JP2005130387A - 呼制御システム、サーバ装置及び呼制御方法 - Google Patents

呼制御システム、サーバ装置及び呼制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 ネットワークに接続された電話機間における複数の呼制御を行うこと。
【解決手段】 WWWブラウザ機能を有するクライアント端末101と、そのクライアント端末101に対して発信先電話機及び発信元電話機を指定する画面を送出するWWWサーバ102と、WWWサーバ102及び発信元電話機の電話番号データを登録するゲートキーパ装置103と、を具備する呼制御システムにおいて、クライアント端末101から発信先電話機及び発信元電話機の指定を含む発信要求を受け付けると、WWWサーバ102がゲートキーパ装置103を介して発信元電話機との間で擬似的に通話チャネルの設定を行い、その通話チャネルが確立する前に当該発信元電話機に対して発信先電話機との間で通話チャネルの確立を行わせる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、IP電話機などのネットワークに接続された電話機からの発呼及びこれらの電話機同士の通話を制御する呼制御システム、サーバ措置及び呼制御方法に関する。
従来、ユーザがホームページを備える他のユーザと通話する場合において、パーソナルコンピュータ(以下、「PC」という)の画面からその他のユーザのホームページの該当領域をクリックすると、IP網に接続されたウェブサーバが、ユーザ装置(PC)から発信者を、クリック情報から着信者を、それぞれ特定して両者間に呼設定を行い、両者の電話機又はPCの間で通信を行う電話通信システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。この電話通信システムによれば、通信相手の電話番号を用いないで音声通話を行うことが可能となる。
特開2002−152406号公報
しかしながら、上記従来の電話通信システムにおいては、ユーザ装置から発信者が特定されるため、当該ユーザとの他の通信相手との間での呼制御しか行うことができないという問題がある。
本発明は、かかる問題点に鑑みて為されたものであり、ネットワークに接続された電話機間における複数の呼制御を行うことができる呼制御システム、サーバ装置及び呼制御方法を提供することを目的とする。
本発明は、WWWブラウザ機能を有するクライアント端末と、そのクライアント端末に対して発信先電話機及び発信元電話機を指定する画面を送出するWWWサーバと、WWWサーバ及び発信元電話機の電話番号データを登録するゲートキーパ装置と、を具備する呼制御システムにおいて、クライアント端末から発信先電話機及び発信元電話機の指定を含む発信要求を受け付けると、WWWサーバがゲートキーパ装置を介して発信元電話機との間で擬似的に通話チャネルの設定を行い、その通話チャネルが確立する前に当該発信元電話機に対して発信先電話機との間で通話チャネルの確立を行わせるものである。
本発明に係る呼制御システム、サーバ装置及び呼制御方法によれば、ネットワークに接続された電話機間における複数の呼制御を行うことができる。
本発明の第1の態様に係る呼制御システムは、WWWブラウザ機能を有するクライアント端末と、前記クライアント端末に対して発信先電話機及び発信元電話機を指定する画面を送出するWWWサーバと、前記WWWサーバ及び前記発信元電話機の電話番号データを登録するゲートキーパ装置と、を具備する呼制御システムであって、前記クライアント端末から前記発信先電話機及び発信元電話機の指定を含む発信要求を受け付けると、前記WWWサーバが前記ゲートキーパ装置を介して前記発信元電話機との間で擬似的に通話チャネルの設定を行い、前記通話チャネルが確立する前に当該発信元電話機に対して前記発信先電話機との間で通話チャネルの確立を行わせる構成を採る。
この構成によれば、発信元電話機に対して発信先電話機との間で通話チャネルの確立を行わせた後は、クライアント端末の利用者から指定された発信元電話機及び発信先電話機との呼制御処理から解放されるため、以降において他の電話機間の呼制御処理を行うことができる。このため、ネットワークに接続された電話機間における複数の呼制御を行うことができる。
本発明の第2の態様は、第1の態様に係る呼制御システムにおいて、前記WWWサーバは、前記発信元電話機との間で擬似的に通話チャネルの設定を行う際、前記ゲートキーパ装置との関係においてネットワーク上に配置された仮想の電話機として前記発信元電話機との通信を行う構成を採る。
この構成によれば、WWWサーバがゲートキーパ装置との関係において仮想の電話機として発信元電話機との通信を行うので、特別な処理を必要とせずにITU−Tにより定められたH.323勧告に従って通信を処理していくことができる。
本発明の第3の態様は、第1又は第2の態様に係る呼制御システムにおいて、前記WWWサーバは、前記発信元電話機との間で擬似的に通話チャネルの設定を行った後、前記通話チャネルが確立する前に当該発信元電話機に対して前記発信先電話機に関する情報を通知し、前記発信元電話機は、当該情報に応じて前記発信先電話機との間の通話チャネルの設定を行う構成を採る。
この構成によれば、WWWサーバと発信元電話機との間の通話チャネルが確立する前に発信先電話機に関する情報が発信元電話機に通知され、この通知に応じて発信元電話機が発信先電話機との間の通話チャネルの設定を行うので、WWWサーバと発信元電話機との間の通話チャネルが確立される前に確実に発信元電話機と発信先電話機との間の通話チャネルの設定を行うことができる。
