JP2005124835A - ミシン - Google Patents

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Abstract

【課題】設置に要する面積が小さくて済み、加工精度の経時的な劣化を防ぐことができるミシンを提供する。
【解決手段】ミシン1は、2つの支柱11と、支柱11間に水平に掛け渡された第1クロスビーム12と、第1クロスビーム12の下方に水平に配置され、両端部が各支柱11によって支持された支持ビーム13と、第1クロスビーム12と平行に配置された第2クロスビーム14と、一方端が各支柱11の前面に固設され、他方端が第2クロスビーム14の両端部を支持する2つの支持アーム15とからなる支持フレーム10と、第1クロスビーム12に配設され、縫製対象物を縫製する複数のヘッド20と、支持ビーム13に支持されたテーブル21と、テーブル21上に配設され、縫製対象物を保持する縫製枠22と、第2クロスビーム14に沿って移動自在にこれに支持され、レーザ光を縫製対象物に照射してこれを加工するレーザ照射装置23とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、縫製対象物を縫製する複数のヘッド、及び当該ヘッドにより縫製された縫製対象物にレーザ光を照射して当該縫製対象物を加工するレーザ照射装置を備えたミシンに関する。
従来、上述したミシンとして、例えば、特開平8−191973号公報に開示されたものが知られている。このミシンは、所定間隔を隔てて配設される2つの支柱と、各支柱間に水平に掛け渡されたクロスビームと、クロスビームの下方に水平に配置され、両端部が各支柱によってそれぞれ支持された支持ビームとからなる支持フレームと、クロスビームにその長手方向に沿って所定間隔で配設され、布などの縫製対象物を縫製する複数のミシンヘッドと、ミシンヘッドの下方に配置され、下面が支持ビームによって支持されるテーブルと、縫製対象物を保持する矩形の枠体であって、クロスビームの長手方向及びこれと水平面内で直交する方向の直交2軸方向に移動自在にテーブル上に配設された縫製枠と、各ミシンヘッドに対応して設けられ、レーザ光を縫製枠内の縫製対象物に照射して当該縫製対象物を加工する複数のレーザ照射装置などから構成される。
尚、前記各レーザ照射装置は、クロスビームに支持されて、レーザ光を照射するレーザ発振器と、ミシンヘッドの側面に付設されて、レーザ発振器から照射されたレーザ光を縫製対象物上に案内するレーザヘッドとを備える。
斯くして、このように構成されたミシンでは、縫製対象物を直交2軸方向に移動させながら各ミシンヘッドを動作させることにより当該縫製対象物に対して所定の縫製が施され、この後、縫製対象物を再度直交2軸方向に移動させながら各レーザ照射装置からレーザ光を照射することにより、縫製対象物に対して所定の加工が行われる。
しかしながら、このミシンでは、各ミシンヘッドに対応して複数のレーザ照射装置が設けられていることから、その製造コストが高くなるという問題があり、また、ミシンヘッドに加えて複数のレーザ照射装置を備えているため、クロスビームに相当の重量が作用して当該クロスビームが撓み易く、この結果、縫製対象物を精度良く縫製したり、レーザ加工することができないという問題があった。
そこで、これらの問題を解消すべく、近年、前記支持フレーム,各ミシンヘッド,テーブル及び縫製枠などからなるミシン本体と、レーザ照射装置とを別体にしたミシンが提案されている。
このミシンでは、前記レーザ照射装置は、ミシン本体を挟むようにその各支柱の外側にそれぞれ配設された2つの支柱、及びミシン本体が設置されるクロスビームより高い位置でこれと平行に各支柱間に掛け渡されたクロスビームからなる支持フレームと、テーブルの上方に配置されて、クロスビームの長手方向に沿って移動自在にこれに支持され、レーザ光を縫製対象物に照射して当該縫製対象物を加工する照射装置本体などから構成される。
斯くして、このミシンでは、上記と同様にして縫製対象物に対し縫製を施した後、前記照射装置本体をクロスビームの長手方向に沿って移動させて、前記ミシンヘッドに対応して予め設定された複数の加工位置に順次位置決めし、各加工位置において、縫製対象物を前記直交2軸方向に移動させながら照射装置本体からレーザ光を照射することにより、縫製対象物に対して所定の加工を行う。
