JP6085942B2 - 情報処理装置、画像形成装置、データ処理方法 - Google Patents

情報処理装置、画像形成装置、データ処理方法 Download PDF

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本発明は、メモリから周辺機器又は周辺機器からメモリに領域単位にデータを転送する情報処理装置に関する。
画像読み取り装置や複合機などの画像形成装置などでは、スキャナが読み取った画像データの高速なメモリ(例えばRAM)への書き込み、及び、書き込まれた画像データに処理を施すことを並行して行うことが多い。RAMは、ラインセンサ(主走査方向の濃度情報を1ラインずつ読み取る)が読み出す濃度情報が複数ライン分格納されるバンドに分割され、バンドがメモリフルになった時にCPUに割込みが発生するようになっている。CPUは割込みを契機に画像データをHDD(Hard Disk Drive)などの不揮発性メモリに退避させる。このような手法により、1ページ分の画像データのデータサイズよりも小さいRAMサイズを搭載していても、ジョブの実行が可能になる(例えば、特許文献1参照。)。
図1に基づきより詳細に説明する。図1は、特許文献1に記載されたメモリに対する画像データの書き込みを模式的に説明する図の一例である。ユーザが読み取り開始の操作を行うと、CPUはメモリにディスクリプタ情報を書き込みスキャナに読み取り開始を指示する。スキャナは、メモリ上のディスクリプタ情報を読み出し読み取りを開始する。スキャナはディスクリプタ情報で指示される開始アドレスから画像データを書き込んでいく。
ディスクリプタ情報はバンド毎に設定されており、スキャナは1つのバンドへの書き込みが終了すると次のディスクリプタ情報を読み出して次のバンドに画像データを書き込む。
メモリのニアエンドアドレスまで到達すると、スキャナは、元のバンドを指示するディスクリプタ情報に従って、元のバンドに画像データを書き込む。すなわち、1つのバンドは繰り返し使用できるようになっていて、1ページ分の画像データサイズよりもメモリのサイズを小さくすることが可能になっている。また、原稿が長尺であるため画像データのサイズが大きくなっても、通常の原稿と同様に対応できる。
一方、CPUとしては、メモリフルのバンドから処理を開始しメモリフルのバンドを早期に開放する必要がある、しかし、スキャナがマスタとなって画像データを転送するため、CPUはメモリフルを直接、観測できない。このため、CPUはバンドがメモリフルになったことを割込みにより検出している。
バンドの終了アドレスをアドレスポイントといい、アドレスポイントはディスクリプタ情報から算出可能になっている。このため、CPUは、CPUがエンジンのためにメモリに書き込んだディスクリプタ情報からソフト的にアドレスポイントを算出して、割込み制御用のレジスタに設定するという処理を行っている。
しかしながら、従来の手法では、CPUは割込みにより次のバンドのアドレスポイントを設定するため、アドレスポイントの設定に時間がかかるという問題がある。スキャナはバンドに相当する画像データを読み取り、ディスクリプタ情報から図1の1番目のバンドの開始アドレスとデータサイズを取得して画像データを書き込む。割込み制御用のレジスタがスキャナのライトアドレスがアドレスポイントに一致したと判定すると、CPUは割込みにより1番目のバンドのメモリフルを検出する。
割込み制御用のレジスタは1つしかないので、2番目のバンドのメモリフルを検出できるように、CPUは2番目のバンドのアドレスポイントを算出して割込み制御用のレジスタに設定する。この間、スキャナは2番目のバンドに相当する画像データを読み取っている。
このように、CPUはスキャナがバンド分の画像データを読み取る間に、次のバンドのアドレスポイントを設定する必要がある。この時間は、次のようにして算出される。
「1ラインの読取速度×バンドのライン数」
従来は、この時間内に次バンドのアドレスポイントの設定を行えることが制御の前提であった。ところが、スキャナの読取線速をさらに速くしたいという要請や、RAMのサイズを少容量化したいという要請がある。これらの要請に応えるために1バンドの処理ライン単位を少なくした場合、「1ラインの読取速度×バンドのライン数」の時間内に次バンドのアドレスポイントの設定が困難になることが懸念される。この場合、アドレスポイントが設定されないので割込みが発生せず、読取処理が停止してしまう。
本発明は、1バンドの読み取り時間が短くなっても、次バンドのディスクリプタ情報を設定し、画像メモリに画像データを書き込む処理と書きこまれた画像データの処理とを並列して行うことが可能な情報処理装置を提供することを目的とする。
本発明は、周辺機器が生成するデータのうち所定量がデータ記憶手段に記憶される毎に所定量の前記データに対し処理を施す情報処理装置において、前記データ記憶手段を複数の領域に区分した際の各領域の終了アドレスを、ソフトウェア処理を経ることなく、終了アドレス記憶手段から取得するアドレス情報取得手段と、 前記周辺機器が前記データと共に出力する記憶先アドレスと、前記終了アドレスを比較して、所定の範囲内で一致した場合に一致検出信号を出力する比較手段と、前記比較手段が一致検出信号を出力した場合、ソフトウェア処理により起動され、前記データ記憶手段の前記領域に記憶された前記データに処理を施す処理手段と、1つの前記領域当たりのデータサイズを記憶するデータサイズ記憶手段と、前記終了アドレスを記憶する終了アドレス記憶手段と、前記比較手段が一致検出信号を出力した場合、前記周辺機器が前記データの書き込みを開始する前に前記終了アドレス記憶手段に記憶されている前記終了アドレスに前記データサイズを加算して、前記周辺機器が次に前記データを書き込む前記領域の前記終了アドレスを算出する算出手段と、を有し、前記アドレス情報取得手段は、前記比較手段が一致検出信号を出力した時、前記算出手段が算出した前記終了アドレスを前記比較手段に供給すると共に、前記終了アドレス記憶手段の前記終了アドレスを更新する、ことを特徴とする。
