JP2005118278A - 乾燥用カバー - Google Patents
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Abstract
【課題】 いろいろな大きさの被乾燥物を効率よく温風乾燥させることが可能な乾燥用カバーを提供する。
【解決手段】 乾燥用カバー1は、布団乾燥機の送風用ホースから温風を導入するための温風取り入れ口6を有するとともに内部の湿気を逃がす機能を備えていて、平板なカバー本体2に環状に設けられた紐状体4により、任意の大きさの開口部5を有する袋部が形成される。紐状体4としてゴム紐を使用し、湿気を逃がすためには、メッシュ素材の通気部12を設け、またはカバー本体2に通気性のある素材を用いる。開口部5の周縁に設けた面ファスナ13を利用して、開口部5の大きさと形状とを定めるフレームを取り付けるとよい。
【選択図】 図1
【解決手段】 乾燥用カバー1は、布団乾燥機の送風用ホースから温風を導入するための温風取り入れ口6を有するとともに内部の湿気を逃がす機能を備えていて、平板なカバー本体2に環状に設けられた紐状体4により、任意の大きさの開口部5を有する袋部が形成される。紐状体4としてゴム紐を使用し、湿気を逃がすためには、メッシュ素材の通気部12を設け、またはカバー本体2に通気性のある素材を用いる。開口部5の周縁に設けた面ファスナ13を利用して、開口部5の大きさと形状とを定めるフレームを取り付けるとよい。
【選択図】 図1
Description
請求項に係る発明は、布団や衣類等を温風により乾燥させるときに用いる乾燥用カバーに関するものである。
布団や洗濯物を乾燥させるときに、布団乾燥機などから出される温風を全体に行き渡らせることができるよう、布団や洗濯物に被せるカバーや袋が公知である。
たとえば、特許文献1に記載の布団乾燥機用袋は、周縁部にファスナーが取り付けられた上下2枚の布で構成されている。上布と下布とで布団やマットレスを上下から包み、ファスナーで上下の布をとじ合わせて袋状にする。布団乾燥機の温風を上下の布の間から袋内に送り、内部の布団やマットレスを乾燥させる。下布は常に布団やマットレスの下に敷いておき、上布はベッドカバーとして布団に掛けておく。
また、特許文献2に記載の物干しスタンド用カバーは、洗濯物を干した物干しスタンド全体に上から被せて使うものである。下部に設けられた空気取り入れ口から温風ヒーターの暖かい空気を取り込む。カバー内で温風が循環することにより、暖める作用と風の作用とで洗濯物の水分の蒸発を早める。
特開2002−336109号公報
特開平7−265594号公報
上記特許文献1による布団乾燥機用袋は、乾燥の対象が布団(の形状のもの)に限定されていて利用範囲が狭い。また、下布を常に布団の下に敷いているため、一組の布団ごとに専用の袋を用意しなければならず、経済的でない。
特許文献2による物干しスタンド用カバーは、同公報に図示されるように、縦方向に長い袋状のものであるため、物干しスタンドに被せるのが容易でない。また、このカバーも被せる対象が物干しスタンドに限られている、という短所がある。
本件出願の請求項に記載の発明は、いろいろな大きさの被乾燥物を効率よく温風乾燥させることが可能な乾燥用カバーを提供することを目的とする。
請求項1に記載の乾燥用カバーは、布団乾燥機の送風用ホースから温風を導入するための温風取り入れ口を有するもので、内部の湿気を逃がす機能を備えるとともに開口部を有する変形可能な袋状のカバー本体と、その開口部の周縁に付けられた環状の紐状体(ロープやひもなど)とを含み、当該紐状体により開口部の大きさが調整されることを特徴とする。
湿気を逃がす機能のためには、たとえば、カバー本体の素材に通気性のあるものを用いてもよいし、カバー本体に小孔やメッシュ部を設けてもよい。
湿気を逃がす機能のためには、たとえば、カバー本体の素材に通気性のあるものを用いてもよいし、カバー本体に小孔やメッシュ部を設けてもよい。
この乾燥用カバーによれば、まず布団や洗濯ものなどの被乾燥物にカバー本体を被せ、紐状体により開口部を適切に絞ることにより、そのカバー本体で被乾燥物を袋状に覆うことができる。この状態で布団乾燥機を操作して温風取り入れ口から袋状のカバー本体内に温風を送り込むと、その温風が被乾燥物の周囲に回り込み、被乾燥物全体を温風にさらして短時間で効率よく乾燥させることができる。
