JP2005125867A - ステアリングシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡素かつ車載容易な配線構造で、高い安全性を確保できるステアリングシステムを構築する。
【解決手段】 ステアリング操作モジュール12とステアリング駆動モジュール16,18とでステアリングシステムを構築する。ステアリング操作モジュール12では、共通のステアリング操作部材22に複数の操作検出手段28A,28B,28Cとこれに対応する制御手段30A,30B,30Cが含まれ、これらの制御手段が共通のステアリング制御信号出力部32A,32Bに接続される。ステアリング駆動モジュール16,18からなるステアリング駆動装置には、複数のステアリング駆動用アクチュエータ40A,40B,40Cとその駆動制御手段42A,42B,42Cとが含まれ、駆動制御手段42A,42Bが共通のステアリング制御信号入力部44A,44Bに接続される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ステアリング操作部材の操作に基づいてステアリング駆動を電気的に制御する車両のステアリングシステムに関するものである。
近年、車両における電子化はめざましく、ステアリング駆動を電気アクチュエータによって行う装置の開発が進められている。例えば、特許文献1には、操舵軸を動かして車輪の操向角を変化させる操舵モータと、ステアリングシャフトの回転操作角を検出するロータリエンコーダと、その検出された操作角に基づいて前記操舵モータの駆動を制御する操舵制御部とを備えた車両のステアリングシステムが開示されている。
特開2000−280926号公報(第3〜5頁,図1)
前記のような電気アクチュエータを利用したステアリングシステムにおいて、何らかの故障によりステアリングシャフトの回転操作角に基づくステアリング操作信号が操舵モータの駆動を制御する操舵制御部に伝達されなくなった場合や、当該操舵モータもしくはその駆動制御手段が故障してしまった場合には、運転者がステアリングシャフトを回転操作してもこれに対応する操舵が行われないことになる。このような非常時についての安全対策が重要な課題とされている。
前記課題を解決するための手段として、本発明は、運転者により操作されるステアリング操作部材と、このステアリング操作部材の操作状態を互いに独立して検出する複数の操作検出手段と、これらの操作検出手段にそれぞれ対応して設けられ、その対応する操作検出手段の検出信号に基づきステアリング制御信号を出力する複数の制御手段と、これらの制御手段に接続され、当該各制御手段でそれぞれ作成されたステアリング制御信号を出力するための出力部とを備えたステアリング操作モジュールである。
この構成によれば、運転者により操作されるステアリング操作部材の操作状態が複数の操作検出手段によりそれぞれ互いに独立して検出され、その検出信号に基づき各制御手段からそれぞれ個別にステアリング制御信号が出力されるので、一部の操作検出手段あるいは制御手段が故障しても、残りの操作検出手段及び制御手段によってステアリング制御信号を正常に出力することが可能であり、当該出力によって正常なステアリング操作を続行することが可能である。しかも、各制御手段が共通の出力部に接続されることによって全体がモジュール化されているので、簡素な構成で適正なステアリング制御信号の出力が可能であり、車両への組付けも容易である。
なお、本発明に係るステアリング操作モジュールでは前記出力部の個数を問わず、例えば、複数の制御手段に接続された出力部が複数具備されたものであってもよい。
また本発明では、前記操作検出手段及び制御手段に加えて共通のステアリング操作部材に操作反力を加えるための複数の反力駆動手段を少なくとも一部の各制御手段に対応して設け、その対応する制御手段が前記反力駆動手段の動作を制御するように構成すれば、ステアリング操作部材に操作反力を加える機能をモジュールに付加することができるとともに、その制御手段を利用して前記反力駆動手段の駆動制御も行うことが可能になる。
また、前記各制御手段が、他の制御手段の動作の正常性を監視し、当該動作が異常であると判定した制御手段の動作を強制停止させる構成とすれば、各制御手段の制御機能を利用して自動的にフェイルセーフ動作を行わせることができる。
また本発明は、車輪の操向角を変化させる複数のアクチュエータと、これらのアクチュエータにそれぞれ対応して設けられ、入力されるステアリング制御信号に基づいて対応するアクチュエータの駆動を制御する複数の駆動制御手段とを備え、かつ、これらの駆動制御手段の少なくとも一部であって複数の駆動制御手段が当該駆動制御手段にステアリング制御信号を入力するための共通の入力部に接続されることによりステアリング駆動モジュールを構成していることを特徴とするステアリング駆動装置である。
