JP2005120634A - ホルダ - Google Patents
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Abstract
【課題】操作者にメカニカルキーの携帯を促すことができるホルダを提供する。
【解決手段】通信装置と通信可能に構成された携帯機12とメカニカルキー13とを収納及び取り出し可能なホルダ11は、中間部23からの携帯機12の取り出しに基づいてメカニカルキー13をキー収納部40から排出させる連動機構48を備える。
【選択図】 図2
【解決手段】通信装置と通信可能に構成された携帯機12とメカニカルキー13とを収納及び取り出し可能なホルダ11は、中間部23からの携帯機12の取り出しに基づいてメカニカルキー13をキー収納部40から排出させる連動機構48を備える。
【選択図】 図2
Description
本発明は、例えば車両等に用いられる電子キーシステムの携帯機と、メカニカルキーとを収納するホルダに関するものである。
従来より、例えば電子キーシステムを利用した装置として、スマートエントリ装置、スマートイグニッション装置等の遠隔操作装置が知られている。この種の遠隔操作装置は、車両に設けられた通信装置との相互通信を行う携帯機を備えている(例えば、非特許文献1参照)。
操作者は携帯機を所持し、遠隔操作装置は、携帯機と通信装置との相互通信により車両のドアの自動的な施解錠や、車内のスイッチ等を操作するだけでエンジン始動できる状態にする。この携帯機は、その内部に駆動源としてのバッテリを備えているため、そのバッテリの電力がなくなると車両の通信装置との相互通信ができず、車両のドアの施解錠やエンジン始動ができなくなる。そのため、操作者は、非常用の鍵であるメカニカルキーを携帯機と共に携帯する必要がある。
このメカニカルキーと携帯機とを別々で携帯すると不便なため、携帯機及びメカニカルキーを収納するホルダが開発されつつある。しかし、このホルダは外形が大きくなるため操作者によっては、そのホルダを携帯することを煩わしいと思うことがあり、そのホルダから携帯機及びメカニカルキーを取り出し、それらのみを携帯しようとする。
トヨタ自動車、車種名「カローラセダン」の「オプション・アクセサリ」に表示されている「電子カードキー」、[平成15年6月26日検索]、インターネット<URL:http://www.toyota.co.jp/Showroom/All_toyota_lineup/CorollaSedan/index.html>
トヨタ自動車、車種名「カローラセダン」の「オプション・アクセサリ」に表示されている「電子カードキー」、[平成15年6月26日検索]、インターネット<URL:http://www.toyota.co.jp/Showroom/All_toyota_lineup/CorollaSedan/index.html>
ところが、操作者は、携帯が必要と認識した携帯機はホルダから取り出すものの普段必要としないメカニカルキーを取り出すのを忘れてしまうことが考えられる。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、その目的は操作者にメカニカルキーの携帯を促すことができるホルダを提供することにある。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、その目的は操作者にメカニカルキーの携帯を促すことができるホルダを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、通信装置と通信可能に構成された携帯機を取出可能に収納する携帯機収納部と、メカニカルキーを取出可能に収納するキー収納部と、前記携帯機収納部からの前記携帯機の取り出しに基づいて前記キー収納部に収納されている前記メカニカルキーの存在を操作者に認知させるキー認知手段と、を備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記キー認知手段は、前記携帯機収納部からの前記携帯機の取り出し動作と連動して前記キー収納部から前記メカニカルキーを排出する連動機構である。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記連動機構は、押圧操作に基づいて前記携帯機収納部に収納されている前記携帯機を押圧して取り出すための押圧操作部材と、該押圧操作部材の押圧動作と連動して前記キー収納部に収納されている前記メカニカルキーを押圧して排出する連係機構と、を備える。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記連動機構は、前記キー収納部に収納されている前記メカニカルキーを排出させる方向へ付勢するキー付勢手段と、前記キー付勢手段による前記キー収納部からの前記メカニカルキーの排出を規制し、前記携帯機収納部からの前記携帯機の取り出しに基づいて前記メカニカルキーの排出規制を解除する排出規制機構と、を備える。
請求項5に記載の発明は、通信装置と通信可能に構成された携帯機を取出可能に収納する携帯機収納部と、メカニカルキーを取出可能に収納するキー収納部と、前記キー収納部に収納されている前記メカニカルキーの取り出しに基づいて前記携帯機収納部に収納されている前記携帯機を取り出し可能とする取出規制機構と、を備える。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、前記取出規制機構は、前記キー収納部に収納されている前記メカニカルキーを排出させる方向へ付勢する第1付勢手段と、前記携帯機収納部に収納されている前記携帯機を排出させる方向へ付勢する第2付勢手段と、前記第1付勢手段による前記キー収納部からの前記メカニカルキーの排出を規制しかつ前記第2付勢手段による前記携帯機収納部に収納されている前記携帯機の排出を規制する規制部材とを備え、前記規制部材は、前記キー収納部に収納されている前記メカニカルキーの排出規制の解除に基づいて前記携帯機収納部に収納されている前記携帯機の排出規制を解除するように構成した。
(作用)
請求項1に記載の発明においては以下に示す作用を得る。ホルダは、操作者が携帯機収納部から携帯機を取り出す際に、キー認知手段によりキー収納部に収納されているメカニカルキーの存在を操作者に認知させる。このため操作者は、携帯機収納部から取り出した携帯機を携帯する際に、合わせてメカニカルキーも携帯するように促される。
