JP2005124984A - 薬剤保持体及びその薬剤保持体を用いた送風式薬剤放散装置 - Google Patents

薬剤保持体及びその薬剤保持体を用いた送風式薬剤放散装置 Download PDF

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Abstract

【課題】異種の薬剤を揮散できるし、その異種の薬剤の組み合わせを使用者が簡単に変更できる薬剤保持体とする。
【解決手段】通気性を有する複数の容器20を着脱自在に連結し、その各容器20内に、異種の揮散性薬剤を担持した担持体21をそれぞれ収容した薬剤保持体で、いずれか1つの容器20を取り外し、異なる種類の薬剤を担持した担持体21を収容した他の容器20を取付けることで、異種の薬剤の組み合わせを使用者が簡単に変更できる。
【選択図】図3

Description

本発明は、空気が流通することで芳香剤、消臭剤、除菌剤、殺虫剤、害虫忌避剤などの揮散性薬剤を放散する薬剤保持体及び、その薬剤保持体を用いた送風式薬剤放散装置に関する。
従来から快適な生活空間を得るために、各目的に応じて芳香剤、消臭剤、除菌剤、殺虫剤、害虫忌避剤等の揮散性薬剤を気中に放散させ、香りを楽しんだり、臭いを消したり、或いは害虫を防除する等している。
これら揮散性薬剤を気中に放散させるものとしては、昨今、ファンを用いた送風式薬剤放散装置が、芳香剤等の揮散性薬剤を短時間で拡散できる便利性から多くの提案がされている。
この送風式薬剤放散装置としては、送風機を内蔵した装置本体に、揮散性薬剤を有する薬剤保持体を取付け、その送風機を駆動することで薬剤保持体に空気を流通して揮散性薬剤を気中に放散するものが知られている。
前述の送風式薬剤放散装置の薬剤保持体は、通気性の容器に揮散性薬剤を含有した担持体を収納したもので、その薬剤保持体に空気が流通すると同一の揮散性薬剤が気中に放散され、1つの目的が達成される。
例えば、芳香剤、消臭剤、除菌剤、殺虫剤、害虫忌避剤等のいずれか1種類の薬剤を気中に放散し、香りを楽しむ、臭いを消す、菌を除く、害虫を殺す、害虫を防除する等のいずれか1つの目的を達成する。
このために種々の目的を達成するには、それぞれの目的に応じた揮散性薬剤を含有した担持体を有する薬剤保持体を準備し、目的に応じて使い分けしなければならない。
このことを解消し、複数の種類の薬剤を気中に放散して複数の目的を達成することができるようにした薬剤保持体が特許文献1に開示されている。
この薬剤保持体は、隔壁によって分離独立された網体からなる複数個の薬剤収納室を有し、その各薬剤収納室に、それぞれの目的に応じた異種の薬剤を収容したものである。
実開昭51−49752号公報
前述した薬剤保持体は、異種の薬剤を収容して異なる目的を同時に達成することができるが、その異種の薬剤の組み合わせは、その薬剤保持体特有のもので、その異種の薬剤の組み合わせを使用者が変えることは困難である。
すなわち、前述した薬剤保持体は、異種の薬剤の組み合わせは製造時に決定されるもので、使用者が適宜変えることができない。
本発明は、前述の課題に鑑みなされたもので、その目的は、異種の薬剤の組み合わせを使用者が簡単に変えることができるようにした薬剤保持体及びその薬剤保持体を用いた送風式薬剤放散装置を提供することである。
第1の発明は、通気性を有する複数の容器20が着脱自在に連結され、
その各容器20内に、異種の揮散性薬剤を含有した担持体21をそれぞれ収容したことを特徴とする薬剤保持体である。
第2の発明は、第1の発明において複数の容器20における少なくとも1つの容器20は、複数の薬剤収容室26を有する薬剤保持体である。
第3の発明は、第1の発明において各容器20は通気用開口部を有し、その通気用開口部の大きさがそれぞれ異なる薬剤保持体である。
