JP2005128869A - 情報処理装置、撮像装置および通信方法 - Google Patents

情報処理装置、撮像装置および通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 ホスト機器が対応していない通信仕様により接続しようとした場合に、ホスト機器が対応する通信仕様での再接続を簡単な処理で行うことが可能な、スレーブ機器として機能する情報処理装置を提供する。
【解決手段】 接続したホスト機器に対してディスクリプタを送信した後(S42)、一定時間内に応答が受信されなかった場合に(S43)、正しい接続が行われていない可能性が高い状態であることを表示により通知し、通信仕様の設定画面に移行するための指示項目を同時に表示する(S45)。指示項目が選択されると、データラインD+へプルアップ電圧を供給するライン上のスイッチをOFFしてプルダウンし(S48)、設定画面上で通信仕様が選択されると、その選択に応じてディスクリプタを書き換えた後(S51)、スイッチをONしてデータラインD+をプルアップする(S52)。
【選択図】 図4

Description

本発明は、通信インタフェースを介して接続されたホスト機器に対するスレーブ機器として機能し、複数の通信仕様を選択的に設定して通信インタフェースを介したデータ送受信を行うことが可能な情報処理装置、撮像装置、およびスレーブ機器における通信方法に関する。
近年、パーソナルコンピュータ(以下、PCと略称する)と周辺機器とを接続するインタフェース規格として、USB(Universal Serial Bus)が広く普及している。このUSB規格により、マウスポインタ、キーボード、モニタ、プリンタ、大容量記憶ドライブ、モデム、ファクシミリなどを含む様々な周辺機器を、単一のインタフェース規格により接続することが可能となっている。USB規格では、一対のより線対を用いて信号の送受信が行われるため、例えば従来のパラレル方式のインタフェースなどと比較して非常に少ない信号線によりデータ転送することができ、かつ、信号線間の遅延時間のバラツキに強いため、高速のデータ転送に適している。
また、すべてのUSBデバイス(スレーブ)は、デバイスの属性が記述されたディスクリプタと呼ばれるテーブルを備えている。このディスクリプタには、デバイスがどのメーカの製品であり、そのメーカが定める製品番号や製品分野コードなどに関する情報が記述されている。USBに対応するPCなどのホスト側の情報処理装置に組み込まれたOS(Operating System)は、接続されたUSBデバイスに対してディスクリプタを要求して取得することにより、製品に適合するドライバ・ソフトウェアを識別してロードする仕組みになっている。
また、最近では、複数の通信仕様に対応するUSBデバイスも存在している。USBでは、ホスト機器とスレーブ機器との間で1対1の通信を行う際、ホスト側がバス上の通信制御を支配し、通信手順が必ずホスト側から開始される。ホスト機器とスレーブ機器とが接続されると、ホスト機器は、スレーブ機器のディスクリプタを取得し、これを参照して、どのような仕様でスレーブ側と通信を行えばいいかを判断する。このような判断は、接続の初期状態でのみ行われるため、複数の通信仕様に対応するスレーブ機器において、接続状態で通信仕様を切り換えるためには、接続状態を一旦リセットする手順が必要となる。具体的には、USBケーブルを一旦引き抜き、スレーブ機器の通信仕様を変更した後、再びUSBケーブルを差し込むことで、切り換えが可能となる。
複数の通信仕様に対応するスレーブ機器の例としては、デジタルスチルカメラが考えられる。デジタルスチルカメラでは、例えば、記録した画像の転送などのためにPCに接続する用途の他、プリンタに直接接続して、記録した画像を印刷させることが考えられている。このようなデジタルスチルカメラでは、例えばPCとの接続ではUSBマスストレージクラスあるいはPTP(Picture Transfer Protocol)といった通信仕様を用い、プリンタとの直接接続では「PictBridge」といわれる通信仕様を用いることが考えられている。なお、PictBridge規格は、トランスポート層を規定するPTPとその上位のアプリケーション層との間のインタフェースを規格化したものであり、USB接続においてはPTPでの接続の場合とディスクリプタの内容を区別する必要がある。
なお、従来、複数の機能を併せ持つUSB接続機器において1つの機能を選択設定した場合に、その機能に応じたディスクリプタ情報をROM(Read Only Memory)から読み出し、接続相手のコンピュータに送信することにより、利用する機能を利用者が容易に選択指定することを可能にしたUSB接続機器があった(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−202325号公報(段落番号〔0044〕〜〔0050〕、図6)
上述したように、USB規格では、ホスト機器は、スレーブ機器から取得したディスクリプタに応じて通信仕様を判断し、通信制御を行う。このため、複数の通信仕様に対応するスレーブ機器は、ホスト機器の種別に応じて適切なディスクリプタを送信する必要がある。しかし、スレーブ機器はホスト機器の種別を自動認識することはできないため、事前にユーザの操作により通信仕様を適切なものに設定しておく必要がある。スレーブ機器の設定が、ホスト機器で対応する通信仕様になっていない場合、通信リンクが確立されずにフリーズした状態となってしまう。
