JP2008125010A - Ip電話通信システム、ip電話通信方法、およびそのプログラム - Google Patents

Ip電話通信システム、ip電話通信方法、およびそのプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】インターネットに接続された各端末相互間におけるIP電話通信に際し、接続要求に対して通信元と通信先を示すアドレスポート情報が適切に割当てられるようにすること。
【解決手段】IP電話アプリケーションを用いてIP電話通信を行うシステムであって、一又は二以上の発信側情報端末およびインターネット50に接続されたゲートウェイ装置40を含むグループと、インターネット50に接続された受信側端末52とを備える。発信側情報端末は、ゲートウェイ装置40からIP電話アプリケーションを導入し受信側情報端末52に向けてIP電話接続要求を発信する。そして、ゲートウェイ装置40は、発信側と受信側の各端末相互間でIP電話呼を確立するに必要なアドレスポート情報をIP電話アプリケーションに割当てる機能と、発信側情報端末の発信するIP電話接続要求を受信して送信元と送信先のアドレスポート情報を適切に変換して転送する機能とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、異なる通信網に接続された情報端末の間でIP電話アプリケーションが実行されることによりIP電話通話が行われることを可能とするIP電話通信システム、IP電話通信方法、およびそのプログラムに関する。
一般の加入電話網であるPSTN(Public Switched Telephone Network:公衆交換電話網)では、電話会社などに設置された交換機やPBXなどを介して電話番号や内線番号をダイヤルすることにより相手先に接続し通話を行う音声通話サービスが実現されている。
近年、これまでデータ通信に利用されてきたネットワーク使用効率の高い既存のIP(Internet Protocol)ネットワーク(以下「IP網」という)で音声データを通信することにより、前述の加入電話システムと同等の音声通話を可能とするIP電話通信が普及してきている。
IP網で通信される情報は、パケット情報と呼ばれる単位に分割され、ルータやゲートウェイといったネットワーク機器を経由して送受信される。ルータやゲートウェイでは、パケット情報に付加されたアドレス情報に基づいて、パケット情報の通信経路を判断して互いに転送などを行う。
これにより、回線の使用効率が高く、通信コストの低い既存のIP網インフラで、大規模なシステム変更を伴うことなく音声通話サービスが実現されている。
一方、情報端末の処理速度向上に伴い、IP網を介してテレビ電話、ビデオチャット、テレビ会議、インスタントメッセンジャー等、音声や映像の交換などを行うリアルタイム性が要求される様々なアプリケーションが普及してきている。
これにより、IP電話通信機能は、通常の電話器だけでなく、コンピュータや携帯端末等の通信端末にアプリケーションプログラムとして実装されることにより、他のアプリケーションやサービスと同時並行して利用される場面が多くなっている。
しかしながら、こういったIP電話アプリケーションは、通常ユーザが事前に申し込むか又は購入したアプリケーションプログラムをコンピュータへ予めインストールした上で、IP電話通信の発着信を行うに際しては、常にそのアプリケーションを実行状態にしておかなければならない。
この課題を解決するため、従来例にあっては、図16に示されるように、公衆網であるインターネット650と、このインターネット650に接続されたWebサーバ610と、このWebサーバ610にアクセス可能な形でインターネット650に接続された通信端末601乃至604とを備えている。前述したWebサーバ610は、リンク615を備えた通信先Webページ631を有するIP電話通信ネットワークを構成している。
このリンク615は、前記各通信端末601乃至604に指定されることにより、IP電話アプリケーションが起動され、指定した前記各通信端末601乃至604に対して導入されるように設定されている。
このネットワーク構成にあって、前記各通信端末601乃至604がWebサーバ610の有する通信先Webページ631を取得し、この通信先Webページ631に設定されたリンク615を指定することにより、IP電話アプリケーションを前記各通信端末601乃至604にダウンロード及びインストールされる。次いで、このインストールされたIP電話通信機能(アプリケーション)が実行され、これにより、インターネット650を介して(前記各通信端末601乃至604の間で)相互にIP電話通信が可能なIP電話通信システムが確立されている(特許文献1)。
又、この特許文献1にあって、図17には、他の従来例が開示されている。
この図17に示す他の従来例では、複数の各通信端末601乃至603とWebサーバ610とが相互に並列接続されている。Webサーバ610は、前記リンク615を有する通信先Webページ631を備えている。そして、前述した各通信端末601乃至603とWebサーバ610との共通した入出力線が、ゲートウェイ装置740を介してインターネット650に接続されている。ここで、並列された複数の各通信端末601乃至603とこれに並列接続されたWebサーバ610から成るグループと、これらのグループに直列接続されたゲートウェイ装置740とにより、ローカルネットワーク720が構成されている。
即ち、前述したローカルネットワーク720とインターネット650とがゲートウェイ装置740を介して接続され、これにより、前述した通信端末601乃至603が、インターネット650に接続された相手方通信端末752とのIP電話通信を行うことを可能とするIP電話通信システムが構成されている。
そして、上述した図16,図17の何れの従来例においても、図18のフローチャートに示すように、IP電話通信の開始にあたっては、発信側端末が、通信先の受信側端末に向けて接続要求メッセージを発する発信動作を行う。
これを更に詳述すると、まず、通信端末601のユーザは、予めこの通信端末601 の備えた閲覧ソフトを利用して、Webサーバ610の有する通信先Webページ631をダウンロードして表示すると共に、この通信先Webページ631に示されるリンク615を指定する(ステップS801)。次いで、予めリンク615に結合されて設定された通信先に対し接続要求を発信する機能を前記発信側端末に実行させるIP電話アプリケーションが、ダウンロードされる(ステップS802)。続いて、このIP電話アプリケーションは、前記発信側端末に自動的にインストールされる(ステップS803)。最後に、このIP電話アプリケーションは自動的に実行されることにより、接続要求メッセージが通信先に向けて自動発信される(ステップS804)。
つまり、ここでは通信端末601のユーザが、Webサーバ610からダウンロードして取得した通信先Webページ631に設定されたリンク615を指定するという、一つのクリック動作で、前述のような煩わしい作業を行うことなくIP電話通信を開始することを可能にしている。
ところで、図17に開示されたネットワーク構成は、例えば、個人住宅及び小規模事務所等に設置される通信機器や情報端末からなるローカルネットワーク720が、一般に複数のネットワークインターフェイスを持つゲートウェイやブロードバンドルータなどの通信機器(以下「ゲートウェイ装置740」という)を介して、インターネット650との通信を行う一般的な形態である。
このようなネットワーク構成にあって、ゲートウェイ装置740は、インターネット750への接続をサービスとして提供するインターネット接続事業者(ISP:インターネット・サービス・プロバイダ)により単一のグローバルIPアドレス(以下「外部アドレス」という)が割り当てられるのが一般的である。
又、ローカルネットワーク720を構成する前記各通信端末やゲートウェイ装置740は、ローカルネットワーク720におけるアドレス体系に基づいてそれぞれの装置を識別するプライベートIPアドレス(以下「内部アドレス」という)を有する。前記ゲートウェイ装置720や通信端末601乃至603は、前記単一の外部アドレスを共有して使用することでインターネットへアクセスを行う。
そこで、前記ゲートウェイ装置740には、このゲートウェイ装置740に接続されローカルネットワーク720を構成する各通信端末601乃至603がインターネット750へパケット情報を送出するにあたって、このパケット情報に含まれる前記内部アドレスと外部アドレスとを、通信が行われるネットワークに応じて相互に変換するネットワークアドレス変換(NAT:Network Address Translation)機能が一般に装備されている。
これにより、ゲートウェイ装置740に接続される通信端末601乃至603が、インターネット750に接続される情報端末752との間で通信を行うことを可能にしている。
更に、IP電話通信をはじめ前述のテレビ電話、ビデオチャット、テレビ会議、インスタントメッセンジャー等ネットワークを介して通信を行う情報端末同士がサーバを介すことなく1対1の対等な立場で通信を行うピアツーピア(peer to peer)と呼ばれるネットワーク形態においては、相互に通信されるパケット情報の始点(送信元)と終点(宛先)とを特定するために端末装置をアドレス指定するIPアドレスを使用する以外に、IPの上位プロトコルである伝送制御プロトコル(TCP:Transmission Control Protocol)あるいはユーザデータグラムプロトコル(UDP:User Datagram Protocol)のポート番号が使用される。
これにより、ポート番号を使ってローカルネットワークにおける通信端末の識別を行うことができるので、複数の通信端末が同時にアプリケーションを用いて通信を行っても、各通信端末は独立してアプリケーションを実行できる。
前記ゲートウェイ装置740は、複数の通信端末601乃至603がそれぞれの内部アドレスおよびポート番号と同一のグローバルIPアドレスおよびポート番号とを相互変換するネットワークアドレス・ポート変換(NAPT:Network Address Port Translation)を行うNAPT機能を備えている。このNAPT機能が実行されることにより、ゲートウェイ装置740に接続されて同一ローカルネットワークを構成する複数の通信端末601乃至603が、単一のグローバルアドレスを共有して通信を行うことが可能となる。
ところで、上記のような機能を有するゲートウェイ装置や通信機器をベースとしてゲートウェイ装置同士が接続されて構成されるIP網の特徴は、遠距離であってもゲートウェイやルータを介して端末同士が接続されていれば、端末同士の通信が可能であるという点、又、ネットワークの使用効率が高いという点等である。
しかしながら、2点間の距離が離れていたり、IP網が混み合った状態にあると、通信されるパケット情報の遅延が発生したり、途中で消えてしまうといったことが起こる可能性が出てくる。
これは、IP電話など品質が重視されるリアルタイムの音声通話では大きな問題である。そのため、音声データの通信を制御するために、通常のプロトコルであるTCP/IPに加えて、特別なプロトコルのセットを利用する必要がある。
そこで、前述したTCPやUDP以外に、UDPをベースにした上位プロトコルであるSIP(Session Initiation Protocol)やRTP(Realtime Transport Protocol)といったアプリケーションプロトコルを組み合わせることにより、IPベースの音声伝達が実現されている。
このUDPをベースにした上位プロトコルであるSIPは、通話相手の特定や呼び出しなど発着信の制御を行い、通話相手同士を相互につないでセッション(呼)を確立する呼制御を行なうためのプロトコルである。又、前記RTPは、IP網において通信されるパケット情報を送信する際に、タイムスタンプの情報を付加することにより受信側で再生の同期を取ることを可能にする等、リアルタイムで音声や動画像のデータを通信するためのプロトコルであり、現在ISPなどによって提供されている多くのIP電話サービスにおける呼制御ではSIPが採用されている。
そのため、IP電話通信の行われるIP電話網やIP網に、IP電話の通話相手を特定し、呼び出しを行うなどの発着信に係る制御や発着呼を管理するSIPサーバやSIPによる通信の中継や転送を行うSIPプロキシサーバが装備されることにより、IP電話通信が実現されている。