請求項1に記載の発明においては以下に示す作用を得る。ホルダは、操作者が携帯機収納部から携帯機を取り出す際に、キー認知手段によりキー収納部に収納されているメカニカルキーの存在を操作者に認知させる。このため操作者は、携帯機収納部から取り出した携帯機を携帯する際に、合わせてメカニカルキーも携帯するように促される。
請求項2に記載の発明においては、請求項1に記載の発明の作用に加えて以下に示す作用を得る。連動機構は、携帯機収納部から携帯機が取り出されることに連動してメカニカルキーをキー収納部から排出させる。
請求項3に記載の発明においては、請求項2に記載の発明の作用に加えて以下に示す作用を得る。操作者が押圧操作部材を押圧操作すると、その押圧操作部材は携帯機収納部に収納されている携帯機を押圧して取り出す。また、操作者による押圧操作部材の押圧動作と連動して、連係機構はキー収納部に収納されているメカニカルキーを押圧して排出する。
請求項4に記載の発明においては、請求項2に記載の発明の作用に加えて以下に示す作用を得る。携帯機収納部から携帯機を取り出すと、排出規制機構はキー収納部に収納されている前記メカニカルキーの排出規制を解除する。すると、メカニカルキーはキー付勢手段に付勢されてキー収納部から排出される。
請求項5に記載の発明においては、以下に示す作用を得る。取出規制機構は、キー収納部に収納されているメカニカルキーの取り出しに基づいて携帯機収納部に収納された携帯機を取り出し可能とする。即ち、キー収納部に収納されているメカニカルキーを取り出さない限り、携帯機収納部から携帯機を取り出すことができない。
請求項6に記載の発明においては、請求項5に記載の発明の作用に加えて以下に示す作用を得る。規制部材は、キー収納部に収納されているメカニカルキーの排出規制を解除する。すると、メカニカルキーは第1付勢手段に付勢されてキー収納部から排出される。また、規制部材は、メカニカルキーの排出規制の解除に基づいて携帯機収納部に収納されている携帯機の排出規制を解除する。すると、携帯機は第2付勢手段に付勢されて携帯機収納部から排出される。即ち、規制部材は、ホルダからメカニカルキーを排出した後に、そのホルダから携帯機を排出する。
本発明によれば、操作者にメカニカルキーの携帯を促すことができる。
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図1及び図2に従って説明する。
図1に示すように、キー装置10は、ホルダ11、携帯機12、メカニカルキー13を備えている。ホルダ11は、携帯機収納部としてのケース本体14を備えている。該ケース本体14は、合成樹脂からなる長方形板状(カード状)に形成され、携帯機12及びメカニカルキー13が収納されている。
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図1及び図2に従って説明する。
図1に示すように、キー装置10は、ホルダ11、携帯機12、メカニカルキー13を備えている。ホルダ11は、携帯機収納部としてのケース本体14を備えている。該ケース本体14は、合成樹脂からなる長方形板状(カード状)に形成され、携帯機12及びメカニカルキー13が収納されている。
図2に示すように、携帯機12は合成樹脂からなり、ケース本体14より薄い長方形板状(カード状)に形成されている。携帯機12には、その表面から突出した解錠用の押圧スイッチ15、施錠用の押圧スイッチ16が設けられ、その内部に携帯機側通信装置、携帯機側マイコン等の電子部品や電池を備えている。携帯機12は、図示しない車両の通信装置と相互通信することにより、車両のドアの自動的な施解錠や、車内のスイッチ等を操作するだけでエンジン始動できる状態にするものである。携帯機12は、押圧スイッチ15,16がそれぞれ押圧操作されることにより、所定の操作信号を出力するように構成され、該操作信号により車両のドアが施錠又は解錠される。
メカニカルキー13は、金属からなりL字状をなす板状に形成されている。メカニカルキー13は、把持部18及びキー本体部19を備えている。把持部18とキー本体部19は、それぞれ長尺な板状をなし、狭角が直角となるように一体形成されている。
ケース本体14は、図1に示す表面部22a、裏面部22b、その両面部の間に形成された図2に示すコの字状をなす板状の中間部23を備えている。表面部22a、裏面部22b、及び中間部23は一体形成されている。
図2に示すように、中間部23は、ケース本体14の短手方向S(図2における上下方向)に沿って延びる壁部23aと、その壁部23aの両端からケース本体14の長手方向L(図2における左右方向)に沿って延びる一対の壁部23b,23cを備え、それらは一体形成されている。また、ケース本体14には、表面部22a、裏面部22b、及び壁部23a〜23c(中間部23)に囲まれて、側面14aへ開口した収納空間K1が形成され、該収納空間K1には携帯機12が収納されている。
壁部23bと携帯機12との間には、ケース本体14からの携帯機12の抜止を図る第1抜止機構24が設けられている。第1抜止機構24は、例えば、壁部23bの側面25に形成された抜止凸部26と、携帯機12の側面27に形成された抜止凹部28とにより構成されている。
一方、壁部23cと携帯機12との間には、前記第1抜止機構24と目的を同じとする第2抜止機構29が設けられている。第2抜止機構29は、同様に、壁部23cの側面30に形成された抜止凸部31と、携帯機12の側面32に形成された抜止凹部33とにより構成されている。
従って、携帯機12は、抜止凸部26と抜止凹部28との係合、及び抜止凸部31と抜止凹部33との係合により、ケース本体14内に収納された状態で係止(保持)される。このため、携帯機12は、ケース本体14から不用意に抜け出ないようになっている。
図1に示すように、表面部22aには、ケース本体14に収納した携帯機12の押圧スイッチ15,16との干渉を防ぐ切欠き36が形成されている。このため、ケース本体14に携帯機12を収納した状態でも押圧スイッチ15,16を押圧操作できる。
