JP2005122024A - 光偏向装置、光走査装置、および画像形成装置 - Google Patents

光偏向装置、光走査装置、および画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 像担持体である被走査体に光書込みを行って静電潜像を形成する光走査装置に備える光偏向装置において、ポリゴンミラーを被う光学カバーが共振することを防止して、大きな騒音が発生することを防止する。
【解決手段】 例えばポリゴンモータ55を支持体56に取り付けてから、そのポリゴンモータの回転軸55aの先端に、回転多面鏡であるポリゴンミラー57を取り付ける。そして、ポリゴンミラーの上より光学カバー58をかぶせて後、光学カバーの鍔部58aに設けた3つの孔にそれぞれネジ59を入れてから支持体のネジ孔に取り付け、光学カバーを支持体に取り付ける。そして、光偏向装置が備え、先端が、光学カバーの頂面中央部を押える押圧部材60の基端を、ハウジング下板50aにネジ61で取り付けて、その押圧部材で光偏向装置を押える。
【選択図】 図3

Description

この発明は、例えば、複写機、プリンタ、ファクシミリ、またはそれらの複合機などの、用紙・OHPフィルム等のシート材に画像を形成する画像形成装置に関する。および、そのような画像形成装置に備え、光源から出射する光束を偏向させ、一様に帯電した像担持体上を走査して、像担持体に静電潜像を形成する光走査装置に関する。および、そのような光走査装置に備え、光学カバーで被うポリゴンミラーをポリゴンモータによって回転しながら、そのポリゴンミラーに、光源から出射する光束を当てて偏向する光偏向装置に関する。
従来、電子写真方式の画像形成装置では、例えば帯電、光書込みを行って像担持体に静電潜像を形成し、その静電潜像にトナーを付着して現像することにより可視像化し、その可視像化することにより形成した像担持体上のトナー画像を転写して用紙に画像を形成していた。そして、その画像転写後の用紙を、定着装置を通すことにより、未定着転写画像を用紙に定着する一方、画像転写後の像担持体を、クリーニング装置でクリーニングしていた。
この種の画像形成装置において、光書込みを行って像担持体に静電潜像を形成する光走査装置は、光源、シリンドリカルレンズ、光偏向装置、fθレンズ、反射ミラーなどを備えていた。
そして、光書込み時、光源から出射する光束をシリンドリカルレンズで略平行光束として後、その略平行光束を光偏向装置で偏向しつつ、偏向後の光束をfθレンズや反射ミラーなどを介して一様に帯電した像担持体(被走査体)に当てて、像担持体上を走査し、静電潜像を形成していた。
そのような光走査装置が備える従来の光偏向装置の一例を図10および図11に示す。光偏向装置は、ポリゴンモータ1を支持体2に取り付けてから、ポリゴンモータ1の回転軸1aの先端に、回転多面鏡であるポリゴンミラー4を取り付ける。そして、ポリゴンミラー4の上よりキャップ状の光学カバー5をポリゴンミラー4にかぶせて後、図11に示すように、光学カバー5の鍔部5aに設けた3つの孔にそれぞれネジ6を入れて支持体2のネジ孔に締め付け、光学カバー5を支持体2に取り付ける。そのような光学カバー5には、開口5bを設け、その開口5bを塞ぐ透明部材5cを設けていた。
このような光偏向装置は、静電潜像形成時、ポリゴンミラー4をポリゴンモータ1によって回転しながら、透明部材5cを介して開口5b位置より光学カバー5内に平行光束を入射し、その平行光束をポリゴンミラー4で反射して、透明部材5cを介して開口5b位置より光学カバー5外に、偏向した平行光束を出射していた。
特開平09―236772号公報 特開平11―052275号公報 特開2002−303816号公報
しかし、そのような光偏向装置にあって、光学カバー5の取付時、回転体であるポリゴンミラー4をポリゴンモータ1の回転軸1aに設計通りに取り付けることが、部品ばらつきや組付ばらつきによって困難であるため、画像形成時、回転体がアンバランスとなってポリゴンミラー4に振動が発生する場合があった。また、ポリゴンミラー4を回転していると、そのポリゴンミラー4の風切りによってポリゴンミラー4に振動が発生する場合があった。さらに、ポリゴンミラー4を回転し始めるときやその回転を停止するときに、例えばポリゴンモータ1をDCモータとしたときそのモータの相切替や電磁ムラや電磁音などによってポリゴンモータ1に振動が発生する場合があった。
それらのように、ポリゴンモータ1やポリゴンミラー4に振動が発生すると、その振動で光学カバー5が共振する場合があり、そのような共振があると大きな騒音が発生する問題があった。
