JP2005126074A - 樹脂製広口ボトル用密封蓋 - Google Patents

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Abstract

【課題】高温充填時の密封性やバリア性、開封性に優れ、使い勝手の良い樹脂製広口ボトル用密封蓋を提供すること。
【解決手段】天板(111)の下側周縁近傍には広口ボトルの口部(22)周壁を内側から密着するインナーリング(114)が垂設され、天板のインナーリングより外側で周壁(112)の内側には広口ボトルの口縁部(24)上面に密着するコンタクトリング(115)が天板(111)から下方に突出して形成され、コンタクトリングと周壁の間には凸リブ部(116)が形成されている。周壁の端縁にはブリッジ部(13)を介して広口ボトルの口部周壁の外側に設けられたポール(25)に噛み合わされるバンド部(14)が形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、主に酸素バリア性に優れ、食品保存に適した広口容器用の密封蓋に関するものであり、特には、密封性、保存性に優れ、開封性も容易な樹脂製広口ボトル用の密封蓋に関する。
従来、広口の食品用容器としては、中身の保存性を考慮したガラスびんが多く、蓋については、金属製のメタルキャップがジャムや佃煮、惣菜等に使用されている。また、コーヒーや粉末食品の一部にはプラスチック製のキャップが使用されているが、その場合はアルミニウム箔ラミネートのメンブランが容器の口部にシールされていた。
ガラスびんとメタルキャップの組合せは、密封性は完全であるが、硬いもの同士の嵌合であること、内容物を高温充填した場合、中が減圧となり蓋が開けにくいという問題がある。さらにガラスびんは重いこと、割れ易いことなどの問題もある。
また、プラスチック製のキャップを使用したガラスびんは開封性は良いが、アルミニウム箔ラミネートのメンブランを外したり破く手間もあり、外したり、破いた後の保存性は十分ではない。
一方、最近は広口のペットボトルが商品化されているが、蓋についてはポリオレフィン系樹脂からなる蓋本体と同材料のパッキンとの組合せや、アルミニウム箔ラミネートシートをシールした構造のものが多く、保存性や使い勝手が十分でないという問題がある。
本発明は、バリア性を有する広口用の密封蓋に関する以上のような問題に鑑みてなされたもので、高温充填時の密封性やバリア性、開封性に優れ、使い勝手の良い樹脂製広口ボトル用密封蓋を提供することを課題とする。
本発明の請求項1の発明は、中央が開口した天板と該天板の周縁に垂下して設けられた内側にねじ溝が刻設された周壁とからなる蓋本体と、該蓋本体の開口を覆う板状のバリアシートと、からなり、内側にバリア被膜が形成され、口部周壁の外側にねじ溝が刻設された熱可塑性樹脂製広口ボトルの口部に螺着される密封蓋であって、前記天板の下側周縁近傍には、広口ボトルの口部周壁を内側から密着するインナーリングが垂設され、前記天板のインナーリングより外側で周壁の内側には、広口ボトルの口縁部上面に密着するコンタクトリングが天板から下方に突出して形成され、前記コンタクトリングと周壁の間には凸リブ部が形成されていることを特徴とする、樹脂製広口ボトル用密封蓋である。
このように請求項1記載の発明によれば、天板の下側周縁近傍には、広口ボトルの口部周壁を内側から密着するインナーリングが垂設され、前記天板のインナーリングより外側で周壁の内側には、広口ボトルの口縁部上面に密着するコンタクトリングが天板から下方に突出して形成され、前記コンタクトリングと周壁の間には凸リブ部が形成されているので密封性が良い。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記周壁の端縁にはブリッジ部を介して広口ボトルの口部周壁の外側に設けられたポールに噛み合わされるバンド部が形成
されていることを特徴とする、樹脂製広口ボトル用密封蓋である。
このように請求項2記載の発明によれば、周壁の端縁にはブリッジ部を介して広口ボトルの口部周壁の外側に設けられたポールに噛み合わされるバンド部が形成されているので、蓋本体の周壁がバンド部から切り離されない限り密封蓋は広口ボトルから開封できない。従って、バンド部がちぎれて無い状態であれば、密封蓋は一度開封されたものということが判る。
また、請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、前記バリアシートは、表裏二枚の蓋本体と同材質の熱可塑性樹脂シートまたはフィルムの間に、印刷層を形成させたバリア層が積層された構成からなることを特徴とする、樹脂製広口ボトル用密封蓋である。
このように請求項3記載の発明によれば、バリアシートは、表裏二枚の蓋本体と同材質の熱可塑性樹脂シートまたはフィルムの間に、印刷層を形成させたバリア層が積層された構成からなるので、バリア性に優れた密封蓋となる。
また、請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明において、前記バリア層は、延伸されたポリエチレンテレフタレートフィルム上に,酸化アルミニウムや酸化ケイ素などの薄膜を物理蒸着法により設けた無機化合物蒸着ポリエチレンテレフタレートフィルムであることを特徴とする、樹脂製広口ボトル用密封蓋である。
このように本発明の樹脂製広口ボトル用密封蓋は、軽量で割れにくく、開封性も良く、また、開封後の密封性もバリア性を付与することにより向上している。また、樹脂性ではあるが、耐熱性樹脂を用いたり、適当な熱処理を施すことにより、ガラスびん同様の高温充填が可能であり、ジャムなどペースト状の食品、コーヒー、クリーミーパウダー等の粉末食品、各種佃煮、惣菜等の固型食品など幅広い食品に適用できる。
