JP2005120537A - 編物地 - Google Patents
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Abstract
【課題】 一枚の片面パイル編地から、より簡易に両面起毛の毛布類等の編物地を得ることができる技術を開示する。
【解決手段】 編地に対してパイル糸を編み込んでなる片面パイル編地の裏面からパイル糸を掻き出すと共に、この掻き出したパイル糸を毛捌きして起毛させてなる。つまり、片面パイル編地の非パイル面から強制的にパイル糸を掻き出し、これを毛捌きすることによって、非パイル面に張り合わせや別素材の植毛等をせずとも、簡易に両面起毛の編物地を得ることができる。そして本発明編物地は、一枚の片面パイル編地から構成されるため、重量も軽く、使用感や着心地に優れる。また片面パイル編地はダブルラッセル機で編成した二重編地をセンターカットして得られたものである。さらに編地はラッセルメッシュで構成することもある。この場合は、通気性に優れ、デザイン性をも醸すことができる。
【選択図】 図1
【解決手段】 編地に対してパイル糸を編み込んでなる片面パイル編地の裏面からパイル糸を掻き出すと共に、この掻き出したパイル糸を毛捌きして起毛させてなる。つまり、片面パイル編地の非パイル面から強制的にパイル糸を掻き出し、これを毛捌きすることによって、非パイル面に張り合わせや別素材の植毛等をせずとも、簡易に両面起毛の編物地を得ることができる。そして本発明編物地は、一枚の片面パイル編地から構成されるため、重量も軽く、使用感や着心地に優れる。また片面パイル編地はダブルラッセル機で編成した二重編地をセンターカットして得られたものである。さらに編地はラッセルメッシュで構成することもある。この場合は、通気性に優れ、デザイン性をも醸すことができる。
【選択図】 図1
Description
この発明は両面が毛捌き(起毛)された毛布類(ベビー毛布を含む)、バスローブ、タオル、さらにはヨットパーカーなどの衣類等として使用する編物地に関するものである。
従来、毛布類を製造する方法としては、例えば特許文献1に記載されているように、ダブルラッセル編み機により編成した二重編地を連結パイルの中間部で切断し、得られた2枚の片面パイル編地それぞれのパイルを毛捌きして毛布地とし、この2枚の毛布地を非パイル面で重ね合わせる方法が知られている。つまり、これは張り合わせ毛布の製造方法を示したものである。
しかしながら、上記従来によると、両面起毛の編物地を得るために、2枚の片面パイル編地を張り合わせる必要があるため、その張り合わせのための接着工程や縁縫い工程などに手間がかかるうえ、完成品の重量が大きくなるという課題がある。これに対して、軽量化等のために、一枚の片面パイル編地の非パイル面に羊毛など、肌触りの良い素材を設けることも行われているが、これもやはり製造工程が複雑化するという課題を根本的に解決するものではない。
即ち、本発明は、一枚の片面パイル編地から、より簡易に両面起毛の毛布類等の編物地を得ることができる技術を開示することを目的とする。
上述した目的を達成するために本発明では、編地に対してパイル糸を編み込んでなる片面パイル編地の裏面からパイル糸を掻き出すと共に、この掻き出したパイル糸を毛捌きして起毛させるという手段を用いた。つまり、片面パイル編地の非パイル面から強制的にパイル糸を掻き出し、これを毛捌きすることによって、非パイル面に張り合わせや別素材の植毛等をせずとも、簡易に両面起毛の編物地を得ることができる。
なお、片面パイル編地はダブルラッセル機で編成した二重編地をセンターカットして得たものであってもよく、またラッセルメッシュとしてもよい。特に編地をラッセルメッシュとした場合は、通気性に優れ、デザイン性をも醸すことができる。その他、毛の風合いを改善する手段や、捺染などの処理は、適宜従来技術を採用することができる。
このように本発明によれば、編地に対してパイル糸を編み込んでなる片面パイル編地の裏面からパイル糸を掻き出すと共に、この掻き出したパイル糸を毛捌きして起毛させるという手段を用いたので、張り合わせや別素材の植毛等をせずとも、簡易な方法で、両面とも肌触りのよい編物地を得ることができるという実用的効果を発揮する。また、本発明編物地は張り合わせ等を必要とせず、一枚の片面パイル編地から構成されるため、重量も軽く、使用感や着心地に優れるものである。
以下、本発明の好ましい実施の形態を添付した図面に従って説明する。図1は本発明の一実施形態に係る編物地の説明図である。図中、1は編地、2は編地1に織り込まれたパイル糸であり、片面パイル編地を構成している。編地1はラッセル編地、ダブルラッセル編地をセンターカットしたもの、さらにはラッセルメッシュ等により構成することができる。またパイル糸2には綿糸やナイロン糸など、従来公知のものを使用することができる。
そして、パイル糸2は、そのパイル面(表面)にて毛捌きが施され、マイヤータッチの風合いとなす。次に非パイル面(裏面)にて、パイル糸を公知の起毛機を用いて若干長掻き出すと共に、この掻き出したパイル糸を毛捌きして起毛させている。このようにして、本発明は両面起毛の編物地を構成してるのである。
編地1はラッセル編地、ダブルラッセル編地をセンターカットしたもの、さらにはラッセルメッシュ等により構成することができる。図2は、編地1をラッセルメッシュにより構成した本発明編物地を示したもので、この構成によれば、メッシュ孔により通気性が確保されると共に、デザイン性にも優れた編物地とすることができる。なお、パイル糸2にもまた、綿糸やナイロン糸など、従来公知のものを使用することができる。
1 編地
2 パイル糸
2 パイル糸
Claims (3)
- 編地に対してパイル糸を編み込んでなる片面パイル編地の裏面からパイル糸を掻き出すと共に、この掻き出したパイル糸を毛捌きして起毛させてなることを特徴とした編物地。
- 前記片面パイル編地はダブルラッセル機で編成した二重編地をセンターカットして得られたものである請求項1記載の編物地。
- さらに編地はラッセルメッシュで構成された請求項2記載の編物地。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003359078A JP2005120537A (ja) | 2003-10-20 | 2003-10-20 | 編物地 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003359078A JP2005120537A (ja) | 2003-10-20 | 2003-10-20 | 編物地 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005120537A true JP2005120537A (ja) | 2005-05-12 |
Family
ID=34615416
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003359078A Pending JP2005120537A (ja) | 2003-10-20 | 2003-10-20 | 編物地 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005120537A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105054698A (zh) * | 2015-08-27 | 2015-11-18 | 宿迁市神龙家纺有限公司 | 一种毛毯及其生产工艺 |
-
2003
- 2003-10-20 JP JP2003359078A patent/JP2005120537A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN105054698A (zh) * | 2015-08-27 | 2015-11-18 | 宿迁市神龙家纺有限公司 | 一种毛毯及其生产工艺 |
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