JP2005132248A - 車枠用クロスメンバとその製造法 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数を増やさず材料歩留りの向上、材料費節減が可能な車枠用クロスメンバとその製造法を得ること。
【解決手段】
本クロスメンバの発明は、溝形又はZ形断面で両端に向かい幅が広がるフランジをもち、ウエブ面の両端付近に、フランジの幅の増加始点と一致する始点のあるスリットを有し、フランジ両端の幅の増加を、成形時のスリットの幅の増加で得る。その製造法の発明は、板材の両端にスリットを入れるカット工程と、ウエブ面とこれに続くフランジ面で溝形又はZ形断面を形成する際、両端付近のウエブ面の幅(又は深さ、高さ、幅と深さ、幅と高さ)を中央付近より小さく且つ両端付近のフランジの曲げ角を鈍角に成形する第1フォーム工程と、両端付近のウエブ面をスリットを広げつつ中央付近と同じ幅(又は深さ、高さ、幅と深さ、幅と曲げ角、幅と曲げ角と高さ)にする第2フォーム工程とで成る。材料節減が部品加工費等の増加なしに可能。
【選択図】図1

Description

本発明は、殊にトラック等に使用される車枠(シャシフレーム)のクロスメンバとその製造法に関する。
ここで述べるクロスメンバは、殊にトラック等で多用されているはしご形シャシフレーム(以下車枠という)において、強度結構部材として車枠の両側の2本のサイドフレームを複数箇所で連結している部材を指す。
前記クロスメンバは、前記サイドフレームとほぼ同一板厚の所定長さの鋼板を、断面溝形(コ字形又はU字形)或いはZ形に成形して、両端を前記サイドフレームにリベット等で固着するが、その製造に際しては次の問題点がある。
即ち前記クロスメンバは、図9に1で示すように、サイドフレームとの結合に際してガセット(補強部材)を使用せぬ場合は、サイドフレームとの締結部の応力を緩和し、必要強度を確保する目的から、ウエブ面1aの両側に立てたフランジ面1bの幅を長手方向中央部付近で両端のフランジ面1bの幅より小さくしている。なお、前記ウエブ面1aには両端付近にスリット1cが、又中央部分に軽量化のための穴1dが形成されている。
このため、クロスメンバ1の製作に際して板取りする場合、図8に示すように矩形の板Pから2つの船形の部分Sをカット工程で除去しなければならず、この部分Sはスクラップとしての処理を必要とする。従って、省エネルギの観点から材料の歩留まり向上が強く望まれていた。
クロスメンバの歩留まり向上の方策の一つとして、図10に示し特開平10−218011号公報に示す如き技術があり、これは図10に示すように、クロスメンバの長さに略等しい幅を有する板状の長尺材Lを、その幅方向両端部では長尺材の幅方向に延びる第1の切断線2になると共に、長尺材の幅方向中央部では第1の切断線2に連続する弓なり又は山形の第2の切断線3となるように切断することにより、長尺材の幅方向両端部では四角い形状を有するとともに、長尺材の幅方向中央部では湾曲した形状を有する複数の平板を形成する切断工程と(図10a)、切断した平板の長手方向に延びる線4を境にして、平板のうち湾曲した形状部分5a、6aを折り曲げることにより、断面がL字状の部分クロスメンバ5、6を形成する折り曲げ工程と(図10b)、2つの部分クロスメンバ5、6それぞれの湾曲した形状の部分5a、6aの先端部同士をリベット7で固定する固定工程(図10c)とを含むクロスメンバ8の製造方法とそれによるクロスメンバ8である。
前記技術に依れば、材料歩留まりをほぼ100%改善することができるが、部品点数が増加し、従ってそれによる部品加工時間の増加や組立て時間の追加が必要となり、クロスメンバの材料節減によるコスト低減効果を十分に引き出すことができないおそれがある。
特開平10−218011号公報