本発明の樹脂製広口ボトル用密封蓋を一実施形態に基づいて以下に詳細に説明する。
本発明の樹脂製広口ボトル用密封蓋は、例えば、図1に示すように、中央が開口した天板(111)と該天板の周縁に垂下して設けられた内側にねじ溝(113)が刻設された周壁(112)とからなる蓋本体(11)と、該蓋本体の開口を天板の上から覆う板状のバリアシート(12)とからなる。
そして、内側にバリア被膜(21)が形成され、口部(22)周壁の外側にねじ溝(23)が刻設された熱可塑性樹脂製広口ボトル(20)の口部に螺着される密封蓋(10)である。
天板(111)の下側周縁近傍には、広口ボトルの口部周壁を内側から密着するインナーリング(114)が垂設されている。
また、天板のインナーリングより外側で周壁の内側には、広口ボトルの口縁部(24)上面に密着するコンタクトリング(115)が天板から下方に突出して形成され、コンタクトリングと周壁の間には凸リブ部(116)が形成されていることを特徴とするものである。
このように、蓋本体(11)に、インナーリング(114)、コンタクトリング(115)以外に、広口ボトルの口部(22)を外側から押しつける凸リブ部(116)を設けることにより、より高度の密封性を保持できる。
また、周壁(112)の下端縁に、ブリッジ部(13)を介して広口ボトルの口部周壁の外側に設けられたポール(25)に噛み合うようなバンド部(14)を形成させても良い。ポール(25)とバンド部(14)が噛み合うことにより密封蓋のゆるみも防止できる。
バンド部(14)を形成させることにより、密封蓋にタンパーエビデント性を付与させることができる。
ブリッジ部(13)は、一般的には、広口ボトルの口部周壁の外側に設けられたポール(25)に合わせて形成される。
蓋本体(11)は、ポリプロピレン、ポリエチレン等の汎用の熱可塑性樹脂を用いて、射出成形等の公知の成形方法により作製することができる。
バリアシート(12)は、〔外側〕熱可塑性樹脂フィルム(121)/印刷層(122)/バリア層(123)/熱可塑性樹脂シート(121)〔内側〕のような多層構成のシートから成る。
外側の熱可塑性樹脂フィルム(121)と内側の熱可塑性樹脂シート(121)は、密封蓋(10)の蓋本体(11)と同材質の熱可塑性樹脂を使用することが必要である。
外側に位置する熱可塑性樹脂フィルム(121)の厚さは30〜50μm程度、内側に位置する熱可塑性樹脂シート(121)の厚さは400〜1000μm程度とすることが好ましい。
印刷層(122)には、印刷インキ等により公知の印刷方法を用いて密封蓋に必要な文字、絵柄等が形成されている。
バリア層(123)は、延伸されたポリエチレンテレフタレートフィルム上に,酸化アルミニウムや酸化ケイ素などの無機化合物の薄膜を20〜100nm程度の厚さに設けた無機化合物蒸着ポリエチレンテレフタレートフィルムである。
バリアシート(12)全体の厚さは、0.5〜1.0mm程度であり、材質構成や高温充填時の減圧の程度により適宜に選定される。そしてある程度の柔軟性が持たせてある。
バリアシート(12)の作製方法の一例を述べるならば、片面に印刷層(122)を形成させたバリア層(123)である無機化合物蒸着ポリエチレンテレフタレートフィルムの両面にドライラミネート法等の公知の貼り合わせ方法により、熱可塑性樹脂フィルム(121)と熱可塑性樹脂シート(121)を貼り合わせて作製する。
蓋本体(11)とバリアシート(12)とは、蓋本体(11)の成形時の熱でバリアシート(12)の周辺部を融着して取り付ける(インサート成形)ことができる。
このように密封蓋(10)の天面にはあらかじめ印刷層が設けられたバリアシート(12)がインサート成形されており、酸素バリア性が付与されている。
広口ボトル(20)は、酸素バリア性に優れた熱可塑性樹脂を中空成形法により成形したボトルで、より具体的には、例えば、ポリエチレンテレフタレート樹脂の二軸延伸ブロー成形されたボトルを高温金型でヒートセットすることにより結晶化度が増加して高温でも収縮が小さく抑えられる。また、配向結晶化は微小結晶であるから透明性も維持される。
広口ボトル(20)の内面にバリア被膜(21)を形成する方法については、例えば、広口ボトル内を真空に近い状態に保ち、特殊なガス充填下でプラズマを発光させ、ボトル
の内壁面に酸化ケイ素、酸化アルミニウムなどの無機化合物の蒸着薄膜を化学的に形成させる方法がある。
上述のように蓋本体の周壁の下端の裾部分にブリッジ部(13)により連結されたバンド部(14)を設けることにより、広口ボトルの口部(22)に設けた凸状のポール(25)とラチェット構造になり、噛み合わされており、開封時にはブリッジ部(13)が切断され、バージン性が保たれている。(ブリッジ部が切断されても、しばらくはインナーリング(114)が嵌合しており密封性が保たれる。)
本発明の樹脂製広口ボトル用密封蓋を樹脂製広口ボトルに閉栓した状態の一実施例を示す、部分断面説明図である。 本発明の樹脂製広口ボトル用密封蓋に使用するバリアシートの層構成の一実施例を示す、断面説明図である。
符号の説明
10‥‥密封蓋
11‥‥蓋本体
111‥‥天板
112‥‥周壁
113‥‥ねじ溝
114‥‥インナーリング
115‥‥コンタクトリング
116‥‥凸リブ部
12‥‥バリアシート
121‥‥熱可塑性樹脂シートまたはフィルム
122‥‥印刷層
123‥‥バリア層
13‥‥ブリッジ部
14‥‥バンド部
20‥‥広口ボトル
21‥‥バリア被膜
22‥‥口部
23‥‥ねじ溝
24‥‥口縁部
25‥‥ポール(爪)