第4の発明は、複数の薬剤収容室26を有する容器20と、そのいずれかの薬剤収容室26に、揮散性薬剤を担持した一体成形の担持体30を着脱自在に収容し、残りの薬剤収容室26に、前述とは異種の揮散性薬剤を担持した担持体21を収容したことを特徴とする薬剤保持体である。
第5の発明は、送風機2を駆動することで空気が流通する装置本体1に、前述の請求項1〜4いずれか1つの薬剤保持体3を取付けた送風式薬剤放散装置である。
請求項1に係る発明によれば、少なくとも1つの容器20を取り外し、その容器20と同一形状で他の揮散性薬剤を含有した担持体21を収容した容器を取付けて取り替えることで、異種の薬剤の組み合わせを使用者が簡単に変更できる。
請求項2に係る発明によれば、少なくとも1つの容器20に複数種類の揮散性薬剤を担持した担持体21を区別して収容できるので、容器20の数以上の種類の薬剤を組み合わせることができる。
請求項3に係る発明によれば、通気用開口部の大きな容器20に収容した薬剤は多量に揮散され、小さな容器20に収容した薬剤は少量しか揮散されない
よって、使用目的に応じた複数種類の薬剤を、その使用目的に応じた量だけそれぞれ揮散することができる。
請求項4に係る発明によれば、容器20の薬剤収容室26に一体成形の担持体30を着脱自在に収容したから、その一体成形の担持体30を簡単に取り替えできる。
よって、異種の薬剤の組み合わせを使用者が簡単に変更できる。
請求項5に係る発明によれば、送風機2を駆動することで異種の薬剤を同時に揮散することができる。
図1に示すように、装置本体1に送風機2を設け、この送風機2を駆動することで装置本体1に空気が流通する。この空気流通路に薬剤保持体3を取付けて送風式薬剤放散装置としてある。
前記薬剤保持体3は図2と図3に示すように、通気性を有する複数の容器20を着脱自在に連結し、その各容器20内に揮散性薬剤を含有した担持体21を収容したもので、その各担持体21は異なる種々の揮散性薬剤を含有している。
このようであるから、各容器20内に収納した担持体21は相互に触れ合うことなく、各担持体21に含有した異なる揮散性薬剤が触れ合うことがないので、不具合を発生することがない。
また、各容器20内に空気を流通することで異なる種類の揮散性薬剤を気中に放散することができる。
また、少なくとも1つの容器20を外し、その容器20と同一形状で他の揮散性薬剤を含有した担持体21を収容した容器を取付けて取り替えることで、異種の薬剤の組み合わせを使用者が簡単に変更できる。
例えば、居住空間内において別の空間に異なる被害が発生しても、取り替えできる着脱可能な容器20があれば、各種の被害に有効な揮散性薬剤を備えたものを準備しておくことで、取り替え使用することができる。また、例えば香りや清涼などによるリラックス空間を得る別用途においては、好きな時に取り替え、新たな雰囲気にすることもできる。
本発明の薬剤保持体3に用いる揮散性薬剤としては、常温、送風などの条件で揮散する殺虫剤、忌避剤、害虫成長抑制剤、芳香消臭剤、消臭剤、防かび剤、防菌剤などが挙げられる。
すなわち、居住空間では、飛翔害虫、匍匐害虫、不快害虫などによる害虫被害問題、し尿臭、ごみ臭、動物臭、大気汚染臭などによる悪臭被害問題、健康を害する病原菌被害問題などの様々の問題が混在している。これら発生する問題解消に有効な揮散性薬剤としては、代表的には殺虫剤、害虫忌避剤、害虫成長阻害剤などの害虫防除剤、芳香剤、消臭剤、脱臭剤、除菌剤などが挙げられる。
前記薬剤の組み合わせとしては、前記各被害問題の対処策として、例えば飛翔害虫の殺虫と進入阻止する害虫忌避の2種組み合わせ、匍匐害虫の殺虫と継続接触する害虫成長阻害との2種組み合わせ、前記組み合わせに別害虫防除の3種組み合わせ、前記組み合わせに消臭や芳香の組み合わせ、芳香と消臭の2種組み合わせ、異なる種類の殺虫剤の組み合わせ、異なる種類の芳香剤の組み合わせ等使用者の要望に応じた種々の組み合わせが可能である。
