ若しくは第2搬送ローラの近傍に設けた支軸に回動自在に軸支され、前記ペーパーの先端部を前記案内ローラ及び前記可動案内部材によって案内して前記第1搬送ローラより前記第2搬送ローラに搬送した後、前記第2搬送ローラの回転を停止して前記第2搬送ローラにより前記ペーパーを狭着し、前記第1搬送ローラを回転させて前記ペーパーの後半部を搬送してループを形成したとき、前記ループの形成と共に前記案内ローラ及び前記可動案内部材は回動することを特徴とする画像記録装置。
(4)ペーパーをライン状に若しくは走査式で画像記録する画像記録手段と、前記ペーパーに前記画像記録手段よりペーパー搬送方向上流側でループを形成するループ形成手段と、を備えた画像記録装置において、前記ループ形成手段のペーパー搬送方向上流側に、外周面に複数の押圧部を有して前記ペーパーにおける画像記録される面の裏面に当接するローラを設けたことを特徴とする画像記録装置。
(5)ペーパーをライン状に若しくは走査式で画像記録する画像記録手段と、前記ペーパーに前記画像記録手段よりペーパー搬送方向上流側でループを形成するループ形成手段と、を備えた画像記録装置において、前記ループ形成手段のペーパー搬送方向上流側に、外周面に複数の摩擦部を有して前記ペーパーにおける画像記録される面の裏面に当接するローラを設けたことを特徴とする画像記録装置。
(6)ペーパーをライン状に若しくは走査式で画像記録する画像記録手段と、前記ペーパーに前記画像記録手段よりペーパー搬送方向上流側でループを形成するループ形成手段と、を備えた画像記録装置において、前記ループ形成手段のペーパー搬送方向上流側に第1搬送ローラを配置すると共に、前記ループ形成手段のペーパー搬送方向下流側に第2搬送ローラを配置し、前記ペーパーに前記ループ形成手段によりループを形成する動作と、前記第2搬送ローラを正転駆動して前記ペーパーをペーパー搬送方向下流側に搬送する動作と、前記ペーパーの後端部が前記第1搬送ローラより抜けた後に、前記第2搬送ローラを逆転駆動して前記ペーパーをペーパー搬送方向上流側に搬送すると共に前記ペーパーの後端部を前記第1搬送ローラにて挟持することなく自然落下させる動作と、前記第2搬送ローラを正転駆動して前記ペーパーをペーパー搬送方向下流側に搬送しながら前記画像記録手段により画像記録を行う動作と、を備えたことを特徴とする画像記録装置。
本発明の画像記録装置によれば、ペーパーの後端部が跳ねて露光中のペーパーが振動して画質が劣化するようなことがなく、また、例え跳ねても露光中のペーパーが振動することがないという効果を奏する。
先ず、本発明の画像記録装置の一例を図1の構成図に基づいて説明する。
図1において、画像記録装置1の左下部には、未露光の長尺の印画紙LP(ペーパー)を感光面の側が外側になるようにロール状に巻回して収納したマガジン11がセットされている。マガジン11から引き出された長尺の印画紙LPは、搬送ローラ12により搬送され、切断手段(カッター)13を通過した後、第1搬送ローラ14で搬送された後、更に第2搬送ローラ15で搬送される。そして、印画紙LPの先端部が所定の位置に搬送されたことを不図示のセンサが検知すると、第2搬送ローラ15は印画紙LPを狭持したまま回転が停止する。一方、第1搬送ローラ14は回転を続けるので、印画紙LPにおける第2搬送ローラ15によって挟持された部所より後半部は搬送を続け、ループLP1が形成される。第2搬送ローラ15の回転停止より所定の時間が経過すると、印画紙LPは切断手段13によって所定の長さのシート状印画紙P(ペーパー)に切断される。続いて、停止していた第2搬送ローラ15の回転が開始し、シート状印画紙Pの先端が画像記録手段3の位置に搬送されると、原画の画像が画像記録(露光)される。即ち、不図示の構成により、フィルムの画像を光電的に読み取ってデジタル信号にした後、種々の画像処理を施して記録用のデジタル画像データとし、このデジタル画像データに応じて変調した記録光により印画紙Pに1ライン毎に画像記録する。
なお、画像記録手段3は感熱、感圧、インクジェット等の記録方式を用いて走査式で画像記録する構成であってもよい。このとき、印画紙LP,Pに相当する搬送物は各々の記録方式に対応したペーパーとなる。
