JP2005132267A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】耐摩耗性、耐偏摩耗性、グリップ性、操縦安定性及び低騒音性に優れた空気入りタイヤ2の提供。
【解決手段】中央主溝12、左主溝14、右主溝16、左細溝24及び右細溝28は、一定の振幅をもって左右への折れ曲がりを繰り返しつつ周向に延びている。左リブ18及び右リブ20には、周方向サイピング30及び軸方向サイピング32が形成されている。トレッド幅Wtは、タイヤ幅Wの0.70倍よりも大きい。軸方向中心から左主溝14までの距離L2及び軸方向中心から右主溝16までの距離L2は、トレッド幅Wtの20%以上30%以下である。軸方向中心から左細溝24までの距離L3及び軸方向中心から右細溝28までの距離L3は、トレッド幅Wtの35%以上40%以下である。左主溝14及び右主溝16の振幅A2は、中央主溝12の振幅A1よりも大きい。
【選択図】図1

Description

本発明は、空気入りタイヤに関する。詳細には、本発明は、空気入りタイヤのトレッドパターンの改良に関する。
バン、ライトトラック等の車両に装着される空気入りタイヤは、その使用条件が過酷であることに起因して、早期摩耗が生じやすく、偏摩耗も生じやすい。トレッドのゴム組成物に工夫が施されれば、早期摩耗及び偏摩耗の抑制は可能である。しかし、早期摩耗及び偏摩耗の抑制に主眼が置かれたゴム組成物が用いられた場合、タイヤのグリップ性が不足する傾向が見られる。グリップ性の不足は、タイヤと路面とのスリップを招来する。このゴム組成物が用いられたタイヤでは、転がり抵抗が大きいことに起因する燃費の悪さも見られる。地球環境の観点から、燃費の改善は急務である。ゴム組成物の改善のみによる耐摩耗性向上には、限界がある。
特開2002−316514公報には、ベルト層の構造とトレッドパターンとが改良された空気入りタイヤが開示されている。このタイヤでは、トレッドの耐摩耗性向上が意図されている。
特開2002−316514公報
上記公報に記載されたタイヤであっても、種々の要求特性を十分には満たしていない。本発明の目的は、耐摩耗性、耐偏摩耗性、グリップ性、操縦安定性及び低騒音性に優れた空気入りタイヤの提供にある。
本発明に係る空気入りタイヤは、そのトレッド面に、
(1)軸方向の中心に位置し、一定の振幅をもって左右への折れ曲がりを繰り返しつつ周 方向に延びる1本の中央主溝、
(2)この中央主溝を隔てて左右に位置する1本の左リブ及び1本の右リブ、
(3)左リブの左に位置し、一定の振幅をもって左右への折れ曲がりを繰り返しつつ周方 向に延び、振幅の最外側に拡幅部を備えた1本の左主溝、
(4)右リブの右に位置し、一定の振幅をもって左右への折れ曲がりを繰り返しつつ周方 向に延び、振幅の最外側に拡幅部を備えた1本の右主溝、
(5)左主溝の左に位置し、一定の振幅をもって左右への折れ曲がりを繰り返しつつ周方 向に延び、中央主溝及び左主溝よりも浅い1本の左細溝、
(6)右主溝の右に位置し、一定の振幅をもって左右への折れ曲がりを繰り返しつつ周方 向に延び、中央主溝及び右主溝よりも浅い1本の右細溝、
(7)左リブ及び右リブに配置され、実質的に周方向に延びる多数の周方向サイピング
並びに
(8)左リブ及び右リブに配置され、実質的に軸方向に延びる多数の軸方向サイピング
を備えている。このタイヤのレッド幅Wtは、タイヤ幅Wの0.70倍よりも大きい。
好ましくは、軸方向中心から左主溝までの距離及び軸方向中心から右主溝までの距離は、トレッド幅Wtの20%以上30%以下である。
好ましくは、軸方向中心から左細溝までの距離及び軸方向中心から右細溝までの距離は、トレッド幅Wtの35%以上40%以下である。
好ましくは、左主溝の振幅及び右主溝の振幅は中央主溝の振幅よりも大きい。
好ましくは、左主溝の深さ及び右主溝の深さは中央主溝の深さと実質的に同一であり、左細溝の深さ及び右細溝の深さは中央主溝の深さの40%以上70%以下である。
この空気入りタイヤは、耐摩耗性、耐偏摩耗性、グリップ性、操縦安定性及び低騒音性に優れる。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1は本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤ2の一部が示された正面図であり、図2は図1のII−II線に沿った断面図である。このタイヤ2は、トレッド部4、左右のサイドウォール部6及び左右のビード部8を備えている。図示は省略されているが、このタイヤ2では、左側のビード部8と右側のビード部8との間にカーカスが架け渡されている。