画像メモリに画像データを書き込む処理と書きこまれた画像データの処理とを並列して行うことが可能な情報処理装置ができる。
RAMに対する画像データの書き込みを模式的に説明する図の一例である。 本実施形態の画像形成装置の概略的な特徴を説明する図の一例である。 画像形成装置の概略構成図の一例である。 コントローラの構成図の一例である。 スキャナが生成した画像データをメインメモリに書き出す動作を説明する図の一例である。 PCIe Rootの構成図の一例である。 ダイレクトビデオ入力I/F制御部の構成図の一例である。 スキャナ、ダイレクトビデオ入力I/F制御部、及び、CPUのシーケンス図の一例である。 ダイレクトビデオ入力I/F制御部の構成図の一例である。 各回路の動作手順の一例を示すフローチャートである。 ダイレクトビデオ入力I/F制御部の構成図の一例である(実施例2)。 各回路の動作手順の一例を示すフローチャートである(実施例2)。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。しかしながら、本発明の技術的範囲が、本実施の形態に限定されるものではない。
図2は、本実施形態の画像形成装置の概略的な特徴を説明する図の一例である。図2(a)はハード的にアドレスポイントを算出する実施例の概略を、図2(b)は予めアドレスポイントを算出しておき記憶しておく実施例の概略をそれぞれ示す。
A.ハード的にアドレスポイントを算出
(1)CPUはスキャナに読み取り開始を指示する前に、バンドがメモリフルとなるアドレスポイントを算出するために必要なパラメータをレジスタ制御回路に設定しておく。パラメータは、最初のアドレスポイント、バンドのライン数や主走査幅などである。
(2)レジスタ制御回路はアドレス比較回路にアドレスポイントを設定する。
(3)アドレス比較回路はアドレスポイントとスキャナのライトアドレスを比較して、一致するとレジスタ制御回路に割り込みする。
(4)レジスタ制御回路は、割込みがある毎にパラメータからハード的にアドレスポイントを算出し、アドレス比較回路に設定する。
このように、割込みに対しハード的にアドレスポイントを算出することで、CPUがソフト的に算出する場合よりも早くアドレスポイントを算出できる。
B.予め全てのアドレスポイントを記憶しておく
(1)スキャナに読み取り開始を指示する前に、CPUは全てのアドレスポイントと次ディスクリプタポインタを予め算出し、メモリに記憶しておく。また、最初のアドレスポイントのディスクリプタポインタをディスクリプタ制御回路に設定する。
(2)ディスクリプタ制御回路はディスクリプタポインタに従いメモリからアドレスポイントと次ディスクリプタポインタを読み出す。ディスクリプタ制御回路は次ディスクリプタポインタを保持しておく。
(3)ディスクリプ制御回路はレジスタ制御回路を介してアドレス比較回路にアドレスポイントを設定する。
(4)アドレス比較回路はアドレスポイントとスキャナのライトアドレスを比較して、一致するとレジスタ制御回路に割り込みする。
(5)レジスタ制御回路は、アドレス比較回路が割込みを発生させる毎に、ディスクリプタ制御回路に通知して、メモリからアドレスポイントと次のディスクリプタポインタを読み出させる。
このように、割込みに対し予めアドレスポイントが用意されているので、CPUがソフト的に算出する場合よりも早くアドレスポイントを算出できる。また、ソフト的に算出するので容易に各バンドのサイズを変えることもできる。
〔構成例〕
図3は、画像形成装置の概略構成図の一例を示す。画像形成装置100はエンジン側とコントローラ側とに分かれており、両者はPCI Expressなどの高速なバスで接続されている。エンジン側にはスキャナ11とプロッタ12が配置されているが、この他にFAXエンジン等が配置されてもよい。
スキャナ11は、コンタクトガラスやADF(Auto Document Feeder)に載置された原稿を、CCDなどで構成されるラインセンサで光学的に読み取る装置である。CCDではカラーフィルター(RGB)を通過した光が光電変換され、所定の解像度で原稿の濃淡が反映されたカラーの画像データが生成される。この画像データはコントローラ側のメインメモリ18に書き込まれ、プロッタ12が用紙に印刷したりFAXエンジンが電話回線などから送信するために使用される。また、不図示の外部インタフェースから他の機器に送信される場合がある(SCAN TO E−MAILなど)。
プロッタ12は、メインメモリ18に書き込まれた画像データを用紙などの記録媒体に印刷する。プロッタ12は、感光体、帯電器、露光手段、現像器、クリーニング装置、除電器、転写ベルト、紙搬送機構、定着器、給紙トレイ、排紙トレイ、などを有する画像形成手段である。このような電子写真方式の画像形成手段でなくインクジェット方式の画像形成手段でもよい。電子写真方式のプロッタ12には、CMYKの色毎に感光体等を用意するタンデム方式、4サイクル方式(中間転写体に順次4色のトナー画像を重ねて転写した後,中間転写体上の4色トナー画像を1回で用紙に転写する方式)などがある。
画像処理ASIC13は、スキャナ11より読み取られた画像データに対して画像処理を行いコントローラASIC14へ画像データを出力する。スキャナ11が読み取った画像データに対し、画像処理ASIC13は、スキャナ11のCCDの特性の差異に応じて、この特性の補正を行う処理を行う。例えば、シェーディング補正や、γ変換、フィルタ処理、色変換(RGB→RGB)などである。補正により、スキャナ11の違いに影響されず同じ原稿から同じ画像データが生成される。