また、従来の光偏向装置の中には、光学カバーを複数重ねて備え、それにより防音効果を高めたものもあったが、そのような光偏向装置であっても、上述と同様の理由によりポリゴンモータ1やポリゴンミラー4に振動が発生すると、光学カバーが共振する場合があり、同様の問題があった。
そこで、この発明の第1の目的は、光偏向装置にあって、光学カバーが共振することを防止して、大きな騒音が発生することを防止することにある。
この発明の第2の目的は、光偏向装置にあって、例えばポリゴンミラーの回転が不安定になるなどのポリゴンモータの動作不良の発生を防止することにある。
ところで、従来、光偏向装置の接地が十分でないと、光偏向装置の周囲に配置した装置から発生する電磁妨害波の影響により、ポリゴンモータの動作不良が発生する問題があった。
そこで、この発明の第3の目的は、光偏向装置にあって、ポリゴンモータの動作不良の発生を一層確実に防止することにある。
この発明の第4の目的は、光偏向装置にあって、構成を簡単とすることにある。
この発明の第5の目的は、第1から第4の目的を達成した光偏向装置を備える光走査装置を提供することにある。
この発明の第6の目的は、光走査装置にあって、光偏向装置の方向を間違えて取り付けることを防止することにある。
この発明の第7の目的は、光走査装置にあって、構成を簡単とすることにある。
この発明の第8の目的は、第5から第7の目的を達成した光走査装置を備える画像形成装置を提供することにある。
そのため、請求項1に記載の発明は、上述した第1の目的を達成すべく、
キャップ状の光学カバーで被うポリゴンミラーをポリゴンモータによって回転しながら、そのポリゴンミラーに、光源から出射する光束を当てて偏向する光偏向装置において、
光学カバーの頂面中央部を押える押圧部材を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、上述した第2の目的も達成すべく、
請求項1に記載の光偏向装置において、
押圧部材がフィン形状の放熱部を備えることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、上述した第3の目的も達成すべく、
請求項1または2に記載の光偏向装置において、
押圧部材を導電性材料で作り接地することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、上述した第4の目的も達成すべく、
請求項1ないし3のいずれか1に記載の光偏向装置において、
光学カバーを押圧部材で押え、その押圧部材で光学カバーを押え付けて取り付けることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、上述した第5の目的も達成すべく、
請求項1ないし4のいずれか1に記載の光偏向装置を備えてなる光走査装置であることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、上述した第6の目的も達成すべく、
請求項5に記載の光走査装置において、
係合位置決め部を係合することにより回転方向の位置を定めて光偏向装置を備えることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、上述した第7の目的も達成すべく、
請求項5または6に記載の光走査装置において、
押圧部材が、光学カバーを押えるとともに、同時に他の光学部材も押えることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、上述した第8の目的も達成すべく、
請求項5ないし7のいずれか1に記載の光走査装置を備えてなる画像形成装置であることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、光偏向装置にあって、光学カバーの頂面中央部を押える押圧部材を備えるので、押圧部材で押えて光学カバーの振動を防止して光学カバーを振動に強い構成とし、ポリゴンミラーやポリゴンモータで発生する振動の影響を少なくできるから、光学カバーが共振することを防止して、大きな騒音が発生することを防止することができる。
加えて、押圧部材を備えるだけであるから、簡単な構成で前述した効果を達成できる。
請求項2に係る発明によれば、光偏向装置にあって、押圧部材がフィン形状の放熱部を備えるので、光偏向装置の熱を効率的に放熱することができるから、ポリゴンモータの温度が異常に高くなることを防止して、ポリゴンモータの動作不良の発生を防止することができる。
