JP2005119198A - 印刷制御装置及び印刷制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 印刷領域の制御にあたり、プレーン一括で管理する回路ブロックに、キャリブレーション時に取得するプレーン間位置ずれ情報も含め、プレーン独立で管理する回路ブロックと分離することで、ASICのゲート削減及び処理の簡易化を図る印刷制御技術を提供することを課題とする。
【解決手段】 タンデム型プリントエンジンに対して複数の色のプレーンのビデオ信号を送出する際の印刷領域の制御を行う印刷制御装置であって、水平方向についてプレーン一括でレフトマージンを制御し、各プレーン毎のレフトマージン終了信号を出力するレフトマージン制御手段(101)と、プレーン毎のレフトマージン終了信号を入力し、プレーン毎の有効印刷幅を示す水平方向ビデオイネーブル信号を生成して出力する各プレーン毎に独立な有効印刷幅制御手段(102-105)とを有する印刷制御装置が提供される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、記録紙の搬送ベルトに沿って例えばYMCKの静電記録ユニットを配置したタンデム型のプリントエンジン等に対してビデオ信号を送出する印刷制御技術に関する。
図8は、従来の印字(印刷)制御装置の構成図である。第1の印字領域制御部301は、第1のTOPOUT制御部305、第1のTOPマージン制御部306、第1のライン制御部307、第1のレフトマージン制御部308、第1のDOT制御部309、第1のメモリ切り出し制御部310を有する。第2の印字領域制御部302は、第2のTOPOUT制御部311、第2のTOPマージン制御部312、第2のライン制御部313、第2のレフトマージン制御部314、第2のDOT制御部315、第2のメモリ切り出し制御部316を有する。第3の印字領域制御部303及び第4の印字領域制御部304の内部構成は、第1及び第2の印字領域制御部301,302と同じである。
従来、タンデム型のプリントエンジンに対してビデオ信号を送出する際の印字領域の制御に関しては、図8にも示したように、プレーン毎に主走査/副走査方向の余白及び有効領域を管理するため、レジスタ、カウンタ、比較器等で構成される制御部を複数備えるように構成されている。
さらに、タンデム型エンジン特有の問題として、連続印字の際に、次ページの副走査同期信号TOPの入力と、現ページの処理、すなわち垂直カウンタの動作がオーバーラップした場合にも、そのオーバーラップしたプレーンの垂直カウントを通常通り動作させるため、紙搬送スピードを考慮して、オフセットライン値を格納するTOPOUT制御部を別にプレーン数だけもち、そこから出力されるTOPOUT信号を数珠つなぎで次のプレーンに渡して副走査方向の同期をとるか、若しくは入力した副走査同期信号TOPをNextレジスタに保持し、垂直カウントが終了した時点でロードするように構成されている。
しかしながら、上記従来例では、印字制御装置の主要機能を構成するASICのゲート規模が増大し、機器のコストアップの要因となり、また、キャリブレーション時にエンジンから取得するプレーン間の画像の位置ずれ情報をソフトウエアが管理し、本来の印字領域に関するパラメータに対して演算を行うので、余計なCPU負荷がかかるという欠点があった。
また、タンデム型エンジンに対応するために特有な回路を付加していたので、ゲート規模の増大に加え、連続印字時の処理が複雑になるという欠点があった。
また、図13に示すように、従来、タンデム型のプリントエンジンに対するビデオ信号の送出制御に関しては、各色独立の制御ユニットから、副走査同期信号割り込み(TOP割り込み)、バンド制御終了割り込み(Bandend割り込み)を割り込み制御回路に出力し、それぞれがCPUに対して割り込みをかけることで、各色のバンド設定を行うように構成されている。図13のCPU割り込みテーブルは、システム仕様により決定される。
また、これらの割り込みは、リアルタイム性が必要なので、CPUが優先的に処理できるように、割り込みテーブルの上位に配置されるように構成されている。
しかしながら、上記従来例では、限られたCPUの割り込みレベルのうち、ビデオ制御ユニットがプレーン独立で複数の割り込みレベルを専有し、連続印字等でリアルタイム処理の必要性が増大した際、割り込み要因が多ければ多いほど、CPUのタスク切り換えが発生し、インターフェース系、描画系等、他のCPU割り込み1301の処理効率が悪くなり、スループット/描画速度に影響が及ぶという欠点があった。
本発明の目的は、印字(印刷)領域の制御にあたり、プレーン一括で管理する回路ブロックに、キャリブレーション時に取得するプレーン間位置ずれ情報も含め、プレーン独立で管理する回路ブロックと分離することで、ASICのゲート削減及び処理の簡易化を図る印刷制御技術を提供することにある。
本発明の他の目的は、プレーン独立で副走査同期信号割り込み処理を行わないで、エンジンからの副走査同期信号割り込みのみで全プレーンのバンド設定を行うことで、CPUのタスク切り換えにかかる時間を短縮し、連続印刷でもCPUの処理効率が悪くならない印刷制御技術を提供することである。
本発明の印刷制御装置は、タンデム型プリントエンジンに対して複数の色のプレーンのビデオ信号を送出する際の印刷領域の制御を行う印刷制御装置であって、水平方向についてプレーン一括でレフトマージンを制御し、各プレーン毎のレフトマージン終了信号を出力するレフトマージン制御手段と、前記プレーン毎のレフトマージン終了信号を入力し、プレーン毎の有効印刷幅を示す水平方向ビデオイネーブル信号を生成して出力する各プレーン毎に独立な有効印刷幅制御手段とを有することを特徴とする。