図1の上下方向はタイヤ2の周方向であり、左右方向はタイヤ2の軸方向である。図2の上下方向はタイヤ2の半径方向であり、左右方向はタイヤ2の軸方向である。図1及び図2に示された中心線CLは、タイヤ2の赤道面である。図2において両矢印Wで示されているのは、タイヤ幅である。タイヤ幅は、通常120mmから400mmである。図2において両矢印Wtで示されているのは、トレッド幅である。トレッド幅Wtは、タイヤ幅Wの0.70倍よりも大きい。このタイヤ2では広い接地面積が確保されるので、このタイヤは耐摩耗性に優れる。この観点から、トレッド幅Wtがタイヤ幅Wの0.75倍以上であることがより好ましく、0.80倍以上であることが特に好ましい。
本発明において、タイヤの寸法は、タイヤが正規リムに組み込まれ、正規内圧となるように空気が充填された状態で測定される。本明細書において正規リムとは、タイヤが依拠する規格において定められたリムを意味する。JATMA規格における「標準リム」、TRA規格における「Design Rim」、及びETRTO規格における「Measuring Rim」は、正規リムである。本明細書において正規内圧とは、タイヤが依拠する規格において定められた内圧を意味する。JATMA規格における「最高空気圧」、TRA規格における「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に掲載された「最大値」、及びETRTO規格における「INFLATION PRESSURE」は、正規内圧である。乗用車用タイヤの正規内圧は、180kPaである。
トレッド部4の半径方向外側は、トレッド面10である。図1に示されているように、このトレッド面10は、中央主溝12、左主溝14及び右主溝16を備えている。中央主溝12と左主溝14とに囲まれた領域は、左リブ18である。中央主溝12と右主溝16とに囲まれた領域は、右リブ20である。左主溝14よりも左側は、左ショルダー22である。この左ショルダー22には、左細溝24が形成されている。右主溝16よりも右側は、右ショルダー26である。この右ショルダー26には、右細溝28が形成されている。左リブ18及び右リブ20には、周方向サイピング30及び軸方向サイピング32が形成されている。中央主溝12、左主溝14、右主溝16、左細溝24、右細溝28、周方向サイピング30及び軸方向サイピング32は凹陥しており、これらはタイヤ2のトレッドパターンを構成している。
中央主溝12は、一定の振幅をもって左右への折れ曲がりを繰り返しつつ、周方向に延びている。換言すれば、中央主溝12は、いわゆるストレートグルーブではない。図1中両矢印A1で示されているのは、中央主溝12の振幅である。振幅A1は、トレッド幅Wtの5%以上が好ましく、8%以上がより好ましい。振幅A1は、トレッド幅Wtの15%以下が好ましく、12%以下がより好ましい。中央主溝12は、軸方向の中心に位置している。換言すれば、振幅A1の左端と右端との間に中心線CLが位置する。図1の例では、振幅A1の左端と右端との中点に中心線CLが位置している。
図3は、図2のタイヤ2の一部が示された拡大図断面である。図3において両矢印D1で示されているのは、中央主溝12の深さである。深さD1は、中央主溝12の最深部とトレッド面10との距離である。深さD1は、7mm以上15mm以下が好ましい。深さD1が上記範囲未満であると、排水性が不十分となることがあり、また、偏摩耗が生じやすい。この観点から、深さD1は8mm以上がより好ましい。深さD1が上記範囲を超えると、トレッド部4の剛性が不十分となることがある。この観点から、深さD1は13mm以下がより好ましい。
図3において両矢印W1で示されているのは、中央主溝12の幅である。幅W1は、トレッド幅Wtの5%以上が好ましく、6%以上がより好ましい。幅W1は、トレッド幅Wtの10%以下が好ましく、8%以下がより好ましい。
左主溝14は、一定の振幅をもって左右への折れ曲がりを繰り返しつつ、周方向に延びている。換言すれば、左主溝14は、いわゆるストレートグルーブではない。図1中両矢印A2で示されているのは、左主溝14の振幅である。振幅A2は、トレッド幅Wtの10%以上が好ましく、12%以上がより好ましい。振幅A1は、トレッド幅Wtの20%以下が好ましく、16%以下がより好ましい。振幅A2は、後述される拡幅部34がないと仮定された左主溝14において測定される。