特に、光学カバーを樹脂材料で形成する場合、金属材料で形成する場合に比し、樹脂材料の方が金属材料よりも熱伝達率が小さいため、光偏向装置の温度が高くなる。このような場合、前述の効果を確実とすることができる。
請求項3に係る発明によれば、光偏向装置にあって、押圧部材を導電性材料で作り接地するので、光偏向装置の周囲に配置した装置から発生する電磁妨害波の影響を少なくできるから、ポリゴンモータの動作不良の発生を一層確実に防止することができる。
加えて、押圧部材を導電性材料で作り接地するので、光偏向装置を接地するための部材を別途、設けることを不要とするから、部品点数を削減して、構成を簡単とすることができる。
請求項4に係る発明によれば、光偏向装置にあって、光学カバーを押圧部材で押えて、その押圧部材で光学カバーを押え付けて取り付けるので、光学カバーを取り付ける、例えばネジなどの取付部材を不要にできるから、構成を簡単とすることができる。
加えて、例えばポリゴンミラーの交換時、取付部材を外したり取り付けたりする作業を不要にできるから、作業性を向上することができる。さらに加えて、光偏向装置を樹脂材料で形成した場合、樹脂材料のネジ孔が破損することを無くすことができるから、光偏向装置全体を交換することを不要とすることができる。
請求項5に係る発明によれば、請求項1ないし4のいずれか1に記載の光偏向装置を備えてなる光走査装置であるので、上述した効果を有する光偏向装置を備える光走査装置を提供することができる。
請求項6に係る発明によれば、光走査装置にあって、係合位置決め部を係合することにより回転方向の位置を定めて光偏向装置を備えるので、光偏向装置の方向を間違えて取り付けることを防止することができる。
請求項7に係る発明によれば、光走査装置にあって、押圧部材が、光学カバーを押えるとともに、同時に他の光学部材も押えるので、他の光学部品を押える部材を減少することができ、構成を簡単とすることができる。
請求項8に係る発明によれば、請求項5ないし7のいずれか1に記載の光走査装置を備えてなる画像形成装置であるので、請求項5ないし7に記載の効果を有する光走査装置を備える画像形成装置を提供することができる。
以下、図面を参照しつつ、この発明の実施の最良形態につき説明する。
図1には、画像形成装置の一例である電子写真方式を用いた複写機の全体概略構成を示す。
図中符号100は、複写機装置本体(画像形成装置本体)である。複写機装置本体100上には、画像読取装置200を取り付ける。また、画像読取装置200上には、背面側を支点に手前側を上下に開閉自在に自動原稿搬送装置(ADF)300を取り付ける。
複写機装置本体100には、内部に、作像装置Wを備える。作像装置Wには、ドラム状の像担持体10を設ける。この像担持体10のまわりには、図中左側に配置する帯電装置11から、像担持体10の回転方向(反時計方向)Aに順に、下側に現像装置12、右斜め下側に転写装置13、上側にクリーニング装置14などを配置する。
現像装置12には、キャリアとトナーとからなる乾式二成分現像剤を撹拌しながら現像剤担持体12aへと搬送する撹拌ローラ16a・16b、現像剤担持体12aで担持する現像剤を薄層化する薄層化部材12bなどを設ける。
このような複写機は、図示するように、例えば像担持体10と帯電装置11と現像装置12とクリーニング装置14とをカートリッジケース内に備えて一体化し、プロセスカートリッジ15を形成する。そして、そのプロセスカートリッジ15を、複写機装置本体100に対して例えば正面側から出し入れして一括して着脱自在とする。
そのようなプロセスカートリッジ15の図中左側には、光走査装置17を設ける。その光走査装置17の光学ハウジング50内には、図2に示すように、光源51、シリンドリカルレンズ52、光偏向装置53、2枚のfθレンズ54a、54b、不図示の反射ミラーなどを設ける。
そのような光走査装置17などを有し、図1に示す作像装置Wを備える複写機装置本体100内には、OHPフィルム・用紙などのシート材Sを搬送するシート搬送路Rを備える。
そのシート搬送路Rは、複写機装置本体100の下部に備えて、シート材Sを収納するシートカセット22から、像担持体10と転写装置13との間の転写ニップDを通過して、図中下方から上方へとのび、そのシート搬送路Rに沿って、シートカセット22からシート材を順次上から1枚ずつ送り出す送出ローラ23、シート材を搬送する複数のシート搬送ローラ24、そのシート搬送ローラ24により搬送するシート材の先端を検知するレジストセンサ29、搬送するシート材の先端を突き当てて止めるレジストローラ25、画像定着後のシート材を排出する排出ローラ26などを備える。