また、画像処理ASIC13は、コントローラASIC14からの画像データをプロッタ12にて印刷できるように画像処理したり、プロッタ12の印刷タイミングにあわせて画像データを送る。例えば、メインメモリ18の画像データに対して、スキュー補正、倍密処理、ジャギー補正、トリミング処理などを行う。また、このような補正処理は、CMYKのそれぞれの画像データに行われ、画像処理ASIC13は別々のタイミングでプロッタ12へ画像データを送信する。
コントローラ側では、コントローラASIC14、CPU15、チップセット16、I/O ASIC17、及び、メインメモリ18が配置されている。なお、本実施形態の主要な特徴部に用いないブロックは省略されており、例えばHDD(Hard Disk Drive)を有していてもよい。HDDには、フォントデータ、画像データ、及び、プログラム等が蓄積される。
CPU15はコントローラ側及びエンジン側を含む画像形成装置100の全体を制御して複写、印刷、スキャンなどのジョブを実行する。メインメモリ18は、CPU15が本画像形成装置100を制御するためのプログラムが展開されるワーク領域であり、また、扱う画像データなどを一時保管したりするメモリ(画像メモリ)である。メインメモリ18は、特許請求の範囲のデータ記憶手段の一例として挙げられる。
チップセット16は、CPU15がコントローラASIC14、I/O ASIC17及びメインメモリ18へアクセスする際の橋渡しとなるためブリッジである。すなわち、チップセット16はCPU15からの要求に応じてコントローラASIC14、I/O ASIC17及びメインメモリ18を制御したり、コントローラASIC14、I/O ASIC17及びメインメモリ18の制御結果をCPU15に通知する。
コントローラASIC14は、チップセット16越しのメインメモリ18を使って画像形成装置100で扱う画像データの回転、及び、編集などを行ったり、HDDに蓄積することで、画像処理ASIC13との間で画像データを送受信する。
I/O ASIC17には、画像形成装置100に付加機能を与えるための外部インタフェース、例えば、ネットワークインタフェース、USB、SDカード、操作部、SPI(System Packet Interface )、I2C(Inter-Integrated Circuit)などのインタフェース、画像処理を高速化するためのハードウェアアクセラレータ、及び、暗号化処理回路などが接続されている。
図4は、コントローラASIC14の構成図の一例を示す。コントローラASIC14には、周辺回路として、圧縮伸長器21、回転器26、編集器27、HDD28、ビデオ入力部23、ビデオ出力部24、PCIe Root22、PCIe EndPoint29、及び、レジスタ制御回路30が配置されている。PCIeの「e」はExpressの略である。各周辺回路はDMAC(Direct Memory Access Controller)31を介してアービタ25に接続されている。なお、周辺回路によっては複数のDMAC31が接続されているが、これはメインメモリ18への書き込みと読み出しのためである。また、PCIe Root22は画像処理ASIC13と、PCIe EndPoint29はチップセット16とそれぞれ接続されている。
アービタ25は、全てのDMAC31と接続されており、各DMAC31からメインメモリ18へのアクセス要求をアビトレーション処理(調停)する。通常は、スキャナ11の画像データやプロッタ12の画像データのライン等時性を確保するために、ビデオ入力部23のDMAC31及びビデオ出力部24のDMAC31からのアクセス要求を優先的に処理できるアビトレーションアルゴリズムとなっている。
PCIe EndPoint29は、アービタ25のアビトレーションで許可された周辺回路とチップセット16との通信を制御する。すなわち、PCIe EndPoint29とチップセット16はPCI Expressで接続されている。PCIe EndPoint29は、アービタ25でアビトレーションされたDMAC31の要求に従い、メインメモリ18からデータを読み出したり書き込んだりする。また、CPU15から、チップセット16越しにコントローラASIC14の周辺回路に対して要求があると、レジスタ制御回路30を介して周辺回路のレジスタにリード/ライト制御を行う。
PCIe Root22は、アービタ25のアビトレーションで許可された周辺回路と画像処理ASIC13との通信を制御する。スキャナ11から画像処理ASIC13を介して送信される画像データの書き込みを受け付けたり、プロッタ12へ出力する画像データの読み出しを受け付けたりする。
回転器26は、メインメモリ18上の画像データを読み出し、レジスタ制御回路30による設定に従い、回転処理(一番最後のアドレスのデータを一番先頭のアドレスに置き換える)を行ってメインメモリ18へ書き戻す。編集器27は、レジスタ制御回路30による設定に従い、2種類の画像データをメインメモリ18から読み出し合成(2in1など)などの編集処理を行ってメインメモリ18へ書き戻す。HDD28は、コントローラASIC14で扱う画像データを一時保存しておくために、メインメモリ18上の画像データをHDD28へライトしたり、HDD28からリードしてメインメモリ18へライトしたりするための不揮発メモリである。
圧縮伸長器21は、メモリ領域を有効に使用するためメインメモリ18上の画像データを圧縮したり、プロッタ12への出力の前に伸張しりする。ビデオ入力部23は、ビデオ入力部23のDMAC31の設定に従い、画像処理ASIC13で処理されPCIe Root22経由で入力されたスキャナ11からの画像データをメインメモリ18へ書き込む。PCIe Root22に含まれるダイレクトビデオ入力I/F制御部41(図6にて説明する)は、ビデオ入力部23やDMAC31を介さずに、PCIe Root22が画像処理ASIC13から送信された画像データをメインメモリ18に書き込む。
