JP2005120894A - ベーンポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】 流路切換弁による流路切換時に、ベーンが第1,第2サイドプレートに衝突することに起因する異音の発生および第1,第2サイドプレートでの傷の発生を防止または抑制する。
【解決手段】 ベーンポンプは、第1サイドプレートに形成された吐出ポートを、吸入路または吐出路に切り換える流路切換弁を備える。第2サイドプレート14の内側面14fに形成された吐出用凹部74における回転方向Rで後方寄りの領域には、ベーンが軸方向で移動することを規制する規制部76が形成される。規制部76は、吐出用凹部74において前記吐出ポートに軸方向で対応する仮想吐出ポート77の最後縁77aよりも回転方向Rで前方に位置する。
【選択図】 図7

Description

本発明は、カム部材とロータとの間に複数のポンプ室を形成する複数のベーンが径方向に摺動自在にロータに設けられたベーンポンプに関し、該ベーンポンプは、例えば作動油を車両用の無段変速機に供給するための油圧ポンプとして使用される。
軸方向でカム部材およびロータを挟んで配置されると共に各ベーンが摺接する内側面を有する第1側方部材および第2側方部材を備えるベーンポンプにおいて、第2側方部材の内側面には、軸方向で見て、第1側方部材に形成された吐出ポートと重なる位置に吐出用凹部を形成して、ポンプ室からの作動液が吐出ポートから流出し易くしたものが、例えば特許文献1に開示されている。一方、例えば特許文献2に示されるように、吐出ポートを吐出路または吸入路に切り換えて連通させる制御弁を備えるベーンポンプも知られている。
実開平2−149884号公報(第2図,第4図) 特開平10−266978号公報
ところで、特許文献1に開示された構造のベーンポンプに、特許文献2に開示された制御弁を採用した場合、制御弁の切換時に、吐出路または吸入路に連通される吐出ポートを通過するときに、吐出ポートでの圧力変化に起因してベーンが軸方向に振動して、吐出用凹部および吐出用ポートの前縁側で第1,第2側方部材に衝突して、異音が発生したり、極端な場合には第1,第2側方部材に衝突による傷が発生してポンプ性能が低下することがある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、請求項1,2記載の発明は、流路切換弁の流路切換時に、ベーンが第1,第2側方部材に衝突することに起因する異音の発生および第1,第2側方部材での傷の発生を防止または抑制することを目的とする。さらに、請求項2記載の発明は、規制部による吐出効率の低下を抑制することを目的とする。
請求項1記載の発明は、内周面にカム面が形成されたカム部材と、前記カム部材の内側に配置されるロータと、前記ロータに径方向に摺動可能に設けられると共に前記カム面に接触して、前記カム部材と前記ロータとの間に複数のポンプ室を形成する複数のベーンと、軸方向で前記カム部材および前記ロータを挟んで配置されると共に前記各ベーンが摺接する内側面を有する第1側方部材および第2側方部材と、流路切換弁とを備え、前記流路切換弁は、前記ポンプ室に吸入される作動液が流通する吸入路または前記ポンプ室から吐出された作動液が流通する吐出路に、前記第1側方部材に形成された吐出ポートを切り換えるベーンポンプにおいて、前記第2側方部材の前記内側面には、軸方向で見て前記吐出ポートと重なる位置に吐出用凹部が形成され、前記吐出用凹部における回転方向で後方寄りの領域には、前記ベーンが軸方向で移動することを規制する規制部が形成され、前記規制部は、前記吐出用凹部において前記吐出ポートに軸方向で対応する仮想吐出ポートの最後縁よりも前記回転方向で前方に位置するベーンポンプである。
これによれば、吐出口の後縁に対して回転方向での前方で、ベーンが規制部により規制されて、軸方向でのベーンの振動が抑制されるので、流路切換弁による流路切換時の圧力変動により、吐出用凹部の前縁で第1,第2側方部材にベーンが衝突することが抑制される。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のベーンポンプにおいて、前記規制部は、前記吐出用凹部の最後縁から前記回転方向で前方に向かって部分的に突出しているものである。