この乾燥用カバーは、紐状体の絞り加減により開口部の大きさが調節可能なので、たとえば、ベッド、ベビーベッド、ソファ、布団、室内物干しスタンド、洗濯かごなど、多様な大きさ・形状のものに被せて使用することができる。布等でできたカバー本体に紐状体を取り付けるだけの簡単な構成なので、製造が容易である。また、紐状体で被乾燥物を締め付けることができるので、乾燥中にもカバーが被乾燥物からはずれにくいという利点もある。
請求項2に記載の乾燥用カバーのように、上記紐状体が、カバー本体の開口部の周縁を折り曲げてできる空間に通された伸縮性を有するものであればとくによい。
このような乾燥用カバーによれば、被乾燥物に乾燥用カバーを被せたときに、開口部をわざわざ絞らなくても紐状体自身の縮む力で自然に開口部が被乾燥物にフィットして、開口部と被乾燥物との隙間が最小限に抑えられる。さらに、そのような状態にあってもなお紐状体の縮む力が作用して被乾燥物を締め付けるので、乾燥中にいっそうはずれにくくてよい。
請求項3に記載の乾燥用カバーは、さらに、カバー本体の開口部の周縁(その付近をも含む)に複数の留め具が間隔をあけて配置されていて、その開口部の大きさと形状を定めるためのフレームが、当該留め具によって取り外し可能に固定されることを特徴とする。
この乾燥用カバーによれば、たとえば図3・図4のようにフレームを取り付けた状態では、開口部をわざわざ広げる必要がなく、被乾燥物に対しカバーをそのまま簡単に被せることができる。とくに、乾燥用カバーを毎日利用したいときや、ベッドのようにかさのあるもの、または室内物干しスタンドのように多数の腕が出た手の届きにくいものに被せるときなどは、フレームにより開口部の大きさと形状が固定されていると扱いやすい。
なお、フレームとしては形状や大きさの異なるものをいくつか用意しておき、任意に選んで使用できるようにするとよい。一定以上の力を加えることにより形を変え、またはさらに伸び縮みして大きさをも変更することのできるフレームを乾燥用カバーに付属させるなら、乾燥用カバーの使いやすさはさらに向上する。
カバー本体に対し、開口部の周縁だけでなく他の部分にもフレームを取り付けられるよう、多数の個所に留め具を設けておくのも好ましい。たとえば、カバー本体が下部に開口部をもつ縦に長いものである場合、カバー本体の中ほどや上部位置に、開口部の周縁に取り付けるフレームとほぼ平行に他のフレームをも取り付け得るように留め具を配置しておくのである。
なお、フレームとしては形状や大きさの異なるものをいくつか用意しておき、任意に選んで使用できるようにするとよい。一定以上の力を加えることにより形を変え、またはさらに伸び縮みして大きさをも変更することのできるフレームを乾燥用カバーに付属させるなら、乾燥用カバーの使いやすさはさらに向上する。
カバー本体に対し、開口部の周縁だけでなく他の部分にもフレームを取り付けられるよう、多数の個所に留め具を設けておくのも好ましい。たとえば、カバー本体が下部に開口部をもつ縦に長いものである場合、カバー本体の中ほどや上部位置に、開口部の周縁に取り付けるフレームとほぼ平行に他のフレームをも取り付け得るように留め具を配置しておくのである。
請求項4に記載の乾燥用カバーのように上記の留め具が面ファスナであると、フレームの付け外しがとくに簡単である。
請求項5に記載の乾燥用カバーは、上記の温風取り入れ口が、カバー本体に穴を設けるとともにその穴に筒体を取り付けてなることを特徴とする。このような乾燥用カバーによれば、布団乾燥機の送風用ホースをこの筒体に挿入するだけで簡単に温風を送り込むことができる。
請求項6に記載の乾燥用カバーは、さらに、送風用ホースを固定するための一対の結合具(面ファスナやスナップボタンを含むもの等。たとえば図3または図4中の符号13)が、カバー本体の開口部の周縁部(その付近をも含む)に互いの間隔をあけて設けられていることを特徴とする。