本発明が解決しようとする問題点は、部品点数を増加することなしに、一体成形のままで材料の歩留まりを大幅に向上し、材料費を節減することが可能なクロスメンバとその製造法を得ることにある。
本発明の第1は車枠用クロスメンバに係り、断面が溝形又はZ形をなすクロスメンバで、そのフランジが長手方向中央付近の所定長さ部分の両端からそれぞれクロスメンバの左端又は右端に向かい幅を増加する車枠用クロスメンバであって、該クロスメンバはウエブ面の両端付近に、前記フランジの幅の増加する始点とほぼ一致する始点をもち、左右両端が切り開かれたスリットを有し、かかるクロスメンバの両端における前記幅の増加したフランジは、成形時のスリット幅の増加により得ることを特徴とする。
本発明の第2は、第1の車枠用クロスメンバの製造法に係り、ほぼ矩形に切断した板材の長手方向両端にスリットを入れるカット工程と、前記2つのスリットを結ぶ線を中心とした所要幅のウエブ面と該ウエブ面に連続したフランジ面とにより溝形断面を形成し、その際前記断面部材の両端付近のウエブ面の幅を中央付近より小さく且つ両端付近の断面形状をフランジの曲げ角が鈍角となるように形成する第1のフォーム工程と、前記両端付近のウエブ面の幅を、前記スリットを広げつつ中央付近のウエブ面の幅に広げる第2のフォーム工程とから成ることを特徴とする。
本発明の第3は、第2の車枠用クロスメンバの製造法に係り、ほぼ矩形に切断した板材の長手方向両端にスリットを入れるカット工程と、前記2つのスリットを結ぶ線を中心とした所要幅のウエブ面と該ウエブ面に連続したフランジ面とにより溝形断面を形成し、その際前記断面部材の両端付近のウエブ面の深さを中央付近より浅く形成する第1Aのフォーム工程と、前記両端付近のウエブ面の深さを、前記スリットを広げつつ中央付近のウエブ面の深さと同じくする第2Aのフォーム工程とから成ることを特徴とする。
本発明の第4は、第3の車枠用クロスメンバの製造法に係り、ほぼ矩形に切断した板材の長手方向両端にスリットを入れるカット工程と、前記2つのスリットを結ぶ線を中心とした所要幅のウエブ面と該ウエブ面に連続したフランジ面とにより溝形断面を形成し、その際前記断面部材の両端付近のウエブ面の幅を中央付近より小さく且つ前記断面部材の両端付近のウエブ面の深さを中央付近より浅く形成する第1Bのフォーム工程と、各々前記スリットを広げつつ前記両端付近のウエブ面の幅を中央付近のウエブ面の幅と同一とし且つ両端部のウエブ面の深さを、中央付近のウエブ面の深さと同一とする第2Bのフォーム工程とから成ることを特徴とする。
本発明の第5は、第4の車枠用クロスメンバの製造法に係り、ほぼ矩形に切断した板材の長手方向両端にスリットを入れるカット工程と、前記2つのスリットを結ぶ線を中心とした所要幅のウエブ面と該ウエブ面に連続したフランジ面とによりZ形断面を形成し、その際前記断面部材の両端付近のウエブ面の幅を中央付近より小さく且つ両端付近の断面形状をフランジの曲げ角が鈍角となるように成形する第1Cのフォーム工程と、前記スリットを広げつつ両端付近のウエブ面幅を中央付近と同一で且つフランジの曲げ角を中央付近と同じ直角となるようにする第2Cのフォーム工程とからなることを特徴とする。
本発明の第6は、第5の車枠用クロスメンバの製造法に係り、ほぼ矩形に切断した板材の長手方向両端にスリットを入れるカット工程と、前記2つのスリットを結ぶ線を中心とした所要幅のウエブ面と該ウエブ面に連続したフランジ面とによりZ形断面を形成し、その際前記断面部材の両端付近のウエブ面高さが前記スリットを挟み互いに異なる方向に形成されるフランジの方向に変化して段違いとなるZ形に成形する第1Dのフォーム工程と、前記スリットの幅を広げつつ両端付近のウエブ面の高さを中央付近と同一とする第2Dのフォーム工程とからなることを特徴とする。