この構成によれば、入力部から駆動制御手段にステアリング制御信号が入力され、そのステアリング制御信号に基づいてアクチュエータの駆動制御動作すなわち車両の操向角を調節する動作が行われる。そして、この操向角調節動作を行うアクチュエータ及び駆動制御手段が複数系統具備されているので、一部のアクチュエータあるいは駆動制御手段が故障しても、残りのアクチュエータ及び駆動制御手段によってステアリング駆動を続けることができる。しかも、少なくとも一部の駆動制御手段であって複数の駆動制御手段が共通の入力部に接続されることによってモジュール化されているので、簡素な構成で各駆動制御手段へのステアリング制御信号の入力が可能であり、車両への組付けも容易である。
このステアリング駆動モジュールでは前記入力部の個数を問わず、例えば、複数の制御手段に接続された入力部が複数具備されたものであってもよい。
また、前記ステアリング駆動モジュールは単数でもよいが、互いに離れた位置に配置される複数のステアリング駆動モジュールを備え、各ステアリング駆動モジュールは、車輪の操向角を変化させるアクチュエータと、入力されるステアリング制御信号に基づいて前記アクチュエータの駆動を制御する駆動制御手段とを含んでおり、かつ、当該ステアリング駆動モジュールのうちの少なくとも一部のステアリング駆動モジュールに複数のアクチュエータ及びこれに対応する駆動制御手段が含まれていて、これらの駆動制御手段が共通の入力部に接続されている構成とすれば、複数のアクチュエータ及び駆動制御手段が互いに離れた位置にある複数のステアリング駆動モジュールに分散配置されることになるため、車両の衝突等が生じても全てのアクチュエータ及び駆動制御手段が同時に故障する確率が著しく低減され、フェイルセーフ機能がさらに強化される。
前記各駆動制御手段としては、他の駆動制御手段の動作の正常性を監視し、当該動作が異常であると判定した駆動制御手段によるアクチュエータの制御動作を強制停止させるように構成されているものが、好適である。この構成によれば、各駆動制御手段の制御機能を利用して自動的にフェイルセーフ動作を行わせることができる。
また、前記アクチュエータのうちの一部のアクチュエータであってかつ複数のアクチュエータが協働して車輪の操向角を変化させるように構成すれば、一部のアクチュエータが故障しても他のアクチュエータの駆動によってステアリングの駆動は持続させることができ、その間に、故障したアクチュエータに代えてそれまで停止していた予備のアクチュエータを始動させることができる。従って、アクチュエータの交代時にステアリング駆動が全く不能となるのを防ぐことができる。
また本発明は、前記ステアリング操作モジュールと前記ステアリング駆動装置とを備え、前記ステアリング操作モジュールの出力部から出力されたステアリング制御信号が前記ステアリング駆動装置の入力部を通じて当該ステアリング駆動装置の駆動制御手段に入力されるように構成されているステアリングシステムである。
以上のように、本発明のステアリング操作モジュールは、簡素かつ車載が容易な構成で、一部の操作検出手段や制御手段に故障が生じても正常なステアリング制御信号の出力を続行することができる。同様に、本発明のステアリング駆動装置も簡素かつ車載が容易な構成で、一部のアクチュエータや駆動制御手段に故障が生じても正常なステアリング駆動を続行することができる。従って、ステアリング操作部とステアリング駆動部とを分割しながらも、車両の高い安全性を確保することができる。
本発明にかかる実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、この実施の形態は車両のステアリングシステムに本発明を適用したものであるが、本発明はそれ以外の車載制御システム、例えばブレーキ制御システムやパワーウインドウ制御システム等にも同様に適用し得るものである。
図1に示すステアリングシステムは、車室10内に設けられるステアリング操作モジュール12と、エンジンルーム14内に設けられるステアリング駆動モジュール16,18とを備え、これらのステアリング駆動モジュール16,18によって本発明に係るステアリング駆動装置が構成されている。
ステアリング操作モジュール12は、端部にステアリングホイール20が設けられたステアリングシャフト22と、このステアリングシャフト22に反力を与える反力駆動手段としての2つのモータ26A,26Bと、前記ステアリングシャフト22の回転操作角を検出する操作検出手段である3つの操作角センサ28A,28B,28Cと、これらの操作角センサ28A,28B,28Cに個別に接続され、その検出操作角に基づいてステアリング制御信号を作成する制御回路をもつ3つのECU(電子制御ユニット)30A,30B,30Cとを備えている。ECU30A,30Bは前記モータ26A,26Bの駆動を制御する制御装置としての役割も担う。ここで、前記モータ26A,26B、操作角センサ28A,28B,28C、及びECU30A,30B,30Cは、定格電圧が14Vの低電圧負荷となっている。