露光された印画紙Pは、更に搬送され、搬送ローラ群16により搬送される過程でバックプリンタ17によって裏印字され、自動現像機2内に導入される。
自動現像機2では、露光済の印画紙pは、処理槽である発色現像槽21a、漂白定着槽21b、安定槽21c,21d,21e内を多数の搬送ローラにより順次搬送され、それぞれ、発色現像処理、漂白定着処理、安定化処理がなされる。前記各処理がなされた印画紙pは、乾燥部22において乾燥されて機外に排出される。
次に、ループが形成された印画紙の後端部が跳ねることにより露光中の印画紙が振動して画質が劣化することを防止した4種の実施の形態を説明する。
[第1の実施の形態]
第1の実施の形態を図2乃至図5を参照して説明する。図2及び図3は印画紙の搬送状態を示す経過図、図4は第1搬送ローラ等の斜視図、図5はガイド部材に当接している印画紙の拡大図である。
図2(A)乃至図3(E)において、印画紙Pは感光材料を塗布した感光面を上にして左方から右方に搬送されるものとし、左方即ち上流側には一方の面に感光材料を塗布した長尺の印画紙を収納した前述のマガジン11、及びマガジン11から引き出した長尺の印画紙を所定の長さのシート状印画紙に切断する前述の切断手段13が配置され、右方即ち下流側には搬送されているシート状印画紙を1ライン毎に画像記録即ち露光する前述の画像記録手段3が配置されている。
各図において、上流側には駆動ローラ31aと従動ローラ31bとからなる第1搬送ローラ31(図1の第1搬送ローラ14に相当する。)が配置され、下流側には駆動ローラ32aと従動ローラ32bとからなる第2搬送ローラ32(図1の第2搬送ローラ15に相当する。)が配置されている。そして、第1搬送ローラ31と第2搬送ローラ32との間には、長尺の印画紙LPを第1搬送ローラ31から第2搬送ローラ32に搬送する際の案内となる固定案内部材33と可動案内部材34とが配置されている。
また、複数の駆動ローラ31aの間にはベルト35の一端を支持して回転駆動する第1ベルトローラ36が配置され、その下方にはベルト35の他端を支持して従動回転する第2ベルトローラ37が配置されている。ここで、ベルト35は外周面に複数の歯を有している歯付きベルトであり、矢印方向に回転する。また、第1ベルトローラ36の半径にベルト35の厚みを加えた値は、駆動ローラ31aの半径と同等若しくは駆動ローラ31aの半径より小さい値に形成されている。
更に、ベルト35の側方にはガイド部材38が左右に移動可能に設けられていて、ガイド部材35の右側面38aは平滑に形成されている。
最初は図2(A)に示す如く、長尺の印画紙LPは回転する第1搬送ローラ31によって搬送され、印画紙LPの先端部は固定案内部材33と可動案内部材34との間隙を通過し、更に回転する第2搬送ローラ32によって画像記録手段3に向けて搬送される。そして、印画紙LPの先端部が所定の位置に搬送されたことを不図示のセンサが検知すると、第2搬送ローラ32は回転を停止し印画紙LPを狭持する。
次に、図2(B)に示す如く、可動案内部材34は反時計方向に回動して大きく退避する。この状態で第1搬送ローラ31は回転を続けるので、印画紙LPにおける第2搬送ローラ32によって挟持された部所より後半部は搬送を続け、次第にループLP1が形成される。第2搬送ローラ32の回転停止より所定の時間が経過すると、印画紙LPは切断手段13によって所定の長さのシート状印画紙Pに切断される。
続いて、停止していた第2搬送ローラ32の回転が開始し、印画紙Pの先端部が画像記録手段3に搬送されると、画像記録が開始する。また、印画紙Pの後端部P2が第1搬送ローラ31から抜け出ると、図2(C)に示す如く、印画紙Pの後端部P2は回転するベルト35によって次第に下方に掻き落とされ、同時に印画紙PのU字形のループP1が広がってゆく。
そして、図3(D)に示す如く、印画紙Pの後端部P2がベルト35の下端近傍まで掻き落とされると、左方に退避していたガイド部材38が不図示の駆動手段によって右方に移動し、ベルト35に代わって印画紙Pの後端部P2に当接するようになる。
その後、印画紙Pは第2搬送ローラ32によって搬送され続けるので、図3(E)に示す如く、印画紙Pの後端部P2はガイド部材37に当接した状態である程度まで上昇した後、ガイド部材38から離れる。その後、ガイド部材38はベルト35の左方に移動して退避する。