また、複写機装置本体100には、右側に、手差しシート材を載置する手差しトレイ27を開閉自在に備え、その手差しトレイ27からシート材を順次上から1枚ずつ送り出す送出ローラ28を設ける。
そのようなシート搬送路Rの転写ニップDの下流位置には、定着装置30を備える。定着装置30には、内部にヒータ等の熱源を備える定着ローラ31と、それに所定の圧力で押し当てる加圧ローラ32とを設ける。
また、シート搬送路Rの排出ローラ26の先には、画像形成済みのシート材をスタックする排出スタック部34を設ける。
そのような排出スタック部34の図中下側に設けるものは、現像装置12に新しいトナーを補給するトナー補給装置35である。
次に、画像読取装置200には、光源36、複数のミラー37、結像用光学レンズ38、CCD等のイメージセンサ39などを設ける。そして、画像読取装置200の上面には、細長のコンタクトガラス40と幅広のコンタクトガラス41とを設ける。
それらのコンタクトガラス40・41上の自動原稿搬送装置300には、原稿の載置位置に原稿セット台43を設けるとともに、排出位置に原稿スタック台44を設ける。また、原稿を、原稿セット台43から画像読取装置200の細長のコンタクトガラス40上の読取位置を経て原稿スタック台44まで搬送する原稿搬送路を備える。原稿搬送路には、原稿を搬送する原稿搬送ローラ45を複数備える。
さて、いまこの複写機を用いてコピーをとるときは、不図示のメインスイッチをオンするとともに、自動原稿搬送装置300の原稿セット台43に原稿をセットする。ブック原稿のような場合には、自動原稿搬送装置300を開いて画像読取装置200の幅広のコンタクトガラス41上に直接原稿をセットし、自動原稿搬送装置300を閉じてそれで押える。
そして、不図示のスタートスイッチを押すと、自動原稿搬送装置300の原稿セット台43に原稿をセットしたときは、原稿を原稿搬送ローラ45により原稿搬送路を通して、細長のコンタクトガラス40上へと移動してから画像読取装置200を駆動し、原稿内容を読み取って原稿を原稿スタック台44上に排出する。一方、幅広のコンタクトガラス41上に直接原稿をセットしたときは、直ちに画像読取装置200を駆動する。
画像読取装置200を駆動すると、画像読取装置200は、光源36からの光を細長のコンタクトガラス40、または幅広のコンタクトガラス41上の原稿面で反射し、その反射光を複数のミラー37で反射し、結像用光学レンズ38を経て、イメージセンサ39に入れて、そのイメージセンサ39で原稿内容を読み取る。
また、このとき同時に、不図示のメインモータで像担持体10を回転し、まず帯電装置11で表面を一様に例えばマイナスに帯電し、次いで上述の画像読取装置200で読み取った原稿内容に応じて光走査装置17を作動して静電潜像を形成する。
すなわち、図2に示す光走査装置17では、光源51より原稿内容に応じて変調した光束を出射し、その光束をシリンドリカルレンズ52で略平行光束としてから、その光束を光偏向装置53で偏向しつつ、2つのfθレンズ54a、54bや不図示の反射ミラーを介して、偏向後の光束Lを帯電装置11で一様に帯電した像担持体(被走査体)10に当てて、像担持体10上を走査して光書込みを行い静電潜像を形成する。
そして、図1に示す現像装置12では、撹拌ローラ16a・16bで乾式二成分現像剤を撹拌しながら現像剤担持体12aへと搬送し、現像剤担持体12aに所定バイアスを印加して現像剤担持体12aで現像剤を担持する。その後、現像剤担持体12aで担持する現像剤を薄層化部材12bによって薄層化して後、像担持体10上の静電潜像へ、現像剤担持体49で担持するトナーを付着してトナー画像を形成し、静電潜像を可視像化する。
また、スタートスイッチを押したとき同時に、送出ローラ23で、シートカセット22からシート材Sを順次上から1枚ずつ送り出してシート搬送路Rに入れ、そのシート材を、シート搬送ローラ24で搬送して、先端をレジストセンサ29で検知してからレジストローラ25に突き当てて止める。
または、手差しシート材をセットした手差しトレイ27から送出ローラ28で、シート材Sを順次上から1枚ずつ送り出してシート搬送路Rに入れ、そのシート材を、シート搬送ローラ24で搬送してからレジストローラ25に突き当てて止める。
そして、上述した像担持体10上のトナー画像にタイミングを合わせてレジストローラ25を回転して像担持体10へと送り込む。