また、本発明の印刷制御装置は、タンデム型プリントエンジンに対して複数の色のプレーンのビデオ信号を送出する際の印刷領域の制御を行う印刷制御装置であって、プリントエンジンの紙搬送スピードによって決まる垂直方向についてのプレーン間のオフセットラインをプレーン一括で制御し、各プレーン毎のオフセットライン終了信号を出力するオフセットライン制御手段と、前記プレーン毎のオフセットライン終了信号を入力し、プレーン毎の有効印刷高さを示す垂直方向ビデオイネーブル信号を生成して出力する各プレーン毎に独立な垂直方向制御手段とを有することを特徴とする。
また、本発明の印刷制御装置は、垂直同期信号のトリガ入力のみで、複数の色のプレーンの全プレーンのバンド設定を行う設定手段と、各プレーンについてバンド単位で印刷を行う印刷手段とを有することを特徴とする。
また、本発明の印刷制御方法は、タンデム型プリントエンジンに対して複数の色のプレーンのビデオ信号を送出する際の印刷領域の制御を行う印刷制御装置の印刷制御方法であって、水平方向についてプレーン一括でレフトマージンを制御し、各プレーン毎のレフトマージン終了信号を出力するレフトマージン制御ステップと、前記プレーン毎のレフトマージン終了信号を入力し、プレーン毎の有効印刷幅を示す水平方向ビデオイネーブル信号を生成して出力する有効印刷幅制御ステップとを有することを特徴とする。
また、本発明の印刷制御方法は、タンデム型プリントエンジンに対して複数の色のプレーンのビデオ信号を送出する際の印刷領域の制御を行う印刷制御装置の印刷制御方法であって、プリントエンジンの紙搬送スピードによって決まる垂直方向についてのプレーン間のオフセットラインをプレーン一括で制御し、各プレーン毎のオフセットライン終了信号を出力するオフセットライン制御ステップと、前記プレーン毎のオフセットライン終了信号を入力し、プレーン毎の有効印刷高さを示す垂直方向ビデオイネーブル信号を生成して出力する垂直方向制御ステップとを有することを特徴とする。
また、本発明の印刷制御方法は、垂直同期信号のトリガ入力のみで、複数の色のプレーンの全プレーンのバンド設定を行う設定ステップと、各プレーンについてバンド単位で印刷を行う印刷ステップとを有することを特徴とする。
レフトマージン又はオフセットラインをプレーン一括で制御することにより、ASICのゲート削減に伴う機器のコストダウンが実現でき、また、キャリブレーション時にかかるCPU負荷の軽減及び連続印刷時の処理の簡易化を図ることができる。
また、各プレーン独立で垂直同期信号の割り込み処理を行わず、先頭プレーンの垂直同期信号のトリガ入力のみで全プレーンのバンド設定をするので、連続印刷時に複数のタスク切り換えにかかる時間を短縮でき、CPUの処理効率が悪くなるのを防止する効果がある。
(第1の実施形態)
図7は、本発明の第1の実施形態による印字(印刷)制御装置の各制御信号を示す。1プレーンはシアン(Cyan)、2プレーンはイエロー(Yellow)、3プレーンマゼンタ(Magenta)、4プレーンはブラック(Black)である。副走査方向は垂直方向であり、主走査方向は水平方向である。
1プレーン〜4プレーンの垂直方向は、副走査同期信号(垂直同期信号)/TOPがオフになると開始する。1プレーンは、副走査方向において、上余白がTOPM_1であり、その後、有効印字高さがLINE_1である。有効印字高さLINE_1は、垂直方向ビデオイネーブル信号VENB_1がオンである期間である。2プレーン〜4プレーンも同様である。
1プレーンの水平方向は、主走査同期信号(水平同期信号)/BD_1がオフになると開始する。1プレーンは、主走査方向において、左余白がLEFT_1であり、その後、有効印字幅がDOT_1である。有効印字幅DOT_1は、水平方向ビデオイネーブル信号HENB_1がオンである期間である。2プレーン〜4プレーンも同様である。
図1は、本発明の第1の実施形態による印字制御装置の構成例を示し、図2はそのタイミングチャートである。図1において、101は出力画像における水平方向の左余白を、タンデム型プリントエンジンの全プレーンに関して一括して管理するレフトマージン制御部である。102,103,104,105は、レフトマージン制御部101から出力されるレフトマージン終了信号H_trig(H_trig1〜H_trig4)信号を基に、水平方向ビデオイネーブル信号HENB(HENB_1〜HENB_4)を生成し、図示しないメモリ切り出し制御部に対して画素データの出力を制御する、プレーン毎に独立な第1〜第4の有効印字幅(DOT)制御部である。
106は、主走査方向の基準となるプレーンの水平同期信号(本実施形態ではBD_1とする)を入力して、後述するコンパレータ112からFlag_full信号を受け取るまで、アップカウンタ110にイネーブル信号を出力するカウント制御部である。107は、プリントエンジンがデフォルトで持っているプレーン間の水平同期信号BD(BD_1〜BD_4)の位相ずれを、基準プレーンからの相対量で検出し、内部のレジスタにその値を格納する位相測定部である。
なお、上記のデフォルトでのBD信号間の位相ずれというのは、基準プレーンの1スキャン時間を何分割かにして、どの位置で他のプレーンのBD信号を出力するかをエンジン側で制御することで、副走査同期信号(垂直同期信号)TOPに対する各プレーンのBD出力位置を微調整でき、結果的に副走査方向の画像ジッタを分割した単位で抑えることが可能になるというエンジン機能に基づくものである。実際の波形については、図2に示す。
