JP6591283B2 - 車両操舵装置 - Google Patents

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Description

この発明は、転舵用の転舵軸と機械的に連結されていないステアリングホイールで操舵する自動車等の車両の操舵装置に関し、より具体的には、ステアバイワイヤ方式の車両操舵装置に関する。
自動車のステアリングホイールと、前輪を転舵する転舵装置とが機械的に連結されていないステアバイワイヤ方式の車両操舵装置が知られている。ステアバイワイヤ方式は、ステアリングホイールに操舵反力を与える反力アクチュエータ(反力付与部)と転舵装置から構成され、自動車の挙動に応じてステアリングホイールに操舵反力を与えるとともに、転舵装置内のアクチュエータを制御して前輪を転舵する。
ステアバイワイヤ方式は、車速などの車両状況に応じた車輪転舵の自動制御ができることから、車両の安定走行や運動性能の向上を可能とするものとして期待されているが、万一、反力アクチュエータ(反力付与部)や転舵装置に不具合が発生した場合の対策が重要になっている。
その対策として、正常時はステアリングホイールと転舵装置とが完全に切り離された状態で、電子制御により転舵されるが、異常時にはステアリングホイールと転舵装置とを機械的に接続するクラッチを備え、クラッチ締結後は反力アクチュエータまたは転舵装置の少なくとも一方をアシスト付与手段とする電動パワーステアリング制御に切り替えるステアバイワイヤ方式の車両用操舵装置がある。
前記の通り、ステアバイワイヤ方式の利点を活かすためには、何らかの不具合が発生してもできるだけ冗長性能を確保することが望まれ、ステアバイワイヤ機能を維持できなくなった場合には、電動パワーステアリング制御、またはマニュアルステアリングへの移行を実施する。
特許文献1によると、車両のステアリングホイールに操舵反力を与える反力付与部と、転舵角を可変とする転舵装置と、前記ステアリングホイールの操舵の動作を前記転舵装置に機械的に連結と解除が可能なクラッチを備えるステアバイワイヤ式操舵装置の制御装置において、第一の制御手段としての反力コントローラと、第二の制御手段としての転舵コントローラと、さらにこれら二つの制御手段の機能失陥時のバックアップ機能を、第三の制御手段としての予備制御手段に実装することで、転舵コントローラと反力コントローラが失陥しても、ステアバイワイヤ制御が続行可能としている。
また予備の制御装置は、トー角制御機構を付与することで、車両走行性能を向上させることで有効かつ効果的に制御装置が利用可能としている。
特開2015−107739号公報
特許文献1によると、車両のステアリングホイールに操舵反力を与える反力付与部と、転舵角を可変とする転舵装置と、前記ステアリングホイールの操作量を前記転舵装置に機械的に連結と解除が可能なクラッチを備えるステアバイワイヤ式操舵装置の制御装置において、第一の制御手段としての反力コントローラと、第二の制御手段としての転舵コントローラと、さらにこれら二つの制御手段の機能失陥時のバックアップ機能を、第三の制御手段としての予備制御手段に実装することで、転舵コントローラと反力コントローラが失陥しても、ステアバイワイヤ制御が続行可能としている。
また予備の制御装置は、トー角制御機構を付与することで、車両走行性能を向上させることで有効かつ効果的に制御装置が利用可能としている。
しかしながら、予備制御手段としての第三の制御手段に対し、第1の実施形態では、通常時は監視機能としてのみ使用されるため、予備の出力部は特に機能に寄与しない。従って、第一の制御手段か第二の制御手段のいずれか一方と、予備制御手段としての第三の制御手段が同時に失陥した場合は、ステアバイワイヤモードを維持することができない。
このことより、第三の制御手段を有効に活用するための対策が不十分であり、場合によっては構成上不経済である。
この発明の目的は、反力モータを二つ備えることで、いずれか一つの反力モータに失陥が生じても、ステアバイワイヤ制御の続行が可能であり、かつ転舵装置を制御する制御手段に失陥が生じても、前記二つのモータを制御する制御手段が利用できて、制御手段の有効活用によりステアバイワイヤ制御の続行が可能な車両操舵装置を提供することである。