この乾燥用カバーでも、布団乾燥機の送風用ホースをカバー本体に容易に連結し、カバー内に簡単に温風を送り込むことができる。図2(b)のように送風用ホースにカバー本体の上記周縁部を巻き付けて結合具を留めるだけで、当該ホースとカバー本体との連結が完了するからである。一対の結合具の間隔を送風用ホースの外径に対応させれば、乾燥用カバーと送風用ホースとの間や乾燥用カバーと床面との間に隙間が生じるのを防ぐことができ、温風を効率的に送り込むことができる。周縁部に結合具があるだけなので、使わないときには邪魔にならず、温風が漏れることもない。
この乾燥用カバーでも、布団乾燥機の送風用ホースをカバー本体に容易に連結し、カバー内に簡単に温風を送り込むことができる。図2(b)のように送風用ホースにカバー本体の上記周縁部を巻き付けて結合具を留めるだけで、当該ホースとカバー本体との連結が完了するからである。一対の結合具の間隔を送風用ホースの外径に対応させれば、乾燥用カバーと送風用ホースとの間や乾燥用カバーと床面との間に隙間が生じるのを防ぐことができ、温風を効率的に送り込むことができる。周縁部に結合具があるだけなので、使わないときには邪魔にならず、温風が漏れることもない。
請求項7に記載の乾燥用カバーは、上記の温風取り入れ口の全数(またはさらに上記の結合具の全数)が、カバー本体のうち、開口部を下にして使用するとき当該カバー本体の側面となる部分のうち片側(つまり、全周のうち180°以内の範囲)に設けられていることを特徴とする。図5に示すものは、この請求項の乾燥用カバーの一例である。
この乾燥用カバーなら、温風送風用の布団乾燥機を複数台使うとき、カバー本体の片側の部分にそれら乾燥機の全台数を配置することができる。乾燥させようとするベッドや布団、衣類等は、部屋の壁ぎわに寄せて置かれることが多いので、上記のとおりカバー本体の片側(つまり壁ぎわでない側)に乾燥機を配置できることは、被乾燥物の置き場との関係で乾燥用カバーを一層に使いやすくするといえる。
この乾燥用カバーなら、温風送風用の布団乾燥機を複数台使うとき、カバー本体の片側の部分にそれら乾燥機の全台数を配置することができる。乾燥させようとするベッドや布団、衣類等は、部屋の壁ぎわに寄せて置かれることが多いので、上記のとおりカバー本体の片側(つまり壁ぎわでない側)に乾燥機を配置できることは、被乾燥物の置き場との関係で乾燥用カバーを一層に使いやすくするといえる。
請求項8に記載の乾燥用カバーは、上記カバー本体(の一部または全体)に、湿度により色が変化する湿度センサを備えていることを特徴とする。
この乾燥用カバーによれば、被乾燥物が乾燥用カバーで覆われていて手で触ることができなくても、色の変化を目視することにより乾燥の進み具合を確認することができる。したがって、無駄に温風を送り続けることがなく経済的である。湿度センサとしては、たとえば、塩化コバルトを吸着させたシリカゲルなどが利用可能である。このシリカゲルは、青色のとき吸収能力があり,なくなるとピンクになる性質をもつ。したがって、乾燥中に湿度センサがピンクであればまだ被乾燥物から水分が蒸発していることになり、青色に変化したら乾燥が終了したことになるので温風の送風を止めればよい。なお、カバー本体の布地自体(全体または一部)に、同様の湿度センサとして機能するものを使用するのも好ましい。
この乾燥用カバーによれば、被乾燥物が乾燥用カバーで覆われていて手で触ることができなくても、色の変化を目視することにより乾燥の進み具合を確認することができる。したがって、無駄に温風を送り続けることがなく経済的である。湿度センサとしては、たとえば、塩化コバルトを吸着させたシリカゲルなどが利用可能である。このシリカゲルは、青色のとき吸収能力があり,なくなるとピンクになる性質をもつ。したがって、乾燥中に湿度センサがピンクであればまだ被乾燥物から水分が蒸発していることになり、青色に変化したら乾燥が終了したことになるので温風の送風を止めればよい。なお、カバー本体の布地自体(全体または一部)に、同様の湿度センサとして機能するものを使用するのも好ましい。
請求項1に記載の乾燥用カバーは、さまざまな大きさや形状の被乾燥物に被せて温風による乾燥を促進することができる。
請求項2に記載の乾燥用カバーは、被乾燥物に被せたときに開口部が自然に絞られるので扱いが簡単である。