これによれば、吐出用凹部において規制部が占める領域を、径方向で局部的にとどめることができるので、ポンプ室から吐出される作動液が吐出用凹部を流通する際の流路抵抗の増加が抑制される。
請求項1記載の発明によれば、次の効果が奏される。すなわち、規制部により、流路切換弁による流路切換時にベーンが第1,第2側方部材にベーンが衝突することが防止または抑制されるので、ベーンが第1,第2側方部材に衝突することに起因する異音の発生および第1,第2側方部材での傷の発生を防止または抑制される。
請求項2記載の発明によれば、引用された請求項記載の発明の効果に加えて、次の効果が奏される。すなわち、規制部が設けられたことによる流路抵抗の増加が抑制されるので、吐出効率の低下が抑制される。
以下、本発明の実施形態を図1ないし図12を参照して説明する。
図1,図2を参照すると、本発明が適用されたベーンポンプPは、作動液としての作動油を液圧利用機器である車両用の金属ベルト式無段変速機に供給するための油圧ポンプとして使用され、該無段変速機が収容されるミッションケース内に配置される。
ベーンポンプPは、ポンプユニットUと、第1ハウジング部としてのボディ1および第2ハウジング部としてのカバー2から構成されるハウジングHと、ボディ1およびカバー2により挟持されて、複数のボルトBによりボディ1およびカバー2と共に一体に結合されるシールプレート3(図11も参照)とを備える。カバー2には、シールプレート3との合わせ面2aに開口する凹部2bが形成され、該凹部2bがシールプレート3により覆われることで、ポンプユニットUが収容される収容室4が形成される。
車両に搭載された内燃機関により回転方向Rに回転駆動されるベーンポンプPの駆動軸5は、前記内燃機関のクランク軸の動力が伝達される動力伝達部材が取り付けられる取付部5aが設けられる基端部側で、ボディ1に装着された軸受6と、駆動軸5の先端部側で収容室4の底壁2cに装着された軸受7とを介して、ハウジングHに回転可能に支持される。
図3を併せて参照して、ポンプユニットUについて説明する。ポンプユニットUは、円柱面からなる外周面10aと楕円に近似した形状の内周面10bとを有する環状のカム部材としてのカムリング10と、カムリング10の内側に配置されたロータ11と、ロータ11に周方向に等間隔に径方向を指向して設けられた複数のベーン溝11a内に、それぞれ径方向に摺動可能に嵌合された複数のベーン12と、カムリング10およびロータ11の、軸方向Aでの一方の側方に配置されて、カムリング10およびロータ11の一側方(ボディ1側)の側面を覆う第1側方部材としての第1サイドプレート13と、カムリング10およびロータ11の、軸方向Aでの他方の側方に配置されて、カムリング10およびロータ11の他側方(カバー2側)の側面を覆う第2側方部材としての第2サイドプレート14と、第1サイドプレート13に固定された環状のベーンガイド60と、1対の位置決め用ピン15とを備える。両ピン15は、カムリング10に直径方向に対向して設けられた1対の貫通孔10cを軸方向Aに貫通すると共に、第1サイドプレート13に設けられた1対の貫通孔13c(図4も参照)および第2サイドプレート14に設けられた1対の凹部14c(図6も参照)にそれぞれ挿入されて、ロータ11およびベーン12がカムリング10の内側に配置され、カムリング10が第1,第2サイドプレート13,14により挟持された状態で、カムリング10および両サイドプレート13,14の周方向の位置を整合させる。
そして、カムリング10、ロータ11、ベーン12および両サイドプレート13,14が、両ピン15により一体化されて構成されたポンプユニットUは、ボディ1に回転可能に保持された状態の駆動軸5に挿入され、両ピン15の第1サイドプレート13からの突出部15aが、シールプレート5の1対の貫通孔3cに挿入された後、ボディ3の1対の圧入孔1cに圧入されることで、ボディ1に固定される。その後、第2サイドプレート14とカバー2とがOリング16により密封されるように、カバー2がボディ1に被せられて、ボルトBにより締結される。
なお、この明細書および特許請求の範囲において、軸方向Aとはロータ11の回転中心線Lが延びる方向であり、側方とは軸方向Aでの一方側または他方側である。また、径方向および周方向は、それぞれ、ロータ11の回転中心線Lを中心とした放射方向およびロータ11の回転中心線Lを中心とした円周方向を意味する。