それから、像担持体10へと送り込んだシート材Sに、図示例では転写装置13により転写ニップDで像担持体10上のトナー画像を転写して画像を形成する。画像転写後の像担持体10は、クリーニング装置14が備えるファーブラシ14aとクリーニングブレード14bとでクリーニングし、除電装置46で像担持体10上の残留電位を除去して帯電装置11からはじまる次の画像形成に備える。
一方、画像転写後のシート材Sは、定着装置30に入れ、回転する定着ローラ31と加圧ローラ32とのニップに入れて、それらにより熱と圧力を加えてシート材S上の未定着トナーをシート材に定着する。定着後のシート材は、シート搬送ローラ24で搬送してから、排出ローラ26で排出スタック部34上に排出してそこにスタックする。
なお、図示する複写機は、像担持体10のまわりに、像担持体10上のトナー濃度を検知するPセンサ47を、現像装置12に、現像装置12内のトナー濃度を検知するTセンサ48をそれぞれ備える。
そして、それらのPセンサ47およびTセンサ48により像担持体10上のトナー濃度を一定に保つ。
例えば、画像形成開始時の立ち上がりの際、像担持体10上にトナーパターン像を形成して、Pセンサ47によってトナーパターンの濃度および像担持体10の地肌濃度を検知し、それらの検知したトナーパターンの濃度と地肌濃度によってTセンサ48の基準値補正、および地汚れ防止のための帯電バイアスの補正を行う。
一方、Tセンサ48によって、現像装置12内のトナー濃度を検知し、トナー濃度が低い場合、トナー補給装置35を作動して、現像装置12内に新しいトナーを補給する。
さて、そのような複写機装置本体100内に設ける光走査装置17が備える光偏向装置53を図3に示す。
光偏向装置53には、ポリゴンモータ55を支持体56に取り付けてから、ポリゴンモータ55の回転軸55aの先端に、回転多面鏡であるポリゴンミラー57を取り付ける。そして、ポリゴンミラー57の上よりキャップ状の光学カバー58をポリゴンミラー57にかぶせて後、光学カバー58の鍔部58aに設けた3つの孔にそれぞれネジ59を入れてから、支持体56のネジ孔に締め付けて、光学カバー58を支持体56に取り付ける。
そのような光学カバー58には、開口58bを設け、その開口58bを塞ぐ透明部材58cを設ける。そして、透明部材58cで光学カバー58を密閉して、ポリゴンミラー57の風切りによって発生する音が、光学カバー58外に漏れることを防止する。
そのような光学カバー58を備える光偏向装置53は、光学ハウジング50のハウジング下板50aに設けた孔50bにポリゴンモータ55をはめ込んで、光偏向装置53の支持体56の下部と、光走査装置17のハウジング下板50aの上部とを当てて、光偏向装置53の高さ方向の位置を決定してから、不図示の取付部材で光偏向装置53を光学ハウジング50に取り付けて透明部材58cの方向を決定し、光偏向装置53の方向を決定する。
その後、光偏向装置53が備え、先端が、光学カバー58の頂面中央部、すなわち頂面の中央、または中央近傍を押える押圧部材60の基端を、ハウジング下板50aにネジ61で取り付けて、その押圧部材60で光偏向装置53を押える。その押圧部材60は、例えば細長な板状の金属材料を3個所折り曲げて板バネを形成し、その板バネの弾性力によって光学カバー58を支持体56の方向へ押す。
このような光偏向装置53は、静電潜像形成時、光学カバー58で被うポリゴンミラー57をポリゴンモータ55によって回転しながら、光源51から出射する光束を透明部材58cを介して開口58b位置より光学カバー58内に入射し、その光束をポリゴンミラー57で反射して、透明部材58cを介して開口58b位置より光学カバー58外に、偏向した光束を出射する。
よって、光偏向装置53は、光学カバー53の頂面中央部を押える押圧部材60を備えるので、押圧部材60で押えて光学カバー58の振動を防止して光学カバー58を振動に強い構成とし、ポリゴンミラー57やポリゴンモータ55で発生する振動の影響を少なくできるから、光学カバー58が共振することを防止して、大きな騒音が発生することを防止することができる。
加えて、押圧部材60を備えるだけであるから、簡単な構成で前述した効果を達成することができる。
さて、光走査装置17が備える光偏向装置53の別の例を図4に示す。なお、図4に示す光偏向装置53において、図3に示したものと同様のものには、同一の符号を付して説明を省略する。
