JP2005129389A - 中継端子 - Google Patents

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Abstract

【課題】雄端子挿入時のこじりなどによる弾性接触片の変形を防止することができ、しかも安定した接触圧力を得ることができ、これによって端子間の接触安定性を高めることができる中継端子を提供する。
【解決手段】対向する前後の壁部15,18と両側の側壁部22,22とを有し、両端が開口形成された筒形の雄端子受承筒部12に、互いに逆向きに雄端子を受け入れて双方の雄端子同士を電気的に接続させる中継端子において、前側の壁部15に、この壁部15の上端開口側から下端開口側に向けて雄端子受承筒部12内で折り返された弾性接触片17を設け、後側の壁部18に、弾性接触片17と対向するとともに両側の側壁部22,22に回動自在に支持された支軸19b,19cを支点として雄端子の挿入方向に沿って傾く可動接触片19を設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、ワイヤハーネスを相互に接続するジャンクションボックスなどの電気接続箱に適用され、ブスバーの端部に起立形成された雄端子と、リレーやヒューズなどの電気部品から導出された雄端子とを電気的に接続させるための中継端子に関するものである。
ヒューズボックス、リレーボックス、ジャンクションボックス等の電気接続箱は、一般に、ケース内に複数のブスバーとこれらを支持する絶縁基板とからなるブスバー配線板が必要に応じて積層されて収容されるとともに、ケース外面にはヒューズ装着部、リレー装着部、ワイヤハーネス接続用コネクタ装着部等が設けられている。ブスバーには、タブ状の雄端子が起立形成され、ヒューズやリレー等の電気部品からは、タブ状の雄端子が導出されている。双方の雄端子は、互いに逆向きに形成されており、中継端子を介して相互に接続されるようになっている。
この種の中継端子に関連する従来の一例を図7に示す(特許文献1)。この従来例は、電気接続箱に中継端子を容易に組み付けることができ、電気接続箱の組立作業性を向上することができるものである。電気接続箱(図示せず)は、ブスバーを有する配線板と、配線板の上面を覆い、リレーやヒューズなどの電気部品が装着されたアッパーカバーと、配線板の下面を覆うロアカバーとを備えていて、ブスバーの端部に形成された雄端子57と電気部品から導出される雄端子58とを接続させる中継端子50を、係止手段によりアッパーカバーの端子収容部に予め仮係止させておき、配線板にアッパーカバーを被せることにより、ブスバーの雄端子57に中継端子50を接続させるものである。
中継端子50は、導電性基板から打ち抜かれ、折り曲げて形成されたものであり、両端が開口形成された雄端子受承筒部51と、この雄端子受承筒部51内に一体に形成された弾性接触片53とを備えている。
弾性接触片53は、雄端子受承筒部51の前側の壁部51aから延設されて内側に折り曲げられた第1の端子接触部53aと、さらにその先端を内向きに折り曲げた第2の端子接触部53bとからなっている。電気部品の雄端子58は雄端子受承筒部51の上端開口55側から挿入されて、後側の壁部51bと第1の端子接触部53aとの間に挟まれ、ブスバーの雄端子57は、雄端子受承筒部51の下端開口56側から挿入されて、第2の端子接触部53bと前側の壁部51aとの間に挟まれる。
特開2002−78153号公報(第3−4頁、第2図)
しかしながら、上記従来の中継端子50では、解決すべき以下の問題点がある。
双方の雄端子57,58は、雄端子受承筒部51の前側の壁部51a側及び後側の壁部51b側で面接触するため、雄端子57,58が斜めから挿入された場合には、図8に示すように、壁部51a,51b側で雄端子57,58の接触部の位置が変わり、雄端子57,58が壁部51a,51bに面接触できなくなるという問題があった。また、壁部51a,51b側の接触部と端子接触部53a,53bとが対向して位置しなくなり、雄端子57,58には曲げが作用して先端側が変形したり、弾性接触片53が雄端子57,58によってこじられて塑性変形したりするという問題があった。
湾曲形成された弾性接触片53の根本側が、てこの原理で雄端子57,58に押されると、弾性接触片53が潰された状態となり、雄端子57,58と端子接触部53a,53bの接触圧力が低くなり、接触安定性が低下するという心配があった。また、弾性接触片53が潰されて硬くなると、弾性が低下し、これによっても接触安定性が低下するという心配もあった。
