JP2005126167A - 生ゴミ用防臭具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 生ゴミに適切な量の生ゴミ用防臭剤の溶解液を簡単な構造により散布し、生ゴミの腐敗を防止して悪臭の発生を抑制することができる、生ゴミ収納容器の蓋の裏面に固定することができる生ゴミ用防臭具や、生ゴミ用防臭具が蓋裏面に固着された生ゴミ収納用防臭容器を提供すること。
【解決手段】 生ゴミ用防臭剤と、該生ゴミ用防臭剤を収容する薬剤収納部と、該薬剤収納部に付設された滴下撒布手段とを備えた、生ゴミ収納容器の蓋の裏面等に固定することができる生ゴミ用防臭具であって、前記薬剤収納部が、生ゴミ等から発生した水蒸気の導入機構と、該水蒸気の利用により生じた前記生ゴミ用防臭剤の溶解薬液の流出機構とを有し、前記滴下撒布手段が、溶解液の流出機構により流出した溶解薬液を生ゴミ表面に撒布しうるように滴下させることができる構造とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、家庭又は飲食店等から廃棄される食材クズ等の廃棄物の保管時における生ゴミの腐敗を抑制し、生ゴミ臭の発生を防止することができる生ゴミ用防臭具に関する。
従来から、家庭、飲食店等からの廃棄される食材クズ等の廃棄物を、好気性の微生物を利用して処理する生ゴミ処理装置において、悪臭の防臭・消臭剤を自動噴霧する装置が知られている。例えば、蓋体に軸部が設けられると共に軸部の一端にカム部が取り付けられ、蓋体の「開」動作による回転に伴ってカム 部がボタンを押圧し被噴霧剤を噴霧する噴霧手段を備えた自動噴霧機(例えば、特許文献1参照。)や、生ゴミ処理容器の投入口を開閉する蓋と、蓋が開閉されると液剤を超音波振動によって霧化する噴霧手段を作動させる制御手段等を備えた生ゴミ処理装置(例えば、特許文献2参照。)や、蓋体を軸支する軸を介して蓋体と一体となったスクレーパを備え、蓋体の開動作によりスクレーパが処理剤収納空間を移動し容器上部に設けた処理剤収納空間に保持された処理剤を生ゴミ上に振りかける散布機構を設けた生ゴミ処理容器(例えば、特許文献3参照。)等が知られている。
その他、生ゴミ処理部を内臓するケーシングに、生ゴミ投入口と、生ゴミ投入口を開閉する投入蓋とを設けて、投入蓋を開放することにより生ゴミ投入口より生ゴミを投入して、生ゴミ処理部により攪拌しながら生ゴミを発酵処理可能とした処理装置において、ケーシング内に防臭剤噴出部を設け、防臭剤噴出部の防臭剤噴出動作と、投入蓋の開放動作とを連動させた生ゴミ処理装置(例えば、特許文献4参照。)や、開閉蓋を有する箱体と、箱体内に配置され生ゴミとバイオチップを混入・収容する攪拌容器と、攪拌容器内に配置された攪拌羽根とを備えた生ゴミ処理機において、防臭液の貯蔵タンクと、貯蔵タンク内の防臭液を霧状の防臭気体にする噴霧器と、霧状防臭気体を攪拌容器内に送り込む送風機と、霧状の防臭気体を攪拌容器内に導く導入ダクトとからなる防臭装置を設けた生ゴミ処理機(例えば、特許文献5参照。)等が知られている。
特開2000−279928号公報 特開平9−1114号公報 特開平7−214038号公報 特開平11−262746号公報 特開平9−327679号公報
しかしながら、これらの生ゴミ処理装置においては、噴霧器やこれを駆動するための駆動機構や散布機構等が必要であり、しかも、噴霧又は散布は生ゴミの収納容器の蓋の開閉に連動して作動するものであり、生ゴミ処理装置内に適切な量の防臭・消臭剤が適宜噴霧されるといいうるものではなく、防臭・消臭剤の浪費が避けられず、適切な防臭・消臭効果が得られるものではなかった。
食材クズ等の廃棄物の生ゴミが保管時に腐敗し悪臭を発生するのは、主として嫌気性菌の作用によるものであり、この嫌気性菌に起因する悪臭を防臭する方法として、嫌気性菌の繁殖抑制作用を有する抗菌剤を添加することもできるが、この方法によると生ゴミを保管後に微生物で分解し堆肥化して利用することが困難になる。本発明の課題は、安全性が高く、環境汚染への影響が少なく、生ゴミの堆肥化による有効利用を可能とし、グリーンケミストリーの見地からも優れた生ゴミ用防臭剤を用い、生ゴミに適切な量の生ゴミ用防臭剤の溶解液を簡単な構造により散布し、生ゴミの腐敗を防止して悪臭の発生を抑制することができる、ゴミ収納容器の蓋の裏面等に固定することができる生ゴミ用防臭具や、生ゴミ用防臭具が蓋の裏面に固着された生ゴミ収納用防臭容器を提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究の結果、環境汚染への影響が少なく、生ゴミのコンポストとしての有効利用を阻害することがなく、ゴミ収納容器内に収納した生ゴミの腐敗を抑制して悪臭の発生を防止することができる生ゴミ用防臭剤として、潮解性を有する薬剤、特に、硝酸塩が有効であることを見い出した。