ビデオ出力部24は、コントローラASIC14が回転や編集などの処理を施した後、PCIe Root22経由で画像データを、画像処理ASIC13を介してプロッタ12へ出力する。
また、圧縮伸長器21で圧縮された画像データをメインメモリ18からリードし、圧縮伸長器21で伸長してメインメモリ18を介さずにそのまま画像処理ASIC13へ出力する機能や、メインメモリ18上のスタンプ画像を元画像と共にリードして合成して出力する機能も備えている。また、不正コピーガードを行うための地紋データなどを埋め込む機能を備えていてもよい。
<従来のアドレスポイントの設定>
図5は、スキャナ11が生成した画像データをメインメモリ18に書き出す動作を説明する図の一例である。図5では主に従来の書き込み制御について説明する。
太い矢印線がスキャナ11で読み取った画像データがメインメモリ18へ格納されるまでのデータパスであり、図5の右図にメインメモリ18の構成が記載されている。
スキャナ11から入力された画像データは、画像処理ASIC13で画像処理が行われ、コントローラASIC14へ入力される。入力された画像データは、PCIe Root22のダイレクトビデオ入力のデータパスを通り、アービタ25、PCIe EndPoint29を経由してメインメモリへ書き込まれる。
すでに説明したように画像形成装置100は、メインメモリ18をバンドに分割して画像データを格納する。スキャナ11で読み取った画像データの主走査方向の画像データを1ラインとして、所定のライン数(例えば256ライン)が1つのバンドに対応する。バンドの最終アドレスをアドレスポイントと称する。
エンジン側のスキャナ11には、スキャナ11が読み取りを開始する前に、CPU15がメインメモリ18に設定したディスクリプタ情報(開始アドレス、データサイズ、次ディスクリプタポインタ等)が設定されている。PCIe Root22のダイレクトビデオ入力I/F制御部41は、スキャナ11(画像処理ASIC)が指示する開始アドレスから順番に画像データを書き込んでいく。
ダイレクトビデオ入力では、CPU15がダイレクトビデオ入力I/F制御部41のレジスタ制御回路30にアドレスポイントを設定する。図ではレジスタ制御回路30を外部に出している。
スキャナ11が生成した画像データはPCIe Root22を通るが、この時、ダイレクトビデオ入力I/F制御部41は、設定されたアドレスポイントと、画像データの書き込み先のアドレス(ライトアドレス)を比較する。2つのアドレスが一致した場合、つまり、メインメモリ18へのライトアドレスが1バンド目の最終アドレスまで行われた時、PCIe Root22内部のダイレクトビデオ入力I/F制御部41はチップセット16を介しCPU15へ対して割り込みを発生する。
割込みを検出したCPU15はこの割り込み処理の中で、次バンドのアドレスポイントをダイレクトビデオ入力I/F制御部41に設定する。また、スキャナ11の読み取り動作は止められないため、この設定処理と並列にスキャナ11からの画像データ書き込みがメインメモリへ対して行われる。
この後、2バンド目のアドレスポイントとスキャナ11が画像データを書き込むアドレスの比較が行われる。アドレスが一致した場合、1バンド目と同様に割り込みが発生し、CPU15によって割り込み処理され、次バンドのアドレスポイントの設定が行われる。
CPU15は割り込みによって、そのバンドの画像データのメインメモリ18への書き込みが完了していることが分かるため、そのバンドに対する次の処理、HDD28格納や圧縮処理、回転処理などを行うことができる。
CPU15とダイレクトビデオ入力I/F制御部41のこれらの動作及び制御の繰り返しによって、スキャナ11で読み取った画像データをメインメモリ18へ書き込む制御と、メインメモリ18へ書き込まれた画像データの処理の並列制御が行われている。
なお、バンドが図5のように連続するか図1のように不連続になるかは、スキャナに設定されるディスクリプタ情報の開始アドレスによる。
この動作及び制御は、アドレスポイントの割り込み処理内で行われる次バンドのアドレスポイントの設定が、1ラインの読み取り時間(1LineSync)×バンドのライン数、の時間内に完了することを前提としている。
仮に、次バンドのアドレスポイントの設定が間に合わなかった場合、既にスキャナ11からの画像データは最後のアドレスポイントを越えたアドレスに対して行われているので、アドレス比較が一致しないまま画像データが書き込まれる。すなわち、アドレスポイントの割り込みが発生せず、次処理が行われないので読み取り処理が完了しない状態で止まってしまう。
例えば、1ラインの読み取り時間を400〔us〕、1バンドのライン数を256ラインとした場合、アドレスポイントの設定に許容される時間は以下のようになる。
0.4〔ms〕×256=102.4〔ms〕
しかし、高速機や両面読み取りなどでスキャナ11による読み取りの生産性を向上させるために、1ラインの読み取り時間を40〔us〕、1バンドのライン数を256ラインとした場合、アドレスポイントの設定に許容される時間は以下のようになる。
0.04〔ms〕×256=10.24〔ms〕
さらにコストダウンなどでメインメモリのサイズを少容量化し、それに伴い1バンドのライン数を半分にした場合は、以下のようになる。
0.04〔ms〕×128=5.12〔ms〕
今後、アドレスポイントの設定に許容される時間はますます短くなっていくことが予想され、短時間にアドレスポイントの設定が完了することが要請される。
<PCIe Rootの機能>
図6は、PCIe Root22の構成図の一例を示す。PCIe Root22はPCIe論理回路221、及び、PCIeインタフェース回路222を有し、PCIeインタフェース回路222はダイレクトビデオ入力I/F制御部41、ビデオ入力I/F制御部42、及び、ビデオ出力I/F制御部43を有している。