左主溝14の振幅A2は、中央主溝12の振幅A1よりも大きい。これにより、左ショルダー22の剛性が低減され、接地面全体における剛性バランスが高められる。この観点から、(A2/A1)は1.1以上が好ましく、1.3以上が特に好ましい。剛性バランスの観点から、(A2/A1)は4.0以下が好ましく、2.0以下がより好ましい。
左主溝14は、振幅A2の最外側(すなわち左端)に、拡幅部34を備えている。この拡幅部34は、タイヤ2が変形する際のせん断力を分散させる。分散により、偏摩耗が抑制される。拡幅部34は、タイヤ2の転動時のエアー流れ方向の変化と、流露断面積の拡大とを促進するので、ポンピングノイズ及び気柱共鳴が低減される。拡幅部34は、低騒音性に寄与する。さらに拡幅部34は、排水性にも寄与する。
図1において両矢印L2で示されているのは、軸方向中心から左主溝14までの距離である。この距離は、左主溝14の振幅の中点と中心線CLとの距離である。距離L2のトレッド幅Wtに対する比率は、20%以上30%以下が好ましい。比率が上記範囲未満であると、左主溝14によって左リブ18の剛性が損なわれることに起因して、偏摩耗が生じることがある。この観点から、比率は23%以上がより好ましい。比率が上記範囲を越えると、左ショルダー22の剛性が損なわれることに起因して、偏摩耗が生じることがある。この観点から、比率は27%以下がより好ましい。
図3において両矢印D2で示されているのは、左主溝14の深さである。深さD2は、左主溝14の最深部とトレッド面10との距離である。深さD2は、中央主溝12の深さD1と実質的に同一である。具体的には、深さD2は深さD1の90%以上110%以下、特には95%以上105%以下である。拡幅部34の深さは、D2よりも小さい。
図3において両矢印W2で示されているのは、左主溝14の幅である。幅W2はトレッド幅Wtの5%以上がこのましく、6%以上がより好ましい。幅W2はトレッド幅Wtの10%以下が好ましく、8%以下が特に好ましい。
右主溝16は、左主溝14と同様、一定の振幅をもって左右への折れ曲がりを繰り返しつつ、周方向に延びている。右主溝16も、拡幅部34を備えている。右主溝16の振幅は、左主溝14の振幅A2と実質的に同一である。右主溝16の軸方向中心からの距離は、左主溝14の軸方向中心からの距離L2と実質的に同一である。右主溝16の深さは左主溝14の深さD2と実質的に同一である。右主溝16の幅は左主溝14の幅W2と実質的に同一である。
このタイヤ2では、中央主溝12、左主溝14及び右主溝16が主に排水性に寄与する。このタイヤ2は、ウエット路面でのグリップ性に優れる。一方、このタイヤ2では、左リブ18及び右リブ20が直進時の操縦安定性に寄与する。
左細溝24は、一定の振幅をもって左右への折れ曲がりを繰り返しつつ、周方向に延びている。換言すれば、左細溝24は、いわゆるストレートグルーブではない。図1中両矢印A3で示されているのは、左細溝24の振幅である。振幅A3は、トレッド幅Wtの2%以上が好ましく、4%以上が特に好ましい。振幅A3は、トレッド幅Wtの10%以下が好ましく、7%以下が特に好ましい。左細溝24の振幅A3は、中央主溝12の振幅A2よりも小さい。
図1において両矢印L3で示されているのは、軸方向中心から左細溝24までの距離である。この距離は、左細溝24の振幅の中点と中心線CLとの距離である。距離L3のトレッド幅Wtに対する比率は、35%以上40%以下が好ましい。比率が上記範囲未満であると、左主溝14と左細溝24との間の剛性が損なわれることに起因して、偏摩耗が生じることがある。この観点から、比率は36%以上がより好ましい。比率が上記範囲を越えると、左細溝24よりも左側の剛性が損なわれることに起因して、偏摩耗が生じることがある。この観点から、比率は39%以下がより好ましい。
図3において両矢印D3で示されているのは、左細溝24の深さである。深さD3は、左細溝24の最深部とトレッド面10との距離である。中央主溝12の深さD1に対する左細溝24の深さD3の比率は、40%以上70%以下が好ましい。比率が上記範囲未満であると、左ショルダー22の剛性が過剰となり、中心線CL近傍の偏摩耗が生じやすい。この観点から、比率は45%以上がより好ましい。比率が上記範囲を越えると、左ショルダー22の剛性不足によりタイヤ2の耐摩耗性が不十分となることがある。しかも、比率が上記範囲を越えると、左ショルダー22の剛性が不足し、コーナリングフォースが十分には発生しにくい。コーナリングフォースが不足であると、旋回時の操縦安定性が不十分である。この観点から、比率は65%以下がより好ましい。