上記問題は、ブスバーの雄端子57と電気部品の雄端子58の寸法管理を正確に行うことで、ある程度は解決することはできるものの、完全には解決することができず、また、複数の小さい部品等を含む電気接続箱の寸法管理を過剰に行うことは、部品コストを高めたり、部品の組付け性を悪くしたりするという他の問題があった。このようなことから、雄端子57,58の寸法管理を差程徹底して行なわなくとも、雄端子57,58の寸法誤差や組付誤差を容易に吸収することができ、接触安定性を高めることができる中継端子が求められていた。
本発明は、上記した点に鑑み、雄端子挿入時のこじりなどによる弾性接触片の変形を防止することができ、しかも端子間において安定した接触圧力を得ることができ、これによって端子間の接触安定性を高めることができる中継端子を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、対向する前後の壁部と両側の側壁部とを有し、両端が開口形成された筒形の雄端子受承筒部に、互いに逆向きに雄端子を受け入れて該雄端子同士を電気的に接続させる中継端子において、一方の壁部に、該壁部の一端開口側から他端開口側に向けて前記雄端子受承筒部内で折り返された弾性接触片が設けられ、他方の壁部に、該弾性接触片と対向するとともに、支軸を支点として前記雄端子の挿入方向に沿って傾く可動接触片が設けられ、該弾性接触片の根本側から一方の雄端子が上から下に向けて挿入されることで、該一方の雄端子が該弾性接触片と該可動接触片との間に挟まれ、該弾性接触片の先端側から他方の雄端子が下から上に向けて挿入されることで、該他方の雄端子が該弾性接触片と該一方の壁部との間に挟まれることを特徴とする。
上記構成によれば、中継端子は、弾性接触片と可動接触片とを備えているから、可動接触片を備えていない従来の中継端子に比べて、双方の雄端子の間に位置する弾性接触片の塑性変形を小さくすることができる。すなわち、弾性接触片は、斜めに挿入された雄端子により、こじられて押し潰されることが防止される。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の中継端子において、前記支軸が前記両側の側壁部に回動自在に支持されたことを特徴とする。
上記構成によれば、雄端子が斜めから挿入された際に、支軸が回動することで、可動接触片が雄端子に沿う方向に傾く。
また、請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の中継端子において、前記可動接触片が弾性を有することを特徴とする。
上記構成によれば、雄端子が斜めから挿入された際に、可動接触片自体が雄端子に沿う方向に撓む。
また、請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の中継端子において、前記一方の壁部に、該弾性接触片に対向する接触用凸部が設けられたことを特徴とする。
上記構成によれば、他方の雄端子が、弾性接触片と接触用凸部との間に挟まれるとともに、一方の壁部から浮いた状態に支持された状態となる。
また、請求項5記載の発明は、対向する前後の壁部と両側の側壁部とを有し、両端が開口形成された筒形の雄端子受承筒部に、互いに逆向きに雄端子を受け入れて該雄端子同士を電気的に中継接続させる中継端子において、一方の壁部に、該壁部の一端開口側から他端開口側に向けて前記雄端子受承筒部内で折り返された弾性接触片と、該弾性接触片に対向する第1の接触用凸部とが設けられ、他方の壁部に、該弾性接触片に対向する第2の接触用凸部が設けられ、該弾性接触片の根本側から一方の雄端子が上から下に向けて挿入されることで、該一方の雄端子が該弾性接触片と該第2の接触用凸部との間に挟まれ、該弾性接触片の先端側から他方の雄端子が下から上に向けて挿入されることで、該他方の雄端子が該弾性接触片と該第1の接触用凸部との間に挟まれることを特徴とする。
上記構成によれば、互いに逆向きに挿入される双方の雄端子は、弾性接触片と第1の接触用凸部の間及び弾性接触片と第2の接触用凸部の間に挟まれることとなり、一方の壁部及び他方の壁部から浮いた状態に支持された状態となる。
また、請求項6記載の発明は、請求項5記載の中継端子において、各接触用凸部と、前記弾性接触片の端子接触部とが対向していることを特徴とする。
上記構成によれば、雄端子が斜めに挿入されることがあっても、雄端子は常に弾性接触片の端子接触部と接触用凸部との間に挟まれることとなる。