また、本発明者らは、生ゴミから蒸発した水分が収納容器の上部に水滴となって付着することに着目し、ゴミ収納容器の蓋の裏面に固定可能な、あるいは、蓋の裏面に固着された、生ゴミ用防臭剤を収納し、生ゴミから蒸発した水蒸気を流入させ、前記生ゴミ用防臭剤を溶解した薬液を流出する薬剤収納部に、該薬剤収納部から流出された薬液を生ゴミ表面に拡散して滴下させる滴下撒布手段を付設した生ゴミ用防臭具を用いると、収納された生ゴミ量にほぼ依存して発生する水蒸気により溶解した薬液、すなわち収納された生ゴミ量にほぼ依存して生じる薬液を、容器内に収納された生ゴミの表面にほぼ均一に適量散布することができることを見い出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、生ゴミ用防臭剤と、該生ゴミ用防臭剤を収容する薬剤収納部と、該薬剤収納部に付設された滴下撒布手段とを備えた、ゴミ収納容器の内側上方に固定することができる生ゴミ用防臭具であって、前記薬剤収納部が、水蒸気の導入機構と、該水蒸気の利用により生じた前記生ゴミ用防臭剤の溶解薬液の流出機構とを有し、前記滴下撒布手段が、溶解液の流出機構により流出した溶解薬液を生ゴミ表面に撒布しうるように滴下させることができる構造として構成されていることを特徴とする生ゴミ用防臭具(請求項1)や、生ゴミ用防臭剤が、潮解性を有する固体薬剤であることを特徴とする請求項1記載の生ゴミ用防臭具(請求項2)や、潮解性を有する固体薬剤が、硝酸カルシウム、硝酸ナトリウム、硝酸カリウム、及び硝酸マグネシウムから選択された1種又は2種以上の硝酸塩であることを特徴とする請求項2記載の生ゴミ用防臭具(請求項3)や、薬剤収納部が、壁で区切られており、壁で区切られた薬剤収納室毎に、水蒸気の導入機構と溶解薬液の流出機構とを有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載の生ゴミ用防臭具(請求項4)や、薬剤収納部が、升目状に壁で区切られていることを特徴とする請求項4記載の生ゴミ用防臭具(請求項5)に関する。
また本発明は、薬剤収納部が、生ゴミ用防臭具をゴミ収納容器の内側上方に固定した状態で、通気・通水性素材で閉封された下側開口を有し、該通気・通水性素材で閉封された下側開口を、水蒸気の導入機構、及び該水蒸気の利用により生じた前記生ゴミ用防臭剤の溶解薬液の流出機構とすることを特徴とする請求項1〜5のいずれか記載の生ゴミ用防臭具(請求項6)や、滴下撒布手段が、通気・通水性素材の下面に点在して設けられた下方に突出した複数の突起であることを特徴とする請求項6記載の生ゴミ用防臭具(請求項7)や、滴下撒布手段が、通気・通水性素材の下面側に隣接して形成された、複数の滴下撒布穴を有する非通気・非通水性層であることを特徴とする請求項6記載の生ゴミ用防臭具(請求項8)や、複数の滴下撒布穴を有する非通気・非通水性層が、複数の滴下撒布穴を有するプラスチックフィルムであることを特徴とする請求項8記載の生ゴミ用防臭具(請求項9)や、複数の滴下撒布穴を有する非通気・非通水性層が、樹脂インクによる複数の滴下撒布穴を有する印刷層であることを特徴とする請求項8記載の生ゴミ用防臭具(請求項10)や、滴下撒布手段が、母線状に設けられた複数の溝と、該溝に点在して設けられた複数の穿孔とを有する傘状体であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか記載の生ゴミ用防臭具(請求項11)や、通気・通水性素材が、不織布であることを特徴とする請求項6〜11のいずれか記載の生ゴミ用防臭具(請求項12)や、ゴミ収納容器の内側上方が、ゴミ収納容器の蓋の裏面であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか記載の生ゴミ用防臭具(請求項13)に関する。