例えば、デジタルスチルカメラをPCと接続し、USBマスストレージクラスにより通信を行った後に、通信仕様の設定を変更せずに、PictBridge規格に対応するプリンタに接続し直した場合には、プリンタとの間で通信することができないことになる。この場合は、上述したように、USBケーブルを一旦引き抜き、デジタルスチルカメラの通信仕様を変更して、再びUSBケーブルを接続する必要があり、処理が煩雑でわかりにくく、ユーザの操作性が悪いことが問題であった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、ホスト機器が対応していない通信仕様により接続しようとした場合に、ホスト機器が対応する通信仕様での再接続を簡単な処理で行うことが可能なスレーブ機器として機能する情報処理装置を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、ホスト機器が対応していない通信仕様により接続しようとした場合に、ホスト機器が対応する通信仕様での再接続を簡単な処理で行うことが可能なスレーブ機器として機能する撮像装置を提供することである。
さらに、本発明の他の目的は、ホスト機器が対応していない通信仕様により接続しようとした場合に、ホスト機器が対応する通信仕様での再接続を簡単な処理で行うことが可能なスレーブ機器における通信方法を提供することである。
本発明では上記課題を解決するために、通信インタフェースを介して接続されたホスト機器に対するスレーブ機器として機能し、複数の通信仕様を選択的に設定して前記通信インタフェースを介したデータ送受信を行うことが可能な情報処理装置において、現在設定されている前記通信仕様を含むディスクリプタ情報を前記ホスト機器に送信する送信手段と、前記ディスクリプタ情報を送信した前記ホスト機器との接続失敗を判定する判定手段と、前記判定手段により接続失敗と判定されると、前記通信仕様の設定を変更する設定変更手段と、前記判定手段により接続失敗と判定された後の所定のタイミングで、前記ホスト機器との通信ラインを初期化する初期化手段とを有し、前記送信手段は、前記初期化手段による初期化動作後に、前記設定変更手段による設定変更に応じた前記ディスクリプタ情報を前記ホスト機器に送信することを特徴とする情報処理装置が提供される。
このような情報処理装置では、現在設定されている通信仕様を含むディスクリプタ情報をホスト機器に送信した後に、その送信先のホスト機器との接続失敗を判定手段により判定することができる。判定手段は、例えば送信したディスクリプタ情報に対するホスト機器からの応答が所定時間後に受信されないときに、接続失敗と判定する。判定手段により接続失敗が判定されると、設定変更手段により通信仕様の設定が変更される。また、接続失敗の判定後の所定のタイミングで、初期化手段によりホスト機器との通信ラインが初期化される。これにより、変更された通信仕様により再接続動作が開始され、送信手段は、変更された通信仕様をディスクリプタ情報に含めて、ホスト機器に送信する。このような動作により、ホスト機器が対応していない通信仕様により接続を行おうとした場合に、動作が停止してしまう状態を回避することができる。また、通信仕様の設定を変更して再接続するために通信ケーブルを引き抜いて再び挿入するといった操作をユーザが行う必要がなくなる。
また、本発明では、通信インタフェースを介して接続されたホスト機器との間で複数の通信仕様を選択的に設定してデータ送受信を行うことが可能なスレーブ機器における通信方法であって、現在設定されている前記通信仕様を含むディスクリプタ情報を前記ホスト機器に送信し、送信した前記ディスクリプタ情報に対する前記ホスト機器からの応答が所定時間後に受信されないときに、前記ホスト機器との接続失敗と判定し、前記ホスト機器との接続失敗と判定されると前記通信仕様の設定を変更し、前記ホスト機器との接続失敗と判定した後の所定のタイミングで、前記ホスト機器との通信ラインを初期化し、前記初期化動作後に、変更された前記通信仕様を含む前記ディスクリプタ情報を前記ホスト機器に送信することを特徴とする通信方法が提供される。
このような通信方法では、現在設定されている通信仕様を含むディスクリプタ情報をホスト機器に送信した後に、その送信先のホスト機器との接続失敗を判定することができる。接続失敗は、例えば送信したディスクリプタ情報に対するホスト機器からの応答が所定時間後に受信されないときに判定される。接続失敗が判定されると、通信仕様の設定が例えばユーザ操作などに応じて変更され、また、接続失敗の判定後の所定のタイミングで、ホスト機器との通信ラインが初期化される。これにより、変更された通信仕様により再接続動作が開始され、変更された通信仕様を含むディスクリプタ情報がホスト機器に送信される。このような動作により、ホスト機器が対応していない通信仕様により接続を行おうとした場合に、動作が停止してしまう状態を回避することができるとともに、例えば通信ケーブルを引き抜いて通信仕様を設定し直し、再び挿入するといった操作をユーザが行うことなく、他の通信仕様により再接続を行うことができる。
本発明の情報処理装置によれば、ホスト機器との接続を行う際に、ホスト機器が対応していない通信仕様により接続している場合に、フリーズすることなく通信仕様の設定変更を行って再接続することができる。また、この際に通信ケーブルの引き抜き、再挿入といった操作を行う必要がない。従って、ユーザの使用感を向上させることができる。
また、本発明の通信方法によれば、ホスト機器との接続を行う際に、ホスト機器が対応していない通信仕様により接続している場合に、フリーズすることなく通信仕様の設定変更を行って再接続することができる。また、この際に通信ケーブルの引き抜き、再挿入といった操作を行う必要がない。従って、ユーザの使用感を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の実施の形態では、本発明をデジタルスチルカメラ(以下、DSCと略称する)に適用した場合を想定する。