この発明の車両操舵装置は、車両のステアリングホイール2に操舵反力を与える反力付与部3、前記車両の車輪4,5の転舵角を可変とする転舵装置6、および前記ステアリングホイール2の操舵動作を前記転舵装置6に機械的に伝える連結状態と連結解除状態とに切換えるクラッチ13を有する車両操舵機構1と、この車両操舵機構1を制御する車両操舵用制御装置16とを備える車両操舵装置において、
前記反力付与部3は、二つの反力モータ8a,8bを有し、
前記車両操舵用制御装置16は、前記二つの反力モータ8a,8bをそれぞれ制御する第一の制御手段17および第二の制御手段18と、前記転舵装置6を制御する第三の制御手段19とを有し、
前記第一の制御手段17および前記第二の制御手段18は、前記転舵装置6を制御する機能を持つ予備指令部17c,18cを有し、
前記第三の制御手段19の失陥を監視して失陥と判定したときに、前記第一の制御手段17と前記第二の制御手段18のいずれか一方の前記予備指令部17c,18cを、前記転舵装置6に接続する故障判定信号切替手段20が設けられ、
前記予備指令部17c,18cが前記転舵装置6に接続された前記第一または第二の制御手段17,18の前記一方が前記予備指令部17c,18cで前記第三の制御手段19を代行することによりステアバイワイヤ制御を続行可能とする。
なお、前記二つの反力モータ8a,8bは、1台だけの駆動であっても、車両運転に支障のない最低限の反力付与を得ることができる出力を有するものであることが好ましい。
この構成の車両操舵装置によると、反力付与部3を二つの反力モータ8a,8bで構成するため、いずれか一つの反力モータ8a,8bに失陥が生じても、残りの正常な反力モータ8a,8bによりステアバイワイヤ制御の続行が可能である。
また、前記二つの反力モータ8a,8bのそれぞれに制御手段17,18を設置し、それぞれの制御手段17,18には転舵装置6を制御する機能を持つ予備指令部17c,18cを装備し、かつ転舵装置6を制御する第三の制御手段19が失陥したときに、前記二つの制御手段17,18のいずれか一方の予備指令部17c,18cを前記転舵装置6に接続する故障判定信号切替手段20を設けたため、前記第三の制御手段19が失陥しても、ステアバイワイヤ制御が続行可能となる。
前記予備指令部17c,18cは、前記反力モータ8a,8bを制御する第一,第二の制御手段17,18に設けられるため、これら第一,第二の制御手段17,18が有効活用され、転舵角制御用の別途の制御手段を設ける必要がない。
このように、二つの反力モータ8a,8bを備えることで、いずれか一つの反力モータ8a,8bに失陥が生じても、ステアバイワイヤ制御の続行が可能であり、かつ転舵装置6を制御する第三の制御手段19に失陥が生じても、前記二つの反力モータ8a,8bを制御する制御手段17,18が利用できて、これら制御手段17,18の有効活用によりステアバイワイヤ制御の続行が可能となる。
この発明において、前記転舵装置6を制御するための前記各予備指令部17c,18cは、前記転舵装置6を制御する機能に加えて、前記二つの反力モータ158a,8bを制御する予備指令の手段を兼用する構成であっても良い。すなわち、前記各予備指令部17c,18cは、前記二つの反力モータ158a,8bを制御する予備指令の機能を有していても良い。
この構成の場合、第一,第二の制御手段17,18に予備指令部17c,18cを設けたことによって、失陥時における転舵装置6の制御、および二つの反力モータ158a,8bの制御の機能が得られ、予備指令部17c,18cを設けただけの簡素な構成で、より優れた冗長機能が得られる。
この発明において、前記反力付与部3を構成する前記二つの反力モータ8a,8bのいずれか一つが失陥したときに、正常側の反力モータ8a,8bで反力付与を行うことで、ステアバイワイヤ制御を続行可能とするようにしても良い。