請求項2に記載の乾燥用カバーは、被乾燥物に被せたときに開口部が自然に絞られるので扱いが簡単である。
請求項3に記載の乾燥用カバーは、フレームによって開口部の大きさと形状が維持されるので、被乾燥物に被せたり外したりする作業が容易に行える。
請求項4に記載の乾燥用カバーは、フレームの付け外しが容易である。
請求項4に記載の乾燥用カバーは、フレームの付け外しが容易である。
請求項5に記載の乾燥用カバーは、布団乾燥機の送風用ホースの着脱を容易に行える。
請求項6に記載の乾燥用カバーは、必要に応じて複数台の布団乾燥機から温風を導入することができる。
請求項7に記載の乾燥用カバーは、複数台の布団乾燥機をコンパクトに配置し使用できる。
請求項8に記載の乾燥用カバーは、乾燥の状態がカバーの外側から目視で確認できるので、完全に乾燥させることができてしかも運転コストの無駄をなくせる。
請求項6に記載の乾燥用カバーは、必要に応じて複数台の布団乾燥機から温風を導入することができる。
請求項7に記載の乾燥用カバーは、複数台の布団乾燥機をコンパクトに配置し使用できる。
請求項8に記載の乾燥用カバーは、乾燥の状態がカバーの外側から目視で確認できるので、完全に乾燥させることができてしかも運転コストの無駄をなくせる。
発明による乾燥用カバーについて、実施上の形態を図面に基づき説明する。
図1は、乾燥用カバー1の使用中の状態を示す側面図(図1(a))および下方から見た平面図(同(b))である。乾燥用カバー1は、一枚の布製のカバー本体2の開口周縁部3を折り曲げ、そこにゴム紐4を通している。したがって、ゴム紐4の縮む力により周縁部3を開口部5とする袋状になる。乾燥用カバー1には通常使用する温風取り入れ口6と、必要に応じて使用する温風取り入れ口7とを設けている。前者の温風取り入れ口6は、カバー本体2に穴8をあけて布製ダクト9を取り付けてなる。後者の温風取り入れ口7は、周縁部3にそれぞれの一端が固定された雌雄一対の面ファスナ10を取り付けたもので、必要に応じて、他方の端部において互いに係合(接合)させることにより、それらにはさまれた周縁部3とともに環をなし、温風の取り入れ口として機能する(図2(b)参照)。
図1は、乾燥用カバー1の使用中の状態を示す側面図(図1(a))および下方から見た平面図(同(b))である。乾燥用カバー1は、一枚の布製のカバー本体2の開口周縁部3を折り曲げ、そこにゴム紐4を通している。したがって、ゴム紐4の縮む力により周縁部3を開口部5とする袋状になる。乾燥用カバー1には通常使用する温風取り入れ口6と、必要に応じて使用する温風取り入れ口7とを設けている。前者の温風取り入れ口6は、カバー本体2に穴8をあけて布製ダクト9を取り付けてなる。後者の温風取り入れ口7は、周縁部3にそれぞれの一端が固定された雌雄一対の面ファスナ10を取り付けたもので、必要に応じて、他方の端部において互いに係合(接合)させることにより、それらにはさまれた周縁部3とともに環をなし、温風の取り入れ口として機能する(図2(b)参照)。
温風取り入れ口6の近傍には、乾燥用カバー1内の温風の湿度を検知するための、塩化コバルトを吸着させたシリカゲルからなる湿度センサ11を設けている。湿度センサ11は、内部の温風の湿度が低下する(すなわち、被乾燥物が乾燥する)につれて、ピンクから青色に変化する。乾燥用カバー1の外部からこの色の変化が見えるよう、湿度センサ11の外側面は、透明な樹脂フィルムで覆っている。
カバー本体2のほぼ中央部には、メッシュ素材の通気部12を設けて温風の排気を促進し、温風により蒸発した水分が乾燥用カバー1内にこもらないようにしている。通気部12を設ける代わりに、カバー本体2に通気性のある素材を用いてもよい。カバー本体2には、軽量の素材を使用すると扱いが容易である。
カバー本体2の開口周縁部3には、後述するフレーム19(図3を参照)を装着するための面ファスナ13を8箇所に取り付けている。それぞれの面ファスナ13の同一面(図1(a)の表面)における両端に、雌雄の係合子(図示せず)を設けているので、折り曲げると両端を係合させることができる(図3(b)を参照)。
図2(a)に、乾燥用カバー1内に2台の布団乾燥機15(15a・15b)から温風を送り、カバー1内の布団14を乾燥させている状態を、側方から見た断面図によって示す。
