JP2005094639A - 画像出力システム、画像出力制御方法、その方法を実行するためのプログラム及びプログラムを格納した記録媒体 - Google Patents

画像出力システム、画像出力制御方法、その方法を実行するためのプログラム及びプログラムを格納した記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 画像データが構成する画像のサイズが画像出力装置の出力サイズに収まらない場合に、算出される縮小率の方が使用者が許容する縮小率より大きい場合に、算出された縮小率で画像を縮小し、校正用のカラープルーフとして使用可能な画像を出力すること。
【解決手段】 使用者が許容する縮小率を予め保存し、画像データが構成する画像のサイズが画像出力装置の出力サイズに収まらないと判定した場合に、画像データが構成する画像を画像出力装置の出力サイズに収めるように縮小率を算出し、算出された縮小率と使用者が許容する縮小率とを比較し、算出された縮小率の方が大きい場合には、算出された縮小率で画像を縮小して出力し、算出された縮小率が小さい場合には、例えば、使用者が許容する縮小率で画像を縮小して出力するように画像出力装置を制御する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、画像出力媒体を備え、前記画像出力媒体に画像出力を行う画像出力装置を含んで構成される画像出力システム、画像出力制御方法、その画像出力方法実行のためのプログラム、及び、プログラムを格納した記録媒体に関する。
従来、印刷製版業界における画像出力システムは、図16に示すように電子写真方式のカラーレーザプリンタ2(スキャナ、コピア、ファクシミリの各機能を併せ持ついわゆる複合機を含む)、CTP(Computer to Plate)5及びDCP(Direct Color Proof)7等の画像出力装置を含んで構成されていた。また、それぞれの画像出力装置のうち、カラーレーザプリンタ2はカンプ(コンプリヘンシブレイアウト;comprehensive layout)の出力、CTP5は印刷に用いる刷版の作成、DCP7はCTP5で刷版を作成する前の校正用のカラープルーフの作成に主に用いられていた。
なお、カラープルーフ作成に用いる画像データは、CTP5で使用する画像データを用いることが好ましい。それは、CTP5で使用する画像データは、クライアント端末から送信されるポストスクリプト(登録商標)やPDF(Portable Document Format)等のページ記述言語で作成されたデータをRIP(Raster Image Processor)4で解析処理しラスターデータ化もしくはアウトライン化したもので、それをDCP7で使用することにより、RIP処理時間の短縮、及び、RIPの違いによる出力結果の相違を無くすためである。
また、CTP5で使用する画像データは、一般的に小サイズ(例えば、A4サイズ)の画像を面付けし、例えば、8つのA4サイズの画像を並べて面付けし、さらに、トンボ(多色印刷の場合に各色の位置(見当)を合わせたり、加工や仕上げの際に位置を合わせるための目印に引かれた線。)を付すための余白を外周部に付した1つの大サイズの画像を構成する画像データとしたものであることが多い。
一方、近年のカラーレーザプリンタの高画質化に伴い、安価かつ高速に高品位なカラー出力が可能になってきたことにより、DCPの用途、つまりカラープルーフの作成にカラーレーザプリンタを使用したいという要求が高まっている。ところが、現状ほとんどのカラーレーザプリンタが出力可能な画像のサイズ(以下、出力サイズ)は、最大でもA3ワイドサイズ(A3にトンボ領域を付加したサイズ)であるため、上記のように面付けされた大サイズの画像を構成する画像データは、例えば大サイズの画像を分割して出力する、大サイズの画像の中央部のみを出力サイズで出力する、画像を縮小して出力するなどの必要がある。
また、出力サイズと画像データが構成する画像のサイズを比較して、画像データが構成する画像のサイズが大きい場合に、出力サイズと画像データが構成する画像のサイズの割合から縮小率を算出し、予め設定された縮小率と比較して最も近い縮小率を選択し、選択した縮小率で画像を縮小して出力を行うプリンタがある(例えば、特許文献1参照。)。
ここで、縮小率について述べる。以下、縮小率は、縮小された画像のサイズに対する元の画像のサイズの比率とし、例えばパーセント(%)で表す。また、縮小率の大小は、そのパーセントの値の大小によるものとし、例えば、縮小率90%と縮小率60%を比べた場合には、縮小率90%の方が縮小率60%より大きいとする。
ところが、特許文献1に記載のプリンタで、例えば、出力サイズがA3サイズ(297mm×420mm)で、縮小率が小さい方から大きい方に50%から99%の間の1%刻みで設定されているとする。このようなプリンタで、A2サイズ(420mm×594mm)の画像を出力しようとすれば、縮小率を71%として縮小して出力を行うことになり、また、A1サイズ(594mm×841mm)の画像を出力しようとすれば、縮小率を50%として縮小して出力を行うことになる。
特開2001−94753号公報(段落〔0011〕−〔0026〕、図1乃至図5)
しかしながら、校正用のカラープルーフは、絵柄、色調、文章文字等の確認を行うためのものであるから、例えば上記の71%に縮小して出力した画像は、カラープルーフとして使用できても、50%に縮小して出力した画像では、例えば文字が細かくなりすぎてカラープルーフとして使用できない場合があり、50%に縮小して出力した画像は無駄となる。
また、印刷現場によっては、例えば主に細かな文字を扱う現場では、71%に縮小して出力した画像でもカラープルーフとして使用できず、例えば、縮小しても80%までという場合もある。したがって、出力物を校正用のカラープルーフとして使用する場合には、出力サイズより大きい画像を使用者が許容する縮小率以上の縮小率で出力することが必要となる。
一方、CTP5で使用する画像データには、上述の如く外周部に余白が付されているため、縮小され出力される画像の外周部にも余白が付されたままで、余白の内側に面付けされた画像が出力される。ところが、校正とはほとんど関係が無い余白は無駄であり、余白が出力される範囲にも面付けされた画像を出力したいという要求がある。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、予め使用者が許容する縮小率を保存しておき、画像データが構成する画像のサイズが画像出力装置の出力サイズに収まらない場合に出力サイズに収めるように算出される縮小率と保存された縮小率の大小を判定し、少なくとも算出された縮小率の方が大きい場合に、算出された縮小率で縮小し出力することで、校正用のカラープルーフとして使用可能な画像を出力することが可能な画像出力システム、画像出力方法、その画像出力方法実行のためのプログラム、及び、プログラムを格納した記録媒体を提供することにある。
さらに、算出された縮小率の方が小さい場合には、使用者の選択に応じて、保存された縮小率で縮小し出力することや、等倍で出力することや、画像の出力を中止することや、或いは、算出された縮小率で縮小し出力することを可能とすることにある。
また、さらに、外周部に付された余白を削除することで、面付けされた画像をより大きくして出力することや、面付けされた画像の出力される範囲を広げて出力することを可能にすることにある。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、画像出力媒体を備え、前記画像出力媒体に画像を出力する画像出力装置を含み、画像データを受け付け、前記画像出力装置から前記画像出力媒体に前記画像データが構成する画像を等倍または縮小して出力を行うことが可能な画像出力システムであって、前記画像出力装置における前記画像出力媒体に出力可能な画像のサイズを記憶する出力サイズ記憶手段と、使用者が許容する縮小率を保存する縮小率保存手段と、前記受け付けた画像データが構成する画像のサイズと前記出力サイズ記憶手段に記憶された前記画像出力媒体に出力可能な画像のサイズを比較し、前記受け付けた画像データが構成する画像のサイズの方が大きい場合にサイズオーバーと判定するサイズ判定手段と、前記サイズ判定手段によりサイズオーバーと判定された場合に、前記受け付けた画像データが構成する画像を前記出力サイズ記憶手段に記憶された前記画像出力媒体に出力可能な画像のサイズに収めるように縮小率を算出する縮小率算出手段と、前記縮小率算出手段によって算出された縮小率と前記縮小率保存手段に保存された縮小率を比較し、前記縮小率の大小を判定する縮小率判定手段と、前記縮小率判定手段により前記縮小率算出手段によって算出された縮小率の方が大きいと判定された場合には、前記画像出力装置から前記縮小率算出手段によって算出された縮小率で縮小された画像を前記画像出力媒体に出力する制御を行う画像出力制御手段と、を含むことを特徴としている。
また、請求項2記載の発明は、前記画像出力制御手段は、更に、前記縮小率判定手段により前記縮小率算出手段によって算出された縮小率の方が小さいと判定された場合には、前記画像出力装置から等倍の画像を前記画像出力媒体に出力する制御、前記画像出力装置から前記縮小率保存手段に保存された縮小率で縮小された画像を前記画像出力媒体に出力する制御、または、画像の出力を中止する制御のいずれかの制御を行うことを特徴としている。
また、請求項3記載の発明は、画像を等倍で前記画像出力媒体に出力するのか、画像を前記縮小率保存手段に保存された縮小率で縮小して前記画像出力媒体に出力するのか、画像を前記出力サイズ記憶手段に記憶された前記画像出力媒体に出力可能な画像のサイズに収めるように算出される縮小率で縮小して前記画像出力媒体に出力するのか、または、画像の出力を中止するのかのうちの少なくとも2つについて選択的に入力するための第1の入力手段を更に含み、前記画像出力制御手段は、更に、前記縮小率判定手段により前記縮小率算出手段によって算出された縮小率の方が小さいと判定された場合には、前記第1の入力手段により選択的になされた入力に基づいて、前記画像出力装置から等倍の画像を前記画像出力媒体に出力する制御、前記画像出力装置から前記縮小率保存手段に保存された縮小率で縮小された画像を前記画像出力媒体に出力する制御、前記画像出力装置から前記出力サイズ記憶手段に記憶された前記画像出力媒体に出力可能な画像のサイズに収めるように前記縮小率算出手段によって算出された縮小率で縮小された画像を前記画像出力媒体に出力する制御、または、画像の出力を中止する制御のいずれかの制御を行うことを特徴としている。
また、請求項4記載の発明は、報知を行うための報知手段と、前記縮小率判定手段により前記縮小率算出手段によって算出された縮小率の方が小さいと判定された場合に、その旨の報知を行うように前記報知手段を制御するとともに前記第1の入力手段からの前記入力を可能とするように制御する報知制御手段と、を更に含むことを特徴としている。
また、請求項5記載の発明は、前記受け付けた画像データを、画像を等倍で前記画像出力媒体に出力するのか、画像を前記縮小率保存手段に保存された縮小率で縮小して前記画像出力媒体に出力するのか、画像を前記出力サイズ記憶手段に記憶された前記画像出力媒体に出力可能な画像のサイズに収めるように算出される縮小率で縮小して前記画像出力媒体に出力するのか、または、画像の出力を中止するのかの少なくとも2つについて選択的に記憶するための画像データ記憶手段を更に含み、前記画像出力制御手段は、更に、前記縮小率判定手段により前記縮小率算出手段によって算出された縮小率の方が小さいと判定された場合には、前記選択的になされた記憶に基づいて、前記画像出力装置から等倍の画像を前記画像出力媒体に出力する制御、前記画像出力装置から前記縮小率保存手段に保存された縮小率で縮小された画像を前記画像出力媒体に出力する制御、前記画像出力装置から前記出力サイズ記憶手段に記憶された前記画像出力媒体に出力可能な画像のサイズに収めるように前記縮小率算出手段によって算出された縮小率で縮小された画像を前記画像出力媒体に出力する制御、または、画像の出力を中止する制御のいずれかの制御を行うことを特徴としている。