なお、印画紙Pの後端部P2がベルト35によって掻き落とされるときは、図2(C)に示す如く印画紙の下面、即ち感光面でない面がベルト35に当接するので、問題ないが、印画紙Pの後端部P2が上昇するときにベルト35に当接すると、感光面Paが当接して傷が付くので、図5に示す如く印画紙Pの後端部P2をガイド部材38の平滑な面38aに当接させるようにしている。
このようにして、印画紙Pの後端部P2がベルト35により掻き落とされることによって印画紙PのU字形のループP1は次第に広がってゆき、曲成された反力がなくなってゆくので、印画紙Pの後端部P2が最後に離れるときに跳ねることがなく、画像記録に影響することがない。
なお、図4に示す如く、ベルト35は軸方向に複数本あって、複数の駆動ローラ31aと複数の第1ベルトローラ36とを同軸に配置したが、必ずしも同軸である必要はなく、駆動ローラ31aの近傍に第1ベルトローラ36を配置して互いの駆動源を異ならせてもよい。また、同軸であっても駆動源を異ならせてもよい。
更に、ベルト35を常に回転させてもよいし、ガイド部材38を右方に移動させたときは、ベルト35の回転を停止してもよい。
また、ベルト35は必ずしも歯付きベルトである必要はないが、印画紙Pの後端部P2が引っ掛かり易いように複数の突部が形成されていることが望ましい。
その他に、ベルト35は垂直に掛けられているが、第1ベルトローラ36より第2ベルトローラ37を左方、即ち上流側に配置して、ベルト35を傾けることにより、印画紙Pが位置する下方の空隙が広がり、ベルト35の下方では印画紙Pの後端部P2がベルト35に当接し難くなる。従って、ガイド部材38を省略することも可能になる。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態を図6及び図7を参照して説明する。図6及び図7は印画紙の搬送状態を示す経過図である。
図6(A)乃至図7(E)において、印画紙Pの搬送状態並びに不図示のマガジン11、切断手段13及び画像記録手段3に関しては第1の実施の形態と同様である。
各図において、上流側には駆動ローラ41aと従動ローラ41bとからなる第1搬送ローラ41(図1の第1搬送ローラ14に相当する。)が配置され、下流側には駆動ローラ42aと従動ローラ42bとからなる第2搬送ローラ42(図1の第2搬送ローラ15に相当する。)が配置されている。そして、第1搬送ローラ41と第2搬送ローラ42との間には、長尺の印画紙LPを第1搬送ローラ41から第2搬送ローラ42に搬送する際の案内となる案内ローラ43と可動案内部材44とが配置され、案内ローラ43は可動案内部材44に保持され、且つ、可動案内部材44は第2搬送ローラ42の近傍に支軸を有して回動自在に軸支されている。
最初は図6(A)に示す如く、長尺の印画紙LPは回転する第1搬送ローラ41によって搬送され、印画紙LPの先端部は案内ローラ43と可動案内部材44との間隙を通過し、更に回転する第2搬送ローラ42によって画像記録手段3に向けて搬送される。そして、印画紙LPの先端部が所定の位置に搬送されたことを不図示のセンサが検知すると、第2搬送ローラ42は回転を停止し印画紙LPを狭持する。
第2搬送ローラ42が停止した状態で第1搬送ローラ41は回転を続けるので、印画紙LPにおける第2搬送ローラ42によって挟持された部所より後半部は搬送を続け、ループLP1が次第に大きく形成される。そして、ループLP1の張力によって図6(B)及び図6(C)に示す如く、可動案内部材44は反時計方向に次第に回動してゆく。この状態で第2搬送ローラ92の回転停止より所定の時間が経過すると、印画紙LPは切断手段14によって所定の長さのシート状印画紙Pに切断される。
続いて、停止していた第2搬送ローラ42の回転が開始し、印画紙Pの先端部が画像記録手段3に搬送されると、画像記録が開始する。また、図6(D)に示す如く、印画紙Pの後端部P2が第1搬送ローラ41から抜け出ると、図7(E)に示す如く、印画紙Pの後端部P2は自重で落下する。
その後、印画紙Pは第2搬送ローラ42によって搬送され続け、画像記録手段3によって所定の画像記録が全て行われる。
1枚の印画紙Pの画像記録が終了した後は、案内ローラ43と可動案内部材44は不図示の駆動手段によって図6(A)の状態に復帰する。
