JP2005124890A - 遊技機及び遊技プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、遊技者に対して一段と趣向性を高め得る演出を提供することができるスロットマシンとしての遊技機及び当該遊技機の遊技制御プログラムを提供することを目的とする。
【解決手段】 本発明は、図柄を変動表示する複数の演出用リール22,23,24うちの1つ又は2つ以上で、所定のタイミングで所定時間変動表示を非表示状態として隠すことにより、遊技者に対して一段と趣向性の高い遊技を提供することができる。特に図柄の変動を隠すことにより、遊技者に対して特別な遊技状態へ移行するかもしれないといった期待感を持たせることができ、遊技中の遊技者の興奮を煽ることも可能となり、遊技の楽しみを一段と向上させることができるようになる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、スロットマシンなどの遊技装置に関し、詳しくは、複数の図柄が所定数ずつ表示領域内で移動し、停止される遊技サイクルを繰り返すことによって遊技が進行されるスロットマシンなどの遊技装置に関する。
従来から、リプレイ図柄やチェリ図柄、或いは、赤「7」や青「7」図柄などの複数の図柄を設けた回転リールをスロットマシンの内部で変動させ、前記筐体内部を視認可能に設けた窓としての表示のための3つの領域でその変動状態を遊技者から視認できるように構成されている。そして、前記3つの領域でリールユニットのリール制御手段により変動表示される回転リール上の複数の図柄は、スロットマシンの制御手段によって実行された内部抽選の抽選結果によって役が成立したことに応じて、遊技者の図柄停止操作により前記複数の領域において前記役ごとに設定された所定の図柄で停止制御可能としてなるものである。
前記リールユニットは、スロットマシン筐体の正面に設けられた3つの表示のための領域の背面に夫々設けられた3個の回転リールと、当該3個の回転リールを回転させるための3個のステッピングモータを備えている。
また、前記リールユニットは、前述したように、スロットマシンの表示のための前記領域の内部に設けられる回転リールの外周面の図柄を遊技者が視覚的に認識できるようになっており、遊技者が前記図柄停止操作手段としての停止ボタンスイッチを操作すると、その操作に応じて停止した図柄が前記表示のための複数の領域に設けられた有効ライン上に停止する。
さらに、前記スロットマシン筐体の前面には、メダル投入口と、停止ボタンスイッチが設けられており、前記メダル投入口にメダルを投入した後に、前記停止ボタンスイッチを遊技者が操作することによって、前記3つの回転リールが前記ステッピングモータによる回転を開始することになる。
前記図柄停止操作手段としての停止ボタンスイッチは、前記3つの回転リール毎に設けられた3つの領域ごとに当該領域の下方のスロットマシン筐体前面に設けられており、遊技者は、それぞれの領域内で変動表示される前記回転リールの図柄を視認しつつ対応する停止ボタンスイッチを一つづつ操作することによって、それぞれの領域で変動表示される図柄を停止可能に構成されている。
しかしながら、前述した停止ボタンスイッチの操作によって直ちに回転リールが停止するのではなく、前記停止ボタンスイッチを操作することによって、その操作毎に抽選される内部抽選結果に影響されるように遊技態様となっている、つまり、内部の記憶手段には、ハード乱数やソフト乱数によって、予めスロットマシン内の役の成立確率を制御するようにしており、内部で先ず役が成立してから、前記有効ライン上にその役ごとに予め定められた図柄で停止させなければ、遊技者がメダルなどの払い出しを受けることができない。
しかし、一方で、役は遊技者に小さい利益を提供する小役と、当該小役よりも大きい利益を提供するボーナス役とを有し、このボーナス役は、ビックボーナス(BB)とレギュラーボーナス(RB)とを有しており、これら役が内部的な内部抽選で成立すると、その役に応じた図柄で停止し易いようなリール制御を前記リール制御手段によって実行するようにしている。このようなリール制御は、一般的に引き込み制御と言われ、通常は、役が成立した場合に、その役を4コマずれて停止ボタンスイッチを操作しても、所定の領域に成立役に応じた図柄を停止させるような、4コマ引き込み制御が実行されるようになっている。前記ビックボーナスというのは、ある予め定められた所定サイクル遊技数を介在し、レギュラーボーナスを3回連続して獲得可能としたものである。
また、小役の成立役は、その回転リールが回転を開始し、全ての回転リールが停止するまでのサイクル遊技中に発生したら、そのサイクル遊技中にその役に対応した図柄列で有効ライン上に停止させないと、次にサイクル遊技まで持ち越せないようになっているが、ボーナス役については、次のサイクル遊技まで持ち越せるような遊技態様となっているものが殆どである。つまり、小役については、前記内部抽選で一旦成立すると、遊技者はその利益を得るためには、何の役に揃っているのかを感で推理し、その推理した図柄で停止スイッチボタンをタイミング良く操作するといった闇雲な遊技になっている。
このような、小役に関する闇雲な遊技態様をビックボーナス時のレギュラーボーナスとレギュラーボーナスとの間で、小役の成立をアシストするAT機能というものが最近設けられるようになってきている。このAT機能というのは、スロットマシン筐体の前面に設けられた液晶表示装置やランプ制御により、予め成立している小役の図柄を遊技者に対して予告してやることによって、前記停止ボタンスイッチの操作タイミングを遊技者が上手く操作すれば、成立した小役を予告がない場合に比べて取りこぼす率が少なくなるといった遊技態様のものである。
更に、前述したような引き込み制御とは相反する制御として、所謂蹴飛ばし制御と言われる制御もリール制御手段によって実行される。この蹴飛ばし制御とは、成立していない役では、その役に対応した図柄で停止しないようにリール制御を行うもので、この蹴飛ばし制御によって如何に上手いタイミングで遊技者が停止ボタンスイッチを操作(目押)しても、その狙った図柄で停止しないようにして、スロットマシンからの払い出し率を所定の払い出し率に強制的に修正しようとするものである。
また、前述した小役が内部抽選によって成立し、この成立した遊技サイクル中に、その成立した役に応じた図柄で遊技者が停止スイッチボタンの操作によって停止させることが出来た場合、つまり図柄表示が入賞となった場合に、所定枚数の遊技媒体としてのメダルが払い出されることになる。そして、前述したボーナス役(BB役、RB役)が内部抽選で成立し、その後の停止スイッチボタンの操作によって、当該成立した役に応じた図柄で停止させることが出来ると、ビックボーナス役やレギュラーボーナス役に応じた特別遊技が開始される。この特別遊技によって、遊技者は前述した小役よりも大量のメダル(遊技媒体)の取得が可能となり、遊技者が利益を得ることになる。特に、CT機能を備えたスロットマシンでは、ボーナス役に入賞して特別遊技が実行され、この特別遊技が終了する時、又は終了する際に、チャンスタイムに突入するかどうかの別の抽選を行うようにしている。このチャンスタイムに突入すると、リール制御が解除されて、前記停止ボタンスイッチの停止操作によって狙った図柄で停止できるようなリール制御に変更されることによって、所定遊技数又は所定時間だけ多数の小役の入賞を得ることができるようになる。つまり、チャンスタイムに突入すると、所定遊技数又は所定時間の間だけ、前述したような蹴飛ばし制御を解除するリール制御に変更されて、遊技者の技術に応じた遊技が実行されることになるのである。
また、前述したCT機能の他、AT機能がボーナス役の入賞に応じて成立するスロットマシンも存在する。このAT機能とは、ビックボーナス等の特別遊技中はもとより、通常遊技中でも内部的にATに関わる別の抽選が実行され、当該抽選によってAT当りが成立すると、小役を引き当てるためのアシスト告知を、スロットマシンに設けられた液晶画面などの報知手段で実行するアシストタイムを具備するものである。すなわち、アシスト告知とは、小役が内部的に成立すると、この成立した小役に応じた図柄を予め遊技者に報知手段で報知することによって、遊技者は小役の取りこぼしを少なく遊技が実行できる結果、大量のメダルの払出しを可能とするものである。
ところで、小役成立(当選)に対応する図柄は、各リールの外周面に比較的多く設けられているため、内部抽選により小役フラグが設定(小役が成立)されれば、1回の停止スイッチボタンの操作で、ボーナス役に比べて略確実に小役入賞を引き当てることができるものがある。一方、特別遊技当選であるボーナス役に対応した図柄の数は、各回転リールの外周面に1個又は2個しか付されていないため、たとえ特別遊技フラグ(ボーナスフラグ)が設定され、ボーナス役が内部的に成立していても、1回の停止スイッチボタンの操作で特別有利入賞を引き当てることは難しいものであった。
このような状況も相俟って、この種の目押しによって、遊技者自身の停止ボタンスイッチの操作で各回転リールを停止させ得ることが可能なスロットマシンでは、ボーナスフラグが内部的に成立しているにもかかわらず、特別遊技入賞を引き当てることができなかった場合に、この内部的に成立しているボーナスフラグを特別遊技入賞を引き当てるまで、後のサイクル遊技に持ち越す制御がなされて、遊技者の停止ボタンスイッチの操作の上手い下手の影響を受け難くして、興趣を高めるようにしている。