以上の如く、請求項1記載の発明によれば、中継端子は、弾性接触片と可動接触片とを備えているから、斜めに挿入された雄端子により、弾性接触片がこじられて押し潰されることが防止される。したがって、端子間のクリアランスが広がり、接触圧力が低下することが防止され、端子間の接触安定性を向上することができる。また、弾性接触片が硬くなり、ばね定数が大きくなることも防止され、これによっても端子間の接触安定性を長期に亘り維持することができる。
また、請求項2記載の発明によれば、雄端子が斜めから挿入された際に、支軸が回動することで、可動接触片が雄端子に沿う方向に傾く。したがって、雄端子のこじりによる弾性接触片の変形を防止することができ、請求項1記載の発明と同等の効果を奏する。
また、請求項3記載の発明によれば、雄端子が斜めから挿入された際に、可動接触片自体が雄端子に沿う方向に撓む。したがって、雄端子のこじりによる弾性接触片の変形をより一層確実に防止することができる。
また、請求項4記載の発明によれば、他方の雄端子が、弾性接触片と接触用凸部との間に挟まれるとともに、一方の壁部から浮いた状態に支持された状態となる。したがって、他方の雄端子の角度誤差を吸収することができ、他方の雄端子が斜めから挿入されても端子間の接触圧力を安定させることができる。
また、請求項5記載の発明によれば、互いに逆向きに挿入される双方の雄端子は、弾性接触片と第1の接触用凸部の間及び弾性接触片と第2の接触用凸部の間に挟まれることとなり、一方の壁部及び他方の壁部から浮いた状態に支持された状態となる。したがって、双方の雄端子の角度誤差が吸収され、雄端子が斜めに挿入された場合であっても端子間の接触圧力が変わることが防止され、端子間の電気的接続の安定性を向上することができる。
また、請求項6記載の発明によれば、雄端子が斜めに挿入された場合であっても、雄端子が弾性接触片の接触部分と接触用凸部との間に挟まれることとなる。したがって、雄端子の角度誤差が吸収され、雄端子の接触安定性が向上する。また、雄端子には、大きさ等しく向きが反対の偶力が作用せず、雄端子の変形が防止される。
以下に本発明の実施の形態の具体例を図面を用いて詳細に説明する。図1〜図3は、本発明に係る中継端子の第1の実施形態を示し、図4及び図5は、同じく中継端子の第2の実施形態を示すものである。
中継端子10,10′,25は、ワイヤハーネスを相互に接続するジャンクションボックス30に適用され、内部回路導体であるブスバー32の端部に起立形成されたタブ状の雄端子32aと、リレー40から導出されたタブ状の雄端子40aとを電気的に接続させるための中間接続部材である。
このような中継端子10,10′,25は、プレス工程において製造される。プレス工程には、打ち抜き加工、打ち出し加工、折り曲げ加工が含まれており、ベリリウム−銅等の導電性基板が上下のプレス用金型の間に1ストロークするごとに順に送られて行き、工程の最後で中間製品又は完成品が排出される。第1の実施形態の中継端子10は、中間製品に対して可動接触片19を組み付けることで完成品が得られる。第2の実施形態の中継端子25は、導電性基板がプレス機を通過するだけで、図4に示される形状の中継端子が成形される。
図1及び図4に示される中継端子10,25は、ハイブリッド車両のメインECUに接続されるジャンクションボックス30に適用されるものである。図6には、ジャンクションボックス30の一部分解斜視図が示されている。このジャックションボックス30は、内部回路を構成する配線板31が上下二層(上層のみを図示する)に積層されてなる図示しない絶縁樹脂製のケース本体と、ケース本体の下面を保護する図示しないロアカバーと、ケース本体の上面を覆うアッパーカバー35とから構成されている。
ケース本体は、下層の配線板が組み付けられるミドルロアカバーと、上層の配線板31が組み付けられるミドルアッパーカバーとからなっている。各配線板31は、導電性基板から打ち抜かれて内部回路を形成するブスバー32と、絶縁基板33とからなっている。ブスバー32の端部には、リレー40から導出された雄端子40aと対応する位置で雄端子32aが上向きに折曲形成されている。
アッパーカバー35は合成樹脂材から樹脂成形されたものであり、上面35aには、リレー40やヒューズ(図示せず)、インバータ用ワイヤハーネス(図示せず)やインターロック用サービスプラグ(図示せず)等が装着される装着部36,37,38,39が形成されている。符号36はリレー装着部、符号37はヒューズ装着部、符号38はインバータ用ワイヤハーネス装着部、符号39はサービスプラグ装着部である。各リレー40には、ブスバー32の雄端子32aと対応する位置で4つの雄端子40aが下向きに導出されている。