特表2002−524976
ところで、前述した従来例を示す図16の構成にあっては、前記通信端末同士によってIP電話通信が実行されるたびに、Webサーバ610からIP電話通信を開始しようとする通信端末へIP電話アプリケーションのダウンロードが行われている。
ここで、例えば通信端末601が、他の多くの通信端末によって構成されるローカルネットワークに接続されている場合、このローカルネットワークとWebサーバ装置610との間のアクセス回線でトラフィックが高まり輻輳が発生するという不都合が生じ得る。
又、同一ローカルネットワーク内の通信端末同士でIP電話アプリケーションを用いた内線通話が行われる場合においても、前記ローカルネットワークの外部ネットワークであるインターネット650に接続されたWebサーバ610を経由しなければ内線通話を行うことができない。つまり、ここにおいても上述と同様のトラフィックの問題が発生する不都合が生じ得る。
更には、Webサーバ装置610は、インターネット650に接続されるすべての情報端末からアクセス可能であることから、通信先Webページ631の改ざん、ウィルスプログラム等によるWebサイト攻撃、情報漏えい問題等に対するWebサーバ610のセキュリティ対策が課題となる。
又、前述した従来例の図17に示される構成にあっては、ローカルネットワーク720に接続された通信端末601乃至603それぞれが、同時間帯にIP電話通信を行う場合、前記IP電話アプリケーションを実行するにあたって、それぞれの通信端末が利用するポート番号が重複して割当てられることが起こり得る。これにより、通信先の端末に向けて接続要求メッセージの発信を行うことができないという不都合が生じる。
これは、IP電話アプリケーションの提供を行うWebサーバ610に、提供したIP電話アプリケーションが実行されるのに先立ち、各通信端末で実行されるIP電話アプリケーションにポート番号を一元的に割当て管理する機能がないために生じ得る。
又、例えば、前記IP電話アプリケーション自体に、発信される接続要求メッセージ(以下「接続要求」という)に対するアドレスポート変換を実行する機能を組込んだ場合においても、複数の通信端末でIP電話アプリケーションが同時に利用される場面では、上記と同様の不都合が起こり得る。
つまり、ローカルネットワーク内の各情報端末上でIP電話アプリケーションが分散的に実行される場合、割当てられるポート番号が重複することにより通信を行うことができないという不都合が生じ得る。
更に、この場合、ダウンロードされるIP電話アプリケーションの容量が大きくなり、これを実行する発信側情報端末にかかる負荷や、ローカルネットワーク内の回線のトラフィックが大きくなってしまうといった不都合が生じ得る。
トラフィックが増大すると、データ通信速度が低下して、伝送遅延が発生することが多くなり、リアルタイムの音声通信にとって致命的な不都合が生じる。
又、多数の通信端末により構成されるローカルネットワークに接続されたゲートウェイ装置では、ローカルネットワーク内の通信端末が、IP電話アプリケーションを実行する場合、ゲートウェイ装置にかかる機能的負担が大きくなるという不都合が起こり得る。
更に、例えば、図17に示されるような個人住宅及び小規模事務所等に設置される一般的なネットワーク形態に、適切なアドレスポート変換機能を実装する別の装置(例えばNATデバイスなど)や機構を新たに設置することを考えると、この場合、ネットワーク構成全体にかかる大幅な変更を行う必要が生じ得る。
このような場合、ネットワークに関してユーザの手動による設定が必要となり得る他、ユーザにかかる負担や全体的な通信コストが大きくなるという不都合が生じ得る。
又、図16、図17の何れの従来例にあっても、Webページに設定されたリンクに結合して設定された電話番号等の通信先情報は、サーバ管理者によって設定されなくてはならないため、発信情報端末ユーザは個人情報である通信先情報をサーバ管理者に知らせなければならず、セキュリティの問題が生じ得る他、ユーザのIP電話通話を行いたい相手をリアルタイムに指定することができない。つまり、予め設定された相手としかIP電話通話を行うことができないという不都合がある。
[発明の目的]
本発明は、上記従来例の有する不都合を改善し、特に発信側の通信端末がIP電話通信を開始するにあたって、送信する接続要求に通信元および通信先を示すアドレスポート情報が適切に割当てられるようにしたIP電話通信システム、IP電話方法、及びIP電話通信プログラムを提供することをその目的とする。
上記目的を達成するために、本発明にかかるIP電話通信システムでは、第1のアドレス体系を有するローカルネットワークを構成する一または二以上の発信側情報端末と第2のアドレス体系を有するインターネットに接続された受信側情報端末とを備え、IP電話アプリケーションを利用して前記発信側と受信側との各情報端末相互間でIP電話通信が行われるように構成されたIP電話通信システムであって、前記発信側情報端末は、第1のアドレスポート情報を有し、前記IP電話通信の開始に先立って予め設定されたWebページを介してIP電話アプリケーションを導入し実行するアプリケーション導入実行機能を有し、前記ローカルネットワークと前記インターネットとの接続点に、第2のアドレスポート情報を有し、且つ前記インターネットから前記ローカルネットワークへ向かう通信を遮断するゲートウェイ装置を装備すると共に、このゲートウェイ装置に前記Webページが設定されている。
そして、前述したゲートウェイ装置が、前記発信側情報端末からの要求に対して前記Webページを提供するWebページ提供機能と、このWebページを利用して送り込まれるアプリケーション要求に対して前記IP電話アプリケーションを提供すると共に当該IP電話アプリケーションに前記第2のアドレスポート情報を割当てるアプリケーション提供機能と、前記発信側情報端末が発信するIP電話接続要求を受信して当該IP電話接続要求の有する前記第1のアドレスポート情報を前記第2のアドレスポート情報に変換すると共に前記受信側情報端末に向けて転送する接続要求変換転送機能とを有する、という構成を採っている(請求項1)。
これにより、ゲートウェイ装置の有する、通信先の示されたWebページを提供する機能と、通信の確立に必要なアドレス情報を割当てたIP電話アプリケーションを提供する機能とが、連動して有効に機能して、発信側情報端末から発信される接続要求に通信元および通信先のアドレスポート情報が適切に割当てられると共に、このアドレスポート情報はゲートウェイ装置により一元的に管理される。このため、ローカルネットワークの複数の発信側端末が同時にIP電話アプリケーションを利用しても、それぞれが安定したIP電話通信を行うことができる。又、外部アドレス情報が、アプリケーション実行に先立って割当てられることから、ゲートウェイ装置におけるNAPT機能(ネットワークアドレスポート変換機能)の実行にかかる負担を軽減することができる。
ここで、前記ゲートウェイ装置については、IP電話通信先を示す前記Webページと当該Webページに結合されて予め通信先が設定された前記IP電話アプリケーションとを備えた記憶部と、当該記憶部に併設され前記Webページ提供機能およびアプリケーション提供機能を有するWebサーバと、前記発信側情報端末が発信する前記IP電話接続要求の有する第1のアドレスポート情報を前記割当てられた第2のアドレスポート情報に変換するアドレス情報変換機能を有する制御手段とを備え、この制御手段に前記送信側情報端末から発信された前記IP電話接続要求を受信すると共に一時的に保持するレジスタを併設した構成としてもよい(請求項2)。
これにより、WebページおよびIP電話アプリケーションを提供するWebサーバの機能とゲートウェイ装置のNAPT機能とが連動して動作することにより、通信されるパケット情報に対する処理を迅速化すると共にセキュリティの高い安定したIP電話通信を行うことができる。
又、前記インターネットに、前記ゲートウェイ装置から転送される前記IP電話接続要求を受信すると共に当該IP電話接続要求を前記受信側情報端末へ送信するSIPサーバを備え、このSIPサーバは、前記IP電話接続要求に含まれる前記通信先識別情報に基づいて通信先のアドレス情報を特定するアドレス情報特定機能(A)と、前記IP電話接続要求および前記IP電話接続応答を中継することにより前記発信側および受信側情報端末の間にIP電話呼を確立し制御するIP電話呼制御機能(A)とを有する構成としてもよい(請求項3)。
これにより、SIPサーバにより情報端末同士のIP電話セッションの開始が制御される。このため、情報端末およびゲートウェイ装置のIP電話通信にかかる負担を軽減することができる。
又、前記記憶部に前記IP電話接続要求に含まれる前記第1と第2の各アドレスポート情報を相互に係合した係合アドレス情報を格納する係合アドレス記憶手段を備え、前記制御手段は、前記受信側情報端末から送られてくるIP電話接続応答に対し、当該IP電話接続応答に含まれるアドレスポート情報と前記係合アドレス記憶手段に格納された係合アドレス情報との一致の可否を判定し、一致した場合に前記IP電話接続応答を前記送信側情報端末に転送する通信選択制御機能を備えた構成としてもよい(請求項4)。
これにより、インターネット側からローカルネットワーク内への通信やアクセスについて、セキュリティの高いシステムが構成される。
更に、前記発信側情報端末は、前記ゲートウェイ装置の備える前記Webサーバに前記Webページを要求すると共に提供された前記Webページに示される前記IP電話通信先を指定することにより前記IP電話アプリケーションを要求する閲覧手段と、この閲覧手段に併設され前記提供されたWebページおよびIP電話アプリケーションを格納する格納手段と、前記格納されたIP電話アプリケーションを導入するIP電話導入手段とを備え、このIP電話導入手段は、前記IP電話アプリケーションを実行して前記IP電話通信先に向けて前記IP電話通信要求を送信する前記アプリケーション導入実行機能を備えた構成としてもよい(請求項5)。
これにより、IP電話通信機能を備えていない情報端末に、IP電話通信を行う機能をWebページを介して容易に導入し実行させることを可能にする。
更に、前記ローカルネットワークに予め設けられた複数の発信側情報端末の内の一の発信側情報端末が他の発信側情報端末をIP電話通信先とするIP電話接続要求を出力した場合に作動し、前記一の発信側情報端末から送られるIP電話接続要求を前記他の発信側情報端末に向けて転送制御するIP電話内線中継機能を、前記ゲートウェイ装置の制御手段が備えた構成としてもよい(請求項6)。
これにより、インターネットへのアクセス回線のトラフィックを高めることなくIP電話アプリケーションを利用して内線通話を行うことができる。
ここで、前記発信側情報端末については、前記ゲートウェイ装置の備える記憶部に予め設定されたユーザ情報登録ページを要求し取得する登録ページ取得機能と、このユーザ情報登録ページを介して前記発信側情報端末のユーザ識別情報の登録を行うユーザ情報登録機能とを備え、前記Webサーバが、前記発信側情報端末に前記通信先情報を示すWebページを提供するか否かを前記登録されたユーザ識別情報に基づき判断するユーザ認証機能を備えた構成としてもよい(請求項7)。
これにより、IP電話通信の利用について発信側情報端末のユーザを認証し限定することでセキュリティを高めることができる。
又、前記発信側情報端末は、前記ゲートウェイ装置の備える記憶部に予め設定された通信先情報登録ページを要求し取得すると共に当該通信先情報登録ページを介して通信先識別情報の登録を行う通信先情報登録機能を有し、前記ゲートウェイ装置の備える前記Webサーバは、前記通信先識別情報と前記IP電話アプリケーションとが結合された前記Webページを設定するWebページ設定機能と、前記発信側情報端末からの要求に応じて前記Webページに設定された前記通信先情報のリストを生成すると共に当該リストを前記発信側情報端末に提供する通信先リスト提供機能とを備えた構成としてもよい(請求項8)。
これにより、発信側情報端末のユーザ自身がIP電話アプリケーションの起動に利用するWebページの設定および管理を行うことができる。
更に、前記ゲートウェイ装置内については、前記インターネットと接続され前記発信側情報端末から送られるIP電話接続要求を前記SIPサーバに転送するSIP転送手段を設け、このSIP転送手段が、前記アドレス情報特定機能(A)およびIP電話呼制御機能(A)と同等に機能するアドレス情報特定機能(B)および前記IP電話呼制御機能(B)を備えた構成としてもよい(請求項9)。