ところで、この種のスロットマシンにおいては、各リールの回転に工夫を凝らすことによる演出や、液晶表示画面を用いた表示による演出により一段と趣向性を向上するようになっている。
この点に関し、例えば特開2001−46588号公報には、遊技者が停止ボタンを操作してリールが停止した後、所定の確率でリールが逆回転してずれるような演出を行うものが提案されている。しかしながらこの演出方法は、あくまでも停止ボタンを操作することに応じたリールの停止動作に関する演出であり、遊技者が停止ボタンを操作することを前提とした演出である点において、遊技者に対する演出効果が十分でないという問題があった。
また特開2002−126178号公報には、遊技者の停止ボタンの操作によりリールの回転方向を選択可能としたものが提案されている。しかしながら、この方法によると、遊技者が自らリールの回転方向を決定する点において、遊技者に予期しない種々の演出を提供することにはなり得ず、趣向性を高める点において未だ不十分であった。
特開2001−46588号公報
特開2002−126178号公報
この発明では、遊技者に対して一段と趣向性を高め得る演出を提供することができるスロットマシンとしての遊技機及び当該遊技機の遊技制御プログラムを提供することを目的としている。
以上のような課題を解決するため、図柄を変動表示させる複数の領域のうちの1つ又は2つ以上で図柄を所定のタイミングで非表示状態とすることにより、遊技者にとって予期しない変動図柄の演出により遊技への趣向性を一段と高めることができる。
より具体的には、請求項1の発明では、複数の図柄を少なくとも3つ以上の領域で変動表示し、内部抽選の抽選結果によって役が成立したことに応じて、遊技者の図柄停止操作入力により複数の領域において役ごとに設定された所定の図柄で停止制御可能とし、各複数の領域において成立した役の組み合わせで図柄が停止したことを条件に遊技者に多くの賞を提供し得る特別遊技へ移行し得るスロットマシンであって、複数の変動する図柄とは異なる複数の演出用図柄を複数の領域で変動表示させる演出用図柄変動表示手段と、演出用図柄を変動表示する複数の領域のうちの1つ又は2つ以上で変動する演出用図柄を所定のタイミングで所定時間非表示状態とする制御手段とを備えるようにする。
この発明によれば、演出用図柄を変動表示する複数の領域うちの1つ又は2つ以上で所定のタイミングで所定時間変動表示を隠すことにより、遊技者に対して一段と趣向性の高い遊技を提供することができる。特に演出用図柄の変動を隠すことにより、遊技者に対して特別な遊技状態へ移行するかもしれないといった期待感を持たせることができ、遊技中の遊技者の興奮を煽ることも可能となり、遊技の楽しみを一段と向上させることができる。
また請求項2の発明では、制御手段は、非表示状態とした領域の1つ又は2つ以上での前記演出用図柄の変動方向を変化させるようにする。
この発明によれば、演出用図柄を変動表示する複数の領域うち演出用図柄が非表示状態となることに応じてそのうちの1つ又は2つ以上で変動方向が変化する演出を行うことにより、遊技者に対して一段と趣向性の高い遊技を提供することができる。特に演出用図柄の変動方向を変化させることにより、遊技者に対して有利な遊技状態へ移行するかもしれないといった期待感を持たせることができ、遊技中の遊技者の興奮を煽ることも可能となり、遊技の楽しみを一段と向上させることができる。
また請求項3の発明では、制御手段は、複数の図柄の変動開始から停止までの1サイクル中に非表示状態とした領域の1つ又は2つ以上での演出用図柄の変動方向を変化させるようにする。
この発明によれば、図柄変動ゲームの1サイクル中に演出用図柄の変動方向が変化する演出を行うことにより、遊技者に対して一段と趣向性の高い遊技を提供することができる。特に演出用図柄の変動方向を変化させることにより、遊技者に対して有利な遊技状態へ移行するかもしれないといった期待感を持たせることができ、遊技中の遊技者の興奮を煽ることも可能となり、遊技の楽しみを一段と向上させることができる。
また請求項4の発明では、請求項2の発明において、制御手段は、内部抽選の抽選結果に基づいて演出用図柄の変動方向を変化させるようにする。
この発明によれば、演出用図柄の変動方向の変化が内部抽選に基づいて決定されることにより、変動方向の変化の態様によって内部抽選結果を示唆することができるので、遊技者はさらに変動方向の変化による遊技の状態を知ることができ、この分遊技の趣向性を高めることができる。
また請求項5の発明では、請求項2の発明において、制御手段は、内部抽選の抽選結果に基づいて、演出用図柄を変動表示させる複数の領域のうちの演出用図柄の変動方向を変化させる領域を決定するようにする。
この発明によれば、変動方向が変化する演出用図柄が内部抽選に基づいて決定されることにより、変動方向の変化の個数によって内部抽選結果を示唆することができるので、遊技者はさらに変動方向の変化による遊技の状態を知ることができ、この分遊技の趣向性を高めることができる。
また請求項6の発明では、請求項2の発明において、制御手段は、演出用図柄を変動表示させる複数の領域のうちの演出用図柄の変動方向を変化させる領域をランダムに決定するようにする。
この発明によれば、変動方向が変化する演出用図柄がランダムに決定されることにより、演出用図柄の様々な変動方向の変化の態様により、一段と演出効果を高めることができる。
また請求項7の発明では、請求項2又は請求項4の発明において、制御手段は、演出用図柄を変動表示させる複数の領域のうち、2つ以上の領域での演出用図柄の変動方向を時間差をもって変化させるようにする。
この発明によれば、2つ以上の領域での演出用図柄の変動方向が時間差をもって変化することにより、様々な変動方向の変化の態様により、一段と演出効果を高めることができる。
また請求項8の発明では、複数の図柄を少なくとも3つ以上の領域で変動表示し、内部抽選の抽選結果によって役が成立したことに応じて、遊技者の図柄停止操作入力により複数の領域において役ごとに設定された所定の図柄で停止制御可能とし、各複数の領域において成立した役の組み合わせで図柄が停止したことを条件に遊技者に多くの賞を提供し得る特別遊技へ移行し得るスロットマシンであって、図柄の変動開始後、遊技者の図柄停止操作入力までの間に、図柄を変動表示する複数の領域のうちの1つ又は2つ以上で変動する図柄を所定のタイミングで所定時間非表示状態とする制御手段を備えるようにする。
この発明によれば、図柄を変動表示する複数の領域うちの1つ又は2つ以上で所定のタイミングで所定時間変動表示を隠すことにより、遊技者に対して一段と趣向性の高い遊技を提供することができる。特に図柄の変動を隠すことにより、遊技者に対して特別な遊技状態へ移行するかもしれないといった期待感を持たせることができ、遊技中の遊技者の興奮を煽ることも可能となり、遊技の楽しみを一段と向上させることができる。
また請求項9の発明では、請求項8の発明において、制御手段は、非表示状態とした領域の1つ又は2つ以上での演出用図柄の変動方向を変化させるようにする。
この発明によれば、図柄を変動表示する複数の領域うち演出用図柄が非表示状態となることに応じてそのうちの1つ又は2つ以上で変動方向が変化する演出を行うことにより、遊技者に対して一段と趣向性の高い遊技を提供することができる。特に図柄の変動方向を変化させることにより、遊技者に対して有利な遊技状態へ移行するかもしれないといった期待感を持たせることができ、遊技中の遊技者の興奮を煽ることも可能となり、遊技の楽しみを一段と向上させることができる。
また請求項10の発明では、請求項9の発明において、制御手段は、内部抽選の抽選結果に基づいて変動方向を変化させるようにする。
この発明によれば、変動図柄の変動方向の変化が内部抽選に基づいて決定されることにより、変動方向の変化の態様によって内部抽選結果を示唆することができるので、遊技者はさらに変動方向の変化による遊技の状態を知ることができ、この分遊技の趣向性を高めることができる。
また請求項11の発明では、請求項9の発明において、制御手段は、内部抽選の抽選結果に基づいて、図柄を変動表示する複数の領域のうちの図柄の変動方向を変化させる領域を決定するようにする。
この発明によれば、変動方向が変化する領域が内部抽選に基づいて決定されることにより、変動方向の変化の個数によって内部抽選結果を示唆することができるので、遊技者はさらに変動方向の変化による遊技の状態を知ることができ、この分遊技の趣向性を高めることができる。
また請求項12では、請求項9の発明において、制御手段は、図柄を変動表示する複数の領域のうちの図柄の変動方向を変化させる領域をランダムに決定するようにする。
この発明によれば、変動方向が変化する領域がランダムに決定されることにより、様々な変動方向の変化の態様により、一段と演出効果を高めることができる。
また請求項13の発明では、請求項9又は請求項10の発明において、制御手段は、記図柄を変動表示する複数の領域のうち、2つ以上の領域での図柄の変動方向を時間差を持って変化させるようにする。
この発明によれば、2つ以上の領域での変動方向が時間差をもって変化することにより、様々な変動方向の変化の態様により、一段と演出効果を高めることができる。
