JP2005123010A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】加熱コイルより発生する漏洩磁束の低減用磁気シールド部材の発熱による損失を低減することで加熱効率の低減を防ぐ。
【解決手段】加熱コイル4と、加熱コイル4に高周波電流を供給する周波数変換装置7と、電気絶縁部材で形成され加熱コイル4を保持する加熱コイル保持台3と、加熱コイル4の周囲に設けられ加熱コイル4の発生する磁束を相殺するためにアルミなどの導電材料で形成されたうち抜きのリング板からなる磁気シールド部材9とを備え、磁気シールド部材9の一部または全部を加熱コイル4の下面よりも下方に設置することにより、加熱コイル4より発生する磁束のうち下方向の漏洩磁束を低減し磁気シールド部材9の発熱による損失を低減することで加熱効率の低減を防ぐことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は加熱コイルから発生されて周囲に漏洩する磁界を低減する磁気シールド用部材を備えた誘導加熱調理器に関するものである。
従来この種の誘導加熱調理器は,加熱コイルを保持する加熱コイル保持台に設置された磁気シールド部材として帯状の導電板をリング状に巻いたものや、導電線を閉ループ状に形成したものや、アルミ板を凹状に加工したものを加熱コイルの外周に設置したものであった(例えば、特許文献1参照)。
図6は、特許文献1に記載された従来の誘導加熱調理器を示すものである。図6に示すように、本体101の底面に設けられた支柱102の上には加熱コイル保持台103が載置され、ねじにより固定されている。加熱コイル保持台103には加熱コイル104が載置され、その上部にはセラミック製のトッププレート105が配設されている。加熱コイル104はコイルホルダー106によりその周辺部が加熱コイル保持台103に押さえつけられて固定され、本体101内に配設されたインバータなどの周波数変換装置107から高周波電流が供給される。加熱コイル104の外周面には溝108を設け、この溝108内には板状のアルミ板を断面が凹状にプレス加工して形成した磁気シールド部材109が挿入されて固定されている。
特開2003−197359号公報
しかしながら、前記従来の構成では、磁気シールド部材は漏洩磁界の低減効果はあるが、本来非加熱物を加熱する上で必要な磁束に対しても低減させてしまうとともに、磁気シールド部材の損失が大きく本来の非加熱物に供給されるべき電力が失われ、加熱効率の減少の要因となっている。本発明は磁気シールド部材の漏洩磁界低減効果の確保とともに、磁気シールド部材自身に流れる誘導電流による発熱で磁気シールド部材自身が温度上昇するのを抑制する誘導加熱調理器を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の誘導加熱調理器は、磁気シールド部材の一部または全部を加熱コイルの下面よりも下方に設置してなるものである。
磁気シールド部材を加熱コイルの下方に配置することで、加熱コイルより発生する磁束のうち下方向の漏洩磁束を低減し磁気シールド部材の発熱による損失を低減することで加熱効率の低減を防ぐことができる。
請求項1記載の発明は、加熱コイルと、前記加熱コイルに高周波電流を供給する周波数変換装置と、電気絶縁部材で形成され前記加熱コイルを保持する加熱コイル保持台と、前記加熱コイルの周囲に設けられ前記加熱コイルの発生する磁束を相殺するためにアルミなどの導電材料で形成されたうち抜きのリング板からなる磁気シールド部材とを備え、前記磁気シールド部材の一部または全部を加熱コイルの下面よりも下方に設置するものであり、加熱コイルより発生する磁束のうち下方向の漏洩磁束を低減し磁気シールド部材の発熱による損失を低減することで加熱効率の低減を防ぐことができる。
更に請求項2記載の発明は、磁気シールド部材は、リングの内周側をL字に曲げたものからなるであり、内周側を曲げることで磁気シールド部材の強度を上げ平面度を保つことができる。
更に請求項3記載の発明は、加熱コイルの下方に加熱コイルが発生する磁束を集中させる板状のフェライトを備え、磁気シールド部材の内周L字曲げ先端部を前記フェライト上面部よりも下になる構成とするものであり、前記加熱コイルと前記フェライト間からの漏洩磁束を低減することができる。
更に請求項4記載の発明は、磁気シールド部材の内周L字部をフェライトの断面以上の長さとするものであり、前記フェライトにより集中した磁束のうちの下面への漏洩磁束を低減することができる。
更に請求項5記載の発明は、請求項1乃至4の誘導加熱調理器のうち、加熱コイルの外周を光らせる発光手段と、前記発光手段による光を前記加熱コイルの外周に導く導光手段とを備え、前記導光手段を磁気シールド部材の上部に配置したものであり、前記導光手段を前記磁気シールド部材上に配置するので、加熱コイル保持台を小型化することができるとともに、磁気シールド部材に前記発光手段により発せられた光を反射させることができ前記発光手段の電流を低減することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における誘導加熱調理器の断面図である。
図1に示すように、本体1の底面に設けられた支柱2の上には加熱コイル保持台3が載置され、ねじにより固定されている。加熱コイル保持台3には加熱コイル4が載置され、その上部にはセラミック製のトッププレート5が配設されている。加熱コイル4はコイルホルダー6によりその周辺部が加熱コイル保持台3に押さえつけられて固定され、本体1内に配設されたインバータなどの周波数変換装置7から高周波電流が供給される。8は加熱コイル4の外周面に設けた溝で、9はアルミなどの導電材料で形成されたうち抜きのリング板からなる磁気シールド部材であり、溝8内で加熱コイル4の下面よりも下に設置されている。
以上のような構成において、加熱コイル4に周波数変換装置7から高周波電流が供給すると、加熱コイル4からは磁界が発生し、トッププレート5上に載置された鍋に磁束が鎖交して鍋に渦電流が発生し、これにより鍋がジュール熱により発熱する。また、加熱コイル4から発生した磁界は磁気シールド部材9に誘導電流を発生させる。これにより磁気シールド部材9からも磁界が発生し加熱コイル4から周辺に漏洩する磁界を抑制する。そして、磁気シールド部材9を加熱コイル4の下面より下に設置することで、本来鍋を加熱するのに必要な磁束については低減することなく漏洩磁束を低減できる。また、磁束シールド部材9は加熱コイル4から受ける磁束は減少するので誘導電流も減少し、磁気シールド部材9の発熱を抑制できる。これにより無駄な損失を防ぎ加熱効率を向上させることができる。
図2は磁気シールド部材9の断面構造図である。図のようにリング状の内側をL時に曲げることにより強度を上げることができる。なお、磁気シールド部材9は平面のリング板としたが凸凹を付けても良い。これにより磁気シールド部材9の強度をさらに確保することもできる。
また、本実施例では、リング状の内側をL時に曲げたL字型としたが、外周部については、特に形状を特定する必要はなく、外周部において折り曲げ部を有し、リングの断面形状がL字とならなくても同様の効果が得られるもので、内周部にL字型の折り曲げ部を備えることが特徴である。
(実施の形態2)
図3は、本発明の第2の実施の形態における誘導加熱調理器の断面を示す図である。なお実施の形態1に示した構成については同じ番号を付与し、異なる構成についてのみ説明する。
10は加熱コイル4が発生する磁束を集中させる板状のフェライトであり、加熱コイル保持台3に一体成型されて取り付けられている。フェライト10を取り付けることにより磁束を集中させ磁束の広がりを抑えている。更に内側をL字に曲げた磁気シールド部材9が加熱コイルの外周に取り付けられている。
図のように磁気シールド部材9の内側L字曲げ先端部9aをフェライト10の上面よりも低くなる構成とすることで、加熱コイル4とフェライト10の間からの漏洩磁束を抑えることができる。更に磁気シールド部材9の内側L字曲げ部の高さ寸法Bをフェライト10の厚み寸法Aより長くする、あるいは、磁気シールド部材9の内側L字曲げ先端部9aをフェライト10の下面よりも低くなる構成とすることでフェライト10から下方への漏洩磁束の低減を測ることができる。
(実施の形態3)
図4は、本発明の第3の実施の形態における誘導加熱調理器の断面を示す図である。なお実施の形態1に示した構成については同じ番号を付与し、異なる構成についてのみ説明する。
11は発光ダイオードからなり加熱コイルの外周を光らせる発光手段、12は発光手段11による光を加熱コイル4の外周に導く導光手段で磁気シールド部材9の上部に配置した構成である。
上記のような構成において、発光手段11より放射状に発せられた光が導光手段12を介して加熱コイル4の外周を光らす際、下方の光は図5のように磁気シールド部材9により反射させることができ、必要な光量に対して発光手段の電流を低減することができる。
また、磁気シールド部材9と導光手段12を上下に設置することで加熱コイル保持台3の外形サイズを小さくし材料費の低減が図れる。
以上のように、本発明にかかる誘導加熱調理器は磁気シールド部材自身の発熱による損失を低減することが可能であり、調理器以外での誘導加熱分野においても適用できる。
本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器の断面図 同、磁気シールド部材の断面を示す図 本発明の実施の形態2における誘導加熱調理器の断面を示す図 本発明の実施の形態3における誘導加熱調理器の断面を示す図 同、構成部品の断面図 従来の誘導加熱調理器の断面図
符号の説明
3 加熱コイル保持台
4 加熱コイル
7 周波数変換装置
9 磁気シールド部材
10 フェライト
11 発光手段
12 導光手段