このように、二つの反力モータ8a,8bのいずれか一つが欠陥したときに、残りの正常な反力モータ8a,8bとその正常な反力モータ8a,8bの制御手段17,18とで反力付与を行うようにした場合、二つの反力モータ8a,8bのいずれか一つが欠陥してもステアバイワイヤ制御を続行することができる。この場合に、一つの反力モータで反力付与を行うため、正常時と同様なモータ出力では、付与される反力が半減するが、正常である場合の出力よりも大きな出力で前記反力付与を行うようにしても良い。その場合に、車両運転に支障のない最低限の反力付与を行うようにしても良い。
この発明において、前記反力付与部3を構成する前記二つの反力モータ8a,8bをそれぞれ制御する前記第一および第二のいずれか一方の制御手段17,18が失陥したときに、正常側の制御手段17,18でステアバイワイヤ制御を続行可能としても良い。この場合に、前記正常な第一または第二の制御手段17,18は、二つの制御手段17,18が正常である場合の出力よりも大きな出力で前記反力付与を行うようにしても良い。
このように、前記第一および第二のいずれか一方の制御手段17,18が欠陥したときに、残りの正常な制御手段17,18による制御により、正常な制御手段17,18側の反力モータで反力付与を行うようにした場合、前記第一および第二のいずれか一方の制御手段17,18が欠陥してもステアバイワイヤ制御を続行することができる。この場合に、一つの反力モータ8a,8bで反力付与を行うため、正常時と同様なモータ出力では、付与される反力が半減するが、正常である場合の出力よりも大きな出力で前記反力付与を行うようにしても良い。この場合に、車両運転に支障のない最低限の反力付与を行うようにしても良い。
この発明において、前記第一の制御手段17および前記第二の制御手段18のいずれか一つと、前記第三の制御手段19とが失陥していると前記故障判定信号切替手段20により判定されると、前記第一の制御手段17および第二の制御手段18のうちの残り一つの正常な制御手段17,18が、この正常な制御手段17,18に接続される反力モータ8a,8bで反力付与を行わせ、前記故障判定信号切替手段20は、前記第一の制御手段17および前記第二の制御手段18うちの正常な制御手段17,18の前記予備指令部17c,18cを前記転舵装置6に接続することで、前記予備指令部17c,18cにより前記第三の制御手段19を代行してステアバイワイヤ制御を続行可能とするようにしても良い。
この構成の場合、第一の制御手段17および前記第二の制御手段18のいずれか一つと、前記第三の制御手段19とが失陥していても、第一および第二のうちの正常側の制御手段17,18で反力モータ8a,8bの一つを駆動して反力を付与でき、またその正常側の制御手段17,18の予備指令部17c,18cによる代行により転舵装置6の転舵モータ15を駆動し、ステアバイワイヤ制御を続行することができる。
この場合も、第一の制御手段17および第二の制御手段18のうちの正常な制御手段17,18は、二つの反力モータ8a,8bで駆動する場合よりも大きなトルクが出力されるように指令を与えても良い。この場合に、その反力付与は、車両運転に支障のない最低限の反力付与としても良い。
この発明において、故障判定信号切替手段20は、前記第一の制御手段17と前記第二の制御手段18の両方が失陥していると判定した場合、前記クラッチ13を連結させ、前記転舵装置6の転舵モータ15によるアシスト力を付与する電動パワーステアリング制御に移行させるようにしても良い。
この構成の場合、第一および第二の両方の制御手段17,18が失陥していても、電動パワーステアリング制御によって操舵し、車両の走行を行うことができる。
この発明の車両操舵装置は、車両のステアリングホイールに操舵反力を与える反力付与部、前記車両の車輪の転舵角を可変とする転舵装置、および前記ステアリングホイールの操舵動作を前記転舵装置に機械的に伝える連結状態と連結解除状態とに切換えるクラッチを有する車両操舵機構と、この車両操舵機構を制御する車両操舵用制御装置とを備える車両操舵装置において、前記反力付与部は、二つの反力モータを有し、 前記車両操舵用制御装置は、前記二つの反力モータをそれぞれ制御する第一の制御手段および第二の制御手段と、前記転舵装置を制御する第三の制御手段とを有し、前記第一の制御手段および前記第二の制御手段は、前記転舵装置を制御する機能を持つ予備指令部を有し、 前記第三の制御手段の失陥を監視して失陥と判定したときに、前記第一の制御手段と前記第二の制御手段のいずれか一方の前記予備指令部を前記転舵装置に接続する故障判定信号切替手段が設けられ、前記予備指令部が前記転舵装置に接続された前記第一または第二の制御手段の前記一方が前記予備指令部で前記第三の制御手段を代行することによりステアバイワイヤ制御を続行可能とするとするため、転舵装置を制御する制御手段に失陥が生じても、前記二つのモータを制御する制御手段が利用できて、制御手段の有効活用によりステアバイワイヤ制御の続行が可能である。