なお、印画紙Pの後端部P2が第1搬送ローラ41から抜け出るときに多少の跳ねが生ずるが、図6(D)における第1搬送ローラ41と案内ローラ43との間隔は従来の図12(D)における第1搬送ローラ91と第2搬送ローラ92との間隔より長く、しかも第1搬送ローラ41から画像記録手段3までの距離は従来より案内ローラ43と第2搬送ローラ42との間隔分長く、更に従来にない案内ローラ43によって第2搬送ローラ42の上流側で印画紙Pを規制していて、その上、印画紙Pは第2搬送ローラ42で略直角に屈曲しているので、跳ねによる振動が画像記録手段3の位置まで伝達されることはない。
なお、可動案内部材44は必ずしも第2搬送ローラ42の近傍に支軸を有する構成でなくてもよく、第1搬送ローラ41の近傍に支軸を有する構成であってもよい。
また、可動案内部材44を弱いバネで付勢し、ループの形成と共に可動案内部材44がバネの付勢力で回動するようにしてもよい。
[第3の実施の形態]
第3の実施の形態を図8乃至図10を参照して説明する。図8は印画紙の搬送状態を示す経過図、図9及び図10は第1搬送ローラの駆動ローラの斜視図である。
本実施の形態は図12に基づいて説明した従来の形態に対して、第1搬送ローラ51の駆動ローラ51aの形状が異なるのみである。従って、図12(A)から図12(B)までの移送過程は同様であるので、説明を省略する。
図12(B)の後に印画紙Pの後端部P2が第1搬送ローラ51から抜け出ると、図8(C)の状態になるが、駆動ローラ51aは外周面に複数の突部を有しているので、該突部が駆動ローラ51aに当接した印画紙Pの後端部P2を押圧して直ちに掻き落とす。
これにより、図8(D)に示す如く、印画紙Pの後端部P2は跳ねることなく、自然落下するので、前述の如き振動によって画像記録に影響する問題は生じない。
なお、駆動ローラ51aに関しては、複数の突部に代えて図9に示す如き複数のブラシを外周面に設けたもよい。
また、駆動ローラ51aは図10に示す如くローレットを外周面に形成してもよい。更に、ローレットは図10の如き平目でなく、あや目であってもよい。
即ち、駆動ローラ51aの外周面に突部やブラシの如く印画紙Pの後端部P2を押圧する押圧部を設けてもよいし、ローレットの如く印画紙Pの後端部P2を摩擦で押し出す摩擦部を設けてもよい。
[第4の実施の形態]
第4の実施の形態を図11を参照して説明する。図11は印画紙の搬送状態を示す経過図である。
本実施の形態は図12に基づいて説明した従来の形態に対して構成は同一であるが、制御が異なるものである。
即ち、図12(A)から図12(B)までの過程は同様であるが、切断手段によってシート状印画紙Pが形成されても画像記録手段3による画像記録は行われない。従って、図12(E)の過程で印画紙Pの後端部P2が跳ねても問題が生じない。そして、第2搬送ローラ92は回転を続け、図11(F)の如く印画紙Pを後端部P2が第1搬送ローラ91から確実に離れるまで搬送し、この状態で、第2搬送ローラ92の回転を停止する。このときは、印画紙Pの先端部は画像記録手段3より下流側の位置まで搬送されており、印画紙Pの後端部P2は第2搬送ローラ92から抜け出ていない。続いて、第2搬送ローラ92を逆転させると、図11(G)の如く印画紙Pの後端部P2は他の部材に触れることなく自重で垂れ下がった状態で上流側に搬送され、先端部が画像記録手段3にて画像記録される適正な位置になったとき、第2搬送ローラ92の逆転を停止する。その後、再び第2搬送ローラ92の回転させて印画紙Pを下流側に搬送し、画像記録手段3よりライン毎に画像記録する。
なお、第2搬送ローラ92の逆転によって印画紙Pの先端部が画像記録手段3より上流側の位置まで搬送されてから、第2搬送ローラ92の逆転を停止するようにしてもよい。
以上の如く説明した各実施の形態においては、印画紙が横方向に搬送されるものとして説明したが、本発明は必ずしも横方向に限定されるものではなく、例えば印画紙を上方から下方に搬送する構成であってもよいし、下方から上方に搬送する構成であってもよい。
また、本発明は前述の如きマガジンにセットした長尺の印画紙を搬送してループを形成する構成に限定されるものではなく、最初からシート状に切断された複数の印画紙を載置し、印画紙を1枚ずつ搬送してループを形成する構成であってもよく、この場合は切断手段は不要となる。
