JP2005132567A - 写真感光材料ガイド機構と写真感光材料収容マガジンと画像露光装置 - Google Patents
写真感光材料ガイド機構と写真感光材料収容マガジンと画像露光装置 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】 搬送バランス、ガイド幅の位置精度、ガイド幅の設定変更のしやすさを総合的に考慮した写真感光材料ガイド機構、写真感光材料収容マガジン、画像露光装置を提供すること。
【解決手段】 長尺状のペーパーPの幅方向をガイドし、かつ、幅寸法を可変とすることで多数種類の写真感光材料をガイドできるようにした写真感光材料ガイド機構であって、基準側ガイド部材21と、この基準側ガイド部材21に対して幅方向に移動調整可能な調整側ガイド部材22と、基準側ガイド部材21を幅方向における複数の基準位置のうちのいずれか1つ対して取り付けるための第1取り付け手段と、特定の基準位置に設定される基準側ガイド部材21を基準として、調整側ガイド部材22を幅方向に位置調整した後、調整された位置に取り付けるための第2取り付け手段とを備えた。
【選択図】 図3
【解決手段】 長尺状のペーパーPの幅方向をガイドし、かつ、幅寸法を可変とすることで多数種類の写真感光材料をガイドできるようにした写真感光材料ガイド機構であって、基準側ガイド部材21と、この基準側ガイド部材21に対して幅方向に移動調整可能な調整側ガイド部材22と、基準側ガイド部材21を幅方向における複数の基準位置のうちのいずれか1つ対して取り付けるための第1取り付け手段と、特定の基準位置に設定される基準側ガイド部材21を基準として、調整側ガイド部材22を幅方向に位置調整した後、調整された位置に取り付けるための第2取り付け手段とを備えた。
【選択図】 図3
Description
本発明は、長尺状の写真感光材料の幅方向をガイドし、かつ、幅寸法を可変とすることで多数種類の写真感光材料をガイドできるようにした写真感光材料ガイド機構及びこれを備えた写真感光材料収容マガジン及び画像露光装置に関するものである。
画像露光装置では、写真プリントを作成するため、写真感光材料に画像を露光形成する。写真感光材料は、マガジン(写真感光材料収容マガジン)にロールに巻き取られた形態で保管されており、マガジンから長尺状の写真感光材料を引き出していき、写真感光材料を所定のプリントサイズにカットした後、画像露光部へと送り込む。画像露光部において、写真感光材料の乳剤面に画像が焼付露光される。マガジンから写真感光材料を引き出していくために、マガジンの写真感光材料引出し口の近傍にガイド機構が設けられている。ガイド機構は、写真感光材料を幅方向両側からガイドするため第1ガイド部材と第2ガイド部材とを備えている(例えば、本出願人による下記特許文献1)。ガイド機構により幅方向をガイドされた写真感光材料は、マガジンから引き出された後、搬送ローラ機構(搬送機構)により搬送される。搬送ローラ機構は、駆動ローラと圧着ローラとから構成されており、圧着ローラを駆動ローラ側に圧着させるためのバネも設けられている。写真感光材料は、駆動ローラと圧着ローラに挟持された形で搬送される。
一方、写真感光材料には、種々の規格があり、幅寸法が小さいものから大きいものまで多様な幅寸法の写真感光材料が存在する。したがって、駆動ローラや圧着ローラは、最も大きな幅寸法を有する写真感光材料を搬送できるように、その幅方向のローラ長さが設定されている。また、写真感光材料を搬送ローラ機構で搬送させる場合、搬送バランスを考慮すると、どのような幅寸法の写真感光材料であっても、ローラの幅方向の中央を搬送させることが好ましい。そのため、上記のガイド機構も写真感光材料が搬送経路の幅中心位置を搬送できるように、第1ガイド部材と第2ガイド部材の取り付け位置を設定している。
特開2000−351490号公報