このステアリング操作モジュール12の具体的な構造を図3に示す。前記ステアリングシャフト22の後部には、その回転操作角を検出するための回転板23A,23Cが前後に配置されるとともに、その前方にギア24が固定されている。一方、モータ26A,26Bは左右に配置され、そのハウジング同士が結合されることにより上面に前記ステアリングシャフト22の後部(回転板23A,23Cで挟まれた部分)を回転可能に支持するための軸受溝21が形成されている。
各モータ26A,26Bの出力軸にはクラッチ25A,25Bを介してギア27A,27Bが連結され、これらギア27A,27Bの双方に前記ステアリングシャフト22側のギア24が噛合されている。従って、これらのモータ26A,26Bが作動することにより、両モータ26A,26Bが協働してステアリングシャフト22に操作反力トルクを付与するように構成されている。
両モータ26A,26Bの上方には検出制御部29が配置される。この検出制御部29には、前記ECU30A,30B,30C及び操作角センサ28A,28B,28Cが含まれている。操作角センサ28A,28Bは前記回転板23Aの上方に位置するように配置され、当該回転板23Aの回転角すなわちステアリングシャフト22の回転操作角を検出する。同様に、操作角センサ28Cは前記回転板23Cの上方に位置するように配置され、当該回転板23Cの回転角すなわちステアリングシャフトの回転操作角を検出する。
前記検出制御部29では、その外壁において互いに離れた位置に図2(a)にも示すような2つのコネクタ(出力部を構成するコネクタ)32A,32Bが設けられるとともに、前記コネクタ32Aから前記検出制御部29の各ECU30A,30B,30Cにそれぞれ電源を供給するための電源線33A,33B,33Cと、当該コネクタ32Aに各ECU30A,30B,30Cから制御信号を出力するための信号線35A,35B,35Cと、前記コネクタ32Bから各ECU30A,30B,30Cに電源を供給するための電源線34A,34B,34Cと、当該コネクタ32Bに各ECU30A,30B,30Cから制御信号を出力するための信号線36A,36B,36Cとが配索されており、前記電源線33A,33B及び電源線34A,34Bを通じてモータ26A,26Bへの給電も行われるようになっている。
すなわち、前記ECU30A,30B,30Cはそれぞれコネクタ32Aに接続されるとともにコネクタ32Bに接続された状態となっている。また、図例では、コネクタ32Aが車両の幅方向内側(中央側)を向く姿勢で配置され、コネクタ32Bが車両の後方を向く姿勢で配置されている。
前記ステアリング駆動モジュール16は、図4に示すような車両前部で左右方向に延びるラックシャフト15をスライドさせて左右前輪の操向角を変化させるためのアクチュエータである2つのモータ38A,38Bと、前記ラックシャフト15のスライド位置(すなわち左右前輪の操向角に対応する値)を検出する2つの操向角センサ40A,40Bと、これらの操向角センサ40A,40Bに個別に接続され、その検出操向角と前記ステアリング操作モジュール12から入力されるステアリング制御信号とに基づいて前記モータ38A,38Bの駆動を制御するための駆動制御信号を作成する駆動制御手段としての2つのECU(電子制御ユニット)42A,42Bとを備えている。前記各モータ38A,38Bの出力軸には、それぞれ図4に示す減速機39A,39Bを介して図略のピニオンが連結され、これらのピニオンがそれぞれ前記ラックシャフト15のラック部分に噛合されている。
前記ステアリング駆動モジュール18は、前記ラックシャフト15をスライドさせて左右前輪の操向角を変化させるためのアクチュエータであるモータ38Cと、前記ラックシャフト15のスライド位置(すなわち左右前輪の操向角に対応する値)を検出する操向角センサ40Cと、この操向角センサ40Cに接続され、その検出操向角と前記ステアリング操作モジュール12から入力されるステアリング制御信号とに基づいて前記モータ38Cの駆動を制御するための駆動制御信号を作成する駆動制御手段であるECU(電子制御ユニット)42Cとを備えている。前記モータ38Cの出力軸には、図4に示す減速機39Cを介して図略のピニオンが連結され、このピニオンが前記ラックシャフト15のラック部分に噛合されている。
前記各負荷のうち、モータ38A,38B,38Cは定格電圧が42Vの高電圧負荷であり、前記操作角センサ40A,40B,40C及びECU42A,42B,42Cは定格電圧が14Vの低電圧負荷となっている。