図3において両矢印W3で示されているのは、左細溝24の幅である。幅W3は、中央主溝12の幅W1よりも小さく、左主溝14の幅W2よりも小さい。幅W3は、0.6mm以上1.5mm以下が好ましい。
右細溝28は、左細溝24と同様、一定の振幅をもって左右への折れ曲がりを繰り返しつつ、周方向に延びている。右細溝28の振幅は、左細溝24の振幅A3と実質的に同一である。右細溝28の軸方向中心からの距離は、左細溝24の軸方向中心からの距離L3と実質的に同一である。右細溝28の深さは左細溝24の深さD3と実質的に同一である。右細溝28の幅は左細溝24の幅W3と実質的に同一である。
前述のように、左リブ18及び右リブ20には、実質的に周方向に延びる多数の周方向サイピング30が形成されている。周方向サイピング30は、ジグザグ形状である。周方向サイピング30の周方向に対する角度は、42°以下、特には37°以下である。図1から明らかなように、周方向サイピング30は、中央主溝12、左主溝14及び右主溝16のいずれとも連結されていない。この周方向サイピング30は、いわゆる「クローズドサイピング」である。周方向サイピング30の一端又は両端が、いずれかの主溝12、14、16と連結されてもよい。周方向サイピング30の深さは、3mm以上8mm以下が好ましい。周方向サイピング30の幅は、0.6mm以上1.5mm以下が好ましい。周方向サイピング30は、左リブ18及び右リブ20のブロック剛性の適正化に寄与する。ブロック剛性の適正化により、偏摩耗が抑制される。
前述のように、左リブ18及び右リブ20には、実質的に軸方向に延びる多数の軸方向サイピング32が形成されている。軸方向サイピング32の周方向に対する角度は、48°以上、特には53°以上である。図1から明らかなように、軸方向サイピング32の一端は中央主溝12と連結されており、他端は左主溝14又は右主溝16と連結されている。この軸方向サイピング32は、いわゆる「オープンサイピング」である。軸方向サイピング32の一端又は両端が、主溝12、14、16から離れてもよい。軸方向サイピング32の深さは、3mm以上8mm以下が好ましい。軸方向サイピング32の幅さは、0.6mm以上1.5mm以下が好ましい。軸方向サイピング32は、左リブ18及び右リブ20のブロック剛性の適正化に寄与する。ブロック剛性の適正化により、偏摩耗が抑制される。
図1から明らかなように、周方向サイピング30と軸方向サイピング32とは、周方向に沿って交互に配置されている。方向の異なるサイピングが併存することにより、タイヤ2の周方向剛性と軸方向剛性とのバランスが適正化されうる。
このタイヤ2の中央主溝12、左主溝14、右主溝16、左細溝24及び右細溝28は、いずれも、一定の振幅をもって左右への折れ曲がりを繰り返す。これらの溝は、横応力の分散に寄与する。この分散により、局部的な応力集中が抑制される。このタイヤ2には、ストレートグルーブが存在しない。このタイヤ2では、転動時の気柱共鳴が生じにくい。このタイヤ2は、低騒音性に優れる。
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
[実施例1]
図1から図3に示されたトレッドパターンを備え、サイズが「185/65R15 101/99L」である、ライトトラック用タイヤを製作した。このタイヤの幅Wは190mmであり、トレッド幅は156mmであり、Wt/Wは0.82である。軸方向中心から左主溝及び右主溝までの距離L2はトレッド幅Wtの25%であり、軸方向中心から左細溝及び右細溝までの距離L3はトレッド幅Wtの38%である。中央主溝の振幅A1は16.0mmであり、左主溝及び右主溝の振幅A2は22.5mmであり、左細溝及び右細溝の振幅A3は8.5mmである。中央主溝の深さD1は9.5mmであり、左主溝及び右主溝の深さD2は9.5mmであり、左細溝及び右細溝の深さD3は5.2mmである。
[実施例2及び比較例1]
モールドを変更し、トレッド幅及び各溝のサイズを下記表1に示される通りとした他は実施例1と同様にして、実施例2及び比較例1のタイヤを得た。
[実施例3から6]
モールドを変更し、各溝の仕様を下記表1に示される通りとした他は実施例1と同様にして、実施例3から6のタイヤを得た。
[比較例2]
モールドを変更し、各幅部を有さないトレッドパターンを形成した他は実施例1と同様にして、比較例2のタイヤを得た。
[比較例3]
モールドを変更し、中央主溝が周方向にストレートに延びるトレッドパターンを形成した他は実施例1と同様にして、比較例3のタイヤを得た。