また請求項14の発明では、複数の図柄を少なくとも3つ以上の領域で変動表示し、内部抽選の抽選結果によって役が成立したことに応じて、遊技者の図柄停止操作入力により複数の領域において役ごとに設定された所定の図柄で停止制御可能とし、各複数の領域において成立した役の組み合わせで図柄が停止したことを条件に遊技者に多くの賞を提供し得る特別遊技へ移行し得るスロットマシンに遊技を実行させる遊技プログラムであって、複数の変動する図柄とは異なる複数の演出用図柄を複数の領域で変動表示させる演出用図柄変動表示ステップと、演出用図柄を変動表示する複数の領域のうちの1つ又は2つ以上で変動する演出用図柄を所定のタイミングで所定時間非表示状態とする制御ステップとを備えるようにする。
この発明によれば、演出用図柄を変動表示する複数の領域うちの1つ又は2つ以上で所定のタイミングで所定時間変動表示を隠すことにより、遊技者に対して一段と趣向性の高い遊技を提供することができる。特に演出用図柄の変動を隠すことにより、遊技者に対して特別な遊技状態へ移行するかもしれないといった期待感を持たせることができ、遊技中の遊技者の興奮を煽ることも可能となり、遊技の楽しみを一段と向上させることができる。
また請求項15の発明では、制御ステップは、非表示状態とした領域の1つ又は2つ以上での演出用図柄の変動方向を変化させるようにする。
この発明によれば、演出用図柄を変動表示する複数の領域うち演出用図柄が非表示状態となることに応じてそのうちの1つ又は2つ以上で変動方向が変化する演出を行うことにより、遊技者に対して一段と趣向性の高い遊技を提供することができる。特に演出用図柄の変動方向を変化させることにより、遊技者に対して有利な遊技状態へ移行するかもしれないといった期待感を持たせることができ、遊技中の遊技者の興奮を煽ることも可能となり、遊技の楽しみを一段と向上させることができる。
また請求項16の発明では、請求項14の発明において、制御手ステップは、複数の図柄の変動開始から停止までの1サイクル中に非表示状態とした領域の1つ又は2つ以上での演出用図柄の変動方向を変化させるようにする。
この発明によれば、図柄変動ゲームの1サイクル中に演出用図柄の変動方向が変化する演出を行うことにより、遊技者に対して一段と趣向性の高い遊技を提供することができる。特に演出用図柄の変動方向を変化させることにより、遊技者に対して有利な遊技状態へ移行するかもしれないといった期待感を持たせることができ、遊技中の遊技者の興奮を煽ることも可能となり、遊技の楽しみを一段と向上させることができる。
また請求項17の発明では、請求項15の発明において、制御ステップは、内部抽選の抽選結果に基づいて演出用図柄の変動方向を変化させるようにする。
この発明によれば、演出用図柄の変動方向の変化が内部抽選に基づいて決定されることにより、変動方向の変化の態様によって内部抽選結果を示唆することができるので、遊技者はさらに変動方向の変化による遊技の状態を知ることができ、この分遊技の趣向性を高めることができる。
また請求項18の発明では、請求項15の発明において、制御ステップは、内部抽選の抽選結果に基づいて、演出用図柄を変動表示させる複数の領域のうちの演出用図柄の変動方向を変化させる領域を決定するようにする。
この発明によれば、変動方向が変化する演出用図柄が内部抽選に基づいて決定されることにより、変動方向の変化の個数によって内部抽選結果を示唆することができるので、遊技者はさらに変動方向の変化による遊技の状態を知ることができ、この分遊技の趣向性を高めることができる。
また請求項19の発明では、請求項15の発明において、制御ステップは、演出用図柄を変動表示させる複数の領域のうちの演出用図柄の変動方向を変化させる領域をランダムに決定するようにする。
この発明によれば、変動方向が変化する演出用図柄がランダムに決定されることにより、演出用図柄の様々な変動方向の変化の態様により、一段と演出効果を高めることができる。
また請求項20の発明では、請求項15又は請求項17の発明において、制御ステップは、演出用図柄を変動表示させる複数の領域のうち、2つ以上の領域での演出用図柄の変動方向を時間差をもって変化させるようにする。
この発明によれば、2つ以上の領域での演出用図柄の変動方向が時間差をもって変化することにより、様々な変動方向の変化の態様により、一段と演出効果を高めることができる。
また請求項21の発明では、複数の図柄を少なくとも3つ以上の領域で変動表示し、内部抽選の抽選結果によって役が成立したことに応じて、遊技者の図柄停止操作入力により複数の領域において役ごとに設定された所定の図柄で停止制御可能とし、各複数の領域において成立した役の組み合わせで図柄が停止したことを条件に遊技者に多くの賞を提供し得る特別遊技へ移行し得るスロットマシンに遊技を実行させる遊技プログラムであって、図柄の変動開始後、遊技者の図柄停止操作入力までの間に、図柄を変動表示する複数の領域のうちの1つ又は2つ以上で変動する図柄を所定のタイミングで所定時間非表示状態とする制御ステップを備えるようにする。
この発明によれば、図柄を変動表示する複数の領域うちの1つ又は2つ以上で所定のタイミングで所定時間変動表示を隠すことにより、遊技者に対して一段と趣向性の高い遊技を提供することができる。特に図柄の変動を隠すことにより、遊技者に対して特別な遊技状態へ移行するかもしれないといった期待感を持たせることができ、遊技中の遊技者の興奮を煽ることも可能となり、遊技の楽しみを一段と向上させることができる。
また請求項22の発明では、請求項21の発明において、制御ステップは、非表示状態とした領域の1つ又は2つ以上での演出用図柄の変動方向を変化させるようにする。
この発明によれば、図柄を変動表示する複数の領域うち演出用図柄が非表示状態となることに応じてそのうちの1つ又は2つ以上で変動方向が変化する演出を行うことにより、遊技者に対して一段と趣向性の高い遊技を提供することができる。特に図柄の変動方向を変化させることにより、遊技者に対して有利な遊技状態へ移行するかもしれないといった期待感を持たせることができ、遊技中の遊技者の興奮を煽ることも可能となり、遊技の楽しみを一段と向上させることができる。
また請求項23の発明では、請求項22の発明において、制御ステップは、内部抽選の抽選結果に基づいて変動方向を変化させるようにする。
この発明によれば、変動図柄の変動方向の変化が内部抽選に基づいて決定されることにより、変動方向の変化の態様によって内部抽選結果を示唆することができるので、遊技者はさらに変動方向の変化による遊技の状態を知ることができ、この分遊技の趣向性を高めることができる。
また請求項24の発明では、請求項22の発明において、制御ステップは、内部抽選の抽選結果に基づいて、図柄を変動表示する複数の領域のうちの図柄の変動方向を変化させる領域を決定するようにする。
この発明によれば、変動方向が変化する領域が内部抽選に基づいて決定されることにより、変動方向の変化の個数によって内部抽選結果を示唆することができるので、遊技者はさらに変動方向の変化による遊技の状態を知ることができ、この分遊技の趣向性を高めることができる。
また請求項25の発明では、請求項22の発明において、制御ステップは、図柄を変動表示する複数の領域のうちの図柄の変動方向を変化させる領域をランダムに決定するようにする。
この発明によれば、変動方向が変化する領域がランダムに決定されることにより、様々な変動方向の変化の態様により、一段と演出効果を高めることができる。
また請求項26の発明では、請求項22又は請求項23の発明において、制御ステップは、図柄を変動表示する複数の領域のうち、2つ以上の領域での図柄の変動方向を時間差を持って変化させるようにする。
この発明によれば、2つ以上の領域での変動方向が時間差をもって変化することにより、様々な変動方向の変化の態様により、一段と演出効果を高めることができる。
以上説明したこの発明によれば、図柄を変動表示する複数の領域うちの1つ又は2つ以上で所定のタイミングで所定時間変動表示を非表示状態として隠すことにより、遊技者に対して一段と趣向性の高い遊技を提供することができる。特に図柄の変動を隠すことにより、遊技者に対して特別な遊技状態へ移行するかもしれないといった期待感を持たせることができ、遊技中の遊技者の興奮を煽ることも可能となり、遊技の楽しみを一段と向上させることができる。
以下、適宜図面を参照しながら本発明の実施例を詳述する。
図1は、この発明の一実施の形態に関わるスロットマシンの外観斜視図、図2は図1のスロットマシンの正面図、図3は図1のスロットマシンの側面図、図4は図1のスロットマシンの上面図、図5は図1のスロットマシンの筐体の内部構造を示す概略図をそれぞれ示している。
(外観構成の説明)
図示するスロットマシン1は、ボックス形状の筐体2の前面開口2Aに扉部3を開閉自在に取り付けて構成されている。前記筐体2の内部空間には、上方にリールユニット20や、後述する制御手段26が搭載された制御基板100(メイン基板100A,サブ基板100B)などが組み込まれ、下方には、多数枚数のメダルを収容するホッパー25Aを有するメダル払出手段25が組み込まれている。