図4に示すように、前記ステアリング駆動モジュール16の上部には、前記ECU42A,42Bを含む制御部37が設けられている。この制御部37では、その外壁において互いに離れた位置に図2(b)に示すような2つのコネクタ(制御信号入力用コネクタ)44A,44Bが設けられるとともに、コネクタ44Aからモータ38A,38Bにそれぞれ42V電源を供給するための電源線45A,45Bと、当該コネクタ44AからECU42A,42Bにそれぞれ14V電源を供給するための電源線47A,47Bと、当該コネクタ44AからECU42A,42Bへそれぞれ制御信号を入力するための信号線49A,49Bと、前記コネクタ44Bからモータ38A,38Bにそれぞれ42V電源を供給するための電源線46A,46Bと、当該コネクタ44BからECU42A,42Bにそれぞれ14V電源を供給するための電源線48A,48Bと、当該コネクタ44BからECU42A,42Bへそれぞれ制御信号を入力するための信号線50A,50Bとが配索されている。
すなわち、両コネクタ44A,44Bはそれぞれ共通のECU42A,42Bに接続されて当該ECU42A,42Bにステアリング制御信号を入力する入力部を構成している。また、図例では、コネクタ44Aが車両の後方を向く姿勢で配置され、コネクタ44Bが車両の幅方向内側(中央側)を向く姿勢で配置されている。
同様に、前記ステアリング駆動モジュール18の上部には、前記ECU42Cを含む制御部51が設けられている。この制御部51では、その外壁において互いに離れた位置に図2(c)に示すような2つのコネクタ(制御信号入力用コネクタ)52A,52Bが設けられるとともに、前記コネクタ52Aからハウジング51内のモータ38Cに42V電源を供給するための電源線53と、当該コネクタ52AからECU42Cに14V電源を供給するための電源線55と、当該コネクタ52AからECU42Cへ制御信号を入力するための信号線57と、前記コネクタ52Bから前記モータ38Cに42V電源を供給するための電源線54と、当該コネクタ52BからECU42Cに電源を供給するための電源線56と、当該コネクタ52BからECU42Cへ制御信号を入力するための信号線58とが配索されている。
すなわち、両コネクタ52A,52Bはそれぞれ共通のECU42Cに接続され、当該ECU42Cにステアリング制御信号を入力する入力部を構成している。また、図例では、コネクタ52Aが車両の幅方向内側(中央側)を向く姿勢で配置され、コネクタ52Bが車両の後方を向く姿勢で配置されている。
ただし、図1では便宜上、前記コネクタ32A,32B,44A,44B,52A,52Bが模式的に後ろ向きに描かれている。
次に、前記ステアリング操作モジュール12とステアリング駆動モジュール16,18とを接続するバスラインについて説明する。
前記ステアリング操作モジュール12の左側のコネクタ32Aは、当該ステアリング操作モジュール12の左側に配索された信号線61A,62Aを介して左側のステアリング駆動モジュール16のコネクタ44Aに接続されるとともに、同じくステアリング操作モジュール12の左側に配索された信号線63A,64Aを介して右側のステアリング駆動モジュール18のコネクタ52Aに接続されている。ここで、前記信号線61A,62A同士及び前記信号線63A,64A同士はコネクタ60Aを介して直列に接続され、信号線62A,64Aは、車室10とエンジンルーム14との間の車体パネル13の左側に設けられたグロメット66Aを貫通するようにして当該車室10とエンジンルーム14とにまたがって配索されている。
同様に、前記ステアリング操作モジュール12の右側のコネクタ32Bは、当該ステアリング操作モジュール12の右側に配索された信号線61B,62Bを介して左側のステアリング駆動モジュール16のコネクタ44Bに接続されるとともに、同じくステアリング操作モジュール12の右側に配索された信号線63A,64Aを介して右側のステアリング駆動モジュール18のコネクタ52Bに接続されている。ここで、前記信号線61B,62B同士及び前記信号線63B,64B同士はコネクタ60Bを介して直列に接続され、信号線62B,64Bは、前記車体パネル13の右側に設けられたグロメット66Bを貫通するようにして前記車室10とエンジンルーム14とにまたがって配索されている。
次に、各ユニット12,16,18に対する給電ラインを説明する。
この回路では、電源として、図略のオルタネータのほか、エンジンルーム14内に配置される前側バッテリー72Fと、車両後部に配置される後側バッテリー72Rとを備え、両バッテリー72F,72Rには12Vバッテリー(14V系電源)が用いられている。そして、前記オルタネータと前側バッテリー72Fとの間に配電器74Fが介在し、前記オルタネータと後側バッテリー72Rとの間に図略のDC/DCコンバータ及び配電器74Rが介在している。
この回路において、前側バッテリー72Fの出力する電力は、前記配電器74Fから各車載負荷に分配され、さらに、定格電圧が42Vの高電圧負荷に対しては、前記配電器74Fの出力電圧が昇圧用DC/DCコンバータ76Fにより昇圧されてから分配される。同様に、後側バッテリー72Rの出力する電力は、前記配電器74Rから各車載負荷に分配され、さらに、定格電圧が42Vの高電圧負荷に対しては、前記配電器74Rの出力電圧が昇圧用DC/DCコンバータ76Rにより昇圧されてから分配される。