しかしながら、写真感光材料を常に経路の幅中央位置を搬送させる場合は、次のような課題が生じる。すなわち、 写真感光材料の幅寸法が異なるものに交換する場合、ガイド幅寸法を変更する必要がある。この場合、 第1ガイド部材と第2ガイド部材の両方の位置を調整する必要がある。幅寸法の違いに関わらず、写真感光材料を経路中心を移動させるためには、常に、第1ガイド部材と第2ガイド部材の両方を移動させて調整しなければならないため、精度よく経路の中心位置となるような調整を行うことが難しい。また、ガイド幅を変えるために常に第1・第2ガイド部材の設定位置を変更することは煩雑である。
これに対して、2つのガイド部材のうちの一方(基準側ガイド部材)を固定しておき、もう一方のガイド部材(調整側ガイド部材)のみを幅方向に位置調整するようなガイド機構が考えられる。いわゆる、片側基準という考え方であり、調整側ガイド部材のみを移動させてガイド幅を設定するので、位置精度を出しやすい。また、ガイド幅の設定変更時も調整側ガイド部材のみを移動させるので設定変更作業も簡素化する。
しかしながら、片側基準とした場合、写真感光材料の種々の幅寸法に対応するためには、基準側ガイド部材を搬送幅方向の端部に位置させなければならない。したがって、幅寸法の小さな写真感光材料ほど幅方向の端部側を搬送させなければならなくなる。その結果、写真感光材料を搬送させる場合の搬送バランスが悪くなり、写真感光材料が傾斜した状態で搬送される等の不具合が生じる。圧着ローラによる圧着力で写真感光材料を挟持して搬送させているが、ローラの幅方向中央と端部とでは圧着力が異なるため、写真感光材料を経路幅方向の端部を搬送させると搬送バランスが悪くなる。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、その課題は、搬送バランス、ガイド幅の位置精度、ガイド幅の設定変更のしやすさを総合的に考慮した写真感光材料ガイド機構、写真感光材料収容マガジン、画像露光装置を提供することである。
上記課題を解決するため本発明に係る写真感光材料ガイド機構は、
長尺状の写真感光材料の幅方向をガイドし、かつ、幅寸法を可変とすることで多数種類の写真感光材料をガイドできるようにした写真感光材料ガイド機構であって、
基準側ガイド部材と、
この基準側ガイド部材に対して幅方向に移動調整可能な調整側ガイド部材と、
基準側ガイド部材を幅方向における複数の基準位置のうちのいずれか1つ対して取り付けるための第1取り付け手段と、
特定の基準位置に設定される基準側ガイド部材を基準として、調整側ガイド部材を幅方向に位置調整した後、調整された位置に取り付けるための第2取り付け手段とを備えたことを特徴とするものである。
長尺状の写真感光材料の幅方向をガイドし、かつ、幅寸法を可変とすることで多数種類の写真感光材料をガイドできるようにした写真感光材料ガイド機構であって、
基準側ガイド部材と、
この基準側ガイド部材に対して幅方向に移動調整可能な調整側ガイド部材と、
基準側ガイド部材を幅方向における複数の基準位置のうちのいずれか1つ対して取り付けるための第1取り付け手段と、
特定の基準位置に設定される基準側ガイド部材を基準として、調整側ガイド部材を幅方向に位置調整した後、調整された位置に取り付けるための第2取り付け手段とを備えたことを特徴とするものである。
この構成による写真感光材料ガイド機構の作用・効果は、以下の通りである。写真感光材料の幅方向をガイドするため、基準側ガイド部材と調整側ガイド部材とを設けている。基本的には、調整側ガイド部材を基準側ガイド部材に対して幅方向に移動調整することでガイド幅の寸法を設定変更することができる。ただし、基準側ガイド部材は、1つの基準位置に対してのみ取り付けるのではなく、複数の基準位置に対して取り付けることができる。これを分かりやすく図4で説明する。図4において、Lで示すのは、写真感光材料を搬送する搬送ローラの搬送幅に対応する。写真感光材料の幅寸法の例として、4”〜5”(”はインチを示す)、10”〜11”、11”〜12”を示しており、3つのグループに分けている。基準側ガイド部材の基準位置としてA1 ,A2 ,A3 の3つが示されており、基準位置が複数設けられている。そして、4”の幅の写真感光材料をガイドする場合は、調整側ガイド部材をB12の位置に設定し、4”から5”へと幅を変更する場合は、基準側ガイド部材はそのままにして、調整側ガイド部材をB11の位置に設定して取り付ける。4”から10”へと幅を変更する場合は、基準側ガイド部材をA2 の位置に設定した上で、調整側ガイド部材をB22の位置に変更すればよい。