Claims (5)

  1. 加熱コイルと、前記加熱コイルに高周波電流を供給する周波数変換装置と、電気絶縁部材で形成され前記加熱コイルを保持する加熱コイル保持台と、前記加熱コイルの周囲に設けられ前記加熱コイルの発生する磁束を相殺するためにアルミなどの導電材料で形成されたうち抜きのリング板からなる磁気シールド部材とを備え、前記磁気シールド部材の一部または全部を加熱コイルの下面よりも下方に設置してなる誘導加熱調理器。
  2. 磁気シールド部材は、リングの内周側をL字に曲げた請求項1に記載の誘導加熱調理器。
  3. 加熱コイルの下方に加熱コイルが発生する磁束を集中させる板状のフェライトを備え、磁気シールド部材の内周L字曲げ先端部を前記フェライト上面部よりも下になる構成とする請求項2に記載の誘導加熱調理器。
  4. 磁気シールド部材の内周L字部の高さ寸法をフェライトの断面の高さ寸法以上の長さとする請求項2に記載の誘導加熱調理器。
  5. 加熱コイルの外周を光らせる発光手段と、前記発光手段による光を前記加熱コイルの外周に導く導光手段とを備え、前記導光手段を磁気シールド部材の上部に配置した請求項1〜4のいずれか1項に記載の誘導加熱調理器。
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JP2009283220A (ja) * 2008-05-21 2009-12-03 Panasonic Corp 加熱調理器
JP2011198587A (ja) * 2010-03-19 2011-10-06 Mitsubishi Electric Corp 誘導加熱調理器

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