本発明の生ゴミ用防臭具や生ゴミ収納用防臭容器は、構造が簡単で、製造が容易であり、嫌気性菌による生ゴミの腐敗を抑制し、腐敗に伴う悪臭の発生を簡便かつ自動的に防止することができる。特に、ゴミ収納容器内に収納した生ゴミ量が増えると、生ゴミから発生する水蒸気量も多くなり、生ゴミ用防臭剤を溶解した薬液量も増加し、生ゴミの腐敗を抑制し悪臭の防臭を効率よく行なうことができる。また、ゴミ収納容器内に収納した生ゴミの温度が上昇し腐敗が進行しやすくなると、生ゴミから発生する水蒸気量も多くなり、生ゴミ用防臭剤を溶解した薬液量も増加し、生ゴミの腐敗を抑制し悪臭の防臭を効率よく行なうことができる。このように、本発明によると、生ゴミ用防臭剤の無駄な消費を防ぎ適切量が使用されるため、グリーンケミストリーの見地からも優れている。更に、使用する生ゴミ用防臭剤の安全性が高く環境汚染への影響が少なく、コンポストとして生ゴミの有効利用を阻害することがない。
本発明の生ゴミ用防臭具としては、生ゴミ用防臭剤と、該生ゴミ用防臭剤を収容する薬剤収納部と、該薬剤収納部に付設された滴下撒布手段とを備えた、ゴミ収納容器の内側上方に固定することができる生ゴミ用防臭具であって、前記薬剤収納部が、水蒸気の導入機構と、該水蒸気の利用により生じた前記生ゴミ用防臭剤の溶解薬液の流出機構とを有し、前記滴下撒布手段が、溶解液の流出機構により流出した溶解薬液を生ゴミ表面に撒布しうるように滴下させることができる構造として構成されているものであれば、特に制限されるものではなく、上記水蒸気としては、生ゴミから発生する水蒸気、空気中にもともと含まれている水蒸気、別途水蒸気発生源に由来する水蒸気などを利用することができる。
本発明の生ゴミ用防臭具は、ゴミ収納容器本体とその蓋からなるゴミ収納容器の内側上方に固定することができるものであればよく、ブリッジ等を利用して容器内側上方に固定することもできるが、蓋の裏面に固定することが生ゴミ投入時の傷害にならない点で好ましい。ゴミ収納容器の蓋裏面への生ゴミ用防臭具の固定手段としては、接着剤、粘着テープ、フック等の公知の固定手段や係止手段等を適用することができる。また、ゴミ収納容器としては、生ゴミを収納可能なものであれば市販のものを含め、材質、大きさ等どのようなものであってもよく、外観の形状も略円柱形状、略逆円錐台形状、略四角柱形状、略四角錐台形状等どのようなものであってもよい。
本発明の生ゴミ用防臭具や生ゴミ収納用防臭容器に適用される生ゴミ用防臭剤としては、生ゴミの嫌気性菌による腐敗を抑制し、悪臭の発生を防止することができる薬剤であれば、特に制限されるものではなく、生ゴミの種類、保管状態、防腐・防臭期間等により適宜選択することができるが、例えば、硝酸塩、亜硝酸塩、塩素酸塩、過酸化物等を含有するものが好ましい。かかる硝酸塩、亜硝酸塩、塩素酸塩、過酸化物は生ゴミの微生物による腐敗に対しては高い抑制作用を有するのに対し、人体への刺激が少なく、金属に対しても腐食性が低く、これらの物質を含有する生ゴミ用防臭剤は環境汚染への影響が少なく、グリーンケミストリーの見地からも優れたものである。硝酸塩、亜硝酸塩、塩素酸塩としては、カルシウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩、アルミニウム塩等を例示することができ、具体的には、硝酸カルシウム、硝酸ナトリウム、硝酸カリウム、硝酸マグネシウム、硝酸アルミニウム、亜硝酸カルシウム、亜硝酸ナトリウム、亜硝酸カリウム、亜硝酸マグネシウム、亜硝酸アルミニウム、塩素酸カルシウム、塩素酸ナトリウム、塩素酸カリウム、塩素酸マグネシウム等を挙げることができる。また、過酸化物としては、過硫酸アンモニウム、過硫酸ナトリウム、過硫酸カリウム等を好適に例示することができる。組成物中におけるこれら硝酸塩、亜硝酸塩、塩素酸塩、及び過酸化物から選択される1種又は2種以上の有効成分の含有量は特に制限されないが、20重量%以上であることが好ましい。
かかる生ゴミ用防臭剤は固体であれば、錠剤、粉剤、粒剤等いずれの形態のものでもよいが、生ゴミから蒸発した水分により溶解され薬液となって生ゴミに散布されるように、水に対して易溶性であり、特に、潮解性を有することが好ましく、かかる潮解性を有する生ゴミ用防臭剤として、硝酸カルシウム、硝酸ナトリウム、硝酸カリウム、硝酸マグネシウム及び硝酸アルミニウムから選択される1種又は2種以上の硝酸塩を含有することが好ましい。
また、生ゴミ用防臭剤には、潮解性を付与するために、潮解性物質を含有させることができる。潮解性物質としては、潮解性を有し、生ゴミ用防臭剤との反応等により、防臭効果を妨げない物質であれば特に制限されず、具体的には、塩化カルシウム、塩化マグネシウム等を例示することができる。