尚、前記照射装置本体については、縫製対象物上におけるレーザ光の照射位置を走査可能に構成されているものもあり、この場合には、照射装置本体から照射されるレーザ光が、縫製対象物上で走査され、かかる操作によって縫製対象物が加工される。
特開平8−191973号公報
ところが、ミシン本体とレーザ照射装置とを別体に構成した場合、上記のような問題は解消されるものの、その一方で、以下に説明するような問題があった。
即ち、このタイプのミシンでは、その据付にあたり、ミシン本体の設置スペースと、レーザ照射装置の設置スペースとが必要であり、レーザ照射装置の各支柱がミシン本体を挟むようにその各支柱の外側に配設されていることから、より広い設置スペースを必要とするのである。
また、縫製対象物の加工対象部分を精度良く加工するには、縫製を施すミシンヘッドに対し、クロスビームの長手方向に設定された照射装置本体の加工位置を正確に位置決めする必要があり、このためには、ミシン本体が設置されるクロスビームと、照射装置本体が支持されるクロスビームとの平行度を高精度に設定する必要があるが、ミシン本体とレーザ照射装置とを別体にした上記構成のミシンでは、かかる設定(据付調整)が容易ではなく、また、ミシン本体やレーザ照射装置で生じた振動によりこれらの相対的な位置関係が容易に変化して、上記ミシンヘッドに対する加工位置が位置ずれするため、精度の良い加工を行うことができないという問題がある。更に、このように位置ずれした場合には、時間を要する据付調整を再度行わなければならない。
本発明は、以上の実情に鑑みなされたものであって、設置に要する面積が小さくて済み、しかも、加工精度の経時的な劣化を防ぐことができるミシンの提供をその目的とする。
上記目的を達成するための本発明は、所定間隔を隔てて配設される2つの支柱と、該支柱間に水平に掛け渡された第1クロスビームと、該第1クロスビームの下方に水平に配置され、両端部が前記各支柱によってそれぞれ支持された支持ビームと、前記第1クロスビームの前方にこれと平行に配置された第2クロスビームと、同じく前記第1クロスビームの前方に配設され、一方端側が前記各支柱の前面にそれぞれ固設され、他方端側が前記第2クロスビームの両端部をそれぞれ支持する2つの支持アームとからなる支持フレームと、
縫製対象物を縫製する縫製機構を具備し、前記第1クロスビームに、その長手方向に沿って所定間隔で配設された複数のヘッドと、
前記縫製機構を駆動する第1駆動機構と、
前記ヘッドの下方に配置され、下面が前記支持ビームによって支持されるテーブルと、
縫製対象物を保持する枠体であって、前記第1クロスビームの長手方向及びこれと水平面内で直交する方向の直交2軸方向に移動自在に前記テーブル上に配設された縫製枠と、
前記縫製枠を駆動して前記直交2軸方向に移動させる第2駆動機構と、
前記第2クロスビームの長手方向に沿って移動自在に該第2クロスビームに支持され、レーザ光を前記縫製枠内の縫製対象物に照射して該縫製対象物を加工するレーザ照射装置と、
前記レーザ照射装置を駆動して前記第2クロスビームの長手方向に沿って移動させる第3駆動機構とを備えてなることを特徴とするミシンに係る。
本発明では、ヘッドが配設された第1クロスビームを支持する支柱に、レーザ照射装置が支持された第2クロスビームを支持する支持アームが固設されて、これらが一体的に設けられており、第1クロスビームと第2クロスビームとはこれらが高精度に平行度を保つように支柱に支持される。
そして、本発明によれば、まず、各ヘッドと対向するように布などの縫製対象物が縫製枠に保持され、縫製対象物を保持した縫製枠が第2駆動機構により駆動されて直交2軸方向に移動せしめられるとともに、各ヘッドの縫製機構が第1駆動機構により駆動され、これにより当該縫製対象物に所定の縫製が施される。
ついで、レーザ照射装置が第3駆動機構により駆動されて第2クロスビームの長手方向に沿って移動して、各ヘッドに対応して予め設定された複数の加工位置に順次位置決めされ、各加工位置において、縫製対象物が上記と同様にして直交2軸方向に移動せしめられながら、レーザ照射装置からレーザ光が照射され、これにより縫製対象物に対して所定の加工が行なわれる。尚、このレーザ加工としては、例えば、縫製対象物を所定形状に裁断したり、縫製対象物を脱色させたり、縫製対象物に文字や模様を形成したり、複数枚の縫製対象物を相互に溶着させたりする加工を挙げることができる。