また、図2に示すように、ケース本体14には、壁部23aから壁部23cへかけて、メカニカルキー13を収納するためのキー収納部40が形成されている。ケース本体14の側面14aとは反対側の面である側面14bには、キー収納部40の開口部40aが形成されている。また、ケース本体14には、キー収納部40により、側面14bへ開口したメカニカルキー13が配置される収納空間K2が形成されている。開口部40aは、キー収納部40にメカニカルキー13を収納した際に、メカニカルキー13の把持部18が外部から見えるように構成されている。メカニカルキー13は、その開口部40aを介してキー収納部40に収納可能でかつそのキー収納部40から取り出し可能とされている。
キー収納部40は、メカニカルキー13と同様にその形状がL字状をなすように形成されている。そのキー収納部40に収納されたメカニカルキー13は、そのキー本体部19が長手方向Lに沿って延びるように配置され、その把持部18が短手方向Sに沿って延びるように配置されている。言い換えると、キー収納部40に収納されたメカニカルキー13は、把持部18がキー本体部19から壁部23bに向けて延びるように配置されている。メカニカルキー13は、長手方向Lに沿って移動することにより、キー収納部40へ収納及び取り出し可能とされている。
メカニカルキー13の一側面43と、キー収納部40の内側面44とが互いに対向するように構成されており、その一側面43と内側面44との間には、前記第1抜止機構24と同構成の第3抜止機構45が構成されている。第3抜止機構45は、例えば、内側面44に形成された抜止凸部46と、一側面43に形成された抜止凹部47とにより構成されている。従って、メカニカルキー13は、抜止凸部46と抜止凹部47との係合により、キー収納部40内に収納された状態で係止(保持)される。このため、メカニカルキー13は、キー収納部40から不用意に抜け出ないようになっている。
図2に示すように、ケース本体14には、キー認知手段としての連動機構48が設けられている。連動機構48は、押圧操作部材としての取出ボタン49及び連係機構50を備えている。
取出ボタン49は、ケース本体14の壁部23a内に設けられ、ケース本体14から携帯機12を取り出すように構成されている。取出ボタン49は、図2の表側から見てL字状をなすように形成されており、壁部23aを貫通するように配置され、かつ壁部23aに支持されて長手方向Lに沿って往復移動可能に構成されている。
取出ボタン49は、操作部49a、押圧部49b、及び動力伝達部49cを備えている。操作部49aは、側面14bに対して面一となるように形成されている。取出ボタン49は、側面14bから埋没するように操作部49aを押圧操作した際に、押圧部49bにてケース本体14に収納されている携帯機12を第1取出方向T1(図2における右方向)へ押圧するように構成されている。動力伝達部49cは、操作部49aから壁部23cへ向けて突出形成され、操作部49aを側面14bから埋没するように押圧操作した際に操作部49a及び押圧部49bと共に第1取出方向T1へ移動するように構成されている。
連係機構50は、壁部23a内に設けられ、取出ボタン49の押圧動作と連動してキー収納部40からメカニカルキー13を取り出すように構成されている。連係機構50は、支軸51と、連動棒52とを備えている。支軸51は、その軸心が図2の紙面に直交する方向に延びるように壁部23a内に配置されている。その支軸51には、連動棒52の中央部が支持され、連動棒52は、支軸51を中心として回動可能とされている。
連動棒52は、一端52aと他端52bを備えている。連動棒52は、第1取出方向T1へ向けて移動する取出ボタン49の動力伝達部49cにてその一端52aが押圧されると、他端52bが第2取出方向T2(図2における左方向)へ向けて移動してメカニカルキー13の把持部18を押圧するように構成されている。
次に、第1実施形態の作用について説明する。
今、ホルダ11内に、携帯機12及びメカニカルキー13が予め収納されている。
取出ボタン49の操作部49aを第1取出方向T1へ向けて押圧操作すると、携帯機12は、取出ボタン49の押圧部49bにて押圧される。すると、携帯機12は、抜止凸部26と抜止凹部28との係合、及び抜止凸部31と抜止凹部33との係合に抗してホルダ11から取り出される。
今、ホルダ11内に、携帯機12及びメカニカルキー13が予め収納されている。
取出ボタン49の操作部49aを第1取出方向T1へ向けて押圧操作すると、携帯機12は、取出ボタン49の押圧部49bにて押圧される。すると、携帯機12は、抜止凸部26と抜止凹部28との係合、及び抜止凸部31と抜止凹部33との係合に抗してホルダ11から取り出される。
それと同時に、取出ボタン49の動力伝達部49cは、連動棒52の一端52aを第1取出方向T1へ向けて押圧する。すると、連動棒52の他端52bが第2取出方向T2へ向けて移動し、その他端52bにてメカニカルキー13の把持部18が第2取出方向T2へ向けて押圧される。すると、メカニカルキー13は、抜止凸部46と抜止凹部47との係合に抗してキー収納部40から取り出される。即ち、取出ボタン49を押圧操作することにより、携帯機12とメカニカルキー13とが同時にホルダ11から取り出される。そのため、操作者は、ホルダ11から携帯機12のみを取り出そうとして取出ボタン49を押圧操作した際に、それと同時に排出されるメカニカルキー13を認知する。
従って、第1実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)本実施形態では、キー装置10は、取出ボタン49を押圧操作することにより、ホルダ11から携帯機12とメカニカルキー13とが同時に取り出されるように構成した。操作者は、ホルダ11から携帯機12のみを取り出そうとして取出ボタン49を押圧操作した際に、ホルダ11から携帯機12と同時に取り出されるメカニカルキー13を認知しやすい。従って、ホルダ11は、操作者がケース本体14から携帯機12を取り出してその携帯機12を携帯する際に、操作者にメカニカルキー13の携帯を促すことができる。そのため、操作者は、ホルダ11からメカニカルキー13を取り出し忘れることなく、携帯機12と共にメカニカルキー13を携帯することができる。
(1)本実施形態では、キー装置10は、取出ボタン49を押圧操作することにより、ホルダ11から携帯機12とメカニカルキー13とが同時に取り出されるように構成した。操作者は、ホルダ11から携帯機12のみを取り出そうとして取出ボタン49を押圧操作した際に、ホルダ11から携帯機12と同時に取り出されるメカニカルキー13を認知しやすい。従って、ホルダ11は、操作者がケース本体14から携帯機12を取り出してその携帯機12を携帯する際に、操作者にメカニカルキー13の携帯を促すことができる。そのため、操作者は、ホルダ11からメカニカルキー13を取り出し忘れることなく、携帯機12と共にメカニカルキー13を携帯することができる。