図1は、本発明を適用したDSCを含むシステムの構成を示す図である。
本実施の形態では、図1に示すように、DSC1をPC2およびプリンタ3と接続して使用する場合を想定する。PC2およびプリンタ3との間の通信インタフェース規格としては、USBを用いる。また、PC2およびプリンタ3は、USBホストとして機能し、DSC1はUSBデバイス(スレーブ)として機能する。
DSC1は、USB規格を用いた通信仕様として、マスストレージ、PTPおよびPictBridge規格のいずれかを切り換えて使用することが可能となっている。また、PC2は、マスストレージおよびPTPに対応している。そして、DSC1と接続されると、DSC1においてマスストレージが設定されている場合には、PC2側においてDSC1内に設けられたデータフォルダを共有し、データのコピーや切り取り、貼り付けなどの操作を行うことが可能となる。また、DSC1においてPTPが設定されている場合には、PC2による制御の下で、DSC1内に記録された画像データをPC2に転送させることができる。
また、プリンタ3は、PictBridge規格のみに対応している。DSC1は、プリンタ3と接続された場合には、DSC1側の制御の下で、DSC1内に記録された画像データをプリンタ3に送信し、その画像を印刷させることができる。
図2は、DSC1の内部構成を示すブロック図である。
図2に示すように、DSC1は、光学ブロック11、CCD12、撮像信号用のA/Dコンバータ13、画像信号処理回路14、ストロボ15、音声信号用のA/Dコンバータ16およびD/Aコンバータ17、CPU(Central Processing Unit)18、フラッシュメモリ19、RAM(Random Access Memory)20、表示処理部21、入力部22、記録メディア23、およびUSBコントローラ24が、システムバス25に接続された構成を有している。
光学ブロック11は、被写体からの光をCCD12に集光するためのレンズ、レンズを移動させてフォーカス合わせやズーミングを行うための駆動機構、シャッタ機構、アイリス機構などを具備する。CCD12は、被写体からの入射光を電気信号に変換する。光学ブロック11内の機構の動作やCCD12の駆動タイミングなどは、CPU18からの制御信号により制御される。A/Dコンバータ13は、CCD12から出力された画像信号をデジタル信号に変換する。
画像信号処理回路14は、A/Dコンバータ13から出力された画像信号に対して、AGC(Auto Gain Control)処理や、AWB(Auto White Balance)処理、AF(Auto Focus)処理、AE(Auto Exposure)処理などのカメラ信号処理を施す。さらに、カメラ信号処理が施された画像データに対して、JPEG(Joint Photographic Coding Experts Group)方式などの所定の静止画像データフォーマット、あるいはMPEG(Moving Picture Experts Group)方式などの所定の動画像データフォーマットで、圧縮符号化処理を行う。また、CPU18から供給された静止画像または動画像の符号化データを伸張復号処理する。
ストロボ15は、CPU18による制御の下で、被写体に対してストロボ光を照射する。A/Dコンバータ16には、マイクロフォン16aが接続されている。A/Dコンバータ16は、マイクロフォン16aにより収音された音声信号をデジタル信号に変換して、CPU18に供給する。D/Aコンバータ17には、アンプ17aが接続され、アンプ17aにはさらにスピーカ17bが接続されている。D/Aコンバータ17は、CPU18から供給されたデジタル音声データをアナログ信号に変換し、アンプ17aに供給する。アンプ17aに供給された音声信号は増幅されて、スピーカ17bから出力される。
CPU18は、入力部22からの入力信号に応じて、フラッシュメモリ19に記憶された各種プログラムを実行することにより、DSC1全体の動作を制御する。フラッシュメモリ19は、例えばEEPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)からなり、CPU18に実行される各種プログラムや、処理に必要とされるデータなどを記憶する。RAM20は、例えばSDRAM(Synchronous−Dynamic RAM)からなり、CPU18の動作中にデータを一時的に記憶する。
表示処理部21には、例えば(Liquid Crystal Display)からなるディスプレイ21aが接続されている。表示処理部21は、CPU18から供給された画像データから、ディスプレイ21aに表示させるための画像信号を生成して、これをディスプレイ21aに供給し、画像を表示させる。入力部22は、ユーザが入力操作を行うための例えばシャッタレリーズボタンなどの各種ボタンやレバー、ダイヤルなどにより構成され、入力操作に応じた制御信号をCPU18に供給する。記録メディア23は、着脱可能となっており、例えば撮像された画像のデータなどを記録する。記録メディア23は、例えばフラッシュ型EEPROMなどにより構成される。