さらに、反力モータを二つ備えることで、前記第一の制御手段と前記第二の制御手段のいずれか一方の失陥、または、いずれか一つの反力モータに失陥が生じても、ステアバイワイヤ制御の続行が可能という効果がある。
この発明の一実施形態に係る車両操舵装置の概念構成を示すブロック図である。 同車両操舵装置における反力付与部の一例を示す断面図である。 同反力付与部の平面図である。 同車両操舵装置における車両操舵用制御装置の概念構成を示すブロック図である。 同車両操舵用制御装置の状態遷移図である。
この発明の一実施形態を図面と共に説明する。図1は、この車両操舵装置の概略構成図を示す。この車両操舵装置は、機械的な構成部分である車両操舵機構1と、この車両操舵機構1を制御する車両操舵用制御装置である電子制御ユニット16とで構成される。この車両用操舵装置は、自動車をステアバイワイヤで操舵するもので、異常時には機械的に接続して手動による操舵が可能なように構成されたバックアップ機能を備える。
車両操舵機構1は、主な構成を説明すると、運転者が操舵するステアリングホイール2と、ステアリングホイール2に操舵反力を与える反力付与部3と、ステアリングホイール2と反力付与部3を連結する操舵軸10と、転舵輪で前輪となる一対の車輪4,5を転舵させる転舵装置6と、異常時にステアリングホイール2の回転力を転舵装置6に伝達するクラッチ13と、反力付与部3とクラッチ13と転舵装置6とを連結している第1連結軸11および第2連結軸12とから構成される。
電子制御ユニット16は、車両操舵機構1の反力付与部3、転舵装置6、およびクラッチ13を制御する。
反力付与部3には、操舵トルク検出器7、反力生成部8、回転角検出器9を備える。
転舵装置6は、転舵モータ15と、この転舵モータ15の回転を直線運動に変換して前記一対の前輪4,5を支持する機構に伝える運動変換機構(図示せず)と、転舵軸の転舵角を検出する回転角検出器14とを備える。
このステアバイワイヤ式の車両操舵機構1を制御するための電子制御ユニット16は、反力付与と転舵角調整に関する制御とを行う。
図2に、反力付与部3の概略構成図を示す。
反力付与部3には、図1のステアリングホイール2と共に回転する操舵軸10と、二つの反力モータ8a,8b(図3参照)を持つ反力生成部8と、前記反力モータ8a,8bの回転を減速して前記操舵軸10に伝達する減速機構31とを備える。図1のクラッチ13による非連結状態では、反力付与部3は、転舵装置6の転舵量や、前輪4,5からの荷重、車速の検出信号、前記操舵トルク検出器(例えばトルクセンサ)7からの信号、および操舵角等を用いて、定められた演算規則に従って決定される操舵反力を発生させる。転舵装置6は、操舵角や操舵トルク検出器7からの信号等を用いて前記転舵モータ15が制御されて前輪4,5の転舵を行う。
図3に、反力付与部3の構成(図2のIII-III 矢視)を示す。前記2つの反力モータ8a,8bは、操舵軸10の軸心に垂直な平面内にモータ軸心が位置するように、互いに平行に、かつ操舵軸10の両側に位置するように配置されている。前記2つの反力モータ8a,8bは、いずれか一つだけであっても、運転に支障が発生しない最低限の反力付与が可能な出力を有するものが好ましい。操舵軸10に、ウォームホイールからなる大歯車32が設けられ、前記各反力モータ8a,8bの出力軸にそれぞれ設けられたウォームからなる2つの小歯車33が噛み合っている。これら大歯車32と2つの小歯車33とで、前記減速機構31が構成される。