以上のように、複数の片側基準を設けることで、写真感光材料を経路の幅方向中央(または、ほぼ中央)を搬送させるようにすることができる。これにより、搬送バランスを維持することができる。また、片側基準によるガイド幅の設定変更を設けることで、写真感光材料を搬送させる場合の幅方向の位置精度や、設定変更を行うときの手順を簡素化することができる。その結果、搬送バランス、ガイド幅の位置精度、ガイド幅の設定変更のしやすさを総合的に考慮した写真感光材料ガイド機構を提供することができる。
本発明に係る写真感光材料ガイド機構は、好適には写真感光材料収容マガジンに設けることができる。これにより、写真感光材料収容マガジンに、種々の幅寸法の写真感光材料を収容させることができる。また、写真感光材料収容マガジンの幅方向中心付近に写真感光材料が収容されるため、マガジン交換等の取り扱い時に、重量バランスがよく作業性がよくなる。
上記課題を解決するため本発明に係る画像露光装置は、
本発明に係る写真感光材料ガイド機構によりガイドされた長尺状の写真感光材料をプリントサイズに切断するカッターと、
切断された写真感光材料を画像露光部へと搬送させる搬送機構と、
切断された写真感光材料の幅方向中心を画像露光部における画像露光中心に合致させるために、写真感光材料を幅方向に沿って移動させるための幅方向移動機構とを備えていることを特徴とするものである。
本発明に係る写真感光材料ガイド機構によりガイドされた長尺状の写真感光材料をプリントサイズに切断するカッターと、
切断された写真感光材料を画像露光部へと搬送させる搬送機構と、
切断された写真感光材料の幅方向中心を画像露光部における画像露光中心に合致させるために、写真感光材料を幅方向に沿って移動させるための幅方向移動機構とを備えていることを特徴とするものである。
本発明に係るガイド機構によりガイドされる写真感光材料はプリントサイズに切断された後、画像露光部に搬送機構により搬送される。画像露光部では、写真感光材料の画像形成面に対して画像を露光形成させる。この場合、写真感光材料と画像露光部の相対位置関係を適切にしておかないと、画像をうまく形成することができない。本発明に係るガイド機構によれば、写真感光材料は経路の中心位置(又はほぼ中心位置)を搬送されることになるが、いつも中心位置を搬送されるわけでない。そこで、幅方向移動機構を設けておき、写真感光材料を幅方向に沿って移動させる構成を備えておくことで、写真感光材料の幅方向中心と画像露光中心とを合致させることができる。これにより、常に適切な位置に画像を露光形成することができる。
本発明の好適な実施形態として、本発明に係る写真感光材料ガイド機構によりガイドされた写真感光材料に対して画像を焼付露光させる画像露光部と、
写真感光材料の幅寸法に関する情報に基づいて、画像露光部による画像露光位置を制御する露光制御部とを備えたものがあげられる。
写真感光材料の幅寸法に関する情報に基づいて、画像露光部による画像露光位置を制御する露光制御部とを備えたものがあげられる。
先ほどは、幅方向移動機構により画像露光中心と写真感光材料の幅方向中心とを合致させる構成を説明したが、画像露光部による画像露光位置を制御することでも、両者を合致させることもできる。
本発明に係る写真感光材料ガイド機構の好適な実施形態を図面を用いて説明する。図1は、写真感光材料ガイド機構が設けられている画像露光装置の構成を示す模式図である。
<画像露光装置の構成>
まず、写真感光材料であるペーパーがロールRの形態で収容されたペーパーマガジン1(写真感光材料収容マガジンに相当)が2機設けられている。2つのペーパーマガジン1のうちのいずれかが使用される。アドバンスローラ2は、ペーパーマガジン1から引き出された長尺状のペーパーPを下流側の搬送経路へと送り出す。ペーパーカッター3は、引き出された長尺状のペーパーPをプリントサイズに切断する。 裏面印字機4は、ペーパーPの裏面にコマ番号等のデータを印字する。裏面印字機4の搬送経路前後にわたって、搬送ローラ対5と搬送ローラ対6とが設けられている。 これら搬送ローラ対5,6は、振り分け搬送部へペーパーを送り込むペーパー供給部16として機能する。