前記リールユニット20は、金属フレーム21に演出用の3個のリール22(左リール),23(中リール),24(右リール)と、当該リール22,23,24の駆動原となるステッピングモータ22A,23A,24Aと、後述する前記ステッピングモータの回転を制御するための左,中,右リールドライバ22B,23B,24Bと、各リール22,23,24の回転位置を検出するためのセンサー22C,23C,24Cとを主な構成としている。
前記リール22,23,24は、何れも円筒状の筒体の外周面に複数の図柄を連続して列状にシルクスクリーン印刷により印刷した帯状シートを貼着して構成している。この帯状シートを前記リール22,23,24に貼り付けた状態で、前記リール22,23,24の内周側に設けられた光源の光によって、前記帯状シートの外周面の図柄を目立つようにすることができるように、帯状シート自体を透光性の性質を有する樹脂で構成するとともに、リール22,23,24自体の素材を透光性樹脂で形成するか、或いは、図柄の印刷した背面に光通過穴を設ける構成を採用している。
前記図柄とは、「7」「チェリ」「ベル」「バー」などの遊技者にとって他の図柄と識別可能なシンボルを使用しているが、この実施の形態では、後述する図7,8に示すように簡易的に分かり易く説明するために、RB役の図柄とか、ある特定の小役の図柄といった表現にしている。
筐体2の扉部3は、内部のメダルが簡単に窃盗されることがないように金属フレームによって頑強に製作されており、筐体2に対して図示しないヒンジで開閉自在に設けられるとともに鍵3Aで施錠できるようになっている。また、前記扉3の前面部には、3つのリールを模した変動図柄列9A,9B,9Cを表示する液晶表示パネル9でなる第1のパネルと、演出用の各リール22,23,24の表示領域を含む前面に設けられ、リール22,23,24による図柄変動を透過して前面側から目視可能とすると共に種々の演出画像を表示するための液晶表示パネル10でなる第2のパネルと、スロットマシンの機種名やタイトルロゴを施した化粧用の第3のパネル11とが組み付けられている。
前記第2のパネルを構成する液晶表示パネル10と第3のパネル11との間には、メダルを直接機体に投入するためのメダル投入口7が設けられている。また、メダル投入口7と同様に液晶表示パネル10と第3パネル11との間には、スタートレバー8と、停止ボタンスイッチ19(左停止ボタンスイッチ19A,中停止ボタンスイッチ19B,右停止ボタンスイッチ19C)と、ベットボタンスイッチ12(MAXベットスイッチ12A,1枚ベットスイッチ12B)と、清算スイッチ13が設けられている。なお、スタートレバー8は、第1のパネルを構成する液晶表示パネル9に表示された3つのリールを模した変動図柄列9A,9B,9Cの変動を開始させるためのものであり、また停止ボタンスイッチ19は、これらの変動をそれぞれ停止させるためのものである。すなわち、この実施例の場合、第1のパネルを構成する液晶表示パネル9に表示された変動図柄を停止ボタンスイッチ19によって停止させることにより、図柄停止ゲームを行うようになされており、この液晶表示パネル9の変動図柄列9A,9B,9Cが停止した際の図柄の組み合わせにより大当たり等のゲーム結果を得るようになされている。
また、第3のパネル11の下方には、正面の遊技者に向かって音を発するための一対のスピーカ14が設けられている。上記、ベットスイッチボタン12と、清算スイッチ13及びスピーカ14に関しては、後述するハードブロック図としての図6に図示せずに省略している。
前記第2のパネルを構成する液晶表示パネル10は、透過型液晶パネルで構成されている。この透過型液晶パネルは、液晶層を2つの透明基板層で挟持してなり、各透明基板層は透明プラスチック又はガラス等で形成された透明基板と偏光板との2層により形成され、これら2つの透明基板層の相対向する面全体に透明電極をマトリクス状に配置している。これらの電極のうち表示しようとする画像に対応した電極に対して後述する表示制御手段により駆動電圧を印加することにより液晶分子の配列を変化させ、所望の画像を表示することができるようになされている。なお、電圧を印加しない場合は透明液晶パネルが透過状態となることにより、後方に演出用の各リール22,23,24が配置された領域においては、これら各リール22,23,24の図柄が透過して見えるようになされている。
また、液晶表示パネル10の背面側であって各リール22,23,24が配置されていない領域には白色等の遮蔽板が設けられており、透明液晶が透過状態となった際に筐体内部が見えないようになされている。なおこの遮蔽板に代えてバックライトを設けるようにしてもよい。このようにすれば、液晶表示パネル10の全領域のうちリール22,23,24が後方に配置された領域以外ではバックライトを用いた液晶画面表示を行うことができる。
また、図1において符号15はメダル払出し口,当該メダル払出し口15と連通したメダル受け皿16などが設けられている。前記清算スイッチ13を遊技者が操作して貯留メダルを清算すると、メダル払出し口15よりメダル受け皿16に貯留されたメダルを払出しすることができる。
前記液晶表示パネル10の下方中央部分には、役の入賞によって払い出されるメダル数を表示するためのPAY表示手段16A、ボーナスの数を表示するためのボーナス数/メダル貯留総数表示手段16B、投入メダル数を表示するためのベット表示手段16Cとを設けている。これらの表示手段16A,16B,16Cは何れも7セグメントLEDを採用している。
(ハード構成の説明)
次に、図6及び図7に基づいて、前述した図1乃至5に示すスロットマシン1のハード構成について説明する。
図6において、26は制御手段であり、前述した制御基板100のメイン基板100Aとサブ基板100Bを総称して1ブロックで示している。この制御手段26には、メダル投入口7に投入されたメダルを検出しカウントするためのメダル検出手段30と、スターレバー8の操作を検出するためのスタート検出手段31と、前述した液晶表示パネル9に表示される3つのリールを模した変動図柄列9A,9B,9Cの変動表示を行うと共に、第2のパネルである液晶表示パネル10に種々の演出画像を表示するための表示制御手段50とが接続されている。
さらに前述した演出用のリール22,23,24を回転駆動するための左,中,右リールドライバ22B,23B,24Bと、ステッピングモータ22A、23A,24Aによって回転するリール22,23,24の位置検出センサー22C,23C,24Cに接続されて位置検出を実行する回転位置検出手段32とが接続されている。この位置検出センサー22C,23C,24Cは、リール22,23,24の所定位置に設けられた貫通穴を利用して透過型或いは反射型のフォトセンサを採用することができる。
また、前記制御手段26には、前記液晶表示パネル9に表示される変動図柄列9A,9B,9Cの変動表示中にその変動図柄の変動を止めるための停止ボタンスイッチ19として、左停止ボタンスイッチ19A,中停止ボタンスイッチ19B,右停止ボタンスイッチ19Cが操作検出手段33を介して接続ており、この停止ボタンスイッチ19に対する遊技者の操作を受けて操作検出手段33がその操作を検知するとともに、この検知したことを受けて制御手段26が左,中,右の各変動図柄列9A,9B,9Cの変動表示を停止させて停止図柄を確定させる制御が可能となっている。
次に、前述したメダル払出手段を電気的に制御手段26が制御するために、払出ドライバ34を介して制御手段26に接続されており、清算スイッチ13(図1)を操作したり、貯留メダルのストック数が上限(例えば、50枚)を超えると、その払出すべきメダルの数だけメダル払出手段25に払い出す制御を前記制御手段26によって実行する。
また、同様に制御手段26に接続された、乱数発生手段35、クロック発生手段36、左リールカウンタ37、中リールカウンタ38、右リールカウンタ39、払出率設定手段40、引込設定手段41、蹴飛ばし設定手段42、図柄テーブル43、未払出数記憶手段44、記憶手段45の機能については、以下のフロー説明の中などで随時詳細に説明する。クロック発生手段36はクロック信号を発生し、このクロック信号に基づいて記憶手段45に予め記憶された各種の制御プログラムや遊技プログラムなどのプログラムを制御手段6が実行する。記憶手段45には、この制御プログラムを実行する場合のワークメモリ領域が形成されている。
また、図7は表示制御手段50を示すブロック図であり、この表示制御手段50は、制御手段26から発せられる画像表示命令に基づいて当該表示制御手段50に接続されている液晶表示パネル9,10を駆動するための駆動信号を発するようになされている。
すなわち表示制御手段50において、インターフェイス回路52は、入出力バス54に接続されており、上述した制御手段26から発せられた画像表示命令は、インターフェイス回路52を介して入出力バス54に供給される。入出力バス54は、中央処理回路(以下、CPUと称する)56にデータ信号又はアドレス信号が入出力されるようになされている。
上述した入出力バス54には、ROM(リード・オンリー・メモリ)58及びRAM(ランダム・アクセス・メモリ)60も接続されている。ROM58は、制御手段26から発せられた画像表示命令に基づいて液晶表示パネル9,10に供給する駆動信号をそれぞれ生成するための表示制御プログラムを記憶している。一方、RAM60は、上述したプログラムで使用するフラグや変数の値をCPU56の制御により記憶するようになされている。
