JP4196101B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は誘導加熱調理器に関するものである。
従来、この種の誘導加熱調理器は、加熱コイルから発生する磁界の周囲への漏洩を抑制するために、加熱コイルの外周を囲うように、導電部材を取り付けて構成したものがあった(例えば、特許文献1及び2参照)。
図6、図7に示すように、加熱コイル11は、樹脂で成型された加熱コイル保持台12の上に載置され、シリコンなどの接着剤で固定されている。
また、この加熱コイル保持台12は、その内部に放射状に配置された磁性体13を一体成型により内蔵している。この磁性体13により、加熱コイル11から発生する磁界の広がりを吸収している。
また、加熱コイル保持台12の外周には溝が設けられおり、この溝にアルミニウムでできた磁界シールド部材14を載置している。この磁界シールド部材14により、加熱コイル11が発生する磁界を吸収して、誘導加熱調理器本体の近傍の他の機器への磁界の影響を低減しているものである。
特開2002−319479号公報 特開平8−250272号公報
しかしながら、前記従来の誘導加熱調理器の構成では、磁界の漏洩を防止しているものの、磁性体13を加熱コイル保持台12と一体に成型するため、磁性体13が破損しやすいという課題があった。
さらに、従来例の誘導加熱調理器では、その筐体15は強度を確保するため、鉄系の磁性体の板金で形成されることが多いが、加熱コイル11から下方に漏洩した磁界により筐体15が加熱されないように、加熱コイル11の下方にアルミニウムでできた磁界シールド板16を載置しなければならないという課題を有していた。
そこで、本発明は前記従来の課題を解決するもので、磁性体と磁界シールド部材との相乗効果により、漏洩磁界の防止効果を向上させた誘導加熱調理器を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために本発明の誘導加熱調理器は、誘導加熱を行うための加熱コイルと、この加熱コイルの外周に位置する外周リングを有する磁界シールド部材と、前記加熱コイルの下方に磁性体を介して配置した加熱コイル保持台とを備え、前記磁界シールド部材は、前記外周リングと前記加熱コイルの内周に位置する内周リングとを前記加熱コイルの下面に沿うように放射状に形成された前記磁性体の保持部で連結して構成され、且つ前記内周リングの一部に電流のループを切るための切欠部を形成する構成としたものである。
このような構成により、製造過程での磁性体の破損を回避することができるとともに、磁性体と磁界シールド部材との相乗効果により、漏洩磁界の防止効果を向上させることができ、さらに軽量で薄型誘導加熱調理器が得られる。
本発明の誘導加熱調理器は、製造過程での磁性体の破損を回避することができるとともに、磁界シールド部材の電気接続による接続不良または途切れなどの問題をなくし、また軽量化、薄型化が図れ、さらに、磁性体と磁界シールド部材との相乗効果により、漏洩磁界の防止効果を向上させることができる。
本発明の実施の形態は、誘導加熱を行うための加熱コイルと、この加熱コイルの外周に位置する外周リングを有する磁界シールド部材と、前記加熱コイルの下方に磁性体を介して配置した加熱コイル保持台とを備え、前記磁界シールド部材は、前記外周リングと前記加熱コイルの内周に位置する内周リングとを前記加熱コイルの下面に沿うように放射状に形成された磁性体の保持部で連結して構成され、且つ前記内周リングの一部に電流の流れのループを切る切欠部を形成する構成としたことにより、磁性体と磁界シールド部材との相乗効果により、漏洩磁界の防止効果を向上させた磁界シールドの効果を得ることができる。
また、磁性体と加熱コイル保持台との一体成型を廃止することにより、磁性体の破損を回避することができる。
そして、磁性体の保持部を磁界シールド部材で形成することで、樹脂材料の使用量が減少し、加熱コイル、加熱コイル保持台、磁性体、磁界シールド部材からなる加熱コイルユニットは軽量化される。その上、磁界シールド部材の電気的接続が不要のため、電気接続による接続不良または途切れなどの問題をなくすことができる。
また、筐体が鉄系の磁性体の板金で形成されていても、加熱コイルの下面に沿うように形成された磁性体の保持部が存在するため、加熱コイルから下方に漏洩した磁界による筐体の加熱を防ぐことができ、また、加熱防止用アルミニウムの磁界シールド板が不要になるとともに、薄型化の向上が図れる。
そして、磁界シールド部材は、加熱コイルの外周に位置する外周リングと内周に位置する内周リングとを放射状に形成された保持部で連結して構成し、且つ内周リングの一部に切欠部を形成したことにより、電流の流れのループが切れ、磁界シールド部材の自己発熱を抑制することができる。
以下、本発明の実施例について、添付図面を参照して説明する。
参考例1)