駆動軸5とロータ11とは、ロータ11の中心部に形成された挿通孔11bに挿通される駆動軸5の結合部5bが挿通孔11b内でロータ11とスプライン結合されることにより、一体回転可能に結合される。また、各ベーン12の外端は、カムリング10の内周面10bに形成されたカム面17に摺接し、カム面17とロータ11の外周面との間で、第1,第2サイドプレート13,14に挟まれた空間が複数のベーン12により仕切られることにより、ロータ11の回転に応じて容積が変化する可変容積室からなる複数のポンプ室18が形成される。
さらに、ロータ11には各ベーン溝11aの底部を構成する背圧室11dが形成され、またカバー2の一部である底壁2cと第2サイドプレート14との間には、ポンプ室18から吐出された作動油の一部が、第2サイドプレート14に形成された各第2背圧用供給路71,72を介して導入される高圧室70(図2参照)が形成される。そして、ベーンポンプPの運転後は、各第2背圧用供給路71,72を通じて高圧室70の作動油が背圧用作動油として背圧室11dに導かれ、この背圧用作動油の背圧が各ベーン12の内端の端面である背面12eに作用することにより、各ベーン12はベーン溝11a内で径方向で外方に押し出されて、各ベーン12の外端がカム面17に押し付けられる。
図2,図3を参照すると、カムリング10には、回転中心線Lを挟んで径方向で対向する位置で、周方向での所定範囲に、ポンプ室18に吸入路24からの作動油を導く凹部からなる1対の第1,第2補助吸入口20,20および1対の第1,第2吐出用連通路21,21が形成される。各補助吸入口20,20は、外周面10aおよびカム面17で開口してカムリング10の両側面に設けられ、各吐出用連通路21,21は、カム面17のみに開口してカムリング10の両側面に設けられた1対の凹部21aと両凹部21aを連通させる1対の貫通孔21bとから構成される。
ここで、吸入路24は、入口ポート24aと、吸入ポート24aに連通する環状通路24bとから構成される。吸入ポート24aは、軸方向Aにカバー2を貫通して形成されて合わせ面2aで開口する孔がシールプレート3により覆われることで形成され、ほぼ円環状の環状通路24bは、収容室4を形成する周壁面とポンプユニットUの外周面との径方向での間に形成される間隙がシールプレート3により覆われることで形成される。
図4−図6を参照すると、ポンプ室18側の側面であってロータ11および各ベーン12が摺接する内側面13fを有する第1サイドプレート13には、その中央部に駆動軸5が挿通される挿通孔13dと、軸方向Aで見て第1,第2補助吸入口20,20とそれぞれ重なる位置に径方向の切欠からなる共にポンプ室18に連通する第1,第2吸入ポート22,22と、軸方向Aで見て第1,第2吐出連通路21,21とそれぞれ重なる位置に貫通孔からなると共にポンプ室18に連通する第1,第2吐出ポート23,23とが形成される。
さらに、内側面13fには、ベーンガイド60の一部が嵌入して収容される収容凹部61と、収容凹部61の底面61aに形成された環状溝、この実施形態では円環状溝から構成される補助背圧用供給路としての第1背圧用供給路62とが形成される。そして、第1サイドプレート13には、第1背圧供給路62に位置して後述のピン64が圧入される貫通孔からなる取付孔13eが形成される。
平板状の金属製の板材からなるベーンガイド60には、中央部に駆動軸5が挿通される挿通孔60dと、ベーンガイド60を第1サイドプレート13に固定するための1対のピン64がそれぞれ圧入される1対の貫通孔60eとが形成される。ベーンガイド60の外周面60aのうち、ベーンガイド60が第1サイドプレート13に固定された状態で、収容凹部61から軸方向Aで内側面13fからポンプ室18側に所定の突出量Tで突出する部分は、各ベーン12の一部である背面12eが接触する接触面60a1を構成する。これにより、ロータ11の停止時に、各ベーン12の外端が、カム面17との間に僅かな間隙を介して対向する位置か、またはカム面17に極軽く接触する位置を占めるように、各ベーン12の径方向での位置が設定される。
図4を参照すると、収容凹部61は、軸方向Aから見て接触面60a1の外形および接触面60a1が形成される外周面60aの外形よりも大きい。そのため、ベーンガイド60の一部は、収容凹部61内に嵌入して収容される嵌入部60b(図6参照)となっている。そして、ベーンガイド60の厚みは、各ベーン12を支持するための所要の剛性が確保されるように設定される一方、収容凹部61の深さは、ベーンガイド60が収容凹部61の底面61aに接触して第1サイドプレート13に固定された状態で、ベーンガイド60の突出量Tが極力小さくなるように設定される。
