JP2005132751A - シリコーン化合物の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 一般式(z)または(z’)で表される架橋性シリコーン化合物を製造する方法を提供する。
【化1】
Figure 2005132751

【解決手段】 下記一般式(a1)
【化2】
Figure 2005132751

で表されるエポキシシランに、分子内に少なくとも1つの重合性基を有するカルボン酸および分子内に少なくとも1つの重合性基を有するカルボン酸の塩および分子内に少なくとも1つの重合性基を有するカルボン酸の酸無水物を同時に作用せしめるなどの方法を採る。
(Aはシロキサニル基、Xは炭素数1〜20の2価の基を表す。R1〜R3はそれぞれ独立に水素、炭素数1〜20の置換基または−X−Aを表す。)
【選択図】なし

Description

本発明は、コンタクトレンズ、眼内レンズ、人工角膜などの眼用レンズに特に好適なポリマーを得ることができるシリコーン化合物の製造方法に関する。
従来、眼用レンズ用モノマーとして、ケイ素基を有する化合物が知られている。
Figure 2005132751
そのような化合物の一つとして、上記式(c)または(c’)で表される化合物が知られている(例えば、特許文献1)。この化合物は分子内に水酸基を有することから親水性モノマーとの相溶性が得やすいという特長を有するが、これを上記特許文献1記載の方法で合成すると、副生成物として下記式(d)
Figure 2005132751
で表される化合物が生成する。この副生成物(d)は分子内にシリコーン成分を有する架橋性モノマーであるため、例えば一般的に用いられる架橋剤の一つであるエチレングリコールジメタクリレートと比較すると、多量に用いても眼用レンズ用ポリマーの酸素透過性の低下を招かないという利点がある。しかしながら上記式(c)または(c’)で表される化合物の合成の際(d)は2%程度しか生成しないため、上記式(c)または(c’)を重合して得られるポリマーに十分な弾性率を与えることができなかった。
特開昭56−22325号公報 実施例4
本発明は、一般式(z)または(z’)で表される架橋性シリコーン化合物を製造する方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は下記の構成を有する。
「(1)下記一般式(z)または(z’)
Figure 2005132751
で表されるシリコーン化合物を得る方法であって、次の(A)〜(G)の方法のうちのいずれか一つの手段を用いることを特徴とするシリコーン化合物の製造方法。
(Aはシロキサニル基を表す。Xは炭素数1〜20の2価の基を表す。R1〜R3はそれぞれ独立に水素、炭素数1〜20の置換基または−X−Aを表す。R4、R5はそれぞれ独立に少なくとも1つの重合性基を有する炭素数1〜20の置換基を表す。)
(A)下記一般式(a)または(a’)
Figure 2005132751
で表されるシリコーン化合物に下記一般式(x)
Figure 2005132751
で表される化合物を作用せしめる。
(Aはシロキサニル基、Xは炭素数1〜20の2価の基を表す。R1〜R3はそれぞれ独立に水素、炭素数1〜20の置換基または−X−Aを表す。R4、R5はそれぞれ独立に少なくとも1つの重合性基を有する炭素数1〜20の置換基を表す。LはH−Lの水中でのpKaが20以下の原子団を表す。)
(B)下記一般式(a1)
で表されるエポキシ基を有する化合物に下記一般式(x2)および(x)で表される化合物および(x2)で表される化合物の塩を作用せしめる。
Figure 2005132751
Figure 2005132751
Figure 2005132751
(Aはシロキサニル基、Xは炭素数1〜20の2価の基を表す。R1〜R3はそれぞれ独立に水素、炭素数1〜20の置換基または−X−Aを表す。R4、R5はそれぞれ独立に重合性置換基を有する炭素数1〜20の置換基を表す。LはpKa20以下の原子団を表す。)
(C)下記一般式(y)
で表される化合物に、該一般式(y)で表される化合物1分子に対して一般式(x)で表される化合物を2分子作用せしめる。
Figure 2005132751
Figure 2005132751
(Aはシロキサニル基、Xは炭素数1〜20の2価の基を表す。R1〜R3はそれぞれ独立に水素、炭素数1〜20の置換基または−X−Aを表す。R4は重合性置換基を有する炭素数1〜20の置換基を表す。LはpKa20以下の原子団を表す。)
(D)下記一般式
Figure 2005132751
で表される化合物にH−Aを用いてヒドロシリル化する。