Claims (4)

  1. 中央が開口した天板と該天板の周縁に垂下して設けられた内側にねじ溝が刻設された周壁とからなる蓋本体と、該蓋本体の開口を覆う板状のバリアシートと、からなり、内側にバリア被膜が形成され、口部周壁の外側にねじ溝が刻設された熱可塑性樹脂製広口ボトルの口部に螺着される密封蓋であって、
    前記天板の下側周縁近傍には、広口ボトルの口部周壁を内側から密着するインナーリングが垂設され、
    前記天板のインナーリングより外側で周壁の内側には、広口ボトルの口縁部上面に密着するコンタクトリングが天板から下方に突出して形成され、
    前記コンタクトリングと周壁の間には凸リブ部が形成されていることを特徴とする、樹脂製広口ボトル用密封蓋。
  2. 前記周壁の端縁にはブリッジ部を介して広口ボトルの口部周壁の外側に設けられたポール(爪)に噛み合わされるバンド部が形成されていることを特徴とする、請求項1記載の樹脂製広口ボトル用密封蓋。
  3. 前記バリアシートは、表裏二枚の蓋本体と同材質の熱可塑性樹脂シートまたはフィルムの間に、印刷層を形成させたバリア層が積層された構成からなることを特徴とする、請求項1又は2記載の樹脂製広口ボトル用密封蓋。
  4. 前記バリア層は、延伸されたポリエチレンテレフタレートフィルム上に、酸化アルミニウムや酸化ケイ素などの無機化合物の薄膜を物理蒸着法により設けた無機化合物蒸着ポリエチレンレレフタレートフィルムであることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の樹脂製広口ボトル用密封蓋。
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JP2012025401A (ja) * 2010-07-20 2012-02-09 Yashima Seiko:Kk 合成樹脂製多重容器とこの製造方法

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