これにより、ゲートウェイ装置から直接受信側情報端末のアドレス情報を取得すると共にこのアドレス情報に向けて接続要求の送信を行うことができる。
又、本発明にかかるIP電話通信方法は、ローカルネットワークの一部を構成し第1のアドレス情報を有する一又は二以上の発信側情報端末が、前記ローカルネットワークの他の一部を構成すると共にインターネットに接続され且つ第2のアドレス情報を有するゲートウェイ装置と、前記インターネットに接続されIP電話通信先のアドレス情報の特定を行うSIPサーバとを介して、前記インターネットに予め接続された受信側情報端末と相互にIP電話通信を行うIP電話通信方法であって、前記発信側情報端末が、前記ゲートウェイ装置から取得したWebページを介して当該ゲートウェイ装置に対してIP電話アプリケーションを要求するアプリケーション要求工程と、前記要求に対応して前記ゲートウェイ装置から前記発信側情報端末に対して第2のアドレス情報が割り当てられた前記IP電話アプリケーションが導入されるIP電話アプリケーション導入工程と、前記導入されたIP電話アプリケーションを実行することにより前記受信側情報端末に向けてIP電話接続要求を発信する接続要求発信工程、前記ゲートウェイ装置が、前記IP電話接続要求を受信し当該IP電話接続要求に割当てられた第1のアドレス情報を第2のアドレス情報に変換すると共に予め設定された前記SIPサーバに転送する接続要求変換転送工程、前記SIPサーバが、前記IP電話接続要求の内容に基づき前記受信側情報端末のアドレス情報を特定すると共に前記IP電話接続要求を前記受信側情報端末に送信するアドレス特定送信工程を有することを特徴とする(請求項10)。
これにより、IP電話通話を行うにあたって、通信されるパケット情報に含まれるアドレス情報を安定して制御することができる。
又、本発明にかかるIP電話通信方法は、ローカルネットワークの一部を構成し第1のアドレス情報を有する発信側情報端末が、前記ローカルネットワークの一部を構成し且つインターネットに接続されると共に第2のアドレス情報とIP電話通信先のアドレス情報を特定するSIP転送手段とを有するゲートウェイ装置を介して、前記インターネットに予め接続された受信側情報端末と相互にIP電話通信を行うIP電話通信方法であって、
前記発信側情報端末が、前記ゲートウェイ装置から取得したWebページを介してIP電話アプリケーションを要求するアプリケーション要求工程、前記要求に対して前記第2のアドレス情報が割り当てられたIP電話アプリケーションが導入されるIP電話導入工程、前記導入されたIP電話アプリケーションを実行することにより前記受信側情報端末に向けてIP電話接続要求を発信する接続要求発信工程、前記ゲートウェイ装置が、前記IP電話接続要求を受信し当該IP電話接続要求に割当てられた第1のアドレス情報を第2のアドレス情報に変換する接続要求変換工程、前記SIP転送手段が、前記変換されたIP電話接続要求の内容に基づき受信側情報端末のアドレス情報を特定し前記IP電話接続要求を当該アドレス情報に向けて送信する接続要求送信工程を有することを特徴とする(請求項11)。
このようにしても、IP電話通話を行うにあたって、通信されるパケット情報に含まれるアドレス情報を安定して制御することができる。更に、サーバ装置を介することなく発信側および受信側情報端末でIP電話通話呼を確立し制御することができる。
更に、本発明にかかるIP電話通信プログラムでは、ローカルネットワークの一部を構成し第1のアドレス情報を有する発信側情報端末とインターネットに接続された受信側情報端末との間で、前記ローカルネットワークの一部を構成すると共に前記インターネットと接続され第2のアドレスポート情報を有するゲートウェイ装置を介してIP電話アプリケーションを利用したIP電話通信を行うにあたって、前記発信側情報端末からの要求に応じて通信先情報を示すWebページを提供するWebページ提供機能、前記発信側情報端末から前記Webページを利用して送られる要求に対して前記IP電話アプリケーションを提供すると共に当該IP電話アプリケーションに前記第2のアドレスポート情報を割り当てるアプリケーション提供機能、前記発信側情報端末から発信される接続要求を受信すると共に当該接続要求のアドレスポート情報を前記第2のアドレスポート情報に変換するアドレスポート変換機能、前記受信側情報端末に向けて前記接続要求を送信する接続要求送信機能をコンピュータに実行させることを特徴としている(請求項12)。
これにより、IP電話通信を開始するにあたって通信される情報に適切なアドレスポート情報が割当てられると共に適切に変換される。このため、IP電話通信呼の確立を適切に且つ迅速に行うことができる。
又、前記発信側情報端末から発信されるIP電話接続要求を受信すると共に当該IP電話接続要求に含まれる前記発信側情報端末のアドレスポート情報と前記第2のアドレスポート情報とを係合して記憶する係合アドレス記憶機能、前記受信側情報端末から送り込まれるIP電話接続応答に含まれるアドレスポート情報と前記係合アドレス記憶機能が実行されることにより記憶されたアドレスポート情報との一致の可否を判定し、一致する場合、前記IP電話接続応答を前記発信側情報端末に転送する通信選択制御機能をコンピュータに実行させるようにしてもよい(請求項13)。
これにより、ゲートウェイ装置は、インターネットからローカルネットワークへのアクセスに対するセキュリティを高めると共に発信側端末から発信されるIP電話接続要求によって開始されるIP電話通信については、安定して制御することができる。
更に、前記IP電話接続要求の内容に基づいて通信先のアドレス情報を特定する通信先アドレス特定機能をコンピュータに実行させるようにしてもよい(請求項14)。
これにより、インターネット上に設置されたSIPサーバを経由することなく通信先との間にIP電話呼を確立できる。このため、より迅速にIP電話通信を開始することができる。
又、本発明にかかるIP電話通信プログラムでは、ローカルネットワークの一部を構成し第1のアドレス情報を有する発信側情報端末とインターネットに接続された受信側情報端末との間で、前記ローカルネットワークの一部を構成すると共に前記インターネットと接続され第2のアドレスポート情報を有するゲートウェイ装置を介してIP電話アプリケーションを利用したIP電話通信を行うためのIP電話通信プログラムにおいて、前記ゲートウェイ装置に対して通信先の示された前記Webページを要求し取得するWebページ取得機能、前記Webページを介して通信先を指定することにより前記IP電話アプリケーションを取得および導入すると共に当該IP電話アプリケーションを実行することにより前記受信側情報端末に向けてIP電話接続要求を発信するアプリケーション導入実行機能をコンピュータに実行させるようにしてもよい(請求項15)。
これにより、予めIP電話通信機能を備えていない情報端末が、IP電話通信を行うことを可能にする。
本発明は以上のように構成され機能するので、これによると、アドレス体系の異なるローカルおよびグローバルネットワークに接続され通信を中継するゲートウェイ装置に、前記ローカルネットワークに接続された一又は二以上の発信側端末それぞれにIP電話通信機能を実行させるIP電話アプリケーションと当該IP電話アプリケーションを提供するためのWebページとを備える構成としたので、前記ゲートウェイ装置は、発信側情報端末からWebページを介して通信先を指定されると共に当該ゲートウェイ装置の有するアドレス情報を割当てたIP電話アプリケーションを要求に応じて提供できる。これにより、このIP電話アプリケーションを実行することにより前記発信側端末から発信される接続要求の通信元および通信先のアドレスポート情報が一元的且つ適切に割り当てられる。このため、前記ゲートウェイ装置におけるアドレス変換機能の実行にかかる負担を軽減することができると共に安定してIP電話呼を確立することが可能となるという従来に無い優れたIP電話通信システム、IP電話通信方法、IP電話通信プログラムを提供することができる。
[実施形態]
次に、本発明の一実施形態を、添付図面に基づいて説明する。
本実施形態は、図1に示すように、IP電話通信を開始する発信側情報端末(以下「発信側端末」という)10,12,14,16および当該発信側端末10,12,14,16に接続されたゲートウェイ装置40を含んで構成されるローカルネットワーク20と、このゲートウェイ装置40が接続される公共網としてのインターネット50と、このインターネット50に接続された受信側情報端末(以下「受信側端末」という)52とを備えている。更に、この受信側端末52は、インターネット50に接続して設置されたSIPサーバ51と接続された状態となっている。つまり、前記ローカルネットワーク20と前記インターネット50の2つのネットワークがゲートウェイ装置40を介して接続されることにより、各発信側端末10,12,14,16と受信側端末52とが、相互に通信することが可能となっている。
ゲートウェイ装置40は、上述のネットワーク構成において、インターネット50側からのアクセスを遮断するファイアウォール機能を有する。
又、ローカルネットワーク20からインターネット50へ送られるパケット情報に対してネットワークアドレス・ポート変換を行うネットワークアドレスポート変換機能(以下「NAPT機能」という)を有する。これにより、アドレス体系の異なるローカルネットワーク20とインターネット50とを介して通信されるパケット情報のアドレスポート情報を、通信されるネットワークに適合させて変換することができる。
更に、これにより、ローカルネットワーク20の一部を構成する発信側端末10,12,14,16それぞれのアドレス情報は、ゲートウェイ装置40を介したインターネット50側から直接指定することができない構成となる。このため、インターネット50側から発信側端末10,12,14,16を通信先として指定した不正なアクセスやウィルスによる攻撃等に対してセキュリティの高いローカルネットワークを構成することを可能にしている。
ここで、ローカルネットワーク20は、その内部で使用されるローカルアドレス体系を有し、インターネット50はグローバルに使用されるグローバルアドレス体系を有する。本発明に関して、ローカルアドレス体系は第1のアドレス体系に対応し、グローバルアドレス体系は第2のアドレス体系に対応する。
又、発信側情報端末10,12,14,16および受信側情報端末52は標準のコンピュータでもよいが、これに限定されない。IP(Internet Protocol)ベースのアドレス情報を使用してコンピュータネットワークに接続されるその他の種類のコンピュータ装置又は電話機でもよい。更に、図1では、本発明をより良く説明するために、受信側端末52はインターネット50に直接接続された端末として図示されている。
この構成において、前記発信側端末10は受信側端末52とIP通信呼(セッション)を開始しようとする。
ここで、発信端末10,12,14,16は、ローカルネットワーク20の一部を構成すると共にインターネット50に接続された受信側端末52と通信を行う同等の機能を有する情報端末である。このため、本実施形態では、この発信側端末10,12,14,16のうち発信側端末10の動作について記述するが、発信側端末12,14,16においても同等に動作するものとする。
図2は、IP電話通信呼の開始にあたって、発信側端末10、ゲートウェイ装置40、SIPサーバ51および受信側端末52の間で行われる通信について時間上で概略的に示した通信シーケンスチャートを示す。
IP電話通信呼を開始するに先立ち、まず発信側情報端末10は、通信先の示された通信先Webページ31を要求するWebページ要求30をゲートウェイ装置40に送信する。具体的には、予め備えた閲覧ソフトを用いて通信先Webページ31のファイル位置(例えば、URLなど)を指定することによりWebページの要求メッセージ30を送信する。
Webページ要求30を受信したゲートウェイ装置40は、このWebページ要求30に応じて通信先Webページ31を発信側端末10に向けて送信する。
ここで、発信側端末10に提供された通信先Webページ31は、発信側端末10で閲覧ソフトを用いて表示される。表示された通信先Webページ31は、図3に示されるように、通信先を示すリンク311乃至316を示す。