また、前記容器20内を通過する空気量を、収容薬剤の揮散性能及び薬効に適合したものとすることで、それぞれの揮散性薬剤の適量を放散し、それぞれの薬効を適確に発揮することができる。
このことは、複数の容器20を着脱自在に連結した薬剤保持体に限ることはなく、1つの容器20内に複数の薬剤収容室を有するものとした場合には、その各薬剤収容室でも同じである。
前記容器20に収容する異種の揮散性薬剤として、揮散性能(例えば蒸気圧)の高低差が大きい揮散性薬剤を組み合わせることが、該容器20の機能を効果的に発揮する。
また、微量の薬剤を常時均一の放散量が要求される長時間、かつ継続して使用する場合により有効である。例えば、全般的に低蒸気圧(比較的揮散し難い)かつ高活性(微量で効力を発揮)の害虫防除剤が挙げられる。
また、前記揮散性薬剤を含有する担持体22としては、粉剤、粒剤、ネット、シート、プレート、多孔体、繊維体、綿体、スポンジ体などを用いることができる。
次に、装置本体1の具体形状の一例を説明する。
前記装置本体1は本体4とカバー体5を備えている。
前記本体4は送風機用室6と電池収納室7を有すると共に、送風機用室6に開口した吸い込み口8と吐き出し口9を有し、その送風機用室6に送風機2が取付けてある。電池収納室7に電池10が設けてある。
前記送風機2は電動モータ2aでファン2bを駆動するもので、その電動モータ2aは電池10を電源して駆動される。
カバー体5は本体4に着脱自在に取付けられ、このカバー体5は吸い込み口8と対向した開口部11を有する。
前記本体4とカバー体5との間に薬剤保持体3が取り外し自在に取付けてある。
前記送風機2を駆動することで矢印a,b,cで示すように空気が流通し、薬剤保持体3に空気が流通し、揮散性薬剤が気中に放散される。
なお、前記送風機2を駆動することで空気を矢印a,b,cと反対方向に流通することができる。
例えば、ファン2bを軸流ファンとすることで前述のように空気を矢印a,b.cと反対方向に流通させる。
この場合には吸い込み口と吐き出し口が反対となる。
次に、薬剤保持体3の具体形状の一例を説明する。
図2と図3に示すように、各容器20は、容器本体22とカバー体23を備え、担持体21を収容した状態で容器本体22とカバー体23を溶着し密封される。なおそのカバー体23を着脱自在とし、容器20内に担持体21を収容し易くしても良い。
前記容器本体22の底部とカバー体23に通気孔24がそれぞれ形成され、容器20は通気性を有する。
前記各通気孔24は円弧形状であるが、これに限ることはなく、丸穴、角穴、スリット状、網目形状、格子形状など空気が流通する形状であれば良い。また、複数の容器20毎に通気孔24の形状を変えても良い。
図2と図3に示す薬剤保持体3は、リング形状の外側の容器20と、その外側の容器20の内周面20aに嵌合して着脱自在に取付けられた内側の容器20を備え、その2つの容器20内に担持体21がそれぞれ収容してある。
この実施の形態では、前記外側の容器20の容量が、内側の容器20の容量よりも大きく、外側の容器20内に殺虫剤を担持した担持体21が充填され、内側の容器20内には芳香剤を担持した担持体21が充填してある。
このような薬剤保持体3において、殺虫剤は多量に揮散し、芳香剤は少量を揮散することが好ましい場合には、外側の容器20の表面積で複数の通気孔24の大きさの合計を除算した値、つまり単位面積当たりの通気用開口部の大きさを、内側の容器20よりも大きくして、外側の容器20内に内側の容器20よりも多量の空気が流通するようにする。