前記第2クロスビームは、その両端部がその長手方向に対して水平面内で直交する方向に移動自在に前記支持アームによって支持され、当該両端部の前記方向における位置が、調整機構によって調整可能に構成されていても良い。
また、前記各支持アームは、前記各支柱に着脱可能に取り付けられて構成されていて良い。
また、前記レーザ照射装置は、前記縫製対象物上におけるレーザ光の照射位置を走査可能に構成されていても良い。
本発明によれば、ヘッドが配設された第1クロスビームを支持する支柱に、レーザ照射装置が支持された第2クロスビームを支持する支持アームが固設されて、これらが一体的に設けられているので、支持フレームの剛性を高めることができる。また、振動などによって第1クロスビームと第2クロスビームと間の相対的な位置関係が変化することも無く、更に、レーザ照射装置の支持フレームとミシン本体の支持フレームとを別々に設けた従来のミシンに比べて、その構造がコンパクトであり、設置面積を小さくすることができる。
また、調整機構により、第2クロスビーム両端部の位置を調整可能にすれば、ヘッドが配設される第1クロスビームと、レーザ照射装置が支持される第2クロスビームとの平行度を容易に調整することが可能で、各ヘッドに対するレーザ照射装置の加工位置を高精度に設定することができ、この結果、縫製対象物の加工対象部分を精度良く加工することができる。
また、各支持アームを、各支柱に着脱可能に取り付けるようにすれば、ミシンの運搬,搬入に際し、これらを分離,分解して運搬,搬入することができ、かかる運搬,搬入が容易なものとなる。
更に、レーザ照射装置から照射されるレーザ光を走査可能に構成すれば、縫製枠の移動によって縫製対象物を移動させることなく、レーザ光の走査によって縫製対象物を加工することができるため、縫製枠の移動に伴う振動を生じることなく、迅速に加工を行なうことができる。
以下、本発明の具体的な実施形態について、添付図面に基づき説明する。尚、図1は、本発明の一実施形態に係るミシンの概略構成を示した正面図であり、図2は、図1における矢示A−A方向の断面図であり、図3は、図1における矢示B−B方向の断面図である。
図1乃至図3に示すように、本例のミシン1は、所定間隔を隔てて配設される2つの支柱11と、支柱11の上部間に水平に掛け渡され固着された第1クロスビーム12と、第1クロスビーム12の下方に水平に配置され、両端部が各支柱11によってそれぞれ支持された支持ビーム13と、第1クロスビーム12より前側且つ高い位置で当該第1クロスビーム12と平行に配置された第2クロスビーム14と、一方端が各支柱11の前面にそれぞれ固設され、他方端が第2クロスビーム14の両端部をそれぞれ支持する2つの支持アーム15などから構成される支持フレーム10と、第1クロスビーム12に支持された複数のヘッド20と、ヘッド20の下方に配置され、下面が支持ビーム13により支持されたテーブル21と、テーブル21上に配設され、布などの縫製対象物を保持する矩形の縫製枠22と、第2クロスビーム14に支持され、縫製枠22によって保持される縫製対象物にレーザ光を照射して当該縫製対象物を加工するレーザ照射装置23などを備える。
前記各支柱11は、基部11aと、この基部11a上に垂直に延設された垂直部11bとを有する逆T字状に形成された部材であり、当該垂直部11bに第1クロスビーム12及び支持ビーム13が固着される。
また、前記支持フレーム10は、上記の他に、各ビーム12,13の長手方向の略中間位置を支持する支持部材16を備えており、この支持部材16は、基部16aと、基部16a上に垂直に延設され、その上端面によって支持ビーム13の下面を支持する垂直部16bと、一端が支持ビーム13の後面に固着された水平部16cと、一端が水平部16cの他端下面に固着され、他端が垂直部16bに固着された連結部16dと、逆L字状に形成されて、水平部分の端部が第1クロスビーム12の後面に固着され、垂直部分の下端部が水平部16cの上面に固着された連結部16eとからなる。
前記第2クロスビーム14の後面には、その長手方向に沿ってガイドレール14aが配設され、前記各支持アーム15は、L字状に形成されて、水平部分の端部がテーブル21より下方の垂直部11bの前面に固設され、垂直部分の上端部が第2クロスビーム14の端部に固着されている。
