JP2005132507A - ベルトコンベヤ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 キャリヤベルト2aの上面の幅方向の両端に、キャリヤベルト2aの進行方向に回転自在に、且つ、前記キャリヤベルト2aを上方から下方に押さえ付けるように設けられた車輪11と、リターンベルト2bの上面に、前記リターンベルト2bの進行方向に回転自在に、且つ、前記リターンベルト2bを上方から下方に押さえ付けるように設けられたリターンローラからなるリターン部20と、前記キャリヤベルト2aの上面に設けられた前記車輪11の進行方向の前面において、搬送物を当該キャリヤベルトの中央に誘導する当て板部30とを有する浮き上がり防止機構1を配置したベルトコンベヤ装置。
【選択図】 図2
Description
(1)ベルトコンベヤ装置を急勾配で配置することにより、上側の搬送側のベルト(以下「キャリヤベルト」という)102aの浮き上がりと同時に、下側の返送側のベルト(以下「リターンベルト」という)102bの浮き上がりが生じることがあるが、従来の方法では、リターンベルト102bの浮き上がりは防止していないため、リターンベルト102bの浮き上がりが原因によるベルトのずれや蛇行が生じる恐れがある。
(2)従来のベルト102を半パイプ状に丸める浮き上がり防止機構101は、その設置の際に、一定の張力を有して設置してあるベルト102を、一旦丸めてから、丸めた状態を維持しつつ浮き上がり防止機構101の設置を行う必要があるため、設置作業に手間がかかり、また、複数の人手を要する。
(3)浮き上がり防止機構101自体が、複数のローラ111を回転自在に略U字状に配置する特殊な形状を有しているため、その製造に手間を要し、製造費用がかさむ。
また、ベルトコンベヤ装置Bは、トンネル坑内Tの低い位置に配置されている低位置区間LSと、建設機や車両などが下を通過可能な高さの高い位置に配置する高位置区間HSと、トンネル坑口部において低位置区間LSと高位置区間HSとの接続を、所定の勾配を有して配置することにより行う勾配区間ASの3区間により配置されている。
図2は、浮き上がり防止機構1の全体斜視図を示す。浮き上がり防止機構1は、キャリヤベルト2aの浮き上がりを防止するキャリヤ部10と、リターンベルト2bの浮き上がりを防止するリターン部20と、搬送物をキャリヤベルト2aの中央に誘導する当て板部30を主要部として構成されており、勾配区間ASにおいて、コンベヤフレーム3の所定の位置に各嵌合部15,23を介して固定されている(図3及び図4参照)。
キャリヤベルト2aは、図3(a)に示すように、コンベヤフレーム3に固定された支持ローラ4に上載されている。キャリヤベルト2aの支持ローラ4は、3本のローラからなり、キャリヤベルト2aの進行方向を見て、中央の中央ローラ4bが低く、左右の左ローラ4a及び右ローラ4cは中央に向かって傾斜する皿状に形成されているため、キャリヤベルト2aの断面は、中央がくぼんだ皿状をなしている。一方、図示しないリターンベルト2bの支持ローラは平らな1本のローラからなり、リターンベルト2bの断面も平らである。中央ローラ4bは、キャリヤベルト2aの進行方向上流側に配置し、左ローラ4a及び右ローラ4cは、キャリヤベルト2aの進行方向下流側に配置されている。
なお、本実施の形態では嵌合部15をコンベヤフレーム3に固定するボルトとナットBNの数を3箇所としたが、支持フレーム13をコンベヤフレーム3に固定することが可能であればその数は限定されない。また、固定方式は、ボルトとナットBNによる締着に限定されるものではなく、支持フレーム13をコンベヤフレーム3に固定することが可能であればその方式は問わない。
なお、支持フレーム13の形状、使用する材料等は、車輪11の所定の位置への配置が可能で、回転軸12の軸支が可能であれば、限定されるものではない。
なお、嵌合部23の固定は、支持フレーム13の嵌合部15と同様に、前述の方式に限定されるものではなく、所定の位置にリターンローラ21を軸支するローラ受け22を、コンベヤフレーム3に固定することが可能であれば、その構造、方式は問わない。
なお、当て板部30の構造は、キャリヤベルト2a上の搬送物を車輪11の前面においてキャリヤベルト2aの中央に誘導し、且つ、キャリヤベルト2aを破損することのないような構造であれば、限定されるものではない。
また、浮き上がり防止機構1のベルトコンベヤ装置Bへの固定は、コンベヤフレーム3に各嵌合部15,23を嵌合し、ボルトとナットBNにより把持するのみのため、着脱が容易である。
例えば、本実施の形態では、トンネル施工におけるのズリ出し方式の一つである、ベルトコンベヤ方式に使用するものとしたが、山間部におけるズリの搬出や、廃棄物処理場の廃棄物の搬送など、当該ベルトコンベヤ装置を使用する工種、搬送物は限定されないことはいうまでもない。
2 ベルト
2a キャリヤベルト
2b リターンベルト
3 コンベヤフレーム
10 キャリヤ部
11 車輪
12 回転軸
13 支持フレーム
15 嵌合部
20 リターン部
21 リターンローラ
23 嵌合部
30 当て板部
B ベルトコンベヤ装置
Claims (3)
- 無端状のベルトを、コンベヤフレームに回転自在に支持されている駆動ローラの周囲に巻回することにより形成されているベルトコンベヤ装置において、
前記ベルトの搬送側上面の幅方向の両端に、前記ベルトの進行方向に回転自在に、且つ、前記ベルトを上方から下方に押さえ付けるように設けられた車輪と、
前記ベルトの返送側上面に、前記ベルトの進行方向に回転自在に、且つ、前記ベルトを上方から下方に押さえ付けるように設けられたリターンローラと、
前記ベルトの上面に設けられた前記車輪の進行方向の前面において、搬送物を当該キャリヤベルトの中央に誘導する当て板と、
を有することを特徴とするベルトコンベヤ装置。 - 前記車輪は、支持フレームに対して回転自在に設置された回転軸と一体的になっており、前記支持フレームの脚部には、前記コンベヤフレームへ上方から嵌め込む嵌合部を有していることを特徴とする請求項1に記載のベルトコンベヤ装置。
- 前記リターンローラは、前記コンベヤフレームへ上方から嵌め込む嵌合部を有していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のベルトコンベヤ装置。
Priority Applications (1)
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JP2003367205A JP4422462B2 (ja) | 2003-10-28 | 2003-10-28 | ベルトコンベヤ装置 |
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JP2003367205A JP4422462B2 (ja) | 2003-10-28 | 2003-10-28 | ベルトコンベヤ装置 |
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JP2005132507A true JP2005132507A (ja) | 2005-05-26 |
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Country | Link |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101955585B1 (ko) | 2016-08-29 | 2019-03-07 | 주식회사 포스코 | 원료 수송장치 |
JP2019092430A (ja) * | 2017-11-22 | 2019-06-20 | エヌケーエンジニアリング株式会社 | おにぎり製造装置 |
-
2003
- 2003-10-28 JP JP2003367205A patent/JP4422462B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP4422462B2 (ja) | 2010-02-24 |
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