図3,図4を参照すると、第1背圧用供給路62は、1対のピン64により第1,第2部分62a,62bに二分される。第1,第2部分62a,62bは、それぞれ、ロータ11の回転につれてポンプ室18の容積が増加する吸入域およびロータ11の回転につれてポンプ室18の容積が減少する吐出域に渡って形成される。そして、各ピン64は、吸入域の終了点で第1背圧用供給路62を閉塞するように配置され、第1,第2部分62a,62bでの背圧用作動液の流通はピン64により遮断される。
第1背圧用供給路62は、第1,第2部分62a,62bのそれぞれにおいて、吸入域の後半および吐出域の前半に対応する部分がベーンガイド60により覆われ、吐出域の後半から吸入域の前半にかけて対応する部分がベーンガイド60により部分的に覆われない。そして、第1,第2部分62a,62bにおいてベーンガイド60により覆われない部分が、第1背圧用供給路62の1対の開口63a,63bを構成する。第1背圧用供給路62は、各開口63a,63bを通じて、第2背圧用供給路71,72(図3に二点鎖線で示されている。)および背圧室11dを介して高圧室70に連通すると共に、吐出域から吸入域への移行域にあるベーン12に対応する背圧室11dに背圧用作動液を供給する。
図3,図7−図10を参照すると、ポンプ室18側の側面であってロータ11およびベーン12が摺接する内側面14fおよび高圧室70(図2参照)側の側面である外側面14gを有する第2サイドプレート14には、その中央部に駆動軸5(図2参照)が挿通される挿通孔14dと、高圧室70に連通して背圧室11dに高圧室70内の高圧の作動油を供給する主背圧用供給路としての1対の第2背圧用供給路71,72とが形成される。各第2背圧用供給路71,72は、この実施形態では、第2サイドプレート14を軸方向Aに貫通する円弧状の長孔から構成され、図3に示されるように、吸入域にあるベーンの背圧室11dに背圧用作動液を供給するために、吸入域に対応する位置に形成される。各第2背圧用供給路71,72において、内側面14fに形成される出口71b,72bの径方向幅は、外側面14gに形成される入口71a,72aの径方向幅よりも大きく、各背圧室11dの径方向での幅にほぼ等しく設定される。
図3,図7,図8を参照すると、内側面14fには、軸方向Aで見て第1,第2吸入ポート22,22とそれぞれ重なる位置に、外周面に開口する凹部からなると共に第1,第2補助吸入口20,20と対面する第1,第2吸入用凹部73,73と、軸方向Aで見て第1,第2吐出ポート23,23とそれぞれ重なる位置に、凹部からなると共に第1,第2吐出用連通路21,21と対面する第1,第2吐出用凹部74,74とが形成される。ここで、図3によく示されるように、ポンプユニットUにおいて、第1吸入ポート22および第1吐出ポート23を通じて作動油の吸入および吐出が行われる部分が第1ポンプ部を構成し、第2吸入ポート22および第2吐出ポート23を通じて作動油の吸入および吐出が行われる部分が第2ポンプ部を構成する。なお、図3において、第1吐出ポート23と第1吐出用連通路21と第1吐出用凹部74、および第2吐出ポート23と第2吐出用連通路21と第2吐出用凹部74は、軸方向Aで重なる輪郭を有しているが、説明の便宜上、それらは僅かにずらして記載されている。
そして、図7,図8,図10に示されるように、第1吐出用凹部74には、高圧室70に連通するように後述する凸条80を軸方向Aに貫通する貫通孔からなる連通路75が形成され、連通路75を通じて前記第1ポンプ部のポンプ室18から吐出された高圧の作動油が高圧室70(図2参照)に供給される。
図7,図10を参照すると、第2吐出用凹部74において、回転方向Rで後方寄りの領域には、ベーン12が軸方向Aで移動することを規制する規制部76が形成される。内側面14fと同一平面上にある規制面76aを有する規制部76は、第2吐出用凹部74において第2吐出ポート23に軸方向Aで対応する仮想吐出ポート77(図7に二点鎖線で示される。)の最後縁77aよりも回転方向Rで前方に位置する。さらに、規制部76は、軸方向Aで見てポンプ室18と重なる範囲に位置する(図3参照)と共に、第2吐出用凹部74の最後縁74aから回転方向Rで前方に向かって部分的に突出する。この結果、規制部76は、第2吐出用凹部74および仮想吐出ポート77の最内周縁74b,77bから径方向に部分的に突出する。