前記各ヘッド20は、第1クロスビーム12の前面に、当該第1クロスビーム12の長手方向に沿って所定間隔で一列に配設されている。このヘッド20は、下端部に縫い針が装着された複数の針棒と、各針棒に対応して設けられた複数の天秤と、これら複数組の針棒及び天秤の内、その一組を縫製位置に割り出す割出機構などから構成される縫製機構20aを備えており、割出機構によって縫製位置に割り出された針棒及び天秤が、図示しない適宜第1駆動機構により駆動されることで縫製対象物を縫製する。
前記テーブル21は、矩形状に形成されるとともに、その長手方向の両端部に切り欠き部21aがそれぞれ設けられており、当該各切り欠き部21aに、各垂直部11bが収容される。
前記縫製枠22は、第1クロスビーム12の長手方向と平行な方向であるX軸方向及びこれと水平面内で直交する方向であるY軸方向の直交2軸方向に移動自在にテーブル21上に設けられ、図示しない第2駆動機構により駆動されて前記直交2軸方向に移動せしめられる。
前記レーザ照射装置23は、前記ガイドレール14aと係合し、これに沿ってX軸方向に移動自在となった案内部材24と、この案内部材24に固設されて、レーザ光を照射する照射装置本体25などからなる。
前記照射装置本体25は、レーザ光を照射するレーザ発振器(図示せず)と、照射されたレーザ光を下方に導くとともに、水平な二次元平面内でレーザ光を走査させる走査機構(図示せず)とをケース25a内に収納した構成を備え、ケース25aの下面開口部25bから下方に向けてレーザ光を照射して、当該開口部25bの下方に位置する縫製対象物を加工する。
また、前記案内部材24は、図示しない第3駆動機構により駆動され、ガイドレール14aに沿ってX軸方向に移動するように構成されており、当該案内部材24が移動せしめられることで、照射装置本体25がX軸方向に移動する。照射装置本体25は、各ヘッド20に対応して予め設定された各加工位置に位置決めされるようになっており、かかる加工位置において、前記照射装置本体25からレーザ光が照射されて縫製対象物が加工される。
以上のように構成された本例のミシン1によれば、各ヘッド20と対向するように縫製対象物が縫製枠22によって保持され、縫製対象物を保持した縫製枠22が第2駆動機構(図示せず)により駆動されて直交2軸方向に移動せしめられるとともに、各ヘッド20の縫製機構20aが第1駆動機構(図示せず)により駆動され、これにより、縫製対象物に所定の縫製が施される。
ついで、縫製枠22が第2駆動機構(図示せず)により駆動されて、縫製対象物が照射装置本体25の下方に位置するように位置決めされ、この後、照射装置本体25が第3駆動機構(図示せず)により駆動されて第2クロスビーム14に沿ってX軸方向に移動し、各ヘッド20に対応して予め設定された複数の加工位置に順次位置決めされ、各加工位置において、照射装置本体25からレーザ光が照射され、これにより縫製対象物に対して所定の加工が行なわれる。尚、このレーザ加工としては、例えば、縫製対象物を所定形状に裁断したり、縫製対象物を脱色させたり、縫製対象物に文字や模様を形成したり、複数枚の縫製対象物を相互に溶着させたりする加工を挙げることができる。
ところで、上述したように、本例では、ヘッド20が配設された第1クロスビーム12を支持する支柱11に、レーザ照射装置23が支持された第2クロスビーム14を支持する支持アーム15が固設されて、これらが一体的に連結されているので、かかる連結構造によって支持フレーム10の剛性を高めることができる。また、振動などによって第1クロスビーム12と第2クロスビーム14と間の相対的な位置関係が変化することも無く、更に、レーザ照射装置の支持フレームとミシン本体の支持フレームとを別々に設けた従来のミシンに比べて、その構造がコンパクトであり、設置面積を小さくすることができる。
また、各ビーム12,13の長手方向の略中間位置を支持する支持部材16を設けているので、これら各ビーム12,13がヘッド20などの重量によって撓むのを効果的に防止することができる。
更に、レーザ照射装置23から照射されるレーザ光を走査させることで、縫製対象物を加工するようにしているので、加工にあたって縫製枠22の移動が不要であり、したがって、かかる縫製枠22の移動に伴う振動を生じることがなく、迅速に加工を行なうことができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明の採り得る具体的な態様は、何らこれに限定されるものではない。