(Aはシロキサニル基を表す。R1〜R3はそれぞれ独立に水素、炭素数1〜20の置換基または炭素数1〜20のアルケニル基もしくはアルケニル基で置換されたアリール基を表す。R4、R5はそれぞれ独立に重合性置換基を有する炭素数1〜20の置換基を表す。X’は炭素数1〜20のアルケニル基もしくはアルケニル基で置換されたアリール基を表す。)
(E)下記一般式(z2)または(z2’)で表される化合物に下記一般式(s1)
で表される化合物を作用させ、下記一般式(s0)で表される構造を下記一般式(s)で示された構造に変換する。
Figure 2005132751
Figure 2005132751
Figure 2005132751
Figure 2005132751
(R1〜R3は炭素数1〜20のアルキル基、アリール基または−X−A’を表す。R4、R5は重合性基を有する炭素数1〜20の置換基を表す。A’は一般式(s0)で表される原子団を有する置換基を表し、a、bはそれぞれ独立に1〜3の整数を表し、かつa+bは4以下である。R10〜R13は炭素数1〜20の置換基を表す。Zは塩素、臭素、ヨウ素および炭素数1〜20のアルコキシ基からなる群から選ばれた置換基を表す。)
(F)下記一般式(z3)または(z3’)で表される化合物に、臭素またはヨウ素を加えた後、前記一般式(z3)または(z3’)で表される化合物1分子に対して、下記一般式(x3)で表される化合物2分子を作用せしめる。
Figure 2005132751
Figure 2005132751
(Aはシロキサニル基を表す。Xは炭素数1〜20の2価の基を表す。R1〜R3はそれぞれ独立に水素、炭素数1〜20の置換基または−X−Aを表す。R4は重合性置換基を有する炭素数1〜20の置換基を表す。Mは銀またはタリウムを表す。)
(G)下記一般式(z3)または(z3’)
で表される化合物の水素とL2を脱離させて炭素−炭素二重結合を形成し、R6、R7を重合性基を有する置換基に変換する。
Figure 2005132751
(Aはシロキサニル基を表す。Xは炭素数1〜20の2価の基を表す。R1〜R3はそれぞれ独立に水素、炭素数1〜20の置換基または−X−Aを表す。R6、R7はそれぞれ独立にその内部に下記一般式(s4)
Figure 2005132751
で表される原子団を有する炭素数1〜20の置換基を表す。L2はH−L2のpKa5以下の原子団を表す。)
(2)前記(1)記載の手段(A)〜(C)において、原子団Lが炭素数1〜20のアルコキシ基、水酸基、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素および下記一般式(g1)〜(g3)
Figure 2005132751
Figure 2005132751
Figure 2005132751
で表される原子団からなる群から選ばれたものであることを特徴とする請求項1記載のシリコーン化合物の製造方法。
(3)下記一般式(a1)
Figure 2005132751
で表されるエポキシシランに、分子内に少なくとも1つの重合性基を有するカルボン酸および分子内に少なくとも1つの重合性基を有するカルボン酸の塩および分子内に少なくとも1つの重合性基を有するカルボン酸の酸無水物を同時に作用せしめて下記一般式(z)または(z’)
Figure 2005132751
で表されるシリコーン化合物を合成するシリコーン化合物の製造方法。
(Aはシロキサニル基、Xは炭素数1〜20の2価の基を表す。R1〜R3はそれぞれ独立に水素、炭素数1〜20の置換基または−X−Aを表す。R4、R5はそれぞれ独立に少なくとも1つの重合性基を有する炭素数1〜20の置換基を表す。)
(4) 該カルボン酸、該カルボン酸塩および該カルボン酸無水物がそれぞれ(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸塩および(メタ)アクリル酸無水物であることを特徴とする前記(3)記載のシリコーン化合物の製造方法。
(5) 一般式(z)または(z’)において、シロキサニル基(A)が下記式(b)で表される置換基である前記(3)または(4)記載のシリコーン化合物の製造方法。
Figure 2005132751
[式(b)中、A1 〜A11はそれぞれが互いに独立に水素、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基のいずれかを表す。nは0〜200の整数を表し、a、b、cはそれぞれが互いに独立に0〜20の整数を表す。ただしn=a=b=c=0の場合は除く。]
(6) 一般式(z)または(z’)において、シロキサニル基(A)がトリス(トリメチルシロキシ)シリル基、ビス(トリメチルシロキシ)メチルシリル基、トリメチルシロキシジメチルシリル基から選ばれた置換基であることを特徴とする前記(3)または(4)記載のシリコーン化合物の製造方法。」