また、請求項6記載の発明は、第1の画像出力媒体を備え、前記第1の画像出力媒体に画像を出力する第1の画像出力装置を含み、前記第1の画像出力装置とは異なる第2の画像出力装置であり前記第1の画像出力媒体よりも出力可能な画像のサイズが大きい第2の画像出力媒体を備える前記第2の画像出力装置における前記第2の画像出力媒体に出力可能な画像のサイズを上限とする画像データを受け付け、前記第1の画像出力装置から前記第1の画像出力媒体に前記画像データが構成する画像を等倍または縮小して出力を行うことが可能な画像出力システムであって、前記第1の画像出力装置における前記第1の画像出力媒体に出力可能な画像のサイズを記憶する出力サイズ記憶手段と、使用者が許容する縮小率を保存する縮小率保存手段と、前記受け付けた画像データが構成する画像のサイズと前記出力サイズ記憶手段に記憶された前記第1の画像出力媒体に出力可能な画像のサイズを比較し、前記受け付けた画像データが構成する画像のサイズの方が大きい場合にサイズオーバーと判定するサイズ判定手段と、前記サイズ判定手段によりサイズオーバーと判定された場合に、前記受け付けた画像データが構成する画像を前記出力サイズ記憶手段に記憶された前記第1の画像出力媒体に出力可能な画像のサイズに収めるように縮小率を算出する縮小率算出手段と、前記縮小率算出手段によって算出された縮小率と前記縮小率保存手段に保存された縮小率を比較し、前記縮小率の大小を判定する縮小率判定手段と、前記縮小率判定手段により前記縮小率算出手段によって算出された縮小率の方が大きいと判定された場合には、前記第1の画像出力装置から前記縮小率算出手段によって算出された縮小率で縮小された画像を前記第1の画像出力媒体に出力する制御を行う画像出力制御手段と、を含むことを特徴としている。
また、請求項7記載の発明は、第1の画像出力媒体を備え、前記第1の画像出力媒体に画像を出力する第1の画像出力装置を含み、前記第1の画像出力装置とは異なる第2の画像出力装置であり前記第1の画像出力媒体よりも出力可能な画像のサイズが大きい第2の画像出力媒体を備える前記第2の画像出力装置における前記第2の画像出力媒体に出力可能な画像のサイズを上限とし、且つ、外周部に余白が付された画像を構成する画像データを受け付け、前記第1の画像出力装置から前記第1の画像出力媒体に前記画像データが構成する画像を等倍または縮小して出力を行うことが可能な画像出力システムであって、前記第1の画像出力装置における前記第1の画像出力媒体に出力可能な画像のサイズを記憶する出力サイズ記憶手段と、使用者が許容する縮小率を保存する縮小率保存手段と、前記受け付けた画像データが構成する画像の外周部に付された余白を削除した画像を構成するように前記受け付けた画像データを加工する画像加工手段と、前記加工された画像データが構成する画像のサイズと前記出力サイズ記憶手段に記憶された前記第1の画像出力媒体に出力可能な画像のサイズを比較し、前記加工された画像データが構成する画像のサイズの方が大きい場合にサイズオーバーと判定するサイズ判定手段と、前記サイズ判定手段によりサイズオーバーと判定された場合に、前記加工された画像データが構成する画像を前記出力サイズ記憶手段に記憶された前記第1の画像出力媒体に出力可能な画像のサイズに収めるように縮小率を算出する算出手段と、前記縮小率算出手段によって算出された縮小率と前記縮小率保存手段に保存された縮小率を比較し、前記縮小率の大小を判定する縮小率判定手段と、前記縮小率判定手段により前記縮小率算出手段によって算出された縮小率の方が大きいと判定された場合には、前記第1の画像出力装置から前記縮小率算出手段によって算出された縮小率で縮小された前記第1の画像出力媒体に出力する制御を行う画像出力制御手段と、を含むことを特徴としている。
また、請求項8記載の発明は、前記画像出力制御手段は、更に、前記縮小率判定手段により前記縮小率算出手段によって算出された縮小率の方が小さいと判定された場合には、前記第1の画像出力装置から等倍の画像を前記第1の画像出力媒体に出力する制御、前記第1の画像出力装置から前記縮小率保存手段に保存された縮小率で縮小された画像を前記第1の画像出力媒体に出力する制御、または、画像の出力を中止する制御のいずれかの制御を行うことを特徴としている。
また、請求項9記載の発明は、画像を等倍で前記第1の画像出力媒体に出力するのか、画像を前記縮小率保存手段に保存された縮小率で縮小して前記第1の画像出力媒体に出力するのか、画像を前記出力サイズ記憶手段に記憶された前記第1の画像出力媒体に出力可能な画像のサイズに収めるように算出される縮小率で縮小して前記第1の画像出力媒体に出力するのか、または、画像の出力を中止するのかのうち少なくとも2つから選択的に入力するための第1の入力手段を更に含み、前記画像出力制御手段は、更に、前記縮小率判定手段により前記縮小率算出手段によって算出された縮小率の方が小さいと判定された場合には、前記第1の入力手段により選択的になされた入力に基づいて、前記第1の画像出力装置から等倍の画像を前記第1の画像出力媒体に出力する制御、前記第1の画像出力装置から前記縮小率保存手段に保存された縮小率で縮小された画像を前記第1の画像出力媒体に出力する制御、前記第1の画像出力装置から前記出力サイズ記憶手段に記憶された前記第1の画像出力媒体に出力可能な画像のサイズに収めるように前記縮小率算出手段によって算出された縮小率で縮小された画像を前記第1の画像出力媒体に出力する制御、または、画像の出力を中止する制御のいずれかの制御を行うことを特徴としている。
また、請求項10記載の発明は、報知を行うための報知手段と、前記縮小率判定手段により前記縮小率算出手段によって算出された縮小率の方が小さいと判定された場合に、その旨の報知を行うように前記報知手段を制御するとともに前記第1の入力手段からの前記入力を可能とするように制御する報知制御手段と、を更に含むことを特徴としている。
また、請求項11記載の発明は、前記受け付けた画像データを、画像を等倍で前記第1の画像出力媒体に出力するのか、画像を前記縮小率保存手段に保存された縮小率で縮小して前記第1の画像出力媒体に出力するのか、画像を前記出力サイズ記憶手段に記憶された前記第1の画像出力媒体に出力可能な画像のサイズに収めるように算出される縮小率で縮小して前記第1の画像出力媒体に出力するのか、または、画像の出力を中止するのかの少なくとも2つについて選択的に記憶するための画像データ記憶手段を更に含み、前記画像出力制御手段は、更に、前記縮小率判定手段により前記縮小率算出手段によって算出された縮小率の方が小さいと判定された場合には、前記選択的になされた記憶に基づいて、前記第1の画像出力装置から等倍の画像を前記第1の画像出力媒体に出力する制御、前記第1の画像出力装置から前記縮小率保存手段に保存された縮小率で縮小された画像を前記第1の画像出力媒体に出力する制御、前記第1の画像出力装置から前記出力サイズ記憶手段に記憶された前記第1の画像出力媒体に出力可能な画像のサイズに収めるように前記縮小率算出手段によって算出された縮小率で縮小された画像を前記第1の画像出力媒体に出力する制御、または、画像の出力を中止する制御のいずれかの制御を行うことを特徴としている。
また、請求項12記載の発明は、前記第1の画像出力装置は、印刷物の校正に用いるカラープルーフを作成するためのものであり、前記第2の画像出力装置は、印刷に用いる刷版を作成するためのものであり、前記受け付ける画像データは、前記刷版の作成に用いるためのものであることを特徴としている。
また、請求項13記載の発明は、前記使用者が許容する縮小率を入力するための第2の入力手段を更に含み、前記保存手段は、前記第2の入力手段を用いた入力に基づいて、前記保存を行うことを特徴としている。
また、請求項14記載の発明は、前記サイズ判定手段は、前記画像データが構成する画像のサイズと前記出力サイズ記憶手段に記憶された前記第1の画像出力媒体に出力可能な画像のサイズとの縦及び横をそれぞれ比較し、前記画像データが構成する画像のサイズの縦または横の少なくともいずれか一方が大きい場合に前記サイズオーバーと判定することを特徴としている。
また、請求項15記載の発明は、前記縮小率算出手段は、前記画像データが構成する画像のサイズの縦及び横のそれぞれに対する前記出力サイズ記憶手段に記憶された前記第1の画像出力媒体に出力可能な画像のサイズの縦及び横の比率を求め、小さい方の前記比率を縮小率とすることを特徴としている。
また、請求項16記載の発明は、画像出力媒体を備え、前記画像出力媒体に画像を出力する画像出力装置を含み、画像データを受け付け、前記画像出力装置から前記画像出力媒体に前記画像データが構成する画像を等倍または縮小して出力を行うことが可能な画像出力システムにおける画像出力制御方法であって、前記画像出力装置における前記画像出力媒体に出力可能な画像のサイズを記憶するステップと、使用者が許容する縮小率を保存するステップと、前記受け付けた画像データが構成する画像のサイズと前記記憶された前記画像出力媒体に出力可能な画像のサイズを比較し、前記受け付けた画像データが構成する画像のサイズの方が大きい場合にサイズオーバーと判定するステップと、前記サイズオーバーと判定された場合に、前記受け付けた画像データが構成する画像を前記記憶された前記画像出力媒体に出力可能な画像のサイズに収めるように縮小率を算出するステップと、前記算出された縮小率と前記保存された縮小率を比較し、前記縮小率の大小を判定するステップと、前記算出された縮小率の方が大きいと判定された場合には、前記画像出力装置から前記算出された縮小率で縮小された画像を前記画像出力媒体に出力する制御を行うステップと、を含むことを特徴としている。
また、請求項17記載の発明は、第1の画像出力媒体を備え、前記第1の画像出力媒体に画像を出力する第1の画像出力装置を含み、前記第1の画像出力装置とは異なる第2の画像出力装置であり前記第1の画像出力媒体よりも出力可能な画像のサイズが大きい第2の画像出力媒体を備える前記第2の画像出力装置における前記第2の画像出力媒体に出力可能な画像のサイズを上限とする画像データを受け付け、前記第1の画像出力装置から前記第1の画像出力媒体に前記画像データが構成する画像を等倍または縮小して出力を行うことが可能な画像出力システムにおける画像出力制御方法であって、前記第1の画像出力装置における前記第1の画像出力媒体に出力可能な画像のサイズを記憶するステップと、使用者が許容する縮小率を保存するステップと、前記受け付けた画像データが構成する画像のサイズと前記記憶された前記第1の画像出力媒体に出力可能な画像のサイズを比較し、前記受け付けた画像データが構成する画像のサイズの方が大きい場合にサイズオーバーと判定するステップと、前記サイズオーバーと判定された場合に、前記受け付けた画像データが構成する画像を前記記憶された前記第1の画像出力媒体に出力可能な画像のサイズに収めるように縮小率を算出するステップと、前記算出された縮小率と前記保存された縮小率を比較し、前記縮小率の大小を判定するステップと、前記算出された縮小率の方が大きいと判定された場合には、前記第1の画像出力装置から前記算出された縮小率で縮小された画像を前記第1の画像出力媒体に出力する制御を行うステップと、を含むことを特徴としている。
また、請求項18記載の発明は、第1の画像出力媒体を備え、前記第1の画像出力媒体に画像を出力する第1の画像出力装置を含み、前記第1の画像出力装置とは異なる第2の画像出力装置であり前記第1の画像出力媒体よりも出力可能な画像のサイズが大きい第2の画像出力媒体を備える前記第2の画像出力装置における前記第2の画像出力媒体に出力可能な画像のサイズを上限とし、且つ、外周部に余白が付された画像を構成する画像データを受け付け、前記第1の画像出力装置から前記第1の画像出力媒体に前記画像データが構成する画像を等倍または縮小して出力を行うことが可能な画像出力システムにおける画像出力制御方法であって、前記第1の画像出力装置における前記第1の画像出力媒体に出力可能な画像のサイズを記憶するステップと、使用者が許容する縮小率を保存するステップと、前記受け付けた画像データが構成する画像の外周部に付された余白を削除した画像を構成するように前記受け付けた画像データを加工するステップと、前記加工された画像データが構成する画像のサイズと前記記憶された前記第1の画像出力媒体に出力可能な画像のサイズを比較し、前記加工された画像データが構成する画像のサイズの方が大きい場合にサイズオーバーと判定するステップと、前記サイズオーバーと判定された場合に、前記加工された画像データが構成する画像を前記記憶された前記第1の画像出力媒体に出力可能な画像のサイズに収めるように縮小率を算出するステップと、前記算出された縮小率と前記保存された縮小率を比較し、前記縮小率の大小を判定するステップと、前記算出された縮小率の方が大きいと判定された場合には、前記第1の画像出力装置から前記算出された縮小率で縮小された画像を前記第1の画像出力媒体に出力する制御を行うステップと、を含むことを特徴としている。