本発明の第4の態様は、第1から第3のいずれかの態様に係る呼制御システムにおいて、前記WWWサーバは、前記発信先電話機の電話番号データを予め登録し、アクセスしてきた前記クライアント端末の利用者専用の前記発信先電話機を指定する画面を前記電話番号データに基づいて作成し、当該クライアント端末に送出する構成を採る。
この構成によれば、クライアント端末の利用者専用の発信先電話機を指定する画面から発信先電話機を指定することができるので、クライアント端末の利用者は、ブラウザ機能を有する端末さえ備えていれば、任意の場所で所望の発信先に簡易に発信することができる。
本発明の第5の態様は、第1から第4のいずれかの態様に係る呼制御システムにおいて、前記WWWサーバは、以前に発信要求を受け付けた前記クライアント端末の利用者の発信履歴データを記憶し、アクセスしてきた前記クライアント端末の利用者専用の前記発信先電話機及び発信元電話機を指定する画面を前記発信履歴データに基づいて作成し、当該クライアント端末に送出する構成を採る。
この構成によれば、アクセスしてきたクライアント端末の利用者専用の発信先電話機及び発信元電話機を指定する画面から発信先電話機及び発信元電話機を指定することができるので、以前に指定した発信先電話機及び発信元電話機を簡単に指定することができる。
本発明の第6の態様は、第1から第5のいずれかの態様に係る呼制御システムにおいて、前記クライアント端末の利用者から指定された前記発信元電話機の電話番号が前記ゲートキーパ装置に登録されていない場合、前記WWWサーバは、当該発信元電話機の電話番号データを登録しているゲートキーパ装置が存在するネットワーク上の他のWWWサーバに対して前記クライアント端末からの発信要求を転送する構成を採る。
この構成によれば、発信元電話機の電話番号データを登録しているゲートキーパ装置が存在するネットワーク上の他のWWWサーバに対してクライアント端末からの発信要求が転送されるので、他のWWWサーバで発信要求に対応することで複数のネットワークを接続して大規模なネットワークを構成した場合においても、単一のネットワークに本呼制御システムを適用した場合と同様の効果を得ることができる。
本発明の第7の態様に係るサーバ装置は、予め電話番号データを管理する電話帳管理部と、前記電話帳管理部内の電話番号データを用いて前記発信先電話機及び発信元電話機を指定する画面を作成するWEBページ作成部と、ブラウザ機能を有するクライアント端末の要求に応じて前記発信先電話機及び発信元電話機を指定する画面を送出する一方、前記クライアント端末から前記発信先電話機及び発信元電話機の指定を含む発信要求を受け付けるWEBサーバ部と、前記発信要求に応じて本サーバ装置と前記発信元電話機の電話番号データを登録するゲートキーパ装置を介して前記発信元電話機との間で擬似的に通話チャネルの設定を行い、前記通話チャネルが確立する前に当該発信元電話機に対して前記発信先電話機との間で通話チャネルの確立を行わせる呼制御部と、を具備する構成を採る。
この構成によれば、発信元電話機に対して発信先電話機との間で通話チャネルの設定を行わせた後は、クライアント端末の利用者から指定された発信元電話機及び発信先電話機との呼制御処理から解放されるため、以降において他の電話機間の呼制御処理を行うことができる。このため、ネットワークに接続された電話機間における複数の呼制御を行うことができる。
本発明の第8の態様は、第7の態様に係るサーバ装置において、前記呼制御部は、前記発信元電話機との間で擬似的に通話チャネルの設定を行う際、前記ゲートキーパ装置との関係においてネットワーク上に配置された仮想の電話機として前記発信元電話機との通信を行う構成を採る。
この構成によれば、本サーバ装置がゲートキーパ装置との関係において仮想の電話機として発信元電話機との通信を行うので、特別な処理を必要とせずにITU−Tにより定められたH.323勧告に従って通信を処理していくことができる。
本発明の第9の態様は、第7又は第8の態様に係るサーバ装置において、前記呼制御部は、前記発信元電話機との間で擬似的に通話チャネルの設定を行った後、前記通話チャネルが確立する前に当該発信元電話機に対して前記発信先電話機に関する情報を通知し、前記発信元電話機に対して前記発信先電話機との間で通話チャネルの設定を行わせる構成を採る。
この構成によれば、本サーバ装置と発信元電話機との間の通話チャネルが確立する前に発信先電話機に関する情報が発信元電話機に通知され、この通知に応じて発信元電話機が発信先電話機との間の通話チャネルの設定を行うので、本サーバ装置と発信元電話機との間の通話チャネルが確立される前に確実に発信元電話機と発信先電話機との間の通話チャネルの設定を行うことができる。
本発明の第10の態様は、第7から第9のいずれかの態様に係るサーバ装置において、前記WEBページ作成部は、アクセスしてきた前記クライアント端末の利用者専用の前記発信先電話機を指定する画面を前記電話帳管理部内の電話番号データに基づいて作成し、前記WEBサーバ部は、当該画面を当該クライアント端末に送出する構成を採る。
この構成によれば、クライアント端末の利用者専用の発信先電話機を指定する画面から発信先電話機を指定することができるので、クライアント端末の利用者は、ブラウザ機能を有する端末さえ備えていれば、任意の場所で所望の発信先に簡易に発信することができる。