USBコントローラ24には、USBコネクタ24aが接続されている。USBコントローラ24は、USBコネクタ24aに図示しないUSBケーブルにより接続された他の機器と、システムバス25との間で、USB規格に従ってデータの送受信を行うための通信インタフェースとして機能する。また、USBコントローラ24は、USBコネクタ24aに接続されたUSBケーブル内のデータライン(D+)に対して、プルアップ抵抗24bを介して3.3Vのプルアップ電圧を印加している。そして、プルアップ抵抗24bとUSBコネクタ24aとの間には、データライン(D+)へのプルアップ電圧を選択的に遮断するスイッチ24cが設けられている。スイッチ24cは、通信ラインを初期化するために設けられ、その動作はCPU18からの制御信号に基づいてUSBコントローラ24に制御される。なお、プルアップ抵抗24bおよびスイッチ24cは、実際にはUSBコントローラ24内に設けられる。
ここで、上記のDSC1における基本的な動作について説明する。まず、静止画像の撮影時の動作について説明する。
静止画像の撮影前には、被写体からの反射光がCCD12によって受光され、A/Dコンバータ13により光電変換された信号が、システムバス25を介して画像信号処理回路14に順次供給される。画像信号処理回路14では、入力画像信号に対して各種のカメラ信号処理が施され、処理後の画像信号は表示処理部21に供給される。これにより、カメラスルー画像がディスプレイ21aに表示され、ユーザはディスプレイ21aを見て画角合わせを行うことが可能となる。
この状態で、入力部22のシャッタレリーズボタンが押下されると、CPU18は、光学ブロック11のシャッタを動作させる。このとき、必要に応じてストロボ15を発行させる。また、CPU18はこのとき、画像信号処理回路14を制御して、A/Dコンバータ13から供給され、カメラ信号処理が施された1フレーム分の画像信号に対して、所定の静止画像データフォーマットに基づく圧縮符号化処理を行い、符号化された静止画像データをシステムバス25を介して記録メディア23に格納する。
また、記録メディア23に記録された画像データを再生表示する場合には、記録メディア23から読み出された画像データは、画像信号処理回路14において伸張復号処理され、表示処理部21に供給される。これにより、再生画像はディスプレイ21aに表示される。
さらに、上記のDSC1は、動画像の記録・再生を行うことも可能となっている。動画像の撮像・記録時には、A/Dコンバータ13から画像信号処理回路14に供給され、カメラ信号処理が施された画像信号に対して、画像信号処理回路14において所定の動画像データフォーマットに従って圧縮符号化処理が施され、CPU18に供給される。また、このときマイクロフォン16aにより収音された音声信号は、A/Dコンバータ16によりデジタル信号化され、CPU18に供給される。CPU18は、供給された音声信号を所定の音声データフォーマットに従って圧縮符号化する。そして、符号化された動画像データおよび音声データを多重化してデータストリームを生成し、記録メディア23に順次記録させる。
また、動画像を再生する場合には、記録メディア23から読み出された動画像データは、CPU18により画像データと音声データとに分離される。分離された画像データは画像信号処理回路14において伸張復号処理され、処理後の信号が表示処理部21に供給されて、動画像がディスプレイ21aに再生表示される。また、分離された音声データはCPU18において伸張復号処理され、D/Aコンバータ17においてアナログ信号に変換される。そして、変換された音声信号はアンプ17aにより増幅され、スピーカ17bから再生出力される。
ところで、上記のDSC1は、撮影・収音して記録メディア23に記憶した静止画像や音声のデータファイルを、CPU18の制御の下で、USBコントローラ24およびUSBコネクタ24aを介して外部のPC2、プリンタ3などの機器に送出することが可能となっている。また、外部の機器から送信されたデータファイルをUSBコントローラ24において受信し、記録メディア23に記録する、あるいはさらにこのデータファイルを再生して出力することも可能となっている。
上述したように、DSC1は、USB規格を用いた通信仕様として、マスストレージ、PTPおよびPictBridge規格の3種類を選択的に使用することが可能となっている。これらの通信仕様は入力部22からの操作入力により設定を変更することが可能で、また変更された通信仕様の設定は、その後にUSB通信を終了したり、あるいは電源を切断した場合にも保持されるものとする。
ここで、USB接続の基本動作について説明する。図3は、USB規格を用いて通信リンクを確立するまでのホスト機器とスレーブ機器との間の通信シーケンスを示す図である。
まず、ホスト機器(例えばPC2やプリンタ3)とスレーブ機器(例えばDSC1)との間で、USBケーブルが接続されていない状態から、USBケーブルが接続されたとする(タイミングT31)。このとき、USBケーブル内のデータラインD+(ただし、USBバージョン1.1ロースピードモードの場合はD−)の電圧が3.3Vにプルアップされる(タイミングT32)。なお、上記のDSC1では、スイッチ24cは導通状態となっており、USBケーブルが接続されると、プルアップ抵抗24bを介してデータラインD+にプルアップ電圧が印加されることになる。
ホスト機器は、データラインD+の電圧がプルアップされたことにより、デバイスの接続を検出し、エニュマレーション(Enumeration)処理によりシステムをリセットして機器の接続をお互いに認識(タイミングT33)した後、コンフィギュレーション処理を開始する。コンフィギュレーション処理の中では、ホスト機器は、スレーブ機器としてどんなものが接続されたのかをチェックする。このために、スレーブ機器には、その機器のリソースに関する情報が記述されたディスクリプタを具備しており、このディスクリプタの内容をホスト機器に通知することでエニュマレーション処理が行われる。ディスクリプタには、現在設定されている通信仕様の記述が含まれている。