本発明の第7は、第6の車枠用クロスメンバの製造法に係り、ほぼ矩形に切断した板材の長手方向両端にスリットを入れるカット工程と、前記2つのスリットを結ぶ線を中心とした所要幅のウエブ面と該ウエブ面に連続したフランジ面とによりZ形断面を形成し、その際前記断面部材の両端付近のウエブ面の幅を中央付近より小さく且つ両端付近の断面形状をフランジの曲げ角が鈍角となるよう成形し且つ前記断面部材の両端付近のウエブ面高さが前記スリットを挟み互いに異なる方向に形成されるフランジの方向に変化して段違いとなるZ形に成形する第1Eのフォーム工程と、前記スリットの幅を広げつつ両端付近のウエブ面の幅が中央付近と同一で且つ直角となるZ形断面に修正し、尚且つ両端付近のウエブ面高さを中央付近と同一とする第2Eのフォーム工程とからなることを特徴とする。
本発明の車枠用クロスメンバとその製造法によれば、板取りに際して最も展開幅の小さいクロスメンバ中央付近の幅を有する矩形板材があれば、両端のフランジ面の広い部分はウエブ面のスリットを広げることにより充当して形成することができるので、従来のように最も展開幅の大きいクロスメンバ両端の幅を有する矩形板材を使用するものに比較して大幅な材料の節減が可能となる。
又本発明によれば、クロスメンバの部品点数が増加しないので、単に歩留まりの向上を狙った前記図10及び特開平公報に示す技術に比して部品加工費、組立て加工時間、コストの増加なしに材料費の節減が可能となる。
更に本発明によれば、図8、図9に示す従来工法による一体型クロスメンバに比して、フォーム工程は1工程追加されるものの、トランスフアプレス機を使用すればこれは通常の機械のステージ数の範囲であり、プレス工数の増加はなく、また、タンデムのプレス機を使用する場合でもクロスメンバのフォーム型は幅方向に比べ長手方向が大きく、ほぼ正方形のベッドを有する中型プレス機にあっては2工程分の金型をセットすることは可能で、こうすることにより、プレス工数の増加は回避できる。
第1の発明は車枠用クロスメンバに係り、それぞれ図1c、図2cに示すごとく、断面が溝形(図1c)又はZ形(図2c)をなすクロスメンバ11、21で、ウエブ面12、22から立ち上がるフランジ13、23が長手方向中央付近の所定長さ部分S1の両端aからそれぞれクロスメンバ11、21の左端又は右端に向かい幅を増加する車枠用クロスメンバであって、該クロスメンバ11、21はウエブ面12、22の両端付近に、前記フランジ13、23の幅の増加する始点aとほぼ一致する始点bをもち、左右両端が切り開かれたスリット14、24を有し、かかるクロスメンバの両端における前記幅の増加したフランジ13’、23’は、成形時のスリット14’、24’の幅の増加により得ることを特徴とする。
第2の発明は、第1の車枠用クロスメンバのうち溝形のものの製造法に係り、図1a〜に示すごとく、板材Pの長手方向両端にスリット14’を入れるカット工程と、前記両側2つのスリット14’14’を結ぶ線を中心とした所要幅のウエブ面12と該ウエブ面に連続したフランジ面13とにより溝形断面を形成し、その際前記断面部材の両端付近のウエブ面12’の幅を中央付近より小さく且つ両端付近の断面形状をフランジの曲げ角が鈍角となるように形成する第1のフォーム工程と、前記両端付近のウエブ面12’の幅を、前記スリット14’を広げつつ中央付近のウエブ面12の幅に広げる第2のフォーム工程とから成ることを特徴とする。
このように構成したことによって、板取りに際し最も展開幅の小さいクロスメンバ中央付近の幅を有する矩形板材があれば、両端のフランジ面の広い部分はウエブ面のスリットを広げることにより充当して形成することができるので、従来のものに比較して大幅に材料が節減できる。