本発明の第11の態様は、第7から第10のいずれかの態様に係るサーバ装置において、前記電話帳管理部は、以前に発信要求を受け付けた前記クライアント端末の利用者の発信履歴データを記憶し、前記WEBページ作成部は、アクセスしてきた前記クライアント端末の利用者専用の前記発信先電話機及び発信元電話機を指定する画面を前記発信履歴データに基づいて作成し、前記WEBサーバ部は、当該画面を当該クライアント端末に送出する構成を採る。
この構成によれば、発信履歴データを用いてアクセスしてきたクライアント端末の利用者専用の発信先電話機及び発信元電話機を指定する画面から発信先電話機及び発信元電話機を指定することができるので、クライアント端末の利用者は、以前に指定した発信先電話機及び発信元電話機を簡単に指定することができる。
本発明の第12の態様は、第7から第11のいずれかの態様に係るサーバ装置において、前記クライアント端末の利用者から指定された前記発信元電話機の電話番号が前記ゲートキーパ装置に登録されていない場合、前記呼制御部は、当該発信元電話機の電話番号データを登録しているゲートキーパ装置が存在するネットワーク上の他のサーバ装置に対して前記クライアント端末からの発信要求を転送する構成を採る。
この構成によれば、発信元電話機の電話番号データを登録しているゲートキーパ装置が存在するネットワーク上の他のサーバ装置に対してクライアント端末からの発信要求が転送されるので、他のサーバ装置で発信要求に対応することで複数のネットワークを接続して大規模なネットワークを構成した場合においても、単一のネットワークに本呼制御システムを適用した場合と同様の効果を得ることができる。
本発明の第13の態様に係る呼制御方法は、ブラウザ機能を有するクライアント端末の要求に応じてWWWサーバから発信先電話機及び発信元電話機を指定する画面を送出し、前記WWWサーバで前記発信先電話機及び発信元電話機の指定を含む発信要求を受け付け、前記WWWサーバと前記発信元電話機との間で擬似的に通話チャネルの設定を行い、当該通話チャネルが確立する前に当該発信元電話機と前記発信先電話機との間で通話チャネルの確立を行うものである。
この方法によれば、発信元電話機に対して発信先電話機との間で通話チャネルの確立を行わせた後は、クライアント端末の利用者から指定された発信元電話機及び発信先電話機との呼制御処理から解放されるため、以降において他の電話機間の呼制御処理を行うことができる。このため、ネットワークに接続された電話機間における複数の呼制御を行うことができる。
本発明の第14の態様は、第13の態様に係る呼制御方法において、前記WWWサーバで予め電話番号データを登録しておき、アクセスしてきた前記クライアント端末の利用者専用の前記発信先電話機を指定する画面を前記電話番号データに基づいて作成し、当該クライアント端末に送出するものである。
この方法によれば、クライアント端末の利用者専用の発信先電話機を指定する画面から発信先電話機を指定することができるので、クライアント端末の利用者は、ブラウザ機能を有する端末さえ備えていれば、任意の場所で所望の発信先に簡易に発信することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る呼制御システムが適用されるネットワークの構成を示す図である。
図1に示すように、本実施の形態に係る呼制御システムが適用されるネットワークは、クライアント端末(以下、「クライアント」という)101と、サーバ装置としてのWWWサーバ102と、ゲートキーパ装置(以下、「ゲートキーパ」という)103と、ゲートウェイ装置(以下、「ゲートウェイ」という)104と、IP電話機105及び106とがLAN(Local Area Network)107を介して接続されて構成される。
クライアント101は、例えば、ブラウザ機能を有するPCで構成され、このブラウザ機能を実行することでWWWサーバ102が提供するWEBページを閲覧することができる。なお、クライアントとしては、PCに限られず、ブラウザ機能を有する端末であれば、他の端末装置で構成してもよい。例えば、ブラウザ機能を有する携帯電話機やPHS端末並びにPDA(Personal Digital Assistant)が考えられる。
WWWサーバ102は、クライアント101の要求に応じて、クライアント101に対して後述する電話帳画面や発信元番号指定画面を構成するWEBページを提供する。また、その電話帳画面等における指定に応じて、ネットワークに接続された電話機等に対する呼制御処理を行う。
ゲートキーパ103は、その管理下にあるIP電話機における電話番号等の各種データを登録すると共に、当該IP電話機に対する呼制御処理を行う。なお、図1においては、ゲートキーパ103は、IP電話機105及び106の二つのIP電話機を管理し、これらのIP電話機に関する情報を登録している。
ゲートウェイ104は、その管理下にあるPHS端末における電話番号等の各種データを登録する。また、管理下にあるPHS端末に対して通信データを無線信号に変換して送信すると共に、PHS端末から受信した無線信号をLAN107上で扱えるデータに変換する。なお、図1においては、ゲートウェイ104は、PHS端末108及び109を管理する。ゲートウェイ104により変換された無線信号は、基地局110を介してPHS端末108及び109に送信される。
図2は、本実施の形態に係る呼制御システムのWWWサーバ102の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、WWWサーバ102は、呼制御部201、ルーティング部202、電話帳管理部203、WEBページ作成部204、WEBサーバ部205及び電話帳連携呼制御部206を有する。