[比較例4]
モールドを変更し、左主溝及び右主溝が周方向にストレートに延びるトレッドパターンを形成した他は実施例1と同様にして、比較例4のタイヤを得た。
[比較例5]
モールドを変更し、左細溝及び右細溝を有さないトレッドパターンを形成した他は実施例1と同様にして、比較例5のタイヤを得た。
[評価]
タイヤを「15×5.5−JJ」のリムに組み込み、その内圧を600kPaとした。このタイヤを、排気量が3660cmであるディーゼルエンジンを搭載した2トントラックに装着した。このトラックに積載量上限の荷物を積み込み、一般道路及び高速道路を走行した。走行距離は、8000kmであった。走行後、耐摩耗性及び耐偏摩耗性を評価した。耐摩耗性に関しては、摩耗量の逆数を算出した。実施例1のタイヤの摩耗量の逆数が100とされたときの指数が、下記表1に示されている。耐偏摩耗性に関しては、左細溝の摩耗量と右細溝の摩耗量との平均値の、中央主溝の摩耗量に対する比が、下記表1に示されている。
Figure 2005132267
表1に示されるように、実施例のタイヤは、耐摩耗性及び耐偏摩耗性に優れる。この評価結果から、本発明の優位性は明らかである。
本発明は、乗用車用タイヤ、大型トラック用タイヤ、バス用タイヤ等にも適用されうる。本発明に係るタイヤは偏摩耗が生じにくいので、トレッドの更正にも適している。
図1は、本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤの一部が示された正面図である。 図2は、図1のII−II線に沿った断面図である。 図3は、図2のタイヤの一部が示された拡大図断面である。
符号の説明
2・・・空気入りタイヤ
4・・・トレッド部
6・・・サイドウォール部
8・・・ビード部
10・・・トレッド面
12・・・中央主溝
14・・・左主溝
16・・・右主溝
18・・・左リブ
20・・・右リブ
22・・・左ショルダー
24・・・左細溝
26・・・右ショルダー
28・・・右細溝
30・・・周方向サイピング
32・・・軸方向サイピング
34・・・拡幅部

Claims (5)

  1. そのトレッド面に、
    (1)軸方向の中心に位置し、一定の振幅をもって左右への折れ曲がりを繰り返しつつ周 方向に延びる1本の中央主溝、
    (2)この中央主溝を隔てて左右に位置する1本の左リブ及び1本の右リブ、
    (3)左リブの左に位置し、一定の振幅をもって左右への折れ曲がりを繰り返しつつ周方 向に延び、振幅の最外側に拡幅部を備えた1本の左主溝、
    (4)右リブの右に位置し、一定の振幅をもって左右への折れ曲がりを繰り返しつつ周方 向に延び、振幅の最外側に拡幅部を備えた1本の右主溝、
    (5)左主溝の左に位置し、一定の振幅をもって左右への折れ曲がりを繰り返しつつ周方 向に延び、中央主溝及び左主溝よりも浅い1本の左細溝、
    (6)右主溝の右に位置し、一定の振幅をもって左右への折れ曲がりを繰り返しつつ周方 向に延び、中央主溝及び右主溝よりも浅い1本の右細溝、
    (7)左リブ及び右リブに配置され、実質的に周方向に延びる多数の周方向サイピング
    並びに
    (8)左リブ及び右リブに配置され、実質的に軸方向に延びる多数の軸方向サイピング
    を備えており、
    トレッド幅Wtがタイヤ幅Wの0.70倍よりも大きな空気入りタイヤ。
  2. 軸方向中心から左主溝までの距離及び軸方向中心から右主溝までの距離が、トレッド幅Wtの20%以上30%以下である請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 軸方向中心から左細溝までの距離及び軸方向中心から右細溝までの距離が、トレッド幅Wtの35%以上40%以下である請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 左主溝の振幅及び右主溝の振幅が中央主溝の振幅よりも大きい請求項1から3のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  5. 左主溝の深さ及び右主溝の深さが中央主溝の深さと実質的に同一であり、左細溝の深さ及び右細溝の深さが中央主溝の深さの40%以上70%以下である請求項1から4のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
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