また、108は、エンジンのキャリブレーション時に、基準プレーンの画像に対し他のプレーンの画像が主走査方向にどれ位ずれているかをステータスとして取得し、その情報を格納するための補正レジスタ部である。109は、本印字制御装置が出力用紙に印字する際の、本来の左余白情報を格納するレフトマージンレジスタ部である。110は、出力画素クロックに同期して、イネーブルになってからの画素数をカウントするアップカウンタである。111は、位相測定部107、補正レジスタ部108、レフトマージンレジスタ部109のそれぞれの値から、各プレーン毎に主走査方向の有効印字領域に入るまでの画素数の情報がセットされる加算器である。112は、加算器111にセットされた値とアップカウンタ110のカウント値が一致した時、各プレーンのDOT制御部にH_trig信号を出力し、かつ全プレーンのH_trig信号が出力した時点でflag_full信号をカウント制御部106に出力するコンパレータである。
113は、HENB信号の生成のためのフリップフロップである。114は、本印字制御装置が出力用紙に印字する際の、有効印字領域情報を格納するDOTレジスタ部である。115は、有効印字領域の画素数をカウントするカウンタである。116は、DOTレジスタ部114の値とカウンタ115のカウント値が一致した時、HENB信号をオフするコンパレータである。なお、113〜116については、他のプレーンの第2〜第4のDOT制御部103〜105も同一の構成である。また、本印字制御装置は、すべて出力画素クロック同期で動作し、画素の階調数には依存しない。
次に、図3を参照しながら、上記構成に基づいて、本実施形態による印字制御装置の動作を説明する。まず、ステップS401では、本印字制御装置は、先述したプリントエンジン固有に決定されるデフォルトで持つプレーン間のBD信号の位相ずれを位相測定部107で測定し、内部のレジスタに保持する。図2に示す通り、基準となるBD_1に対して、BD_2、BD_3、BD_4がそれぞれT2、T3、T4だけ遅れて入力したとすれば、位相測定部107内のレジスタには、T2、T3、T4を画素クロックで同期化した値が格納される。
次に、ステップS402では、後述するキャリブレーションに必要な各プレーンの左余白情報をレフトマージンレジスタ部109に格納することで、加算器111には、自動的にレフトマージンレジスタ部109の値と位相測定部107のレジスタ値が加算されてセットされる。図2の場合には、プレーン1(Cyan)用としてTL1が、プレーン2(Yellow)用としてT2+TL2が、プレーン3(Magenta)用としてT3+TL3が、プレーン4(Black)用としてT4+TL4がそれぞれセットされる。
次に、ステップS403では、この状態でキャリブレーションを実施すると、エンジン側は濃度調整・画像補正を行うことになる。実際にキャリブレーションを行った際の本印字制御装置の動作を以下に示す。
次に、ステップS404では、副走査同期信号TOPが入力し、印字制御回路のシーケンスを有効にした後、基準プレーンとなるBD_1が入力すると、アップカウンタ110がイネーブルになり、カウントを開始する(出力画素クロックでフリーカウントする)。
次に、ステップS405では、先にセットされた加算器111の値とアップカウンタ110のカウント値が一致すると、一致したプレーンのDOT制御部にH_trig信号を出力する。図2の場合には、TL1経過後に第1のDOT制御部102にH_trig1を出力し、T2+TL2経過後に第2のDOT制御部103にH_trig2を出力し、T4+TL4経過後に第4のDOT制御部105にH_trig4を出力し、最後にT3+TL3経過後に第3のDOT制御部104にH_trig3を出力する。
次に、ステップS406では、このH_trig3信号を出力した時点、すなわち、H_trig信号が全プレーン分“オン”したら、flag_full信号をカウント制御部106に出力し、アップカウンタ110のイネーブル信号がクリアされることでカウントは停止する。ここまでが1スキャンに相当するレフトマージンの処理になる。その後、ステップS404に戻り、キャリブレーションに必要なライン数だけ上記処理を繰り返す。
一方、ステップS407では、H_trig信号を受け取った各プレーンのDOT制御部では、HENB信号を“オン”し、有効印字領域に相当する画素数だけカウントした後、HENB信号を“オフ”する。このHENB信号をメモリ切り出し制御部に出力することで、メモリから読み出されたメモリデータ(有効データ)から印字領域に相当する画素データを切り出すことが可能になる。
次に、ステップS408では、キャリブレーション中であるか否かをチェックする。キャリブレーション中であればステップS410へ進み、キャリブレーション中でなければステップS409へ進む。
ステップS409では、本印字制御装置が出力する画素データより、プリントエンジンが出力用紙に印字し、処理を終了する。
ステップS410では、キャリブレーション時には、上記画素データを基に静電ドラム上に潜像を形成し、それを解析することで、プリントエンジン側は基準画像に対する他のプレーンの画像の位置ずれ情報を相対的に検出する。本印字制御装置では、この位置ずれ情報のうち主走査方向(水平方向)の位置ずれ情報について、エンジンのステータスを通して取得し、その値を補正レジスタ部108に格納する。