また、請求項19記載の発明は、第1の画像出力媒体を備え、前記第1の画像出力媒体に画像を出力する第1の画像出力装置を含み、前記第1の画像出力装置とは異なる第2の画像出力装置であり前記第1の画像出力媒体よりも出力可能な画像のサイズが大きい第2の画像出力媒体を備える前記第2の画像出力装置における前記第2の画像出力媒体に出力可能な画像のサイズを上限とし、且つ、外周部に余白が付された画像を構成する画像データを受け付け、前記第1の画像出力装置から前記第1の画像出力媒体に前記画像データが構成する画像を等倍または縮小して出力を行うことが可能な画像出力システムにおける画像出力制御方法であって、前記第1の画像出力装置における前記第1の画像出力媒体に出力可能な画像のサイズを記憶するステップと、使用者が許容する第1の縮小率を保存するステップと、前記受け付けた画像データが構成する画像のサイズと前記記憶された前記第1の画像出力媒体に出力可能な画像のサイズを比較し、前記受け付けた画像データが構成する画像のサイズの方が大きい場合に第1のサイズオーバーと判定するステップと、前記第1のサイズオーバーと判定された場合に、前記受け付けた画像データが構成する画像を前記記憶された前記第1の画像出力媒体に出力可能な画像のサイズに収めるように第2の縮小率を算出するステップと、前記第2の縮小率と前記第1の縮小率を比較し、前記第1及び第2の縮小率の大小を判定するステップと、前記第2の縮小率の方が小さいと判定された場合に、前記受け付けた画像データが構成する画像の外周部に付された余白を削除した画像を構成するように前記受け付けた画像データを加工するステップと、前記加工された画像データが構成する画像のサイズと前記記憶された前記第1の画像出力媒体に出力可能な画像のサイズを比較し、前記加工された画像データが構成する画像のサイズの方が大きい場合に第2のサイズオーバーと判定するステップと、前記第2のサイズオーバーと判定された場合に、前記加工された画像データが構成する画像を前記記憶された前記第1の画像出力媒体に出力可能な画像のサイズに収めるように第3の縮小率を算出するステップと、前記第3の縮小率と前記第1の縮小率を比較し、前記第1及び第3の縮小率の大小を判定するステップと、前記第3の縮小率の方が大きいと判定された場合には、前記第1の画像出力装置から前記第3の縮小率で縮小された画像を前記第1の画像出力媒体に出力する制御を行うステップと、を含むことを特徴としている。
また、請求項20記載の発明は、請求項16または請求項19に記載の画像出力制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであることを特徴としている。
また、請求項21記載の発明は、請求項20に記載のプログラムを前記コンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体であることを特徴としている。
請求項1、請求項6または請求項7記載の画像出力システムによれば、出力する画像が画像出力装置の出力サイズより大きくサイズオーバーとなる場合に、画像データが構成する画像を画像出力装置の出力可能なサイズに収めるように縮小率を算出し、その算出された縮小率と使用者が許容する縮小率とを比較し、算出された縮小率の方が大きい場合に、その算出された縮小率で画像を縮小して出力するので、算出された縮小率は使用者が許容する縮小率より大きいので画像が小さくなりすぎることがない。また、請求項7記載の画像出力システムによれば、余白を削除して出力するので、縮小率をさらに大きくして出力することができる。
請求項2または請求項8記載の画像出力システムによれば、算出された縮小率の方が小さくなる場合であっても、画像を等倍または許容する縮小率で縮小して出力するので、画像が小さくなりすぎることがなく、また、出力を中止することによれば画像を算出された縮小率で縮小して小さくなりすぎる画像を無駄に出力することが無い。
請求項3、請求項5、請求項9または請求項11記載の画像出力システムによれば、算出された縮小率の方が許容縮小率より小さくなる場合に、画像を等倍または許容する縮小率で縮小して出力することや、出力を中止することや、算出された縮小率で縮小して出力することを使用者が選択できる。
請求項4または請求項10記載の画像出力システムによれば、算出された縮小率の方が許容縮小率より小さくなる場合に、その旨の報知を行うので、使用者がその旨を認知できる。
請求項12記載の画像出力システムによれば、印刷物の校正用のカラープルーフを作成する場合にカラープルーフの出力を好適に行うことができる。
請求項13記載の画像出力システムによれば、許容する縮小率を使用者が変更し設定することができる。
請求項16乃至請求項19記載の画像出力制御方法によれば、出力する画像が画像出力装置の出力サイズより大きくサイズオーバーとなる場合に、画像データが構成する画像を画像出力装置の出力可能なサイズに収めるように縮小率を算出し、その算出された縮小率と使用者が許容する縮小率とを比較し、算出された縮小率の方が大きい場合に、その算出された縮小率で画像を縮小して出力するので、算出された縮小率は使用者が許容する縮小率より大きいので画像が小さくなりすぎることがない。また、請求項18または請求項19記載の画像出力システムによれば、余白を削除して出力するので、縮小率をさらに大きくして出力することができる。
当該画像出力システムは、例えば、CTP等で印刷に用いる刷版を作成する前の校正用に用いるカラープルーフを、刷版を作成するための画像データを用いて作成する場合に、画像出力装置(カラーレーザプリンタ、及び、カラーレーザプリンタ、スキャナ、コピア、ファクシミリの各機能を併せ持ついわゆる複合機を含む)に使用者が許容する縮小率(以下、許容縮小率)を予め保存しておき、画像データが構成する画像のサイズが、画像出力装置が出力可能な画像のサイズ(以下、出力サイズ)より大きい場合(以下、サイズオーバーと記す)に、出力サイズに収めるように算出される縮小率と保存された縮小率の大小を判定し、少なくとも算出された縮小率の方が大きい場合に、算出された縮小率で縮小して出力するものである。もちろん、カラープルーフ作成以外の用途に用いる画像出力システムや画像出力装置において、サイズオーバーする場合に好適に適用できるものである。
ここで、縮小率について述べる。以下、縮小率は、縮小された画像のサイズに対する元の画像のサイズの比率とし、例えばパーセント(%)で表す。また、縮小率の大小は、そのパーセントの値の大小によるものとし、例えば、縮小率90%と縮小率60%を比べた場合には、縮小率90%の方が縮小率60%より大きいとする。
[第1の実施の形態]
以下、本発明に係る画像出力システムの一実施形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
(システムの全体構成)
まず、本実施の形態における画像出力システムの全体構成について図1を参照して説明する。図1は、当該画像出力システム全体の構成を示す図である。
図1に示すように、画像出力システムは、印刷物の画像編集を行う上流端末であるクライアント端末3a〜3cと、RIP(Raster Image Processor)4(画像データ生成手段)と、記録用紙(第1の画像記録媒体)に画像を出力してカラープルーフやカンプを作成するためのカラーレーザプリンタ2(第1の画像出力装置)と、前記レーザプリンタ2の出力制御に関する制御を行うコントローラとしての制御装置1とを含んで構成されている。クライアント端末3、RIP4及び制御装置1は、LANやインターネット等のネットワークNを介してそれぞれ通信可能に接続されている。
この画像出力システムには、さらに、RIP4から送信される画像データを用いて直接に刷版(第2の画像出力媒体)に画像を結像して出力し、印刷に用いる刷版を作成することが可能なCTP5(第2の画像出力装置)と、高精度なカラープルーフを作成するためのDCP7及びDCP7の出力に関する制御を行うDCP制御装置6が設けられている。このCTP5により出力された刷版を印刷機に装着して印刷処理を行うことにより、(最終的な)印刷物が出力される。
クライアント端末3a〜3cは、いわゆるPC(Personal Computer)で、コンピュータ本体、キーボードおよびモニタ等に加えて、イメージスキャナ等の画像入力機器などを備え(図示は省略する)、コンピュータ本体にアプリケーションソフトを備え、アプリケーションソフトを実行させてポストスクリプト(登録商標)やPDF等のページ記述言語で画像データ(以下、画像データ(PS)と表記する)を作成しネットワークNを通じてRIP4に送信することや、カラーレーザプリンタ2を用いてのカンプの作成を所望する場合には、画像データ(PS)を制御装置1に送信する。また、このようなクライアント端末は、通常、複数台が設けられている(本実施形態では3a〜3cの3台設けられているが、もちろん1台のみの構成や所望の台数からなる構成としてよい)。
制御装置1は、いわゆるコンピュータであって、所定の動作プログラムが組み込まれたにコンピュータ本体、キーボード、マウス、モニタ、スピーカ等から構成され、カラーレーザプリンタ2の出力制御に関する制御を行うコントローラとしての機能を備えている(制御構成の詳細は後述)。
カラーレーザプリンタ2は、いわゆる電子写真方式により各色のトナーを用いて像を記録用紙上に重ね合わせてカラー画像を出力するものである(制御構成の詳細は後述)。また、このカラーレーザプリンタ2は、カンプの作成、及び、RIP4で生成されるCTP5で刷版を作成するための画像データ(RIP)を用いてカラープルーフを作成する。このカラープルーフは刷版を作成する前の印刷物の校正に用いられるものである。
RIP4は、クライアント端末3a〜3cで作成された画像データ(PS)をネットワークNを通じて受信し、画像データ(PS)が含む画像、文字フォントなどの情報を解析しビットマップに変換を行うプロセッサとして機能するサーバ等から構成され、CTP5で刷版を作成するためのラスタイメージフォーマットのC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)およびK(ブラック)の各基本色の網点画像データ(以下、ラスターデータと表記する)を面順次に生成するようになっている。また、画像データ(PS)が含む画像の出力色がモノクロの場合には、Kについてのラスターデータを生成する。そして、ラスターデータに解像度や出力色(カラー/モノクロ)等の情報を記述したヘッダを付して、画像データ(RIP)としてCTP5に送信する。また、CTP5で刷版を作成する前に、カラープルーフをカラーレーザプリンタ2またはDCP7でカラープルーフを作成し校正を行う場合には、制御装置1またはDCP制御装置6に画像データ(RIP)を送信する。
ここで、RIP4で生成される画像データ(RIP)が構成する画像のサイズについて説明する。CTP5の刷版の出力サイズ(第2の出力サイズ)を、例えば、最大がA1ワイドサイズとすると、まず、例えばクライアント端末3から送信される画像データ(PS)が、例えば8つのA4サイズ(210mm×297mm)の画像を含んでいれば、刷版用の画像データとして、図2に示すように、8つの画像を面付けするとともに各画像間及び外周部に25.4mm幅の余白を付し、さらに外周部の余白の4隅にトンボ(多色印刷の場合に各色の位置(見当)を合わせたり、加工や仕上げの際に位置を合わせるための目印に引かれた線。)を付し、A1ワイドサイズ(例えば670.2mm×967mmとする)の画像として作成する。また、この面付けの数や余白は、上記8つ、25.4mmに限らず、2つのA4サイズの画像を、各画像間及び画像の周囲に余白を設け、外周部の余白部の4隅にトンボを付して面付けしA3ワイドサイズ(例えば307mm×430mm)で作成してもよく、また、面付けする画像をA4サイズとして説明したが、他のサイズ(例えば、A3サイズ、A2サイズなど)のや非定形サイズでもよい。そして、後述するように所望の解像度で各基本色のラスターデータが生成され、ラスターデータに解像度や出力色(カラー/モノクロ)等の情報を記述したヘッダを付して画像データ(RIP)とし、送信される。このように、RIP4で生成される画像データ(RIP)は、その構成する画像が様々なサイズ、解像度及び出力色で生成される。
また、RIP4には、複数のいわゆるホットフォルダが用意され、RIP4は常にホットフォルダを監視し、画像データ(PS)を発見したら、解析を行い、画像データ(RIP)を生成するように作用する。ホットフォルダは、画像の解像度(CTPで刷版として出力するときの解像度)及び出力先(カラーレーザプリンタ2、CTP5、DCP7)が設定され作成されているので、画像データ(PS)を発見したホットフォルダに応じた解像度で画像データ(RIP)を生成し、生成した画像データ(RIP)を出力先に送信するようになっている。ただし、出力先がカラーレーザプリンタ2であれば制御装置1に、DCP7であればDCP制御装置6に送信する。
また、クライアント端末3でホットフォルダをモニタ上に表示させ、所望の解像度及び出力先のホットフォルダに画像データ(PS)をドラッグアンドドロップすることにより、自動的にRIP4へ画像データ(PS)を送信することができる。また、クライアント端末3での解像度及び出力先の選択は、前述のホットフォルダによる方法のみならず、例えば、送信の際に解像度及び出力先の選択が入力可能な入力画面をクライアント端末3のモニタに表示させて、その入力画面を用いて入力する方法であってもよい。