(2)本実施形態では、キー装置10は、第1抜止機構24及び第2抜止機構29を備えた。従って、キー収納部40から携帯機12が不用意に抜け出すことを防止できる。
(3)本実施形態では、キー装置10は、第3抜止機構45を備えた。従って、ホルダ11からメカニカルキー13が不用意に抜け出すことを防止できる。
(3)本実施形態では、キー装置10は、第3抜止機構45を備えた。従って、ホルダ11からメカニカルキー13が不用意に抜け出すことを防止できる。
(4)本実施形態では、キー装置10は、表面部22a、裏面部22b、及び壁部23a〜23cに囲まれた収納空間K1に携帯機12を収納するように構成した。そのため、操作者は、取出ボタン49を押圧操作しない限り、ホルダ11から携帯機12を取り出すことができない。従って、キー装置10は、操作者がホルダ11から携帯機12を取り出す際に、操作者に取出ボタン49を押圧操作させることができる。
(第2実施形態)
以下、本発明を具体化した第2実施形態を図3〜図5に従って説明する。
なお、説明の便宜上、第1実施形態と同様の構成については同一の符号を付してその説明を一部省略する。
以下、本発明を具体化した第2実施形態を図3〜図5に従って説明する。
なお、説明の便宜上、第1実施形態と同様の構成については同一の符号を付してその説明を一部省略する。
図3に示すように、本実施形態のキー装置55は、ホルダ56、携帯機12、メカニカルキー13を備えている。本実施形態のホルダ56は、携帯機収納部としてのケース本体57を備え、該ケース本体57は、前記第1実施形態の中間部23とほぼ同一の形状に形成されている。即ち、ケース本体57は、ホルダ56の短手方向Sに沿って延びる壁部57aと、その壁部57aの両端からホルダ56の長手方向Lに沿って延びる一対の壁部57b,57cを備えている。
図4に示すように、ケース本体57には、壁部57a〜壁部57cに囲まれた収納空間K3が形成されている。ケース本体57には、キー収納部40が設けられている。ケース本体57と携帯機12との間には、第1抜止機構24及び第2抜止機構29が設けられている。ケース本体57とメカニカルキー13との間には、第3抜止機構45が設けられている。
ケース本体57と携帯機12との間には、ケース本体57に対して携帯機12をスライド移動させる第1ガイド機構58が設けられている。第1ガイド機構58は、例えば、壁部57bの側面59に形成された長手方向Lに沿って延びるガイド突条(図示しない)と、携帯機12の側面27に形成された長手方向Lに沿って延びるガイド溝(図示しない)とにより構成されている。また、壁部57cの側面60と携帯機12の側面32との間には、前記第1ガイド機構58と目的を同じとする第2ガイド機構61が構成されている。このため、携帯機12は、第1ガイド機構58側のガイド突条とガイド溝と係合、及び第2ガイド機構61側のガイド突条とガイド溝と係合により、ケース本体57に対して長手方向Lに沿って移動されて収納又は取り出し可能とされている。
壁部57cには、キー認知手段としての連動機構63が設けられている。連動機構63は、キー排出機構64及び排出規制機構65を備えている。
キー排出機構64は、キー収納部40内に収納されたメカニカルキー13を排出するための機構であり、壁部57cに設けられた排出機構配置部66内に配置されている。排出機構配置部66は、収納空間K2の第1取出方向T1側に形成されている。
キー排出機構64は、キー収納部40内に収納されたメカニカルキー13を排出するための機構であり、壁部57cに設けられた排出機構配置部66内に配置されている。排出機構配置部66は、収納空間K2の第1取出方向T1側に形成されている。
キー排出機構64は、キー付勢手段としてのコイルスプリング67とキー押圧部68とを備えている。コイルスプリング67は、その一端が排出機構配置部66内の内側面66aに固定され、その他端にキー押圧部68が固定されている。キー押圧部68は、キー収納部40内を長手方向Lに沿って移動可能とされている。
図5に示すように、排出規制機構65は、キー押圧部68の移動を規制する機構であり、ホルダ56内に設けられている。排出規制機構65は、可撓片69と、キー押圧部68に形成された係合凹部70とにより構成されている。
可撓片69は、収納空間K3と収納空間K2との間の壁部57cに形成されている。可撓片69は弾性変形可能であり、その固定端71は、該可撓片69が形成されていない壁部57cに一体に固定されている。可撓片69は、その固定端71からその自由端72に向かうにつれ収納空間K3側へ湾曲するように形成されている。このため、可撓片69の自由端72は、外力が加えられていない際には、収納空間K3内に位置するように構成されている。
一方、図4に示すように、可撓片69は、ケース本体57に携帯機12が収納されている際には、携帯機12に押圧されて、キー押圧部68側へ向けて弾性変形するように構成されている。可撓片69の自由端72には、キー押圧部68へ向けて突出した係合凸部73が形成されている。
係合凹部70は、キー押圧部68の係合凸部73と対向する部分に形成されている。係合凹部70は、ケース本体57に携帯機12が収納されている際には、係合凸部73と係合可能に構成されている。キー押圧部68は、その係合凹部70と可撓片69の係合凸部73とが係合している際には、長手方向Lへの移動が不能となるように構成されている。
コイルスプリング67は、キー押圧部68の係合凹部70と可撓片69の係合凸部73とが係合している際には、その弾性力に抗して収縮した状態となるように構成されている。キー収納部40に収納されたメカニカルキー13は、キー押圧部68の係合凹部70と可撓片69の係合凸部73とが係合している際には、キー押圧部68により押圧されないように構成されている。
図5に示すように、キー押圧部68は、その係合凹部70と可撓片69の係合凸部73との係合が解除されると、収縮状態のコイルスプリング67が伸張することで第2取出方向T2へ向けて移動するように構成されている。
次に、第2実施形態の作用について説明する。
今、ホルダ56内に、携帯機12及びメカニカルキー13が予め収納されている。