上例では、第2クロスビーム14を支持アーム15に固着させた構成としたが、これに限られるものではなく、図4乃至図6に示すように、第2クロスビーム51をその両端部が長手方向と水平面内で直交する方向(Y軸方向)に移動自在に2つの支持アーム50に掛け渡した構成としても良い。尚、図4乃至図6において、上記ミシン1の構成と同じ構成部分については、同一の符号を付してその詳しい説明を省略する。
支持アーム50は、上例の支持アーム15と同様に、L字状に形成されて、水平部分の端部がテーブル21の下方で垂直部11bの前面に固設され、垂直部分の上端部が第2クロスビーム51の端部を支持している。
支持アーム50の上端部には、これらの各対向面側及び後面側に開口した嵌挿穴50aと、上下に並設されて、前記対向面とは反対側の側面から嵌挿穴50aの内面に貫通し、長手方向がY軸方向と平行な2つの長穴50bと、前面から嵌挿穴50aの内面に貫通する貫通穴50cとが形成されている。
第2クロスビーム51は、各支持アーム50の嵌挿穴50a内に嵌挿された状態で当該各支持アーム50によって支持されており、その長手方向の両端面には、前記各長穴50bに対応する2つのねじ穴51aがそれぞれ形成されるとともに、その長手方向の両端部前面には、それぞれ1つのねじ穴51bが形成されている。
尚、第2クロスビーム51の後面には、上例の第2クロスビーム14と同様に、レーザ照射装置23の案内部材24を案内するためのガイドレール51cが、当該第2クロスビーム51の長手方向に沿って配設されている。
また、支持アーム50の貫通穴50c内には、Y軸と平行な軸部53を有するハンドル52の当該軸部53がその軸中心に回転自在に嵌挿されている。この軸部53には、嵌挿穴50aの内面に当接する鍔部材53aと、支持アーム50の前面に当接する鍔部材53bとが所定間隔を隔てて設けられており、各鍔部材53a,53bによりハンドル52のY軸方向への移動が規制されている。
また、軸部53の先端側には、第2クロスビーム51のねじ穴51bに螺合するねじ溝53cが形成されており、ハンドル52を回転させて軸部53をその軸中心に回転させることで、そのねじ込み量が調整され、これにより、支持アーム50に対する第2クロスビーム51両端部のY軸方向における位置がそれぞれ調整される。
また、第2クロスビーム51の各ねじ穴51aには、支持アーム50の長穴50bに挿通されたボルト54の先端部がそれぞれ螺合するようになっており、このボルト54を締め込むことで、当該第2クロスビーム51が支持アーム50に対して固定される。
斯くして、以上の構成によれば、まず、各ボルト54を緩めてから、ハンドル52を適宜方向に回転させることで、第1クロスビーム12に対する第2クロスビーム51の平行度、即ち、各ヘッド20に対するレーザ照射装置23の加工位置を容易且つ厳密に調整することができ、このように厳密に調整することで、縫製対象物の加工対象部分を精度良く加工することができる。
そして、上記位置調整を終えた後、前記各ボルト54を締め付けて第2クロスビーム51をしっかりと支持アーム50に締結する。
また、この場合において、各支持アーム50及び第2クロスビーム51の構造は、図7及び図8に示すようなものであっても良い。
図7及び図8に示した支持アーム60は、嵌挿穴50a及び長穴50bと、各長穴50b間に形成され、前記対向面とは反対側の側面から嵌挿穴50aの内面に貫通する貫通穴60aとを備え、第2クロスビーム61は、各ねじ穴51aと、その長手方向の両端面に開口するとともに、その前面から後面にかけてY軸方向に貫通する凹部61aとを備える。そして、凹部61aの下側の内壁にY軸方向に沿ってラック61bが配設される。
支持アーム60の貫通穴60a内には、X軸と平行な軸部63を有するハンドル62の当該軸部63がその軸中心に回転自在に嵌挿されている。この軸部63には、嵌挿穴50aの内面に当接する鍔部材63aと、支持アーム60の前記対向面とは反対側の側面に当接する鍔部材63bとが所定間隔を隔てて設けられており、各鍔部材63a,63bによりハンドル62のX軸方向への移動が規制されている。