次に、ステップS411では、キャリブレーション終了後、印字可能状態になる。ステップS412では、ジョブを受信し、印字を開始する。ステップS413では、実際出力用紙に印字を開始する時には、印字するデータに相当する左余白情報をレフトマージンレジスタ部109に格納することで、加算器111には位相測定部107の値に加えて、先述した補正レジスタ部108の値もレフトマージンレジスタ部109の値に加算されてセットされる。
それ以降の1スキャン当たりのレフトマージン処理については、ステップS404に戻り、先述のキャリブレーション時の処理と全く同一で、本印字制御装置から出力された画素データにより、プリントエンジンが出力用紙に印字する。
以上説明したように、本実施形態によれば、従来プレーン毎に持っていたレフトマージン制御部を一体化し、そこにデフォルトでのBD信号間の位相ずれ及びキャリブレーション時に取得可能な主走査方向位置ずれ情報も格納することにより、印字制御装置の主要機能を構成するASICのゲート削減につながり、印字出力する際、ソフトウエアで演算していた印字領域制御がハードウエア処理可能となるので、CPUの負荷を軽減するという効果がある。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態は、第1の実施形態が主走査方向に関してレフトマージン制御部を一体化して回路規模の削減を図っていたのに対し、副走査方向に関してプリントエンジン固有のオフセットライン数のカウントと、それ以降の出力用紙に対するトップマージン及び有効ラインのカウントを独立させることで、回路規模を削減する一方、タンデム型のエンジンプロセスで連続印字の際に次ページのトップと現ページの処理がオーバーラップしても簡易に対応できるというものである。
図4は、本実施形態における印字制御装置の構成図であり、図5はそのタイミングチャートである。図4において、201は、プリントエンジンの紙搬送スピードによって決まるプレーン間のオフセットラインをコントロールするオフセットライン制御部である。202,203,204,205は、オフセットライン制御部201から出力されるオフセットライン終了信号V_trig(V_trig1〜V_trig4)信号を基に、出力用紙に対するトップマージン及び有効ラインをカウントし、垂直方向ビデオイネーブル信号VENB(VENB_1〜VENB_4)を生成し、図示しないメモリ切り出し制御部に対して画素データの出力を制御する、プレーン毎に独立な第1〜第4の副走査(垂直方向)制御部である。
206は、プリントエンジンからの副走査同期信号TOPを入力して、後述するコンパレータ210からflag_full信号を受け取るまで、アップカウンタ208にイネーブル信号を出力するカウント制御部である。207は、エンジンのキャリブレーション時に、基準プレーンの画像に対し他のプレーンの画像が副走査方向にどれ位ずれているかをステータスとして取得し、その情報を格納するための補正レジスタ部である。208は、カウント制御部206からのイネーブル信号を基に、BD_1が“オン”する回数をカウントするアップカウンタである。209は、プレーン間のオフセットライン数と補正レジスタ部207の値から、各プレーン毎に副走査方向の基準位置に到達するまでのライン数の情報がセットされる加算器である。210は、加算器209にセットされた値とアップカウンタ208のカウント値が一致した時、各プレーンの副走査制御部にV_trig信号を出力し、かつ全プレーンのV_trig信号が出力した時点でflag_full信号をカウント制御部206に出力するコンパレータである。
次に、図6を参照しながら、上記構成に基づいて、本実施形態の動作を説明する。まず、ステップS601では、本印字制御装置は、プリントエンジン固有のプレーン間のオフセットライン数を加算器209にセットする。図5の場合であれば、Xラインをセットする。
次に、ステップS602では、キャリブレーションを実施する。ステップS603では、この状態でキャリブレーションを実施すると、プリントエンジンから副走査同期信号TOPが入力した時点で、アップカウンタ208がイネーブルになり、基準プレーンのBD信号のカウントを開始する。
次に、ステップS604では、プレーンそれぞれの加算器209にセットされた値と、アップカウンタ208のカウント値が一致した時、各プレーンの副走査制御部にV_trig信号を出力する。次に、ステップS605では、V_trig信号が全プレーン分“オン”したら、flag_full信号を出力し、アップカウンタ208をディセーブルにしてカウントを停止する。
なお、キャリブレーションにかかる時間を短縮するために、加算器209ではセットされた値を無効にして、BD信号が入力した直後にV_trig信号を全プレーン“オン”にして、カウント制御部206にflag_full信号を出力し、アップカウンタ208のカウントを停止し、処理を副走査制御部に移す。もちろん、通常印字時と同様に、セットしたオフセットライン数を有効にして、加算器209の値とアップカウンタ208のカウント値を比較して、各プレーンのV_trig信号を出力しても、キャリブレーション処理が可能なのは言うまでもない。
一方、ステップS606では、V_trig信号を受け取った各プレーンの副走査制御部では、印字用紙に対する必要なトップマージンのカウントの後、VENBを“オン”し、有効ラインのカウントの後、VENBを“オフ”する。このVENB信号をメモリ切り出し制御部に出力することで、メモリから読み出されたメモリデータ(有効データ)から印字領域に相当する画素データを切り出すことが可能になる。
次に、ステップS607では、キャリブレーション中であるか否かをチェックする。キャリブレーション中であればステップS609へ進み、キャリブレーション中でなければステップS608へ進む。