発信側端末10では、この表示した通信先Webページ31上において通信先を示すリンク311乃至316の何れかが指定されることにより、ゲートウェイ装置40に向けてアプリケーションを要求するメッセージ(アプリケーション要求32)を送信する。
アプリケーション要求32を受信したゲートウェイ装置40は、指定された通信先に向けてIP電話接続要求(以下「接続要求」という)を発信するように設定されたIP電話アプリケーション33を発信側端末10に返信する。
発信側端末10がIP電話アプリケーション33を受信すると共に当該IP電話アプリケーションは、発信側端末10に自動的にインストールされ実行される。この実行により接続要求34が発信される。
ゲートウェイ装置40は、この接続要求34を受信した後、当該接続要求34に対してアドレスポート変換機能を実行すると共に接続要求35としてSIPサーバ51へ転送する。
SIPサーバ51は、接続要求35を受信した後、受信側端末52の通信先アドレス情報を特定すると共に受信側端末52へ向けて接続要求36を転送する。
受信側端末52は、接続要求36を受信し応答することにより、SIPサーバ51に接続応答37を返信する。
IP電話接続要求37を受信したSIPサーバ51はゲートウェイ装置40へ向けてIP電話接続応答38として転送する。
ゲートウェイ装置40はこの接続応答38を受信すると共に接続応答39として発信側端末10に転送する。
これにより、IP電話セッションが確立され、IP電話通信が開始される。
尚、上記IP電話セッション開始にあたっての通信動作については、後で詳説する。
次に、ゲートウェイ装置40の典型的な構成は、図4のブロック図に示すように、発信側端末10がIP電話通信を行うことを可能にするIP電話アプリケーション33と、IP電話の通信先を示す通信先Webページ31とを記憶している記憶部43と、この記憶部43に接続され前記通信先Webページ31とIP電話アプリケーション33とを要求に応じて発信側端末10に提供するWebサーバ42と、このWebサーバ42に接続されゲートウェイ装置40の動作全体の制御を行う制御手段41と、この制御手段41に接続されゲートウェイ装置40を介して通信されるパケット情報を受信すると共に一時的に保持するレジスタ44と、制御手段41に接続され発信側端末10から送り込まれる接続要求に含まれるアドレスポート情報を記憶する係合アドレス記憶手段45とを備えている。
更に、このゲートウェイ装置40は、レジスタ44およびインターネット50へのアクセス回線に接続されて、発信側端末10から送り込まれた接続要求を受信側端末52に向けて転送するSIP転送手段46とを備えている。
又、ローカルネットワーク20に接続され、Webページ要求30及びアプリケーション要求32を受信する入力21と前記発信側端末10から送り込まれる接続要求34を受信する入力23とを有する。
更に、ローカルネットワーク20に接続され、前記発信側端末10に通信先Webページ31及びIP電話アプリケーション33が送信される出力22と受信側端末52から送られた接続応答39が前記発信側端末10に向けて送信される出力24とを有する。
又、インターネット50に接続され、前記SIPサーバ51に向けて接続要求35が送られる出力25と前記受信側端末52から送信された接続応答38が前記SIPサーバ51を介して送りこまれる入力26とを有する。
ここで、通信先Webページ31は、ゲートウェイ装置40の備える記憶部43に格納されたファイルであって、前記発信側端末10からの要求に対してこのファイルが複製され通信先Webページ31として提供される。発信側端末10に提供された通信先Webページ31は、発信側端末10で閲覧ソフトを用いて表示される。
表示された通信先Webページ31は、図5に示されように、通信先を示すリンク311乃至316を示すと共にそれぞれのリンクは通信先識別情報およびIP電話アプリケーション33に結合され設定されている。
前記それぞれのリンクは、発信側端末10のユーザが指定することにより、ゲートウェイ装置40に向けてIP電話アプリケーション33を要求するメッセージ(アプリケーション要求32)が送信される。ゲートウェイ装置40は、このアプリケーション要求32を受信すると、指定された通信先の設定されたIP電話アプリケーション33を、発信側端末10に提供する。これにより、発信側端末10にはIP電話アプリケーション33がダウンロードされる。
尚、通信先Webページ31に設定されたリンクを指定する方法について、一般的には発信側端末10のユーザが、閲覧ソフトを利用することにより画面上に表示された通信先Webページ31のリンクを、ポインタを用いてクリックする動作により行われるが、これに限定されない。
又、ダウンロードされるIP電話アプリケーション33に設定される通信先識別情報は、IPアドレスおよびポート番号、電話番号、SIP URI、等であり、以下で説明する通信先登録ページ61を介して発信側端末10から通信先Webページ31に対してこれら通信先識別情報に適合されたリンクを設定することが可能である。尚、前記通信先Webページ31に表示されるリンクは任意の文字、画像でもよい。
IP電話アプリケーション33は、ゲートウェイ装置40の備える記憶部43に記憶され、前記発信側端末10が、前記通信先Webページ31に示されるリンク311乃至316の何れかを指定することにより、Webサーバ42に送られるアプリケーション要求32に応じて前記発信側端末10にダウンロードされるアプリケーションプログラムである。尚、ダウンロードされるIP電話アプリケーション33は記憶部43に記憶されたIP電話アプリケーション33が複製された同一内容のアプリケーションプログラムである。
IP電話アプリケーション33には、発信側端末10にダウンロードされるにあたって、ゲートウェイ装置40の外部アドレスポート情報が割当てられる。
これにより、IP電話アプリケーション33が、発信側端末10で実行される際に、この外部アドレスポート情報が通信先として含まれた接続要求34を発信するように設定される。これにより、ゲートウェイ装置40における接続要求に対するアドレスポート変換処理にかかる負荷を軽減することができる。尚、ゲートウェイ装置40における接続要求に対するアドレス情報変換処理については後で詳説する。
又、発信側端末10にダウンロードされたIP電話アプリケーション33は、自動的に発信側端末10にインストールされ実行されるように設定されている。これにより指定された通信先、本実施形態では受信側端末52、に向けてIP電話セッションの確立を要求する接続要求34を発信するように設定されている。
尚、本実施形態では、IP電話アプリケーション33は記憶部43に記憶されているが、記憶される場所はこれに限定されない。
記憶部43は、前記通信先Webページ31および前記IP電話アプリケーション33を備える記憶する手段であり、又、発信側端末のユーザ毎に設定される前記通信先登録ページ61、および発信側端末のユーザを識別するためのユーザ識別情報を登録するための前記ユーザ情報登録ページ62を備えている。前記発信側端末10のユーザから入力され送り込まれるユーザ識別情報および通信先識別情報は、前記通信先Webページ31に設定されるリンクと適合して記憶される。
ここで、図5に示される通信先登録ページ61は、通信先Webページ31に示されるリンクに通信先の識別情報を結合して登録するためのWebページの一例を示している。発信側端末10のユーザは、この通信先登録ページ61をゲートウェイ装置40より取得して、通信先Webページ31にリンクとして設定する通信先名部(Name)とこの通信先の識別情報である通信先識別情報部(phone)とをそれぞれ入力する。次いで、リンク「登録」をクリックすることにより、入力された情報がWebサーバ42に送信される。これにより、通信先Webページ31には、送信された情報がIP電話通信先として適用されたリンクが新たに設定される。
更に、図6に示すように、発信側端末10から通信先名および通信先識別情報をリスト化したファイル(通信先更新リスト)をゲートウェイ装置40にアップロードすることによって、通信先Webページ31に表示される各リンクに前記通信先識別情報を適合して登録するようにしてもよい。
これにより、複数のIP電話通信先を一括して通信先Webページ31に設定することができる。
又、発信側端末10が、通信先Webページ31に表示される各リンクに適合された通信先識別情報をリスト化して取得できるように設定してもよい。
図7に示すように、発信側端末10からの要求に応じて通信先Webページ31に表示されたリンクに設定された通信先名および通信先識別情報からなる通信先情報がリスト化されたファイル(通信先リスト)が生成されると共にこのリストがダウンロードされるように設定してもよい。
ここで、更に、前記ファイルをWebサーバ42に対して要求するためのリンクを通信先Webページ31に新たに設定してもよい。これにより、発信側端末のユーザは、このリンクを指定することにより通信先リスト要求メッセージをWebサーバ42に送信し前記ファイルを容易に取得できる。
又、通信先Webページ31に設定された通信先に対する通信履歴、課金状態、通信回数、通信時間等がリスト化されると共に、発信側端末10が、ユーザ毎にこのリストを取得できるように設定してもよい。
これにより、発信側端末10のユーザは、通信先Webページ31に設定される通信先情報および通信履歴情報等をサーバ管理者等の第3者を介することなく管理することができる。
更に、記憶部43に備えられたユーザ情報登録ページ62は、発信側端末10のユーザがIDおよびパスワードを登録するために利用されるWebページのファイルである。通信先Webページ31が発信側端末10に提供されるのに先立ち、予め前記発信側端末10に提供される。
図8にユーザ情報登録ページ62の概略表示を示す。発信側端末10のユーザはゲートウェイ装置40からダウンロードしたこのユーザ情報登録ページ62を介してユーザ情報(IDおよびパスワード)の登録を行う。
これにより、通信先Webページ31を要求する発信側端末10の利用者を登録されたユーザに限定することができ、登録されたユーザIDおよびパスワードが入力されない限り、通信先Webページ31は提供されないため、ローカルネットワークにおけるセキュリティを高めることができる。このため、他人になりすまして通信が行われることやユーザ毎に設定されている通信先リストが盗まれることを防ぐことができる。
次いで、Webサーバ42は、発信側端末10から、入力21を介して送り込まれるWebページ要求30に対して通信先Webページ31を、入力23を介して送り込まれるアプリケーション要求32に対してはIP電話アプリケーション33を、それぞれ提供する。
又、IP電話アプリケーション33を提供するにあたって、当該IP電話アプリケーション33にゲートウェイ装置40の外部アドレスポート情報を割り当てる。
これにより、IP電話アプリケーション33が発信側端末10で実行されることにより発信される接続要求34に割当てられたゲートウェイ装置40の外部アドレスポート情報が書き込まれる。通信される接続要求の内容については、後に詳説する。
更に、Webサーバ42は、前記通信先登録ページ61を介して発信側端末10から送り込まれる通信先識別情報を通信先Webページ31に適用して登録する通信先情報登録機能とを有する。
これにより、通信先Webページ31のリンクに適用された通信先情報は、発信側端末10から登録される通信先情報により常時更新することができる。
又、Webサーバ42は、発信側端末10に対して当該発信側端末10のユーザを識別するための前記ユーザ情報登録ページ62を提供すると共にユーザからの入力と予め登録されているユーザ情報と一致するか否かを判断するユーザ識別制御機能を有する。
これにより、発信側端末の利用者を予め登録されたユーザに限定することができ、このため、ローカルネットワーク内におけるセキュリティを確保することができる。
制御手段41は、Webサーバ42、レジスタ44、および係合アドレス記憶手段45に接続され、ゲートウェイ装置40の有するインターネット側アドレスポート情報である外部アドレスポート情報をWebサーバ42に渡す。
又、前記発信側端末10から送り込まれる接続要求34に含まれる発信側端末10の内部アドレスポート情報とゲートウェイ装置40の外部アドレスポート情報とを係合した係合アドレス情報を係合アドレス記憶手段45に格納する(係合アドレス格納機能)。
尚、前記係合アドレス情報には、接続要求の通信先のアドレスポート情報も含まれる。本実施形態では、接続要求34に含まれる通信先のアドレスポート情報はSIPサーバ51のIPアドレスおよびポート番号を示す。この係合アドレス格納機能については後で詳述する。