前記操舵軸10は、ハウジング41の各分割ハウジング41a,41b(図2)に設けられた軸受42,43により回転自在に支持されている。前記ウォームからなる小歯車33は、前記ハウジング41(図2)に軸受44a,44b,45a,45bによって回転自在に支持されている。
次に、このステアバイワイヤ式操舵装置の制御装置である電子制御ユニット16の概念構成を図4に示す。
電子制御ユニット16は、反力付与部3を制御する第一の制御手段17および第二の制御手段18と、転舵装置6(図1)を制御する第三の制御手段19と、故障判定部20aと、制御信号切替部21と、モータドライブ回路22とで構成される。前記故障判定部20aと制御信号切替部21とで、故障判定信号切替手段20が構成される。前記モータドライブ回路22は、各反力モータ8a,8b、および転舵モータ15のそれぞれに対して個別に設けられているが、一つのブロックで代表して図示している。
前記第一ないし第三の制御手段17,18,19は、それぞれが独立した装置である電気制御ユニットで構成され、以下の説明において、それぞれECU1,ECU2,ECU3と称する場合がある。
第一の制御手段17(ECU1)と第二の制御手段18(ECU2)とは、反力付与部3に内蔵された反力モータ8a,8bをそれぞれ制御する。
第一の制御手段17(ECU1)は、第一の反力モータ8aを制御するための第一反力指令部17aを備え、この他に、第二の制御手段18(ECU2)と第三の制御手段19(ECU3)の異常状態を監視する相互監視部17bと、後述の予備指令部17cを備える。
第一の制御手段17(ECU1)には、図1に示すステアリングホイール2の操舵角を検出するための回転角検出器9と、ステアリングホイール2から操舵軸10に伝達した操舵トルクを検出する操舵トルク検出器7が接続される。
第二の制御手段18(ECU2)は、第二の反力モータ8bを制御するための第二反力指令部18aを備え、この他に第一の制御手段17(ECU1)と第三の制御手段19(ECU3)の異常状態を監視する相互監視部18bと、後述の予備指令部18cを備える。第二の制御手段18(ECU2)には、図1に示すステアリングホイール2の操舵角を検出するための回転角検出器9と、ステアリングホイール2から操舵軸10に伝達した操舵トルクを検出する操舵トルク検出器7が接続される。
第三の制御手段19(ECU3)は、転舵モータ15を制御するための転舵角指令部19aを備え、この他に、第一の制御手段17(ECU1)と第二の制御手段18(ECU2)の異常状態を監視する相互監視部19bを備える。第三の制御手段19(ECU3)には、図1に示す前記操舵輪となる車輪4,5の転舵角を検出する転舵角検出器14が接続される。
さらに、第一の制御手段17(ECU1)および第二の制御手段18(ECU2)は、第三の制御手段19(ECU3)の失陥対策に備えるため、それぞれ予備指令部17c,18cを備える。
これら予備指令部17c,18cは、第三の制御手段19(ECU3)に備えた転舵指令部19aに代替えして転舵モータ15を駆動することができる。従って、第三の制御手段19(ECU3)が、故障判定部20によって異常と判定された場合、故障判定部20からの判定結果を受け、第一の制御手段17(ECU1)、もしくは第二の制御手段18(ECU2)の予備指令部17c,18cのいずれか一方によって、第三の制御手段19(ECU3)に代替えして転舵モータ15を制御することが可能である。従って、ステアバイワイヤ制御を続行することが可能である。
この予備指令部17c,18cは、転舵モータ15を予備的に駆動するための指令を主目的とするが、反力モータ8a、8b側のモータ駆動のための指令部として兼用することが可能である。従って、第一の制御手段17(ECU1)が、故障判定部20aによって異常と判定された場合、故障判定部20aからの判定結果を受け、第二の制御手段18(ECU2)が、第一の制御手段17(ECU1)に代替えして第一の反力モータ8aを制御することが可能である。従って、ステアバイワイヤ制御を続行することが可能である。
第二の制御手段18(ECU2)が、故障判定部20aによって異常と判定された場合、故障判定部20aからの判定結果を受け、第一の制御手段17(ECU1)が、第二の制御手段18(ECU2)に代替えして第二の反力モータ8bを制御することが可能である。従って、ステアバイワイヤ制御を続行することが可能である。