更に、入出力バス54には、画像データプロセッサ(以下、VDPと称する)62も接続されている。このVDP62は、いわゆるスプライト回路、スクリーン回路、及びパレット回路等の回路を含み、液晶表示パネル10に画像を表示させるための種々の処理を行うことができる処理装置である。
上述したVDP62には、制御手段26から発せられた画像表示命令に応じた画像データを記憶するためのビデオRAM64と、液晶表示パネル9に表示される各変動図柄列9A,9B,9Cの画像データや、液晶表示パネル10による演出用のリール22,23,24の非表示制御(後述)の非透過領域のパターンや当該液晶表示パネル10に表示される背景画像のデータ、液晶表示パネル10において種々の演出を行うキャラクタの画像データ等の各種画像データを記憶する画像データ用ROM66と、が接続されている。更に、VDP62には、液晶表示パネル9,10を駆動するための駆動信号を発する駆動回路68も接続されている。
上述したCPU56は、ROM58に記憶されている表示制御プログラムを読み出して実行することにより、制御手段26から発せられた画像表示命令に応じて液晶表示パネル9,10に表示する画像データをビデオRAM64に記憶させる。
また、画像データ用ROM66は、液晶表示パネル9に表示される各変動図柄列の各種画像データや、液晶表示パネル10に演出画面として表示される種々のキャラクタを表すキャラクタ画像データ、液晶表示パネル10に表示される演出画像の背景を構成する背景画像データ等の画像データを記憶する。
ここで、制御手段26は、スタートレバー8を操作したことに応じて乱数発生手段35からの操作される乱数に基づいて内部的な抽選を実行し、その抽選結果が役の成立であった場合に、その役に応じて予め設定された図柄で変動図柄列9A,9B,9Cを停止させることが出来た時に入賞として制御し、以下の動作を実行する。前記役としては、ビックボーナス役、レギュラーボーナス役、及び、複数の小役とを有している。
(BB役)
抽選結果がビックボーナス役の成立であった場合には、ビックボーナスフラグを立てて、ビックボーナス図柄としての例えば「7」を、前記引き込み設定手段41に予め定められたビックボーナス役の成立時の引き込みコマ数を参照しつつ、引き込み制御を図8(A)に示す有効ラインA〜Eに前記「7」を揃えるようなリール制御を制御手段26が実行する。この有効ラインA〜Eの何れかの有効ラインにビックボーナス役の図柄「7」がゾロ目で揃うと、制御手段26がビックボーナス役に応じた所定の図柄で停止したと認識して、メダルの払出制御を行う。
このような引き込み制御を伴う前記リール制御によって、前記図柄列9A,9B,9Cの変動状態・停止状態を遊技者が視認識しつつ、停止させたい図柄を狙って停止ボタンスイッチ19A,19B,19Cを操作する時に、その操作タイミングに多少のズレ(失敗)があっても狙った図柄で停止できるようになるのである。そして、一旦成立したビックボーナス役の成立フラグは後述する小役の成立フラグとは異なり、図柄が変動じて停止するまでの1サイクル遊技で消滅することなく、ビックボーナスの入賞(ビックボーナス役に対する所定の図柄で停止)できるまで、消滅することがなく次のサイクル遊技に持ち越す制御を制御手段26が実行するのである。
ここで変動図柄列9A,9B,9Cに対応したカウンタ37,38,39が設けられており、制御手段26は、変動図柄列9A,9B,9Cを変動させるときは対応するカウンタ37,38,39を変動分だけインクリメントするとともに、表示制御手段50が変動図柄列9A,9B,9Cの基準変動位置を検出したときはカウンタ37,38,39をリセットするようにしている。このようにして、制御手段26は、カウンタ37,38,39のカウント値に基づいて変動図柄列9A,9B,9Cの基準変動位置からの現在の変動位置を判断する。しかし、変動位置を判断できてもどの図柄で停止するかを判断できなければ、前述したような引き込み制御は実現できないため、このような図柄の判断のために操作検出手段33、図柄テーブル43を利用する。つまり、操作検出手段33は、各停止ボタンスイッチ19A,19B,19Cに対する操作を検出して制御手段26に通知する。この通知を受けた制御手段26は、操作検出手段33から通知に動じて、変動図柄列9A,9B,9Cの変動位置と図柄種類との位置関係を記憶した図柄テーブル43を利用して、引き込み停止動作を実行するのである。このように、変動図柄列9A,9B,9Cの位置にどのような図柄が設けられているかを示す図柄テーブルを利用することによって、前述した引き込み制御や、後述する蹴飛ばし制御が実行できるのである。
また、BB役などの各種役の成立のための確率を複数段階に設定できる機能として、払出率設定手段40を設けている。このようにスロットマシン1の払出率を複数段階に設定できることは現在のスロットマシンではポピュラーなものとなっている。しかして、ビックボーナスに入賞すると、制御手段26は、払出ドライバ34を駆動させて所定枚数のメダルの払出制御を実行するのである。
(RB役)
図8、図9に示すように、複数の変動図柄列9A,9B,9Cのそれぞれの3図柄を同時に表示可能な大きさを有する3つの表示領域で変動表示し、内部抽選の抽選結果によってRB役が成立したことに応じて、遊技者の停止ボタンスイッチ19A,19B,19Cの図柄停止操作により、前記複数の領域において前記役ごとに設定された所定の図柄としてのRB役の図柄で停止制御可能としてなり、更に、前記役は、少なくとも2種類以上の小役と、BBとRBとの2つのボーナス役とを有し、前記抽選結果として前記RB役と小役との2つの役が同時に成立した状態となり得る制御内容を担う制御プログラムが記憶手段45内に記憶されている。
しかして、前記RB役が内部抽選で成立し、且つ、前記小役の内の他の小役に比べて高確率で成立するように予め乱数発生手段35により設定された「ある特定の小役」が成立している場合には、前記「ある特定の小役」の成立後に実行される前記停止ボタンスイッチ19(19A,19B,19c)の図柄停止操作により、前記RB役が成立していない状態に比べて、前記「ある特定の小役」に設定された所定の図柄としての「ある特定の小役の図柄」で停止し易いように引き込み制御手段の引き込み情報に基づいて制御手段26が制御するものである。
一方、前記RB役が成立し、且つ、「ある特定の小役」以外の他の小役又はハズレが内部的に前記内部抽選で成立している場合には、前記RB役に対して設定された所定の図柄としての「RB役の図柄」で停止し易いように蹴飛ばし制御手段の蹴飛ばし情報に基づいて制御手段26が制御するものである。蹴飛ばし情報とは、遊技者が役の成立している図柄で停止させようと、タイミングを計って停止ボタンスイッチ19を操作するが、仮に、その操作タイミングが狙った図柄を停止させるタイミングに合致していても、前記蹴飛ばし制御手段の情報(プログラム)に基づいて、最後に停止する変動図柄を通常の停止操作後に停止させる時間よりも遅延して停止させるような制御を制御手段26が実行するのである。このような制御によれば、内部的な抽選結果で前記役が成立しても変動図柄制御で入賞できないように制御することによって、遊技者に公表する確率値が一概に入賞確率に直接的に関与しないようになり、変動図柄制御も考慮するといった検討のためのパラメータ数が増えるため、遊技者にとって攻略本などで攻略する際の攻略案難易度を上げることができるから、遊技者に更に攻略する意欲を駆り立てて興趣を向上させ得ることができるのである。
図8,図9に示すのは、前述したように、内部的にRB役のフラグが成立した以後の遊技における表示状態を示す説明図であり、このRB役が内部的に成立している状態では、前記変動図柄制御が他の役よりも高確率で内部的に成立するように設定された「ある特定の小役」が、前記RB役のフラグが成立していない遊技状態時に比べて入賞させ易い制御を制御手段26が実行することになる。このような入賞させ易い制御とは、引き込み制御の引き込みコマ数を増大させるとともに、蹴飛ばし制御を解除することによって実現することができるようになっている。
図8において、符号A,B,C,D,Eは、有効ラインであり、この有効ライン上に前記役ごとに設定された図柄が揃えば入賞となり、遊技者に前記役ごとに設定されたメダル数の払出しが制御手段26の制御の下で、払出手段5が実行する。
図8(A)では、内部的に成立フラグが成立しているRB役が有効ラインBで左変動図柄,中変動図柄で所定の図柄(RB役の図柄)で停止したリーチ状態になっており、未だ変動中の右変動図柄の有効ラインB上にRB役の図柄が停止すれば、RB役の入賞になる遊技状態を示している。
そして、図8(B)では、上記変動中の右変動図柄の有効ラインBにRB役の図柄が停止した状態を示しており、この表示が行われた後に、RB役に関わる特別遊技が開始される。
なお、図6における未払出数記憶手段44は、制御手段26で指示された記憶手段45に記憶される前記役ごとに予め定められた払出しメダル数を、前記役の入賞に応じて累積記憶するようにしている。
(リールによる演出)