PCIe論理回路221は、画像処理ASIC13とのI/FとしてPCI Expressの通信制御を行うものであり、PCIeのコンフィグレーションやプロトコル制御などを司っている。PCIe論理回路221は、スキャナ11で読み取った画像データを画像処理ASIC13から受け取り、PCIeインタフェース回路へ出力する。
ビデオ出力I/F制御部43は、印刷時にメインメモリ18に記憶されている画像データをビデオ出力部24に接続されたDMAC31で読み出し、その画像データを取得して、PCIe論理回路221を介して画像処理ASIC13へ出力する。
ビデオ入力I/F制御部42は、スキャナ11からの画像データをメインメモリ18へ書き込む際に動作し、PCIe論理回路221から画像データを受け取りビデオ入力部23のDMAC31へ出力する。ビデオ入力部23のDMAC31は設定されたアドレスに従い画像データを書き込む。
ダイレクトビデオ入力I/F制御部41は、画像処理ASIC13(スキャナ11)が指定するアドレスに、PCIe論理回路221から入力された画像データをアービタ25、及び、PCIeEndPointを介してメインメモリ18へ書き込む。
なお、PCIe Root22に対するCPU15からのレジスタ設定は、レジスタ制御回路30から行われる。
<ダイレクトビデオ入力I/F制御部の機能>
図7は、ダイレクトビデオ入力I/F制御部41の構成図の一例を示す。ダイレクトビデオ入力I/F制御部41は、アドレス比較回路401、レジスタ制御回路30、及び、ディスクリプタ制御回路403を有している。
ダイレクトビデオ入力I/F制御部41は、PCIe論理回路221からアービタ25に画像データを出力する。この過程で、画像データの書き込み先のアドレス(ライトアドレス)がアドレス比較回路401に出力される。特許請求の範囲の比較手段は、例えばアドレス比較回路401が1つの例として挙げられる。
レジスタ制御回路30はCPU15と接続されており、CPU15が要求したダイレクトビデオ入力I/F制御部41への書き込みと読み出しの制御を行う。特許請求の範囲のアドレス情報取得手段は、例えばレジスタ制御回路30が1つの例として挙げられる。
また、ディスクリプタ制御回路403はメインメモリ18と接続されており、メインメモリ18のディスクリプタ領域にアクセスしてディスクリプタ情報を読み出し、レジスタ制御回路30に設定する(すなわち、スキャナ11とは別にディスクリプタ制御回路403がディスクリプタ情報を読み出す)。
以下では、レジスタ制御回路30とディスクリプタ制御回路403の使い方の違いにより2つの実施例を説明する。
本実施例では、主にレジスタ制御回路30を使用してデータ転送を行うダイレクトビデオ入力I/F制御部41について説明する。
図8は、スキャナ、ダイレクトビデオ入力I/F制御部41、及び、CPU15のシーケンス図の一例を示す。
S1:CPU15は、ダイレクトビデオ入力I/F制御部41に後述するパラメータを設定する。これにより、アドレス比較回路401にはアドレスポイントが設定される。
S2:CPU15は、スキャナ11に原稿の読み取り開始を指示する。
S3:スキャナ11は読み取った画像データを転送単位でダイレクトビデオ入力I/F制御部41に送信する。
S4:ダイレクトビデオ入力I/F制御部41は、画像データと共に送信されたラインアドレスをアドレスポイントと比較する。
S5:ラインアドレスをアドレスポイントが一致すると、ダイレクトビデオ入力I/F制御部41はCPU15に割り込みする。
S6:CPU15は、バンド分の画像データに対し次に行うべき処理を制御する。
S7:ダイレクトビデオ入力I/F制御部41は次バンドのアドレスポイントを設定する。以降はS3〜S7の繰り返しである。
本実施例では、ステップS7の次バンドのアドレスポイントの設定を、レジスタ制御回路30のハードウェア処理により行う。
図9は、ダイレクトビデオ入力I/F制御部41の構成図の一例を、図10は各回路の動作手順の一例をそれぞれ示す。図9のレジスタ制御回路30は、複数のレジスタ413を有しており、バンド数、1バンドのライン数、画像の主走査幅、メインメモリの先頭アドレス(または1バンド目のアドレスポイント)、及び、現在のアドレスポイントが記憶される。さらに、加算回路411と乗算回路412を有している。なお、先頭アドレスは、最初のバンドの開始アドレスであり、スキャナ11に予め設定されている最初のバンドの開始アドレスと同じものである。1バンドのライン数と画像の主走査幅は特許請求の範囲のデータサイズ、1バンド目のアドレスポイントは同じく終了アドレス記憶手段、加算回路411は同じく算出手段、の一例である。
また、CPU15がプログラムを実行することでパラメータ設定手段151が実現される。プログラムはHDD28に記憶されている。パラメータ設定手段151は、レジスタ制御回路30にパラメータを設定する。設定されるパラメータは、バンド数、1バンドのライン数、画像の主走査幅、メインメモリの先頭アドレス(または1バンド目のアドレスポイント)である。なお、アドレスポイント算出手段152は、先頭アドレスでなく1バンド目のアドレスポイントをレジスタ制御回路30に設定する場合に、アドレスポイントを算出する。
CPU15のパラメータ設定手段151は、スキャナ11に読み取り開始を指示する前にこれらのパラメータをレジスタ制御回路30に設定する(S10)。バンド数、ライン数、及び、主走査幅は固定値であり予めプログラムに記述されている。なお、バンド数は、例えばA4やLetterサイズの原稿を所定の1バンドのライン数(256)で割った値とする。
まず、レジスタ制御回路30は、設定された1バンド目のアドレスポイントをアドレス比較回路401へ設定する(S20)。レジスタ制御回路30に設定されたのが先頭アドレスである場合は、
アドレスポイント=先頭アドレス+(主走査幅×ライン数)