本発明によれば、一般式(z)または(z’)で表される架橋性シリコーン化合物を得ることができる。
一般式(z)または(z’)において、R1〜R3はそれぞれ独立に水素、炭素数1〜20の置換基または−X−Aを表す。
4、R5はそれぞれ独立に少なくとも1つの重合性基を有する炭素数1〜20の置換基を表す。ここで重合性基とはラジカル重合可能な炭素−炭素二重結合を表す。R4、R5からなるカルボン酸であるR4−COOHおよびR5−COOHの例としては、ビニロキシ酢酸、アリロキシ酢酸、(メタ)アクリル酸、クロトン酸、2−(メタ)アクリロイルプロパン酸、3−(メタ)アクリロイルブタン酸、4−ビニル安息香酸などを挙げることができる。これらのうち、カルボン酸、カルボン酸塩、カルボン酸無水物のいずれも入手しやすいことから好ましいのは(メタ)アクリル酸である。
Xは炭素数1〜20の2価の脂肪族または芳香族置換基を表す。Aはシロキサニル基を表す。本明細書におけるシロキサニル基とは、少なくとも一つのSi−O−Si結合を有する基を表す。シロキサニル基としては下記式(b)で表される置換基が原料の入手しやすさや合成の容易さの点で好ましく使用される。
Figure 2005132751
[式(b)中、A1 〜A11はそれぞれが互いに独立に水素、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基のいずれかを表す。nは0〜200の整数を表し、a、b、cはそれぞれが互いに独立に0〜20の整数を表す。ただしn=a=b=c=0の場合は除く。]
式(b)中、A1からA11はそれぞれが独立に水素、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル基、ヘキシル基、シクロヘキシル基、2−エチルヘキシル基、オクチル基などのアルキル基、フェニル基、ナフチル基などのアリール基などを挙げることができる。これらの中で最も好ましいのはメチル基である。
式(b)中、nは0〜200の整数であるが、好ましくは0〜50,さらに好ましくは0〜10である。a、b、cはそれぞれが互いに独立に0〜20の整数であるが、好ましくはa、b、cがそれぞれ互いに独立に0〜5の整数である。n=0の場合、好ましいa、b、cの組み合わせはa=b=c=1、a=b=1かつc=0である。
式(b)で表される置換基の中で、工業的に比較的安価に入手できることから特に好適なものはトリス(トリメチルシロキシ)シリル基、ビス(トリメチルシロキシ)メチルシリル基、トリメチルシロキシジメチルシリル基、ポリジメチルシロキサン基、ポリメチルシロキサン基、ポリ−コ−メチルシロキサン−ジメチルシロキサン基などである。
本発明の目的は、次の(A)〜(G)のいずれかの手段により達成することができる。なお、特に個々に断ってはいないが、本発明の目的を阻害しない範囲において、2価の基やアルキル基、アルコキシル基、アルケニル基、アリール基は、その炭素に結合する水素が適当な置換基に置換されたものであっても用いることができる。
手段(A)について説明する。
手段(A)では一般式(a)または(a’)で表されるシリコーン化合物の水酸基に重合性基を有する式(x)で表される化合物を作用させてエステル化することにより、一般式(z)または(z’)で表される架橋性シリコーン化合物を得る。
一般式(x)において、LはH−LのpKaが20以下の原子団を表す。その例として炭素数1〜20のアルコキシ基、水酸基、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素および下記一般式(g1)〜(g3)
Figure 2005132751
Figure 2005132751
Figure 2005132751
で表される原子団などが挙げられる。これらのうち、入手のしやすさから好ましいのは炭素数1〜20のアルコキシ基、水酸基、塩素、(g1)〜(g3)であり、反応性の高さから塩素、(g1)がより好ましい。
反応後に発生するH−LのpKaが3以下の場合、H−Lの酸性によりシロキサニル基が分解してしまうため、塩基を加えるのが好ましい。加える塩基の例としては、アンモニア、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリ−n−プロピルアミン、トリイソプロピルアミン、トリ−n−ブチルアミンなどのアミン類や水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウムなどの水酸化物類などが挙げられる。
この手段においては、触媒を使用してもよい。特にH−LのpKaが7以下の場合は化合物(x)の反応性が下がるので用いた方がよい。用いる触媒の例としては、ピリジン、N,N−ジメチルアミノピリジン、N,N−ジシクロヘキシルカルボジイミド、塩化鉄(III)、チタン(IV)イソプロポキシド、ジルコニウム(IV)ブトキシドなどが挙げられる。