まず、写真感光材料であるペーパーがロールRの形態で収容されたペーパーマガジン1(写真感光材料収容マガジンに相当)が2機設けられている。2つのペーパーマガジン1のうちのいずれかが使用される。アドバンスローラ2は、ペーパーマガジン1から引き出された長尺状のペーパーPを下流側の搬送経路へと送り出す。ペーパーカッター3は、引き出された長尺状のペーパーPをプリントサイズに切断する。 裏面印字機4は、ペーパーPの裏面にコマ番号等のデータを印字する。裏面印字機4の搬送経路前後にわたって、搬送ローラ対5と搬送ローラ対6とが設けられている。 これら搬送ローラ対5,6は、振り分け搬送部へペーパーを送り込むペーパー供給部16として機能する。
チャッカー7(幅方向移動機構に相当)は、上流側搬送機構である搬送ローラ対5,6からペーパーPを受け取る。チャッカー7は、ペーパーPを挟持して搬送する機能を有しており、図1には示されていないが、実際には2つ設けられている。このチャッカー7は、ペーパーPを振り分け搬送させる機能を有する。 この点は後述する。図1においてAで示されるのが振り分け搬送路である。搬送ローラ対8は、チャッカー7により搬送されてきたペーパーPを受け取り、下流側の露光部へと引き渡す機能を有する。
画像露光部9には、露光エンジン10と、露光搬送ローラ対11,12が設けられている。露光エンジン10は、デジタル画像データに基づいて、ペーパーPの乳剤面に画像を焼付露光するものである。具体的には、露光光を主走査方向(搬送幅方向)に沿って走査しつつ、ペーパーPを副走査方向(搬送方向)に沿って一定速度で移動させることで、画像を形成する。露光エンジン10については、レーザーエンジン、PLZTエンジン、CRTエンジン等の適宜の構造のエンジンを用いることができる。
画像が焼付露光されたペーパーPは、搬送ローラ群13により引き続き搬送され、現像処理部14と乾燥処理部15にて所定の処理が施され、仕上がりの写真プリントとして装置外部に排出される。
<ペーパーマガジンの構成>
次に、ペーパーマガジン1の構成を図2により説明する。図2において、ペーパーマガジン1は、下ケース1aと上ケース1bとを備え、上ケース1bは下ケース1aに対してヒンジ機構により開閉自在に取り付けられている。その内部には、ペーパーを巻芯1cに巻き取ったロールRを収容できる空間が形成されている。ペーパーマガジン1のペーパー引出し口1dには、本発明に係るペーパーガイド機構20が設けられている。ペーパーは、このガイド機構20により幅方向をガイドされた状態で順次引き出されていく。ガイド機構20は、第1ガイド部材21と第2ガイド部材22とを備えている。このペーパーマガジン1は、種々の幅寸法のペーパーを収容できるように構成されており、ペーパー幅に合わせてガイド機構20を調整することで、適切にガイドを行えるようにしている。
次に、ペーパーマガジン1の構成を図2により説明する。図2において、ペーパーマガジン1は、下ケース1aと上ケース1bとを備え、上ケース1bは下ケース1aに対してヒンジ機構により開閉自在に取り付けられている。その内部には、ペーパーを巻芯1cに巻き取ったロールRを収容できる空間が形成されている。ペーパーマガジン1のペーパー引出し口1dには、本発明に係るペーパーガイド機構20が設けられている。ペーパーは、このガイド機構20により幅方向をガイドされた状態で順次引き出されていく。ガイド機構20は、第1ガイド部材21と第2ガイド部材22とを備えている。このペーパーマガジン1は、種々の幅寸法のペーパーを収容できるように構成されており、ペーパー幅に合わせてガイド機構20を調整することで、適切にガイドを行えるようにしている。
<ペーパーガイド機構の構成>
次に、ガイド機構20の構成を図3に示す。第1ガイド部材21と第2ガイド部材22とは基本的には同じ形状を有している。ペーパーの幅方向両端部を支持するために、第1ガイド部材21と第2ガイド部材22には、夫々ガイド溝21a,22aが形成されている。第1・第2ガイド部材21,22の裏面には、取り付け用の位置決め凸部21b,22bが形成されている。ペーパーマガジン1には、ガイド取り付け用の基台23が取り付けられている。基台23には、第1・第2ガイド部材21,22を位置決め設定するための凹溝が多数形成されている。