故障判定信号切替手段20を構成する故障判定部20aは、第一の制御手段17(ECU1)と第二の制御手段18(ECU2)と第三の制御手段19(ECU3)に備えられた相互診断部17b,18b,19bの判定結果を受けて、第一の制御手段17(ECU1)と第二の制御手段18(ECU2)と第三の制御手段19(ECU3)の故障の状況を判定する。故障診断方法は、種々の方法が採用可能であるが、ここでは省略する。
制御信号切替部21は、故障判定部20aから出力された判定結果を受けて、以下の機能を果たす。
例えば、第一の制御手段17(ECU1)が、故障判定部20aによって異常と判定された場合、故障判定部20aからの判定結果を受け、第二の反力モータ8bと第二の制御手段18(ECU2)により、ステアバイワイヤ制御が続行する。この場合に、運転に支障が発生しない最低限の反力を付与させるようにしても良い。
上記の「運転に支障が発生しない最低限の反力」を付与するトルク指令は、例えば、第二の制御手段18(ECU2)の第二反力指令部18aが、前記故障判定部20aからの判定結果に応答して、正常時とは異なる値のトルク指令を、定められた規則に従って生成して出力する。
第1の反力モータ8aが故障したときも、第一の制御手段17(ECU1)が異常と判定された場合の上記の処理と同様の処理が第二の反力モータ8bと第二の制御手段18(ECU2)により行われる。
上記と同様に、第二の制御手段18(ECU2)が、故障判定部20aによって異常と判定された場合は、故障判定部20aからの判定結果を受け、第一の反力モータ8aと第一の制御手段17(ECU2)により、ステアバイワイヤ制御を続行する。この場合に、運転に支障が発生しない最低限の反力を付与させるようにしても良い。
上記の「運転に支障が発生しない最低限の反力」を付与するトルク指令は、例えば、前記と同様に、第一の制御手段17(ECU1)の第一反力指令部17aが、前記故障判定部20aからの判定結果に応答して、正常時とは異なる値のトルク指令を、定められた規則に従って生成して出力する。
第2の反力モータ8bが故障したときも、第二の制御手段18(ECU2)が異常と判定された場合の上記の処理と同様の処理が第一の反力モータ8aと第一の制御手段17(ECU1)により行われる。
さらに、第一の制御手段17(ECU1)、および第二の制御手段18(ECU2)は、第三の制御手段19(ECU3)の失陥対策に備えるため、それぞれ前記予備指令部17c、18cを備える。
第三の制御手段19(ECU3)が、故障判定部20aによって異常と判定された場合、故障判定部20aからの判定結果を受け、第一の制御手段17(ECU1)、もしくは第二の制御手段18(ECU2)のいずれか一方の予備指令部17c,18cが、第三の制御手段19(ECU3)に代替えして転舵モータ15を制御することが可能とされる。従って、ステアバイワイヤ制御を続行することが可能である。第三の制御手段19(ECU3)に代替して第一の制御手段17(ECU1)と第二の制御手段18(ECU2)とのいずれを用いるようにするかは、これら第一の制御手段17(ECU1)または第二の制御手段18(ECU2)等に規則等として定めておく。
図5にバックアップモードへの状態遷移図を示す。
第一ないし第三のいずれの制御手段17,18,19も、正常状態においては、第一の制御手段17(ECU1)と第二の制御手段18(ECU2)、および第三の制御手段19(ECU3)によって、正常なステアバイワイヤ制御を実行する。(ステップS1)。
第一の制御手段(ECU1)17が故障判定部20aによって異常と判定された場合(F1)は、第二の制御手段18(ECU2)と、第三の制御手段19(ECU3)によって、ステアバイワイヤ制御を続行させることが可能となる(ステップS2)。この場合、例えば車両運転に支障のない最低限の反力付与を継続し、ステアバイワイヤ制御を続行させる。
第三の制御手段19(ECU3)が故障判定部20aによって異常と判定された場合(F2)は、第一の制御手段17(ECU1)と、第二の制御手段18(ECU2)によって、ステアバイワイヤ制御を続行させることが可能となる(ステップS3)。