呼制御部201は、LAN107に接続され、クライアント101の指示の下、指定されたネットワーク上のIP電話機やPHS端末の呼制御処理を行う。ルーティング部202は、クライアント101により指定された発信元電話番号のIP電話機等が、接続されたLAN107上に存在しない場合に他のLANに存在するか確認してルーティングを行う。なお、ルーティングの際、ルーティング部202は、ルーティング情報データベース(DB)207に登録されたデータを用いる。
図3は、ルーティング情報DB207に登録されたデータの一例を示す図である。
図3に示すように、ルーティング情報DB207においては、発信元電話番号とWWWサーバに割り当てられたURL(以下、「サーバURL」という)とが対応付けて登録されている。図3の例では1行目の番号の発信元電話機がWWWサーバ102Aと同じネットワーク内にあり、2行目の番号の発信元電話機がWWWサーバ102Bと同じネットワーク内にあり、3行目の番号の発信元電話機がWWWサーバ102Cと同じネットワーク内にあることを示している。ルーティング部202は、指定された発信元電話番号に応じてサーバURLを検索し、そのサーバURLに応じてルーティングを行う。
電話帳管理部203は、システム利用者により予め登録された電話帳データを管理する。電話番号等の電話帳データは、電話帳データベース(DB)208に登録されている。電話帳管理部203は、電話帳DB208内の電話帳データを用いてシステムの利用者毎に登録された電話帳データをWEBページ作成部204に提供する。
WEBページ作成部204は、電話帳管理部203から電話帳データの提供を受け、後述する電話帳画面や発信元番号指定画面等のWEBページを作成する。WEBサーバ部205は、LAN107に接続され、クライアント101からのWEBアクセスを受け付ける。そして、クライアント101の要求に応じて、WEBページ作成部204により作成された電話帳画面や発信元番号指定画面のWEBページをクライアント101に送出する。
電話帳連携呼制御部206は、呼制御部201、ルーティング部202、電話帳管理部203、WEBページ作成部204及びWEBサーバ部205間の連携を取り、クライアント101から指定された電話番号に対する呼制御を実現する。
図4は、本実施の形態に係る呼制御システムのゲートキーパ103の構成を示すブロック図である。
図4に示すように、ゲートキーパ103は、CPU401、メモリ402、ネットワークインタフェース403、データ管理部404、呼処理部405及びH.323制御部406を有する。
CPU401は、ゲートキーパ103の全体の動作を制御する。メモリ402は、CPU401が実行するプログラムを格納する。CPU401は、メモリ402内のプログラムを実行することで、ゲートキーパ103の全体の動作を制御する。ネットワークインタフェース403は、LAN107との間のインタフェースを取る。データ管理部404は、本ゲートキーパ103の管理下のIP電話機105等における電話番号やIPアドレス等の各種データを管理する。
図5は、データ管理部404で管理される各種データの一例を示す図である。
図5に示すように、データ管理部404においては、IP電話機等の電話番号に対応付けてそのIPアドレス、名称、種別が登録されている。電話番号には、例えば、24桁の任意の数字を割り当てられる。データ管理部404には、IP電話機のほか、ゲートウェイやWWWサーバなどネットワーク上のIPアドレスが割り当てられた通信対象となり得る装置のデータが登録されている。
呼処理部405は、ゲートウェイ103の管理下のIP電話機105及び106に対する呼処理又はIP電話機105及び106からの呼処理を行う。H.323制御部406は、通信対象となる装置との間でITU−T勧告で規定されたH.323に基づく制御を行う。
以下、上記構成を有する呼制御システムにおける動作について説明する。図6は、本実施の形態に係る呼制御システムにおいて、クライアント101で発信元電話機及び発信先電話機を指定して通話を行わせる場合のシーケンス図である。ここでは、発信元電話機としてIP電話機105が指定され、発信先電話機としてPHS端末108が指定される場合について説明する。
なお、図6においては、E.164アドレス(内線番号)として,ゲートキーパ103に「100」が割り当てられ、IP電話機105に「101」が割り当てられ、PHS端末108に「102」が割り当てられているものとする。
IP電話機105とPHS端末108とを通話させようとする場合、クライアント101の利用者は、まず、WWWブラウザを起動し、WWWサーバ102にアクセスする(ST601)。本呼制御システムへのログインの際、利用者に予め割り当てられたパスワード等の識別情報が要求される。WWWサーバ102へのアクセスの際、利用者の識別情報がWWWサーバ102に通知される。
利用者の識別情報は、WWWサーバ102のWEBサーバ部205に通知されると共に、電話帳連携呼制御部206を介して電話帳管理部203に通知される。電話帳管理部203は、利用者の識別情報に応じて電話帳DB208を検索し、当該識別情報に対応する電話帳データを得る。電話帳データは、電話帳連携呼制御部206を介してWEBページ作成部204に提供される。WEBページ作成部204は、この電話帳データを利用してアクセスしてきた利用者用の電話帳画面を作成する。作成された電話帳画面は、WEBサーバ部205を介してクライアント101に送出される(ST602)。