手段(B)について説明する。
手段(B)では一般式(a1)で表されるエポキシ化合物に一般式(x2)で表されるカルボン酸とその塩、および一般式(x)で表される化合物を作用させて一般式(z)または(z’)で表されるシリコーン化合物を得る。
一般式(x2)で表されるカルボン酸の量は、原料のエポキシシランに対して1〜50当量が好ましく、エポキシシランを残存させないためには1.2〜50当量がより好ましく、経済性も考慮に入れると1.2〜30当量加えるのが最も好ましい。
この手段で使用される一般式(x)で表される化合物についての詳細は、上記手段(A)と同様である。
この手段における一般式(x)で表される化合物の量は、原料のエポキシシランに対して1〜5当量が好ましく、一般式(x)で表される化合物を加えすぎると洗浄後もシリコーン化合物中に残留することから1〜4当量がより好ましく、経済性を考慮に入れると1〜3当量が最も好ましい。
この手段にては、反応時間を短縮するため、一般式(x2)で表されるカルボン酸の塩を触媒として使用する。触媒の添加量は、原料のエポキシシランに対して0.001〜5当量が好ましく、0.005〜3当量がより好ましく、0.01〜1当量が最も好ましい。
化合物(x)に酸無水物を用いて行った場合、手段(A)のように水酸基に酸無水物を反応させた場合よりも反応が速く進行し、得られるシリコーン化合物の純度も高い。これは手段(B)が、手段(A)の原料であるシリコーン化合物合成反応と、それに続く上記シリコーン化合物と分子内に重合性基を有するカルボン酸の酸無水物との反応によるエステル化の単なる組み合わせではないことを示している。
その原因は不明であるが、エポキシ開環して生成したアニオンがすぐにプロトンと結合して水酸基になりシリコーン化合物(a)または(a’)になるのではなく、下の反応式のような平衡でアニオンの寿命が延びて通常の水酸基より求核活性が上がっているところに分子内に少なくとも1つの重合性基を有するカルボン酸の酸無水物が反応しているためではないかと推察される。
Figure 2005132751
この手段にては、反応温度は低すぎると反応時間が長くなり過ぎ、高すぎると合成反応中にシリコーン化合物が重合してしまう危険性があることから、50〜180℃が好ましく、60〜170℃がより好ましく、70〜160℃が最も好ましい。
手段(B)では反応終了後、過剰のメタクリル酸や反応の際に加えた重合禁止剤などを除去するため、水またはアルカリ性水溶液で洗浄されることが好ましい。
手段(C)について説明する。
手段(C)では一般式(y)で表されるジオールに化合物(x)を2分子作用させて一般式(z)または(z’)で表される架橋性シリコーン化合物を得る。
この手段に用いる一般式(x)で表される化合物についての詳細は上記手段(A)と同様である。
手段(D)について説明する。
手段(D)では一般式(z1)または(z1’)で表される化合物にシランH−Aをヒドロシリル化により導入して一般式(z)または(z’)で表される架橋性シリコーン化合物を得る。
式(z1)または(z1’)中、X’は炭素数1〜20のアルケニル基もしくはアルケニル基で置換されたアリール基を表す。その例として、ビニル基、アリル基、3−ブテニル基、4−ペンテニル基、3−アリロキシプロピル基、4−ビニルフェノキシ基、4−アリルフェノキシ基などが挙げられ、原料入手の容易さから好ましいのはビニル基、アリル基、アリロキシメチル基である。
この手段におけるH−Aの使用量は(z1)または(z1’)に対して、1当量以上が好ましく、原料の(z1)または(z1’)を残さないためには1.1当量以上がより好ましい。
この手段にては、通常、ヒドロシリル化のための触媒を使用する。用いる触媒としては、トリス(トリフェニルホスフィン)ロジウム(III)クロリドなどのロジウム錯体、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウムなどのパラジウム錯体、塩化白金(IV)酸などの白金錯体などが挙げられる。触媒の使用量は(z1)または(z1’)に対して、0.01モル%〜10モル%が好ましく、経済性および反応速度のバランスから0.05モル%〜5モル%がより好ましい。
手段(E)について説明する。
手段(E)ではA’中の下記一般式(s0)
Figure 2005132751
で表される構造に下記一般式(s1)
Figure 2005132751
で表される化合物を作用させて下記一般式(s)
Figure 2005132751
にして、A’をAに変換することにより一般式(z)または(z’)で表される架橋性シリコーン化合物を得る。