更に、前記発信側端末10から送り込まれる接続要求34のヘッダ領域に含まれる通信元アドレスポート情報をゲートウェイ装置40の外部アドレスポート情報に変換する(NAPT機能:アドレスポート変換機能)。
又、受信側端末52が受信した接続要求に応答して送信する接続応答38を受信すると共に、この接続応答38に含まれる通信元および通信先アドレスポート情報と格納された前記係合アドレス情報との一致を判定し、一致する場合、発信側端末10に接続応答39として転送する(通信選択機能)。
更に、ゲートウェイ装置40にインターネット50を介して送り込まれるパケット情報について、一致する係合アドレス情報が検出されない場合、このパケット情報の破棄を行う。
これにより、この通信選択機能を実行することにより、インターネットを介した不正なアクセスや通信データをローカルネットワークに対して遮断することができる。
又、制御手段41は、図9に示される構成において、内線電話接続要求が送り込まれた場合、係合アドレス格納機能およびNAPT機能を実行することなく通信先の発信側端末(例えば、発信側端末12)に向けて接続要求の転送を行う(内線電話中継機能)。
これにより、図9に示されるように、ローカルネットワーク20がインターネット50に接続されていない状態であっても、ゲートウェイ装置を介して発信側端末同士でのIP内線電話を開始することができる。
制御手段41は、上述の他、ゲートウェイ装置40を介して行われる通信全体の制御を行う。
レジストリ44は、発信側端末10が発信しゲートウェイ装置40の入力23から受信した接続要求34を一時的に保持すると共に通信可能に処理された接続要求35をSIP転送手段46に渡す。又、インターネット50を介して入力26から受信した接続応答38を一時的に保持する。
係合アドレス記憶手段45は、記憶部43内に設置されると共に制御手段41に接続され、当該係合アドレス記憶手段45には、発信側端末10からゲートウェイ装置40に接続要求34が送り込まれるにあたって、接続要求34に含まれる発信側端末10のアドレスポート情報とゲートウェイ装置40の外部アドレスポート情報とを係合してポートマッピングテーブルとして記憶される。
図10は、前記ポートマッピングテーブル77の一例が生成され係合アドレス記憶手段45に格納される手法を示している。
ポートマッピングテーブル77は、発信側端末10のアドレス情報である送信元IPアドレス(192.168.1.13)と送信元ポート(3546)、ゲートウェイ装置40の外部アドレス情報である外部IPアドレス(137.78.2.13)と外部ポート(4557)、および通信先のアドレス情報である通信先IPアドレス(144.32.3.4)と通信先ポート(112)をリスト化したファイルである。このポートマッピングテーブル77は、発信側端末から接続要求が送り込まれる毎に作成され係合アドレス記憶手段45に格納される。尚、本実施形態では、送信先アドレスおよびポートとしてSIPサーバ51のアドレスポート情報が設定されている。
係合アドレス格納機能が実行されるのに先立ち、発信側端末10が、通信先Webページ31に設定されたリンクを指定することによりIP電話アプリケーション33が提供される。この提供されるIP電話アプリケーション33に外部アドレス情報(137.78.2.13/4557)が割当てられ、このIP電話アプリケーション33が実行されることにより発信される接続要求34には、前記外部アドレス情報が書き込まれる。
これにより、ゲートウェイ装置40は、IP電話アプリケーション33に割当てた外部アドレス情報を記憶しているので、ポートマッピングテーブル77に書き込む(マップする)処理およびアドレスポート変換処理(NAPT)を迅速に実行することができる。
又、係合アドレス記憶手段45に格納されたポートマッピングテーブル77は、受信側端末52からインターネット50および入力26を介してレジスタ44に送り込まれる接続応答38を受信する際に参照される。ここでは、接続応答38に含まれる通信元アドレス情報および通信先アドレス情報がポートマッピングテーブル77の内容と一致するか否かが参照され、この接続応答38が発信側端末10に通信されるか否かが判別される通信(選択制御機能)。
これにより、インターネット50側からの不正アクセス等からローカルネットワーク20に接続される発信側端末のセキュリティを確保することができる。
SIP転送手段46は、ゲートウェイ装置40内にインターネット50への出力25およびレジスタ44と接続されて装備されている。SIP転送手段46は、レジスタ44から渡される接続要求を受取ると共にこの接続要求を、予めインターネット50に接続され設けられたSIPサーバ51に転送する(接続要求転送機能)。
ところで、通信先Webページ31に示されるリンクに設定された通信先識別情報は、具体的にはSIP URI(Uniform Resource Identifier)やIPアドレスで、通信先が加入電話である場合は電話番号である。
IP網では、通信先のアドレス情報は固定されていない場合が一般的なため、前記通信先識別情報とアドレス情報との対応が更新され記述されるテーブルを有するDNSサーバを利用して、接続要求を受信するたびに通信先識別情報に基づいてこの接続要求の通信先に対応するIPアドレスを特定する必要がある。
そこで、SIP転送手段46は、レジスタ44から渡された接続要求35に含まれる通信先識別情報に基づき予めインターネット50に接続して設置されたDNSサーバを利用して通信先のアドレス情報を特定してもよい(アドレス情報特定機能)。
これにより、ゲートウェイ装置40において直接通信先のアドレス情報が特定され、IP電話通信セッションを迅速に開始することができる。
更に、SIP転送手段は、DNSサーバにより特定された通信先アドレス情報を通信先Webページ31に示されるリンクに更新して設定する機能を備えてもよい。
これにより、通信先Webページ31を介して実行されるIP電話アプリケーションに通信先のアドレス情報を直接割当てることが可能となる。尚、DNSサーバをゲートウェイ装置40内に、SIP転送手段46と併設して備えてもよい。
これにより、発信側端末10は、通信先Webページ31に示されるリンクを指定することにより、SIPサーバ51を経由することなく直接受信側端末との間でIP電話セッションを確立することができる。又、SIP転送手段46はSIPサーバ51と同等の機能を有するため、本発明において、SIP転送手段はSIPサーバに対応する。
SIPサーバ51は、インターネット50に接続されて設置され、ゲートウェイ装置40からインターネット50を介して送り込まれた接続要求35に含まれる通信先識別情報に基づき、予め設けられたDNSサーバに対して問い合わせを行うことにより、前記接続要求40の通信先のIPアドレスを取得する。
尚、前記DNSサーバには通信先識別情報とそのアドレスポート情報とが記述されている。SIPサーバおよびSIP転送手段同士の通信により、DNSサーバの内容は常時更新されている。ただし、このSIPサーバおよびDNSサーバの通信については、本発明の本質的な部分でないため、このことについてここでは更に記載しない。
SIPサーバ51は、接続要求35に含まれる通信先アドレス情報を、前記取得した通信先のアドレスポート情報に変換すると共に当該アドレスポート情報に対応する通信先に向けて接続要求36として送信する。
尚、本実施形態において、前記接続要求35に含まれた通信先アドレス情報はSIPサーバ51に対応するアドレス情報である。
又、受信側端末52から接続要求36に対して返信される接続応答37を受信すると共に、接続応答37のデータ部に含まれる送信元アドレスをヘッダ部の通信先IPアドレスに割当てる。次いで、送信先であるゲートウェイ装置40および発信側端末10に向けて接続応答38として転送する。
更に、SIPサーバ52は、発信側および受信側端末の間で確立された通信セッションを発信側又は受信側端末から切断要求が送り込まれるまで、切断を含めてセッションの制御を行なう。
尚、SIPを使ったIP電話通信では、前記通信先識別情報として例えばsip:user@domainやsip:192.168.1.13といった形式の識別子(SIP URI)を用いて通話相手を特定する。SIPサーバ51は、接続要求35を受信すると共に、当該接続要求に含まれるこの識別子に基づいて、予めインターネットに接続され設置されたDNSサーバを利用して通信先のアドレス情報を特定し取得する(アドレス情報特定機能)。
ここで、SIPサーバ51は、前記DNSサーバを内部に装備した構成としてもよい。これにより、通信先アドレス情報の特定および取得を迅速に行うことができる。
又、前述のようにSIPにおけるSIP URIからDNSサーバを用いて通信先のアドレスポート情報を取得する方法以外に、通信先のアドレスポート情報を特定し取得する他の方法が使用されてもよい。
更に、発信側端末10の通信先が電話網における加入電話である場合、SIPサーバが、相互にIP電話通信が行われることを可能とするためIP網と電話網との相互のプロトコル変換を行うように設定してもよい。
図11(A)〜(F)は、発信側および受信側端末の間で通信される接続要求および接続応答の内容に含まれる、送信元および送信先アドレス情報に関する領域についての一例を示している。
発信側情報端末10はローカルネットワーク20のアドレス体系に基づく内部ネットワークアドレス情報(以下「内部アドレス情報」という)ALを有し、ゲートウェイ装置40はインターネット50のアドレス体系に基づく外部ネットワークアドレス情報(以下「外部アドレス」という)Agを有し、SIPサーバ51および受信側端末52はそれぞれインターネット50のアドレス体系に基づく外部アドレスSAおよび通信先アドレス情報Adを有する。
尚、本発明に関して、内部ネットワークアドレス情報は第1のアドレスに対応し、外部ネットワークアドレス情報は第2のアドレスに対応する。
又、ゲートウェイ装置40はローカルネットワーク20に基づく内部ネットワークアドレスも有する。
図11(A)は、発信側端末10からゲートウェイ装置40に送られる接続要求34のアドレス情報に関する領域について一例を示している。接続要求34は、送信元のIPアドレスとポート番号の組み合わせであるアドレス情報が書き込まれる送信元アドレス領域80と、次の通信先または転送先として特定されたアドレスポート情報の領域である転送先アドレス領域81とを有し、送信元アドレス領域80には発信側端末10の内部アドレス情報ALが、転送先アドレス領域81にはゲートウェイ装置40の外部アドレス情報Agがそれぞれ書き込まれている。
ところで、SIPを使ったIP電話では、一般的に通信先を識別し指定するのに利用される識別子(具体的にはSIP URIや電話番号など)である通信先識別情報を利用する。
接続要求は、この通信先識別情報が書き込まれる通信先名領域82と、この通信先名領域82に書き込まれた通信先識別情報に対応する受信側アドレス情報の書き込まれる受信側アドレス領域83と、この受信側アドレス情報を有する受信側端末が接続要求に対して返信される接続応答の返信先としての返信先アドレス情報が書き込まれる返信先アドレス領域84とを有する。
尚、受信側アドレス領域83に書き込まれるアドレス情報が特定されない時点においては、転送機能を有するSIPサーバのアドレス情報が書き込まれる。本実施形態の接続要求34では、SIPサーバ51のアドレス情報SAが書き込まれている。
又、この接続要求34では、返信先アドレス情報としてWebサーバ42により割り当てられたゲートウェイ装置40の外部アドレス情報Agが書き込まれている。
図11(B)は、ゲートウェイ装置40からSIPサーバ51に送られる接続要求35に含まれるアドレス情報に関する領域の一例について示している。接続要求35では、ゲートウェイ装置40におけるNAPT機能が実行されることにより、送信元アドレス領域80はゲートウェイ装置40の外部アドレスポート情報Agに変換される。
又、接続要求35の転送先アドレス領域81が、SIPサーバ51のアドレス情報SAに変換される。
図11(C)は、SIPサーバ51から受信側端末52に送られる接続要求36に含まれるアドレス情報に関する領域の一例を示している。接続要求35を受信したSIPサーバ51が、転送先アドレス領域81および受信側アドレス領域83を通信先名領域82の通信先識別情報に基づきDNSサーバを介して特定される通信先アドレス情報Adに変換する。つまり、ここでは、受信側端末52のアドレスポート情報Adが特定され転送先アドレス領域81および受信側アドレス領域83に書き込まれた接続要求36が生成される。