アッパーカバー35の下面には、図示しない中継端子装着部が形成されている。中継端子10は、中継端子装着部に予め仮係止され、ケース本体にアッパーカバー35を被せることにより、中継端子10がブスバー32の雄端子32aに接続されるようになっている。
8つの中継端子10はブスバー32とリレー40との間に位置しており、ブスバー32とリレー40の雄端子32a,40aが中継端子10を介して相互に接続されるようになっている。ブスバー32とリレー40とが相互に接続されることで、バッテリからの電源電流や各種センサからの信号電流が分岐されるようになっている。
第1の実施形態の中継端子10は、ブスバー32の雄端子32a及びリレー40の雄端子40aを挿入した際のこじりによる弾性接触片17の変形を防止することができ、しかも安定した接触圧力を得ることができ、これによって雄端子−中継端子間の接触安定性を高めることができるものであり、対向する前後の壁部15,18と両側の側壁部22,22とを有し、両端が開口形成された雄端子受承筒部12に、互いに逆向きに雄端子32a,40aを受け入れて双方の雄端子32a,40同士を電気的に接続させる中継端子において、前側の壁部15に、この壁部15の上端開口(一端開口)13側から下端開口(他端面開口)14側に向けて雄端子受承筒部12内で折り返された弾性接触片17が設けられ、後側の壁部18に、弾性接触片17と対向するとともに両側の側壁部22,22に回動自在に支持され、支軸19b,19cを支点として雄端子40aの挿入方向に沿って傾く可動接触片19が設けられ、弾性接触片17の根本側から一方の雄端子40aが上から下に向けて挿入されることで、一方の雄端子40aが弾性接触片17と可動接触片19との間に挟まれ、弾性接触片17の先端側から他方の雄端子32aが下から上に向けて挿入されることで、他方の雄端子32aが弾性接触片17と前側の壁部15との間に挟まれることを第1の特徴とするものである。また、第1の実施形態では、可動接触片19に弾性を持たせることを有効とするものである。
以下に、第1の実施形態の中継端子10の構成及びその作用について詳細に説明する。
中継端子10は、導電性基板を打ち抜き・折り曲げ加工等することにより形成されたショートタイプの雌−雌端子である。この中継端子10は、全体的に基板をなす前側の壁部15と、展開状態にある前側の壁部15の両側を90°に折り曲げ形成した両側の側壁部22,22と、両側の側壁部22,22に支軸19b,19cを介して可動自在に支持された可動接触片19とからなる雄端子受承筒部12を備えている。雄端子受承筒部12の上端開口13からはリレー40の雄端子40aが挿入され、下端開口14からはブスバー32の雄端子32aが挿入されるようになっている(図2(b))。
前側の壁部15は、全体的に見れば平板状を成しているが、上下方向の中間部分が内向きに打ち出されている(図2(b))。打ち出し部分15aは平坦に形成されていて、雄端子32aが面接触されるようになっている。
ここで、本発明の説明の都合上、前後方向、上下方向、左右方向の概念を以下のように定義する。前後方向は、タブ状の雄端子32a,40aの板厚方向をいうものとし、前側を弾性接触片17が形成された側、後側を可動接触片19の形成された側をいうものとする。上下方向とは雄端子32a,40aの挿入方向をいうものとし、上を弾性接触片17の根本側、下を弾性接触片17の先端側と定める。左右方向は、雄端子32a,40aの幅方向をいうものとする。左右は対称であるため、左右の区別はしないこととする。
前側の壁部15には、上端開口13側から湾曲部分を介して雄端子受承筒部12内にUターン状に折り返された弾性接触片17が設けられている。弾性接触片17の先端側は、下端開口14の手前で再び内向きに折り返され、前側の壁部15と対向する第1の端子接触部17aが下向きに凸に曲げられている。弾性接触片17の根本側と先端側の中間部分は、可動接触片19に対向しているとともに先端側に向かうにしたがい可動接触片19に近づく方向に傾斜形成されている。また、中間部分には、上向きに凸の第2の端子接触部17bが形成されている。
後側の壁部18として可動接触片19は、別体成形されたものであり、板部19aと、板部19aの両側端の中間に形成された円柱状の支軸19b,19cとからなっている。板部19aの中央には、雄端子受承筒部12内に凸出する第3の端子接触部19dが打ち出し形成されていて、雄端子40aは弾性接触片17と第3の端子接触部17dとの間で挟まれるようになっている。