ホスト機器は、コマンドを発行して、スレーブ機器に対してディスクリプタを要求する(タイミングT34)。スレーブ機器は、ホスト機器からの要求に応じて、ディスクリプタの内容を返信する(タイミングT35)。ホスト機器は、返信されたディスクリプタの内容に基づいて、対応するドライバを探索して起動する。そして、ドライバのリンクが完了した時点で、スレーブ機器に対して「Set_Configuration」のコマンドを発行する(タイミングT36)。これにより、コンフィギュレーション処理が終了し、機器間の通信リンクが確立した状態となる。
なお、ホスト機器は、データラインD+の電圧がGNDレベルにプルダウンされたことを検知すると、バスリセットされたことを認識する。従って、スレーブ機器との間のUSBケーブルが引き抜かれると、ホスト機器はバスリセットされたと認識して、この機器との間のシステム状態をリセットする。このような手順により、USB規格ではいわゆるプラグ・アンド・プレイ機能が実現されている。
ところで、ホスト機器は、スレーブ機器から取得したディスクリプタに対応するドライバを具備していない場合には、通信を続行することができない。このとき、スレーブ機器から見てホスト機器はフリーズした状態となる。
上述したように、PC2は、マスストレージおよびPTPの各通信仕様に対応しており、これらの対応するドライバを具備している。しかし、例えばPictBridge規格に設定されたスレーブ機器と接続された場合には、対応するドライバを探し出せずに動作が停止する。あるいは、対応するドライバをインストールするためのウィザードが起動し、DSC1との間の通信が停止した状態となる。また、プリンタ3は、PictBridge規格に対応しており、これに対応するドライバを具備しているが、例えばマスストレージやPTPに設定されたスレーブ機器と接続された場合は、同様に動作が停止する。
ここで、ユーザがDSC1をPC2に接続して所定の操作を行った後、USBケーブルを引き抜いてDSC1の電源をOFFにした場合を考える。このとき、DSC1の通信仕様の設定は、マスストレージあるいはPTPとなっており、この後に電源を再投入した場合にも、設定は保持されている。ユーザは、例えば電源を再投入したDSC1により画像の撮像・記録を行った後、記録された画像をプリンタ3に印刷させるために、USBケーブルによりプリンタ3と接続する。DSC1は通常、USBケーブルがUSBコネクタ24aに挿入されると、画像の撮像などが可能な撮像モードから、USB接続により外部通信モードに移行する。外部通信モードでは、外部機器からの制御が行われるマスストレージやPTPの設定状態では、操作の必要がないため、自身のすべての操作スイッチの動作を無効にしている。
一方、DSC1との接続を検知したプリンタ3は、上述した手順でコンフィギュレーション処理を開始し、DSC1に対してディスクリプタを要求し、これを取得する。しかし、取得したディスクリプタには、通信仕様としてマスストレージあるいはPTPが記述されているため、対応するドライバを起動できず、フリーズ状態となる。このとき、DSC1では、プリンタ3からの応答の待機状態のままとなり、ユーザは通信仕様の設定の間違いに気づきにくい。また、気づいたとしても、通信仕様の設定を変えるためには、USBケーブルを一旦引き抜き、撮像モードに戻してから、通信仕様を変更する操作入力を行い、再びUSBケーブルを挿入するという手順を踏む必要があった。
これに対して、本発明では、ディスクリプタを送信した後、ホスト機器からの応答の有無などに応じて、通信仕様が一致しないことにより接続失敗の状態を検出し、USBケーブルの引き抜きおよび再挿入を行うことなく、設定を変更して再接続を実行させることにより、ユーザの操作感を向上させる。
図4は、DSC1におけるUSB通信の開始時から通信リンク確立までの処理の流れを示すフローチャートである。
例えば、電源ONで撮像モードとなっているDSC1をUSBケーブルによりホスト機器に接続した場合、あるいは電源OFF状態でUSBケーブルによりホスト機器に接続されたDSC1に対して電源を投入した場合などに、図4の処理が開始されることになる。ステップS41において、ホスト機器においてデータラインD+がプルアップされたことが検出されることにより、エニュマレーション処理に続き、コンフィギュレーション処理が開始される。ステップS42において、DSC1は、ホスト機器からの要求に応じて、ディスクリプタ内の必要な情報を送信する。これにより、現在設定されている通信仕様がホスト機器に通知される。
ステップS43において、ディスクリプタの送信から時間がカウントされ、一定時間内にホスト機器からの応答(コマンド「Set_Configuration」)を受信した場合には、ステップS44に進む。ステップS44において、通信リンクが確立され、このとき設定されていた通信仕様に応じた処理が行われる。
また、一定時間内にホスト機器からの応答が受信されない場合は、ステップS45において、正しい接続が行われていない可能性が高い状態であることを、表示によりユーザに通知する。例えば、ディスプレイ21aにおいて、接続先を確認するようにユーザに通知する表示を行う。また、通信仕様を設定する設定画面へ移行するための指示項目を同時に表示する。なお、実際には後述するように、設定画面へ移行するためには、ユーザの複数回の操作入力に応じて複数の画面が遷移するようにしてもよい。