図7は、WWWサーバ102からクライアント101に送出される電話帳画面の一例を示す図である。
図7に示すように、電話帳画面には、利用者又はネットワーク管理者により予め利用者用に登録された発信先電話機の情報が登録されている。具体的には、発信先の氏名に対応付けてその所属部署、種別、電話番号、EメールID(電子メールアドレス)及びその詳細情報が登録されている。種別には、例えば、PHS端末、IP電話機又は外線と登録される。また、詳細情報には、例えば、その発信先の氏名のフリガナなどの情報が登録されている。
また、電話帳画面には、削除ボタン701及び追加ボタン702が設けられている。削除ボタン701は、各データに対応して設けられ、当該データを削除したい場合に選択される。削除ボタン701が選択されると、当該データが、電話帳DB208において利用者の電話帳データから削除される。追加ボタン702は、新たに電話帳データを追加したい場合に選択される。追加ボタン702が選択されると、発信者の氏名、所属部署、種別、電話番号、EメールID等を入力する画面が表示され(図示せず)、入力されたデータが、電話帳DB208において利用者の電話帳データに追加される。
さらに、電話帳画面には、表示切替ボタン703が設けられている。表示切替ボタン703は、電話帳画面において、電話帳データの一覧表示と、過去の発信履歴の一覧表示とを切替えるものである。なお、図7においては、電話帳データの一覧表示をしている場合について示している。図7の状態から表示切替ボタン703が選択されると、当該利用者が過去に発信先として指定した履歴の一覧が表示される。
電話帳画面を受信したクライアント101でこれを表示した後、利用者から発信先の電話番号(以下、「発信先番号」という)が指定される。ここでは、発信先番号としてPHS端末108の電話番号が指定される。指定された発信先番号は、WEBサーバ部205に通知される(ST603)。
発信先番号の通知を受けると、WEBサーバ部205は、発信元の電話番号(以下、「発信元番号」という)を指定する画面(以下、「発信元番号指定画面」という)を作成する。作成された発信元番号指定画面は、WEBサーバ部205を介してクライアント101に送出される(ST604)。
図8は、WWWサーバ102からクライアント101に送出される発信元番号指定画面の一例を示す図である。
図8に示すように、発信元番号指定画面においては、発信履歴から発信元番号を指定するか、直接入力することで発信元番号を指定するかを切替え可能な入力欄801が設けられている。また、発信元番号指定画面には、上記入力欄で選択した発信元番号を指定する指定ボタン802及び発信元番号の指定をキャンセルするキャンセルボタン803が設けられている。
発信元番号指定画面を受信したクライアント101でこれを表示した後、利用者から発信元番号が選択される。ここでは、発信元番号としてIP電話機105の電話番号が選択される。そして、指定ボタン802が選択されると、WWWサーバ102に発信元番号が通知されると共に、当該発信元番号から先に指定した発信先番号への発信が要求される(ST605)。
発信要求を受け取ると、WEBサーバ部205は、電話帳連携呼制御部206を介して発信元番号をルーティング部202に通知する。この通知を受けると、ルーティング部202は、発信元番号が登録されたWWWサーバのサーバURLを検索する。ここでは、発信元番号として指定されたIP電話機105の電話番号が当該WWWサーバ102に登録されている。このため、ルーティング部202は、WWWサーバ102を該当するWWWサーバとして判断する(ST606)。なお、他のWWWサーバに発信元番号がある場合については後述する。
発信元番号が登録されたWWWサーバを判断すると、WEBサーバ部205は、電話帳連携制御部206を介して発信先番号を呼制御部201に通知する。これにより、WWWサーバ102と発信元番号として指定されたIP電話機105との間のネゴシエーションが行われる。なお、このネゴシエーションは、WWWサーバ102の呼制御部201が行う。
このとき、呼制御部201は、IP電話機105に対して通信を要求する仮想のIP電話機等としてネゴシエーションを行う。したがって、呼制御部201がゲートキーパ103との関係において仮想のIP電話機として発信元電話機との通信を行うことができるので、特別な処理を必要とせずにITU−Tにより定められたH.323勧告に従って通信を処理していくことができる。
具体的には、まず、WWWサーバ102とゲートキーパ103との間でH.323に規定されたARQ信号及びACF信号を交換する(ST607、608)。次に、WWWサーバ102とIP電話機105との間でSETUP信号及びCALL PROC信号を交換する(ST609、610)。さらに、ゲートキーパ103とIP電話機105との間でARQ信号及びACF信号を交換する(ST611、612)。
ここまでの処理が完了すると、IP電話機105からWWWサーバ102にALERT信号及びCONNECT信号が送出される(ST613、614)。このCONNECT信号に対してWWWサーバ102が着信しこれに応答すると、WWWサーバ102とIP電話機105との間に通話チャネルが設定されることとなる。しかし、本実施の形態に係るWWWサーバ102は、擬似的に着信のみ行い、実際に応答はしない。
擬似的に着信した後、実際に応答する前に、WWWサーバ102は、Facility信号をIP電話機105に送出する(ST615)。このとき、利用者から指定された発信先番号が、WWWサーバ102からIP電話機105に通知される。すなわち、PHS端末108の電話番号がIP電話機105に通知される。この通知がIP電話機105に届くと、IP電話機105とPHS端末108との間のネゴシエーションが行われる。