第二の制御手段18(ECU2)が故障判定部20aによって異常と判定された場合(F3)は、第一の制御手段17(ECU1)と、第三の制御手段19(ECU3)によって、車両運転に支障のない最低限の反力付与を継続することでステアバイワイヤ制御を続行させることが可能となる(ステップS4)。
第一の制御手段17(ECU1)と第三の制御手段19(ECU3)の二つの制御手段17,19が、故障判定部20aによって、異常と判定された場合(F1&F2)は、第二の制御手段18(ECU2)によって、車両運転に支障のない最低限の反力付与を継続することでステアバイワイヤ制御を続行させることが可能となる(ステップS5)。
第二の制御手段18(ECU2)と第三の制御手段19(ECU3)の二つの制御手段18,19が、故障判定部20aによって、異常と判定された場合(F2&F3)は、第一の制御手段17(ECU1)によって、車両運転に支障のない最低限の反力付与を継続することでステアバイワイヤ制御を続行させることが可能となる(ステップS6)。
第一の制御手段17(ECU1)と第二の制御手段18(ECU2)の二つの制御手段17,18が、故障判定部20aによって、異常と判定された場合(F1&F2)は、即座にクラッチ13が連結され、ステアバイワイヤ制御から、転舵装置6の転舵モータ15によるアシスト力を付与する電動パワーステアリング制御へ切り替えられる(ステップS7)。
第一の制御手段17(ECU1)と第二の制御手段18(ECU2)と第三の制御手段19(ECU3)との全てが、故障判定部20aによって、異常判定された場合(F1&F2&F3)は、ステアリングホイール2と転舵装置6はクラッチ13により連結され、マニュアル操作に切り替えられる(ステップS8)。
なお、これらの切り替えを可能にするため、転舵装置6に装備された転舵角検出器14(図1参照)の信号は、常時、第一の制御手段17(ECU1)、第二の制御手段18(ECU2)、および第三の制御手段19(ECU3)に並列入力される。
この構成の車両操舵装置によると、上記のように、反力付与部3は反力を付与する最低限の出力を有するモータとして、反力モータ8a,8bの二つを設置した構成とし、その反力モータ8a,8bの二つのそれぞれに制御手段17,18を設置し、さらにそれぞれの制御手段17,18には転舵装置用の予備指令部17c,18cを装備したため、転舵装置6の制御手段19、または反力付与部3の二つの反力モータ8a,8bのうちのいずれかの制御手段17,18が失陥しても、ステアバイワイヤ制御が続行可能となる。
言い換えると、反力付与部3の反力モータ8a,8bの二つを制御するそれぞれの制御手段17,18が同時に失陥しない限り、車両運転に支障のない最低限の反力付与を継続することで、ステアバイワイヤ制御が続行可能となる。また、第一,第二の制御手段17,18に予備指令部17c,18cを設けたことによって、失陥時における転舵装置6の制御、および二つの反力モータ15の制御の機能が得られ、予備指令部17c,18cを設けただけの簡素な構成で、より優れた冗長機能が得られる。
反力付与部3は二つの反力モータ8a,8bで構成するため、二つの反力モータ8a,8bのいずれか一つが失陥した際にも、正常な反力モータで車両運転に支障のない最低限の反力付与を継続することで、ステアバイワイヤ制御を続行が可能となる。
また、上記のように車両運転に支障のない最低限の反力付与を継続することで、ステアバイワイヤ制御を維持でき状態遷移のパターンを経済的に増加させることができる。図5のステップS2、S3の状況の場合、特許文献1では電動パワーステアリングモードへと遷移していたが、この実施形態では上記のようにステアバイワイヤ制御を維持することができる。
また、二つの反力モータ8a,8bのいずれか一つが失陥したときに(ステップS2、S4)、正常な反力モータ8a,8bで車両運転に支障のない最低限の反力付与を継続することで、ステアバイワイヤ制御の続行が可能となる。
前記二つの反力モータ8a,8bは、通常はその協調動作により反力を付与し、万一モータ失陥となった場合は、操舵に大きな影響を与えない程度の反力が付与されればよいため、モータを小型化できる。