次に、ガイド機構20の構成を図3に示す。第1ガイド部材21と第2ガイド部材22とは基本的には同じ形状を有している。ペーパーの幅方向両端部を支持するために、第1ガイド部材21と第2ガイド部材22には、夫々ガイド溝21a,22aが形成されている。第1・第2ガイド部材21,22の裏面には、取り付け用の位置決め凸部21b,22bが形成されている。ペーパーマガジン1には、ガイド取り付け用の基台23が取り付けられている。基台23には、第1・第2ガイド部材21,22を位置決め設定するための凹溝が多数形成されている。
次に、ガイド機構20によるペーパーガイドの考え方を図4により説明する。まず、ペーパーを幅寸法により3つのグループに分ける。第1グループは幅が4”〜5”(”はインチを示す)、第2グループは幅が10" 〜11" 、第3グループは幅が11”〜12”である。ただし、グループ分けについては3つではなく、2つ若しくは4つ以上であっても良い。また、グループを分ける場合にどの寸法値で分けるかも適宜設定できるものである。図中Lで示されるのは巻芯1cの軸方向の長さ(あるいは、搬送経路の幅方向の長さ)を示している。
第1ガイド部材21は基準側ガイド部材として機能し、各グループにおいて幅寸法を設定する際の基準位置に設定される。基準位置は、各グループに夫々設けられており、3つの基準位置A1 ,A2 ,A3 が設けられている。図3に示すように、基準位置A1 ,A2 ,A3 に対応して3つの凹部が基台23に形成されており、第1ガイド部材21の突起21bをいずれか1つの凹溝に嵌合させることで、いずれか1つの基準位置に設定することができる。第1ガイド部材21の基台23に対する固定は、基台23に多数の締結用雌ねじ23aが形成されており、雄ねじ24により第1ガイド部材21を固定することができる。よって、基台23に形成された雌ねじ23aと各凹溝、第1ガイド部材21の突起21b、雄ねじ24は、第1取り付け手段に相当する。
第2ガイド部材22は調整側ガイド部材として機能し、第1ガイド部材21を基準として幅方向に位置調整可能に構成される。第1ガイド部材21を基準位置A1 の凹溝に設定したときは、第2ガイド部材22は基準位置B11又はB12の凹溝に設定できる。第1ガイド部材21を基準位置A2 の凹溝に設定したときは、第2ガイド部材22は基準位置B21とB22の凹溝に設定できる。基準位置A3 の場合も同様である。なお、図3は概念的に説明する図であり、第2ガイド部材22の設定箇所は2箇所に限定されるものではなく、3箇所以上設定できるようにすることができる。第2ガイド部材22は雄ねじ25により基台23に対して固定することができる。よって、基台23に形成された雌ねじ23aと各凹溝、第2ガイド部材22の突起22b、雄ねじ25は、第2取り付け手段に相当する。第1・第2ガイド部材21,22のネジ締結用の孔は長孔に形成されているが、丸孔に形成するようにしても良い。
以上のように複数の片側基準を設けることで、搬送されるペーパーの幅中心を搬送経路の幅中心に合致又はほぼ合致させることができる。例えば、4" 〜5" のグループについては、4.5”(設定された幅寸法の範囲の中間値)のペーパーの幅方向中心が経路幅中心に一致するように、基準位置を設定することができる。10" 〜11" と11" 〜12" についても同様である。あるいは、4”〜5" の範囲について4”あるいは5”のペーパーの幅方向中心を経路中心に合致させるようにしても良い。いずれにせよ、すべてのペーパーについて、ほぼ経路中心を搬送させることができるので、搬送バランスを維持することができる。
<幅方向移動機構>