ここで、a、bはそれぞれ独立に1〜3の整数を表し、a+bは4以下であり、R10〜R13は炭素数1〜20の置換基を表し、X1、Zはそれぞれ独立に塩素、臭素、ヨウ素および炭素数1〜20のアルコキシ基からなる群から選ばれた置換基を表す。
この手段にては、一般式(s1)で表される化合物の使用量は、一般式(s0)中のX11モルに対して1〜10倍モルが好ましく、1〜5倍モルがより好ましく、経済性を考慮すると1〜3倍モルが最も好ましい。
この手段にては、シロキサニル結合の酸素原子は水から供給されることから、少なくとも当量、好ましくは溶媒または混合溶媒の一部として水を加える必要がある。
手段(F)について説明する。
手段(F)ではPrevost反応により、アルケニル基にカルボキシル基2分子を付加させることにより架橋性シリコーン化合物(z)または(z’)を得る。
ここで、一般式(x3)中のMは銀またはタリウムを表す。
この手段で用いる臭素またはヨウ素の量は過剰に用いすぎると重合性基と反応してしまう可能性があることから(z3)および(z3’)の合計量に対して0.5〜1.5当量が好ましく、0.8〜1.2当量がより好ましい。
この手段で用いる化合物(x3)の量は、(z3)または(z3’)で表される化合物1分子に対して2分子作用させる必要があることから、2当量以上が好ましく、原料を残さないようにするためには2.2当量以上がより好ましい。
また、反応温度は0℃〜150℃が好ましく、分解や重合を抑制するためには10℃〜130℃がより好ましく、20℃〜110℃が最も好ましい。
手段(G)について説明する。
手段(G)ではR6、R7中の一般式(s4)で表される構造からH−L2を脱離させ、炭素−炭素二重結合を形成してR6、R7を重合性基を有する置換基へと変換することにより一般式(z)または(z’)で表される架橋性シリコーン化合物を得る。R6、R7の例としては下記式(h1)〜(h7)を挙げることができる。
Figure 2005132751
一般式(s4)中、L2はpKa5以下の原子団を表し、その例として塩素、臭素、ヨウ素などのハロゲン原子や、−OSO3H、トリフラート、トシラートなどのスルホン酸エステル類、トリメチルアンモニウム基、トリエチルアンモニウム基などのアンモニウム類、リン酸エステル類、アセテート、プロピオネートなどのカルボン酸エステル類などを挙げることができる。
この手段においては、脱離反応を促進するため、塩基を作用させてもよい。その例としてアンモニア、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリ−n−プロピルアミン、トリイソプロピルアミン、トリ−n−ブチルアミン、[2,2,2]−ジアザビシクロオクタン、[5,4,0]−ジアザビシクロウンデセンなどのアミン類、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、水酸化バリウムなどの水酸化物類、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウムなどの炭酸塩類などが挙げられる。
本発明のシリコーン化合物の製造方法は、(A)〜(G)のいずれの手段においても、合成反応中にシリコーン化合物が重合してしまうのを防ぐため重合禁止剤を加えてもよい。重合禁止剤の具体例としてはハイドロキノン、ハイドロキノンモノメチルエーテル、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール、N−ニトロソフェニルヒドロキシルアミンアルミニウムなどを挙げることができる。また、重合禁止剤を用いる場合の添加量は(メタ)アクリル酸量に対して0.0005〜5重量%が好ましく、0.001〜3重量%がより好ましく、0.005〜1重量%が最も好ましい。
本発明のシリコーン化合物の製造方法で得られたシリコーン化合物は必要に応じてさらにシリカゲルカラム精製、蒸留精製などの精製を行ってもよい。
本発明の製造方法により得られるシリコーン化合物を重合して得られるポリマーは、コンタクトレンズ、眼内レンズ、人工角膜などの眼用レンズとして特に好適である。
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明はこれによって限定されるものではない。
<測定方法>
ガスクロマトグラフ(GC)測定は本体に島津製作所社製GC−18A(FID検出器)、キャピラリーカラムにJ&W社DB−5(0.25mm×30m×1μm)を用いた。キャリアガスはヘリウム(138kPa)、注入口温度280℃、検出器温度280℃、昇温プログラムは60℃(5分)→10℃/分→325℃(19分)で測定した。サンプルは測定試料100μLをイソプロピルアルコール1mLに溶解して調製し、1μL注入した。
実施例1
300mLのナスフラスコに下式(c1)
Figure 2005132751