ステップS46において、引き続きホスト機器からの応答を監視し、応答を受信した場合にはステップS44に進み、受信しない場合はステップS47に進む。ステップS47において、設定画面へ移行するための指示項目が、ユーザの入力操作により選択されたか否かを判定し、選択された場合はステップS48に進み、選択されない場合はステップS46に戻る。ステップS48において、プルアップ抵抗24bに接続されたスイッチ24cをOFF状態にして、データラインD+の印加電圧をプルダウンする。これとともに、ステップS49において、通信仕様を設定するための設定画面を表示する。
すなわち、設定画面への指示項目を表示した後、その指示項目がユーザにより選択されるまでに、ホスト機器からの応答を受信した場合には、通信リンクを確立してこのときの通信仕様の設定のまま処理を続けることができる。
ステップS50において、設定画面に応じたユーザ操作を待機し、設定画面に表示されたいずれかの通信仕様をユーザが選択し、確定した場合はステップS51に進む。ステップS51において、選択された通信仕様に応じて、ディスクリプタの内容を書き換える。これとともに、ステップS52において、スイッチ24cをON状態として、データラインD+の印加電圧をプルアップする。これにより、通信ラインがリセットされる。そして、ステップS41に戻り、再設定された通信仕様を用いたコンフィギュレーション処理が行われる。
以上の処理により、ホスト機器で対応していない通信仕様が設定されていた場合には、ステップS45により接続先の機器を確認するようにユーザに通知されるので、応答が受信できないためにフリーズ状態となってユーザが混乱することがなくなる。また、この後に入力部22を操作することで通信設定を変更することが可能となるとともに、USBケーブルを抜き差しすることなく、通信ラインを初期化することができるので、ユーザの操作感を大きく向上させることができる。
以下、上記処理の際のユーザ操作の例について具体的に説明する。図5は、通信仕様の設定などを行うための入力スイッチの配置例を示す図である。
図5では、DSC1の外観の例を示しており、この例では、画角合わせや再生画像表示のためのディスプレイ21aの横に、各種の入力キーが配置されている。このうち、十字キー221は、上下左右にそれぞれ対応する方向キー221a〜221dと中央の確定キー221eとを具備している。また、その下にはメニュー画面を表示するためのメニューキー222が配置されている。
図6は、通信仕様としてPictBridge規格が設定された状態でPC2に接続した場合のDSC1のディスプレイ21aにおける画面遷移例を示す図である。
まず、DSC1とPC2との間でコンフィギュレーション処理が行われている間は、図6(A)のように、PictBridge規格により接続処理が行われていることを示す画面が表示される。
この表示中において、ディスクリプタの内容をPC2に通知した後、タイムアウト時間である5秒後にPC2からの応答を受信できない場合には、正しい接続が行われていない可能性が高いと判定されて、図6(B)のように、接続先の機器を確認するように通知する文字が表示される。このとき、同時に、メニューキー222を押下することで通信仕様などの他の設定を行うことが可能であることをユーザに通知する。
次に、図6(B)の表示に従って、ユーザがメニューキー222を押下すると、図6(C)のように、USB接続における通信仕様の設定画面に移行するための指示項目211が表示される。そして、ユーザが十字キー221内の確定キー221eを押下すると、図6(D)に示すような通信仕様の設定画面に移行する。このとき、USBケーブル内のデータラインD+の印加電圧がプルダウンされ、PC2ではDSC1との接続が切断されたことが認識される。
また、図6(D)の設定画面では、ユーザは、方向キー221aおよび221bを用いて、通信仕様の選択を変更することができる。そして、図6(E)のように、通信仕様が例えばマスストレージに変更され、さらに確定キー221eが押下されると、変更された通信仕様によりディスクリプタが書き換えられ、データラインD+の印加電圧がプルアップされる。これにより、マスストレージでの通信が開始され、図6(F)のように、ホスト機器側で制御が行われる動作モード(図中では「USBモード」と表記)に移行したことがユーザに通知される。
以上の画面遷移では、通信仕様の設定画面(図6(D))を表示させるタイミングで、データラインD+のプルダウンを行っている。従って、PC2からの応答のタイムアウトを検出した後にも、設定画面を表示させるための入力操作が行われるまでは、PC2からの応答の受信を待機していることになる。タイムアウト時間は、ユーザの操作感と、ホスト機器が応答を返すのに必要な平均時間とのバランスを考えて例えば5秒程度としているが、通信仕様が一致する場合にも必ずしもタイムアウト時間内に応答が受信される保証はないため、入力操作により設定変更に対するユーザの明確な意志表示があった時点で、プルダウンを行うことが望ましい。
また、プルダウンのタイミングは、通信仕様の設定変更が確定された図6(F)の画面表示時に行われてもよい。この場合は、プルダウンの後、所定時間(USB規格上では最低10msec)後にプルアップを行う。しかし、上記処理のように、それ以前にプルダウンをしておくことで、プルアップ後のPC2との通信再開の処理を高速化することができる。
なお、USB接続モードでは、DSC1に対するユーザの操作入力が必要でない間は、誤作動の防止や消費電力の低減などを目的として、すべての入力キーを操作不能の状態としている。PictBridge規格による接続時には、通信リンクが確立するまでの間は基本的に入力操作の必要はなく、通信リンクの確立後に、印刷動作制御のための操作に必要な入力キーを操作可能な状態とすればよい。しかし、タイムアウトにより正しい接続が行われていない可能性が高いと判断される場合には、設定を変更するための入力キーを有効にする必要がある。上記の画面遷移例では、タイムアウトとなった図6(B)の画面において、まずメニューキー222のみ有効とし、図6(C)において十字キー221を有効としている。このように段階的に入力キーを有効にしていくことで、ユーザが誤操作する可能性を低くしている。