(制御装置及びカラーレーザプリンタの制御構成)
次に、制御装置1及びカラーレーザプリンタ2の制御構成を図3を用いて説明する。図3は、制御装置1及びカラーレーザプリンタ2の機能ブロック図である。
制御装置1は、図3に示すように、入力手段13、プログラム、画像データ(RIP)等を記憶する機能を有する記憶部10、画像データ(RIP)が構成する画像の縮小に関する処理を行う処理部11、報知を行うための報知手段14、縮小率が適切でない場合にその旨を報知するように報知手段14を制御する報知制御手段15、カラーレーザプリンタ2から画像を出力するように制御する画像出力制御手段12を含んで構成される。
入力手段13は、モニタ、キーボード及びマウスを含んで構成され、種々の入力画面を用いての入力が可能に構成されている。
記憶部10は、ホットフォルダを備え、RIP4から送信される画像データ(RIP)及びクライアント端末3から送信されるカンプ用の画像データ(PS)を受信し記憶する画像データ記憶部101(画像データ記憶手段)、カラーレーザプリンタ2から送信される情報(後述)を受けてカラーレーザプリンタ2の出力サイズを記憶する出力サイズ記憶部102(出力サイズ記憶手段)、入力手段13を用いての入力(後述)を受けて、許容縮小率を保存する許容縮小率設定記憶部103(縮小率保存手段)、全体を制御するためのプログラム、及び、本発明の画像出力制御方法を実行するためのプログラム等を特定のディレクトリに記憶する。
また、画像出力制御方法を実行するためのプログラムを、例えばフロッピー(登録商標)ディスク、CD−ROM、磁気記録テープ等の可搬性の記録媒体等に格納してもよい。また、かかるプログラムソフトウエアをコンピュータで実行する場合には、コンピュータに付属の読取装置で上述の記録媒体から読み取ることができる。
処理部11は、ホットフォルダを監視し、画像データ(RIP)がホットフォルダに記憶されたときに画像データ(RIP)を発見するための監視手段111と、監視手段111がホットフォルダ内に画像データ(RIP)を発見したときに、画像データ(RIP)のラスターデータとヘッダに記述された解像度から画像のサイズを算出し、算出した画像のサイズと出力サイズ記憶部102に記憶されたカラーレーザプリンタ2の出力サイズとを比較し、算出した画像のサイズがサイズオーバーするか否か判定するサイズ判定手段112と、サイズ判定手段112がサイズオーバーと判定した場合に、画像データ(RIP)が構成する画像を出力サイズに収めるように縮小率を算出する縮小率算出手段113、許容縮小率設定記憶部103に保存された許容縮小率と縮小率算出手段113で算出された縮小率とを比較し、算出された縮小率と保存された許容縮小率の大小を判定する縮小率判定手段114とを備えている。
画像出力制御手段12は、画像を出力するときの縮小率等を決定する処理決定手段121、処理決定手段121で決定された縮小率で画像を縮小するように画像データ(RIP)を加工する縮小手段122を備え、画像データ(RIP)をカラーレーザプリンタ2で出力可能なフォーマットに変換し、カラーレーザプリンタ2から画像を出力するように制御する機能を備える。また、画像出力制御手段12は、監視手段111が画像データ(PS)を発見したときに、画像データ(PS)をカラーレーザプリンタ2で出力可能なフォーマットに変換し、画像出力するようにカラーレーザプリンタ2を制御する。
ただし、縮小手段122は、カラーレーザプリンタ2に備えて、カラーレーザプリンタ2で出力可能なフォーマットに変換されたデータを、処理決定手段121で決定された縮小率で画像を縮小するように加工してしてもよい。
また、許容縮小率の設定は、例えば、図4に示すような許容縮小率設定画面131を制御装置1のモニタに表示させて使用者が許容できる設定となるようにマウスやキーボードを用いて入力し(第2の入力手段)、その入力を受けて設定される。また、この許容縮小率は、縮小手段122による可能な縮小率の設定範囲(例えば、図4に示す40〜99%)から任意の縮小率を指定できる。また、許容縮小率設定画面131を用いての入力によらず予めプログラムに書き込んでおき、そこから読み取って設定するような方法でもよい。
報知手段14は、例えばモニタ、または、スピーカ等で構成され、報知制御手段15は、縮小率判定手段114により、算出された縮小率の方が小さいと判定された場合にその旨を報知するように報知手段14を制御する。例えば、モニタに表示することや、スピーカから音声や信号音を出力することで報知を行う。
カラーレーザプリンタ2は、記録用紙を画像出力部23に給紙する給紙部22、給紙される記録用紙に画像を記録し出力する画像出力部23、ユーザが各種操作や入力を行うためのユーザインターフェイスとしての操作パネル24、及び、カラーレーザプリンタ2全体を制御するカラーレーザプリンタ制御部21を含んで構成される。
給紙部22は、少なくとも1種の記録用紙を収容するとともに、制御部21に制御されて記録用紙を給紙する。また、図示しないが、モータやセンサの部品や記録紙搬送のためのローラやガイド部材及びそれらを保持する部材等で構成されている。
画像出力部23は、記録用紙に画像記録を行うと共に、例えば、図示しないが、給紙された記録用紙を搬送する搬送部、画像が記録された記録用紙を排紙する排紙部を含んで構成されている。また、それらの各部はモータやセンサの部品や記録紙搬送のためのローラやガイド部材及びそれらを保持する部材等構成されている。尚、本実施の形態において、画像の記録は、画像データに基づいて各基本色毎の像担持体上にレーザ光を用いて潜像を形成し、現像剤を用いて現像を行い各色のトナー像を形成し、形成されたトナー像を中間転写体を介して一括して給紙部から給紙される記録用紙に転写するいわゆる電子写真方式によって行う。また、出力サイズはこの記録用紙のサイズによって決定され、最大で記録用紙のサイズであり、画像出力部の構成によって記録用紙の周辺部に余白を必要とする場合には記録用紙のサイズからその余白を差し引いたサイズとなる(本実施の形態においては記録用紙のサイズを出力サイズとして説明をする。)。
操作パネル24は、例えば、パターンや文字の表示を行うLCDと操作の受付けを行うタッチパネルとが重ねて配置されてなり、カラーレーザプリンタ2の状態等の表示や、LCDに表示されているアイコン等をその位置でタッチパネルを押下して操作・入力することができるように構成されている。
制御部21は、画像出力装置全体の制御を行う機能と、制御装置1から画像データを受信し、画像の出力を行うように各部を制御する機能と、給紙部22に収容されている記録用紙のサイズから出力サイズについての情報を制御装置1に送信する機能を備える。また、具体的には、CPUと、全体の制御を行うためのプログラム、及び、プログラムを実行するときに必要な各種データを記憶すると共に、プログラムを実行するときのワークエリアを構成するシステムメモリを含んで構成される。また、出力サイズについての情報は、記録用紙のサイズを検知するセンサ等に基づいて自動的に取得される情報であっても、記録用紙のサイズについて操作パネルを用いて入力される情報であってもよく、特に限定するものではない。また、制御装置1の入力手段13を用いて制御装置1に記録用紙のサイズを直接入力し、その入力に基づいて制御装置1の出力サイズ記憶部102に出力サイズを記憶するようにしてもよい。また、カラーレーザプリンタ2の出力サイズは、CTP5の出力サイズより小さく、例えば、A3サイズやA3ワイドサイズである。
また、本実施の形態においては、制御装置1とカラーレーザプリンタ2をそれぞれ独立した装置とする構成としたが、この2つを制御装置1の機能を備えたカラーレーザプリンタとして構成することも可能である。
(画像出力制御方法)
次に、上述のような構成の画像出力システムにおける画像出力制御方法について、図5〜図9を参照しつつ説明する。図5は、クライアント端末3及びRIP4で行う画像データの処理を説明するためのフローチャートで、図6〜図9は、本画像出力システムの制御装置1及びカラーレーザプリンタ2における処理を説明するための図である。
制御手段1の出力サイズ記憶部102のカラーレーザプリンタ2の出力サイズ、及び、許容縮小率設定記憶部103の許容縮小率(以下、縮小率Zuと記す)は、予め保存されているものとする。
まず、図5を用いてクライアント端末3及びRIP4で行う処理について説明する。
まず、クライアント端末3で作成された画像データ(PS)が、RIP4に用意されているカラーレーザプリンタ2で出力するためのホットフォルダへ送信され、RIP4でホットフォルダに画像データ(PS)を発見すると(図5ステップS101、以下省略してS101と記す。他のステップも同様。)、RIP4では、画像データ(PS)を解析し、面付け及び余白を付し、ホットフォルダに応じた解像度でラスターデータ化し、さらに解像度及び出力色(カラーモノクロ)についての情報を記述したヘッダを付して画像データ(RIP)を生成し(S102)、画像データ(RIP)を制御装置1に送信する(S103)。
以下、図6〜図9を用いて、制御装置1及びカラーレーザプリンタ2にける画像出力制御方法の処理について説明する。
図6は、制御装置1及びカラーレーザプリンタ2における処理手順を示すフローチャートである。図6によれば、まず、制御装置1は、画像データ(RIP)を受信し画像データ記憶部101のホットフォルダに記憶する。監視手段111は、ホットフォルダを監視し、画像データ(RIP)を発見すると(S201)、サイズ判定手段112は、画像データ(RIP)のヘッダに記述された解像度とラスターデータから画像データが構成する画像のサイズを算出し、その画像のサイズと出力サイズ記憶部102に記憶されたカラーレーザプリンタ2の出力サイズとを比較し、サイズオーバーか否か判定する(S202)。
例えば、ラスターデータの1ライン当たりのデータ数をD、ライン数をL、解像度をRとすれば、
横方向の画像のサイズ=D/R、
縦方向の画像のサイズ=L/R、
として求めることができ、この算出した画像のサイズの縦横と出力サイズの縦横とをそれぞれ比較する。
画像のサイズの縦及び横のどちらもがそれぞれ出力サイズの縦及び横と同じまたは小さい場合には、サイズ判定手段112は、サイズオーバーではないと判定し(S202、N)、画像出力制御手段12は、処理決定手段121により、等倍出力〔処理(A)〕により出力することを決定し、処理(A)、すなわち、画像出力制御手段12は、画像データ(RIP)をカラーレーザプリンタ2で出力可能なフォーマットに変換し、カラーレーザプリンタ2から画像を出力する制御を行う(S206)。
一方、画像のサイズの縦または横のいずれか一方が出力サイズより大きい場合には、サイズ判定手段112はサイズオーバーと判定し(S202、Y)、縮小率算出手段113は、例えば、算出した画像のサイズの縦及び横のそれぞれに対するカラーレーザプリンタ2の出力サイズの縦及び横の比率を算出し、どちらかの小さい方の比率を、画像を出力サイズに収めるための縮小率Zt1として求める(S203)。
次に、縮小率判定手段114は、縮小率Zt1と縮小率Zuとを比較し、縮小率Zt1と縮小率Zuの大小を判定する。縮小率Zt1の方が大きいと判定した場合は(S204、N)、画像出力制御手段12は、処理決定手段121により、縮小率Zt1での縮小出力〔処理(D1)〕により出力することを決定し、処理(D1)、すなわち、画像出力制御手段12は、縮小手段122により画像データ(RIP)を縮小率Zt1で縮小する加工を行い、加工された画像データ(RIP)をカラーレーザプリンタ2で出力可能なフォーマットに変換し、カラーレーザプリンタ2から画像を出力する制御を行う(S207)。
ここで、出力される画像は、縮小率Zu(許容縮小率)より大きい縮小率Zt1で縮小されたものであるから、例えば、校正用のカラープルーフとして使用することが可能である。
一方、縮小率判定手段114は、縮小率Zt1と縮小率Zuとを比較し、縮小率Zt1の方が小さいと判定した場合は(S204、Y)、画像出力制御手段12は、処理決定手段121により、等倍出力〔処理(A)〕、縮小率Zuでの縮小出力〔処理(B)〕、出力の中止〔処理(C)〕、または、選択処理〔処理(E1)〕のいずれかを行うことを決定し(この場合、処理(A)乃至処理(E1)のいずれを行うかは、予めプログラムされているものであり、プログラムに従って決定がなされる)、処理決定手段121による決定に基づいた制御を行う(S205)。
ここで、出力サイズがA3サイズ(297mm×420mm)で、縮小率Zuが70%に設定され、図2に示したA1ワイドサイズ(670.2mm×967mm)の画像を構成する画像データについて出力する場合を例に具体的に説明する。
サイズ判定手段112で、画像のサイズ(A1ワイドサイズ)と出力サイズ(A3サイズ)を比較すると、縦方向は297mm<670.2mm、横方向は420mm<967mmなのでサイズオーバーと判定し、縮小率算出手段113は縮小率Zt1を求める。