で表されるエポキシシラン30g(89mmol)、メタクリル酸30.66g(356mmol)、メタクリル酸ナトリウム2.89g(27mmol)、p−メトキシフェノール0.14g(1mmol)、メタクリル酸無水物16.49g(107mmol)を加え、空気雰囲気下で100℃に加熱して撹拌した。GCでエポキシシラン(c1)の面積%が0.1%以下になるのを確認した後、反応液を室温まで冷却した。反応液にヘキサン50mLを加え、0.5N水酸化ナトリウム水溶液50mLで7回、2.6%食塩水35mLで3回洗浄し、有機層に硫酸ナトリウムを加えて乾燥し、ろ過してエバポレータで溶媒を留去して架橋性シリコーン化合物(d)を得た。GCで純度を測定したところ、表1のような結果が得られた。
実施例2
メタクリル酸無水物を加えない以外は上記実施例1と同様の方法で実験を行い、下記式(c)または(c’)
Figure 2005132751
で表されるシリコーン化合物を得た。この化合物を原料に以下の合成を行った。
実施例3
200mLナスフラスコに上記実施例2で得たシリコーン化合物(c)または(c’)30g(71mmol)、トリエチルアミン8.62g(85mmol)、酢酸エチル30mLを加え、氷浴中で10分間撹拌した後、滴下ロートからメタクリル酸塩化物8.90g(85mmol)を滴下した。室温まで戻しながら6時間撹拌した後、0.5N水酸化ナトリウム水溶液50mLで3回、2.6%食塩水35mLで3回洗浄し、有機層に硫酸ナトリウムを加えて乾燥し、ろ過してエバポレータで溶媒を留去した。得られた液体のGC純度を測定したところ、表1のような結果が得られた。
実施例4
上記実施例2で得られたシリコーン化合物(c)または(c’)30g(71mmol)に、メタクリル酸無水物16.41g(106mmol)を加えて100℃に加熱し、16時間撹拌した。反応液にヘキサン50mLを加え、0.5N水酸化ナトリウム水溶液50mLで5回、2.6%食塩水35mLで3回洗浄し、有機層に硫酸ナトリウムを加えて乾燥し、ろ過してエバポレータで溶媒を留去して架橋性シリコーン化合物(d)を得た。GC純度は表1の通りであった。
実施例5
上記実施例2で得られた化合物(c)または(c’)30g(71mmol)に、メタクリル酸メチル71.05g(710mmol)、チタン(IV)イソプロポキシド6g(21mmol)を加え、室温で8時間撹拌して架橋性シリコーン化合物(d)を得た。GC純度は表1の通りであった。
実施例6
100mL3つ口フラスコに還流冷却管、メカニカルスターラ、塩化カルシウムを充填した乾燥管をつけ、上記実施例2で得られた化合物(c)または(c’)30g(71mmol)にN−ニトロソフェニルヒドロキシルアミンアルミニウム0.3g(1重量%)を加え、150℃、20時間加熱して、架橋性シリコーン化合物(d)を得た。GC純度は表1の通りであった。
実施例7
(c1)で表されるエポキシシラン30g(89mmol)にギ酸8.20g(178mmol)、水酸化ナトリウム0.53g(13mmol)を加え、100℃で5時間撹拌した後、0.5N水酸化ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄した。硫酸ナトリウムで乾燥した後、溶媒を留去した。得られた液体に1当量の炭酸カリウムとメタノールを溶媒として加え、室温で一時間放置した後、飽和食塩水で洗浄した。硫酸ナトリウムで乾燥した後、溶媒を留去して下式(c2)で表されるジオールを得た。
Figure 2005132751
得られたジオールをシリカゲルカラム精製して用い、メタクリル酸塩化物およびトリエチルアミンをジオールに対して2倍モル量加える以外は実施例3と同様の方法により、目的の架橋性シリコーン化合物を得た。GC純度は表1の通りであった。
実施例8
エポキシシランのかわりにアリルグリシジルエーテルを用いる以外は実施例1と同様の方法で合成を行って下記式(c3)で表される化合物を得た。
Figure 2005132751
実施例9
2Lナスフラスコに(c3)214g(1mol)、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール220mg(1mmol)、トルエン500mL、塩化白金(IV)酸六水和物518mg(1mmol)を加え、トリクロロシラン135.5g(1mol)を滴下した。室温で8時間撹拌した後、減圧蒸留により精製して下記式(c4)で表される化合物を得た。
Figure 2005132751
実施例10