から、1バンド目のアドレスポイントを算出し(S15)、アドレス比較回路401へ設定する。
CPU15は、レジスタ制御回路30への設定の後、スキャナ11へ読み取り開始を指示する(S30)。
これにより、ダイレクトビデオ入力I/F制御部41へスキャナ11からライトアドレスと画像データが入力される。アドレス比較回路401は、ライトアドレスとレジスタ制御回路30が設定したアドレスポイントを転送単位で比較する(S40)。転送単位は例えば1ライン毎、又は、転送単位×n(自然数)=256を満たす自然数である。すなわち、バウンダリが維持されるように転送単位を決定することが好ましい。
なお、PCI Expressのパケットサイズや画像処理ASIC13内部の転送単位の都合上(バースト転送など)、バウンダリを維持できない場合は、転送単位内でアドレスポイントを比較一致できるように下位アドレスのマスクビットを設定する。マスクビットを指示するパラメータをレジスタ制御回路30に備える。例えば、転送単位が1Byte(8bit)の場合、アドレスポイントの下位7bit(1Byte)をマスクして、一致するか否かを判定する。
アドレスが一致した場合(S40のYes)、アドレス比較回路401がレジスタ制御回路30に割り込みする(S50)。
レジスタ制御回路30はCPU15に割込みする(S60)。CPU15はこの割り込みで1バンド目の画像データの書き込み完了を判断して、次処理の制御を行う。例えば、HDD28に格納したり、回転器26で回転させたり、圧縮伸長器21で圧縮したりする。HDD28、回転器26、圧縮伸長器21、又は、これらに接続されたDMACは、特許請求の範囲の処理手段の一例として挙げられる。
また、CPU15を介することなく、割込み信号を各種のDMAC31に出力してもよい。例えば、HDD28に格納するためにHDD28のDMAC31、回転器26のDMAC31、圧縮伸長器21のDMAC31に割込み信号を出力して、これらが起動するためのトリガーとすることができる。これによりCPU15の負荷を低減できる。
次いで、レジスタ制御回路30はバンド数分の割込みが発生したか否かを判定する(S70)。割込み数は、アドレス比較回路401がレジスタ制御回路30に割り込みした数をカウントするカウンタ回路でカウントしておく。
バンド数分の割込みが発生した場合(S70のYes)、スキャナ11からの画像データの書き込みが終了したので処理が終了する。この時点でレジスタ制御回路30はCPU15に割込みしてもよい。
バンド数分の割込みが発生していない場合(S70のNo)、レジスタ制御回路30は次のバンドのアドレスポイントを算出する(S80)。
アドレスポイント=1バンド目のアドレスポイント+主走査幅×ライン数
すなわち、乗算回路412は「主走査幅×ライン数」を計算し、加算回路411が乗算結果に1バンド目のアドレスポイントを加算する。加算結果は現在のアドレスポイントとしてレジスタ413に記憶される。次回の割込みでは、次のアドレスポイントは、現在のアドレスポイントに「主走査幅×ライン数」を加算することで求められる。
この後、処理はステップS40に移行し、2バンド目のアドレスポイントが一致した場合、再度、割り込みを発生し(S50)、CPU15へ通知する(S60)。ステップS40〜S80の処理をバンド数分だけ繰り返す。
このように、本実施例では、アドレス比較回路401が割込みを発生させた直後に、レジスタ制御回路30のハードウェアで次バンドのアドレスポイントの算出・設定を行うので、CPU15が行うよりも高速にアドレスポイントの更新が可能になる。
本実施例ではディスクリプタ制御回路403を利用したダイレクトビデオ入力I/F制御部41について説明する。
図11は、ダイレクトビデオ入力I/F制御部41の構成図の一例を、図12は各回路の動作手順の一例をそれぞれ示す。図11のレジスタ制御回路30は、複数のレジスタ415を有しており、それぞれアドレスポイント、起動ビット、ディスクリプタポインタが記憶される。また、メインメモリ18にはバンド数分のディスクリプタ情報が記憶されている。ディスクリプタ情報には、少なくとも各バンドのアドレスポイントと次ディスクリプタポインタが含まれる。次ディスクリプタポインタは、次のディスクリプタポインタ領域のアドレスを示している。アドレスポイントと次ディスクリプタポインタの記述サイズが固定なので、次ディスクリプタポインタは、最初のディスクリプタ領域のアドレスに記述サイズを加えることで求めることができる。
本実施例ではメインメモリ18が特許請求の範囲のアドレス記憶手段、次ディスクリプタポインタが同じく次領域の前記終了アドレスの記憶場所の一例である。
また、CPU15がプログラムを実行することでアドレスポイント算出手段152とパラメータ設定手段151が実現される。プログラムはHDD28に記憶されている。アドレスポイント算出手段152は、全てのバンドのアドレスポイントを算出し、全てのディスクリプタ領域の次ディスクリプタポインタを決定する。各バンドのアドレスポイントは、実施例1と同様に計算できる。また、CPU15がソフト的に計算するので、各バンドのサイズを可変にすることもできる。例えば、バンドのライン数を徐々に大きくする・小さくする、大小のライン数を交互に繰り返すように設定する、又は、不作為に決定する。
パラメータ設定手段151は、レジスタ制御回路30にパラメータを設定する。設定されるパラメータは、起動ビット、及び、ディスクリプタポインタ(初回のディスクリプタ領域のアドレス)である。起動ビットによりレジスタ制御回路30が起動し、ディスクリプタポインタによりディスクリプタ制御回路403がメインメモリ18からディスクリプタ情報を取得できる。
アドレスポイント算出手段152は特許請求の範囲のアドレス算出手段、パラメータ設定手段151は同じくアドレス設定手段の一例である。