操作者がホルダ56から携帯機12を取り出すと、図5に示すように、可撓片69は、その自由端72が収納空間K3内へ移動する。すると、その自由端72の係合凸部73は、キー押圧部68の係合凹部70との係合が解除される。すると、収縮状態のコイルスプリング67は、自身の弾性力にて第2取出方向T2へ向け伸張しようとする。
今、ホルダ56内に、携帯機12及びメカニカルキー13が予め収納されている。
操作者がホルダ56から携帯機12を取り出すと、図5に示すように、可撓片69は、その自由端72が収納空間K3内へ移動する。すると、その自由端72の係合凸部73は、キー押圧部68の係合凹部70との係合が解除される。すると、収縮状態のコイルスプリング67は、自身の弾性力にて第2取出方向T2へ向け伸張しようとする。
キー押圧部68は、この伸張するコイルスプリング67にて第2取出方向T2へ付勢されてメカニカルキー13に当接する。さらに、メカニカルキー13に当接したキー押圧部68は、コイルスプリング67による付勢力にて、そのメカニカルキー13を押圧し、メカニカルキー13の抜止凹部47と壁部57cの抜止凸部46との係合を解除してメカニカルキー13をキー収納部40から排出する。即ち、操作者は、ホルダ56から携帯機12を取り出した際に、その直後にホルダ56から排出されるメカニカルキー13を認知する。
従って、上記第2実施形態によれば、前記第1実施形態の(2)(3)と同様の効果を得ると共に、以下の効果を得ることができる。
(1)本実施形態では、ホルダ56は、ケース本体57から携帯機12が取り出された直後に、ケース本体57からメカニカルキー13を排出するように構成した。従って、ホルダ56は、操作者がケース本体57から携帯機12を取り出してその携帯機12を携帯する際に、操作者にメカニカルキー13の携帯を促すことができる。そのため、操作者は、ホルダ56からメカニカルキー13を取り出し忘れることなく、携帯機12と共にメカニカルキー13を携帯することができる。
(1)本実施形態では、ホルダ56は、ケース本体57から携帯機12が取り出された直後に、ケース本体57からメカニカルキー13を排出するように構成した。従って、ホルダ56は、操作者がケース本体57から携帯機12を取り出してその携帯機12を携帯する際に、操作者にメカニカルキー13の携帯を促すことができる。そのため、操作者は、ホルダ56からメカニカルキー13を取り出し忘れることなく、携帯機12と共にメカニカルキー13を携帯することができる。
(2)本実施形態のケース本体57は、第1実施形態のケース本体14に比して、ケース本体14の表面部22a及び裏面部22bの分だけ薄く形成されている。従って、ケース本体57は、ケース本体14を携帯する場合と比べて外形が小さく携帯しやすい。
(第3実施形態)
以下、本発明を具体化した第3実施形態を図6に従って説明する。
なお、説明の便宜上、第1実施形態及び第2実施形態と同様の構成については同一の符号を付してその説明を一部省略する。
以下、本発明を具体化した第3実施形態を図6に従って説明する。
なお、説明の便宜上、第1実施形態及び第2実施形態と同様の構成については同一の符号を付してその説明を一部省略する。
図6に示すように、本実施形態のキー装置75は、ホルダ76、携帯機12、及びメカニカルキー13を備えている。ホルダ76はケース本体14を備え、ケース本体14には、キー収納部40及びキー排出機構64が設けられている。ケース本体14と携帯機12との間には、第1抜止機構24及び第2抜止機構29が設けられている。本実施形態では、キー排出機構64のコイルスプリング67は第1付勢手段に相当する。
ケース本体14には、取出規制機構81が設けられている。取出規制機構81は、キー排出機構64、取出機構82、及び規制部材としての取出ボタン90を備えている。
取出機構82は、ケース本体14から携帯機12を取り出すための機構であり、中間部23の壁部23a内に設けられている。前記取出機構82は、押出片83と、第2付勢手段としてのコイルスプリング84とを備えている。
取出機構82は、ケース本体14から携帯機12を取り出すための機構であり、中間部23の壁部23a内に設けられている。前記取出機構82は、押出片83と、第2付勢手段としてのコイルスプリング84とを備えている。
壁部23aには、収納空間K1へ向けて開口したスプリング配置部85が形成されており、そのスプリング配置部85には、コイルスプリング84が配置されている。コイルスプリング84は、その一端がスプリング配置部85内の内側面に固定され、その他端に押出片83が固定されている。
押出片83は、図6の表側から見てL字状をなすように形成され、かつ壁部23aに支持されて長手方向Lに沿って往復移動可能に構成されている。押出片83は、押圧部86、及び留め部87を備えている。押圧部86と留め部87は、それぞれ四角柱状をなし、狭角が直角となるように一体に連結されている。押圧部86は、短手方向Sに沿って配置され、留め部87は長手方向Lに沿って配置されている。押圧部86には、前記コイルスプリング84の他端が固定されている。
押出片83は、収縮状態のコイルスプリング84が伸張しようとする弾性力にて押圧部86が第1取出方向T1へ向けて移動することにより、ケース本体14内に収納された携帯機12を取り出すように構成されている。押出片83の留め部87には、第1被掛止部88が形成されている。第1被掛止部88は、留め部87のコイルスプリング84側に切欠き形成した切欠き部である。
また、壁部23aには、取出ボタン90が設けられている。取出ボタン90は、壁部23aに支持されて短手方向Sに沿って往復移動可能に構成されている。取出ボタン90は、操作部91、第1掛止部92、第2掛止部93を備えている。
操作部91は、四角柱状をなしており、側面14bから突出するように形成されている。その操作部91には、収納空間K1へ向けて突出した図6の表側から見てL字状をなす第1掛止部92が一体形成されている。第1掛止部92は、取出ボタン90が短手方向Sに沿って移動(往復移動)することにより、その先端が前記押出片83の第1被掛止部88と係合又は非係合となるように構成されている。
コイルスプリング84は、取出ボタン90の第1掛止部92と押出片83の第1被掛止部88とが係合している際には、その弾性力に抗して収縮した状態となるように構成されている。