次に、振り分け機構(幅方向移動機構)の構成について図5により説明する。図5は、振り分け搬送機構30の構成を示す平面模式図である。先ほど説明したチャッカー7であるが、第1チャッカー71と第2チャッカー72の2つが設けられている。第1チャッカー71を搬送経路に沿った方向(矢印Y)に移動させるために第1駆動機構が設けられており、この第1駆動機構は、第1モーター31と第1搬送ベルト32とを備えている。また、第2チャッカー72を搬送経路に沿って移動させるためにも第1駆動機構が設けられており、第2モーター33と第2搬送ベルト34とを備えている。これら2つの第1駆動機構は、それぞれ独立して駆動させることができる。したがって、第1・第2チャッカー71,72も各々独立して駆動することができる。第1チャッカー71は、第1支持体35に支持されており、この第1支持体35は、 第1搬送ベルト32に固定されている。第2チャッカー72は、第2支持体36に支持されており、この第2支持体36は、 第2搬送ベルト34に固定されている。これにより、各搬送ベルト32,34を駆動することで、各チャッカー71,72を搬送方向に移動させることができる。各チャッカー71,72がペーパー供給部16からペーパーを受け取り、露光部9へとペーパーを受け渡す。
次に、振り分け機構(幅方向移動機構)の構成について図5により説明する。図5は、振り分け搬送機構30の構成を示す平面模式図である。先ほど説明したチャッカー7であるが、第1チャッカー71と第2チャッカー72の2つが設けられている。第1チャッカー71を搬送経路に沿った方向(矢印Y)に移動させるために第1駆動機構が設けられており、この第1駆動機構は、第1モーター31と第1搬送ベルト32とを備えている。また、第2チャッカー72を搬送経路に沿って移動させるためにも第1駆動機構が設けられており、第2モーター33と第2搬送ベルト34とを備えている。これら2つの第1駆動機構は、それぞれ独立して駆動させることができる。したがって、第1・第2チャッカー71,72も各々独立して駆動することができる。第1チャッカー71は、第1支持体35に支持されており、この第1支持体35は、 第1搬送ベルト32に固定されている。第2チャッカー72は、第2支持体36に支持されており、この第2支持体36は、 第2搬送ベルト34に固定されている。これにより、各搬送ベルト32,34を駆動することで、各チャッカー71,72を搬送方向に移動させることができる。各チャッカー71,72がペーパー供給部16からペーパーを受け取り、露光部9へとペーパーを受け渡す。
また、各チャッカー71,72は、搬送方向と直交する搬送幅方向(図2の矢印X方向)にも移動できるようになっており、そのための第2駆動機構が第1・第2支持体35,36に夫々搭載されている。第2駆動機構については図示されていないが、例えば、リニアモータにより各チャッカー71,72を駆動できる。
各チャッカー71,72の動きを制御するために、制御装置40が設けられている。チャッカー71,72を駆動するためのチャッカー駆動部41が設けられている。モーター31,33を駆動するためのモータ駆動部42が設けられている。制御装置40は、これらチャッカー駆動部41とモータ駆動部42に指令を与えることで、各チャッカー71,72の駆動を制御する。
なお、各チャッカー71,72は左右対称的な配置ではあるが、同じ機構を備えており、第1駆動機構と第2駆動機構も同じ機構である。
次に振り分け搬送の動きを説明する。この振り分け搬送部20は、振り分け搬送を行うモードと1列搬送を行うモードとを切り換えることができる。図5は、振り分け搬送を行うときの様子を示している。幅広のペーパーPを搬送するときには、1枚のペーパーPを第1・第2チャッカー71,72の両方で挟持して搬送するようにしている。この場合は、第1モーター31と第2モーター33とが同じ動きをするように制御装置40により制御する。また1列搬送の時には、第1駆動機構のみが作動し、第2駆動機構は作動しない。
サービスサイズのように幅狭のペーパーPを搬送するときには、振り分け搬送機構30により1列から2列に振り分ける。これにより、露光部9において2列の状態で露光処理を行うことができるので、写真処理の効率を高めることができる。振り分けを行う場合、図5に示すように、右側の第1チャッカー71は、矢印Bに示すような動きをし、左側の第2チャッカー72は矢印Cに示すような動きをする。このように第1チャッカー71と第2チャッカー72を交互に駆動することで、1列から2列に振り分けることができる。