次に、図7は、通信仕様としてPTPが設定された状態でプリンタ3に接続した場合のDSC1のディスプレイ21aにおける画面遷移例を示す図である。なお、通信仕様としてマスストレージが設定された状態でも、同様の画面遷移が行われる。
まず、DSC1とPC2との間でコンフィギュレーション処理が行われている間は、図7(A)のように、ホスト側で制御が行われる動作モードであることを示す画面が表示される。またこの画面では、メニューキー222を押下することで通信仕様などの他の設定を行うことが可能であることを、ユーザに同時に通知している。すなわち、この段階では入力キーのうちメニューキー222のみ有効となっている。これは、PTPでの接続時には、PC2への転送対象とする画像データが、USB接続時に設定していたものと異なるデータフォルダに格納されていた場合に、処理対象のデータフォルダを変更する処理が必要となることがあるためである。
この図7(A)の画面表示中において、ディスクリプタの内容をPC2に通知した後、タイムアウト時間である5秒後にPC2からの応答を受信できない場合には、正しい接続が行われていない可能性が高いと判定されて、図7(B)のように、接続先の機器を確認するように通知する文字がさらに表示される。次に、図7(B)の表示に従って、ユーザがメニューキー222を押下すると、図7(C)のように、USB接続における通信仕様の設定画面に移行するための指示項目212が表示される。
この後の画面遷移は上記の図6の場合と同様であり、ユーザが十字キー221内の確定キー221eを押下すると、図7(D)に示すような通信仕様の設定画面に移行し、このとき、USBケーブル内のデータラインD+の印加電圧がプルダウンされる。さらに、方向キー221aおよび221bを用いたユーザの操作により、図7(E)のように通信仕様PictBridge規格に変更され、さらに確定キー221eが押下されると、変更された通信仕様によりディスクリプタが書き換えられ、データラインD+の印加電圧がプルアップされる。これにより、PictBridge規格での通信が開始され、このことが図7(F)のように画面上で通知される。
以上で説明した処理により、DSC1で設定していた通信仕様に、接続先の機器が対応していなかった場合に、正しい接続が行われていない可能性が高いことがユーザに通知されるので、ユーザは通信仕様の設定が間違っていることを認識することができる。また、この後には入力キーの操作により通信仕様を変更することができ、この際に、USBケーブルを抜き差しせずに、内部的に通信ラインが初期化されて、変更された通信仕様に基づく接続動作が行われる。従って、DSC1を様々なホスト機器に対してUSB規格を用いて接続する場合に、混乱を招くことなく、簡単な操作により使用することができ、ユーザの使い勝手が大きく向上する。
なお、上記の実施の形態では、本発明をDSCに適用した場合について説明したが、静止画像を撮像して記録する機能を有する様々な撮像装置に対して、本発明を適用することが可能である。例えば、上記機能を有するデジタルビデオカメラや、携帯型電話機、PDA(Personal Digital Assistance)などに適用することができる。また、静止画像データを記録する記録媒体と、記録した静止画像データを外部機器に送信する通信I/Fとを具備するあらゆる情報処理装置にも、本発明は適用可能である。特に、記録された画像や動作状態などを表示するディスプレイを有する携帯型の情報処理装置に対して、本発明は好適である。例えば、ハードディスクドライブや半導体メモリを具備して、これを汎用のデータストレージとして使用することが可能な携帯型音楽プレーヤなどに適用することができる。
本発明を適用したDSCを含むシステムの構成を示す図である。 DSCの内部構成を示すブロック図である。 USB規格を用いて通信リンクを確立するまでのホスト機器とスレーブ機器との間の通信シーケンスを示す図である。 DSCにおけるUSB通信の開始時から通信リンク確立までの処理の流れを示すフローチャートである。 通信仕様の設定などを行うための入力スイッチの配置例を示す図である。 通信仕様としてPictBridge規格が設定された状態でPCに接続した場合のDSCのディスプレイにおける画面遷移例を示す図である。 通信仕様としてPTPが設定された状態でプリンタに接続した場合のDSCのディスプレイにおける画面遷移例を示す図である。
符号の説明
1……DSC、2……PC、3……プリンタ、11……光学ブロック、12……CCD、13……A/Dコンバータ、14……画像信号処理回路、15……ストロボ、16……A/Dコンバータ、16a……マクロフォン、17……D/Aコンバータ、17a……アンプ、17b……スピーカ、18……CPU、19……フラッシュメモリ、20……RAM、21……表示処理部、21a……ディスプレイ、22……入力部、23……記録メディア、24……USBコントローラ、24a……USBコネクタ、24b……プルアップ抵抗、24c……スイッチ

Claims (12)

  1. 通信インタフェースを介して接続されたホスト機器に対するスレーブ機器として機能し、複数の通信仕様を選択的に設定して前記通信インタフェースを介したデータ送受信を行うことが可能な情報処理装置において、