又、クロスメンバの部品点数が増加しないので、部品加工費、組立て加工時間、コストの増加なしに材料費の節減が可能となる。
第3の発明も、車枠用クロスメンバのうち溝形のものの製造法に係り、図1a、図4及び図1cに示すように、ほぼ矩形に切断した板材Pの長手方向両端にスリット14’を入れるカット工程と、前記2つのスリット14’、14’を結ぶ線を中心とした所要幅のウエブ面12と該ウエブ面に連続したフランジ面13とにより溝形断面を形成し、その際前記断面部材の両端付近を上方に傾斜させてウエブ面12の深さHを中央付近より浅く形成する第1Aのフォーム工程と、前記両端付近のウエブ面12の深さHを、前記スリット14’を広げつつ中央付近のウエブ面12の深さH’と同じくする第2Aのフォーム工程とから成ることを特徴とする。
第3の発明に係る製造法を採用することにより、クロスメンバの材質、板厚、寸法等により前記製造法では成形し難い場合でも容易に成形し得る場合がある。
第4の発明も、車枠用クロスメンバのうち溝形のものの製造法に係り、図1a、図5及び図1cに示すように、ほぼ矩形に切断した板材Pの長手方向両端にスリット14’を入れるカット工程と、前記2つのスリット14’、14’を結ぶ線を中心とした所要幅のウエブ面12と該ウエブ面に連続したフランジ面13とにより溝形断面を形成し、その際前記断面部材の両端付近のウエブ面12’の幅を中央付近より小さく且つ前記断面部材の両端付近を上方に傾斜させてそのウエブ面12’の深さHを中央付近より浅く形成する第1Bのフォーム工程と、各々前記スリット14’を広げつつ前記両端付近のウエブ面12’の幅を中央付近のウエブ面の幅と同一とし且つ両端部のウエブ面の深さHを、中央付近のウエブ面の深さH’と同一とする第2Bのフォーム工程とから成ることを特徴とする。
第4の発明に係る製造法を採用することにより、クロスメンバの材質、板厚、寸法等により前記製造法では成形し難い場合でも更に容易に成形し得る場合がある。
第5の発明は、車枠用クロスメンバのうちZ形のものの製造法に係り、図2a〜に示すように、ほぼ矩形に切断した板材Pの長手方向両端にスリット24’を入れるカット工程と、前記2つのスリット24’、24’を結ぶ線を中心とした所要幅のウエブ面22と該ウエブ面に連続したフランジ面23とによりZ形断面を形成し、その際前記断面部材の両端付近のウエブ面22’の幅を中央付近より小さく且つ両端付近の断面形状をフランジの曲げ角が鈍角となるように成形する第1Cのフォーム工程と、前記スリット24’を広げつつ両端付近のウエブ面22’幅を中央付近と同一で且つフランジの曲げ角を中央付近と同じ直角となるようにする第2Cのフォーム工程とからなることを特徴とする。
このように構成したことによって、溝形断面のクロスメンバと同様、板取りに際し最も展開幅の小さいクロスメンバ中央付近の幅を有する矩形板材があれば、両端のフランジ面の広い部分はウエブ面のスリットを広げることにより充当して形成することができるので、従来のものに比較して大幅に材料が節減できる。
又、クロスメンバの部品点数が増加しないので、部品加工費、組立て加工時間、コストの増加なしに材料費の節減が可能となる。
第6の発明は、車枠用クロスメンバのうちZ形のものの製造法に係り、図2a、図6及び図2cに示すように、ほぼ矩形に切断した板材Pの長手方向両端にスリット24’を入れるカット工程と、前記2つのスリット24’、24’を結ぶ線を中心とした所要幅のウエブ面22と該ウエブ面に連続したフランジ面23とによりZ形断面を形成し、その際前記断面部材の両端付近のウエブ面22’高さhが前記スリット24’を挟み互いに異なる方向に形成されるフランジ23の方向に変化して段違いとなるZ形に成形する第1Dのフォーム工程と、前記スリット24’の幅を広げつつ両端付近のウエブ面22’の高さhを中央付近と同一とする第2Dのフォーム工程とからなることを特徴とする。