演出用の各リール22,23,24は、制御手段26の制御により左リールドライバ22B,中リールドライバ23B,右リールドライバ24Bにより回転駆動され、当該回転による演出を行うようになされている。各リール22,23,24の回転位置は、位置検出センサー22C,23C,24Cのセンサー出力により回転位置検出手段32で検出される。制御手段26は、この検出結果に基づいて予め決められた演出用プログラムに従って各リール22,23,24を正転及び逆転させることにより趣向性を高めた演出を行うようになされている。ここでリールの正転とは正面から見てリール22,23,24の図柄が上方から下方に移動するような回転方向であり、逆転とは正面から見てリール22,23,24の図柄が下方から上方に移動するような回転方向と意味するものとする。
制御手段26は、遊技者によりメダルが投入され、スタートレバー8が操作されたことに応じて内部抽選を行う。この内部抽選において、制御手段26は、液晶表示パネル9の変動図柄列9A,9B,9Cによって変動図柄の停止ゲームに係る内部抽選に加えて、演出用のリール22,23,24の変動パターンを抽選によりランダムに決定するようになされている。
すなわち、演出用のリール22,23,24は、スタートレバー8が操作されて遊技が開始されると、回転を開始するようになされているが、この際、3つのリールの回転開始時のそれぞれの回転方向、途中で回転方向が変化するリール等の組み合わせ(演出パターン)が内部抽選により決定される。
この場合、図10に示すように、記憶手段45には、演出用のリール22,23,24の演出パターンが対応する演出パターンの番号(1,2,3,……)と共に予め記憶されており、内部抽選時に乱数発生手段35を用いて乱数を発生させ、この発生した数に対応した演出パターンが記憶手段45から読み出されて決定される。例えば図10において演出パターン「3」が決定されると、当該決定された演出用パターンの番号は、メイン基板からサブ基板に受け渡され、サブ基板において当該演出パターンの番号「3」に対応した演出が行われる。すなわちこの演出において、遊技の開始と共に3つの演出用のリール22,23,24がまず正転し、その後所定の時間が経過すると同時に左リール22及び中リール23の回転方向が正転方向から逆転方向に変化する。
このような内部抽選による演出パターンにより演出用のリール22,23,24の回転方向が種々に変化することにより、遊技者の趣向性を高めることができる。なお、図10においては、演出用のリール22,23,24の回転方向が最大で1回のみ変化する場合について示したが、本発明はこれに限らず、最大で複数回変化するような演出パターンを記憶手段45に設定するようにしてもよい。
この実施例においては、かかる演出用のリール22,23,24の回転方向(変動方向)の可変による演出に加えて、演出用のリール22,23,24の表示を非表示状態に制御する演出も制御手段26により実行するようになされている。この非表示状態とは、演出用のリール22,23,24にあっては、その前面に設けられた液晶表示パネル10に印加する電圧を制御することにより、当該液晶表示パネル10を非透過状態とすることで、この裏面側に設けられた演出用のリール22,23,24を隠すことで正面側の遊技者から見えないようにする状態である。この非表示状態は、液晶表示パネル10の各微小領域ごとに印加する電圧を制御することにより、左リール22の表示領域に対応した領域、中リール23の表示領域に対応した領域、右リール24の表示領域に対応した領域についてそれぞれ個別に制御可能となっている。従ってこの実施例では、各演出用のリール22,23,24を個別に非表示状態とすることができ、これにより当該非表示状態による種々の演出を行うことができるようになされている。
このような非表示状態による演出として、記憶手段45に記憶された演出用のリール22,23,24の演出パターン(図10)に対応して、非表示パターンが記憶されている。この非表示パターンは、図10に示した演出パターンに対応して、リールの動きに応じて当該リールを非表示状態に制御するパターンとなっている。例えば図10において、演出用パターン「1」が選択されると、これに応じて図11における非表示パターン「1」が選択される。この非表示パターンは、演出パターンが左リール22、中リール23、右リール24のいずれもがその回転方向を変化させない演出パターンとなっていることに応じて、いずれのリールも非表示状態となしない非表示パターンとなっている。また、図10において、演出パターン「2」が選択されると、これに応じて図11における非表示パターン「2」が選択される。この非表示パターンは、演出パターンが左リール22についてのみその回転方向を正転から逆転に変化させる演出パターンとなっていることに応じて、左リール22についてのみその回転方向が変化するタイミング(回転開始から5秒後)でこのリールのみを非表示状態とする非表示パターンとなっている。因みに、図11に示す秒数は、リールの回転開始から非表示状態とするまでの時間を示すものであり、この時間は、演出パターンとしてリールの回転方向が変化するタイミングと一致するようになされている。ただし、演出用のリール22,23,24においては、その回転方向を変化させる際に、徐々に原則して5秒後に一旦停止し、その後逆方向に加速するように回転方向を変化させる動作となっていることにより、非表示制御を行うタイミングとしては、5秒後を中心としてある幅をもった時間だけ非表示状態とするようになされている。
これにより、演出用のリール22,23,24の回転方向が変化する際には、その回転速度が原則しはじめてから一旦停止し逆方向に回転開始して一定速度に達するまでの間においてはリールが見えないようにすることができる。従ってこの演出を見た遊技者は非表示状態となったリールがどのような回転状態となっているかを見ることができなくなり、再びリールが見えるまでの間において、リールの状態を予測するといった趣向性をもつことができるようになる。
なお、この実施例においては、演出用のリール22,23,24の回転方向を変化させるタイミングを回転開始から5秒後とすることに応じて、非表示パターンも同様に5秒後に非表示状態とするようになされているが、本発明はこれに限らず、演出用のリール22,23,24の回転方向を変化させるタイミングを他の時間に設定する場合にあっては、その時間に合わせた非表示パターンを設定するようにすればよい。また図10においては、演出用のリール22,23,24の演出パターンとして回転方向を1回のみ変化させる場合について述べたが、本発明はこれに限らず、2回以上変化させるようにしてもよく、この場合においてはこれに合わせて非表示パターンを設定するようにすればよい。
図12は、内部抽選結果によって演出用のリール22,23,24の演出パターン「3」(図10)が選択された場合の演出用のリール22,23,24の状態を示す略線図である。この演出パターン「3」では、遊技の開始と共に3つの演出用のリール22,23,24がまず正転し(図12(A))する。この状態においては、液晶表示パネル10における各演出用のリール22,23,24に対応した領域10A,10B,10Cは透過状態となっており、各演出用のリール22,23,24は表示状態となっている。その後所定の時間(5秒)が経過すると同時に左リール22及び中リール23に対応した領域10A,10Bが非透過状態に切り替えられることにより、これらのリールが非表示状態に制御され(図12(B))る。なお、この間に左リール22及び中リール23の回転方向が逆転する。そして当該逆転による回転が開始されると左リール22及び中リール23に対応した領域10A,10Bが非透過状態から透過状態に切り替えられ、これらのリールが非表示状態から表示状態に変化し(図12(C))、逆転するリール(左リール22、中リール23)と正転する右リール24とが遊技者から見えるようになる。
このように、演出用のリール22,23,24にあっては、その演出パターンによって回転方向が変化する際に液晶表示パネル10の対応する領域が非透過状態に切り替えられることにより非表示状態となる。これにより、遊技者は非表示状態となった際に回転状態がどのように変化するかといった興味を持つこととなり、趣向性を高めることができる。
なお、趣向性をさらに高める方法として、回転方向が変化しない場合にあってもそのリールを非表示状態とする非表示パターンを用意することにより、非表示状態となってもリールの回転方向が変化しない場合があるようにすることができ、遊技者は非表示状態から再び表示状態に移行した際に、リールの回転方向がどのようになっているかということを予期し得なくなり、回転状態を予測するという楽しみを持つことができる。
さらにこの場合、液晶表示パネル9による変動図柄列9A,9B,9Cによる図柄停止ゲーム用の内部抽選結果に連動して演出用のリール22,23,24の演出パターンを決定するようにすれば、演出用のリール22,23,24による演出が遊技者の遊技結果を直接反映することとなり、遊技者は演出用のリール22,23,24の演出パターンに一段と注意を払うこととなる。しかして演出用のリール22,23,24を非表示制御により演出することで、遊技結果を直接反映した演出用のリール22,23,24の回転方向がどのように変化するか、又は変化しないかといった注意を払う遊技者に対して、一段と高い興奮を煽ることが可能となる。
(動作フロー)
次に、図13に基づいて、この実施の形態のスロットマシン1の動作について説明する。