ステップS609では、キャリブレーション時には、プリントエンジン側が、この画素データを基に形成される潜像を解析し、位置ずれ情報を検出するが、その中で、本印字制御装置は、副走査方向の位置ずれ情報をエンジンステータスを通して取得し、補正レジスタ部207に格納する。
次に、ステップS610では、キャリブレーション終了後、印字可能状態になり、ステップS611では、ジョブを受信し、印字を開始する。ステップS612では、実際出力用紙に印字する時には、先述した補正レジスタ部207の値が、もとからセットされていたオフセットライン数の値に加算されて加算器209にセットされる。
そして、ステップS603に戻り、副走査同期信号TOPが入力すると、アップカウンタ208が再度イネーブルになり、基準プレーンのBD信号のカウントを開始する。ステップS604では、今度は、加算器209にセットされた値を有効にするので、BD信号の入力の度に、加算器209の値とアップカウンタ208のカウント値を比較する。プレーン毎にこれらが一致すると、対応する副走査制御部にV_trig信号を出力する。図5の場合には、副走査同期信号TOPの入力直後のBD_1信号の入力で、第1の副走査制御部202にV_trig1を出力し、(X+α)ライン後に第2の副走査制御部203にV_trig2を出力し、(2X+β)ライン後に第3の副走査制御部204にV_trig3を出力し、(3X+γ)ライン後に第4の副走査制御部205にV_trig4を出力する。
なお、α、β、γが補正レジスタ207の値になる。ここで、ステップS605において、V_trig4を出力した時点、すなわちV_trig信号が全プレーン分“オン”したら、flag_full信号をカウント制御部206に出力し、アップカウンタ208のイネーブル信号をクリアしてカウントを停止する。
これが1ページに相当するオフセットラインの処理になり、ステップS603に戻り、受信したジョブのページ数だけこれを繰り返す。
ステップS608において、各プレーンの副走査制御部の動作は、先述のキャリブレーション時の処理と全く同一で、本印字制御装置から出力された画素データにより、プリントエンジンが出力用紙に印字する。
なお、従来の印字制御装置では、図5の※印の部分で、次ページの副走査同期信号TOPと現ページのVENBがオーバーラップするため、3,4プレーンの制御のため、次ページの副走査同期信号TOPをラッチして保持するか、プレーン毎に副走査カウントを独立でコントロールする必要がある。
以上説明したように、本実施形態によれば、プリントエンジン固有のオフセットライン数の制御をプレーン一括で行い、出力用紙に対するトップマージン及び有効ラインの制御と分離し、かつキャリブレーション時に取得可能な副走査方向位置ずれ情報もオフセットライン情報と合わせて一括で管理することにより、ASICのゲート削減及びタンデム型のエンジンプロセスでの連続印字の際の処理を簡易化するという効果がある。
第1及び第2の実施形態によれば、プレーン一括で管理される特徴的なレフトマージン制御手段及びオフセットライン制御手段により構成されることで、ASICのゲート削減に伴う機器のコストダウンが実現でき、また、キャリブレーション時にかかるCPU負荷の軽減及び連続印字時の処理の簡易化を図ることができる。
(第3の実施形態)
図9は、本発明の第3の実施形態による印字制御装置の特徴を最もよく表す構成図であり、図10はそのタイミングチャートである。図9において、901,904,908,912は、それぞれDMAアドレス、印字幅/高さ、上下左右余白、階調数等の制御情報を現処理バンド用として格納するレジスタである、各色毎に独立な第1〜第4の現バンドレジスタである。902,905,909,913は、それぞれバンディングでリアルタイム処理するため、次バンド用の上記制御情報を先行して格納するレジスタである、各色毎に独立な第1〜第4の次バンドレジスタである。903,907,911,915は、それぞれ現バンドレジスタ901,904,908,912から入力される制御情報と、図示しないプリントエンジンから入力される主/副走査同期信号を基に、記憶装置から読み出したデータから画素単位のビデオデータを生成して、プリントエンジンに出力するユニットである、各色毎に独立な第1〜第4のシップである。906,910,914は、連続ページジョブにおける次ページ先頭バンド用の上記制御情報を先行して格納するレジスタであり、第1のシップ903からの次ページ起動信号NEXT_PAGEENを基に生成されるラッチ信号PAGE_END(PAGE_END1〜PAGE_END4)で、格納した制御情報を対応する現バンドレジスタに送出する第2〜第4の次ページレジスタである。916〜919,920〜923,924〜927は、次ページ起動信号NEXT_PAGEEN、シップが出力するページ単位での起動信号SEQEN(SEQEN_2〜SEQEN_4)、ジョブ単位での起動信号JOBEN(JOBEN_2〜JOBEN_4)から、次ページレジスタの制御情報を現バンドレジスタにラッチする信号を生成するためのゲート回路及びフリップフロップである。
次に、図11及び図12を参照しながら、上記構成に基づいて、本実施形態の印字制御装置の動作を説明する。まず、ステップS1101では、タンデム型のプリントエンジンを制御するに当たり、先頭プレーン(1プレーン)の先頭バンド用の制御情報CBREG_D1及びCBREG_SET1をプリントエンジンからの副走査同期信号TOPが入力する前に、CPUが第1の現バンドレジスタ901に格納する。