また、制御装置40は、幅情報設定部43からの情報に基づき各チャッカー71,72のX方向の移動量を制御することができる。幅情報設定部43には、搬送されるペーパーの幅寸法のデータが設定・記憶されている。幅寸法データは、ペーパーマガジン1から受け取ることができる。あるいは、オペレータが幅寸法データを入力することで設定するようにしても良い。
ペーパーを1列で搬送させる場合、ペーパーの幅方向中心と露光中心とを合致させるようにする。すなわち、 ペーパーに露光光を走査して画像を形成する場合、主走査方向の中心位置とペーパーの幅方向中心位置とを合わせることで、適切に画像を露光形成することができる。そこで、幅情報設定部43に設定されているデータに基づいて各チャッカー71,72を制御することで、中心位置を合わせることができる。
上記構成に代えて、露光光の主走査方向の中心位置を変えることでペーパーの中心位置に合わせることもできる。すなわち、 幅情報設定部43に設定されている幅寸法データに基づいて、主走査方向の露光範囲をずらすことができる。露光制御部44は、幅情報設定部43からのデータに基づいて主走査方向の露光範囲を調整することができる。
以上ペーパーを1列で搬送する場合について説明したが2列に振り分けて搬送させる場合にも同様に考えることができる。
<別実施形態>
(1)ガイド部材の構成については、本実施形態のものに限定されるものではない。本実施形態では、ガイド部材に突起を形成し、基台に凹溝を形成しているが、この関係を逆にしても良い。本実施形態では、第2ガイド部材の調整位置が段階的に設定されているが、連続的に無段階に調整できるようにしても良い。そのためガイド部材に形成する突起の方向をペーパー幅方向と同じ方向(図3とは直交する方向)とし、基台に形成する凹溝もそれに合わせる。これにより、第2ガイド部材を無段階に調整することができる。調整位置としては、ガイド部材と基台の双方に目印等を付けておくことで行うことができる。例えば、一方に三角形の印、他方に数値を刻印(印字)して両者を合わせることで位置調整ができる。
(2)ペーパーマガジンに本発明に係るガイド機構を設ける構成を説明したが、ペーパーマガジン以外のペーパー搬送路に本発明に係るガイド機構を設けても良い。
(3)本発明において、第1ガイド部材と第2ガイド部材の組立順序について、すなわち、 どちらを先に基台に取り付けるかは任意であり、これにより、本発明が限定されるものではない。第1ガイド部材を先に取り付けてもよいし、第2ガイド部材を先に取り付けても良い。
(1)ガイド部材の構成については、本実施形態のものに限定されるものではない。本実施形態では、ガイド部材に突起を形成し、基台に凹溝を形成しているが、この関係を逆にしても良い。本実施形態では、第2ガイド部材の調整位置が段階的に設定されているが、連続的に無段階に調整できるようにしても良い。そのためガイド部材に形成する突起の方向をペーパー幅方向と同じ方向(図3とは直交する方向)とし、基台に形成する凹溝もそれに合わせる。これにより、第2ガイド部材を無段階に調整することができる。調整位置としては、ガイド部材と基台の双方に目印等を付けておくことで行うことができる。例えば、一方に三角形の印、他方に数値を刻印(印字)して両者を合わせることで位置調整ができる。
(2)ペーパーマガジンに本発明に係るガイド機構を設ける構成を説明したが、ペーパーマガジン以外のペーパー搬送路に本発明に係るガイド機構を設けても良い。
(3)本発明において、第1ガイド部材と第2ガイド部材の組立順序について、すなわち、 どちらを先に基台に取り付けるかは任意であり、これにより、本発明が限定されるものではない。第1ガイド部材を先に取り付けてもよいし、第2ガイド部材を先に取り付けても良い。
1 ペーパーマガジン
7 チャッカー
9 画像露光部
20 ガイド機構
21 第1ガイド部材
22 第2ガイド部材
21a,22a ガイド溝
21b,22b 位置決め突起
23 基台
23a 雌ねじ
24,25
43 幅情報設定部
44 露光制御部
7 チャッカー
9 画像露光部
20 ガイド機構
21 第1ガイド部材
22 第2ガイド部材
21a,22a ガイド溝
21b,22b 位置決め突起