上記生ゴミ用防臭剤には、必要に応じて界面活性剤を含有させることができる。界面活性剤の添加により、生ゴミ用防腐・防臭剤の生ゴミへの浸透・分散が容易となり、少量でも効率よく防腐・防臭効果を得ることができる。かかる界面活性剤としては、上記生ゴミ用防臭剤の他の成分と安定に均一に混合できるものであれば、非イオン系界面活性剤、陰イオン系界面活性剤、陽イオン系界面活性剤又は両性系界面活性剤を問わずいずれのものも使用することができ、具体的には、高級脂肪酸塩、高級アルコール硫酸エステル塩、高級アルコールスルホン酸塩、硫酸化脂肪酸塩、スルホン化脂肪酸塩、リン酸エステル塩、脂肪酸エステルの硫酸エステル塩、脂肪酸エステルのスルホン酸エステル塩、高級アルコールエーテルの硫酸エステル塩、高級アルコールエーテルのスルホン酸エステル塩等を挙げることができ、これらを1種又は2種以上を組み合わせたものであってもよいが、好ましくは、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロックポリマー等の非イオン系界面活性剤を挙げることができる。かかる非イオン系海面活性剤の本発明に用いる組成物中の配合量としては、0.01〜1.0重量%等とすることができる。
上記生ゴミ用防臭剤には、必要に応じて酸性物質を含有させることができる。生ゴミ用防腐・防臭剤は、酸性物質の添加により、特にタンパク質の分解により生じるアミン臭の発生を抑制させ、また、硝酸カルシウム等との相乗効果により生ゴミの防腐・防臭効果を向上させる。かかる酸性物質としては、本発明に用いる組成物中の他の成分と安定に均一に混合できるものであるならば、無機酸、有機酸いずれのものも適用することができるが、人体への刺激が少なく、酸臭が少なく生臭さの消臭効果が高いリンゴ酸、クエン酸、酒石酸等の固体酸が好ましい。かかる酸性物質の本発明に使用する組成物中の配合量としては、1.0〜70重量%等とすることができる。
更に、上記生ゴミ用防臭剤には、必要に応じて抗菌成分を含有させることができる。生ゴミ用防腐・防臭剤は抗菌成分の添加により、防腐・防臭効果が向上する。かかる抗菌成分としては、生ゴミ用防臭剤の他の成分と安定に均一に混合できるものであるならば、無機化合物、有機化合物いずれのものも適用することができ、例えば、2,2,3−トリヨードアリルアルコール類、2,2,3−トリヨードアリルエーテル類、2,2,3−トリヨードアリルアゾール類、3−ヨード−2−プロパギルブチルカルバミン酸、4−クロロフェニル(3−ヨードプロパギル)ホルマール、ヨードプロパギルアゾール類、ジヨード−パラ−トリスルホン、ポピドンヨード、ベンジルヨード酢酸エステル及びパラニトロベンジルヨード酢酸エステル等の有機ヨード系化合物、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、4,5−ジクロロ−3−n−オクチル−イソチアゾリン−3−オン、1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン、2−メトキシカルボニルベンズイミダゾール、2,3,5,6−テトラクロロ−4−メタンスルホニルピリジン、2−チオシアノメチベンゾチアゾール、2,2−ジチオ−ビス−(ピリジン−1−オキサイド)、3,3,4,4−テトラハイドロチオフェン−1,1−ジオキサイド、4,5−ジクロロ−1,2−ジチオラン−3−オン、5−クロロ−4−フェニル−1,2−ジチオラン−3−オン、フェニル−(2−シアノ−2−クロロビニル)スルホン、メチレンビスチオシアネート、2,2−ジブロモ−2−エタノール、2−ブロモ−4’−ヒドロキシアセトフェノン、ジブロモニトリルプロピオンアミド、2−ブロモ−2−ニトロ−1,3−プロパンジオール等のハロゲン化脂肪族ニトロアルコール、さらし粉、ジクロロイソシアヌール酸ナトリウム、オルトフェニルフェノール、ジフェニル、2−イソプロピル−5−メチルフェノール、パラクロロメタキシレノール、パラヒドロキシ安息香酸n−ブチル、パラヒドロキシ安息香酸エチル、パラヒドロキシ安息香酸メチル、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩酸クロルへキシジン、グルコン酸クロルヘキシジン、2−ピリジンチオール−1−オキシド、2−ピリジンチオール−1−オキシド亜鉛、2−ピリジンチオール−1−オキシドナトリウム、N,N′−ヘキサメチレンビス(4−カルバモイル−1−デシルピリジニウムブロマイド)、4,4′−(テトラメチレンジアミノ)ビス(1−デシルピリジニウムブロマイド)、ビグアニド化合物や、これを高分子化したポリヘキサメチレンビグアニド、第4級アンモニウム塩、グルタルアルデヒド、環状ペプチド、ポリアニオン等を例示することができる。このうち、生ゴミ用防臭剤の抗菌剤として、ハロゲン化脂肪族ニトロアルコールが、生ゴミの腐敗を抑制し人体への刺激が少なくグリーンケミストリーの見地からも好ましく、特に、2−ブロモ−2−ニトロ−1,3−プロパンジオールを好ましい具体例として挙げることができる。かかる抗菌成分の本発明の生ゴミ用防臭剤中の配合量としては、0.1〜10重量%等とすることができる。