次に、ステップS1102では、プリントエンジンから副走査同期信号TOPが入力した時点で、図示しない割り込み制御回路がCPUに対して割り込みを発生する。ステップS1103では、CPUは先頭プレーンについて次バンド用の制御情報NBREG_D1及びNBREG_SET1を第1の次バンドレジスタ902に格納し、一方、2プレーン、3プレーン、4プレーンについても、先頭バンド用制御情報を第2〜第4の現バンドレジスタ904,908,912に、次バンド用制御情報を第2〜第4の次バンドレジスタ905,909,913に格納する。従来であれば、各々のプレーン毎に起動信号を持ち、その信号を割り込み制御回路に入力してCPUに割り込みをかけ、それをトリガにしてバンド設定を行っていたので、プレーン毎に4つのタスクを切り換えて処理していたのが、本実施形態では、副走査同期信号TOPによる割り込みタスクで一括して設定している。そのため、本実施形態では、図13のTOP_2割り込み〜TOP_4割り込み1302が削除可能になる。
次に、ステップS1104では、第1のシップ903は、副走査同期信号TOPにより、現バンドレジスタ901の制御情報REG_D1から、SEQEN及びJOBENをセット(“H”)し、先頭プレーンのビデオ信号の生成について起動をかける。ステップS1105では、バンド単位で印字する。先頭プレーンは、バンディングでリアルタイム処理を行い、1バンド分ビデオ信号をプリントエンジンに転送終了した時点で、第1のシップ903がバンドエンド信号BAND_END1を出力し、それにより第1の次バンドレジスタ902に格納された制御情報を第1の現バンドレジスタ901にセットする。さらに、BAND_END1を割り込み制御回路に入力し、CPUに割り込みをかけることで、空いた第1の次バンドレジスタ902に次バンドの制御情報を格納する。これを1ページ分繰り返すことで、先頭プレーンはプリントエンジンにビデオ信号を転送可能となる。
ここで、印字すべきジョブが単ページであるか複数ページであるかは、ホストパーソナルコンピュータ(PC)からデータ転送された時点で判別可能なので、1ページ転送終了前に次ページがあるか否かをJOBENの信号レベルで制御する。図10では、1ページの先頭バンド転送終了時点でJOBENを制御している。
ステップS1106では、1ページ印字終了時点(SEQENが“L”)で、JOBENが“H”か否かをチェックする。もし、1ページ転送終了時点(SEQENが“H”→“L”)でジョブが継続、すなわち次ページがあればJOBENが“H”であり、ジョブが終了、すなわち次ページがなければJOBENが“L”となる。
ジョブが終了であれば、ステップS1118において、次ページのシーケンスに移行せず、アイドル状態にし、処理を終了する。
ジョブが継続すなわちJOBENが“H”ならば、ステップS1107では、第1のシップ903は次ページの副走査同期信号TOPの入力待ちをする一方、第1の現バンドレジスタ901に次ページの先頭バンド用制御情報を格納する。そして、ステップS1108では、前ページと同様に、副走査同期信号TOPの入力時点で、割り込みを発生する。
ステップS1109では、先頭プレーンについて、次バンド用の制御情報を第1の次バンドレジスタ902に格納する。この次ページの副走査同期信号TOPの入力時点で、第1のシップ903は、プレーン2、プレーン3、プレーン4の回路に対し、先頭プレーンが次ページ処理を開始したことを示す信号NEXT_PAGEENを出力する。
さらに、先の副走査同期信号割り込みで、CPUは、プレーン2、プレーン3、プレーン4について、次ページ先頭バンドの制御情報を第2〜第4の次ページレジスタ906,910,914に格納する。
次に、ステップS1107では、副走査同期信号TOPにより、ステップS1107で設定されたSEQEN及び保持されているJOBENをラッチして、先頭プレーンのシップ回路を再起動し、ステップS1105に戻る。
ここまでが、本印字制御装置における先頭プレーンの印字処理及びそれに伴うCPUの割り込み処理の概要となる。
ステップS1110では、2プレーン、3プレーン、4プレーンが印字中か否かをモニタし、ステップS1119へ進む。
ステップS1113では、プロセスで規定されるライン数後に、プレーン2の起動信号を発生する。次に、ステップS1114では、前記起動信号により、ステップS1103で設定されたSEQEN及びJOBENをラッチして、2プレーンのシップ回路を起動する。次に、ステップS1115では、バンド単位で印字する。
ステップS1116では、信号JOBENが“H”か否かをチェックする。“H”であればステップS1119へ進み、“H”でなければステップS1117へ進む。ステップS1119では、次ページレジスタ設定時点で、SEQENが“L”(1ページ印字終了)か否かをチェックする。“L”であればステップS1120へ進み、“L”でなければステップS1121へ進む。
ステップS1120では、次ページレジスタから現バンドレジスタにシフトして、2プレーンについて、次バンドを次バンドレジスタに設定する。ステップS1121では、まだ前ページの印字中であるので、SEQENが“L”になるまで待ち、前ページの印字終了時点で、次ページレジスタから現バンドレジスタにシフトする。さらに、バンドエンド割り込みルーチンで、次バンドを次バンドレジスタに設定する。
ステップS1122では、プロセスで規定されるライン数後に、2プレーンの起動信号を発生する。次に、ステップS1112では、前記起動信号により、ステップS1120又はS1121で設定されたSEQEN及び保持されているJOBENをラッチして、2プレーンのシップ回路を再起動する。その後、ステップS1115へ戻る。