縦方向の比率:297/670.2×100=44.3%
横方向の比率:420/967×100=43.4%
であるから、小さい方の比率を縮小率Zt1とし、縮小率Zt1は、43.4%と求まる。
次に縮小率判定手段114は、縮小率Zt1と縮小率Zuとを比較し、大小を判定する。
43.4<70
なので、縮小率Zt1の方が小さいと判定する。
ここで、プログラムに従い画像出力制御手段12は、処理決定手段121が等倍出力〔処理(A)〕を行うこと決定した場合には、A1ワイドサイズの画像を、カラーレーザプリンタ2からA3サイズの記録用紙に、図7(a)に示すように画像の一部分を等倍で出力するように制御する。例えば、縮小率Zuが大きな値(100%に近い)値で設定されているために、出力サイズより僅かに大きい画像であるが、Zt1<Zuと判定されてしまった場合等、等倍で出力しても出力されない画像が僅かである場合には、画質を優先して等倍で出力することができる。また、画像を複数に分割するように画像データを加工する分割手段を設けて、A1ワイドサイズの画像を分割して複数枚でもって出力してもよく、例えば、縮小率Zuで縮小しても、等倍で出力しても分割して出力される数枚が変わらない場合に、画質を優先して等倍で出力することができる。
また、プログラムに従い画像出力制御手段12は、処理決定手段121が縮小率Zuでの縮小出力〔処理(B)〕を行うと決定した場合には、A1ワイドサイズの画像を縮小率Zuで70%に縮小し、カラーレーザプリンタ2からA3サイズの記録用紙に、図7(b)に示すように70%に縮小された画像の一部分を出力するように制御する。出力される画像は、縮小率Zuで縮小されたものであるから、カラープルーフとして使用可能な画質を有するとともに、縮小していることにより、等倍より多くの範囲を出力できる。また、A1ワイドサイズの画像が70%に縮小された画像を分割するように画像データを加工する分割手段を設けて、縮小された画像を分割して複数枚でもって出力してもよい。
また、プログラムに従い画像出力制御手段12は、処理決定手段121が出力の中止〔処理(C)〕を行うと決定した場合には、出力を中止するように制御する。この中止を受けて使用者は、画像データPSを例えば面付けされる画像の数を減らすなどして縮小率Zt1が縮小率Zuより大きくなるように作成し直すことができる。
また、プログラムに従い画像出力制御手段12の処理決定手段121が選択処理〔処理(E1)〕を行うと決定する場合の手順の一例について、図8に示すフローチャートを用いて説明する。
まず、縮小率判定手段114は、縮小率Zt1と縮小率Zuとを比較し、縮小率Zt1の方が小さいと判定すると、報知制御手段15は、モニタに図9にしめす入力画面を兼ねる本発明の第1の入力手段としての出力選択画面132にその旨を報知表示部137に、例えば「縮小率が許容縮小率より低くなりました。(許容縮小率は、現在 70%です。)」と表示する(S501)。また、出力選択画面132として報知手段と入力手段とを兼ねた画面を例として示したが、言うまでもなく報知手段としての画面と入力手段としての画面を分けて表示してもよい。また、報知はこれに限らず、スピーカから音声や所定の周期の音によりその旨の報知を行うようにしてもよい。
そして、出力選択画面132に表示された各種ボタン133乃至136をクリックして選択の入力がなされると(S502)、例えば、等倍出力ボタン133がクリックされると、画像出力制御手段12は、処理決定手段121で等倍出力〔処理(A)〕を行うと決定し、A1ワイドサイズの画像をA3サイズの記録用紙に、図7(a)に示すように画像の一部分を等倍で出力するように制御する。 また、縮小1ボタン134がクリックされると、画像出力制御手段12は、処理決定手段121で縮小率Zuでの縮小出力〔処理(B)〕を行うと決定し、A1ワイドサイズの画像を縮小率Zuで70%に縮小し、A3サイズの記録用紙に、図7(b)に示すように70%に縮小された画像の一部分を出力するように制御する。
また、縮小2ボタン135がクリックされると、画像出力制御手段12は、処理決定手段121で縮小率Zt1での縮小出力〔処理(D1)〕を行うと決定し、A1ワイドサイズの画像を縮小率Zt1で43.4%で縮小し、A3サイズの記録用紙に、図7(c)に示すように43.4%に縮小された画像を出力するように制御する(S506)。例えば、位置関係のみの校正を行うような場合には、画質を重視しないので縮小しても問題が無いので、大きなサイズの画像を1枚の小さな記録用紙に縮小して出力することができる。
また、出力中止136がクリックされると、画像出力制御手段12は、処理決定手段121で出力の中止〔処理(C)〕を行うと決定し、出力を中止するように制御する(S505)。
また、縮小率Zt1が縮小率Zuより小さいと判定された場合の処理を予め選択して設定等しておき、縮小率Zt1が縮小率Zuより小さいと判定された場合にその設定等に基づいて処理するようにしてもよい。
例えば、等倍出力〔処理(A)〕を行うのか、縮小率Zuでの縮小出力〔処理(B)〕を行うのか、縮小率Zt1での縮小出力〔処理(D1)〕を行うのか、或いは、出力の中止〔処理(C)〕を行うのかを画像データに予め設定できるように、例えば、クライアント端末3で、図9に示した出力選択画面131の報知表示部137は表示のないものを、モニタに表示してその画面を用いて画像データ(PS)に処理情報として付して送信し、RIP4が、受信した画像データ(PS)から画像データ(RIP)を生成するとともに処理情報を付して制御装置1に送信し、制御装置1では、S201乃至S204の処理を行い、縮小率判定手段が、縮小率Zt1の方が小さいと判定したら(S204、Y)、S205で処理決定手段121は、処理情報を参照して、処理(A)、処理(B)、処理(C)または処理(D1)のいずれかを行うように決定するようにしてもよい。
また、RIP4のホットフォルダに上述の画像の解像度(CTPで刷版として出力するときの解像度)及び出力先(カラーレーザプリンタ2、CTP5、DCP7)の設定に加えて、画像データ(PS)を所望の処理毎に分別して受け付けて格納できるように処理(A)、処理(B)、処理(C)または処理(D1)を設定して作成しておき、まず、クライアント端末3で、RIP4に用意されたホットフォルダから選択して画像データ(PS)を送信し、RIP4が、受信した画像データ(PS)から画像データ(RIP)を生成するとともに受信したホットフォルダに応じて縮小率Zt1の方が小さいと判定された場合の処理を示す処理情報を付して制御装置1に送信し、制御装置1では、S201乃至S204の処理を行い、縮小率判定手段が、縮小率Zt1の方が小さいと判定したら(S204、Y)、S205で処理決定手段121は、処理情報を参照して、処理(A)、処理(B)、処理(C)または処理(D1)のいずれかを行うように決定するようにしてもよい。
また、RIP4のホットフォルダに上述の画像の解像度(CTPで刷版として出力するときの解像度)及び出力先(カラーレーザプリンタ2、CTP5、DCP7)の設定に加えて、処理(A)、処理(B)、処理(C)または処理(D1)を設定して作成しておくとともに、制御装置に、受け付けた画像データ(RIP)を所望の処理毎に選択して記憶できるようにするために、処理(A)、処理(B)、処理(C)または処理(D1)を設定して作成されたホットフォルダをRIP4のホットフォルダに対応させて用意しておき、まず、クライアント端末3で、RIP4に用意されたホットフォルダから選択して画像データ(PS)を送信し、RIP4が、受信した画像データ(PS)から画像データ(RIP)を生成し、制御装置1の対応するホットフォルダに転送(送信)して、制御装置1では、S201乃至S204の処理を行い、縮小率判定手段が、縮小率Zt1の方が小さいと判定したら(S204、Y)、S205で処理決定手段121は、画像データ(RIP)が記憶されたホットフォルダに基づいて、処理(A)、処理(B)、処理(C)または処理(D1)のいずれかを行うように決定するようにしてもよい。このようにすれば、縮小率Zt1の方が小さいと判定された場合の処理を予め選択的に設定しておくことできる。また、上記の説明では、処理(A)、処理(B)、処理(C)または処理(D1)から画面やフォルダを用いて選択するように説明したが、処理(A)、処理(B)、または、処理(C)のうちの2つまたは3つから選択できるようにするなど、選択肢の数は、上記の説明に限るものではない。
以上のような画像出力システム、画像出力制御方法によれば、サイズオーバーの場合で、画像データ(RIP)が構成する画像を出力サイズに収めるように算出された縮小率Zt1の方が縮小率Zuより大きい場合には、算出された縮小率Zt1で縮小して出力し、縮小率Zt1の方が縮小率Zuより小さい場合には、等倍で出力することや、縮小率Zuで出力することや、出力を中止することや、或いは、縮小率Zt1で出力することができる。
また、上述の画像出力制御方法を、DCP制御装置6及びDCP7に適用することも可能である。
[第2の実施の形態]
次に、本発明に係る第2の実施の形態について説明する。なお、以下には第1の実施の形態と実質的に同様の構成については、詳細な説明を省略し、主に異なる点について述べる。
本実施の形態の特徴は、RIP4で作成された画像データ(RIP)が構成する画像の外周部の余白部を削除して、その余白部を削除した画像データ(RIP)について、縮小率Zt1に対応するZt2を求め、縮小率判定手段114は、縮小率Zt2と縮小率Zuとを比較し、その比較結果に基づいて画像出力制御手段12は、処理決定手段121で処理を決定する点にある。
図10は、本実施の形態に係る制御装置及びカラーレーザプリンタの機能ブロック図である。図10に示すように、処理部11は、第1の実施の形態の構成に加えて、監視手段111がホットフォルダ内に画像データ(RIP)を発見したときに、画像データ(RIP)が構成する画像の外周の余白を削除するように画像データ(RIP)を加工し、画像データ(RIP)Sを作成する余白部削除手段115(画像加工手段)を含んで構成される。
また、サイズ判定手段112は、余白部削除手段115により加工され作成された画像データ(RIP)Sの画像のサイズを算出し、算出した画像のサイズと出力サイズ記憶部102に記憶されたカラーレーザプリンタ2の出力サイズとを比較し、算出した画像のサイズがサイズオーバーするか否か判定する。
また、縮小率算出手段113は、サイズ判定手段112が画像データ(RIP)Sについてサイズオーバーと判定した場合に、画像データ(RIP)Sが構成する画像を出力サイズに収めるように縮小率Zt2を算出する。
また、縮小率判定手段114は、許容縮小率設定記憶部103に保存された縮小率Zuと縮小率算出手段113で画像データ(RIP)Sが構成する画像について算出された縮小率Zt2とを比較し、縮小率Zt2と縮小率Zuの大小を判定する。
ここで、余白部削除手段115による余白削除方法の一例を説明する。画像データ(RIP)のラスターデータを1ラインずつスキャンし、画像データ(RIP)が構成する画像の外周の余白を構成するデータを削除する。ラスターデータは、「0」及び「1」の2値データで各画素を表している。例えば、図2に示すような画像を構成する画像データ(RIP)を例に説明すると、ライン毎に、画像の左側からスキャンを開始し、初めの「0」(白データ)を余白の開始点と決め、更にスキャンし余白の終了点を探す。「1」を発見したら、その前の「0」を余白の終了点と判断するようにするが、この時、トンボを構成するデータか否かそのデータの周辺を構成するデータから判断し、トンボを構成するデータであると判断した場合にはその前の「0」を余白の終了点とせずに、さらに余白の終了点を探すようにしておく。このようにスキャンすれば外周の余白の上部の場合には、ラインが終了しても余白の終了点は発見できないので、その場合には、そのラインの全てのデータを余白と判断する。下部の余白も同様に判断される。一方、上部の余白と下部の余白との間では、上述のようにして初めの「0」(白データ)を余白の開始点と決め、更にスキャンし余白の終了点を探し、余白の終了点を発見したら、その終了点までのデータを、まず、そのラインにおける左側の余白と判断する。さらに、右側の余白の開始点を探し、「0」を発見したら右側の余白の開始点とし、さらにスキャンしてライン終了まで「0」が連続することを確認できたら、右側の余白の開始点の判断を確定し、その開始点からライン終了までを右側の余白と判断する。例えば、面付けした画像間に付した余白は、「0」が発見され右側の余白の開始点とされても、さらにスキャンすることにより、「1」が発見されるのでそのときにその前に右側の余白の開始点とした「0」を破棄して、次に発見される「0」を再度右側の余白の開始点とし、ライン終了まで「0」が連続することを確認し、確認されれば右側の余白と判断するようにして、右側及び左側の余白を判断する。そして、上述のように余白を判断し、余白を構成するデータを削除する。そして、削除を行った画像データ(RIP)を、以下、画像データ(RIP)Sとする。