押出片83は、第1掛止部92と第1被掛止部88との係合が解除されると、収縮状態のコイルスプリング84が伸張しようとする弾性力により第1取出方向T1へ向けて移動しようとし、かつケース本体14に収納された携帯機12を第1取出方向T1へ移動させようとする。この結果、携帯機12は、抜止凸部26と抜止凹部28との係合、及び抜止凸部31と抜止凹部33との係合が解除され、ケース本体14から取り出される。
また、操作部91には、キー収納部40へ向けて突出した四角柱状をなす第2掛止部93が一体形成されている。前記メカニカルキー13の把持部18には、第2被掛止部94が形成されている。第2被掛止部94は、把持部18の取出ボタン90側に形成された段部である。そして、第2掛止部93は、取出ボタン90が短手方向Sに沿って移動(往復移動)することにより、キー収納部40に収納されたメカニカルキー13の第2被掛止部94と係合又は非係合となるように構成されている。
コイルスプリング67は、第2掛止部93と第2被掛止部94とが係合している際には、その弾性力に抗して収縮した状態となるように構成されている。キー押圧部68及びメカニカルキー13は、その第2掛止部93と第2被掛止部94との係合が解除されると、収縮状態のコイルスプリング67が伸張しようとする付勢力により第2取出方向T2へ向けて移動する。この結果、メカニカルキー13は、キー収納部40から排出されるようになっている。
取出ボタン90と壁部23aとの間には図示しない節度機構が形成され、短手方向Sに沿って移動可能な取出ボタン90が3段階で位置決め可能とされている。取出ボタン90は、節度機構により短手方向Sの移動範囲の両移動限界位置で位置決め可能とされ、更にその中間位置で位置決めされる。
以下、節度機構により取出ボタン90が位置決めされた位置を、壁部23cから壁部23bへ向けて順番に位置P1〜P3という。
取出ボタン90は、位置P1に位置する際には、その第1掛止部92が押出片83の第1被掛止部88と係合可能に構成され、かつその第2掛止部93がキー収納部40に収納されたメカニカルキー13の第2被掛止部94と係合するように構成されている。取出ボタン90は、位置P2に位置する際には、その第1掛止部92が押出片83の第1被掛止部88と係合可能に構成され、かつその第2掛止部93がキー収納部40に収納されたメカニカルキー13の第2被掛止部94と非係合となるように構成されている。
取出ボタン90は、位置P1に位置する際には、その第1掛止部92が押出片83の第1被掛止部88と係合可能に構成され、かつその第2掛止部93がキー収納部40に収納されたメカニカルキー13の第2被掛止部94と係合するように構成されている。取出ボタン90は、位置P2に位置する際には、その第1掛止部92が押出片83の第1被掛止部88と係合可能に構成され、かつその第2掛止部93がキー収納部40に収納されたメカニカルキー13の第2被掛止部94と非係合となるように構成されている。
即ち、第1掛止部92と第1被掛止部88との短手方向Sの係合長さN1は、第2掛止部93と第2被掛止部94との短手方向Sの係合長さN2よりも長くなるように構成されている。
また、取出ボタン90は、位置P3に位置する際には、その第1掛止部92が押出片83の第1被掛止部88と非係合となるように構成され、かつその第2掛止部93がキー収納部40に収納されたメカニカルキー13の第2被掛止部94と非係合となるように構成されている。
次に、第3実施形態の作用について説明する。
今、ホルダ76内に、携帯機12及びメカニカルキー13が予め収納され、取出ボタン90は位置P1に位置している。
今、ホルダ76内に、携帯機12及びメカニカルキー13が予め収納され、取出ボタン90は位置P1に位置している。
操作者が、取出ボタン90を位置P1から位置P2に移動させると、取出ボタン90の第2掛止部93と、メカニカルキー13の第2被掛止部94との係合が解除される。すると、収縮状態のコイルスプリング67は、自身の弾性力にて第2取出方向T2へ伸張する。キー押圧部68及びメカニカルキー13は、この伸張するコイルスプリング67にて第2取出方向T2へ移動される。この結果、メカニカルキー13はキー収納部40から排出される。
さらに、操作者が、取出ボタン90を位置P2から位置P3に移動させると、取出ボタン90の第1掛止部92と、押出片83の第1被掛止部88との係合が解除される。すると、収縮状態のコイルスプリング84は、自身の弾性力にて第1取出方向T1へ伸張しようとする。押出片83及び携帯機12は、この伸張しようとするコイルスプリング84にて第1取出方向T1へ押圧される。すると、携帯機12は、抜止凸部26と抜止凹部28との係合、及び抜止凸部31と抜止凹部33との係合に抗してホルダ76から取り出される。
このように、操作者が取出ボタン90を位置P1から位置P3へ移動させることにより、先にメカニカルキー13がホルダ76から排出され、その後、携帯機12がホルダ76から取り出される。そのため、操作者は、ホルダ76から携帯機12を取り出す前にホルダ76から排出されるメカニカルキー13の存在を認知する。
従って、上記第3実施形態によれば、前記第1実施形態の(2)と同様の効果を得ると共に、以下の効果を得ることができる。
(1)本実施形態では、ホルダ76は、取出ボタン90を位置P1から位置P2へ移動させることにより、メカニカルキー13がケース本体14から排出され、取出ボタン90を位置P2から位置P3へ移動させることにより、携帯機12がケース本体14から取り出されるように構成した。従って、ホルダ76は、操作者がケース本体14から携帯機12を取り出してその携帯機12を携帯する際に、操作者にメカニカルキー13の携帯を促すことができる。そのため、操作者は、ホルダ76からメカニカルキー13を取り出し忘れることなく、携帯機12と共にメカニカルキー13を携帯することができる。
(1)本実施形態では、ホルダ76は、取出ボタン90を位置P1から位置P2へ移動させることにより、メカニカルキー13がケース本体14から排出され、取出ボタン90を位置P2から位置P3へ移動させることにより、携帯機12がケース本体14から取り出されるように構成した。従って、ホルダ76は、操作者がケース本体14から携帯機12を取り出してその携帯機12を携帯する際に、操作者にメカニカルキー13の携帯を促すことができる。そのため、操作者は、ホルダ76からメカニカルキー13を取り出し忘れることなく、携帯機12と共にメカニカルキー13を携帯することができる。
(第4実施形態)
以下、本発明を具体化した第4実施形態を図7及び図8に従って説明する。