ステップS1117では、そのページが最終ページとなり、印字終了後、次ページのシーケンスに移行せず、アイドル状態にし、処理を終了する。
図11及び図12は、先頭プレーンを基準に2プレーンの制御フローを抽出して示すが、3プレーン及び4プレーンについても、2プレーンと同様の制御フローを持っている。
プレーン2、プレーン3、プレーン4の印字処理及びそれに伴うCPUの割り込み処理を以下に説明する。プリントエンジンから副走査同期信号TOPの入力後、タンデム型のエンジンプロセスにより規定されるライン数後に、プレーン2、プレーン3、プレーン4それぞれの起動信号TOP_2,TOP_3,TOP_4を発生し、それらにより、先に設定された第2〜第4の現バンドレジスタ904,908,912から、SEQEN及びJOBENを時間差をつけてセットし、プレーン2、プレーン3、プレーン4について起動をかける(図10参照)。
先頭プレーンと同様に、バンド単位で印字するが、JOBENの信号レベルから、現在処理中のページが最終ページであるか否かを判断し、もしジョブが継続する(JOBENが“H”)なら、次ページのシーケンスに移行できるようにマスク回路を解除しておく。
そして、先述した先頭プレーンの信号NEXT_PAGEENの出力時点で、プレーン2、プレーン3、プレーン4が印字中か否かをSEQENの信号レベルでモニタする(図10における縦の点線部分)。
もし、図10のプレーン2、プレーン3のように、SEQENが“H”から“L”になる時点、すなわち1ページ印字終了した後に、NEXT_PAGEENが“H”になれば、ラッチ信号生成回路916〜919及び920〜923は、NEXT_PAGEENが“H”のタイミングでラッチ信号PAGE_END2及びPAGE_END3を第2及び第3のシップに出力し、それにより次ページレジスタの制御情報を現バンドレジスタにハードウエアがセットし、セット完了時点で、既に空いている次バンドレジスタに次バンドの制御情報を格納する。
この場合は、先述した副走査同期信号割り込みのタスクの中で全て処理可能となる。
一方、図10のプレーン4のように、NEXT_PAGEENが“H”の時点で、まだSEQENが“H”の場合は、前ページの印字途中なので、副走査同期信号割り込みのタスクで処理することができないので、プレーン4に関しては設定せずにタスク処理を終了する。そして、プレーン4のSEQEN_4が“L”になった時点で、ラッチ信号生成回路924〜927が動作し、ラッチ信号PAGE_END4を第4のシップ915に出力する。これにより、第4の次ページレジスタ914の制御情報を第4の現バンドレジスタ912にハードウエアがセットし、一方、SEQEN_4が“L”の時点で出力されるバンドエンド信号BAND_END4の割り込みルーチンで、次バンドの制御情報を第4の次バンドレジスタ913に格納する。
そして、次ページの副走査同期信号の入力から規定ライン数後に出力される、それぞれの起動信号でSEQENを再セットし、プレーン2、プレーン3、プレーン4について再起動をかける。この時、JOBENは、“H”のまま保持される。
このようにして、ページの印字途中でJOBENの信号レベルをモニタし、JOBENが“L”になるまでページ処理を継続し、JOBENが“L”になったら、次ページのシーケンスに移行しないようにマスク回路を動作させ、アイドル状態に入り、処理を終了する。
図10において、副走査同期信号TOPのタイミングt1,t2,t3で、システムに対して、割り込みが発生し、1プレーン、2プレーン、3プレーン、4プレーンの全プレーンのレジスタ設定を行う。
以上説明したように、本実施形態によれば、タンデム型のプリントエンジンを制御するに当たり、各プレーン独立で副走査同期信号割り込み処理を行わず、先頭プレーンの副走査同期信号割り込みで全プレーンのバンド設定をするので、連続印字時に複数のタスク切り換えにかかる時間を短縮でき、CPUの処理効率が悪くなるのを防止する効果がある。エンジンからの副走査同期信号割り込みのみで、全プレーンのバンド設定を行うことができるので、CPUのタスク切り換えにかかる時間を短縮し、連続印字でもCPUの処理効率が悪くならないという効果がある。
なお、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本発明の第1の実施形態による印字制御装置の構成例を示す図である。 第1の実施形態による印字制御装置の動作例を示すタイミングチャートである。 第1の実施形態による印字制御装置の動作例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態による印字制御装置の構成例を示す図である。 第2の実施形態による印字制御装置の動作例を示すタイミングチャートである。 第2の実施形態による印字制御装置の動作例を示すフローチャートである。 各制御信号を示す図である。 従来の印字制御装置の構成図である。 本発明の第3の実施形態による印字制御装置の構成例を示す図である。 第3の実施形態による印字制御装置の動作例を示すタイミングチャートである。 第3の実施形態による印字制御装置の動作例を示すフローチャートである。 第3の実施形態による印字制御装置の動作例を示すフローチャートである。 CPU割り込みテーブルの構成例を示す図である。
符号の説明
101 レフトマージン制御部
102〜105 DOT制御部
106 カウント制御部
107 位相測定部
108 補正レジスタ部
109 レフトマージンレジスタ部
110 アップカウンタ
111 加算器
112 コンパレータ
113 フリップフロップ
114 DOTレジスタ部