(画像出力制御方法)
次に、上述のような構成の画像出力システムにおける画像出力制御方法について、図5、及び、図11〜図13を参照しつつ説明する。図5は、クライアント端末3及びRIP4で行う画像データの処理を説明するためのフローチャートで、図11〜図13は、本実施の形態の制御装置1及びカラーレーザプリンタ2における処理を説明するための図である。
第1の実施の形態と同様に制御手段1の出力サイズ記憶部102のカラーレーザプリンタ2の出力サイズ、及び、許容縮小率設定記憶部103の縮小率Zuは、予め保存されているものとする。
まず、クライアント端末3及びRIP4で行う処理は、図5に示すように第1の実施の形態と同様である。
以下、図11〜図13を用いて、制御装置1及びカラーレーザプリンタ2にける画像出力制御方法の処理について説明する。
図11は、制御装置1及びカラーレーザプリンタ2における処理手順を示すフローチャートである。図11によれば、まず、制御装置1は、画像データ(RIP)を受信し画像データ記憶部101のホットフォルダに記憶する。監視手段111は、ホットフォルダを監視し、画像データ(RIP)を発見すると(S301)、余白部削除手段115は、上述のように余白を削除するように画像データ(RIP)を加工し、画像データ(RIP)Sを作成する(S302)。
次に、サイズ判定手段112は、画像データ(RIP)Sのヘッダに記述された解像度と加工されたラスターデータから画像データが構成する画像のサイズを算出し、その画像のサイズと出力サイズ記憶部102に記憶されたカラーレーザプリンタ2の出力サイズとを比較し、サイズオーバーか否か判定する(S303)。
例えば、ラスターデータの1ライン当たりのデータ数をD′、ライン数をL′、解像度をRとすれば、
横方向の画像のサイズ=D′/R、
縦方向の画像のサイズ=L′/R、
として求めることができ、この算出した画像のサイズの縦横と出力サイズの縦横とをそれぞれ比較する。
画像のサイズの縦及び横のどちらもがそれぞれ出力サイズの縦及び横と同じまたは小さい場合には、サイズ判定手段112は、サイズオーバーではないと判定し(S303、N)、画像出力制御手段12は、処理決定手段121により、等倍出力〔処理(A)〕により出力することを決定し、処理(A)、すなわち、画像出力制御手段12は、画像データ(RIP)Sをカラーレーザプリンタ2で出力可能なフォーマットに変換し、画像を出力するようにカラーレーザプリンタ2を制御する(S307)。
これによれば、例えば、A3サイズの画像を面付けし外周部に余白を付したA3ワイドサイズ(307mm×430mm)の画像を構成する画像データ(RIP)の場合に、余白の削除の加工がなされた画像データ(RIP)SはA3サイズとなるので、面付けされたA3サイズの画像を等倍で1枚の記録用紙に出力することができる。
一方、画像のサイズの縦または横のいずれか一方が出力サイズより大きい場合には、サイズ判定手段112はサイズオーバーと判定し(S303、Y)、縮小率算出手段113は、例えば、算出した画像のサイズの縦及び横のそれぞれに対するカラーレーザプリンタ2の出力サイズの縦及び横の比率を算出し、どちらかの小さい方の比率を、画像を出力サイズに収めるための縮小率Zt2として求める(S304)。
次に、縮小率判定手段114は、縮小率Zt2と縮小率Zuとを比較し、縮小率Zt2と縮小率Zuの大小を判定する。縮小率Zt2の方が大きいと判定した場合は(S305、N)、画像出力制御手段12は、処理決定手段121により、縮小率Zt2での縮小出力〔処理(D2)〕により出力することを決定し、処理(D2)、すなわち、縮小手段122は、画像データ(RIP)Sを縮小率Zt2で縮小する加工を行い、画像出力制御手段12は、縮小の加工がなされた画像データ(RIP)Sをカラーレーザプリンタ2で出力可能なフォーマットに変換し、画像を出力するようにカラーレーザプリンタ2を制御する(S308)。
これによれば、縮小率Zt2は、余白を削除して求めたものであるから、第1の実施の形態の縮小率Zt1より大きくなる。したがって、出力される画像、つまり、余白が削除されているので面付けされた画像は大きく出力される。
一方、縮小率判定手段114は、縮小率Zt2と縮小率Zuとを比較し、縮小率Zt2の方が小さいと判定した場合は(S204、Y)、画像出力制御手段12は、処理決定手段121により、等倍出力〔処理(A)〕、縮小率Zuでの縮小出力〔処理(B)〕、出力の中止〔処理(C)〕、または、選択処理〔処理(E2)〕のいずれかを行うことを決定し(この場合、処理(A)乃至処理(E2)のいずれを行うかは、予めプログラムされているものであり、プログラムに従って決定がなされる)、処理決定手段121による決定に基づいた制御を行う(S306)。
ここで、出力サイズがA3サイズ(297mm×420mm)で、縮小率Zuが70%に設定され、図2に示したA1ワイドサイズ(670.2mm×967mm)の画像から外周部の余白(幅25.4mm)を削除した619.4mm×916.2mmの画像を構成する画像データについて出力する場合を例に具体的に説明する。
サイズ判定手段112で、画像のサイズ(619.4mm×916.2mm)と出力サイズ(A3サイズ)を比較すると、縦方向は297mm<619.4mm、横方向は420mm<916.2mmなのでサイズオーバーと判定し、縮小率算出手段113は縮小率Zt2を求める。
縦方向の比率:297/619.4×100=47.9%
縦方向の比率:420/916.2×100=45.8%
であるから、小さい方の比率を縮小率Zt2とし、縮小率Zt2は、45.8%と求まる。
次に縮小率判定手段114は、縮小率Zt2と縮小率Zuとを比較し、大小を判定する。
45.8<70
なので、縮小率Zt2の方が小さいと判定する。
ここで、プログラムに従い画像出力制御手段12は、処理決定手段121が等倍出力〔処理(A)〕を行うと決定した場合には、619.4mm×916.2mmの画像を、カラーレーザプリンタ2からA3サイズの記録用紙に、図12(a)に示すように外周部の余白が削除された画像の一部分を等倍で出力するように制御する。
また、プログラムに従い画像出力制御手段12は、処理決定手段121が縮小率Zuでの縮小出力〔処理(B)〕を行うと決定した場合には、619.4mm×916.2mmの画像を縮小率Zuで70%に縮小し、カラーレーザプリンタ2からA3サイズの記録用紙に、図12(b)に示すように70%に縮小された外周部の余白が削除された画像の一部分を出力するように制御する。
これによれば、処理(A)及び処理(B)のいずれの場合も、余白を削除しているので、第1の実施の形態の場合に比べ、1枚の記録用紙の中に校正に用いる面付けされた画像の広い範囲を出力することができる。
また、プログラムに従い画像出力制御手段12は、処理決定手段121が出力の中止〔処理(C)〕を行うと決定した場合には、出力を中止するように制御する。
また、プログラムに従い画像出力制御手段12の処理決定手段121が選択処理〔処理(E2)〕を行うと決定する場合の手順の一例について、図13に示すフローチャートを用いて説明する。
まず、縮小率判定手段114は、縮小率Zt2と縮小率Zuとを比較し、縮小率Zt2の方が小さいと判定すると、報知制御手段15は、第1の実施の形態の説明と同様にモニタに表示する(S601)。
そして、第1の実施の形態の説明と同様に出力選択画面132(図9)を用いて入力がなされると(S602)、例えば、等倍出力ボタン133がクリックされると、画像出力制御手段12は、処理決定手段121で等倍出力〔処理(A)〕を行うと決定し、619.4mm×916.2mmの画像をA3サイズの記録用紙に、図12(a)に示すように外周部の余白が削除された画像の一部分を等倍で出力するように制御する(S603)。
また、縮小1ボタン134がクリックされると、画像出力制御手段12は、処理決定手段121で縮小率Zuでの縮小出力〔処理(B)〕を行うと決定し、619.4mm×916.2mmの画像を縮小率Zuで70%に縮小し、A3サイズの記録用紙に、図12(b)に示すように70%に縮小された外周部の余白が削除された画像の一部分を出力するように制御する(S604)。
また、縮小2ボタン135がクリックされると、画像出力制御手段12は、処理決定手段121で縮小率Zt2での縮小出力〔処理(D2)〕を行うと決定し、619.4mm×916.2mmの画像を縮小率Zt2で45.8%に縮小し、A3サイズの記録用紙に、図12(c)に示すように45.8%に縮小された画像が出力するように制御する(S606)。
また、出力中止136がクリックされると、画像出力制御手段12は、処理決定手段121で出力の中止〔処理(C)〕を行うと決定し、出力を中止するように制御する(S605)。
また、第1の実施の形態の説明と同様に、縮小率Zt2が縮小率Zuより小さいと判定された場合の処理を予め選択して設定等しておき、縮小率Zt2が縮小率Zuより小さいと判定された場合にその設定等に基づいて処理するようにしてもよい。
以上のような画像出力システム、画像出力制御方法によれば、画像データ(RIP)が構成する画像から余白を削除するように画像データ(RIP)を加工するので、画像データ(RIP)が構成する画像によっては、画像データ(RIP)の大きさでは縮小されてしまう場合であっても、余白を削除することにより、面付けされた画像を等倍で出力することや、縮小率Zt2の方が小さいと判定された場合に行う出力においては、面付けされた画像の広い範囲を出力することができる。
[第3の実施の形態]
次に、本発明に係る第3の実施の形態について説明する。なお、以下には第1及び第2の実施の形態と実質的に同様の構成については、詳細な説明を省略し、主に異なる点について述べる。
本実施の形態の特徴は、画像データ(RIP)が構成する画像が出力サイズに収まらない場合で、画像データ(RIP)が構成する画像を出力サイズに収めるための縮小率Zt1の方が縮小率Zuより小さい場合に、RIP4で作成された画像データ(RIP)が構成する画像の外周部の余白部を削除して、その余白部を削除した画像データ(RIP)Sについて、縮小率Zt2を求め、縮小率判定手段114は、縮小率Zt2と縮小率Zuとを比較し、その比較結果に基づいて画像出力制御手段12は、処理決定手段121で処理を決定する点にある。
図14は、本実施の形態に係る制御装置及びカラーレーザプリンタの機能ブロック図である。図14に示すように、処理部11は、第1の実施の形態の構成に加えて、縮小率判定手段114が、縮小率Zt1と縮小率Zuとを比較し、縮小率Zt1の方が縮小率Zuより小さいと判定した場合に、画像データ(RIP)が構成する画像の外周の余白を削除するように画像データ(RIP)を加工し、画像データ(RIP)Sを作成する余白部削除手段115を含んで構成される。
また、サイズ判定手段112は、監視手段111がホットフォルダ内に画像データ(RIP)を発見したときに、画像データ(RIP)のラスターデータとヘッダに記述された解像度から画像のサイズを算出し、算出した画像のサイズと出力サイズ記憶部102に記憶されたカラーレーザプリンタ2の出力サイズとを比較し、算出した画像のサイズがサイズオーバー(第1のサイズオーバー)するか否か判定する第1のサイズ判定手段としての機能と、余白部削除手段115により加工され作成された画像データ(RIP)Sの画像のサイズを算出し、算出した画像のサイズと出力サイズ記憶部102に記憶されたカラーレーザプリンタ2の出力サイズとを比較し、算出した画像のサイズがサイズオーバー(第2のサイズオーバー)するか否か判定する第2のサイズ判定手段としての機能とを備える。
また、縮小率算出手段113は、サイズ判定手段112が第1のサイズオーバーと判定した場合に、画像データ(RIP)が構成する画像を出力サイズに収めるように縮小率Zt1を算出する第1の縮小率算出手段としての機能と、サイズ判定手段112が第2のサイズオーバーと判定した場合に、画像データ(RIP)Sが構成する画像を出力サイズに収めるように縮小率Zt2を算出する第2の縮小率算出手段としての機能とを備える。
また、縮小率判定手段114は、許容縮小率設定記憶部103に保存された縮小率Zuと縮小率算出手段113で算出された縮小率Zt1とを比較し、縮小率Zt1と縮小率Zuの大小を判定する第1の縮小率判定手段としての機能と、許容縮小率設定記憶部103に保存された縮小率Zuと縮小率算出手段113で算出された縮小率Zt2とを比較し、縮小率Zt2と縮小率Zuの大小を判定する第2の縮小率判定手段としての機能とを備える。
(画像出力制御方法)
次に、上述のような構成の画像出力システムにおける画像出力制御方法について、図5、及び、図15を参照しつつ説明する。図5は、クライアント端末3及びRIP4で行う画像データの処理を説明するためのフローチャートで、図15は、制御装置1及びカラーレーザプリンタ2における処理手順を示すフローチャートである。