図11(D)は、受信側端末52からSIPサーバ51に送られる接続応答37に含まれるアドレス情報に関する領域の一例を示している。接続応答37は、送信元アドレス領域80および返信先アドレス領域84に受信側端末52のアドレスポート情報Adが書き込まれ、転送先アドレス領域81にはSIPサーバ51のアドレス情報SAが、受信側アドレス領域83には接続要求36の返信先アドレス領域84に書き込まれたゲートウェイ装置40の外部アドレス情報Agが書き込まれて(※)生成される。
図11(E)は、SIPサーバ51からゲートウェイ装置40に送られる接続応答38に含まれるアドレス情報に関する領域の一例を示している。接続応答38は、転送先アドレス領域81にゲートウェイ装置40の外部アドレス情報Agが書き込まれる。
図11(F)は、ゲートウェイ装置40から発信側端末10に送られる接続応答39に含まれるアドレス情報に関する領域の一例を示している。接続要求39は、ゲートウェイ装置40における通信選択機能が実行されることにより、転送先アドレス領域81および受信側アドレス領域83が発信側端末10の内部アドレス情報ALに変換される。
これにより、発信側端末10(AL)と受信側端末52(Ad)とのIP電話セッションが確立される。
図11(G)は、IP網ベースで通信されるパケット情報の構成を一般的に示している。パケット情報は、一般にヘッダ領域85とデータ領域86から成る。このうち、ゲートウェイ装置で実行されるNAPTは、送信元としての内部アドレス情報とインターネットで利用される転送先としての外部アドレス情報とを相互に変換する。
この内部および外部アドレス情報はパケット情報におけるヘッダ領域85に書き込まれており、一般にルータやゲートウェイ装置はこのヘッダ領域85におけるアドレス情報を変換することで、パケット情報の通信経路を決定するルーティングを行う。
SIP(Session Initiation Protocol)を用いるアプリケーションおよびサーバでは、送信元の端末からパケット情報が発信される場合、送信元の端末の内部アドレス情報がパケット情報のヘッダ領域85およびデータ領域86に書き込まれる。これにより、このパケット情報を受信した通信先の端末やサーバは、データ領域86に書き込まれた送信元アドレス情報(返信先アドレス情報)を返信先として接続応答を生成することができる。
本実施形態においては、受信側端末52が、接続応答37を生成するにあたって、接続要求36のデータ部から返信先アドレス領域84の送信元アドレス情報Agを受信側アドレス領域83に書き込む。
ここで、例えば、接続要求のデータ部に含まれる返信先アドレス領域84に内部アドレス情報が書き込まれている場合、接続応答が生成され通信されるにあたって、この内部アドレス情報が接続応答の通信先アドレス情報として書き込まれることになる。インターネットでは通信先アドレス情報として内部アドレス情報が指定されたパケット情報はルーティングされないため、内部アドレス情報がデータ領域に埋め込まれた接続要求を受信した受信側端末52は接続応答を送信できないという不都合が起こる。
そこで、上述のような不都合を回避するために本実施形態では、接続要求34のデータ領域に含まれる返信先アドレス領域84に、発信側端末10がIP電話アプリケーション33を導入するにあたってWebサーバ42から割当てられたゲートウェイ装置40の外部アドレス情報Agを書き込む。
これにより、ゲートウェイ装置40で、NAPT処理が実行された接続要求35のヘッダ領域における送信元アドレス情報80とデータ領域における返信先アドレス領域84とのアドレス情報が一致する。
このため、受信側端末52で接続応答37が生成されるにあたって、接続応答37のヘッダ部に通信先としてゲートウェイ装置40のアドレス情報Agが書き込まれる。
尚、ゲートウェイ装置が当該ゲートウェイ装置の外部アドレス情報をローカルネットワーク内の端末に通知する技術は、一般にUPnP(Universal Plug & Play)の一部の技術として知られている。
図12は、発信側情報端末10のブロック図を示している。
発信側情報端末10は、ゲートウェイ装置40に接続され、インターネット50に接続された受信側端末52とゲートウェイ装置40を介して通信を行う。又、ローカルネットワーク20に接続された端末10,12,14,16のいずれでもよい。
ゲートウェイ装置40の備えるWebサーバ42によって提供される通信先Webページ31およびIP電話アプリケーション33を受信し格納する格納手段94と、この格納手段94に接続され、格納された通信先Webページ31を閲覧可能に表示する閲覧ソフトを予め備えた閲覧手段92と、格納手段94に格納されたIP電話アプリケーション33をインストールすると共にこのIP電話アプリケーション33を実行するIP電話導入手段96とを備えている。
閲覧手段92は、前記閲覧ソフトを利用してWebページ30の場所(ファイルの位置)を指定することにより、Webサーバ42に対して通信先Webページ31を要求するWebページ要求30を送信する。
又、閲覧手段92は、提供された通信先Webページ31を介してIP電話通信先を指定することにより、ゲートウェイ装置40にアプリケーション要求32を送信する。
更に、通信先Webページ31が発信側端末10に提供されるのに先立ち、発信側端末10のユーザを識別するために、予め発信側端末10のユーザがユーザ情報登録ページ62を介してIDおよびパスワードを登録する、ユーザ情報を登録するユーザ情報登録機能と通信先登録ページ61を利用して通信先識別情報の登録を行う通信先情報登録機能とを有する。
IP電話導入手段96は、導入されたIP電話アプリケーション33を実行することにより接続要求34を発信する。
尚、発信側10乃至16および受信側端末52は、互いにリアルタイムの音声通話を行うためのマイクとイヤホンを備える構成としてもよい。
受信側端末52は、インターネット50に接続され、インターネット50のアドレス体系に基づくアドレスポート情報を有する。
発信側端末10からインターネット50を介して送られる接続要求36の着信に対して、受信側端末52が応答することにより、発信側端末10に向けて接続応答37の返信を行う。
接続応答37を送信するにあたって、接続要求36のデータ部に含まれる送信元アドレス領域84のアドレス情報をこの接続応答37の通信先として有する接続応答37を生成すると共にこの通信先に向けて送信を行う。
又、接続要求36の着信を受信側端末52の鳴動や画面上における点滅等によって受信側端末52のユーザに知らせるように構成されている。
更に、受信側端末52は、図13に示されるように、それ自体ローカルネットワークの一部を構成する装置であってもよい。
図13に示される構成において、受信側端末512,514,516,518および52がインターネット50と接続されたゲートウェイ装置54と並列に接続されることによりローカルネットワーク520を構成している。
又、図1と同様に構成されるローカルネットワーク20が、ゲートウェイ装置40を介してインターネット50と接続されている。
この構成により、ローカルネットワーク20の一部を構成する発信側端末10,12,14,16それぞれの端末と受信側端末52,512,514,516,518それぞれの端末とは、インターネット50を介して相互にIP電話通信を行うことを可能となっている。
ここで、ゲートウェイ装置540が、通信先を示す通信先Webページ531を備えると共にゲートウェイ装置40と同様の構成および機能を備えることにより、各受信側端末52,512,514,516,518は、発信側端末10,12,14,16それぞれに向けて接続要求を発信しIP電話通信を開始することができる。
又、通信先Webページ531に設定された通信先に対する通信履歴、課金状態、通信回数、通信時間等がリスト化されると共に、受信側端末52,512,514,516,518それぞれのユーザが、ユーザ毎にこのリストを取得できるように設定してもよい。
これにより、受信側端末52,512,514,516,518は、通信先Webページ531に設定される通信先情報および通信履歴情報等をサーバ管理者等の第3者を介することなく管理することができる。このため、ローカルネットワーク520におけるIP電話通信の発着信動作や課金情報を含めたローカルネットワーク520全体の管理が簡略化され容易になる。又、これにより、通信先Webページ531に対して、ローカルネットワーク20における通信先Webページ31とは異なるローカルネットワーク520で固有の設定を行うことができる。
次に、上記実施形態におけるIP電話通信システムの動作について説明する。ここで、上記実施形態における接続要求が、Webサーバ51を介して受信側端末52に送信される場合を動作説明(1)として説明する。
又、接続要求がWebサーバ51を介することなくゲートウェイ装置40の有するSIP転送手段46によって受信側端末52に送信される場合を動作説明(2)として説明する。
[動作説明(1)]
以下、図14のフローチャートに基づいて説明する。
まず、発信側端末10の備える閲覧手段92は、閲覧ソフトを用いてゲートウェイ装置40の備えるWebサーバ42にWebページ要求30を送信する(ステップS100)。Webサーバ42は、このWebページ要求30を受信する(ステップS101)と共に発信側端末10にIDとパスワードを要求することによりユーザ認証を行う(ステップS102)。発信側端末10のユーザの入力が予め登録されているユーザ情報と一致する場合、このユーザに対応した通信先Webページ31を提供する(ステップS103)。
閲覧手段92は、通信先Webページ31を受信する(ステップS104)と共にこの通信先Webページ31に設定された通信先を示すリンクを指定することによりWebサーバ42にアプリケーション要求32を送信する(ステップS105:アプリケーション要求工程)。
Webサーバ42は、アプリケーション要求32を受信すると、指定された通信先と結合して設定されたIP電話アプリケーション33にゲートウェイ装置40の有する外部アドレスポート情報を割当てる(ステップS106)と共に、このIP電話アプリケーション33を発信側端末10に提供する(ステップS107)。
提供されたIP電話アプリケーション33は、自動的にIP電話導入手段96にインストールされると共に実行され(ステップS108:IP電話導入工程)、設定された通信先に向けて接続要求34を発信する(ステップS109:接続要求発信工程)。
接続要求34は、ゲートウェイ装置40で受信され(ステップS110)、レジストリ44で一時的に保持される。次に、制御手段41が、接続要求34に含まれる発信側端末10の内部アドレスポート情報とゲートウェイ装置40の外部アドレスポート情報とを係合して記憶する(ステップS111)と共に、NAPT機能を実行して(ステップS112)SIP転送手段46に渡す。
次いでSIP転送手段46は、受取った接続要求を予め設定されたSIPサーバ51に向けて接続要求35として転送する(ステップS113:接続要求変換転送工程)。
SIPサーバ51は、前記接続要求35を受信すると共に、予め設定されたDNSサーバを用いて通信先である受信側端末52のアドレスポート情報を特定して取得する(ステップS114)。次いで、接続要求35に含まれる通信先アドレスポート情報SAを特定された通信先アドレスポート情報Adに変換すると共に、接続要求36として受信側端末52に送信する(ステップS115:アドレス特定送信工程)。
受信側端末52は、接続要求36を受信することにより、接続応答37をSIPサーバ51に送信する(ステップS116)。SIPサーバ51は受信した接続応答37をゲートウェイ装置40に向けて接続応答38として転送する(ステップS117)。ゲートウェイ装置40は、接続応答38を受信しレジストリ44で一時的に保持する(ステップS118)。
制御手段41は、接続応答38のアドレスポート情報と係合アドレス記憶手段45に記憶された係合アドレスポート情報との一致の可否を判定し(ステップS119)、一致する場合、接続応答39として発信側端末10に送信する(ステップS120)。
最後に発信側端末10が接続応答39を受信することによりIP電話呼が確立されIP電話通信が開始される(ステップS121)。