図8−図10を参照すると、第2サイドプレート14の外側面14gには、全周に渡って延びる環状、この実施形態では円環状の凸条80と、凸条80の径方向内方に、挿通孔14dまで達する中央凹部81と、凸条80の径方向外方にOリング16(図2参照)が装着される環状の凹部82が形成されている。
凸条80は、軸方向Aで見て第1,第2吸入用凹部73,73および第1,第2吐出用凹部74,74と重なる位置に形成される。したがって、この凸条80は、第1吸入用凹部73,73の周方向幅以上に渡って周方向に延びている。凸条80と中央凹部81との境界83は、軸方向Aで見て、第1,第2吸入用凹部73,73および第1,第2吐出用凹部74,74の最内周縁73b,73b,74b,74bに一致またはほぼ一致し、凸条80の径方向の幅Wは、全周に渡って均一であり、第1,第2吐出用凹部74,74の径方向での幅にほぼ一致する。しかしながら、凸条80の幅Wは、第1,第2吸入用凹部73,73に対応する部分で他の部分に比べて大きくされてもよく、また高さも、第1,第2吸入用凹部73,73に対応する部分では、それ以外の部分に比べて高くされてもよい。
中央凹部81の底壁81aには第2背圧用供給路71,72が形成されている。また、第2サイドプレート14の所要の剛性が確保される範囲で、第2サイドプレート14の軽量化の観点から、底壁81aの軸方向Aでの厚みは小さく、また中央凹部81の深さおよび周壁81bの径は大きく設定されることが好ましい。
次に、ハウジングHおよびシールプレート3に形成される油路について主として説明する。
図11,図12を参照すると、吸入路24は、油管を介して作動油が貯留されるリザーバ41図12参照)に連通する。ボディ1に形成されてポンプユニットUに連通する第1,第2吐出路25,26は、入口部25aと、溝がシールプレート3で覆われることで形成される中間部25cと、出口部25bとから構成される。入口部25aは、軸方向Aで見て、第1サイドプレート13およびシールプレート3にそれぞれ形成された第1吐出ポート23および第1吐出用連通口3aと重なる位置にある。また、出口部25bは前記無段変速機に連通する。
ボディ1に形成された孔(図2も参照)からなる第2吐出路26は、ボディ1の外周面から後述するスプール31が摺動可能に嵌合する弁孔32の周壁面で開口するように直線状に延びて形成される。第2吐出路26の入口部26aは、軸方向Aで見て、第1サイドプレート13およびシールプレート3にそれぞれ形成された第2吐出ポート23および第2吐出用連通口3bと重なる位置にある。
さらに、ボディ1には、第2吐出ポート23および第2吐出路26を、ベーンポンプPのポンプ回転数に応じて第1吐出路25または吸入路24に切り換える流路切換弁としてのスプール弁30が設けられる。スプール弁30は、第2吐出ポート23および第1吐出路25に対して、第2吐出ポート23の連通および遮断を行うことにより、第1吐出路25から吐出される作動油の前記無段変速機への供給流量を制御する。
スプール弁30は、スプール31と、いずれもボディ1に形成された弁孔32、第1,第2制御ポート33,34、および第1,第2流出ポート35,36と、戻しばね37とを備える。そして、スプール31は、第1,第2ランド31a,31bと、グルーブ31cとを有する。スプール31の先端部31aは、第1制御ポート33からの第1パイロット油の油圧を受け、その基端部31bは、第2制御ポート34からの第2パイロット油の油圧を受ける。前記第1,第2パイロット油の油圧は、制御装置(図示されず)により作動制御される油圧制御弁により、ポンプ回転数に応じて制御される。
具体的には、図11,図12(A)に示されるように、ポンプ回転数が低回転域での所定値以下のとき、前記第1パイロット油が低油圧、前記第2パイロット油が高油圧とされて、スプール31は、戻しばね37の弾発力および前記第2パイロット油の油圧により、連絡路31cと第1流出ポート35とを連通させると共に、第2流出ポート36が第2ランド31bにより閉塞される第1位置を占める。