上記生ゴミ用防臭剤には、芳香成分を含有させることができ、防臭と同時に芳香を奏するものとすることもできる。かかる香料としては、ミント系香料として、1−カルボン、ペパーミントオイル、スペアミントオイル等、柑橘系香料として、リモネン、シトラール、レモングラスオイル等、ハーブ系香料として、チモール、1,8−シネオール、シトネロール、ゲラニオール、テルピネオール、カンファー等、ウッディー系香料として、a,b−ピネンや、ヒノキオイル、ヒバオイル等の天然精油を挙げることができる。その他、かかる香料成分としては、例えば、アルコール系香料として、シス−3−ヘキセノール、テトラヒドロリナロール、β−フェニルエチルアルコール、シンナミックアルコール、アニスアルコール、ジメチルベンジルカルビノール、フェノキシエチルアルコール、サビネンハイドレート、バクダノール、サンダロール等、エーテル系香料として、ガラクソリド、ローズオキサイド、リナロールオキサイド、セドランバー、ジベンジルエーテル、アンブロキサン、ジフェニールオキサイド、β−ナフトールメチルエーテル、β−ナフトールエチルエーテル等、アルデヒド系香料として、シス−3−ヘキセナール、オクタナール、ノナナール、デカナール、ペリラアルデヒド、α―ヘキシルシンナミックアルデヒド、ヘリオナール、リリアール、バニリン、トリプラール等、ケトン系香料として、ヨノン、メチルヨノン、トナリド、ムスコン、シクロペンタデカノン、カシュメラン、ダマスコン、ダマセノン、シスジャスモン等、エステル系香料として、酢酸シトロネリル、酢酸ゲラニル、酢酸ネリル、酢酸ベンジル、酢酸テルピニル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、酢酸アミル、酢酸ボルニル、酢酸メンチル、酢酸−p−tert−ブチルシクロヘキシル、酢酸−o−tert−ブチルシクロヘキシル、酢酸フェニルエチル、酢酸スチラリル等を挙げることができ、炭化水素系香料として、ジフェニールメタン、ミルセン、サビネン等、ラクトン系香料として、クマリン、γ−ウンデカラクトン、シクロペンタデカノリド、γ−ノナラクトン等を挙げることができる。
上記香料成分のうち、1−カルボン、ゲラニオール、シトラール、チモール、1,8−シネオール、ペパーミントオイル、スペアミントオイル、レモングラス、ヒバオイル等は抗菌作用も有するため好ましい。これらの香料は1種を使用してもよいが、2種以上を混合した調合香料は相乗効果を有するため好ましい。かかる香料成分の本発明の生ゴミ用防臭剤中の配合量としては、0.01〜1重量%等とすることができる。
上記生ゴミ用防臭剤には、硝酸塩や、他の成分と反応性のない他の消臭成分を含有させることができる。また、上記生ゴミ用防臭剤には、その他、任意成分として、硝酸塩等と反応性のない、例えば、防腐・防黴剤、殺菌剤、色素、酸化防止剤、増粘剤等を含有させることができる。
本発明の生ゴミ用防臭具における薬剤収納部としては、ゴミ収納容器の内側上方、好ましくはゴミ収納容器の蓋の裏面に固定可能な、あるいは、固着され、生ゴミ用防臭剤を収納することができ、生ゴミ等に由来する水蒸気を導入(流入)できる導入機構と、該水蒸気の利用により生じた前記生ゴミ用防臭剤の溶解薬液の流出(排出)できる流出機構を有するものであれば、通気・通水孔を有するプラスチック製容器、不織布製の袋等いずれのものであっても特に制限されるものではないが、升目状等に壁で区切られており、壁で区切られた薬剤収納室毎に、水蒸気の導入機構と溶解薬液の流出機構とを有するものが好ましい。薬剤収納部を壁で区切られた複数の薬剤収納室として構成し、各薬剤収納室に等量の薬剤を収納しておくことにより、各薬剤収納室内の薬剤量がほぼ均一に減少し、各薬剤収納室からの溶解薬液の均一な流出・滴下・撒布が薬剤がなくなるまで保証される。このような壁で区切られた薬剤収納室を形成する方法は特に制限されないが、例えば、薬剤収納部として後述するプラスティックフィルムが貼着された不織布を用いる場合は、これらプラスティックフィルムが貼着された不織布の一部両面を重ね合わせて加熱する方法等により容易に形成することができる。