具体的には、まず、IP電話機105とゲートキーパ103との間でH.323に規定されたARQ信号及びACF信号を交換する(ST616、617)。次に、IP電話機105とPHS端末108との間でSETUP信号及びCALL PROC信号を交換する(ST618、619)。さらに、ゲートキーパ103とPHS端末108との間でARQ信号及びACF信号を交換する(ST620、621)。
ここまでの処理が完了すると、PHS端末108からIP電話機105にALERT信号及びCONNECT信号が送出される(ST622、623)。このCONNECT信号に対してIP電話機105が着信しこれに応答すると、IP電話機105とPHS端末108との間に通話チャネルが設定され、IP電話機105とPHS端末108との間で通話が可能となる(ST624)。
このようにWWWサーバ102とIP電話機105との間の通話チャネルが確立する前にPHS端末108の電話番号がIP電話機105に通知され、この通知に応じてIP電話機105がPHS端末108との間の通話チャネルの設定を行うので、WWWサーバ102とIP電話機105との間の通話チャネルが確立される前に確実にIP電話機105とPHS端末108との間の通話チャネルの設定を行うことができる。
なお、ここでは、IP電話機105とPHS端末108との間の単一の通話を制御する場合について説明しているが、本実施の形態に係る呼制御システムによれば、他の電話機間の複数の通話も制御することができる。すなわち、ST615で発信元のIP電話機105にFacility信号を送出した後は、WWWサーバ102は、IP電話機105及びPHS端末108間の呼制御処理から解放されるため、以降においては他の電話機間の呼制御処理を行うことができる。
このように本実施の形態に係る呼制御システムによれば、クライアント101からの指定に応じて発信元電話機と発信先電話機との間の呼制御を行い、さらに別途指定された発信元電話機と発信先電話機との間の呼制御を行うことができる。このため、ネットワークに接続された電話機間における複数の呼制御を行うことができる。
また、本実施の形態に係る呼制御システムにおいては、クライアント101の要求に応じてWWWサーバ102のWEBサーバ部205が利用者用の電話帳画面を送出し、利用者は、この電話帳画面から発信先番号を指定することができる。このため、利用者は、ブラウザ機能を有する端末さえ備えていれば、任意の場所で所望の発信先に簡易に発信することができる。
さらに、本実施の形態に係る呼制御システムにおいては、電話帳画面及び発信元番号指定画面を送出し、これらの画面には過去に指定された発信先電話機や発信元電話機を指定することができる。このため、利用者は、以前に指定した発信先電話機及び発信元電話機を簡単に指定することができる。
なお、上記説明では、LAN107上に接続されるIP電話機105とPHS端末108との間で通話を行わせる場合について説明しているが、LAN107内の発信元電話機からLAN107の外部の電話機に対して発呼する場合においても、同様に本実施の形態に係る呼制御システムの効果を得ることができる。
次に、複数のネットワークに本実施の形態に係る呼制御システムを適用した場合について説明する。
図9は、本実施の形態に係る呼制御システムを複数のネットワークに適用した場合のネットワークの構成を示す図である。図9においては、図1に示す呼制御システムが適用されたネットワークA〜Cがイントラネットを介して接続された場合について示している。
なお、図9においては、ネットワークAがメインネットワークであり、ネットワークB及びCがサブネットワークであるものとする。メインネットワークとサブネットワークの相違は、WWWサーバ102がルーティング部202及びルーティング情報DB207を有するか否かの点である。すなわち、ネットワークAのWWWサーバ102Aがルーティング部202等を有するのに対し、ネットワークB及びCはルーティング部202等を有しない。WWWサーバ102以外の構成については図1と同様のため、その説明を省略する。
以下、上記構成を有する呼制御システムにおける動作について説明する。図10は、本実施の形態に係る呼制御システムにおいて、クライアント101Bで発信元電話機及び発信先電話機を指定して通話を行わせる場合のシーケンス図である。ここでは、発信元電話機としてIP電話機105Bが指定され、発信先電話機としてPHS端末108Cが指定される場合について説明する。
なお、いずれのクライアント端末も発信元電話機及び発信先電話機を指定する際にはまずメインネットワークのWWWサーバであるWWWサーバ102Aにアクセスする設定となっている。
図10においては、クライアント101BによるWWWサーバ102Aへのアクセスから発信元番号及び発信先番号の指定及び発信の要求までの処理は、図6で説明したものと同様である(ST601〜ST605)。ここでは、発信元番号としてIP電話機105Bの電話番号が指定され、発信先番号としてPHS端末108Cの電話番号が指定される。
発信要求を受け取ると、WWWサーバ102AのWEBサーバ部205Aは、電話帳連携呼制御部206Aを介して発信元番号をルーティング部202に通知する。この通知を受けると、ルーティング部202は、発信元番号が登録されたWWWサーバのサーバURLを図3のルーティング情報DBから検索する。発信元番号として指定されたIP電話機105Bの電話番号は、WWWサーバ102BのサーバURLと対応付けられている。このため、ルーティング部202は、WWWサーバ102Bを該当するWWWサーバとして判断(ST1001)し、以降、WWWサーバ102BのサーバURLにクライアント101Bからのアクセスを転送することになる。