また、図12(B)に示されるように、ポンプ回転数が前記所定値を越えるとき、前記第1パイロット油が高油圧、前記第2パイロット油が低油圧とされて、スプール31は、戻しばね37の弾発力に抗して図11において右方に移動して、連絡路31cと第2流出ポート36とを連通させると共に、第1流出ポート35が第1ランド31aにより閉塞される第2位置を占める。スプール31は、前記第1位置で、第2吐出路26を、接第1吐出路25に連通させると共に吸入路22から遮断し、前記第2位置で、第2吐出路26を、吸入路22に連通させると共に第1吐出路25から遮断するように、第2吐出路26の作動油が流れる油路を切り換える。
また、図11を参照すると、ボディ1、シールプレート3およびカバー2に渡って、連絡路31cから分岐したリリーフ通路50が形成され、このリリーフ通路50にリリーフ弁51が設けられる。リリーフ通路50は、ボディ1に形成された油路50a、シールプレート3に形成された連通口50bおよびカバー2に形成された油路50cから構成される。そして、カバー2において、油路50cに、連絡路31cの作動油が受圧面に作用するリリーフ弁51が設けられる。図4において、カバー2に設けられた吸入路24およびリリーフ弁51は二点鎖線で示されている。リリーフ弁51は、許容油圧を越える油圧が連絡路31cおよび第2吐出路26に発生したとき、リリーフ通路50の作動油が弁体52の受圧面に作用することで、リリーフばね56の弾発力に抗してリリーフ弁51が開弁して、第2吐出路26および連絡路31cの作動油を第1吐出路25に放出する。
次に、前述のように構成された実施形態の作用および効果について説明する。
前記内燃機関が運転され、駆動軸5が回転駆動されてロータ11が回転し、各ポンプ室18の容積がロータ11の回転位置に応じて増減する。ポンプ回転数が低回転域の所定値以下のとき、図12(A)に示されるように、スプール31は前記第1位置を占める。この状態で、リザーバ41からの作動油が、吸入路24を経て、第1,第2吸入ポート22,22、第1,第2補助吸入口20,20および第1,第2吸入用凹部73,73から吸入域にある前記第1,第2ポンプ部のポンプ室18に吸入される。吐出域に移行した前記第1,第2ポンプ部のポンプ室18から高圧状態になって吐出された作動油は、第1,第2吐出ポート23,23に、直接に、そして第1,第2吐出用凹部74,74および第1,第2吐出用連通路21,21を介して、第1,第2吐出路25,26にそれぞれ吐出される。第2吐出路26に吐出された作動油は、スプール弁30の連絡路31cおよび第1流出ポート35を経て、第1吐出路25の入口部25aに達して、第1吐出路25の作動油と合流する。このため、前記無段変速機には、第1吐出路25の作動油と第2吐出路26の作動油との合計の流量の作動油が供給される。それゆえ、ポンプ回転数が低回転、すなわち前記内燃機関の機関回転数が低回転であるにも拘わらず、十分な油圧を形成する流量が得られる。
ポンプ回転数が前記所定値を越えると、図12(B)に示されるように、スプール31は、前記第2位置を占める。そのため、ポンプ回転数が前記所定値以下のときと同様に、吸入路24を通った作動油は、前記第1,第2ポンプ部で吸入域にあるポンプ室18に吸入された後、吐出域に移行したポンプ室18から第1,第2吐出路25,26にそれぞれ吐出される。そして、高圧状態になって第1吐出路25に吐出された作動油は、前記無段変速機に供給される。一方、第2吐出路26に吐出された作動油は、スプール弁30の連絡路31c、第2流出ポート36を経て、連通口3dを通った後、環状通路24bに流入し、再び前記第1,第2ポンプ部で吸入域にあるポンプ室18に吸入される。
そして、第2サイドプレート14の内側面14fには、軸方向Aで見て第1,第2吐出ポート23,23と重なる位置に第1,第2吐出用凹部74,74が形成され、第2吐出用凹部74における回転方向Rで後方寄りの領域には、ベーン12が軸方向Aで移動することを規制する規制部76が形成され、規制部76は、第2吐出用凹部74において第2吐出ポート23に軸方向Aで対応する仮想吐出ポート77の最後縁77aよりも回転方向Rで前方に位置することにより、第2吐出ポート23の最後縁に対して回転方向Rでの前方で、ベーン12が規制部76により規制されて、軸方向Aでのベーン12の振動が抑制されるので、流路切換弁30による流路切換時の圧力変動により、第2吐出用凹部74の前縁で第1,第2サイドプレート13,14にベーン12が衝突することが防止または抑制されるので、ベーン12が第1,第2サイドプレート13,14に衝突することに起因する異音の発生および第1,第2サイドプレート13,14での傷の発生を防止または抑制される。