ここで、上記のアプリケーション要求工程、IP電話導入工程、接続要求発信工程、接続要求変換転送工程、アドレス特定送信工程については、その実行内容をプログラム化し、コンピュータに実行させるように構成してもよい。
これにより、発信側端末10、ゲートウェイ装置40、およびゲートウェイ装置51の各機器における動作が、自動的に実行されるので、発信側と受信側の各端末相互間で迅速且つ安定したIP電話呼を確立することができる。
以上のように、上記実施形態の動作説明(1)において、発信側端末10のユーザは、ゲートウェイ装置の備えるWebページに示されるリンクをクリックする動作のみで、指定した通信先とIP電話通信を開始することができる。
又、ゲートウェイ装置40が、ファイアウォール機能、NAPT機能および通信選択機能を実装することにより、インターネット側からローカルネットワークに向けての通信やアクセスに対してセキュリティの確保されたIP電話通信システムが構成できる。
更に、ダウンロードされるIP電話アプリケーション自体にNAPT機能を組み込む必要がないため、IP電話アプリケーションのプログラム容量を小さく抑えられる。これにより、ローカルネットワーク内の通信回線およびアプリケーションの実行を行う発信側端末にかかる負荷を軽減することができる。
又、接続要求が発信されるにあたって、必要なアドレスポート情報が接続請求の生成に先立ちIP電話アプリケーションに割り当てられるため、接続要求に適切なアドレス情報が書き込まれる。このため、安定してIP電話通信セッションを確立することができる。
[動作説明(2)]
次に、本発明に係る実施形態の動作説明(2)について説明する。ここで、前述した実施形態と同一の部分については、同一の符号を付するものとする。
この動作説明(2)では、前述したように、ゲートウェイ装置40に備えられたSIP転送手段46が、接続要求の通信先のアドレス情報を特定するアドレス情報特定機能を実行する点が動作説明(1)の場合と相違する。
以下、図15のフローチャートに基づいて説明する。
発信側端末10の備える閲覧手段92は、閲覧ソフトを用いてゲートウェイ装置40の備えるWebサーバ42にWebページ要求30を送信する(ステップS200)。Webサーバ42は、このWebページ要求30を受信する(ステップS201)と共に発信側端末10にIDとパスワードを要求することによりユーザ認証を行う(ステップS202)。発信側端末10のユーザの入力が予め登録されているユーザ情報と一致する場合、このユーザに対応した通信先Webページ31を提供する(ステップS203)。
閲覧手段92は、通信先Webページ31を受信する(ステップS204)と共にこの通信先Webページ31に設定された通信先を示すリンクを指定することによりWebサーバ42にアプリケーション要求32を送信する(ステップS205:アプリケーション要求工程)。
Webサーバ42は、アプリケーション要求32を受信すると、指定された通信先と結合して設定されたIP電話アプリケーション33にゲートウェイ装置40の有する外部アドレスポート情報を割当てる(ステップS206)と共に、このIP電話アプリケーション33を発信側端末10に提供する(ステップS207)。
提供されたIP電話アプリケーション33は、自動的にIP電話導入手段96にインストールされると共に実行され(ステップS208:IP電話導入工程)、指定された通信先に向けて接続要求34が発信される(ステップS209:接続要求発信工程)。
接続要求34は、ゲートウェイ装置40で受信されレジストリ44で一時的に保持される(ステップS210)。次に、制御手段41が、接続要求34に含まれる発信側端末10の内部アドレスポート情報とゲートウェイ装置40の外部アドレスポート情報とを係合して記憶する(ステップS211)と共にNAPT機能を実行して(ステップS212:アドレス変換工程)、SIP転送手段46に渡す。
SIP転送手段46は、接続要求37を受取ると、予め設定されたDNSサーバを用いて通信先である受信側端末52のアドレスポート情報を特定して取得する(ステップS213)。次いで、接続要求34に含まれる通信先アドレス情報を特定された受信側端末52のアドレスポート情報Adに変換すると共に接続要求36として受信側端末52に送信する(ステップS214)(ステップS213〜S214:アドレス特定送信工程)。
受信側端末52は接続要求36を受信すると共にこれに応答することにより、接続応答38をゲートウェイ装置40に向けて返送する(ステップS215)。ゲートウェイ装置40は、接続応答38を受信しレジストリ44で一時的に保持する(ステップS216)。
制御手段41は、接続応答38のアドレスポート情報と係合アドレス記憶手段45に記憶された係合アドレスポート情報との一致の可否を判定し(ステップS217)、一致する場合、接続応答38に対して接続応答39として発信側端末10に送信する(ステップS218)。
最後に発信側端末10が接続応答39を受信することによりIP電話呼が確立されIP電話通信が開始される(ステップS219)。
ここで、上記のアプリケーション要求工程、IP電話導入工程、接続要求発信工程、接続要求変換工程、アドレス特定送信工程については、その実行内容をプログラム化し、コンピュータに実行させるように構成してもよい。
これにより、発信側端末10、ゲートウェイ装置40、およびSIPサーバ51の各機器における動作が、自動的に実行されるので、発信側と受信側の各端末相互間で迅速且つ安定したIP電話呼を確立することができる。
上記のように、実施形態の動作説明(2)では、ゲートウェイ装置の備えるSIP転送手段が、接続要求の発信にあたって、通信先のアドレス情報を特定することが可能なため、送信側端末から受信側端末に直接にIP電話接続要求を送信できる。これにより、IPネットワークに対するネットワーク負荷が軽減されると共にIP電話セッションの確立にかかる時間を短縮することができる。
以上のように、上記実施形態によれば、Webページを介して、IP電話通信機能をもたない端末を含め、情報端末にIP電話通信機能を提供することができる。
又、ゲートウェイ装置がWebページおよびWebサーバを備えることにより、発信側端末は、ゲートウェイ装置の外部アドレス情報を通信の開始に先立ってアプリケーションに割当てるアドレス割当機能を、Webページを介して起動し実行することができる。
これにより、適切なアドレスポート情報が、発信側端末から送出される接続要求メッセージに割当てられる。このため、発信側および受信側端末の各端末相互間でIP電話セッションを安定して確立することができる。
又、汎用のネットワーク環境や従来の通信システムをそのまま利用することができるので、導入が容易であり、ユーザの負担や通信コストを抑えたIP電話通信システムを構成できる。
更に、通信先を示す通信先Webページ31をユーザ個々に管理することができるので、ローカルネットワーク全体の管理が簡略化され容易になる。これにより、IP電話通信の発着信動作や課金情報をユーザ個々についても管理することができる。
又、ローカルネットワーク毎に、IP電話通話の通信先を示すWebページのフォーマットや課金方式、ユーザ情報管理方法などについて、独自の設定を行うことができる。
本発明は、コンピュータや携帯電話を介して行われる、インターネットベースのゲームや映像及び音声ストリームの通信等のリアルタイム通信システムに適用可能である。
本発明によるIP電話通信システムの一実施形態におけるネットワーク全体を示す概略構成図である。 図1に開示したIP電話通信システムにおける各発信側情報端末とゲートウェイ装置とSIPサーバと受信側情報端末との各相互間で行われる通信動作のタイミングを示す通信シーケンスチャートである。 図1に開示したIP電話通信システムにおけるWebページの概略表示の一例を示す説明図である。 図1に開示したIP電話通信システムにおけるゲートウェイ装置の具体例を示すブロック図である。 図4に開示したIP電話通信システムであって、Webページに連結された通信先登録ページの概略表示の一例を示す説明図である。 図1に開示したIP電話通信システムにおける発信側端末からゲートウェイ装置に通信先情報を登録する場合の手順を示す概略説明図である。 図1に開示したIP電話通信システムにあって、発信側端末がゲートウェイ装置から通信先情報リストを取得する場合の手順を示す概略説明図である。 図4に開示したIP電話通信システムであって、Webページに連結されたユーザ情報登録ページの概略表示の一例を示す説明図である。 図1に開示したIP電話通信システムであって、内線通話がIP電話通信によって実行される場合のネットワーク全体を示す概略構成図である。 図1に開示したIP電話通信システムであって係合アドレス情報をゲートウェイ装置内のポートマッピングテーブルとして格納する場合の手法を示す概略説明図である。 図1に開示されたIP電話通信システムにあって、送信側および受信側の各端末相互間で通信される接続要求又は接続応答メッセージに含まれるアドレス情報にかかる領域を示す図であって、 図11(A)は、発信側端末からゲートウェイ装置に送られる接続要求メッセージの内容の概略を示す説明図、 図11(B)は、ゲートウェイ装置からSIPサーバに送られる接続要求メッセージの内容の概略を示す説明図、 図11(C)は、SIPサーバから受信側端末に送られる接続要求メッセージの内容の概略を示す説明図、 図11(D)は、受信側端末からSIPサーバに送られる接続応答メッセージの内容の概略を示す説明図、 図11(E)は、SIPサーバからゲートウェイ装置に送られる接続応答メッセージの内容の概略を示す説明図、 図11(F)は、ゲートウェイ装置から発信側端末に送られる接続応答メッセージの内容の概略を示す説明図、 図11(G)は、一般的なIPデータパケット情報の全体フォーマットの概略を示す図である。 図1に開示したIP電話通信システムにあって、発信側端末の構成内容の一例を示すブロック図である。 図1に開示したIP電話通信システムにあって、受信側端末がローカルネットワークに接続されて構成される場合のネットワーク全体を示す概略構成図である。 図1に開示したIP電話通信システムであって、発信側端末とゲートウェイ装置とSIPサーバと受信側端末の各相互間の処理ステップ(動作説明(1))を概略的に表示したフローチャートである。 図1に開示したIP電話通信システムであって、発信側端末とゲートウェイ装置とSIPサーバと受信側端末の各相互間の処理ステップ(動作説明(2))を概略的に表示したフローチャートである。 従来例によるIP電話通信システムのIP電話通信のネットワーク全体を示す概略構成図である。 従来例におけるIP電話通信システムの内のゲートウェイ装置を介してローカルネットワークとグローバルネットワークとが接続された場合のネットワーク全体を示す概略構成図である。 従来例におけるIP電話通信の動作開始方法について、その処理ステップを概略的に示したフローチャートである。
符号の説明
10,12,14,16, 発信側端末
20,720 ローカルネットワーク
21,23,25 入力部
22,24,26 出力部
30 Webページ要求
31,531,631 通信先Webページ
32 アプリケーション要求
33 IP電話アプリケーション
34,35,36 接続要求
37,38,39 接続応答
40,740 ゲートウェイ装置
41 制御手段
42,610 Webサーバ
43 記憶部
44 レジスタ
45 係合アドレス記憶手段
46 SIP転送手段
50,650 インターネット
51 SIPサーバ
52,512,514,516,518 受信側端末
61 通信先登録ページ
62 ユーザ情報登録ページ
77 ポートマッピングテーブル
80 送信元アドレス領域
81 転送先アドレス領域
82 通信先名領域
83 受信側アドレス領域
84 返信先アドレス領域
85 ヘッダ領域
86 データ領域
92 閲覧手段
94 格納手段
96 IP電話導入手段

311,312,313,314,315,316,615 リンク
601,602,603,604,752 通信端末

Claims (15)

  1. 第1のアドレス体系を有するローカルネットワークを構成する一または二以上の発信側情報端末と第2のアドレス体系を有するインターネットに接続された受信側情報端末とを備え、IP電話アプリケーションを利用して前記発信側と受信側との各情報端末相互間でIP電話通信が行われるように構成されたIP電話通信システムであって、