第1の実施の形態と同様に制御手段1の出力サイズ記憶部102のカラーレーザプリンタ2の出力サイズ、及び、許容縮小率設定記憶部103の縮小率Zu(第1の縮小率)は、予め保存されているものとする。
まず、クライアント端末3及びRIP4で行う処理は、図5に示すように第1の実施の形態と同様である。
以下、図15を用いて、制御装置1及びカラーレーザプリンタ2にける画像出力制御方法の処理について説明する。
図15に示すS401乃至S404、S405及びS407は、それぞれ第1の実施の形態で用いた図6のS201乃至S204、S205及びS207で行う処理と同様に行う。ただし、S402で判定するサイズオーバーは、本発明の第1のサイズオーバーである。
そして、縮小率判定手段114が、縮小率Zt1(第2の縮小率)と縮小率Zuとを比較し、縮小率Zt1の方が縮小率Zuより小さいと判定した場合は(S404、Y)、余白部削除手段115は、第2の実施の形態の説明のように余白を削除するように画像データ(RIP)を加工し、画像データ(RIP)Sを作成する(S405)。
そして、本実施の形態で更に行う処理S408乃至S413は、それぞれ第2の実施の形態で用いた図6のS303乃至S308で行う処理と同様に行う。ただし、S408で判定するサイズオーバーは、本発明の第2のサイズオーバーであり、S409で求める縮小率Zt2は、本発明の第3の縮小率である。
これによれば、縮小率Zt1の方が縮小率Zuより小さいと判定された場合であっても、例えば、縮小率Zt1の方が縮小率Zuより僅かに小さく、余白を削除することにより縮小率Zt2の方が縮小率Zuより大きく場合には、カラープルーフに使用可能な画像として、画像データ(RIP)Sが構成する画像を縮小率Zt2で縮小して、1枚の記録用紙により出力することができる。また、1枚に収まらない場合には、面付けした画像の広い範囲を出力することができる。
本発明に係る画像出力システムの一実施の形態の全体の構成を示すブロック図である。 図1に示すRIPで生成する画像データを説明するための図である。 第1の実施の形態に係る制御装置とカラーレーザプリンタの制御構成の一例を示す機能ブロック図である。 制御装置のモニタに表示する画面の1例を示す図である。 本発明のRIPで行う処理手順を示すフローチャートである。 第1の実施の形態に係る画像出力処理方法の処理手順を示すフローチャートである。 第1の実施の形態における出力の様子を説明するための図である。 第1の実施の形態に係る画像出力処理方法の処理手順を示すフローチャートである。 制御装置のモニタに表示する画面の1例を示す図である。 第2の実施の形態に係る制御装置とカラーレーザプリンタの制御構成の一例を示す機能ブロック図である。 第2の実施の形態に係る画像出力処理方法の処理手順を示すフローチャートである。 第2の実施の形態における出力の様子を説明するための図である。 第2の実施の形態に係る画像出力処理方法の処理手順を示すフローチャートである。 第3の実施の形態に係る制御装置とカラーレーザプリンタの制御構成の一例を示す機能ブロック図である。 第3の実施の形態に係る画像出力処理方法の処理手順を示すフローチャートである。 従来の画像出力システムの全体の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 制御装置
10 記憶部
101 画像データ記憶部
102 出力サイズ記憶部
103 許容縮小率設定記憶部
11 処理部
111 監視手段
112 サイズ判定手段
113 縮小率算出手段
114 縮小率判定手段
115 余白部削除手段
12 画像出力制御手段
121 処理決定手段
122 縮小手段
13 入力手段
14 報知手段
15 報知制御手段
2 カラーレーザプリンタ
21 制御部
22 給紙部
23 画像出力部
24 操作パネル
3 クライアント端末
4 RIP
5 CTP
6 DCP制御手段
7 DCP

Claims (21)

  1. 画像出力媒体を備え、前記画像出力媒体に画像を出力する画像出力装置を含み、画像データを受け付け、前記画像出力装置から前記画像出力媒体に前記画像データが構成する画像を等倍または縮小して出力を行うことが可能な画像出力システムであって、
    前記画像出力装置における前記画像出力媒体に出力可能な画像のサイズを記憶する出力サイズ記憶手段と、
    使用者が許容する縮小率を保存する縮小率保存手段と、
    前記受け付けた画像データが構成する画像のサイズと前記出力サイズ記憶手段に記憶された前記画像出力媒体に出力可能な画像のサイズを比較し、前記受け付けた画像データが構成する画像のサイズの方が大きい場合にサイズオーバーと判定するサイズ判定手段と、
    前記サイズ判定手段によりサイズオーバーと判定された場合に、前記受け付けた画像データが構成する画像を前記出力サイズ記憶手段に記憶された前記画像出力媒体に出力可能な画像のサイズに収めるように縮小率を算出する縮小率算出手段と、
    前記縮小率算出手段によって算出された縮小率と前記縮小率保存手段に保存された縮小率を比較し、前記縮小率の大小を判定する縮小率判定手段と、
    前記縮小率判定手段により前記縮小率算出手段によって算出された縮小率の方が大きいと判定された場合には、前記画像出力装置から前記縮小率算出手段によって算出された縮小率で縮小された画像を前記画像出力媒体に出力する制御を行う画像出力制御手段と、を含むことを特徴とする画像出力システム。
  2. 前記画像出力制御手段は、更に、前記縮小率判定手段により前記縮小率算出手段によって算出された縮小率の方が小さいと判定された場合には、前記画像出力装置から等倍の画像を前記画像出力媒体に出力する制御、前記画像出力装置から前記縮小率保存手段に保存された縮小率で縮小された画像を前記画像出力媒体に出力する制御、または、画像の出力を中止する制御のいずれかの制御を行う請求項1に記載の画像出力システム。
  3. 画像を等倍で前記画像出力媒体に出力するのか、画像を前記縮小率保存手段に保存された縮小率で縮小して前記画像出力媒体に出力するのか、画像を前記出力サイズ記憶手段に記憶された前記画像出力媒体に出力可能な画像のサイズに収めるように算出される縮小率で縮小して前記画像出力媒体に出力するのか、または、画像の出力を中止するのかのうちの少なくとも2つについて選択的に入力するための第1の入力手段を更に含み、
    前記画像出力制御手段は、更に、前記縮小率判定手段により前記縮小率算出手段によって算出された縮小率の方が小さいと判定された場合には、前記第1の入力手段により選択的になされた入力に基づいて、前記画像出力装置から等倍の画像を前記画像出力媒体に出力する制御、前記画像出力装置から前記縮小率保存手段に保存された縮小率で縮小された画像を前記画像出力媒体に出力する制御、前記画像出力装置から前記出力サイズ記憶手段に記憶された前記画像出力媒体に出力可能な画像のサイズに収めるように前記縮小率算出手段によって算出された縮小率で縮小された画像を前記画像出力媒体に出力する制御、または、画像の出力を中止する制御のいずれかの制御を行う請求項1に記載の画像出力システム。
  4. 報知を行うための報知手段と、
    前記縮小率判定手段により前記縮小率算出手段によって算出された縮小率の方が小さいと判定された場合に、その旨の報知を行うように前記報知手段を制御するとともに前記第1の入力手段からの前記入力を可能とするように制御する報知制御手段と、を更に含む請求項3に記載の画像出力システム。
  5. 前記受け付けた画像データを、画像を等倍で前記画像出力媒体に出力するのか、画像を前記縮小率保存手段に保存された縮小率で縮小して前記画像出力媒体に出力するのか、画像を前記出力サイズ記憶手段に記憶された前記画像出力媒体に出力可能な画像のサイズに収めるように算出される縮小率で縮小して前記画像出力媒体に出力するのか、または、画像の出力を中止するのかの少なくとも2つについて選択的に記憶するための画像データ記憶手段を更に含み、
    前記画像出力制御手段は、更に、前記縮小率判定手段により前記縮小率算出手段によって算出された縮小率の方が小さいと判定された場合には、前記選択的になされた記憶に基づいて、前記画像出力装置から等倍の画像を前記画像出力媒体に出力する制御、前記画像出力装置から前記縮小率保存手段に保存された縮小率で縮小された画像を前記画像出力媒体に出力する制御、前記画像出力装置から前記出力サイズ記憶手段に記憶された前記画像出力媒体に出力可能な画像のサイズに収めるように前記縮小率算出手段によって算出された縮小率で縮小された画像を前記画像出力媒体に出力する制御、または、画像の出力を中止する制御のいずれかの制御を行う請求項1に記載の画像出力システム。
  6. 第1の画像出力媒体を備え、前記第1の画像出力媒体に画像を出力する第1の画像出力装置を含み、前記第1の画像出力装置とは異なる第2の画像出力装置であり前記第1の画像出力媒体よりも出力可能な画像のサイズが大きい第2の画像出力媒体を備える前記第2の画像出力装置における前記第2の画像出力媒体に出力可能な画像のサイズを上限とする画像データを受け付け、前記第1の画像出力装置から前記第1の画像出力媒体に前記画像データが構成する画像を等倍または縮小して出力を行うことが可能な画像出力システムであって、
    前記第1の画像出力装置における前記第1の画像出力媒体に出力可能な画像のサイズを記憶する出力サイズ記憶手段と、
    使用者が許容する縮小率を保存する縮小率保存手段と、
    前記受け付けた画像データが構成する画像のサイズと前記出力サイズ記憶手段に記憶された前記第1の画像出力媒体に出力可能な画像のサイズを比較し、前記受け付けた画像データが構成する画像のサイズの方が大きい場合にサイズオーバーと判定するサイズ判定手段と、
    前記サイズ判定手段によりサイズオーバーと判定された場合に、前記受け付けた画像データが構成する画像を前記出力サイズ記憶手段に記憶された前記第1の画像出力媒体に出力可能な画像のサイズに収めるように縮小率を算出する縮小率算出手段と、
    前記縮小率算出手段によって算出された縮小率と前記縮小率保存手段に保存された縮小率を比較し、前記縮小率の大小を判定する縮小率判定手段と、
    前記縮小率判定手段により前記縮小率算出手段によって算出された縮小率の方が大きいと判定された場合には、前記第1の画像出力装置から前記縮小率算出手段によって算出された縮小率で縮小された画像を前記第1の画像出力媒体に出力する制御を行う画像出力制御手段と、を含むことを特徴とする画像出力システム。
  7. 第1の画像出力媒体を備え、前記第1の画像出力媒体に画像を出力する第1の画像出力装置を含み、前記第1の画像出力装置とは異なる第2の画像出力装置であり前記第1の画像出力媒体よりも出力可能な画像のサイズが大きい第2の画像出力媒体を備える前記第2の画像出力装置における前記第2の画像出力媒体に出力可能な画像のサイズを上限とし、且つ、外周部に余白が付された画像を構成する画像データを受け付け、前記第1の画像出力装置から前記第1の画像出力媒体に前記画像データが構成する画像を等倍または縮小して出力を行うことが可能な画像出力システムであって、
    前記第1の画像出力装置における前記第1の画像出力媒体に出力可能な画像のサイズを記憶する出力サイズ記憶手段と、
    使用者が許容する縮小率を保存する縮小率保存手段と、
    前記受け付けた画像データが構成する画像の外周部に付された余白を削除した画像を構成するように前記受け付けた画像データを加工する画像加工手段と、
    前記加工された画像データが構成する画像のサイズと前記出力サイズ記憶手段に記憶された前記第1の画像出力媒体に出力可能な画像のサイズを比較し、前記加工された画像データが構成する画像のサイズの方が大きい場合にサイズオーバーと判定するサイズ判定手段と、
    前記サイズ判定手段によりサイズオーバーと判定された場合に、前記加工された画像データが構成する画像を前記出力サイズ記憶手段に記憶された前記第1の画像出力媒体に出力可能な画像のサイズに収めるように縮小率を算出する算出手段と、
    前記縮小率算出手段によって算出された縮小率と前記縮小率保存手段に保存された縮小率を比較し、前記縮小率の大小を判定する縮小率判定手段と、
    前記縮小率判定手段により前記縮小率算出手段によって算出された縮小率の方が大きいと判定された場合には、前記第1の画像出力装置から前記縮小率算出手段によって算出された縮小率で縮小された前記第1の画像出力媒体に出力する制御を行う画像出力制御手段と、を含むことを特徴とする画像出力システム。