まず、CPU15のアドレスポイント算出手段152はバンド数分のディスクリプタ情報を算出し、メインメモリ18に記憶する(S110)。これにより、バンドの数だけディスクリプタ情報が作成される。
次に、CPU15のパラメータ設定手段151は、起動ビットと初回のディスクリプタポインタをレジスタ制御回路30に設定する(S120)。起動ビットが例えば"1"になることでディスクリプタ制御回路403が起動する。
CPU15はスキャナ11に読み取り開始を指示する(S130)。
起動したレジスタ制御回路30はディスクリプタ制御回路403に初回のディスクリプタポインタを出力し、ディスクリプタ情報を読み出させる。ディスクリプタ制御回路403は、初回のディスクリプタ領域からディスクリプタ情報を読み出し、アドレスポイントをレジスタ制御回路30に出力する(S140)。また、ディスクリプタ制御回路403には、次のバンドの次ディスクリプタポインタが保持される。
レジスタ制御回路30はアドレスポイントをアドレス比較回路401に設定する(S150)。
スキャナ11が読み取りを開始することで、ダイレクトビデオ入力I/F制御部41へスキャナ11からライトアドレスと画像データが入力される。アドレス比較回路401は、ライトアドレスとレジスタ制御回路30が設定したアドレスポイントを転送単位で比較する(S160)。
アドレスが一致した場合(S160のYes)、アドレス比較回路401がレジスタ制御回路30に割り込みする(S170)。
レジスタ制御回路30はCPU15に割込みする(S180)。CPU15はこの割り込みで1バンド目の画像データの書き込み完了を判断して、次処理の制御を行う。例えば、回転器26に回転を指示したり、圧縮伸長器21に圧縮を指示する。
次に、レジスタ制御回路30は次のディスクリプタ情報の読み取りをディスクリプタ制御回路403に指示する(S190)。
ディスクリプタ制御回路403はすでに保持している次ディスクリプタポインタが最終バンドであることを示しているか否かを判定する(S200)。例えば、次ディスクリプタポインタが"0"の場合は最終バンドとみなし、ディスクリプタ情報のリード動作を完了する。
次ディスクリプタポインタが最終バンドであることを示していない場合(S200のNo)、処理はステップS140に戻り、ディスクリプタ制御回路403は、ディスクリプタ領域からディスクリプタ情報を読み出し、アドレスポイントをレジスタ制御回路30に出力する(S140)。以上の処理が、次ディスクリプタポインタが最終バンドを指示するまで繰り返し実行される。
このように、本実施例では、スキャナ11の読み取り開始前にCPU15が全てのバンドのアドレスポイントの算出を行い、メインメモリ18に記憶しておくので、割込みの度にCPU15が算出するよりも高速にアドレスポイントの更新が可能になる。
なお、実施例1,2では画像処理ASIC13からメインメモリ18に画像データが転送される際のバンド分の書き込みについて説明した。しかし、メインメモリ18から画像処理ASIC13に画像データが転送される際も同様に適用できる。具体的にはビデオ出力部24のDMAC31に実施例1,2のアドレス比較回路401、レジスタ制御回路30及びディスクリプタ制御回路403を配置すれば、CPU15は割込みによりメインメモリ18からバンド分の画像データの読み出しが完了したことを検出できる。このバンド分は不要になったので、CPU15は例えば次ページの印刷データの処理領域に使用することができる。また、読み出したバンドのデータに対し処理を指示したり、処理を行ったりすることができる。
11 スキャナ
12 プロッタ
13 画像処理ASIC
14 コントローラASIC
15 CPU
16 チップセット
17 I/O ASIC
18 メインメモリ
22 PCIe Root
29 PCIe EndPoint
30 レジスタ制御回路
31 DMAC
41 ダイレクトビデオ入力I/F制御部
100 画像形成装置
401 アドレス比較回路
403 ディスクリプタ制御回路
特開2009−276825号公報

Claims (7)

  1. 周辺機器が生成するデータのうち所定量がデータ記憶手段に記憶される毎に所定量の前記データに対し処理を施す情報処理装置において、
    前記データ記憶手段を複数の領域に区分した際の各領域の終了アドレスを、ソフトウェア処理を経ることなく、終了アドレス記憶手段から取得するアドレス情報取得手段と、
    前記周辺機器が前記データと共に出力する記憶先アドレスと、前記終了アドレスを比較して、所定の範囲内で一致した場合に一致検出信号を出力する比較手段と、
    前記比較手段が一致検出信号を出力した場合、ソフトウェア処理により起動され、前記データ記憶手段の前記領域に記憶された前記データに処理を施す処理手段と、
    1つの前記領域当たりのデータサイズを記憶するデータサイズ記憶手段と、
    前記終了アドレスを記憶する終了アドレス記憶手段と、
    前記比較手段が一致検出信号を出力した場合、前記周辺機器が前記データの書き込みを開始する前に前記終了アドレス記憶手段に記憶されている前記終了アドレスに前記データサイズを加算して、前記周辺機器が次に前記データを書き込む前記領域の前記終了アドレスを算出する算出手段と、を有し、
    前記アドレス情報取得手段は、前記比較手段が一致検出信号を出力した時、前記算出手段が算出した前記終了アドレスを前記比較手段に供給すると共に、前記終了アドレス記憶手段の前記終了アドレスを更新する、ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 周辺機器が生成するデータのうち所定量がデータ記憶手段に記憶される毎に所定量の前記データに対し処理を施す情報処理装置において、
    前記データ記憶手段を複数の領域に区分した際の各領域の終了アドレスを、ソフトウェア処理を経ることなくハードウェア回路の計算結果から取得するアドレス情報取得手段と、