規制部76は、軸方向Aで見てポンプ室14と重なる範囲に位置すると共に、第2吐出用凹部74の最後縁74aから回転方向Rで前方に向かって部分的に突出していることにより、第2吐出用凹部74において規制部76が占める領域を、径方向で局部的にとどめることができるため、規制部76が設けられたことにより、ポンプ室18から吐出される作動油が第2吐出用凹部74を流通する際の流路抵抗が増加することが抑制されるので、吐出効率の低下が抑制される。
ベーンガイド60は、第1サイドプレート13の内側面13fに形成された収容凹部61内に嵌入している嵌入部60bを有し、収容凹部61は、軸方向Aから見てベーンガイド60の接触面60a1の外形よりも大きいことにより、ベーンガイド60は、所要の剛性を確保できる厚みを有するようにしたうえで、嵌入部60bを有している分、内側面13fから軸方向Aへ突出するベーンガイド60の厚み部分を減少させることができるので、ベーンガイド60の剛性を低下させることなくロータ11の剛性を高められたベーンポンプPが得られる。
軸方向Aでカバー2と第2サイドプレート14との間には高圧室70が形成され、ロータ11には背圧室11dが形成され、第1,第2サイドプレート13,14には第1,第2背圧用供給路62;71,72がそれぞれ形成され、第2背圧用供給路71,72は高圧室70に連通すると共に吸入域にあるベーン12に背圧用作動液を供給し、第1背圧用供給路62は、第2背圧用供給路71,72および背圧室11dを介して高圧室70に連通すると共に吐出域から吸入域への移行域にあるベーン12に背圧用作動液を供給することにより、吸入域の開始点でのベーン12には、第1背圧用供給路62を通じて背圧用作動液が供給される。そして、この第1背圧用供給路62の作動油の圧力は、高圧室70から第2背圧用供給路71,72および背圧室11dを経て供給される作動油の圧力であるため、その圧力損失およびポンプユニットの微小な隙間からの作動油の漏れの分だけ、第2背圧用供給路71,72の作動液の圧力よりも低いので、吐出域にあるベーン12の背圧は、第2背圧用供給路71,72から背圧室11dに供給される作動液の液圧に比べて小さいものの、吸入域の開始点でのベーン12には、第1背圧用供給路62を通じて背圧用作動液が供給されるので、吸入域の開始点から直ちにベーン12に作用する背圧を高めるために第2背圧用供給路71,72の加工精度を高めることが不要となり、低コストで吸入域の開始点からベーン12の背圧を高めることができ、吐出効率が向上する。このとき、第1背圧用供給路62の作動油の圧力は、第2背圧用供給路71,72の圧力よりも小さいので、吐出域にあるベーン12に作用する背圧もより小さいものとなり、ベーン12の摺動抵抗は、吐出域にあるベーン12に第2背圧用供給路71,72からの作動油が供給される場合に比べて小さくなる。
第1背圧用供給路62は、収容凹部61の底壁に形成された環状の溝により形成され、第1背圧用供給路62がベーンガイド60により覆われない開口63a,63bから背圧室11dに背圧用作動液が供給されることにより、開口63a,63bは、ベーンガイド60を利用して形成されるので、第1背圧用供給路62の開口63a,63bの形成が容易になると共に、溝が収容凹部61の底壁に形成されていることから、収容凹部の分だけ第1背圧用供給路62の容積が大きくなって、ポンプユニットUの微小な隙間からの漏れによる第1背圧用供給路62内の背圧用作動液の圧力低下が抑制されるので、この点でもベーン12の背圧を安定して高めることができる。
ベーンガイド60は1対のピン64により第1サイドプレート13に固定され、環状溝からなる第1背圧用供給路62は、1対のピン64により、それぞれが吸入域および吐出域に渡って形成される第1,第2部分62a,62bに二分され、第1部分62aおよび第2部分62bの相互の間で背圧用作動液の流通が、1対のピン64により遮断ることにより、ベーンガイド60を第1サイドプレート13に固定するピン64を利用して第1背圧用供給路62が二分されることから、ピン64の位置を変更することにより、第1,第2部分62a,62bが形成される位置を容易に変更できるので、第1,第2部分62a,62bの周方向での形成位置の自由度が大きくなる。