なお、説明の便宜上、第1実施形態と同様の構成については同一の符号を付してその説明を一部省略する。
以下、本発明を具体化した第4実施形態を図7及び図8に従って説明する。
なお、説明の便宜上、第1実施形態と同様の構成については同一の符号を付してその説明を一部省略する。
本実施形態のキー装置100は、ホルダ101、携帯機12、及びメカニカルキー13を備えている。ホルダ101はケース本体57を備え、ケース本体57には、キー収納部40が設けられている。ケース本体57とメカニカルキー13との間には、第3抜止機構45が設けられている。
図7に示すように、ケース本体57には、キー収納部40からメカニカルキー13が排出されている際に、携帯機12を取出可能とする取出規制機構102が構成されている。
取出規制機構102は、支軸103と、係止片104とを備えている。支軸103は、収納空間K3と収納空間K2との間の壁部23cに固定されている。係止片104は、被支持部107、当接部108、及び係止凸部109を備えている。係止片104は、被支持部107が支軸103に軸支されており、その支軸103にて紙面に平行な面に沿って回動するように構成されている。
取出規制機構102は、支軸103と、係止片104とを備えている。支軸103は、収納空間K3と収納空間K2との間の壁部23cに固定されている。係止片104は、被支持部107、当接部108、及び係止凸部109を備えている。係止片104は、被支持部107が支軸103に軸支されており、その支軸103にて紙面に平行な面に沿って回動するように構成されている。
壁部57cには、収納空間K3から収納空間K2へ連通した連通空間K4が形成されている。係止片104は、その当接部108及び係止凸部109が連通空間K4を通過可能に構成されている。
当接部108は、キー収納部40に収納されたメカニカルキー13の先端面110に当接するように構成されている。係止凸部109は、係止片104の携帯機12と対向した位置に形成されている。
携帯機12には、係止凸部109と対向する位置にその係止凸部109と係合する係止凹部111が形成されている。係止片104の係止凸部109は、当接部108とキー収納部40に収納されたメカニカルキー13の先端面110とが当接している際には、ケース本体57に収納された携帯機12の係止凹部111と係合するように構成されている。ケース本体57に収納された携帯機12は、その係止凹部111と係止片104の係止凸部109とが係合している際には、ケース本体57から取出不能とされている。
また、取出規制機構102には、支軸103を中心として係止片104をキー収納部40側へ向けて付勢する付勢手段としてのL字形状に曲げられた板バネ112を備えている。この板バネ112は、例えば、その一端が収納空間K3と収納空間K2との間の壁部57cに固定され、その他端が係止片104の被支持部107に固定されている。
図8に示すように、係止片104は、板バネ112に外力が加えられていない際には、その係止凸部109とケース本体57に収納された携帯機12の係止凹部111とが非係合となるように構成されている。
図7に示すように、係止片104は、キー収納部40にメカニカルキー13が収納されている際には、板バネ112の弾性力に抗して収納空間K3側へ回動されており、その係止凸部109とケース本体57に収納された携帯機12の係止凹部111とが係合するように構成されている。係止片104は、キー収納部40に収納されたメカニカルキー13にて回動不能とされることにより、その係止凸部109とケース本体57に収納された携帯機12の係止凹部111との係合が維持され、この結果、携帯機12の長手方向Lへの移動を規制する。
抜止凸部46は、板バネ112に付勢されたメカニカルキー13にて、抜止凹部47との係合が解除されないように構成されている。キー収納部40の開口部40aには、収納されているメカニカルキー13を指で摘んで取り出すための切欠き113が形成されている。
次に、第4実施形態の作用について説明する。
今、ホルダ101内に、携帯機12及びメカニカルキー13が予め収納されている。
操作者は、ホルダ101内にメカニカルキー13が収納されている状態でホルダ101から携帯機12を取り出そうとすると、携帯機12の係止凹部111と係止片104の係止凸部109との係合が維持されているため携帯機12を取り出せない。
今、ホルダ101内に、携帯機12及びメカニカルキー13が予め収納されている。
操作者は、ホルダ101内にメカニカルキー13が収納されている状態でホルダ101から携帯機12を取り出そうとすると、携帯機12の係止凹部111と係止片104の係止凸部109との係合が維持されているため携帯機12を取り出せない。
一方、操作者は、切欠き113を介してメカニカルキー13の把持部18を指で摘み、キー収納部40からメカニカルキー13を取り出すことができる。そして、操作者がメカニカルキー13をキー収納部40から取り出すと、係止片104は、板バネ112の付勢力により収納空間K2側(図8における回動方向R)へ回動され、係止凸部109と係止凹部111との係合を解除する。操作者は、この係止凸部109と係止凹部111との係合を解除させることにより、ホルダ101から携帯機12を取り出すことが可能となる。
このように、携帯機12は、ホルダ101からメカニカルキー13を取り出さない限りホルダ101から取り出すことができない。そのため、操作者は、ホルダ101内に収納されているメカニカルキー13の存在を必ず認知する。
従って、上記第4実施形態によれば、前記第1実施形態の(3)及び第2実施形態の(2)と同様の効果を得ると共に、以下の効果を得ることができる。
(1)本実施形態では、ホルダ101は、ケース本体57からメカニカルキー13を取り出さない限りケース本体57から携帯機12を取り出すことができないように構成した。従って、ホルダ101は、操作者がケース本体57から携帯機12を取り出してその携帯機12を携帯する際に、操作者にメカニカルキー13の携帯を促すことができる。そのため、操作者は、ケース本体57からメカニカルキー13を取り出し忘れることなく、携帯機12と共にメカニカルキー13を携帯することができる。