従って、WWWサーバ102Aの呼制御部201Aは、クライアント101Bからの発信要求をWWWサーバ102Bに転送する(ST1002)。
発信要求がWWWサーバ102Bに届くと、WWWサーバ102Bと発信元電話機であるIP電話機105Bとの間でネゴシエーションが行われる。さらに、発信元電話機であるIP電話機105Bと発信先電話機であるPHS端末108Cとの間でネゴシエーションが行われる。これにより、IP電話機105B及びPHS端末108C間の通話チャネルが設定され、通話が行われる(ST607〜ST624)。なお、ST607〜ST624の処理は、図6で説明したものと同様であるため、図10においてはその記載を省略している。
このように複数のネットワークを接続して大規模なネットワークを構成した場合においても、本実施の形態に係る呼制御システムを適用することができる。このため、大規模なネットワークにおいても、単一のネットワークに本呼制御システムを適用した場合と同様の効果を得ることができる。すなわち、大規模なネットワークに接続された電話機間における複数の呼制御又はネットワークに接続された電話機からネットワーク外の電話機への複数の呼制御を行うことができるという効果を奏する。
なお、本実施の形態においては、LAN107に接続されたIP電話機やPHS端末を例にして説明しているが、これに限定されない。すなわち、LAN107上で管理できるように信号処理を行うアダプタを介して携帯電話機やLAN107上に接続されたインターネットファクシミリ装置の呼制御処理にも適用することができる。
また、本発明は、当業者に明らかなように、上記実施の形態に記載した技術に従ってプログラムされた一般的な市販のデジタルコンピュータおよびマイクロプロセッサを使って実施することができる。また、当業者に明らかなように、本発明は、上記実施の形態に記載した技術に基づいて当業者により作成されるコンピュータプログラムを包含する。
また、本発明を実施するコンピュータをプログラムするために使用できる命令を含む記憶媒体であるコンピュータプログラム製品が本発明の範囲に含まれる。この記憶媒体は、フロッピー(R)ディスク、光ディスク、CDROM及び磁気ディスク等のディスク、ROM、RAM、EPROM、EEPROM、磁気光カード、メモリカードまたはDVD等であるが、特にこれらに限定されるものではない。
本発明に係る携帯電話機、ネットワークに接続された電話機間における複数の呼制御を行うことができる点で有用である。
本発明の一実施の形態に係る呼制御システムが適用されるネットワークの構成を示す図 上記実施の形態に係る呼制御システムのWWWサーバの構成を示すブロック図 上記実施の形態に係る呼制御システムのWWWサーバにおいて、ルーティング情報DBに登録されたデータの一例を示す図 上記実施の形態に係る呼制御システムのゲートキーパの構成を示すブロック図 上記実施の形態に係る呼制御システムのゲートキーパにおいて、データ管理部で管理される各種データの一例を示す図 上記実施の形態に係る呼制御システムにおいて、クライアントで発信元電話機及び発信先電話機を指定して通話を行わせる場合のシーケンス図 上記実施の形態に係る呼制御システムにおいて、WWWサーバからクライアントに送出される電話帳画面の一例を示す図 上記実施の形態に係る呼制御システムにおいて、WWWサーバからクライアントに送出される発信元番号指定画面の一例を示す図 上記実施の形態に係る呼制御システムを複数のネットワークに適用した場合のネットワークの構成を示す図 上記実施の形態に係る呼制御システムにおいて、クライアントで発信元電話機及び発信先電話機を指定して通話を行わせる場合のシーケンス図
符号の説明
101 クライアント端末(クライアント)
102 WWWサーバ
103 ゲートキーパ装置(ゲートキーパ)
104 ゲートウェイ装置(ゲートウェイ)
105,106 IP電話機
107 LAN(Local Area Network)
108,109 PHS端末
110 基地局
201 呼制御部
202 ルーティング部
203 電話帳管理部
204 WEBページ作成部
205 WEBサーバ部
206 電話帳連携呼制御部
207 ルーティング情報データベース(DB)
208 電話帳データベース(DB)
401 CPU
402 メモリ
403 ネットワークインタフェース
404 データ管理部
405 呼処理部
406 H.323制御部

Claims (14)

  1. WWWブラウザ機能を有するクライアント端末と、前記クライアント端末に対して発信先電話機及び発信元電話機を指定する画面を送出するWWWサーバと、前記WWWサーバ及び前記発信元電話機の電話番号データを登録するゲートキーパ装置と、を具備する呼制御システムであって、前記クライアント端末から前記発信先電話機及び発信元電話機の指定を含む発信要求を受け付けると、前記WWWサーバが前記ゲートキーパ装置を介して前記発信元電話機との間で擬似的に通話チャネルの設定を行い、前記通話チャネルが確立する前に当該発信元電話機に対して前記発信先電話機との間で通話チャネルの確立を行わせることを特徴とする呼制御システム。