可動接触片19は、支軸19b,19cが雄端子受承筒部12の両側の側壁部22,22に貫通形成された軸孔22aに挿入されることで回動自在に支持され、雄端子40aの挿入方向に沿って傾くことができるようになっている。すなわち、可動接触片19が傾き、雄端子40aの角度誤差が吸収されることで、雄端子40aにより弾性接触片17がこじられて塑性変形することが防止され、しかも雄端子40aと第3の端子接触部19dの面接触状態が維持されるようになっている。したがって、雄端子40aと中継端子10の接触面圧が小さくなったり、接触面圧が変動したりすることが防止され、接触安定性が向上するようになっている。
図3には、図1に示す中継端子10の変形例が示されている。この中継端子10′は、導電性基板から一体的に成形されたものであり、打ち抜き加工、打ち出し加工、折り曲げ加工を含むプレス工程において完成品が成形されるようになっている。すなわち、この中継端子10′は、図1の中継端子10に比べて成形性が向上されるようになっている。可動接触片19′には、雄端子受承筒部12の片側の側壁部22に連なるヒンジ状の一方の支軸19b′と、他側の側壁部22に貫通形成されたスリット24に係合される他方の支軸19c′とが形成されている。このため、変形例の支軸19b′,19c′は、回動できないようになっている。しかしながら、可動接触片19′自体は弾性を有しているため、雄端子40aが斜めから挿入されると、雄端子40aの挿入方向に沿って変形することで、図1の中継端子10と同様の作用効果が発揮されるようになっている。
次に、図4及び図5に基づいて、第2の実施形態の中継端子25について説明する。本実施形態と第1の実施形態の重複する構成部分は同一符号を付して説明を省略する。
第2の実施形態の中継端子25は、互いに逆向きに挿入される双方の雄端子32a,40aの角度誤差を簡単な構成で吸収することができるものであり、前側の壁部15に、この壁部15の上端開口13側から下端開口14側に向けて雄端子受承筒部12内で折り返された弾性接触片17と、この弾性接触片17に対向する第1の接触用凸部26とが設けられ、後側の壁部18に、弾性接触片17に対向する第2の接触用凸部27が設けられ、弾性接触片17の根本側から一方の雄端子40aが上から下に向けて挿入されることで、一方の雄端子40aが弾性接触片17と第2の接触用凸部27との間に挟まれ、弾性接触片17の先端側から他方の雄端子32aが下から上に向けて挿入されることで、他方の雄端子32aが弾性接触片17と第1の接触用凸部26との間に挟まれることを特徴とするものである。また、第2の実施形態では、第1、第2の接触用凸部26,27と弾性接触片17の第1、第2の端子接触部17a,17bとが対向していること有効とするものである。
本実施形態の中継端子25は、第1の実施形態の変形例に示される中継端子10′と同様に、導電性基板から一体的に成形されたものであり、打ち抜き加工、打ち出し加工、折り曲げ加工を含むプレス工程において完成品が成形されるようになっている。片側の側壁部22の延長部分が折り曲げ片28であり、この折り曲げ片28を折り曲げて側壁部22と後側の壁部18が固定されるようになっている。
この中継端子25は、基板としての前側の壁部15に、弾性接触片17の第1の端子接触部17aに対向する位置で第1の接触用凸部26が設けられ、後側の壁部18に、弾性接触片17の第2の端子接触部17bに対向する位置で第2の接触用凸部27が設けられた点で、第1の実施形態と相違している。また、中継端子25と雄端子32aとが点又は線で接触する点も、第1の実施形態と相違している。点又は線接触は、面接触に比べて接触圧力が高められる効果がある。
第1の接触用凸部26は、前側の壁部15から内向きに突設されているため、雄端子32aは点又は線で第1の接触用凸部26に接触するとともに、雄端子32aと前側の壁部15との間にはクリアランスが形成されることとなる。このため、雄端子32aが第1の接触用凸部26を支点してクリアランスの範囲内で動くことができるようになり、これによって雄端子32aの角度誤差が吸収されて、無理な力が弾性接触片17に作用することが防止されている。
第2の接触用凸部27も、後側の壁部18から内向きに突設されているため、雄端子40aは点又は線で第2の接触用凸部27に接触するとともに、雄端子40aの他の部分と後側の壁部18との間にはクリアランスが形成されることとなる。したがって、雄端子40aは、このクリアランスの範囲内で、第2の接触用凸部27を支点としてシーソーのように動くことができるようなり、これによって雄端子40aの角度誤差が吸収されるとともに、斜め挿入によるこじりの問題などが解決されている。