上記導入機構や流出機構としては、薬剤収納部に設けられた各種形状・大きさの開口を例示することができるが、例えば、生ゴミ用防臭具をゴミ収納容器の蓋の裏面等ゴミ収納容器の内側上方に固定(固着)した状態で、通気・通水性のフィルム、不織布等からなる通気・通水性素材で閉封された下側開口を好適に例示することができる。
上記薬剤収納部に付設される滴下撒布手段としては、薬剤収納部の流出機構を介して流出した生ゴミ用防臭剤の溶解薬液を生ゴミ表面に拡散して滴下・撒布させることができるものであれば特に制限されるものではなく、生ゴミ用防臭具をゴミ収納容器の蓋の裏面等ゴミ収納容器の内側上方に固定(固着)した状態での薬剤収納部下面に点在するように設けられた複数の小穿孔や、生ゴミ用防臭具をゴミ収納容器の蓋の裏面等ゴミ収納容器の内側上方に固定(固着)した状態での下側開口を閉封した通気・通水性素材の下面に点在して設けられた下方に突出した複数の突起や、生ゴミ用防臭具をゴミ収納容器の蓋の裏面等ゴミ収納容器の内側上方に固定(固着)した状態での下側開口を閉封した通気・通水性素材の下面側に隣接して形成された、複数の滴下撒布穴を有する非通気・非通水性層や、母線(放射)状に設けられた複数の溝と、該溝に点在して設けられた複数の穿孔とを有する、薬剤収納部の下方に設けられる傘状体等を例示することができる。上記複数の滴下撒布穴を有する非通気・非通水性層としては、例えば前記通気・通水性素材の下面側に貼着される、複数の滴下撒布穴を有するプラスチックフィルム(フィルム)や、樹脂インクによる複数の滴下撒布穴を有する印刷層を具体的に例示することができる。また、各滴下撒布穴によって露出する通気・通水性素材の下面側に下方に突出した突起を設けることもでき、この場合、より効果的に滴下撒布することができる。
滴下撒布手段が上記複数の小穿孔の場合、この点在する小穿孔を介して生ゴミ用防臭剤の溶解薬液が滴下し、点在する小穿孔の下方に相当する生ゴミ表面に溶解薬液が撒布されることになる。また、滴下撒布手段が上記の通気・通水性素材の下面に点在して設けられた下方に突出した複数の突起の場合、下側開口を閉封した不織布等の通気・通水性素材から滲出した生ゴミ用防臭剤の溶解薬液が通気・通水性素材表面を伝い、点在する突起の所に部分的に集中して滴となって滴下し、点在する突起の下方に相当する生ゴミ表面に溶解薬液が撒布されることになる。また、滴下撒布手段が上記複数の滴下撒布穴を有する非通気・非通水性層の場合、不織布等の通気・通水性素材を介して、導入された水蒸気により滴下撒布穴周辺の生ゴミ用防臭剤が潮解して、複数の滴下撒布穴から滲出した生ゴミ用防臭剤の溶解薬液が滴下し、点在する複数の滴下撒布穴の下方に相当する生ゴミ表面に溶解薬液が撒布されることになる。そしてまた、滴下撒布手段が上記傘状体の場合、薬剤収納部の下面中央付近に設けられた開口等の流出機構を介して流出した生ゴミ用防臭剤の溶解薬液が傘状体の頂部付近に滴下され、母線(放射)状に設けられた複数の溝に沿って傘状体表面を流下し、溝に点在して設けられた複数の穿孔から生ゴミ用防臭剤の溶解薬液が滴下し、溝に点在する穿孔の下方に相当する生ゴミ表面に溶解薬液が撒布されることになる。
以下、図面を参照して本発明の生ゴミ用防臭具について実施例を説明するが、本発明の技術的範囲はこれらの実施例に限定されるものではない。
図1に示される本発明の生ゴミ用防臭具1は、ゴミ収納容器2の蓋2aの裏面に接着剤3によって固着されている。生ゴミ用防臭具1における薬剤収納部であるプラスチック容器4は、ゴミ収納容器2の蓋2aの裏面に固定した状態で通気・通水性の不織布5で閉封された下側開口4aを有している。プラスチック容器4の下側開口4aが不織布5により閉塞されて形成される空間に潮解性を有する硝酸カルシウム等を含有する生ゴミ用防臭剤6が収納される。プラスチック容器4の下側開口4aを閉塞する不織布5には、下方に突出した複数の突起5aが、全面に亘って均一に点在するように設けられている。突起5aは、図2(a)に示すように、不織布5自体を加熱成形等により変形させることにより形成されたもの5bであっても、また、図2(b)に示すように、突起部分を付着して形成されたもの5cであってもよい。
このような生ゴミ収納用防臭容器における生ゴミ用防臭具1による生ゴミの防臭方法を説明する。ゴミ収納容器2内の生ゴミに含有される水分が蒸発し、水蒸気がゴミ収納容器2の蓋2aに固定されているプラスチック容器4の下側開口4aを閉封する通気・通水性の不織布5を通ってプラスチック容器4内に流入する。プラスチック容器4内に導入された水蒸気は水滴となって、潮解性の生ゴミ用防臭剤6に付着する。生ゴミ用防臭剤6の溶解薬液が不織布5に浸透する。不織布5が保持できなくなった薬液は滴となって不織布5表面を伝い、点在する突起5aの所に部分的に集中して、突起5aから滴下し、点在する突起5aの下方に相当する生ゴミ表面に溶解薬液が撒布される。この撒布された溶解薬液により、嫌気性菌による生ゴミの腐敗を抑制し、悪臭の発生を効率よく自動的に防ぐことができる。