115 カウンタ
116 コンパレータ
201 オフセットライン制御部
202〜205 副走査制御部
206 カウント制御部
207 補正レジスタ部
208 アップカウンタ
209 加算器
210 コンパレータ
901 第1の現バンドレジスタ
904 第2の現バンドレジスタ
908 第3の現バンドレジスタ
912 第4の現バンドレジスタ
902 第1の次バンドレジスタ
905 第2の次バンドレジスタ
909 第3の次バンドレジスタ
913 第4の次バンドレジスタ
906 第2の次ページレジスタ
909 第3の次ページレジスタ
913 第4の次ページレジスタ
903 第1のシップ
907 第2のシップ
911 第3のシップ
915 第4のシップ
916,920,924 第1〜第3のインバータ
917,919,921,923,925,927 第1〜第6のAND回路
918,922,926 第1〜第3のフリップフロップ

Claims (12)

  1. タンデム型プリントエンジンに対して複数の色のプレーンのビデオ信号を送出する際の印刷領域の制御を行う印刷制御装置であって、
    水平方向についてプレーン一括でレフトマージンを制御し、各プレーン毎のレフトマージン終了信号を出力するレフトマージン制御手段と、
    前記プレーン毎のレフトマージン終了信号を入力し、プレーン毎の有効印刷幅を示す水平方向ビデオイネーブル信号を生成して出力する各プレーン毎に独立な有効印刷幅制御手段と
    を有することを特徴とする印刷制御装置。
  2. 前記レフトマージン制御手段は、内部に、キャリブレーション時にプリントエンジンから取得する水平方向位置ずれ情報及びデフォルトでの水平同期信号の位相ずれ情報を保持するための格納手段を含むことを特徴とする請求項1記載の印刷制御装置。
  3. タンデム型プリントエンジンに対して複数の色のプレーンのビデオ信号を送出する際の印刷領域の制御を行う印刷制御装置であって、
    プリントエンジンの紙搬送スピードによって決まる垂直方向についてのプレーン間のオフセットラインをプレーン一括で制御し、各プレーン毎のオフセットライン終了信号を出力するオフセットライン制御手段と、
    前記プレーン毎のオフセットライン終了信号を入力し、プレーン毎の有効印刷高さを示す垂直方向ビデオイネーブル信号を生成して出力する各プレーン毎に独立な垂直方向制御手段と
    を有することを特徴とする印刷制御装置。
  4. 前記オフセットライン制御手段は、内部に、キャリブレーション時にプリントエンジンから取得する垂直方向位置ずれ情報を保持するための格納手段を含むことを特徴とする請求項3記載の印刷制御装置。
  5. 前記垂直方向制御手段は、プレーン毎のトップマージン及び有効印刷高さを制御することを特徴とする請求項3又は4記載の印刷制御装置。
  6. 複数の色のプレーンのうちの先頭プレーンの垂直同期信号のトリガ入力のみで、全プレーンのバンド設定を行う設定手段と、
    各プレーンについてバンド単位で印刷を行う印刷手段と
    を有することを特徴とする印刷制御装置。
  7. 前記設定手段は、
    プレーン毎の現処理バンド用レジスタと、
    プレーン毎の次バンド用レジスタと、
    先頭プレーン以外のプレーンの次ページ先頭バンド用レジスタと、
    先頭プレーンの次ページの印刷を開始するための垂直同期信号のトリガ入力により、前記次ページ先頭バンド用レジスタの値を前記現処理バンド用レジスタにロードするためのロード手段とを有することを特徴とする請求項6記載の印刷制御装置。
  8. 前記ロード手段は、先頭プレーン以外のプレーンは前記ロードの信号を受け取った時点で前ページが印刷中なら印刷終了までロードするタイミングを遅らせることを特徴とする請求項7記載の印刷制御装置。
  9. 前記印刷手段は、タンデム型プリントエンジンに対して複数の色のプレーンのビデオ信号を送出して印刷することを特徴とする請求項6〜8のいずれか1項に記載の印刷制御装置。
  10. タンデム型プリントエンジンに対して複数の色のプレーンのビデオ信号を送出する際の印刷領域の制御を行う印刷制御装置の印刷制御方法であって、
    水平方向についてプレーン一括でレフトマージンを制御し、各プレーン毎のレフトマージン終了信号を出力するレフトマージン制御ステップと、
    前記プレーン毎のレフトマージン終了信号を入力し、プレーン毎の有効印刷幅を示す水平方向ビデオイネーブル信号を生成して出力する有効印刷幅制御ステップと
    を有することを特徴とする印刷制御方法。
  11. タンデム型プリントエンジンに対して複数の色のプレーンのビデオ信号を送出する際の印刷領域の制御を行う印刷制御装置の印刷制御方法であって、
    プリントエンジンの紙搬送スピードによって決まる垂直方向についてのプレーン間のオフセットラインをプレーン一括で制御し、各プレーン毎のオフセットライン終了信号を出力するオフセットライン制御ステップと、
    前記プレーン毎のオフセットライン終了信号を入力し、プレーン毎の有効印刷高さを示す垂直方向ビデオイネーブル信号を生成して出力する垂直方向制御ステップと
    を有することを特徴とする印刷制御方法。
  12. 複数の色のプレーンのうちの先頭プレーンの垂直同期信号のトリガ入力のみで、全プレーンのバンド設定を行う設定ステップと、
    各プレーンについてバンド単位で印刷を行う印刷ステップと
    を有することを特徴とする印刷制御方法。
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