(1)本実施形態では、ホルダ101は、ケース本体57からメカニカルキー13を取り出さない限りケース本体57から携帯機12を取り出すことができないように構成した。従って、ホルダ101は、操作者がケース本体57から携帯機12を取り出してその携帯機12を携帯する際に、操作者にメカニカルキー13の携帯を促すことができる。そのため、操作者は、ケース本体57からメカニカルキー13を取り出し忘れることなく、携帯機12と共にメカニカルキー13を携帯することができる。
なお、本明細書における「ホルダ(携帯機収納部)から携帯機を取り出す」及び「ホルダ(携帯機収納部)から携帯機を排出する」とは、携帯機の少なくとも一部がホルダ内からホルダ外へ移動することを意味する。また、本明細書における「ホルダ(キー収納部)からメカニカルキーを取り出す」及び「ホルダ(キー収納部)からメカニカルキーを排出する」とは、メカニカルキーの少なくとも一部がホルダ内からホルダ外へ移動することを意味する。
なお、上記各実施形態は以下のような別例に変更して具体化してもよい。
・前記第3実施形態では、第1掛止部92と第1被掛止部88との短手方向Sの係合長さN1は、第2掛止部93と第2被掛止部94との短手方向Sの係合長さN2よりも長くなるように構成していた。これに限らず、係合長さN1と係合長さN2とを同じになるようにキー装置75を構成してもよい。このように構成すると、取出ボタン90を位置P1から位置P3へ向けて移動させた際に、第1掛止部92と第1被掛止部88との係合の解除、及び第2掛止部93と第2被掛止部94との係合の解除が同時に行われる。この結果、ホルダ76から携帯機12とメカニカルキー13とが同時に取り出される。
・前記第3実施形態では、第1掛止部92と第1被掛止部88との短手方向Sの係合長さN1は、第2掛止部93と第2被掛止部94との短手方向Sの係合長さN2よりも長くなるように構成していた。これに限らず、係合長さN1と係合長さN2とを同じになるようにキー装置75を構成してもよい。このように構成すると、取出ボタン90を位置P1から位置P3へ向けて移動させた際に、第1掛止部92と第1被掛止部88との係合の解除、及び第2掛止部93と第2被掛止部94との係合の解除が同時に行われる。この結果、ホルダ76から携帯機12とメカニカルキー13とが同時に取り出される。
・前記第1〜第3実施形態では、キー装置10,55のホルダ11,56は、ケース本体14,57から携帯機12を取り出す際に、ケース本体14,57からメカニカルキー13が排出されることによりキー収納部40内に収納されているメカニカルキー13の存在を操作者に認知させるように構成していた。これに限らず、ホルダにブザー等の音声発生装置を設け、ケース本体から携帯機12を取り出す際にブザー等の音声発生装置を鳴らすことにより、キー収納部に収納されているメカニカルキー13の存在を操作者に認知させるようにホルダを構成してもよい。また、ホルダにLED等の発光装置を設け、ケース本体から携帯機12を取り出す際にLED等の発光装置を点灯(点滅)させることにより、キー収納部に収納されているメカニカルキー13の存在を操作者に認知させるようにホルダを構成してもよい。この場合、音声発生装置及び発光装置は、キー認知手段に相当する。
・前記第2及び第3実施形態では、キー収納部40に収納されているメカニカルキー13を第2取出方向T2へ付勢する第1付勢手段としてコイルスプリング67を用いていたが、これに限らず、板バネ、スポンジ等を用いてもよい。また、前記第3実施形態では、中間部23に収納されている携帯機12を第1取出方向T1へ付勢する第2付勢手段としてコイルスプリング84を用いていたが、これに限らず、板バネ、スポンジ等を用いてもよい。
11,56,76,101…ホルダ、12…携帯機、13…メカニカルキー、14,57…携帯機収納部としてのケース本体、40…キー収納部、48,63…キー認知手段としての連動機構、49…押圧操作部材としての取出ボタン、50…連係機構、63…キー排出機構、65…排出規制機構、67…第1付勢手段及びキー付勢手段としてのコイルスプリング、81,102…取出規制機構、84…第2付勢手段としてのコイルスプリング、90…規制部材としての取出ボタン。
Claims (6)
- 通信装置と通信可能に構成された携帯機を取出可能に収納する携帯機収納部と、
メカニカルキーを取出可能に収納するキー収納部と、
前記携帯機収納部からの前記携帯機の取り出しに基づいて前記キー収納部に収納されている前記メカニカルキーの存在を操作者に認知させるキー認知手段と、
を備えたことを特徴とするホルダ。 - 前記キー認知手段は、前記携帯機収納部からの前記携帯機の取り出し動作と連動して前記キー収納部から前記メカニカルキーを排出する連動機構であることを特徴とする請求項1に記載のホルダ。
- 前記連動機構は、
押圧操作に基づいて前記携帯機収納部に収納されている前記携帯機を押圧して取り出すための押圧操作部材と、
該押圧操作部材の押圧動作と連動して前記キー収納部に収納されている前記メカニカルキーを押圧して排出する連係機構と、
を備えたことを特徴とする請求項2に記載のホルダ。 - 前記連動機構は、
前記キー収納部に収納されている前記メカニカルキーを排出させる方向へ付勢するキー付勢手段と、
前記キー付勢手段による前記キー収納部からの前記メカニカルキーの排出を規制し、前記携帯機収納部からの前記携帯機の取り出しに基づいて前記メカニカルキーの排出規制を解除する排出規制機構と、
を備えたことを特徴とする請求項2に記載のホルダ。 - 通信装置と通信可能に構成された携帯機を取出可能に収納する携帯機収納部と、
メカニカルキーを取出可能に収納するキー収納部と、
前記キー収納部に収納されている前記メカニカルキーの取り出しに基づいて前記携帯機収納部に収納されている前記携帯機を取り出し可能とする取出規制機構と、
を備えたことを特徴とするホルダ。 - 前記取出規制機構は、前記キー収納部に収納されている前記メカニカルキーを排出させる方向へ付勢する第1付勢手段と、
前記携帯機収納部に収納されている前記携帯機を排出させる方向へ付勢する第2付勢手段と、
前記第1付勢手段による前記キー収納部からの前記メカニカルキーの排出を規制しかつ前記第2付勢手段による前記携帯機収納部に収納されている前記携帯機の排出を規制する規制部材とを備え、
前記規制部材は、前記キー収納部に収納されている前記メカニカルキーの排出規制の解除に基づいて前記携帯機収納部に収納されている前記携帯機の排出規制を解除するように構成したことを特徴とする請求項5に記載のホルダ。
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