これによって、図1に示す装置本体1に設置して送風機2を駆動した場合に、外側の容器20、内側の容器20の表面には均等な風量の空気が当たり、外側の容器20内を流通する単位面積当たりの空気量が内側の容器20よりも多いので、外側の容器20内の薬剤(殺虫剤)が多量に揮散し、内側の容器20内の薬剤(芳香剤)の揮散量は少ない。
なお、このことは複数の容器20が一体的に連結されて脱着できない場合でも同様である。
例えば、図4、図5に示すように1つの容器20内に仕切り壁25で複数の薬剤収容室26を形成し、その各薬剤収容室26を通気孔24で通気性を有するものとした場合に、その各薬剤収容室26の単位面積当たりの通気用開口部の大きさを異ならせることで、前述と同様に薬剤揮散量を異ならせることが可能である。
この場合には、各薬剤収容室26毎の通気孔24の形状を変えることが好ましい。例えば、単位面積当たりの通気用開口部が大きい方を複数のスリット形状、小さい方を微小孔とする。
図2、図3に示す外側の容器20と内側の容器20は同一厚さで、表面が面一としてあるが、これに限ることはなく、一方の容器20を他方の容器20よりも厚くしたり、表面をテーパ形状としたりしても良い。
前記容器20を仕切り壁によって複数の薬剤収容室を有する形状とし、その薬剤収納室に異なる種類の薬剤を担持した担持体21を充填しても良い。
例えば、前述の外側の容器20内に仕切り壁を設けて複数の薬剤収納室を有する形状とする。
また、前述の内側の容器20内に放射状に複数の仕切り壁を設けて複数の薬剤収納室を有する形状とする。
前記複数の容器20は図6、図7に示すように、外側のリング形状の容器20と、この内周面に嵌合する中間のリング形状の容器20と、その内周面に嵌合する内側の円形状の容器20の3つとしても良い。
なお図示は省略するが前述と同様に4つ以上としても良い。
前記複数の容器20は、図8に示すように円形の内側の容器20の外周面に複数の容器20を着脱自在に取付けてリング形状の外側の容器20となるようにしても良い。
前記複数の容器20は、図9に示すように円形で、その外周面に開口したほぼ円形部27を有する大きな容器20と、その円形部27に着脱自在に嵌合して取付けた小さな容器20の2つとしても良い。
なお、円形部27を複数形成し、各円形部27に小さな容器20をそれぞれ嵌合して着脱自在に取付けても良い。
前記複数の容器20は、図10に示すように円形で、その一部分に三角形状部28を有する大きな容器20と、その三角形状部28に嵌合して着脱自在に取付けられる三角形状の小さな容器20の2つとしても良い。
なお、三角形状部28を複数形成し、各三角形状部28に三角形状の小さな容器20をそれぞれ嵌合して着脱自在に取付けても良い。
図11に示すように、大きな円形の容器20に矩形穴部29を形成し、その矩形穴部29に矩形状の小さな容器20を嵌合して着脱自在に取付けても良い。
なお、大きな円形の容器20に矩形穴部29を複数形成し、その各矩形穴部29に矩形状の小さな容器20をそれぞれ嵌合して着脱自在に取付けても良い。
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。
この実施の形態は、容器20を複数の薬剤収容室26を有する形状とし、その少なくとも1つの薬剤収容室26に一体成形した担持体30を交替自在に設けたことが、前述の実施の形態と相違し、他の構成は同様である。
例えば、図12に示すように、容器本体22は仕切り壁25で複数の薬剤収容室26を有する形状で、カバー体23が着脱自在に取付けられ、そのカバー体23を外すことで薬剤収容室26を開放できる。
前記一体成形した担持体30とは、ハニカム構造体に揮散性薬剤を含浸したものや、多孔質スポンジ状物に揮散性薬剤を含浸したもの、揮散性薬剤を含浸した大きな錠剤等、取り扱いが容易である。
この薬剤保持体3であれば、薬剤収容室26内の担持体を簡単に交替できるので、使用目的に応じた薬剤を揮散することを簡単に実施できる。