以上、実施例に基づいて本発明を実施するための形態を説明したが、ここで開示した実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1…車両操舵機構
2…ステアリングホイール
3…反力付与部
6…転舵装置
8…反力生成部
8a,8b…反力モータ
13…クラッチ
16…電子制御ユニット(車両操舵用制御装置)
17…第一の制御手段
17c…予備指令部
18…第二の制御手段
18c…予備指令部
19…第三の制御手段
20…故障判定信号切替手段
20a…故障判定部
21…制御切替部

Claims (6)

  1. 車両のステアリングホイールに操舵反力を与える反力付与部、前記車両の車輪の転舵角を可変とする転舵装置、および前記ステアリングホイールの操舵動作を前記転舵装置に機械的に伝える連結状態と連結解除状態とに切換えるクラッチを有する車両操舵機構と、この車両操舵機構を制御する車両操舵用制御装置とを備える車両操舵装置において、
    前記反力付与部は、二つの反力モータを有し、
    前記車両操舵用制御装置は、前記二つの反力モータをそれぞれ制御する第一の制御手段および第二の制御手段と、前記転舵装置を制御する第三の制御手段とを有し、
    前記第一の制御手段および前記第二の制御手段は、前記転舵装置を制御する機能を持つ予備指令部を有し、
    前記第三の制御手段の失陥を監視して失陥と判定したときに、前記第一の制御手段と前記第二の制御手段のいずれか一方の前記予備指令部を前記転舵装置に接続する故障判定信号切替手段が設けられ、
    前記予備指令部が前記転舵装置に接続された前記第一または第二の制御手段の前記一方が前記予備指令部で前記第三の制御手段を代行することによりステアバイワイヤ制御を続行可能とする車両操舵装置。
  2. 請求項1に記載の車両操舵装置において、前記転舵装置を制御するための前記各予備指令部は、前記転舵装置を制御する機能に加えて、前記二つの反力モータを制御する予備指令の手段を兼用する車両操舵装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の車両操舵装置において、前記反力付与部を構成する前記二つの反力モータのいずれか一つが失陥したときに、残りの正常な反力モータを制御する前記第一または第二の制御手段が、前記正常な反力モータで反力付与を行うことで、ステアバイワイヤ制御を続行可能とする車両操舵装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の車両操舵装置において、前記反力付与部を構成する前記二つの反力モータをそれぞれ制御する前記第一および第二のいずれか一方の制御手段が失陥したときに、正常側の制御手段でステアバイワイヤ制御を続行可能とする車両操舵装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の車両操舵装置において、前記第一の制御手段および前記第二の制御手段のいずれか一つと、前記第三の制御手段とが失陥していると前記故障判定信号切替手段により判定されると、前記第一の制御手段および第二の制御手段のうちの残り一つの正常な制御手段が、この正常な制御手段に接続される反力モータで反力付与を行わせ、前記故障判定信号切替手段が、前記第一の制御手段および前記第二の制御手段うちの正常な制御手段の前記予備指令部を前記転舵装置に接続することで、前記予備指令部により前記第三の制御手段を代行してステアバイワイヤ制御を続行可能とする車両操舵装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の車両操舵装置において、前記故障判定信号切替手段は、前記第一の制御手段と前記第二の制御手段の両方が失陥していると判定した場合、前記クラッチを連結させ、前記転舵装置の転舵モータによるアシスト力を付与する電動パワーステアリング制御に移行させる車両操舵装置。
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