具体的に、前記配電器74Fの出力端子は、14V用電力線(低電圧用電力線)77F,78Fを介して前記ステアリング操作モジュール12のコネクタ32Aに接続されるとともに、14V用電力線(低電圧用電力線)82F,84Fをそれぞれ介してステアリング駆動モジュール16,18のコネクタ44A,52Aにそれぞれ接続されている。
前記両電力線77F,78F同士は前記コネクタ60Aによって相互直列に接続されており、電力線77Fは前記グロメット66Aを貫通するようにして当該車室10とエンジンルーム14とにまたがって配索されている。また、前記配電器74Rの出力端子は、14V用電力線(低電圧用電力線)77R,78Rを介して前記ステアリング操作モジュール12のコネクタ32Bに接続されるとともに、14V用電力線(低電圧用電力線)82R,83Rを介してステアリング駆動モジュール16のコネクタ44Bに接続され、かつ、14V用電力線(低電圧用電力線)84R,85Rを介してステアリング駆動モジュール18のコネクタ52Bにそれぞれ接続されている。
ここで、前記電力線77R,78R同士はコネクタ80によって相互直列に接続され、前記電力線82R,83R同士はコネクタ85によって相互直列に接続されており、電力線83Rは前述のグロメット66Aを貫通するようにして前記車室10とエンジンルーム14とにまたがって配索されている。また、前記両電力線84R,85R同士はコネクタ86によって相互直列に接続されており、電力線85Rは前記車体パネル13の右側に設けられたグロメット66Bを貫通するようにして当該車室10とエンジンルーム14とにまたがって配索されている。
一方、前記配電器74Fに接続されているDC/DCコンバータ76Fの出力端子は、42V用電力線(高電圧用電力線)94F,96Fをそれぞれ介して前記ステアリング駆動モジュール16,18のコネクタ44A,52Aにそれぞれ接続されている。また、前記配電器74Rに接続されているDC/DCコンバータ76Rの出力端子は、42V用電力線(高電圧用電力線)94R,95Rを介して前記ステアリング駆動モジュール16のコネクタ44Bに接続されるとともに、42V用電力線(高電圧用電力線)96R,97Rを介して前記ステアリング駆動モジュール18のコネクタ52Bに接続されている。
前記電力線94R,95R同士は前記コネクタ85によって相互直列に接続されており、電力線95Rは前記グロメット66Aを貫通するようにして車室10とエンジンルーム14とにまたがって配索されている。また、前記電力線96R,97R同士は前記コネクタ86によって相互直列に接続されており、電力線97Rは前記グロメット66Bを貫通するようにして車室10とエンジンルーム14とにまたがって配索されている。
次に、このステアリングシステムの作用を説明する。
図2(a)に示すステアリング操作モジュール12において、3つの制御手段すなわちECU30A,30B,30Cは、それぞれ回転操作角センサ28A,28B,28Cの出力する検出信号(センサが正常であれば互いに同じ信号)に基づいてステアリング制御信号を作成し、同信号を、信号線35A,35B,35Cをそれぞれ通じてコネクタ32Aに送るとともに信号線36A,36B,36Cをそれぞれ通じてコネクタ32Bに送る。このように、ステアリング操作モジュール12では複数の回転操作角センサ28A,28B,28C及びこれに対応する複数の制御手段であるECU30A,30B,30Cが具備されているので、いずれかの回転操作角センサまたはECUが故障しても、他の回転操作角センサまたはECUの作動によって正常なステアリング制御信号の出力を続けることができる。
なお、このステアリング操作モジュール12において行われるフェイルセーフ動作の具体例については後に詳述する。
コネクタ32Aから出力されるステアリング制御信号は、図1に示す信号線61A,62Aを通じてステアリング駆動モジュール16のコネクタ44Aに入力されるとともに、信号線63A,64Aを通じてステアリング駆動モジュール18のコネクタ52Aに入力される。また、コネクタ32Bから出力されるステアリング制御信号は、信号線61B,62Bを通じてステアリング駆動モジュール16のコネクタ44Bに入力されるとともに、信号線63B,64Bを通じてステアリング駆動モジュール18のコネクタ52Bに入力される。
図2(b)に示すステアリング駆動モジュール16においては、コネクタ44Aに入力されたステアリング操作信号がそれぞれ信号線49A,49Bを通じてECU42A,42Bに入力され、コネクタ44Bに入力されたステアリング操作信号が信号線50A,50Bを通じてECU42A,42Bに入力される。このステアリング制御信号が入力されたECU42A,42Bは、それぞれ当該ステアリング制御信号と操向角センサ40A,40Bから出力される検出信号(車輪操向角についての検出信号)との比較に基づいてモータ38A,38Bの駆動をフィードバック制御する。