まず、図11において、メダルが投入されると、メダル投入口7にメダルが投入されたことをメダル検出手段30が検出し(S100)、この検出結果を制御手段26に伝達する。当該検出結果を伝達された制御手段26は、投入されたメダルの数に応じて有効ラインを設定する(S101)。例えば、投入されたメダルの数が1枚投入された場合には、図8(A)の有効ラインBを有効とし、2枚のメダルが投入された場合には、同図(A)の有効ラインA,Cが更に有効ラインとして設定され、3枚のメダルが投入された場合には、同図の有効ラインA〜Eの5ラインが有効ラインとして設定される。
そして、遊技者がスタートレバー8を操作したとスタート検出手段が検出すると(S102:YES)、乱数発生手段35から抽出される役ごとの乱数に応じて内部抽選を実行する(S103)。つまり、乱数発生手段35から発生する乱数に応じて、BB役、RB役、或いは各種の払い出しメダル数の異なる小役、若しくは再ゲームに移行するためのリプレイ役が成立することになる。この成立した役は成立する毎に記憶手段45に記憶される。またこれと同時に、乱数発生手段35から抽出される乱数に応じて、図10、図11について上述したように演出用のリール22,23,24の演出用パターン及び非表示パターンを決定する。
そして、前述した内部抽選と同時又は後に、制御手段26は液晶表示パネル9の変動図柄列9A,9B,9Cを変動させると共に、演出用のリール22,23,24に対応したリールドライバを制御してステッピングモータ22A,23A,24Aでリール22,23,24を回転させる(S104)。また液晶表示パネル10による非表示制御も行う。これにより、液晶表示パネル9の変動図柄列9A,9B,9Cの変動が開始されると同時に、演出用のリール22,23,24の回転及びこの回転方向の変化により演出が開始される。なお、この実施例の場合、変動図柄列9A,9B,9Cの図柄停止ゲームに供する役の成立と、演出用のリール22,23,24の演出パターンの決定とを別々の乱数を用いて決定するようにしているが、本発明はこれに限らず、役の成立に係る乱数を演出パターンの決定に用いる等、役の成立と演出パターンとを関連付けるようにしてもよい。このようにすれば、演出用のリール22,23,24の演出パターンが図柄停止ゲームの内部抽選結果を反映したものとなり、遊技の趣向性をさらに高めることができる。
またこの際、表示制御手段50により液晶表示パネル10に種々の演出用キャラクタによる演出用も行う。
続いて、遊技者が停止ボタンスイッチ19の停止操作を行うと、前記停止ボタンスイッチ19と電気的に接続された操作検出手段33が操作があったことを制御手段26に伝達する(S105:YES)。
前記停止操作があったことを制御手段26が受信すると、制御手段26は停止操作のあった変動図柄列9A,9B,9Cに対して、停止処理を実行する(S106)。
前記制御手段26が全変動図柄列9A,9B,9Cの停止が完了したと判定した場合(S107:YES)には、停止した図柄の判定を行うと共に停止した図柄を記憶手段45に記憶し(S108)、この判定結果に対応する役に応じた払出処理やリプレイ処理(リプレイゲーム)(S109)を実行する。勿論、ハズレ役であった場合には、メダルの払出はなされない。
ビックボーナスやレギュラーボーナス役で入賞している場合(S110:YES)には、それぞれの役に応じた特別遊技処理を実行する(S111)。
図14は図13における演出用リールの変動処理手順を示すフローチャートである。この図14に示すように、制御手段26は、図13における演出用リールの変動処理手順に入ると、まず抽選結果に基づく演出パターンを読み出す(S120)。因みに抽選結果は一旦記憶手段45に記憶されており、このステップにおいて制御手段26は記憶手段45から抽選結果を読み出すこととなる。
続いて制御手段26は、演出パターンに対応した非表示パターンを記憶手段45から読み出し(S121)、さらに演出パターンに基づいて演出用のリール22,23,24を回転制御する(S122)。そしてこの回転開始に伴って非表示パターンに基づく液晶表示パネル10の透過/非透過制御を行うことにより演出用のリール22,23,24の非表示制御を行う(S123)。
かくして演出用のリール22,23,24は、演出パターンに基づいて回転制御され、さらにこの回転制御に応じて非表示制御がなされる。
以上の構成によれば、演出用のリール22,23,24の回転方向を変化させると共に非表示制御による演出を行うことにより、遊技者に対して一段と趣向性の高い遊技を提供することができる。
(他の実施例)
なお上述の実施例においては、各演出用のリール22,23,24のうち、2つ以上の回転方向を変化させる際に、その回転方向を変化させるタイミングを同じタイミングとする場合について述べたが、本発明はこれに限らず、タイミングをずらして変化させるようにしてもよく、これに応じて非表示制御を行うようにしてもよい。また、リールを一旦停止させた後、回転方向を変化させることなく、それまでと同一方向に回転を再起動するようにしてもよい。このように、演出用のリール22,23,24の演出パターンは、図10に示したパターン以外にも種々のパターンを適用することができ、これに応じて図11に示した非表示パターン以外にも種々の非表示パターンを適用することができる。
また上述の実施例においては、遊技の1サイクル中に各演出用のリール22,23,24の回転方向を変化及び非表示制御による演出を行う場合について述べたが、本発明はこれに限らず、遊技と遊技の間の待ち時間に同様の演出を行うようにしてもよい。
また上述の実施例においては、演出用のリール22,23,24の回転方向が変化することに応じて当該リールを非表示制御する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、回転方向が変化しないリールを非表示状態に制御するようにしてもよい。
また上述の実施例においては、液晶表示パネル10の演出用のリール22,23,24に対応した一部領域10A,10B,10Cを非透過制御することにより演出用のリール22,23,24を個別に非表示制御を行う場合について述べたが、本発明はこれに限らず、すべての演出用のリール22,23,24に対応した領域又は液晶表示パネル10全体を同時に非透過制御することにより、回転方向が変化するリールに関わらずすべてのリールを非表示状態に制御するようにしてもよい。
また上述の実施例においては、演出用のリール22,23,24において非表示状態に制御する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、液晶表示パネル9の変動図柄列9A,9B,9Cにおいてスタートレバー8が操作された後、停止ボタンスイッチ19が操作されるまでの間に同様の変動図柄の変動方向の変化による演出及び又は非表示状態に制御する演出を行うようにしてもよい。このようにすれば、図柄停止ゲームを行う変動図柄に対して直接非表示制御による演出を行うことで、遊技者の趣向性を一段と高めることができる。この場合、図10、図11に示した演出パターン及び非表示パターン用のテーブルに基づいて演出パターン、非表示パターンを決定するようにすればよい。
また上述の実施例においては、液晶表示パネル9の変動図柄列9A,9B,9Cを図柄停止ゲーム用として用い、各リール22,23,24を演出用として用いる場合について述べたが、本発明はこれに限らず、液晶表示パネル9の変動図柄列9A,9B,9Cを演出用として用い、各リール22,23,24を図柄停止ゲーム用として用いるようにしてもよい。この場合、液晶表示パネル9の変動図柄列9A,9B,9C及び又は各リール22,23,24の変動方向を例えば図10に示した演出パターンに従って変化させると共に、図11に示した非表示パターンに従って非表示制御するようにすればよい。
本発明は遊技機及び遊技プログラムに関し、例えばスロットマシン等の遊技機及びその遊技機を動作させる遊技プログラムに適用することができる。
この発明の一実施例に関わるスロットマシンの外観斜視図である。 図1のスロットマシンの正面図である。 図1のスロットマシンの側面図である。 図1のスロットマシンの上面図である。 図1のスロットマシンの筐体の内部構造を示す概略図である。 図1のスロットマシンのハードブロック図である。 図1のスロットマシンの表示制御手段の構成を示すブロック図である。 図柄の変動表示する領域を部分的に拡大した説明図である。(A)は、ある特定の小役とRB役との両役でのリーチ状態を示す説明図である。(B)は、(A)のリーチ状態からRB役の図柄が入賞した状態を示す説明図である。 図柄の変動表示する領域を部分的に拡大した説明図である。(C)は、(A)のリーチ状態から「ある特定の小役」が入賞した状態を示す説明図である。(D)は、「ある特定の小役」が入賞した状態を示す説明図である。(E)は、RB役の図柄が入賞した状態を示す説明図である。 演出用のリール22,23,24の演出パターンを示す図表である。 非表示パターンを示す図表である。 演出用のリール22,23,24の演出パターン及び非表示パターンによる演出例を示す略線図である。 この発明の実施例を示すスロットマシンの動作フロー図である。 この発明の実施例を示すスロットマシンの演出用動作フロー図である。
符号の説明