図3に示される本発明の生ゴミ用防臭具7は、ゴミ収納容器2の蓋2aの裏面に接着剤3によって固着されている。生ゴミ用防臭具7における薬剤収納部であるプラスチック容器4は、ゴミ収納容器2の蓋2aの裏面に固定した状態で、複数の滴下撒布穴8aを有するプラスチックフィルム8からなる非通気・非通水性層(図4)がその下面側に貼着されている通気・通水性の不織布5で閉封された下側開口4aを有している。プラスチック容器4の下側開口4aが不織布5により閉塞されて形成される空間に潮解性を有する硝酸カルシウム等を含有する生ゴミ用防臭剤6が収納されている。各滴下撒布穴によって露出する通気・通水性の不織布5の下面側には、図5(a)に示すように、下方に突出した複数の突起5aを設けることも、図5(b)に示すように、下方に突出した複数の突起5aを設けなくてもよい。
このような生ゴミ収納用防臭容器における生ゴミ用防臭具7による生ゴミの防臭方法を説明する。ゴミ収納容器2内の生ゴミに含有される水分が蒸発し、水蒸気が、プラスチックフィルム8に多数設けられた滴下撒布穴8aを介して、ゴミ収納容器2の蓋2aに固定されているプラスチック容器4の下側開口4aを閉封する通気・通水性の不織布5を通ってプラスチック容器4内に流入する。プラスチック容器4内に導入された水蒸気は水滴となって、潮解性の生ゴミ用防臭剤6に付着する。生ゴミ用防臭剤6の溶解薬液が不織布5に浸透する。不織布5が保持できなくなった薬液は滴となって不織布5表面を伝い、プラスチックフィルム8に多数設けられた滴下撒布穴8aの部分に集中して、滴下撒布穴8aから、あるいは突起5aから滴下し、各滴下撒布穴8aの下方に相当する生ゴミ表面に溶解薬液が撒布される。この撒布された溶解薬液により、嫌気性菌による生ゴミの腐敗を抑制し、悪臭の発生を効率よく自動的に防ぐことができる。
図6に示される本発明の生ゴミ用防臭具10には、ゴミ収納容器12の蓋12aに粘着テープ13によって固定される薬剤収納部であるプラスチック容器14と、プラスチック容器14の底面の中心部に、頂点部分が固定されて一体的に設けられた滴下部である傘状体15が備えられている。プラスチック容器14には、内部に生ゴミ用防臭剤16が収納され、傘状体15が固定される部分の周囲には、傘状体15に対向して環状開口14aが設けられている。また、図7に示すように、プラスチック容器14の底面をテーパー部14cとして構成し、生ゴミ用防臭剤16の溶解薬液が開口14aへ容易に導かれるようにすることもできる。さらに、ゴミ収納容器12内の生ゴミから発生する水蒸気のプラスチック容器14内への導入量が、開口14aから流入する水蒸気のみでは、内部に収納する生ゴミ用防臭剤16を溶解する水分量として不足する場合は、プラスチック容器14の側面、上面等に別途、水蒸気の流入を促す開口14bを設けることができる。
上記プラスチック容器14の底面に固定されて設けられる傘状体15には、母線状に複数の溝15aが設けられる。溝15aの数、幅、深さ等は、傘状体15の大きさ、生ゴミの種類等により適宜選択することができ、例えば、5〜15°毎等に設けられる。かかる溝15aには、図8に示すように、均一に点在するように複数の穿孔15bが設けられている。穿孔15bの大きさは、生ゴミ用防臭剤16を溶解した薬液が滴下する大きさであればよく、その数は、傘状体15の大きさ、生ゴミの種類等により適宜選択することができる。傘状体15の形状、大きさはどのようなものであってもよいが、生ゴミ用防臭具10が固定されるゴミ収納容器12の形状、大きさにより適宜選択され、ゴミ収納容器12の内径又は対角線の30〜80%の内径又は対角線を有するものが好ましい。
このような生ゴミ用防臭具10における生ゴミの防臭方法を説明する。ゴミ収納容器12内の生ゴミに含有される水分が蒸発し、水蒸気がゴミ収納容器12の蓋12aに固定されているプラスチック容器14の開口14a、14bを通ってプラスチック容器14内に流入する。プラスチック容器14内に流入した水蒸気は水滴となって、潮解性の生ゴミ用防臭剤16に付着する。生ゴミ用防臭剤16の溶解薬液が環状開口14aから傘状体15上の頂点近傍に滴下流出する。傘状体15上の頂点近傍に滴下流出した薬液は、溝15aに沿って流下し、溝15aに設けられる穿孔15bから生ゴミ上に滴下し、溝15aに点在する穿孔15bの下方に相当する生ゴミ表面に溶解薬液が撒布されることになる。穿孔15bは均一に点在して設けられているため、生ゴミ用防臭剤16を溶解した薬液は生ゴミ表面に均一に撒布され、この撒布された溶解薬液により、嫌気性菌による生ゴミの腐敗を抑制し、悪臭の発生を効率よく自動的に防ぐことができる。