1Lナスフラスコ中の水160mL−メタノール80mL−ヘキサン80mL混合溶媒に、(c4)152g(0.43mol)とメトキシトリメチルシラン272g(2.6mol)の混合液を滴下した。室温で8時間撹拌した後、撹拌を止め、水層を捨てて、有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で3回、飽和食塩水で3回洗浄した。硫酸ナトリウムで乾燥した後、溶媒を留去して下記式(c5)で表される架橋性シリコーン化合物を得た。GC純度は表1の通りであった。
Figure 2005132751
実施例11
トリクロロシランのかわりにトリス(トリメチルシロキシ)シランを用いる以外は実施例9と同様にして合成を行い、(c5)で表される架橋性シリコーン化合物を得た。
実施例12
メタクリル酸塩化物のかわりに2−ブロモイソブチリルブロミドを用いて合成を行い下記式(c6)で表される化合物を得た。
Figure 2005132751
実施例13
還流冷却管と滴下漏斗をつけた500mLの三ツ口フラスコに(c6)72.5g(0.10mol)、ジエチルエーテル200mLを加えて還流しながら撹拌し、滴下漏斗からトリエチルアミン24.3g(0.24mol)のジエチルエーテル(30mL)溶液を滴下した。還流しながら24時間撹拌した後、沈殿をろ過し、溶媒を留去して(c5)で表される架橋性シリコーン化合物を得た。GC純度は表1の通りであった。
実施例14
3−アリロキシプロピルトリス(トリメチルシロキシ)シラン39.4g(0.1mol)の300mLベンゼン溶液にメタクリル酸銀38.6g(0.2mol)、ヨウ素25.4g(0.1mol)を加え、16時間還流した。反応終了後、沈殿をろ過して除き、ろ液を飽和炭酸ナトリウム水溶液で5回、飽和食塩水で3回洗浄した。硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を留去して(c5)で表される架橋性シリコーン化合物を得た。GC純度は表1の通りであった。
Figure 2005132751

Claims (6)

  1. 下記一般式(z)または(z’)
    Figure 2005132751
    で表されるシリコーン化合物を得る方法であって、次の(A)〜(G)の方法のうちのいずれか一つの手段を用いることを特徴とするシリコーン化合物の製造方法。
    (Aはシロキサニル基を表す。Xは炭素数1〜20の2価の基を表す。R1〜R3はそれぞれ独立に水素、炭素数1〜20の置換基または−X−Aを表す。R4、R5はそれぞれ独立に少なくとも1つの重合性基を有する炭素数1〜20の置換基を表す。)
    (A)下記一般式(a)または(a’)
    Figure 2005132751
    で表されるシリコーン化合物に下記一般式(x)
    Figure 2005132751
    で表される化合物を作用せしめる。
    (Aはシロキサニル基、Xは炭素数1〜20の2価の基を表す。R1〜R3はそれぞれ独立に水素、炭素数1〜20の置換基または−X−Aを表す。R4、R5はそれぞれ独立に少なくとも1つの重合性基を有する炭素数1〜20の置換基を表す。LはH−Lの水中でのpKaが20以下の原子団を表す。)
    (B)下記一般式(a1)
    で表されるエポキシ基を有する化合物に下記一般式(x2)および(x)で表される化合物および(x2)で表される化合物の塩を作用せしめる。
    Figure 2005132751
    Figure 2005132751
    Figure 2005132751
    (Aはシロキサニル基、Xは炭素数1〜20の2価の基を表す。R1〜R3はそれぞれ独立に水素、炭素数1〜20の置換基または−X−Aを表す。R4、R5はそれぞれ独立に重合性置換基を有する炭素数1〜20の置換基を表す。LはpKa20以下の原子団を表す。)
    (C)下記一般式(y)
    で表される化合物に、該一般式(y)で表される化合物1分子に対して一般式(x)で表される化合物を2分子作用せしめる。
    Figure 2005132751
    Figure 2005132751
    (Aはシロキサニル基、Xは炭素数1〜20の2価の基を表す。R1〜R3はそれぞれ独立に水素、炭素数1〜20の置換基または−X−Aを表す。R4は重合性置換基を有する炭素数1〜20の置換基を表す。LはpKa20以下の原子団を表す。)
    (D)下記一般式
    Figure 2005132751
    で表される化合物にH−Aを用いてヒドロシリル化する。
    (Aはシロキサニル基を表す。R1〜R3はそれぞれ独立に水素、炭素数1〜20の置換基または炭素数1〜20のアルケニル基もしくはアルケニル基で置換されたアリール基を表す。R4、R5はそれぞれ独立に重合性置換基を有する炭素数1〜20の置換基を表す。X’は炭素数1〜20のアルケニル基もしくはアルケニル基で置換されたアリール基を表す)
    (E)下記一般式(z2)または(z2’)で表される化合物に下記一般式(s1)