    現在設定されている前記通信仕様を含むディスクリプタ情報を前記ホスト機器に送信する送信手段と、
    前記ディスクリプタ情報を送信した前記ホスト機器との接続失敗を判定する判定手段と、
    前記判定手段により接続失敗と判定されると、前記通信仕様の設定を変更する設定変更手段と、
    前記判定手段により接続失敗と判定された後の所定のタイミングで、前記ホスト機器との通信ラインを初期化する初期化手段と、
    を有し、前記送信手段は、前記初期化手段による初期化動作後に、前記設定変更手段による設定変更に応じた前記ディスクリプタ情報を前記ホスト機器に送信することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記設定変更手段は、ユーザによる操作入力に応じて前記通信仕様の設定を変更することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記ホスト機器との前記通信ラインにおける所定のデータラインへの印加電圧を切り換える電圧切り換え手段をさらに有し、
    前記初期化手段は、前記判定手段により接続失敗と判定された後の所定のタイミングで、前記電圧切り換え手段による印加電圧を所定の下限値以下に降下させ、前記設定変更手段により前記通信仕様の設定が変更されると、前記電圧切り換え手段による印加電圧を所定の上限値以上に上昇させることで、前記通信ラインを初期化することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  4. 情報を表示する表示手段と、
    ユーザによる入力操作に応じた選択信号を出力する入力手段と、
    をさらに有し、
    前記設定変更手段は、前記判定手段により接続失敗と判定された後、前記表示手段にユーザによる前記通信仕様の設定変更を可能とするための指示項目を表示させ、前記指示項目をユーザが前記入力手段を用いて選択すると、前記通信仕様の設定を変更するための設定画面を前記表示手段に表示させ、
    前記初期化手段は、前記指示項目をユーザが前記入力手段を用いて選択したとき、前記電圧切り換え手段による印加電圧を所定の下限値以下に降下させる、
    ことを特徴とする請求項3記載の情報処理装置。
  5. 前記判定手段は、前記ディスクリプタ情報の送信時に計時を開始し、所定時間の経過後に前記ホスト機器からの応答が受信されないときに、接続失敗と判定することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  6. 前記送信手段は、前記ホスト機器からの要求に応じて前記ディスクリプタ情報を送信することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  7. 前記ホスト機器の制御により画像データを前記ホスト機器に転送するための前記通信仕様を設定することが可能であることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  8. 前記ホスト機器の制御によりデータフォルダを互いに共有するための前記通信仕様を設定することが可能であることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  9. 前記ホスト機器に対して画像データを送信して、送信した前記画像データを用いた各種動作を前記ホスト機器に実行させるための前記通信仕様を設定することが可能であることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  10. 前記ホスト機器に実行させる前記各種動作には、送信した前記画像データに基づく画像の印刷が含まれることを特徴とする請求項9記載の情報処理装置。
  11. 通信インタフェースを介して接続されたホスト機器に対するスレーブ機器として機能し、複数の通信仕様を選択的に設定して前記通信インタフェースを介したデータ送受信を行うことが可能な撮像装置において、
    設定された前記通信仕様を含むディスクリプタ情報を前記ホスト機器に送信する送信手段と、
    前記ディスクリプタ情報を送信した前記ホスト機器との接続失敗を判定する判定手段と、
    前記判定手段により接続失敗と判定されると、前記通信仕様の設定を変更する設定変更手段と、
    前記判定手段により接続失敗と判定された後の所定のタイミングで、前記ホスト機器との通信ラインを初期化する初期化手段と、
    を有し、前記送信手段は、前記初期化手段による初期化動作後に、前記設定変更手段による設定変更に応じた前記ディスクリプタ情報を前記ホスト機器に送信することを特徴とする撮像装置。
  12. 通信インタフェースを介して接続されたホスト機器との間で複数の通信仕様を選択的に設定してデータ送受信を行うことが可能なスレーブ機器における通信方法であって、
    現在設定されている前記通信仕様を含むディスクリプタ情報を前記ホスト機器に送信し、
    送信した前記ディスクリプタ情報に対する前記ホスト機器からの応答が所定時間後に受信されないときに、前記ホスト機器との接続失敗と判定し、
    前記ホスト機器との接続失敗と判定されると前記通信仕様の設定を変更し、
    前記ホスト機器との接続失敗と判定した後の所定のタイミングで、前記ホスト機器との通信ラインを初期化し、
    初期化動作後に、変更された前記通信仕様を含む前記ディスクリプタ情報を前記ホスト機器に送信する、
    ことを特徴とする通信方法。
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