JP3900106B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、誘導加熱調理器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の一般的な誘導加熱調理器は、加熱コイルから発生する磁界を低減するために、加熱コイルの外周を囲うように、導電部材を取り付けて構成していた(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
【0003】
図5(a)に従来の一般的な誘導加熱調理器の加熱コイル保持部、図5(b)に同図のA−A断面図を示す。加熱コイル1は、樹脂で成型された加熱コイル保持部2の上に設置されシリコン等の接着剤にて固定されている。またこの加熱コイル保持部2はその内部に強磁性体のフェライト3を放射状に一体で成型している。このフェライト3により加熱コイル1の発生する磁界の広がりを吸収している。
【0004】
さらに図6に示すように、加熱コイル1から発生した磁界は、加熱コイル保持部2を設置する誘導加熱調理器本体構成の影響を受けて、加熱コイル1と概同心円状にはならずに歪んだ形となる事が多く、発生する磁界を概円形状にするために、珪素鋼板等の磁性体の材料を用いた漏洩磁界対策部材4を用いている。
【0005】
また、図5の加熱コイル保持部2はその外周部に2重の溝を設け、内側の溝には、アルミニウムで出来た磁界シールド部材5を設置し、外側の溝には導光部6を設置している。
【0006】
この磁界シールド部材5により、加熱コイル1が発生する磁界を吸収して誘導加熱調理器本体近傍の他の機器への磁界の影響を低減しているものである。
【0007】
また、この導光部6は、誘導加熱調理器を使用の際に発光し、使用者におおよその加熱位置を知らせているものである。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−319479号公報
【特許文献2】
特開平8−250272号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら前記従来の誘導加熱調理器の構成では、強磁性体のフェライト3は加熱コイル保持部2を形成する際に一体に成型するため、フェライト3が破損しやすいという課題があった。
【0010】
また、磁界シールド部材5により、磁界の漏れを防止しているものの、材料コストも組み立てコストも高く、さらに重量が増加するため誘導加熱調理器本体が重くなり取り扱いが困難になるという課題があった。
【0011】
また、加熱コイル保持部2が樹脂で出来ているため、フェライト3間の加熱コイル保持部2の下方にある誘導加熱調理器の導電材料によって形成された筐体10の部材の影響を受けて、磁界の分布が歪み、本来の誘導加熱調理器には必要の無い余分な漏洩磁界対策部材4が必要になるという課題を有していた。
【0012】
さらに、図5に示す様に従来例の誘導加熱調理器では、その筐体10は強度を確保するため鉄系の磁性体の板金で形成されることが多く、そのため、加熱コイル1から下方に漏洩した磁界により筐体10が加熱されないように、加熱コイル1の下方にアルミニウムでできた磁界シールド板9を設置しなければならないという課題を有していた。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明の誘導加熱調理器は、 誘導加熱を行う加熱コイルと、前記加熱コイル下方及び側方に設けた導電部材により前記加熱コイルを保持する加熱コイル保持部とを備え、前記加熱コイル保持部は、前記加熱コイルの発生する磁界を低減させ、且つ、誘導加熱調理器の使用に際し発光し使用者におおよその加熱位置を知らせる導光部を保持し、かつ前記導光部を保持する部位を鏡面仕上げとすることにより前記導光部の上面を発光させることにより、加熱コイル保持部の一部にて磁界シールド効果を得るといった作用を有するものである。
【0014】
また加熱コイル保持部は導光部を保持しかつこの導光部を保持する部位を鏡面仕上げとすることによりこの導光部の上面を十分に発光させる作用を有するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、誘導加熱を行う加熱コイルと、前記加熱コイル下方及び側方に設けた導電部材により前記加熱コイルを保持する加熱コイル保持部とを備え、前記加熱コイル保持部は、前記加熱コイルの発生する磁界を低減させ、且つ、誘導加熱調理器の使用に際し発光し使用者におおよその加熱位置を知らせる導光部を保持し、かつ前記導光部を保持する部位を鏡面仕上げとすることにより前記導光部の上面を発光させる誘導加熱調理器である。これにより、簡単な構成で漏洩磁界をシールドする効果を得ることが出来る。
【0016】
また、加熱コイル保持部において導光部材を保持し、かつこの導光部材を保持する部位を鏡面仕上げとすることによりこの導光部材の上面を発光させ、この導光部が発する光の輝度を向上させる効果を得ることができる。
【0017】
【実施例】
以下、その実施例を図面を参照して説明する。
【0018】
(実施例1)
本発明の第1の実施例の構成図を図1(a)に、図1(b)に同図のA−A断面図を示す。従来例と同一構成内容は同一番号を付与している。
【0019】
加熱コイル保持部7はアルミニウムで出来ており、その底面は加熱コイル1の外周径、およびマイカ等の材料で出来た絶縁体8の外周径より大きく構成されている。
【0020】
その加熱コイル保持部7は、図1に示すように外周を上方に絞り加工にて持ち上げて、フランジ部7aを外周に形成しており、このフランジ部7aは幅を約10mmとしている。