    で表される化合物を作用させ、下記一般式(s0)で表される構造を下記一般式(s)で示された構造に変換する。
    Figure 2005132751
    Figure 2005132751
    Figure 2005132751
    Figure 2005132751
    (R1〜R3は炭素数1〜20のアルキル基、アリール基または−X−A’を表す。R4、R5は重合性基を有する炭素数1〜20の置換基を表す。A’は一般式(s0)で表される原子団を有する置換基を表し、a、bはそれぞれ独立に1〜3の整数を表し、かつa+bは4以下である。R10〜R13は炭素数1〜20の置換基を表す。Zは塩素、臭素、ヨウ素および炭素数1〜20のアルコキシ基からなる群から選ばれた置換基を表す。)
    (F)下記一般式(z3)または(z3’)で表される化合物に、臭素またはヨウ素を加えた後、前記一般式(z3)または(z3’)で表される化合物1分子に対して、下記一般式(x3)で表される化合物2分子を作用せしめる。
    Figure 2005132751
    Figure 2005132751
    (Aはシロキサニル基を表す。Xは炭素数1〜20の2価の基を表す。R1〜R3はそれぞれ独立に水素、炭素数1〜20の置換基または−X−Aを表す。R4は重合性置換基を有する炭素数1〜20の置換基を表す。Mは銀またはタリウムを表す。)
    (G)下記一般式(z3)または(z3’)
    で表される化合物の水素とL2を脱離させて炭素−炭素二重結合を形成し、R6、R7を重合性基を有する置換基に変換する。
    Figure 2005132751
    (Aはシロキサニル基を表す。Xは炭素数1〜20の2価の基を表す。R1〜R3はそれぞれ独立に水素、炭素数1〜20の置換基または−X−Aを表す。R6、R7はそれぞれ独立にその内部に下記一般式(s4)
    Figure 2005132751
    で表される原子団を有する炭素数1〜20の置換基を表す。L2はH−L2のpKa5以下の原子団を表す。)
  2. 請求項1記載の手段(A)〜(C)において、原子団Lが炭素数1〜20のアルコキシ基、水酸基、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素および下記一般式(g1)〜(g3)
    Figure 2005132751
    Figure 2005132751
    Figure 2005132751
    で表される原子団からなる群から選ばれたものであることを特徴とする請求項1記載のシリコーン化合物の製造方法。
  3. 下記一般式(a1)
    Figure 2005132751
    で表されるエポキシシランに、分子内に少なくとも1つの重合性基を有するカルボン酸および分子内に少なくとも1つの重合性基を有するカルボン酸の塩および分子内に少なくとも1つの重合性基を有するカルボン酸の酸無水物を同時に作用せしめて下記一般式(z)または(z’)
    Figure 2005132751
    で表されるシリコーン化合物を合成するシリコーン化合物の製造方法。
    (Aはシロキサニル基、Xは炭素数1〜20の2価の基を表す。R1〜R3はそれぞれ独立に水素、炭素数1〜20の置換基または−X−Aを表す。R4、R5はそれぞれ独立に少なくとも1つの重合性基を有する炭素数1〜20の置換基を表す。)
  4. 該カルボン酸、該カルボン酸塩および該カルボン酸無水物がそれぞれ(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸塩および(メタ)アクリル酸無水物であることを特徴とする請求項3記載のシリコーン化合物の製造方法。
  5. 一般式(z)または(z’)において、シロキサニル基(A)が下記式(b)で表される置換基である請求項3または4記載のシリコーン化合物の製造方法。
    Figure 2005132751
    [式(b)中、A1 〜A11はそれぞれが互いに独立に水素、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基のいずれかを表す。nは0〜200の整数を表し、a、b、cはそれぞれが互いに独立に0〜20の整数を表す。ただしn=a=b=c=0の場合は除く。]
  6. 一般式(z)または(z’)において、シロキサニル基(A)がトリス(トリメチルシロキシ)シリル基、ビス(トリメチルシロキシ)メチルシリル基、トリメチルシロキシジメチルシリル基から選ばれた置換基であることを特徴とする請求項3または4記載のシリコーン化合物の製造方法。
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