この光偏向装置53は、図3に示した押圧部材60に比して短い、細長な板状の金属材料を2個所折り曲げて形成した板バネである押圧部材63を備える。その押圧部材63は、導電性で接地する光学ハウジング50のハウジング上板50cと光学カバー58との間で、光学カバー58の頂面中央部に配置する。
そして、板バネである押圧部材63の弾性力によって光学カバー58を支持体56の方向へ押す。
よって、光偏向装置53が備える押圧部材63を導電性材料で作り接地するので、光偏向装置53の周囲に配置した装置から発生する電磁妨害波の影響を少なくするから、ポリゴンモータ55の動作不良の発生を防止することができる。
加えて、押圧部材63を導電性材料で作り接地するので、光偏向装置53を接地するための部材を別途、設けることを不要とするから、部品点数を削減して、構成を簡単とすることができる。
さて、光偏向装置53のさらに別の例を図5に示す。なお、図5に示す光偏向装置53において、図3に示したものと同様のものには、同一の符号を付して説明を省略する。
この光偏向装置53が備える光学カバー64は、図3に示した光学カバー58の鍔部58に比して幅の狭い鍔部64aを有する。
そして、図3で示すものと同様にして、光学ハウジング50のハウジング下板50aに設けた孔50bに、ポリゴンモータ55をはめ込んでから押圧部材60を取り付け、光学カバー64を押圧部材60で押え、その押圧部材60で光学カバー60を押え付けて取り付ける。
このような構成にすれば、図3に示した光学カバー58をネジ59で取り付ける光偏向装置53に比して、ネジ59を不要にできるから、構成を簡単とすることができる。
加えて、そのようにネジ59を不要にできるから、光学カバー64の鍔部64aの幅を狭くすることができ、小型な光偏向装置53を提供することができる。
さらに加えて、小型な光偏向装置53を提供できるので、光走査装置17が備える例えばfθレンズ54aなどの光偏向装置53の周囲に設ける光学部材の配置にゆとりを持たせることができる。
また、このような光偏向装置53にあって、例えばポリゴンミラー57の交換時、先ず、押圧部材60の先端を弾性力に抗して上に押し上げつつ光学カバー64を取り外す。その後、ポリゴンミラー57を交換してから、同様に、押圧部材60の先端を上に押し上げつつ光学カバー64を取り付ける。
よって、例えばポリゴンミラー57の交換時、ネジなどの取付部材を外したり取り付けたりする作業を不要にできるから、作業性を向上することができる。加えて、支持体56を樹脂材料で形成したときに発生する樹脂材料のネジ孔が破損すること、を無くすことができるから、光偏向装置53全体を交換することを不要にできる。
さて、光偏向装置53を備える光走査装置17の別の例を図6に示す。なお、図6に示す光偏向装置53において、図3、図5に示したものと同様のものには、同一の符号を付して説明を省略する。
この光偏向装置53の光学カバー64には、係合位置決め凹部64dを設ける。また、支持体56にも同様の形状をした係合位置決め凹部(係合位置決め部)56dを設ける。
一方、光走査装置17の光学ハウジング50のハウジング下板50aには、ボスである係合位置決め凸部(係合位置決め部)50dを設ける。
そして、図3に示すものと同様に、光学ハウジング50のハウジング下板50aに設けた孔50bに、ポリゴンモータ55をはめ込むとき、図6に示す光走査装置では、光走査装置17の係合位置決め凸部50dを、光偏向装置53の係合位置決め凹部56dに入れて光偏向装置53の方向、すなわち透明部材58cの軸まわりの位置を決定してから、図6に示す光学カバー64を押圧部材60で押え、その押圧部材60で光学カバー64を押さえ付けて取り付ける。
よって、光走査装置17は、係合位置決め部56d、50dを係合することにより回転方向の位置を定めて光偏向装置53を備えるので、透明部材58cの方向を設計通りとし、光偏向装置53の方向を間違えて取り付けることを防止することができる。
なお、上述した例では、光偏向装置53に係合位置決め凹部56dを、光走査装置17に係合位置決め凸部50dを設ける例で説明したが、この発明はそれに限られず、凹部56dと凸部50dを逆に設けても、同様の効果を達成することができる。
さて、光偏向装置53を備える光走査装置17のさらに別の例を図7および図8に示す。なお、図7および図8に示す光偏向装置53において、図3、図5に示したものと同様のものには、同一の符号を付して説明を省略する。