本発明の生ゴミ用防臭具の一実施例を示す断面図である。 図1に示す本発明の生ゴミ用防臭具の要部を示す図である。 本発明の生ゴミ用防臭具の他の実施例を示す断面図である。 図3に示す本発明の生ゴミ用防臭具に用いられる複数の滴下撒布穴を有するプラスチックフィルムを示す図である。 図3に示す本発明の生ゴミ用防臭具の要部を示す図である。 本発明の生ゴミ用防臭具の他の実施例を示す断面図である。 図6に示す本発明の生ゴミ用防臭具の斜視図である。 図6に示す本発明の生ゴミ用防臭具の要部を示す図である。
符号の説明
1,7,10……生ゴミ用防臭具
2,12……ゴミ収納容器
2a,12a……ゴミ収納容器の蓋
3……接着剤
4,14……プラスチック容器(薬剤収納部)
4a,14a……開口
5……不織布(滴下部)
5a,5b,5c……突起(滴下部)
6,16……生ゴミ用防臭剤
8……プラスチックフィルム
8a……滴下撒布穴
15……傘状体(滴下部)
15a……溝
15b……穿孔

Claims (13)

  1. 生ゴミ用防臭剤と、該生ゴミ用防臭剤を収容する薬剤収納部と、該薬剤収納部に付設された滴下撒布手段とを備えた、ゴミ収納容器の内側上方に固定することができる生ゴミ用防臭具であって、前記薬剤収納部が、水蒸気の導入機構と、該水蒸気の利用により生じた前記生ゴミ用防臭剤の溶解薬液の流出機構とを有し、前記滴下撒布手段が、溶解液の流出機構により流出した溶解薬液を生ゴミ表面に撒布しうるように滴下させることができる構造として構成されていることを特徴とする生ゴミ用防臭具。
  2. 生ゴミ用防臭剤が、潮解性を有する固体薬剤であることを特徴とする請求項1記載の生ゴミ用防臭具。
  3. 潮解性を有する固体薬剤が、硝酸カルシウム、硝酸ナトリウム、硝酸カリウム、及び硝酸マグネシウムから選択された1種又は2種以上の硝酸塩であることを特徴とする請求項2記載の生ゴミ用防臭具。
  4. 薬剤収納部が、壁で区切られており、壁で区切られた薬剤収納室毎に、水蒸気の導入機構と溶解薬液の流出機構とを有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載の生ゴミ用防臭具。
  5. 薬剤収納部が、升目状に壁で区切られていることを特徴とする請求項4記載の生ゴミ用防臭具。
  6. 薬剤収納部が、生ゴミ用防臭具をゴミ収納容器の内側上方に固定した状態で、通気・通水性素材で閉封された下側開口を有し、該通気・通水性素材で閉封された下側開口を、水蒸気の導入機構、及び該水蒸気の利用により生じた前記生ゴミ用防臭剤の溶解薬液の流出機構とすることを特徴とする請求項1〜5のいずれか記載の生ゴミ用防臭具。
  7. 滴下撒布手段が、通気・通水性素材の下面に点在して設けられた下方に突出した複数の突起であることを特徴とする請求項6記載の生ゴミ用防臭具。
  8. 滴下撒布手段が、通気・通水性素材の下面側に隣接して形成された、複数の滴下撒布穴を有する非通気・非通水性層であることを特徴とする請求項6記載の生ゴミ用防臭具。
  9. 複数の滴下撒布穴を有する非通気・非通水性層が、複数の滴下撒布穴を有するプラスチックフィルムであることを特徴とする請求項8記載の生ゴミ用防臭具。
  10. 複数の滴下撒布穴を有する非通気・非通水性層が、樹脂インクによる複数の滴下撒布穴を有する印刷層であることを特徴とする請求項8記載の生ゴミ用防臭具。
  11. 滴下撒布手段が、母線状に設けられた複数の溝と、該溝に点在して設けられた複数の穿孔とを有する傘状体であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか記載の生ゴミ用防臭具。
  12. 通気・通水性素材が、不織布であることを特徴とする請求項6〜11のいずれか記載の生ゴミ用防臭具。
  13. ゴミ収納容器の内側上方が、ゴミ収納容器の蓋の裏面であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか記載の生ゴミ用防臭具。
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