23 基台
23a 雌ねじ
24,25
43 幅情報設定部
44 露光制御部
Claims (4)
- 長尺状の写真感光材料の幅方向をガイドし、かつ、幅寸法を可変とすることで多数種類の写真感光材料をガイドできるようにした写真感光材料ガイド機構であって、
基準側ガイド部材と、
この基準側ガイド部材に対して幅方向に移動調整可能な調整側ガイド部材と、
基準側ガイド部材を幅方向における複数の基準位置のうちのいずれか1つ対して取り付けるための第1取り付け手段と、
特定の基準位置に設定される基準側ガイド部材を基準として、調整側ガイド部材を幅方向に位置調整した後、調整された位置に取り付けるための第2取り付け手段とを備えたことを特徴とする写真感光材料ガイド機構。 - 請求項1に記載の写真感光材料ガイド機構が設けられた、長尺状の写真感光材料を収容する写真感光材料収容マガジン。
- 請求項1に記載の写真感光材料ガイド機構によりガイドされた長尺状の写真感光材料をプリントサイズに切断するカッターと、
切断された写真感光材料を画像露光部へと搬送させる搬送機構と、
切断された写真感光材料の幅方向中心を画像露光部における画像露光中心に合致させるために、写真感光材料を幅方向に沿って移動させるための幅方向移動機構とを備えていることを特徴とする画像露光装置。 - 請求項1に記載の写真感光材料ガイド機構によりガイドされた写真感光材料に対して画像を焼付露光させる画像露光部と、
写真感光材料の幅寸法に関する情報に基づいて、画像露光部による画像露光位置を制御する露光制御部とを備えたことを特徴とする画像露光装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003370490A JP2005132567A (ja) | 2003-10-30 | 2003-10-30 | 写真感光材料ガイド機構と写真感光材料収容マガジンと画像露光装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003370490A JP2005132567A (ja) | 2003-10-30 | 2003-10-30 | 写真感光材料ガイド機構と写真感光材料収容マガジンと画像露光装置 |
Publications (1)
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JP2005132567A true JP2005132567A (ja) | 2005-05-26 |
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Family Applications (1)
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JP2003370490A Pending JP2005132567A (ja) | 2003-10-30 | 2003-10-30 | 写真感光材料ガイド機構と写真感光材料収容マガジンと画像露光装置 |
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JP (1) | JP2005132567A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009527372A (ja) * | 2006-02-20 | 2009-07-30 | コリブリ システム エッセ.ピ.ア. | 各種タイプの物品の被覆装置 |
-
2003
- 2003-10-30 JP JP2003370490A patent/JP2005132567A/ja active Pending
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JP2009527372A (ja) * | 2006-02-20 | 2009-07-30 | コリブリ システム エッセ.ピ.ア. | 各種タイプの物品の被覆装置 |
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