    前記周辺機器が前記データと共に出力する記憶先アドレスと、前記終了アドレスを比較して、所定の範囲内で一致した場合に一致検出信号を出力する比較手段と、
    前記比較手段が一致検出信号を出力した場合、ソフトウェア処理により起動され、前記データ記憶手段の前記領域に記憶された前記データに処理を施す処理手段と、
    前記データを前記領域に分割して記憶した場合の各領域の前記終了アドレスを、前記周辺機器が前記データ記憶手段への前記データの書き込みを開始する前に算出するアドレス算出手段と、を有し
    前記周辺機器が前記データ記憶手段への前記データの書き込みを開始した場合、前記アドレス情報取得手段は前記周辺機器が前記データの書き込みを開始する前記領域の前記終了アドレスを取得して前記比較手段に供給すると共に、アドレス記憶手段から前記領域の次に前記データが書き込まれる次領域の前記終了アドレスの記憶場所を取得し、
    前記比較手段が一致検出信号を出力した場合、前記アドレス情報取得手段は、前記アドレス記憶手段における次領域の前記終了アドレスの記憶場所から、次領域の前記終了アドレスを取得して前記比較手段に供給すると共に、該次領域の次に前記データが書き込まれる次領域の前記終了アドレスの記憶場所を読み出す、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  3. 前記処理手段は、前記比較手段が出力する一致検出信号を検出して、ソフトウェア処理により起動されることなく、前記データ記憶手段の前記領域に記憶された所定量のデータに処理を施す請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記比較手段は、前記周辺機器が前記データと共に出力する前記記憶先アドレスの所定数の下位ビットをマスクして、前記終了アドレスと一致するか否かを比較する、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の情報処理装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項記載の情報処理装置と、
    原稿を光学的に読み取って画像データを生成する画像データ生成手段と、を有し、
    前記比較手段は、前記周辺機器である前記画像データ生成手段から前記データと共に出力される前記記憶先アドレスと前記終了アドレスを比較する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  6. 周辺機器が生成するデータのうち所定量がデータ記憶手段に記憶される毎に所定量の前記データに対し処理を施す情報処理装置のデータ処理方法において、
    アドレス情報取得手段が、前記データ記憶手段を複数の領域に区分した際の各領域の終了アドレスを、ソフトウェア処理を経ることなく、終了アドレス記憶手段から取得するステップと、
    比較手段が、前記周辺機器が前記データと共に出力する記憶先アドレスと、前記終了アドレスを比較して、所定の範囲内で一致した場合に一致検出信号を出力するステップと、
    前記比較手段が一致検出信号を出力した場合、ソフトウェア処理により起動される処理手段が、前記データ記憶手段の前記領域に記憶された前記データに処理を施すステップと、
    算出手段が、前記比較手段が一致検出信号を出力した場合、前記周辺機器が前記データの書き込みを開始する前に前記終了アドレスを記憶する前記終了アドレス記憶手段に記憶されている前記終了アドレスに、1つの前記領域当たりのデータサイズを加算して、前記周辺機器が次に前記データを書き込む前記領域の前記終了アドレスを算出するステップと、
    前記アドレス情報取得手段が、前記比較手段が一致検出信号を出力した時、前記算出手段が算出した前記終了アドレスを前記比較手段に供給すると共に、前記終了アドレス記憶手段の前記終了アドレスを更新するステップと、を有するデータ処理方法。
  7. 周辺機器が生成するデータのうち所定量がデータ記憶手段に記憶される毎に所定量の前記データに対し処理を施す情報処理装置のデータ処理方法において、
    アドレス情報取得手段が、前記データ記憶手段を複数の領域に区分した際の各領域の終了アドレスを、ソフトウェア処理を経ることなくハードウェア回路の計算結果から取得するステップと、
    比較手段が、前記周辺機器が前記データと共に出力する記憶先アドレスと、前記終了アドレスを比較して、所定の範囲内で一致した場合に一致検出信号を出力するステップと、
    前記比較手段が一致検出信号を出力した場合、ソフトウェア処理により起動される処理手段が、前記データ記憶手段の前記領域に記憶された前記データに処理を施すステップと、
    アドレス算出手段が、前記データを前記領域に分割して記憶した場合の各領域の前記終了アドレスを、前記周辺機器が前記データ記憶手段への前記データの書き込みを開始する前に算出するステップと、
    前記周辺機器が前記データ記憶手段への前記データの書き込みを開始した場合、前記アドレス情報取得手段は前記周辺機器が前記データの書き込みを開始する前記領域の前記終了アドレスを取得して前記比較手段に供給すると共に、アドレス記憶手段から前記領域の次に前記データが書き込まれる次領域の前記終了アドレスの記憶場所を取得するステップと、
    前記比較手段が一致検出信号を出力した場合、前記アドレス情報取得手段は、前記アドレス記憶手段における次領域の前記終了アドレスの記憶場所から、次領域の前記終了アドレスを取得して前記比較手段に供給すると共に、該次領域の次に前記データが書き込まれる次領域の前記終了アドレスの記憶場所を読み出すステップと、
    を有するデータ処理方法。
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