また、軸部63の先端には、ラック61bと噛合し、当該軸部63の軸中心にこれと一体的に回転する歯車63cが固設されており、ハンドル62を回転させて軸部63をその軸中心に回転させることで、歯車63cが回転してラック61bの固設された第2クロスビーム61がY軸方向に移動せしめられ、これにより、支持アーム60に対する第2クロスビーム61両端部のY軸方向における位置がそれぞれ調整される。
かかる構成によっても、第1クロスビーム12に対する第2クロスビーム61の平行度、即ち、各ヘッド20に対するレーザ照射装置23の加工位置を容易且つ厳密に調整することができ、縫製対象物の加工対象部分を精度良く加工することができる。
また、上例では、各支持アーム15,50の水平部分の端部を垂直部11bの前面に固設して構成したが、これに限られるものではなく、当該各支持アーム15,50の水平部分の端部を垂直部11bの前面に着脱可能に取り付けるようにしても良い。
このようにすれば、ミシン1の運搬,搬入に際し、これらを適宜細かく分離,分解して運搬,搬入することができ、かかる運搬,搬入が容易なものとなる。
また、上例では、照射装置本体25から照射されるレーザ光を走査させる構成としたが、レーザ照射装置23の構成はこれに限られるものではなく、照射されるレーザ光の位置が固定されたものであっても良い。この場合、縫製枠22を前記直交2軸方向に移動させることにより、縫製対象物上に照射されるレーザ光の位置を移動させて当該縫製対象物を加工する。
本発明の一実施形態に係るミシンの概略構成を示した正面図である。 図1における矢示A−A方向の断面図である。 図1における矢示B−B方向の断面図である。 本発明の他の実施形態に係るミシンの概略構成を示した正面図である。 図4における矢示C方向の側面図である。 図5における矢示D−D方向の断面図である。 本発明の他の実施形態に係る支持アーム及び第2クロスビームなどの概略構成を示した断面図である。 図7における矢示E−E方向の断面図である。
符号の説明
1 ミシン
10 支持フレーム
11 支柱
12 第1クロスビーム
13 支持ビーム
14 第2クロスビーム
15 支持アーム
16 支持部材
20 ヘッド
21 テーブル
22 縫製枠
23 レーザ照射装置
24 案内部材
25 照射装置本体

Claims (4)

  1. 所定間隔を隔てて配設される2つの支柱と、該支柱間に水平に掛け渡された第1クロスビームと、該第1クロスビームの下方に水平に配置され、両端部が前記各支柱によってそれぞれ支持された支持ビームと、前記第1クロスビームの前方にこれと平行に配置された第2クロスビームと、同じく前記第1クロスビームの前方に配設され、一方端側が前記各支柱の前面にそれぞれ固設され、他方端側が前記第2クロスビームの両端部をそれぞれ支持する2つの支持アームとからなる支持フレームと、
    縫製対象物を縫製する縫製機構を具備し、前記第1クロスビームに、その長手方向に沿って所定間隔で配設された複数のヘッドと、
    前記縫製機構を駆動する第1駆動機構と、
    前記ヘッドの下方に配置され、下面が前記支持ビームによって支持されるテーブルと、
    縫製対象物を保持する枠体であって、前記第1クロスビームの長手方向及びこれと水平面内で直交する方向の直交2軸方向に移動自在に前記テーブル上に配設された縫製枠と、
    前記縫製枠を駆動して前記直交2軸方向に移動させる第2駆動機構と、
    前記第2クロスビームの長手方向に沿って移動自在に該第2クロスビームに支持され、レーザ光を前記縫製枠内の縫製対象物に照射して該縫製対象物を加工するレーザ照射装置と、
    前記レーザ照射装置を駆動して前記第2クロスビームの長手方向に沿って移動させる第3駆動機構とを備えてなることを特徴とするミシン。
  2. 前記第2クロスビームは、その両端部がその長手方向と水平面内で直交する方向に移動自在に前記各支持アームによって支持されてなり、
    前記ミシンは、前記第2クロスビーム両端部の前記方向における位置を調整する調整機構を更に備えてなることを特徴とする請求項1記載のミシン。
  3. 前記各支持アームは、前記各支柱に着脱可能に取り付けられてなることを特徴とする請求項1又は2記載のミシン。
  4. 前記レーザ照射装置は、前記縫製対象物上におけるレーザ光の照射位置を走査可能に構成されてなることを特徴とする請求項1乃至3記載のいずれかのミシン。
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