第6の発明に係る製造法を採用することにより、Z形クロスメンバの材質、板厚、寸法等により前記製造法では成形し難い場合でも容易に成形し得る場合がある。
第7の発明も、車枠用クロスメンバのうちZ形のものの製造法に係り、図2a、図7及び図2cに示すように、ほぼ矩形に切断した板材Pの長手方向両端にスリット24’を入れるカット工程と、前記2つのスリット24’、24’を結ぶ線を中心とした所要幅のウエブ面22と該ウエブ面に連続したフランジ面23とによりZ形断面を形成し、その際前記断面部材の両端付近のウエブ面22’の幅を中央付近より小さく且つ両端付近の断面形状をフランジの曲げ角が鈍角となるよう成形し且つ前記断面部材の両端付近のウエブ面高さhが前記スリットを挟み互いに異なる方向に形成されるフランジの方向に変化して段違いとなるZ形に成形する第1Eのフォーム工程と、前記スリット24’の幅を広げつつ両端付近のウエブ面22’の幅が中央付近と同一で且つ直角となるZ形断面に修正し、尚且つ両端付近のウエブ面高さhを中央付近と同一とする第2Eのフォーム工程とからなることを特徴とする。
第7の発明に係る製造法を採用することにより、Z形クロスメンバの材質、板厚、寸法等により前記製造法では成形し難い場合でも更に容易に成形し得る場合がある。
上記に説明した各発明における板材Pには前記スリット14’、24’のほか、各ウエブ面の中央付近には通常軽量化のための穴Dが適宜数あけられている。又、前記スリット14’、24’は全体を幅狭く形成するが、その奥はクロスメンバが製品となったときの幅とほぼ同一の径の膨らみ14’a、24’aを形成しており、ウエブ面を広げる際に発生する応力集中やひずみの発生を緩和でき、成形時の板厚減少や割れの発生を防止する。
図3に示すものは、図1に示すものの応用例で、クロスメンバの長手方向両端に前記サイドフレーム(図示せず)のウエブ面に締結するための小フランジ15を形成したものであり、第2乃至第4の製造法のいずれも採用できる。
第1及び第2の発明に係る車枠用クロスメンバとその製法の概略斜視図である。 第1及び第5の発明に係る車枠用クロスメンバとその製法の概略斜視図である。 第1の発明の応用例に係る車枠用クロスメンバとその製法の概略斜視図である。 第3の発明に係る車枠用クロスメンバの概略斜視図である。 第4の発明に係る車枠用クロスメンバの概略斜視図である。 第6の発明に係る車枠用クロスメンバの概略斜視図である。 第7の発明に係る車枠用クロスメンバの概略斜視図である。 従来のクロスメンバにおける板取りを示す概略斜視図である。 従来のクロスメンバの一例を示す概略斜視図である。 特許文献1に示された技術を説明する概略斜視図である。
符号の説明
1、8、11、21 クロスメンバ
1a、12、22 ウエブ面
1b、13、23 フランジ(面)
1c、14、24 スリット
1d 軽量化のための穴
2 第1の切断線
3 第2の切断線
4 長手方向線
5、6 部分クロスメンバ
5a、6a 湾曲形状部分
7 リベット
S1 所定長さ部分
H ウエブ面の深さ
h ウエブ面高さ
P 板材。

Claims (7)

  1. 断面が溝形又はZ形をなすクロスメンバで、そのフランジが長手方向中央付近の所定長さ部分の両端からそれぞれクロスメンバの左端又は右端に向かい幅を増加する車枠用クロスメンバであって、該クロスメンバはウエブ面の両端付近に、前記フランジの幅の増加する始点とほぼ一致する始点をもち、左右両端が切り開かれたスリットを有し、かかるクロスメンバの両端における前記幅の増加したフランジは、成形時のスリット幅の増加により得ることを特徴とする車枠用クロスメンバ。