    前記各発信側情報端末は、第1のアドレスポート情報を有し、前記IP電話通信の開始に先立って予め設定されたWebページを介して外部から前記IP電話アプリケーションを導入し実行するアプリケーション導入実行機能を有し、
    前記ローカルネットワークと前記インターネットとの接続点に、第2のアドレスポート情報を有し且つ前記インターネットから前記ローカルネットワークへ向かう通信を遮断するゲートウェイ装置を装備すると共に、このゲートウェイ装置に前記Webページを設定し、
    前記ゲートウェイ装置が、
    前記発信側情報端末からの要求に対して前記Webページを提供するWebページ提供機能と、
    このWebページを利用して送り込まれるアプリケーション要求に対して前記IP電話アプリケーションを提供すると共に当該IP電話アプリケーションに前記第2のアドレスポート情報を割当てるアプリケーション提供機能と、
    前記発信側情報端末が発信するIP電話接続要求を受信して当該IP電話接続要求の有する前記第1のアドレスポート情報を前記第2のアドレスポート情報に変換すると共に前記受信側情報端末に向けて転送する接続要求変換転送機能と、
    を有することを特徴とするIP電話通信システム。
  2. 前記請求項1に記載のIP電話通信システムにおいて、
    前記ゲートウェイ装置は、
    IP電話通信先を示す前記Webページと当該Webページに結合されて予め通信先が設定された前記IP電話アプリケーションとを備えた記憶部と、
    当該記憶部に併設され前記Webページ提供機能およびアプリケーション提供機能を有するWebサーバと、
    前記発信側情報端末が発信する前記IP電話接続要求の有する第1のアドレスポート情報を前記割当てられた第2のアドレスポート情報に変換するアドレス情報変換機能を有する制御手段とを備え、
    この制御手段に前記送信側情報端末から発信された前記IP電話接続要求を受信すると共に一時的に保持するレジスタを併設したことを特徴とするIP電話通信システム。
  3. 前記請求項1に記載のIP電話通信システムにおいて、
    前記インターネットに、前記ゲートウェイ装置から転送される前記IP電話接続要求を受信すると共に当該IP電話接続要求を前記受信側情報端末へ送信するSIPサーバを備え、
    このSIPサーバは、
    前記IP電話接続要求に含まれる通信先情報に基づいて通信先のアドレス情報を特定するアドレス情報特定機能(A)と、前記IP電話接続要求を中継することにより前記発信側および受信側情報端末の間にIP電話呼を確立し制御するIP電話呼制御機能(A)とを有することを特徴とするIP電話通信システム。
  4. 前記請求項2に記載のIP電話通信システムにおいて、
    前記記憶部に前記IP電話接続要求に含まれる前記第1と第2の各アドレスポート情報を相互に係合した係合アドレス情報を格納する係合アドレス記憶手段を備え、
    前記制御手段は、
    前記受信側情報端末から送られてくるIP電話接続応答に対し、当該IP電話接続応答に含まれるアドレスポート情報と前記係合アドレス記憶手段に格納された係合アドレス情報との一致の可否を判定し、一致した場合に前記IP電話接続応答を前記送信側情報端末に転送する通信選択制御機能を有することを特徴としたIP電話通信システム。
  5. 前記請求項2に記載のIP電話通信システムにおいて、
    前記発信側情報端末は、
    前記ゲートウェイ装置の備える前記Webサーバに前記Webページを要求すると共に提供された前記Webページに示される前記IP電話通信先を指定することにより前記IP電話アプリケーションを要求する閲覧手段と、この閲覧手段に併設され前記提供されたWebページおよびIP電話アプリケーションを格納する格納手段と、前記格納されたIP電話アプリケーションを導入するIP電話導入手段とを備え、
    このIP電話導入手段は、前記IP電話アプリケーションを実行して前記IP電話通信先に向けて前記IP電話通信要求を送信する前記アプリケーション導入実行機能を有することを特徴としたIP電話通信システム。
  6. 前記請求項2に記載のIP電話通信システムにおいて、
    前記ローカルネットワークに予め設けられた複数の発信側情報端末の内の一の発信側情報端末が他の発信側情報端末をIP電話通信先とするIP電話接続要求を出力した場合に作動し、前記一の発信側情報端末から送られるIP電話接続要求を前記他の発信側情報端末に向けて転送制御するIP電話内線中継機能を、前記ゲートウェイ装置の制御手段が備えていることを特徴としたIP電話通信システム。
  7. 前記請求項2に記載のIP電話通信システムにおいて、
    前記発信側情報端末が、前記ゲートウェイ装置の備える記憶部に予め設定されたユーザ情報登録ページを要求し取得する登録ページ取得機能と、
    このユーザ情報登録ページを介して前記発信側情報端末のユーザ識別情報の登録を行うユーザ情報登録機能とを備え、
    前記Webサーバが、前記発信側情報端末に前記通信先情報を示すWebページを提供するか否かを前記登録されたユーザ識別情報に基づき判断するユーザ認証機能を有することを特徴とするIP電話通信システム。
  8. 前記請求項2に記載のIP電話通信システムにおいて、
    前記発信側情報端末は、前記ゲートウェイ装置の備える記憶部に予め設定された通信先情報登録ページを要求し取得すると共に当該通信先情報登録ページを介して通信先情報の登録を行う通信先情報登録機能を有し、
    前記ゲートウェイ装置の備える前記Webサーバは、
    前記IP電話アプリケーションに結合された前記通信先情報を前記Webページに設定するWebページ設定機能と、前記発信側情報端末からの要求に応じて前記Webページに設定された前記通信先情報のリストを生成すると共に当該リストを前記発信側情報端末に提供する通信先リスト提供機能とを備えたことを特徴とするIP電話通信システム。
  9. 前記請求項3に記載のIP電話通信システムにおいて、
    前記ゲートウェイ装置内に、前記インターネットと接続され前記発信側情報端末から送られるIP電話接続要求を前記SIPサーバに転送するSIP転送手段を設け、
    このSIP転送手段が、前記アドレス情報特定機能(A)およびIP電話呼制御機能(A)と同等に機能するアドレス情報特定機能(B)および前記IP電話呼制御機能(B)を備えていることを特徴とするIP電話通信システム。
  10. ローカルネットワークの一部を構成し第1のアドレス情報を有する一又は二以上の発信側情報端末が、前記ローカルネットワークの他の一部を構成すると共にインターネットに接続され且つ第2のアドレス情報を有するゲートウェイ装置と、前記インターネットに接続されIP電話通信先のアドレス情報の特定を行うSIPサーバとを介して、前記インターネットに予め接続された受信側情報端末と相互にIP電話通信を行うIP電話通信方法であって、
    前記発信側情報端末が、前記ゲートウェイ装置から取得したWebページを介して当該ゲートウェイ装置に対してIP電話アプリケーションを要求するアプリケーション要求工程と、
    前記要求に対応して前記ゲートウェイ装置から前記発信側情報端末に対して第2のアドレス情報が割り当てられた前記IP電話アプリケーションが導入されるIP電話アプリケーション導入工程と、
    前記導入されたIP電話アプリケーションを実行することにより前記受信側情報端末に向けてIP電話接続要求を発信する接続要求発信工程と、
    前記ゲートウェイ装置が、前記IP電話接続要求を受信し当該IP電話接続要求に割当てられた第1のアドレス情報を第2のアドレス情報に変換すると共に予め設定された前記SIPサーバに転送する接続要求変換転送工程と、
    前記SIPサーバが、前記IP電話接続要求の内容に基づき前記受信側情報端末のアドレス情報を特定すると共に前記IP電話接続要求を前記受信側情報端末に送信するアドレス特定送信工程、
    を有することを特徴としたIP電話通信方法。
  11. ローカルネットワークの一部を構成し第1のアドレス情報を有する発信側情報端末が、前記ローカルネットワークの一部を構成し且つインターネットに接続されると共に第2のアドレス情報とIP電話通信先のアドレス情報を特定するSIP転送手段とを有するゲートウェイ装置を介して、前記インターネットに予め接続された受信側情報端末と相互にIP電話通信を行うIP電話通信方法であって、
    前記発信側情報端末が、前記ゲートウェイ装置から取得したWebページを介してIP電話アプリケーションを要求するアプリケーション要求工程、
    前記要求に対して前記第2のアドレス情報が割り当てられたIP電話アプリケーションが導入されるIP電話導入工程、
    前記導入されたIP電話アプリケーションを実行することにより前記受信側情報端末に向けてIP電話接続要求を発信する接続要求発信工程、
    前記ゲートウェイ装置が、前記IP電話接続要求を受信し当該IP電話接続要求に割当てられた第1のアドレス情報を第2のアドレス情報に変換する接続要求変換工程、
    前記SIP転送手段が、前記変換されたIP電話接続要求の内容に基づき受信側情報端末のアドレス情報を特定し前記IP電話接続要求を当該アドレス情報に向けて送信する接続要求送信工程、
    を有することを特徴としたIP電話通信方法。
  12. ローカルネットワークの一部を構成し第1のアドレス情報を有する発信側情報端末とインターネットに接続された受信側情報端末との間で、前記ローカルネットワークの一部を構成すると共に前記インターネットと接続され第2のアドレスポート情報を有するゲートウェイ装置を介してIP電話アプリケーションを利用したIP電話通信を行うためのIP電話通信プログラムにおいて、
    前記発信側情報端末からの要求に応じて通信先情報を示すWebページを提供するWebページ提供機能、
    前記発信側情報端末から前記Webページを利用して送られる要求に対して前記IP電話アプリケーションを提供すると共に当該IP電話アプリケーションに前記第2のアドレスポート情報を割り当てるアプリケーション提供機能、
    前記発信側情報端末から発信されるIP電話接続要求を受信すると共に当該IP電話接続要求のアドレスポート情報を前記第2のアドレスポート情報に変換するアドレスポート変換機能、
    前記受信側情報端末に向けて前記IP電話接続要求を送信する接続要求送信機能、
    をコンピュータに実行させることを特徴としたIP電話通信プログラム。
  13. 前記請求項12に記載のIP電話通信プログラムにおいて、
    前記発信側情報端末から発信されるIP電話接続要求を受信すると共に当該IP電話接続要求に含まれる前記発信側情報端末のアドレスポート情報と前記第2のアドレスポート情報とを係合して記憶する係合アドレス記憶機能、
    前記受信側情報端末から送り込まれるIP電話接続応答に含まれるアドレスポート情報と前記係合アドレス記憶機能が実行されることにより記憶されたアドレスポート情報との一致の可否を判定し、一致する場合、前記IP電話接続応答を前記発信側情報端末に転送する通信選択制御機能
    をコンピュータに実行させることを特徴としたIP電話通信プログラム。
  14. 前記請求項12又は13に記載のIP電話通信プログラムにおいて、
    前記IP電話接続要求の内容に基づいて通信先のアドレス情報を特定する通信先アドレス特定機能を、コンピュータに実行させることを特徴としたIP電話通信プログラム。
  15. ローカルネットワークの一部を構成し第1のアドレス情報を有する発信側情報端末とインターネットに接続された受信側情報端末との間で、前記ローカルネットワークの一部を構成すると共に前記インターネットと接続され第2のアドレスポート情報を有するゲートウェイ装置を介してIP電話アプリケーションを利用したIP電話通信を行うためのIP電話通信プログラムにおいて、
    前記ゲートウェイ装置に対して通信先の示されたWebページを要求し取得するWebページ取得機能、
    前記Webページを介して通信先を指定することにより前記IP電話アプリケーションを取得および導入すると共に当該IP電話アプリケーションを実行することにより前記受信側情報端末に向けてIP電話接続要求を発信するアプリケーション導入実行機能、
    をコンピュータに実行させることを特徴としたIP電話通信プログラム。
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