画像記録装置の構成図である。 第1の実施の形態における印画紙の搬送状態を示す経過図である。 第1の実施の形態における印画紙の搬送状態を示す経過図である。 第1の実施の形態における第1搬送ローラ等の斜視図である。 第1の実施の形態におけるガイド部材に当接している印画紙の拡大図である。 第2の実施の形態における印画紙の搬送状態を示す経過図である。 第2の実施の形態における印画紙の搬送状態を示す経過図である。 第3の実施の形態における印画紙の搬送状態を示す経過図である。 第3の実施の形態における第1搬送ローラの駆動ローラの斜視図である。 第3の実施の形態における第1搬送ローラの駆動ローラの斜視図である。 第4の実施の形態における印画紙の搬送状態を示す経過図である。 従来技術における印画紙の搬送状態を示す経過図である。
符号の説明
LP,P 印画紙
LP1,P1 ループ
P2 後端部
3 画像記録手段
11 マガジン
13 切断手段
14,31,41,51,91 第1搬送ローラ
15,32,42,92 第2搬送ローラ
33,93, 固定案内部材
34,44,94 可動案内部材
35 ベルト
38 ガイド部材
43 案内ローラ
51a 駆動ローラ

Claims (18)

  1. ペーパーをライン状に若しくは走査式で画像記録する画像記録手段と、前記ペーパーに前記画像記録手段よりペーパー搬送方向上流側でループを形成するループ形成手段と、を備えた画像記録装置において、
    前記ループ形成手段のペーパー搬送方向上流側に搬送ローラを配置し、
    前記搬送ローラより抜けた前記ペーパーの後端部をループが突出する方向に移動させる移動手段を設けたことを特徴とする画像記録装置。
  2. ペーパーをライン状に若しくは走査式で画像記録する画像記録手段と、前記ペーパーに前記画像記録手段よりペーパー搬送方向上流側でループを形成するループ形成手段と、を備えた画像記録装置において、
    前記ループ形成手段のペーパー搬送方向上流側に第1搬送ローラを配置すると共に、前記第1搬送ローラと同軸若しくはその近傍に設けた第1ベルトローラと、前記ループが突出する方向に設けた第2ベルトローラとの間にベルトを張架し、
    前記第1搬送ローラより抜けた前記ペーパーの後端部が前記ベルトに当接したとき、前記ベルトの回転により前記ペーパーの後端部を前記ループが突出する方向に移動させることを特徴とする画像記録装置。
  3. 前記ループ形成手段のペーパー搬送方向下流側に第2搬送ローラを配置し、前記第2搬送ローラの回転を停止して前記第2搬送ローラにより前記ペーパーを狭着し、前記第1搬送ローラの回転により前記ペーパーの後半部のみを搬送してループを形成することを特徴とする請求項2に記載の画像記録装置。
  4. 前記ループ形成手段は、前記ペーパーを前記第1搬送ローラから前記第2搬送ローラに搬送する際の案内となる固定案内部材と可動案内部材とからなり、前記可動案内部材はループが形成される前に前記ペーパーより退避することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の画像記録装置。
  5. 前記ベルトは歯付きベルトであり、歯が外周面に位置するように張架したことを特徴とする請求項2〜4の何れか1項に記載の画像記録装置。
  6. 前記ベルトを前記ベルトローラの軸方向に複数本配置したことを特徴とする請求項2〜5の何れか1項に記載の画像記録装置。
  7. 前記ペーパーの後端部が前記ベルトの回転により前記第2ベルトローラの近傍に移動したとき、前記ベルトと略平行に配置したガイド部材を前記ベルトよりペーパー搬送方向下流側に突出させ、前記ペーパーの後端部を前記ガイド部材に当接させることを特徴とする請求項2〜6の何れか1項に記載の画像記録装置。
  8. ペーパーをライン状に若しくは走査式で画像記録する画像記録手段と、前記ペーパーに前記画像記録手段よりペーパー搬送方向上流側でループを形成するループ形成手段と、を備えた画像記録装置において、
    前記ループ形成手段のペーパー搬送方向上流側に第1搬送ローラを配置すると共に、前記ループ形成手段のペーパー搬送方向下流側に第2搬送ローラを配置し、