前述の各実施の形態において、複数の容器20を有する場合にはその1つの容器20、複数の薬剤収容室26を有する容器20の場合には、その1つの薬剤収容室26にインジケータを収容しても良い。
つまり、インジケータを収納する専用の容器20、インジケータを収納する専用の薬剤収容室26を設ける。
前記インジケータを収容する薬剤収容室26及び通気性を有する容器20の部分は、中身が目視で確認できる構造にすると共に開口状態である、又は/及び透明状態である。
例えば、図13に示すように着脱自在に連結した複数の容器20のいずれか1つに専用容器40を取付け、この専用容器40内にインジケータ41を収容する。
このようにすることで、薬効の終点などの薬効経時変化状況を目視確認できる。
なお、複数の容器20、複数の薬剤収容室26毎にそれぞれインジケータを設ければ、各薬剤の薬効経時変化状況をそれぞれ目視確認できる。
例えば、図14に示すように半円形で半円形凹部20bを有する2つの容器20を着脱自在に連結し、その各半円形凹部20bに半円形の専用容器40を嵌合して着脱自在に取付ける。
前述したインジケータ41にあっては、錠剤型で徐々に小さくなり最後は消滅するタイプであった。このインジケータ41は、それ自体が昇華し経時的に消失する昇華性物質を使用する。昇華性物質としては、アダマンタン、シクロドデカン、ノルボルナン、トリメチルノルボルナン、樟脳、メントール、などが例示でき、これを微粒剤、顆粒、錠剤、等形状に成形したものである。
また別の例としては、水、アルコールなど液体をゲル化し、経時的に含有液体が揮散し縮小するゲル化物をインジケータとして使用する。ゲル化物質としては、カラギーナン、デンプン、ゼラチン、アルギン酸、等が例示でき、これらのゲル化物質で得たゲル化物を専用容器40、薬剤収容室26に収容して使用する。
次に別タイプとして色が変色するタイプのインジケータ41は、その一つとして、電子供与性呈色化合物、顕色剤、減感剤からなる可変色色素を担持体に含有したものは、減感剤、又は顕色剤に用いた揮散性薬剤が揮散し残存率が減少することで電子供与性呈色化合物と顕色剤との反応が開始し呈色を生起し、担持体の色調が変化する。例えば、電子供与呈色化合物が発色して得られる色調として、赤、黒、青、緑、紫、橙、黄、茶、など多くの色が可能であり、前記3成分の選定、組合せ等によって希望する色調、色濃度、色変時期を得ることができる。
電子供与性呈色化合物は、トリフェニルメタンフタリド類、フルオラン類、フェノチアジン類、インドリルフタリド類、スピロピラン類など、顕色剤は、2,2−ビス(4’−ヒドロキシアニソール)プロパン、3,3−チオジプロピオン酸ジミリスチル、2,2’−メチレンビス(4−クロールフェノール)、サリチル酸フェニル、サリチル酸アニリド、p−ヒドロキシ安息香酸プロピル、没食子酸メチル、2−t−ブチル−6−メチルフェノール、t−ブチルハイドロキノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノンなど、減感剤は、アセトン、メチルエチルケトン、ジエチレングリコールジメチルエーテル、酢酸エチル、酢酸n−ブチル、酢酸n−オクチル、フマル酸ジメチル、n−カプロン酸メチル、アジピン酸ジオクチル、ミリスチン酸エチル、n−カプリン酸n−イソアミル、ブチルカルビトール、n−デカン、トリエチルアミン、n−オクチルアルコール、モルホリン、ジメチレングリコール、等のケトン類、エーテル類、アルコール類、アミン類、炭化水素類などが例示できる。又、揮散性減感剤として、本発明に使用する揮散性の害虫防除剤、芳香剤、消臭剤、防黴剤などを用いることができ、又、前記減感剤との混合剤として用いることもできる。