【0021】
加熱コイル1から発生した磁界は、通常使用状態において加熱コイル上方の被加熱物に吸収されるが、一部外周方向にもれた漏洩磁界は、このフランジ部7aとフランジ部7aを持ち上げる壁部7eにて吸収されるものである。
【0022】
(実施例2)
図2(a)に本発明の第2の実施例の導光部材を示す。同図(b)に導光部材の断面を説明する図を示す。
【0023】
図2はポリカーボネイト等の透明な樹脂で成型された導光部材6の一部でLED等の発光体11から入射された光を引き込む部分の図である。
【0024】
入射された光は、加熱コイル保持部7の外周の溝にはめ込まれた円形の導光部材6を全周発光させている。このとき図2に示すように、加熱コイル保持部7の形成する溝の内面を鏡面に仕上げることにより、この溝内部の鏡面で反射した光も導光部材6の上面に集中して導光部材6の発光輝度を向上させている。
【0025】
(実施例3)
図3に本発明の第3の実施例の誘導加熱調理器の漏洩磁界の分布図をしめす。図3に示すように加熱コイル1の発生する漏洩磁界は、加熱コイル保持部2を取り付ける機器本体を構成する導電材料の配置により、概円形の分布とはならず一部突出した形状になる。このとき、図3に示す様な位置に、加熱コイル保持部7の底面に孔部7aも設けると、この孔部7aを設けた方向の漏洩磁界の吸収分が減るため、漏洩磁界の分布が概円形となりバランスが取れるものである。
【0026】
(実施例4)
図1において、アルミニウムで出来た加熱コイル保持部7の底面に絞り加工にて凹部7cを設け、その凹部7cにフェライト3を設置している。このとき凹部7は、その深さをフェライト3の厚み以上とすることで、加熱コイル1の底面の平面部よりフェライト3が突出しないようにしている。
【0027】
この凹部7cの位置すなわちフェライト3の配置は、加熱コイル1の発生する漏洩磁界の分布を考慮して決定されている。
【0028】
またこのフェライト3はシリコン等の接着材で加熱コイル保持部7の凹部7cに固定されている。
【0029】
(実施例5)
本発明の第5の実施例においては、図1に示す加熱コイル保持部7を、誘導加熱調理器のアース電位に固定しているものである。これにより、加熱コイル1の発生する漏洩磁界のエネルギーをアースに逃がしてやることにより加熱コイル保持部7による漏洩磁界のシールド効果を高めている。
【0030】
またこの固定する電位は、アースでなくともよく、また、抵抗やコンデンサを用いて接続しても本発明の効果は同様である。
【0031】
(実施例6)
本発明の実施例6を図4を用いて説明する。
【0032】
加熱コイル保持部7への絶縁体8と加熱コイル1の固定の際には、図4(a)の工程1に示す様に、まず、加熱コイル保持部7の底面に形成した窪み7dに接着材を充填する。次に図4(b)の工程2に示すように絶縁体8を、絶縁体8の孔部8aが接着剤の充填部位の窪み7dに重なるように配置する。次に図4(c)の工程3で加熱コイル1を絶縁体8の上に配置し上方より圧力をかけると、加熱コイル保持部7の窪み7dに充填された接着剤が絶縁体8の孔部8aから加熱コイル1と絶縁体8の隙間に充填されて、接着が完了するものである。
【0033】
(実施例7)
本発明の第7の実施例においては、図1に示す加熱コイル保持部7を電気抵抗の少ない材料で形成したものである。電気抵抗の少ない材料とはアルミニウムが代表して挙げられる。このことにより、加熱コイル1の下方には漏洩磁界がもれず、誘導加熱調理器の筐体10を構成する磁性体金属を加熱することが無い。
【0034】
【発明の効果】
以上のように本願発明によれば、加熱コイル下方及び側方に設けた導電部材により加熱コイルを保持するとともに加熱コイルの発生する磁界を低減させる加熱コイル保持部を設けたことにより、簡単な構成で漏洩磁界をシールドする効果を得ることが出来る。また加熱コイル保持部は導光部を保持しかつこの導光部を保持する部位を鏡面仕上げとすることによりこの導光部の上面を十分に発光させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)本発明の第1の実施例の誘導加熱調理器の構成図
(b)同図、A−A断面図
【図2】 (a)本発明の第2の実施例の誘導加熱調理器の構成図
(b)同図、導光部材の断面を説明する図
【図3】 本発明の第3の実施例の誘導加熱調理器の漏洩磁界の分布図
【図4】 (a)本発明の第6の実施例の行程1の誘導加熱調理器の構成図
(b)同、行程2の誘導加熱調理器の構成図
(c)同、行程3の誘導加熱調理器の構成図
【図5】 (a)従来の誘導加熱調理器の構成図
(b)同図、A−A断面図
【図6】 従来の誘導加熱調理器の漏洩磁界の分布図
【符号の説明】
1 加熱コイル
2 従来例の加熱コイル保持部
3 フェライト
4 漏洩磁界対策部材
5 磁界シールド部材
6 導光部材
7 本発明の加熱コイル保持部
7a フランジ部
7b 孔部
7c 凹部
7d 窪み
7e 壁部
8 絶縁体
8a 穴部
9 磁界シールド板
10 筐体
11 発光体

Claims (1)

  1. 誘導加熱を行う加熱コイルと、前記加熱コイル下方及び側方に設けた導電部材により前記加熱コイルを保持する加熱コイル保持部とを備え、前記加熱コイル保持部は、前記加熱コイルの発生する磁界を低減させ、且つ、誘導加熱調理器の使用に際し発光し使用者におおよその加熱位置を知らせる導光部を保持し、かつ前記導光部を保持する部位を鏡面仕上げとすることにより前記導光部の上面を発光させる誘導加熱調理器。
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