  2. ほぼ矩形に切断した板材料の長手方向両端にスリットを入れるカット工程と、前記2つのスリットを結ぶ線を中心とした所要幅のウエブ面と該ウエブ面に連続したフランジ面とにより溝形断面を形成し、その際前記断面部材の両端付近のウエブ面の幅を中央付近より小さく且つ両端付近の断面形状をフランジの曲げ角度が鈍角となるように形成する第1のフォーム工程と、前記両端付近のウエブ面の幅を、前記スリットを広げつつ中央付近のウエブ面の幅に広げる第2のフォーム工程とから成ることを特徴とする車枠用クロスメンバの製造法。
  3. ほぼ矩形に切断した板材料の長手方向両端にスリットを入れるカット工程と、前記2つのスリットを結ぶ線を中心とした所要幅のウエブ面と該ウエブ面に連続したフランジ面とにより溝形断面を形成し、その際前記断面部材の両端付近のウエブ面の深さを中央付近より浅く形成する第1Aのフォーム工程と、前記両端付近のウエブ面の深さを、前記スリットを広げつつ中央付近のウエブ面の深さと同じくする第2Aのフォーム工程とから成ることを特徴とする車枠用クロスメンバの製造法。
  4. ほぼ矩形に切断した板材の長手方向両端にスリットを入れるカット工程と、前記2つのスリットを結ぶ線を中心とした所要幅のウエブ面と該ウエブ面に連続したフランジ面とにより溝形断面を形成し、その際前記断面部材の両端付近のウエブ面の幅を中央付近より小さく且つ前記断面部材の両端付近のウエブ面の深さを中央付近より浅く形成する第1Bのフォーム工程と、各々前記スリットを広げつつ前記両端付近のウエブ面の幅を中央付近のウエブ面の幅と同一とし且つ両端部のウエブ面の深さを、中央付近のウエブ面の深さと同一とする第2Bのフォーム工程とから成ることを特徴とする車枠用クロスメンバの製造法。
  5. ほぼ矩形に切断した板材の長手方向両端にスリットを入れるカット工程と、前記2つのスリットを結ぶ線を中心とした所要幅のウエブ面と該ウエブ面に連続したフランジ面とによりZ形断面を形成し、その際前記断面部材の両端付近のウエブ面の幅を中央付近より小さく且つ両端付近の断面形状をフランジの曲げ角が鈍角となるように成形する第1Cのフ
    ォーム工程と、前記スリットを広げつつ両端付近のウエブ面幅を中央付近と同一で且つフランジの曲げ角を中央付近と同じ直角となるようにする第2Cのフォーム工程とからなることを特徴とする車枠用クロスメンバの製造法。
  6. ほぼ矩形に切断した板材の長手方向両端にスリットを入れるカット工程と、前記2つのスリットを結ぶ線を中心とした所要幅のウエブ面と該ウエブ面に連続したフランジ面とによりZ形断面を形成し、その際前記断面部材の両端付近のウエブ面高さが前記スリットを挟み互いに異なる方向に形成されるフランジの方向に変化して段違いとなるZ形に成形する第1Dのフォーム工程と、前記スリットの幅を広げつつ両端付近のウエブ面の高さを中央付近と同一とする第2Dのフォーム工程とからなることを特徴とする車枠用クロスメンバの製造法。
  7. ほぼ矩形に切断した板材の長手方向両端にスリットを入れるカット工程と、前記2つのスリットを結ぶ線を中心とした所要幅のウエブ面と該ウエブ面に連続したフランジ面とによりZ形断面を形成し、その際前記断面部材の両端付近のウエブ面の幅を中央付近より小さく且つ両端付近の断面形状をフランジの曲げ角が鈍角となるように成形し且つ前記断面部材の両端付近のウエブ面高さが前記スリットを挟み互いに異なる方向に形成されるフランジの方向に変化して段違いとなるZ形に成形する第1Eのフォーム工程と、前記スリットの幅を広げつつ両端付近のウエブ面の幅が中央付近と同一で且つ直角となるZ形断面に修正し、尚且つ両端付近のウエブ面高さを中央付近と同一とする第2Eのフォーム工程とからなることを特徴とする車枠用クロスメンバの製造法。
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