また、1対のピン64は吸入域の終了点にそれぞれ位置し、しかもピン64により第1部分62aと第2部分62bとの間で背圧用作動液の流通が遮断されるので、ロータ11の回転により、背圧用作動液が押し込められて、ピン64に近づくにつれて油圧が高められる。
以下、前述した実施形態の一部の構成を変更した実施形態について、変更した構成に関して説明する。
各ピン64は、第1部分62aおよび第2部分62bの相互の間で背圧用作動液の流通を制限する絞りを形成するように、第1背圧用供給路62に設けられてもよい。また、凸条80は、第1,第2吸入用凹部73,73の周方向幅にほぼ等しい範囲で形成されてもよい。
規制部76の規制面76aに周方向に延びる溝が設けられてもよい。この場合、該溝により作動油が吐出されるときの流路抵抗が減少して、吐出効率の低下が一層少なくなる。
本発明の実施形態であるベーンポンプを一部破断して示す平面図である。 図1および図3のII−II矢視での断面図である。 図2のIII−III矢視図である。 図1のベーンポンプの第1サイドプレートの内側面側の平面図である。 図4のV−V矢視での断面図である。 図4のVI−VI矢視での断面図である。 図1のベーンポンプの第2サイドプレートの内側面側からの平面図である。 図7の第2サイドプレートの外側面側からの平面図である。 図8のIX−IX矢視での断面図である。 図8のX−X矢視での断面図である。 第1サイドプレートが載置された状態での、図2のXI−XI矢視図である。 図1のベーンポンプの作動油の流れを説明する模式図であり、(A)は、第2吐出ポートからの作動油が第1吐出ポートからの作動油に合流するときの図であり、(B)は、第2吐出ポートからの作動油が吸入路に還流するときの図である。
符号の説明
1…ボディ、2…カバー、3…シールプレート、3d…連通口、4…収容室、5…駆動軸、6,7…軸受、10…カムリング、11…ロータ、11d…背圧室、12…ベーン、13,14…サイドプレート、13f,14f…内側面、14g…外側面、15…ピン、16…Oリング、17…カム面、18…ポンプ室、20,20…補助吸入口、21,21…吐出用連通路、22,22…吸入ポート、23,23…吐出ポート、25,26…吐出路、24…吸入路、30…スプール弁、31…スプール、31c…連絡路、32…弁孔、33,34…制御ポート、35,36…流出ポート、37…戻しばね、41…リザーバ、50…リリーフ通路、51…リリーフ弁、52…弁体、56…リリーフばね、
60…ベーンガイド、61…収容凹部、62…第1背圧用供給路、62a,62b…第1,第2部分、63a,63b…開口、64…ピン、70…高圧室、71,72…第2背圧用供給路、73,73…吸入用凹部、74,74…吐出用凹部、75…連通路、76…規制部、77…仮想吐出ポート、80…凸条、81…中央凹部、82…凹部、83…境界、
P…ベーンポンプ、U…ポンプユニット、H…ハウジング、R…回転方向、A…軸方向、L…回転軸線、T…突出量、W…幅。

Claims (2)

  1. 内周面にカム面が形成されたカム部材と、前記カム部材の内側に配置されるロータと、前記ロータに径方向に摺動可能に設けられると共に前記カム面に接触して、前記カム部材と前記ロータとの間に複数のポンプ室を形成する複数のベーンと、軸方向で前記カム部材および前記ロータを挟んで配置されると共に前記各ベーンが摺接する内側面を有する第1側方部材および第2側方部材と、流路切換弁とを備え、前記流路切換弁は、前記ポンプ室に吸入される作動液が流通する吸入路または前記ポンプ室から吐出された作動液が流通する吐出路に、前記第1側方部材に形成された吐出ポートを切り換えるベーンポンプにおいて、
    前記第2側方部材の前記内側面には、軸方向で見て前記吐出ポートと重なる位置に吐出用凹部が形成され、前記吐出用凹部における回転方向で後方寄りの領域には、前記ベーンが軸方向で移動することを規制する規制部が形成され、前記規制部は、前記吐出用凹部において前記吐出ポートに軸方向で対応する仮想吐出ポートの最後縁よりも前記回転方向で前方に位置することを特徴とするベーンポンプ。
  2. 前記規制部は、前記吐出用凹部の最後縁から前記回転方向で前方に向かって部分的に突出していることを特徴とする請求項1記載のベーンポンプ。
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