第2の実施形態によれば、互いに逆向きに挿入される双方の雄端子32a,40aが、第1の接触用凸部26及び第2の接触用凸部27により、前側の壁部15及び後側の壁部18から浮いた状態に支持されることで、双方の雄端子32a,40aの角度誤差が吸収され、端子間の接触圧力が変わることが防止され、端子間の接触安定性が向上する。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。例えば、以下のように変形して実施することもできる。
(1)第1の実施形態の中継端子10の可動接触片19に、弾性を持たせることも可能である。これにより、斜めから挿入される雄端子40aの角度誤差をより有効に吸収することができる。
(2)第2の実施形態では、前後の壁部15,18に接触用凸部26,27が設けられているが、いずれか一方の壁部に設けることも可能である。
本発明に係る中継端子の第1の実施形態を示す斜視図である。 (a)は図1に示す中継端子の正面図、(b)は(a)のA−A線に沿って切断した断面図である。 図1に示す中継端子の変形例を示す斜視図である。 本発明に係る中継端子の第2の実施形態を示す斜視図である。 (a)は図4に示す中継端子の正面図、(b)は(a)のB−B線に沿って切断した断面図である。 本発明に係る中継端子が適用されるジャンクションボックスの一部分解斜視図である。 従来の中継端子の一例を示す断面図である。 図7に示す中継端子に斜めから雄端子が挿入された状態を示す断面図である。
符号の説明
10,10′,25 中継端子
12 雄端子受承筒部
13 上端開口(一端開口)
14 下端開口(他端開口)
15 前側の壁部(一方の壁部)
17 弾性接触片
17a 第1の端子接触部
17b 第2の端子接触部
18 後側の壁部(他方の壁部)
19,19′ 可動接触片
19b,19c 支軸
26 第1の接触用凸部
27 第2の接触用凸部

Claims (6)

  1. 対向する前後の壁部と両側の側壁部とを有し、両端が開口形成された筒形の雄端子受承筒部に、互いに逆向きに雄端子を受け入れて該雄端子同士を電気的に接続させる中継端子において、
    一方の壁部に、該壁部の一端開口側から他端開口側に向けて前記雄端子受承筒部内で折り返された弾性接触片が設けられ、
    他方の壁部に、該弾性接触片と対向するとともに、支軸を支点として前記雄端子の挿入方向に沿って傾く可動接触片が設けられ、
    該弾性接触片の根本側から一方の雄端子が上から下に向けて挿入されることで、該一方の雄端子が該弾性接触片と該可動接触片との間に挟まれ、該弾性接触片の先端側から他方の雄端子が下から上に向けて挿入されることで、該他方の雄端子が該弾性接触片と該一方の壁部との間に挟まれることを特徴とする中継端子。
  2. 前記支軸が前記両側の側壁部に回動自在に支持されたことを特徴とする請求項1記載の中継端子。
  3. 前記可動接触片が弾性を有することを特徴とする請求項1又は2記載の中継端子。
  4. 前記一方の壁部に、該弾性接触片に対向する接触用凸部が設けられたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の中継端子。
  5. 対向する前後の壁部と両側の側壁部とを有し、両端が開口形成された筒形の雄端子受承筒部に、双方から雄端子を受け入れて該雄端子同士を電気的に中継接続させる中継端子において、
    一方の壁部に、該壁部の一端開口側から他端開口側に向けて前記雄端子受承筒部内で折り返された弾性接触片と、該弾性接触片に対向する第1の接触用凸部とが設けられ、
    他方の壁部に、該弾性接触片に対向する第2の接触用凸部が設けられ、
    該弾性接触片の根本側から一方の雄端子が上から下に向けて挿入されることで、該一方の雄端子が該弾性接触片と該第2の接触用凸部との間に挟まれ、該弾性接触片の先端側から他方の雄端子が下から上に向けて挿入されることで、該他方の雄端子が該弾性接触片と該第1の接触用凸部との間に挟まれることを特徴とする中継端子。
  6. 各接触用凸部と、前記弾性接触片の端子接触部とが対向していることを特徴とする請求項5記載の中継端子。
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