図1、図2は、本発明の第1の参考例における誘導加熱調理器を示すものである。
図1において、誘導加熱を行うための加熱コイル1と、この加熱コイル1の外周に位置する磁界シールド部材2と、加熱コイル1の下方に磁性体3を介して配置した加熱コイル保持台4とを備え、磁界シールド部材2には加熱コイル1の下面に沿うように形成された磁性体3の保持部2aを放射状に設ける。したがって、複数個の磁性体3も放射状に配置されることとなる。
以上のような構成によれば、磁性体3と磁界シールド部材2との相乗効果により、漏洩磁界の防止効果を向上させた磁界シールドを得ることができる。
また、磁性体3と加熱コイル保持台4との一体成型を廃止することにより、磁性体3が破損することも減少できる。
そして、磁性体3の保持部2aを磁界シールド部材2で形成することで、樹脂材料の使用量が減少し、加熱コイルユニットは軽量化される。その上、磁界シールド部材の電気的接続が不要のため、電気接続による接続不良または途切れなどの問題をなくすことができる。
また、加熱コイル1の下面に沿うように形成された磁性体3の保持部2aが存在するため、筐体が鉄系の磁性体の板金で形成されていても、加熱コイル1から下方に漏洩した磁界による筐体の加熱を防ぐことができ、また、加熱防止用アルミニウムの磁界シールド板が不要になるとともに、薄型化の向上が図れる。
ここで、磁性体3は磁界シールド部材2に保持されるが、複数の磁性体3のうち少なくとも一つを加熱コイル保持台4で保持する構成により、磁性体3の数及び配置する際の設計上の自由度が広がる。
(実施例
次に、図3を参照しながら、本発明の第の実施例について説明する。
図3において、磁界シールド部材2の磁性体3の保持部2aの端面を切り起こしたり、深絞りすることで、磁性体3の保持部2aに凹部2bを設け、前記凹部2bにその高さ以上の厚みを持つ磁性体3を載置する。これにより、磁性体3を配置する際に、位置決めに利用することができる。また、加熱コイル1と磁界シールド部材2との間に距離を持たせることによって、熱効率を向上させることができる。
さらに、磁性体3の保持部2aの凹部2bにおける底面に孔2cを設けた構成とすることにより、磁性体3を冷却することができる。また、磁界シールド部材2は、加熱コイル1の外周に位置する外周リング2dと内周に位置する内周リング2eとを放射状に形成された保持部2aで連結して構成し、且つ内周リング2eの一部に切欠部2fを形成した。
この構成によれば、磁界シールド部材2に流れる電流のループが切れ、磁界シールド部材2の自己発熱を抑制することができる。
参考
次に、図4、図5を参照しながら、本発明の第参考例について説明する。
加熱コイル1の上方及び外周に沿うコイルホルダー5を設け、このコイルホルダー5と磁界シールド部材2と加熱コイル保持台4をビスなどの取付体6によって共締めにする。
以上の構成によって、コイルホルダー5の一部品で加熱コイル1を押圧保持すると共に、その外周縁が加熱コイル1とその外周に位置する磁界シールド部材2との間に臨んで両者間の絶縁体としての効果がある。
その上、取付体6で共締めすることにより、加熱コイルユニットの強度が上がる。そして、一度に締め付けることにより、取付体6の本数と組み立て工数が削減できる。さらに、個々の位置関係が決まり、加熱電力、漏洩磁界、熱効率を安定させることができる。
以上のように、本発明にかかる磁性体と磁界シールド部材の相乗効果により、漏洩磁界の防止効果を向上させることができ、さらに軽量化、薄型化が図れることから、IHクッキングヒーターなど調理器具への利用が可能である。
本発明の参考例1における誘導加熱調理器の要部平面図 本発明の参考例1における誘導加熱調理器の要部縦断面図 (a)本発明の実施例における誘導加熱調理器の磁界シールド部材の平面図(b)同磁界シールド部材の要部縦断面図 本発明の参考における誘導加熱調理器の要部平面図 本発明の参考における誘導加熱調理器の要部縦断面図 従来の誘導加熱調理器の要部平面図 従来の誘導加熱調理器の要部分解縦断面図
符号の説明
1 加熱コイル
2 磁界シールド部材
2a 保持部
2b 凹部
2c 孔
2d 外周リング
2e 内周リング
2f 切欠部
3 磁性体
4 加熱コイル保持台
5 コイルホルダー

Claims (1)

  1. 誘導加熱を行うための加熱コイルと、この加熱コイルの外周に位置する外周リングを有する磁界シールド部材と、前記加熱コイルの下方に磁性体を介して配置した加熱コイル保持台とを備え、前記磁界シールド部材は、前記外周リングと前記加熱コイルの内周に位置する内周リングとを前記加熱コイルの下面に沿うように放射状に形成された前記磁性体の保持部で連結して構成され、且つ前記内周リングの一部に電流のループを切るための切欠部を形成した誘導加熱調理器。
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