また、油溶性の色素や染料の採用により、例えば、色素等を揮散性薬剤に溶解させ、色素等と親和性のない担持体に保持することにより揮散に伴い色彩の減色を確認する。色素として、アリルアミノアントラキノン、1,4−ジイソプロピルアミノアントラキノン、1,4−ジアミノアントラキノン、1,4−ジブチルアミノアントラキノン、1−アミノ−4−アニリノアントラキノン、など、染料として、C.I.Disp.Red54,C.I.Disp.Yellow51,C.I.Disp.Blue56などの分散染料、C.I.Solvent.Red26,C.I.Soivent.Yellow7,C.I.Solvent.Blue37などの油溶染料などが例示できる。
また、その他のタイプのインジケータ6として、水筆法の原理を用いることもできる。
この水筆法とは、例えば、着色した紙材などの担持体に揮散性薬剤を含浸すると共に表面に酸化チタンの微粒子を付着させ、該薬剤の消失に伴い着色した元の色から酸化チタンの白色に変色させる方法である。着色した紙材として、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫、白、黒、グレーなど彩色が挙げられ、色変化、文字や模様などの表示で確認できる。
前記担持体の着色は、顔料や染料が用いられ、内添法、サイズプレス法、コーティング法などの方法で行われる。又、前記揮散性薬剤は、自由であり、揮散期間等で選択すれば良い。
すなわち、インジケータ41は薬効を有しないものでも良いし、薬効を有するものでもよい。
前述した各種の薬剤保持体3は、図1に示すように装置本体1に設けて送風式薬剤放散装置とするが、その薬剤保持体3を扇風機、冷暖房機など家庭内にある送風機能を有する電化製品に取付けて使用することもできる。
この場合には、図12に示すように表面が湾曲した見栄えの良い表面形状の容器とすることが好ましい。
送風式薬剤放散装置の断面図である。 薬剤保持体の第1の実施の形態を示す正面図である。 図2のA−A断面図である。 薬剤保持体の第2の実施の形態を示す正面図である。 図4のB−B断面図である。 薬剤保持体の第3の実施の形態を示す正面図である。 図6のC−C断面図である。 薬剤保持体の第4の実施の形態を示す正面図である。 薬剤保持体の第5の実施の形態を示す正面図である。 薬剤保持体の第6の実施の形態を示す正面図である。 薬剤保持体の第7の実施の形態を示す正面図である。 薬剤保持体の第8の実施の形態を示す断面図である。 薬剤保持体の第9の実施の形態を示す断面図である。 薬剤保持体の第10の実施の形態を示す正面図である。
符号の説明
1…装置本体、2…送風機、3…薬剤保持体、20…容器、21…担持体、22…容器本体、23…カバー体、24…通気孔、25…仕切り壁、26…薬剤収容室、30…一体成形の担持体、40…専用容器、41…インジケータ。

Claims (5)

  1. 通気性を有する複数の容器20が着脱自在に連結され、
    その各容器20内に、異種の揮散性薬剤を含有した担持体21をそれぞれ収容したことを特徴とする薬剤保持体。
  2. 複数の容器20における少なくとも1つの容器20は、複数の薬剤収容室26を有する請求項1記載の薬剤保持体。
  3. 各容器20は通気用開口部を有し、その通気用開口部の大きさがそれぞれ異なる請求項1記載の薬剤保持体。
  4. 複数の薬剤収容室26を有する容器20と、そのいずれかの薬剤収容室26に、揮散性薬剤を担持した一体成形の担持体30を着脱自在に収容し、残りの薬剤収容室26に、前述とは異種の揮散性薬剤を担持した担持体21を収容したことを特徴とする薬剤保持体。
  5. 送風機2を駆動することで空気が流通する装置本体1に、前述の請求項1〜4いずれか1つの薬剤保持体3を取付けた送風式薬剤放散装置。



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