同様に、同図(c)に示すステアリング駆動モジュール18においては、コネクタ52A,52Bそれぞれ入力されたステアリング操作信号が信号線57,58を通じて共通のECU42Cに入力される。このECU42Cも前記ステアリング制御信号と操向角センサ40Cから出力される検出信号(車輪操向角についての検出信号)との対比に基づいてモータ38Cの駆動をフィードバック制御する。
以上のようなモータ38A〜38Cのフィードバック制御により、ステアリングホイール20の回転操作角と前輪操向角とを対応させるステアリング動作が実現される。また、そのための電気アクチュエータとして複数のモータ38A,38B,38Cが具備され、これらのモータの協働によってステアリング駆動が行われることにより、いずれかのモータが故障してもステアリング操作を続けることが保証される。
なお、これらステアリング駆動モジュール16,18において実際に行われるフェイルセーフ動作の具体例についても後に詳述する。
一方、前記各ECU42A,42Bからは、前記各操向角センサ40A,40Bの検出信号が出力され、この検出信号は、コネクタ44A→信号線62A,61A→コネクタ32Aの経路でステアリング操作モジュール12の各ECU30A,30B,30Cに入力されるとともに、コネクタ44B→信号線62B,61B→コネクタ32Bの経路でも前記各ECU30A,30B,30Cに入力される。同様に、前記ECU42Cからは前記各操向角センサ40Cの検出信号が出力され、この検出信号は、コネクタ52A→信号線64A,63A→コネクタ32Aの経路でステアリング操作モジュール12の各ECU30A,30B,30Cに入力されるとともに、コネクタ52B→信号線64B,63B→コネクタ32Bの経路でも前記各ECU30A,30B,30Cに入力される。このステアリング操作モジュール12のECU30A,30Bは、前記経路で入力される検出操向角に基づき、モータ26A,26Bの駆動制御、すなわち、ステアリングシャフト22に与える回転反力の制御を協働して行う。
次に、前記ステアリング操作モジュール12及びステアリング駆動モジュール16,18において行われるフェイルセーフ動作の具体例を説明する。
まず、ステアリング操作モジュール12において行われるフェイルセーフ動作の具体例を図5に基づいて説明する。なお、以下の説明では、センサ28A、ECU30A、クラッチ25A、及びモータ26Aによって構成される駆動制御系統を系統A、センサ28B、ECU30B、クラッチ25B、及びモータ26Bによって構成される駆動制御系統を系統B、センサ28C及びECU30Cによって構成される駆動制御系統を系統Cと称する。
通常運転時(ステップS10)においては、全センサ28A〜28C及びECU30A〜30Cが稼動するが、反力駆動系については系統Aのクラッチ25Aが結合状態に切換えられてモータ26Aのみが稼動し、クラッチ25Bは開放されてモータ26Bは停止状態とされる。すなわち、モータ26A単独による反力付与動作が行われ、モータ26Bは予備のモータとされる。
このとき、各ECU30A〜30Cが出力する信号の状態はそれぞれが互いに監視しており、例えば系統Aに故障が発生した場合(ステップS11)には、そのECU30Aの出力信号が正常でないことをECU30B及びECU30Cが検知して系統Aが故障したと判断する。このとき、ECU30Bは、例えばECU30Aの電源供給ラインに設けられたリレーをオフすることによって系統Aへの電源供給を停止させ、系統Bによる反力駆動に切換える。すなわち、クラッチ25Bを結合状態に切換えるとともにモータ26Bを稼動させる。
さらに、系統Aに加えて系統Bが故障した場合(ステップS11b)にはその故障がECU30Cにより検知され、系統Bへの電源供給が停止される。このとき、ステアリングシャフト22には反力が与えられなくなるが、ECU30Cからステアリング制御信号の出力は続けられる。逆に、系統Aに加えて系統Cが故障した場合(ステップS11c)にはその故障がECU30Bにより検知され、系統Cへの電源供給が停止される。このとき、モータ26Bによりステアリングシャフト22の反力駆動は持続され、またECU30Bからステアリング制御信号の出力が続けられる。
通常動作時から系統Bに故障が発生した場合(ステップS12)には、その故障をECU30A及びECU30Cが検知し、ECU30Aが系統Bへの電源供給を停止させるが、モータ26Aによるステアリングシャフト22の反力駆動は続けられる。
さらに、系統Bに加えて系統Aが故障した場合(ステップS12a)にはその故障がECU30Cにより検知され、系統Aへの電源供給が停止される。このとき、ステアリングシャフト22には反力が与えられなくなるが、ECU30Cからステアリング制御信号の出力は続けられる。逆に、系統Bに加えて系統Cが故障した場合(ステップS12c)にはその故障がECU30Aにより検知され、系統Cへの電源供給が停止される。このとき、モータ26Aによりステアリングシャフト22の反力駆動は持続され、またECU30Aからステアリング制御信号の出力が続けられる。