この光走査装置17のハウジング下板50aには、例えば柱状の取付部50eを所定の間隔で2本設ける。そして、図3に示すものと同様にして、光走査装置17の光学ハウジング50のハウジング下板50aに設けた孔50bに、ポリゴンモータ55をはめ込む。また、fθレンズ54aを適宜の位置に配置する。その後、押圧部材66の矩形部66aを、ハウジング下板50aの取付部50eの上に載せてから、2本のネジ67で押圧部材66をハウジング下板50aに取り付ける。
その押圧部材66は、例えば金属材料で形成し、矩形部66aより突出する1つの第1押圧部66bと2つの第2押圧部66cとを有する。それら第1押圧部66bと第2押圧部66cの先端は、それぞれ2個所ずつ折り曲げて、板バネを構成する。
よって、押圧部材66をハウジング下板50aに取り付けると、押圧部材66は、第1押圧部66bの弾性力によって光学カバー64を押え、第2押圧部66cの弾性力によってfθレンズ54を押える。
したがって、押圧部材66が、光学カバー64を押えるとともに、同時にfθレンズ54aも押えるので、fθレンズ54aを押える部材を減少することができ、構成を簡単とすることができる。
なお、上述した例では、押圧部材66が押える他の光学部材としてfθレンズ54の場合を用いて説明したが、この発明はそれに限られず、fθレンズ54以外の他の光学部材、例えば図2に示すシリンドリカルレンズ52やfθレンズ54bを押えるようにしても良い。
さて、光偏向装置53を備える光走査装置17のまたさらに別の例を図9に示す。なお、図9に示す光走査装置17において、図7に示したものと同様のものには、同一の符号を付して説明を省略する。
図9で示す押圧部材66には、第1押圧部66bの両側部にフィン形状の放熱部66dを設ける。よって、押圧部材66がフィン形状の放熱部66dを備えるので、光偏向装置53の熱を効率的に放熱することができるから、ポリゴンモータ55の温度が異常に高くなることを防止して、ポリゴンモータの動作不良の発生を防止することができる。
特に、光学カバー64を樹脂材料で形成する場合、金属材料で形成する場合に比し、樹脂材料の方が金属材料よりも熱伝達率が小さいため、光偏向装置53の温度が高くなる。このような場合、前述の効果を確実とすることができる。
この発明による画像形成装置の一例であるレーザ複写機の概略構成図である。 そのレーザ複写機が備える光走査装置の一例の概略構成図である。 その光走査装置が備える光偏向装置の一例の側面図である。 その光偏向装置の別の例の側面図である。 その光偏向装置のまた別の例の平面図である。 その光走査装置の別の例の平面図である。 その光走査装置のまた別の例の側面図である。 その平面図である。 その光走査装置のさらにまた別の例の平面図である。 従来の光偏向装置の側面図である。 その平面図である。
符号の説明
17 光走査装置
50d 係合位置決め凸部(係合位置決め部)
51 光源
53 光偏向装置
54a fθレンズ(他の光学部材)
55 ポリゴンモータ
56d 係合位置決め凹部(係合位置決め部)
57 ポリゴンミラー
58、64 光学カバー
60、63、66 押圧部材
66e 放熱部

Claims (8)

  1. キャップ状の光学カバーで被うポリゴンミラーをポリゴンモータによって回転しながら、そのポリゴンミラーに、光源から出射する光束を当てて偏向する光偏向装置において、
    前記光学カバーの頂面中央部を押える押圧部材を備えることを特徴とする、光偏向装置。
  2. 前記押圧部材がフィン形状の放熱部を備えることを特徴とする、請求項1に記載の光偏向装置。
  3. 前記押圧部材を導電性材料で作り接地することを特徴とする、請求項1または2に記載の光偏向装置。
  4. 前記光学カバーを前記押圧部材で押え、その押圧部材で前記光学カバーを押え付けて取り付けることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれか1に記載の光偏向装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1に記載の光偏向装置を備えることを特徴とする、光走査装置。
  6. 係合位置決め部を係合することにより回転方向の位置を定めて前記光偏向装置を備えることを特徴とする、請求項5に記載の光走査装置。
  7. 前記押圧部材が、前記光学カバーを押えるとともに、同時に他の光学部材も押えることを特徴とする、請求項5または6に記載の光走査装置。
  8. 請求項5ないし7のいずれか1に記載の光走査装置を備えることを特徴とする、画像形成装置。
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