  2. 前記WWWサーバは、前記発信元電話機との間で擬似的に通話チャネルの設定を行う際、前記ゲートキーパ装置との関係においてネットワーク上に配置された仮想の電話機として前記発信元電話機との通信を行うことを特徴とする請求項1記載の呼制御システム。
  3. 前記WWWサーバは、前記発信元電話機との間で擬似的に通話チャネルの設定を行った後、前記通話チャネルが確立する前に当該発信元電話機に対して前記発信先電話機に関する情報を通知し、前記発信元電話機は、当該情報に応じて前記発信先電話機との間の通話チャネルの設定を行うことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の呼制御システム。
  4. 前記WWWサーバは、前記発信先電話機の電話番号データを予め登録し、アクセスしてきた前記クライアント端末の利用者専用の前記発信先電話機を指定する画面を前記電話番号データに基づいて作成し、当該クライアント端末に送出することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の呼制御システム。
  5. 前記WWWサーバは、以前に発信要求を受け付けた前記クライアント端末の利用者の発信履歴データを記憶し、アクセスしてきた前記クライアント端末の利用者専用の前記発信先電話機及び発信元電話機を指定する画面を前記発信履歴データに基づいて作成し、当該クライアント端末に送出することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の呼制御システム。
  6. 前記クライアント端末の利用者から指定された前記発信元電話機の電話番号が前記ゲートキーパ装置に登録されていない場合、前記WWWサーバは、当該発信元電話機の電話番号データを登録しているゲートキーパ装置が存在するネットワーク上の他のWWWサーバに対して前記クライアント端末からの発信要求を転送することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の呼制御システム。
  7. 予め電話番号データを管理する電話帳管理部と、前記電話帳管理部内の電話番号データを用いて前記発信先電話機及び発信元電話機を指定する画面を作成するWEBページ作成部と、ブラウザ機能を有するクライアント端末の要求に応じて前記発信先電話機及び発信元電話機を指定する画面を送出する一方、前記クライアント端末から前記発信先電話機及び発信元電話機の指定を含む発信要求を受け付けるWEBサーバ部と、前記発信要求に応じて本サーバ装置と前記発信元電話機の電話番号データを登録するゲートキーパ装置を介して前記発信元電話機との間で擬似的に通話チャネルの設定を行い、前記通話チャネルが確立する前に当該発信元電話機に対して前記発信先電話機との間で通話チャネルの確立を行わせる呼制御部と、を具備することを特徴とするサーバ装置。
  8. 前記呼制御部は、前記発信元電話機との間で擬似的に通話チャネルの設定を行う際、前記ゲートキーパ装置との関係においてネットワーク上に配置された仮想の電話機として前記発信元電話機との通信を行うことを特徴とする請求項7記載のサーバ装置。
  9. 前記呼制御部は、前記発信元電話機との間で擬似的に通話チャネルの設定を行った後、前記通話チャネルが確立する前に当該発信元電話機に対して前記発信先電話機に関する情報を通知し、前記発信元電話機に対して前記発信先電話機との間で通話チャネルの設定を行わせることを特徴とする請求項7又は請求項8記載のサーバ装置。
  10. 前記WEBページ作成部は、アクセスしてきた前記クライアント端末の利用者専用の前記発信先電話機を指定する画面を前記電話帳管理部内の電話番号データに基づいて作成し、前記WEBサーバ部は、当該画面を当該クライアント端末に送出することを特徴とする請求項7から請求項9のいずれかに記載のサーバ装置。
  11. 前記電話帳管理部は、以前に発信要求を受け付けた前記クライアント端末の利用者の発信履歴データを記憶し、前記WEBページ作成部は、アクセスしてきた前記クライアント端末の利用者専用の前記発信先電話機及び発信元電話機を指定する画面を前記発信履歴データに基づいて作成し、前記WEBサーバ部は、当該画面を当該クライアント端末に送出することを特徴とする請求項7から請求項10のいずれかに記載のサーバ装置。
  12. 前記クライアント端末の利用者から指定された前記発信元電話機の電話番号が前記ゲートキーパ装置に登録されていない場合、前記呼制御部は、当該発信元電話機の電話番号データを登録しているゲートキーパ装置が存在するネットワーク上の他のサーバ装置に対して前記クライアント端末からの発信要求を転送することを特徴とする請求項7から請求項11のいずれかに記載のサーバ装置。
  13. ブラウザ機能を有するクライアント端末の要求に応じてWWWサーバから発信先電話機及び発信元電話機を指定する画面を送出し、前記WWWサーバで前記発信先電話機及び発信元電話機の指定を含む発信要求を受け付け、前記WWWサーバと前記発信元電話機との間で擬似的に通話チャネルの設定を行い、当該通話チャネルが確立する前に当該発信元電話機と前記発信先電話機との間で通話チャネルの確立を行うことを特徴とする呼制御方法。
  14. 前記WWWサーバで予め電話番号データを登録しておき、アクセスしてきた前記クライアント端末の利用者専用の前記発信先電話機を指定する画面を前記電話番号データに基づいて作成し、当該クライアント端末に送出することを特徴とする請求項13記載の呼制御方法。
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