通常動作時から系統Cに故障が発生した場合(ステップS13)には、その故障をECU30A及びECU30Bが検知し、ECU30Aが系統Cへの電源供給を停止させるが、モータ26Aによるステアリングシャフト22の反力駆動は続けられる。
さらに、系統Cに加えて系統Aが故障した場合(ステップS13a)にはその故障がECU30Bにより検知され、系統Aへの電源供給が停止される。これに伴い、クラッチ25Bが結合されてモータ25Bが駆動され、当該モータ25Bによるステアリングシャフト22の反力駆動が行われる。また、ステアリング制御信号の出力もECU30Bによって続けられる。逆に、系統Cに加えて系統Bが故障した場合(ステップS13b)にはその故障がECU30Aにより検知され、系統Cへの電源供給が停止される。このとき、モータ26Aによりステアリングシャフト22の反力駆動は持続され、またECU30Aからステアリング制御信号の出力が続けられる。
次に、ステアリング駆動モジュール16,18により構成されるステアリング駆動装置において行われるフェイルセーフ動作の具体例を図6に基づいて説明する。なお、以下の説明では、センサ40A、ECU42A、クラッチ39A、及びモータ38Aによって構成される駆動制御系統を系統A、センサ40B、ECU42B、クラッチ39B、及びモータ38Bによって構成される駆動制御系統を系統B、センサ40C、ECU42C、クラッチ39C、及びモータ38Cによって構成される駆動制御系統を系統Cと称する。
通常運転時(ステップS20)においては、全センサ40A〜40C及びECU42A〜42Cが稼動するが、反力駆動系については系統A,Bのクラッチ39A,39Bが結合状態に切換えられてモータ38A,38Bのみが稼動し、系統Cのクラッチ39Cは開放されてモータ38Cは停止状態とされる。すなわち、モータ38A,38Bが協働してステアリング駆動を行う一方、モータ38Cは予備モータとして待機する。
このとき、各ECU42A〜42Cが出力する信号の状態はそれぞれが互いに監視しており、例えば系統Aに故障が発生した場合(ステップS21)には、そのECU42Aの出力信号が正常でないことをECU42B及びECU42Cが検知して系統Aが故障したと判断する。このとき、ECU42Bは、例えばECU42Aの電源供給ラインに設けられたリレーをオフすることによって系統Aへの電源供給を停止させ、系統B,Cの協働によるステアリング駆動に切換える。すなわち、クラッチ39Cを結合状態に切換えるとともにモータ38Cを稼動させる。
このとき、モータ38Aによる駆動に異常が生じてから予備のモータ38Cの駆動が開始されるまでの間にタイムラグがあるが、その間、駆動力は低いもののモータ38Aによるステアリング駆動は続けられるので、使用モータの交代時にステアリング駆動が完全に停止してしまうのを回避することができる。
系統Aの故障に加えて系統Bが故障した場合(ステップS21b)には、その故障がECU42Cにより検知され、系統Bへの電源供給が停止される。このとき、駆動力は低下するもののモータ38C単独でのステアリング駆動は続けられる。逆に、系統Aに加えて系統Cが故障した場合(ステップS21c)にはその故障がECU42Bにより検知され、系統Cへの電源供給が停止される。このときも、駆動力は低下するもののモータ38B単独でのステアリング駆動は続けられる。
同様に、通常運転状態から系統Bが故障した場合には(ステップS22)、当該系統Bへの電源供給が停止されるとともにクラッチ39C及びモータ38Cがオンされて系統A,Cによる協働駆動に切換えられる。さらに、系統Bに加えて系統Aが故障した場合には(ステップS22a)、当該系統Aへの電源供給が停止されて系統C単独でのステアリング駆動が行われる一方、系統Bに加えて系統Cが故障した場合には(ステップS22c)、当該系統Cへの電源供給が停止されて系統A単独でのステアリング駆動が行われる。
一方、通常運転状態から系統Cが故障した場合には(ステップS23)、当該系統Cへの電源供給が停止されて系統Cの稼動が禁止されるが、系統A,Bによる協働駆動は変わりなく続けられる。さらに、系統Cに加えて系統Aが故障した場合には(ステップS23a)、当該系統Aへの電源供給が停止されて系統B単独でのステアリング駆動が行われる一方、系統Cに加えて系統Bが故障した場合には(ステップS23b)、当該系統Bへの電源供給が停止されて系統A単独でのステアリング駆動が続けられる。
なお、本発明に係るステアリング駆動装置において、ステアリング駆動モジュールの具体的な個数は問わず、前記ステアリング駆動モジュール16のみでもよいし、3以上のステアリング駆動モジュールを具備するようにしてもよい。いずれの場合も、少なくとも一部のステアリング駆動モジュールに複数のステアリング駆動用アクチュエータ及びその駆動制御手段を含ませてこれらを共通の入力部に接続する構成とすることにより、簡素でかつ車載容易な構造としながら、安全性の高いステアリング駆動装置を構築することができる。