    前記ループ形成手段は案内ローラと該案内ローラを保持する可動案内部材よりなり、該可動案内部材は前記第1搬送ローラ若しくは第2搬送ローラの近傍に設けた支軸に回動自在に軸支され、
    前記ペーパーの先端部を前記案内ローラ及び前記可動案内部材によって案内して前記第1搬送ローラより前記第2搬送ローラに搬送した後、
    前記第2搬送ローラの回転を停止して前記第2搬送ローラにより前記ペーパーを狭着し、前記第1搬送ローラを回転させて前記ペーパーの後半部を搬送してループを形成したとき、前記ループの形成と共に前記案内ローラ及び前記可動案内部材は回動することを特徴とする画像記録装置。
  9. 1枚の前記ペーパーの画像記録が終了した後、前記案内ローラ及び前記可動案内部材を原位置に復帰させる駆動手段を設けたことを特徴とする請求項8に記載の画像記録装置。
  10. ペーパーをライン状に若しくは走査式で画像記録する画像記録手段と、前記ペーパーに前記画像記録手段よりペーパー搬送方向上流側でループを形成するループ形成手段と、を備えた画像記録装置において、
    前記ループ形成手段のペーパー搬送方向上流側に、外周面に複数の押圧部を有して前記ペーパーにおける画像記録される面の裏面に当接するローラを設けたことを特徴とする画像記録装置。
  11. 前記押圧部は突部であることを特徴とする請求項10に記載の画像記録装置。
  12. 前記押圧部はブラシであることを特徴とする請求項10に記載の画像記録装置。
  13. ペーパーをライン状に若しくは走査式で画像記録する画像記録手段と、前記ペーパーに前記画像記録手段よりペーパー搬送方向上流側でループを形成するループ形成手段と、を備えた画像記録装置において、
    前記ループ形成手段のペーパー搬送方向上流側に、外周面に複数の摩擦部を有して前記ペーパーにおける画像記録される面の裏面に当接するローラを設けたことを特徴とする画像記録装置。
  14. 前記摩擦部はローレットであることを特徴とする請求項13に記載の画像記録装置。
  15. 前記ループ形成手段のペーパー搬送方向上流側に第1搬送ローラを配置すると共にペーパー搬送方向下流側に第2搬送ローラを配置し、前記第2搬送ローラの回転を停止して前記第2搬送ローラにより前記ペーパーを狭着し、前記第1搬送ローラの回転により前記ペーパーの後半部のみを搬送してループを形成することを特徴とする請求項10又は請求項14に記載の画像記録装置。
  16. 前記ループ形成手段は、前記ペーパーを前記第1搬送ローラから前記第2搬送ローラに搬送する際の案内となる固定案内部材と可動案内部材とからなり、前記可動案内部材はループが形成される前に前記ペーパーより退避することを特徴とする請求項10〜15の何れか1項に記載の画像記録装置。
  17. ペーパーをライン状に若しくは走査式で画像記録する画像記録手段と、前記ペーパーに前記画像記録手段よりペーパー搬送方向上流側でループを形成するループ形成手段と、を備えた画像記録装置において、
    前記ループ形成手段のペーパー搬送方向上流側に第1搬送ローラを配置すると共に、前記ループ形成手段のペーパー搬送方向下流側に第2搬送ローラを配置し、
    前記ペーパーに前記ループ形成手段によりループを形成する動作と、
    前記第2搬送ローラを正転駆動して前記ペーパーをペーパー搬送方向下流側に搬送する動作と、
    前記ペーパーの後端部が前記第1搬送ローラより抜けた後に、前記第2搬送ローラを逆転駆動して前記ペーパーをペーパー搬送方向上流側に搬送すると共に前記ペーパーの後端部を前記第1搬送ローラにて挟持することなく自然落下させる動作と、
    前記第2搬送ローラを正転駆動して前記ペーパーをペーパー搬送方向下流側に搬送しながら前記画像記録手段により画像記録を行う動作と、
    を備えたことを特徴とする画像記録装置。
  18. 前記ループ形成手段は、前記ペーパーを前記第1搬送ローラから前記第2搬送ローラに搬送する際の案内となる固定案内部材と可動案内部材とからなり、前記可動案内部材はループが形成される前に前記ペーパーより退避することを特徴とする請求項17に記載の画像記録装置。
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