1……スロットマシン、9……液晶表示パネル、9A,9B,9C……変動図柄列、19……停止ボタンスイッチ、19A……左リール停止ボタンスイッチ、19B……中リール停止ボタンスイッチ、19C……右リール停止ボタンスイッチ、22……左リール、22A……(左リール用)ステッピングモータ、22B……左リールドライバ、22C……(左リール用)センサー、23……中リール、23A……(中リール用)ステッピングモータ、23B……中リールドライバ、23C……(中リール用)センサー、24……右リール、24A……(右リール用)ステッピングモータ、24B……右リールドライバ、24C……(右リール用)センサー、26……制御手段、35……乱数発生手段、36……クロック発生手段、37……左リールカウンタ、38……中リールカウンタ、39……右リールカウンタ、41……引き込み設定手段、42……蹴飛ばし設定手段、43……図柄テーブル、45……記憶手段

Claims (26)

  1. 複数の図柄を少なくとも3つ以上の領域で変動表示し、内部抽選の抽選結果によって役が成立したことに応じて、遊技者の図柄停止操作入力により前記複数の領域において前記役ごとに設定された所定の図柄で停止制御可能とし、各前記複数の領域において成立した役の組み合わせで図柄が停止したことを条件に遊技者に多くの賞を提供し得る特別遊技へ移行し得るスロットマシンであって、
    前記複数の変動する図柄とは異なる複数の演出用図柄を複数の領域で変動表示させる演出用図柄変動表示手段と、
    前記演出用図柄を変動表示する複数の領域のうちの1つ又は2つ以上で前記変動する演出用図柄を所定のタイミングで所定時間非表示状態とする制御手段と
    を備えることを特徴とする遊技機。
  2. 前記制御手段は、前記非表示状態とした領域の1つ又は2つ以上での前記演出用図柄の変動方向を変化させることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記制御手段は、前記複数の図柄の変動開始から停止までの1サイクル中に前記非表示状態とした領域の1つ又は2つ以上での前記演出用図柄の変動方向を変化させることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  4. 前記制御手段は、前記内部抽選の抽選結果に基づいて前記演出用図柄の変動方向を変化させることを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  5. 前記制御手段は、前記内部抽選の抽選結果に基づいて、前記演出用図柄を変動表示させる複数の領域のうちの前記演出用図柄の変動方向を変化させる領域を決定することを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  6. 前記制御手段は、前記演出用図柄を変動表示させる複数の領域のうちの前記演出用図柄の変動方向を変化させる領域をランダムに決定することを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  7. 前記制御手段は、前記演出用図柄を変動表示させる複数の領域のうち、2つ以上の領域での前記演出用図柄の変動方向を時間差をもって変化させることを特徴とする請求項2又は請求項4に記載の遊技機。
  8. 複数の図柄を少なくとも3つ以上の領域で変動表示し、内部抽選の抽選結果によって役が成立したことに応じて、遊技者の図柄停止操作入力により前記複数の領域において前記役ごとに設定された所定の図柄で停止制御可能とし、各前記複数の領域において成立した役の組み合わせで図柄が停止したことを条件に遊技者に多くの賞を提供し得る特別遊技へ移行し得るスロットマシンであって、
    前記図柄の変動開始後、前記遊技者の図柄停止操作入力までの間に、前記図柄を変動表示する複数の領域のうちの1つ又は2つ以上で前記変動する図柄を所定のタイミングで所定時間非表示状態とする制御手段を備えることを特徴とする遊技機。
  9. 前記制御手段は、前記非表示状態とした領域の1つ又は2つ以上での前記演出用図柄の変動方向を変化させることを特徴とする請求項8に記載の遊技機。
  10. 前記制御手段は、前記内部抽選の抽選結果に基づいて前記変動方向を変化させることを特徴とする請求項9に記載の遊技機。
  11. 前記制御手段は、前記内部抽選の抽選結果に基づいて、前記図柄を変動表示する複数の領域のうちの前記図柄の変動方向を変化させる領域を決定することを特徴とする請求項9に記載の遊技機。
  12. 前記制御手段は、前記図柄を変動表示する複数の領域のうちの前記図柄の変動方向を変化させる領域をランダムに決定することを特徴とする請求項9に記載の遊技機。
  13. 前記制御手段は、前前記図柄を変動表示する複数の領域のうち、2つ以上の領域での前記図柄の変動方向を時間差を持って変化させることを特徴とする請求項9又は請求項10に記載の遊技機。
  14. 複数の図柄を少なくとも3つ以上の領域で変動表示し、内部抽選の抽選結果によって役が成立したことに応じて、遊技者の図柄停止操作入力により前記複数の領域において前記役ごとに設定された所定の図柄で停止制御可能とし、各前記複数の領域において成立した役の組み合わせで図柄が停止したことを条件に遊技者に多くの賞を提供し得る特別遊技へ移行し得るスロットマシンに遊技を実行させる遊技プログラムであって、
    前記複数の変動する図柄とは異なる複数の演出用図柄を複数の領域で変動表示させる演出用図柄変動表示ステップと、
    前記演出用図柄を変動表示する複数の領域のうちの1つ又は2つ以上で前記変動する演出用図柄を所定のタイミングで所定時間非表示状態とする制御ステップと
    を備えることを特徴とする遊技プログラム。
  15. 前記制御ステップは、前記非表示状態とした領域の1つ又は2つ以上での前記演出用図柄の変動方向を変化させることを特徴とする請求項14に記載の遊技プログラム。
  16. 前記制御手ステップは、前記複数の図柄の変動開始から停止までの1サイクル中に前記非表示状態とした領域の1つ又は2つ以上での前記演出用図柄の変動方向を変化させることを特徴とする請求項14に記載の遊技プログラム。
  17. 前記制御ステップは、前記内部抽選の抽選結果に基づいて前記演出用図柄の変動方向を変化させることを特徴とする請求項15に記載の遊技機。
  18. 前記制御ステップは、前記内部抽選の抽選結果に基づいて、前記演出用図柄を変動表示させる複数の領域のうちの前記演出用図柄の変動方向を変化させる領域を決定することを特徴とする請求項15に記載の遊技プログラム。
  19. 前記制御ステップは、前記演出用図柄を変動表示させる複数の領域のうちの前記演出用図柄の変動方向を変化させる領域をランダムに決定することを特徴とする請求項15に記載の遊技プログラム。
  20. 前記制御ステップは、前記演出用図柄を変動表示させる複数の領域のうち、2つ以上の領域での前記演出用図柄の変動方向を時間差をもって変化させることを特徴とする請求項15又は請求項17に記載の遊技プログラム。
  21. 複数の図柄を少なくとも3つ以上の領域で変動表示し、内部抽選の抽選結果によって役が成立したことに応じて、遊技者の図柄停止操作入力により前記複数の領域において前記役ごとに設定された所定の図柄で停止制御可能とし、各前記複数の領域において成立した役の組み合わせで図柄が停止したことを条件に遊技者に多くの賞を提供し得る特別遊技へ移行し得るスロットマシンに遊技を実行させる遊技プログラムであって、
    前記図柄の変動開始後、前記遊技者の図柄停止操作入力までの間に、前記図柄を変動表示する複数の領域のうちの1つ又は2つ以上で前記変動する図柄を所定のタイミングで所定時間非表示状態とする制御ステップを備えることを特徴とする遊技プログラム。
  22. 前記制御ステップは、前記非表示状態とした領域の1つ又は2つ以上での前記演出用図柄の変動方向を変化させることを特徴とする請求項21に記載の遊技プログラム。
  23. 前記制御ステップは、前記内部抽選の抽選結果に基づいて前記変動方向を変化させることを特徴とする請求項22に記載の遊技プログラム。
  24. 前記制御ステップは、前記内部抽選の抽選結果に基づいて、前記図柄を変動表示する複数の領域のうちの前記図柄の変動方向を変化させる領域を決定することを特徴とする請求項22に記載の遊技プログラム。
  25. 前記制御ステップは、前記図柄を変動表示する複数の領域のうちの前記図柄の変動方向を変化させる領域をランダムに決定することを特徴とする請求項22に記載の遊技プログラム。
  26. 前記制御ステップは、前前記図柄を変動表示する複数の領域のうち、2つ以上の領域での前記図柄の変動方向を時間差を持って変化させることを特徴とする請求項22又は請求項23に記載の遊技プログラム。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009178322A (ja) * 2008-01-30 2009-08-13 Aruze Corp 遊技機
JP2012210537A (ja) * 2012-08-09 2012-11-01 Universal Entertainment Corp 遊技機
JP2016022340A (ja) * 2014-07-24 2016-02-08 株式会社大都技研 遊技台

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