また、図例のように前記アクチュエータ及びその駆動制御手段を複数のステアリング駆動モジュール16,18に分散させ、両モジュール16,18を互いに離れた位置に配置することにより、車両に衝突等が生じたときに全てのアクチュエータ及びその駆動制御手段が同時に故障してしまう確率を有効に低減させることができ、これによってフェイルセーフ機能をより高めることができる。
本発明の実施の形態にかかるステアリングシステムを示す構成図である。 (a)は前記ステアリングシステムにおけるステアリング操作モジュールの構成図、(b)(c)は同システムにおけるステアリング駆動モジュールの構成図である。 前記ステアリング操作モジュールの構造を示す斜視図である。 前記ステアリング駆動モジュールの構造を示す斜視図である。 前記ステアリング操作モジュールにおいて行われるフェイルセーフ動作の一例を示す流れ図である。 前記ステアリング駆動モジュールにより構成されるステアリング駆動装置において行われるフェイルセーフ動作の一例を示す流れ図である。
符号の説明
12 ステアリング操作モジュール
16,18 ステアリング駆動モジュール
26A,26B モータ(反力駆動手段)
30A,30B,30C ECU(制御手段)
32A,32B コネクタ(出力部)
38A,38B,38C モータ(アクチュエータ)
42A,42B,42C ECU(駆動制御手段)
44A,44B コネクタ(入力部)
52A,52B コネクタ(入力部)

Claims (8)

  1. 運転者により操作されるステアリング操作部材と、このステアリング操作部材の操作状態を互いに独立して検出する複数の操作検出手段と、これらの操作検出手段にそれぞれ対応して設けられ、その対応する操作検出手段の検出信号に基づきステアリング制御信号を出力する複数の制御手段と、これらの制御手段に接続され、当該各制御手段でそれぞれ作成されたステアリング制御信号を出力するための出力部とを備えたことを特徴とするステアリング操作モジュール。
  2. 請求項1記載のステアリング操作モジュールにおいて、共通のステアリング操作部材に操作反力を加えるための複数の反力駆動手段が少なくとも一部の各制御手段に対応して設けられ、その対応する制御手段が前記反力駆動手段の動作を制御するように構成されていることを特徴とするステアリング操作モジュール。
  3. 請求項1または2記載のステアリング操作モジュールにおいて、前記各制御手段は、他の制御手段の動作の正常性を監視し、当該動作が異常であると判定した制御手段の動作を強制停止させるように構成されていることを特徴とするステアリング操作モジュール。
  4. 車輪の操向角を変化させる複数のアクチュエータと、これらのアクチュエータにそれぞれ対応して設けられ、入力されるステアリング制御信号に基づいて対応するアクチュエータの駆動を制御する複数の駆動制御手段とを備え、かつ、これらの駆動制御手段の少なくとも一部であって複数の駆動制御手段が当該駆動制御手段にステアリング制御信号を入力するための共通の入力部に接続されることによりステアリング駆動モジュールを構成していることを特徴とするステアリング駆動装置。
  5. 請求項4記載のステアリング駆動装置において、互いに離れた位置に配置される複数のステアリング駆動モジュールを備え、各ステアリング駆動モジュールは、車輪の操向角を変化させるアクチュエータと、入力されるステアリング制御信号に基づいて前記アクチュエータの駆動を制御する駆動制御手段とを含んでおり、かつ、当該ステアリング駆動モジュールのうちの少なくとも一部のステアリング駆動モジュールに複数のアクチュエータ及びこれに対応する駆動制御手段が含まれていて、これらの駆動制御手段が共通の入力部に接続されていることを特徴とするステアリング駆動装置。
  6. 請求項4または5記載のステアリング駆動装置において、前記各駆動制御手段は、他の駆動制御手段の動作の正常性を監視し、当該動作が異常であると判定した駆動制御手段によるアクチュエータの制御動作を強制停止させるように構成されていることを特徴とするステアリング駆動装置。
  7. 請求項4〜6のいずれかに記載のステアリング駆動装置において、前記アクチュエータのうちの一部のアクチュエータであってかつ複数のアクチュエータが協働して車輪の操向角を変化させるように構成されていることを特徴とするステアリング駆動装置。
  8. 請求項1〜3のいずれかに記載のステアリング操作モジュールと、請求項4〜7のいずれかに記載のステアリング駆動装置とを備え、前記ステアリング操作モジュールの出力部から出力されたステアリング制御信号が前記ステアリング駆動装置の入力部を通じて当該ステアリング駆動装置の駆動制御手段に入力されるように構成されていることを特徴とするステアリングシステム。
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