  8. 前記画像出力制御手段は、更に、前記縮小率判定手段により前記縮小率算出手段によって算出された縮小率の方が小さいと判定された場合には、前記第1の画像出力装置から等倍の画像を前記第1の画像出力媒体に出力する制御、前記第1の画像出力装置から前記縮小率保存手段に保存された縮小率で縮小された画像を前記第1の画像出力媒体に出力する制御、または、画像の出力を中止する制御のいずれかの制御を行う請求項6または請求項7に記載の画像出力システム。
  9. 画像を等倍で前記第1の画像出力媒体に出力するのか、画像を前記縮小率保存手段に保存された縮小率で縮小して前記第1の画像出力媒体に出力するのか、画像を前記出力サイズ記憶手段に記憶された前記第1の画像出力媒体に出力可能な画像のサイズに収めるように算出される縮小率で縮小して前記第1の画像出力媒体に出力するのか、または、画像の出力を中止するのかのうち少なくとも2つから選択的に入力するための第1の入力手段を更に含み、
    前記画像出力制御手段は、更に、前記縮小率判定手段により前記縮小率算出手段によって算出された縮小率の方が小さいと判定された場合には、前記第1の入力手段により選択的になされた入力に基づいて、前記第1の画像出力装置から等倍の画像を前記第1の画像出力媒体に出力する制御、前記第1の画像出力装置から前記縮小率保存手段に保存された縮小率で縮小された画像を前記第1の画像出力媒体に出力する制御、前記第1の画像出力装置から前記出力サイズ記憶手段に記憶された前記第1の画像出力媒体に出力可能な画像のサイズに収めるように前記縮小率算出手段によって算出された縮小率で縮小された画像を前記第1の画像出力媒体に出力する制御、または、画像の出力を中止する制御のいずれかの制御を行う請求項6または請求項7に記載の画像出力システム。
  10. 報知を行うための報知手段と、
    前記縮小率判定手段により前記縮小率算出手段によって算出された縮小率の方が小さいと判定された場合に、その旨の報知を行うように前記報知手段を制御するとともに前記第1の入力手段からの前記入力を可能とするように制御する報知制御手段と、を更に含む請求項9に記載の画像出力システム。
  11. 前記受け付けた画像データを、画像を等倍で前記第1の画像出力媒体に出力するのか、画像を前記縮小率保存手段に保存された縮小率で縮小して前記第1の画像出力媒体に出力するのか、画像を前記出力サイズ記憶手段に記憶された前記第1の画像出力媒体に出力可能な画像のサイズに収めるように算出される縮小率で縮小して前記第1の画像出力媒体に出力するのか、または、画像の出力を中止するのかの少なくとも2つについて選択的に記憶するための画像データ記憶手段を更に含み、
    前記画像出力制御手段は、更に、前記縮小率判定手段により前記縮小率算出手段によって算出された縮小率の方が小さいと判定された場合には、前記選択的になされた記憶に基づいて、前記第1の画像出力装置から等倍の画像を前記第1の画像出力媒体に出力する制御、前記第1の画像出力装置から前記縮小率保存手段に保存された縮小率で縮小された画像を前記第1の画像出力媒体に出力する制御、前記第1の画像出力装置から前記出力サイズ記憶手段に記憶された前記第1の画像出力媒体に出力可能な画像のサイズに収めるように前記縮小率算出手段によって算出された縮小率で縮小された画像を前記第1の画像出力媒体に出力する制御、または、画像の出力を中止する制御のいずれかの制御を行う請求項6または7に記載の画像出力システム。
  12. 前記第1の画像出力装置は、印刷物の校正に用いるカラープルーフを作成するためのものであり、
    前記第2の画像出力装置は、印刷に用いる刷版を作成するためのものであり、
    前記受け付ける画像データは、前記刷版の作成に用いるためのものである請求項6乃至請求項11のいずれかに記載の画像出力システム。
  13. 前記使用者が許容する縮小率を入力するための第2の入力手段を更に含み、
    前記保存手段は、前記第2の入力手段を用いた入力に基づいて、前記保存を行う請求項1乃至請求項12のいずれかに記載の画像出力システム。
  14. 前記サイズ判定手段は、前記画像データが構成する画像のサイズと前記出力サイズ記憶手段に記憶された前記第1の画像出力媒体に出力可能な画像のサイズとの縦及び横をそれぞれ比較し、前記画像データが構成する画像のサイズの縦または横の少なくともいずれか一方が大きい場合に前記サイズオーバーと判定する請求項1乃至請求項13のいずれかに記載の画像出力システム。
  15. 前記縮小率算出手段は、前記画像データが構成する画像のサイズの縦及び横のそれぞれに対する前記出力サイズ記憶手段に記憶された前記第1の画像出力媒体に出力可能な画像のサイズの縦及び横の比率を求め、小さい方の前記比率を縮小率とする請求項1乃至請求項14のいずれかに記載の画像出力システム。
  16. 画像出力媒体を備え、前記画像出力媒体に画像を出力する画像出力装置を含み、画像データを受け付け、前記画像出力装置から前記画像出力媒体に前記画像データが構成する画像を等倍または縮小して出力を行うことが可能な画像出力システムにおける画像出力制御方法であって、
    前記画像出力装置における前記画像出力媒体に出力可能な画像のサイズを記憶するステップと、
    使用者が許容する縮小率を保存するステップと、
    前記受け付けた画像データが構成する画像のサイズと前記記憶された前記画像出力媒体に出力可能な画像のサイズを比較し、前記受け付けた画像データが構成する画像のサイズの方が大きい場合にサイズオーバーと判定するステップと、
    前記サイズオーバーと判定された場合に、前記受け付けた画像データが構成する画像を前記記憶された前記画像出力媒体に出力可能な画像のサイズに収めるように縮小率を算出するステップと、
    前記算出された縮小率と前記保存された縮小率を比較し、前記縮小率の大小を判定するステップと、
    前記算出された縮小率の方が大きいと判定された場合には、前記画像出力装置から前記算出された縮小率で縮小された画像を前記画像出力媒体に出力する制御を行うステップと、を含むことを特徴とする画像出力制御方法。
  17. 第1の画像出力媒体を備え、前記第1の画像出力媒体に画像を出力する第1の画像出力装置を含み、前記第1の画像出力装置とは異なる第2の画像出力装置であり前記第1の画像出力媒体よりも出力可能な画像のサイズが大きい第2の画像出力媒体を備える前記第2の画像出力装置における前記第2の画像出力媒体に出力可能な画像のサイズを上限とする画像データを受け付け、前記第1の画像出力装置から前記第1の画像出力媒体に前記画像データが構成する画像を等倍または縮小して出力を行うことが可能な画像出力システムにおける画像出力制御方法であって、
    前記第1の画像出力装置における前記第1の画像出力媒体に出力可能な画像のサイズを記憶するステップと、
    使用者が許容する縮小率を保存するステップと、
    前記受け付けた画像データが構成する画像のサイズと前記記憶された前記第1の画像出力媒体に出力可能な画像のサイズを比較し、前記受け付けた画像データが構成する画像のサイズの方が大きい場合にサイズオーバーと判定するステップと、
    前記サイズオーバーと判定された場合に、前記受け付けた画像データが構成する画像を前記記憶された前記第1の画像出力媒体に出力可能な画像のサイズに収めるように縮小率を算出するステップと、
    前記算出された縮小率と前記保存された縮小率を比較し、前記縮小率の大小を判定するステップと、
    前記算出された縮小率の方が大きいと判定された場合には、前記第1の画像出力装置から前記算出された縮小率で縮小された画像を前記第1の画像出力媒体に出力する制御を行うステップと、を含むことを特徴とする画像出力制御方法。
  18. 第1の画像出力媒体を備え、前記第1の画像出力媒体に画像を出力する第1の画像出力装置を含み、前記第1の画像出力装置とは異なる第2の画像出力装置であり前記第1の画像出力媒体よりも出力可能な画像のサイズが大きい第2の画像出力媒体を備える前記第2の画像出力装置における前記第2の画像出力媒体に出力可能な画像のサイズを上限とし、且つ、外周部に余白が付された画像を構成する画像データを受け付け、前記第1の画像出力装置から前記第1の画像出力媒体に前記画像データが構成する画像を等倍または縮小して出力を行うことが可能な画像出力システムにおける画像出力制御方法であって、
    前記第1の画像出力装置における前記第1の画像出力媒体に出力可能な画像のサイズを記憶するステップと、
    使用者が許容する縮小率を保存するステップと、
    前記受け付けた画像データが構成する画像の外周部に付された余白を削除した画像を構成するように前記受け付けた画像データを加工するステップと、
    前記加工された画像データが構成する画像のサイズと前記記憶された前記第1の画像出力媒体に出力可能な画像のサイズを比較し、前記加工された画像データが構成する画像のサイズの方が大きい場合にサイズオーバーと判定するステップと、
    前記サイズオーバーと判定された場合に、前記加工された画像データが構成する画像を前記記憶された前記第1の画像出力媒体に出力可能な画像のサイズに収めるように縮小率を算出するステップと、
    前記算出された縮小率と前記保存された縮小率を比較し、前記縮小率の大小を判定するステップと、
    前記算出された縮小率の方が大きいと判定された場合には、前記第1の画像出力装置から前記算出された縮小率で縮小された画像を前記第1の画像出力媒体に出力する制御を行うステップと、を含むことを特徴とする画像出力制御方法。
  19. 第1の画像出力媒体を備え、前記第1の画像出力媒体に画像を出力する第1の画像出力装置を含み、前記第1の画像出力装置とは異なる第2の画像出力装置であり前記第1の画像出力媒体よりも出力可能な画像のサイズが大きい第2の画像出力媒体を備える前記第2の画像出力装置における前記第2の画像出力媒体に出力可能な画像のサイズを上限とし、且つ、外周部に余白が付された画像を構成する画像データを受け付け、前記第1の画像出力装置から前記第1の画像出力媒体に前記画像データが構成する画像を等倍または縮小して出力を行うことが可能な画像出力システムにおける画像出力制御方法であって、
    前記第1の画像出力装置における前記第1の画像出力媒体に出力可能な画像のサイズを記憶するステップと、
    使用者が許容する第1の縮小率を保存するステップと、
    前記受け付けた画像データが構成する画像のサイズと前記記憶された前記第1の画像出力媒体に出力可能な画像のサイズを比較し、前記受け付けた画像データが構成する画像のサイズの方が大きい場合に第1のサイズオーバーと判定するステップと、
    前記第1のサイズオーバーと判定された場合に、前記受け付けた画像データが構成する画像を前記記憶された前記第1の画像出力媒体に出力可能な画像のサイズに収めるように第2の縮小率を算出するステップと、
    前記第2の縮小率と前記第1の縮小率を比較し、前記第1及び第2の縮小率の大小を判定するステップと、
    前記第2の縮小率の方が小さいと判定された場合に、前記受け付けた画像データが構成する画像の外周部に付された余白を削除した画像を構成するように前記受け付けた画像データを加工するステップと、
    前記加工された画像データが構成する画像のサイズと前記記憶された前記第1の画像出力媒体に出力可能な画像のサイズを比較し、前記加工された画像データが構成する画像のサイズの方が大きい場合に第2のサイズオーバーと判定するステップと、
    前記第2のサイズオーバーと判定された場合に、前記加工された画像データが構成する画像を前記記憶された前記第1の画像出力媒体に出力可能な画像のサイズに収めるように第3の縮小率を算出するステップと、
    前記第3の縮小率と前記第1の縮小率を比較し、前記第1及び第3の縮小率の大小を判定するステップと、
    前記第3の縮小率の方が大きいと判定された場合には、前記第1の画像出力装置から前記第3の縮小率で縮小された画像を前記第1の画像出力媒体に出力する制御を行うステップと、を含むことを特徴とする画像出力制御方法。
  20. 請求項16または請求項19に記載の画像出力制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  21. 請求項20に記載のプログラムを前記コンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体。
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JP2010032644A (ja) * 2008-07-25 2010-02-12 Sharp Corp 画像形成装置
JP2011123663A (ja) * 2009-12-10 2011-06-23 Canon Inc 情報処理装置の制御方法、情報処理装置、及び、プログラム

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