1台目の布団乾燥機15aの送風用ホース16aは、温風取り入れ口6のダクト9に挿入している。しかし、2台目の布団乾燥機15bの送風用ホース16bは、乾燥用カバー1の下から差し込み、一対の面ファスナ10を送風用ホース16bの下側に回して係合することにより、温風取り入れ口7に固定している。その送風用ホース16bの先端は、布団14の間に敷いた送風用袋17に連結している。図2(b)のように、送風用ホース16bの周囲に周縁部3が引きつけられているので、送風用ホース16bと乾燥用カバー1との間には隙間が生じない。また、送風用ホース16bの下に周縁部3が回り込んでいるので、乾燥用カバー1と床面18との間の隙間もなくすことができる。
図2の状態で布団乾燥機15a・15bを運転すると、一方の温風取り入れ口6からは布団14の外側面に温風が送られ、もう一方の温風取り入れ口7からは送風用袋17を介して一組の布団14の間に温風が送られる。乾燥用カバー1は温風によりふくらみ、内部を温風が循環する。温風によって布団14から蒸発した水分は、通気部12等から排気され、乾燥用カバー1の内部の温風は布団乾燥機15a・15bから送られる新しい温風と入れ替わる。布団乾燥機15a・15bの運転を始めたときは水分を多く含む温風が湿度センサ11に接触するが、布団14が乾燥するにつれて温風に含まれる水分が減少する。したがって、当初はピンクを示していた湿度センサ11が青色に変化したところで布団乾燥機15の運転を終了する。
1台目の布団乾燥機15aの送風用ホース16aは、温風取り入れ口6のダクト9に挿入している。しかし、2台目の布団乾燥機15bの送風用ホース16bは、乾燥用カバー1の下から差し込み、一対の面ファスナ10を送風用ホース16bの下側に回して係合することにより、温風取り入れ口7に固定している。その送風用ホース16bの先端は、布団14の間に敷いた送風用袋17に連結している。図2(b)のように、送風用ホース16bの周囲に周縁部3が引きつけられているので、送風用ホース16bと乾燥用カバー1との間には隙間が生じない。また、送風用ホース16bの下に周縁部3が回り込んでいるので、乾燥用カバー1と床面18との間の隙間もなくすことができる。
図2の状態で布団乾燥機15a・15bを運転すると、一方の温風取り入れ口6からは布団14の外側面に温風が送られ、もう一方の温風取り入れ口7からは送風用袋17を介して一組の布団14の間に温風が送られる。乾燥用カバー1は温風によりふくらみ、内部を温風が循環する。温風によって布団14から蒸発した水分は、通気部12等から排気され、乾燥用カバー1の内部の温風は布団乾燥機15a・15bから送られる新しい温風と入れ替わる。布団乾燥機15a・15bの運転を始めたときは水分を多く含む温風が湿度センサ11に接触するが、布団14が乾燥するにつれて温風に含まれる水分が減少する。したがって、当初はピンクを示していた湿度センサ11が青色に変化したところで布団乾燥機15の運転を終了する。
図3に、矩形のフレーム19を装着した状態の乾燥用カバー1を、下方から見た平面図にて示す。装着するときは、図3(b)に示すように、乾燥用カバー1の周縁部3に取り付けた面ファスナ13を、フレーム19に巻き付けて折り返し、雌雄の係合子を合わせて留める。
このようにフレーム19を取り付けた乾燥用カバー1は、開口部5の大きさや形状が固定されるので、ベッドのように大きいものに被せるときなどに作業が容易になる。フレームの素材は、アルミニウムのように計量で錆びにくいものが望ましいが、特に限定されるものではない。ベッド用のフレームなどは大きくなりがちであるので、折り畳み式や組み立て式のものにするのもよい。
このようにフレーム19を取り付けた乾燥用カバー1は、開口部5の大きさや形状が固定されるので、ベッドのように大きいものに被せるときなどに作業が容易になる。フレームの素材は、アルミニウムのように計量で錆びにくいものが望ましいが、特に限定されるものではない。ベッド用のフレームなどは大きくなりがちであるので、折り畳み式や組み立て式のものにするのもよい。
図4に、円形のフレーム21を装着した乾燥用カバー1を、洗濯物を干した室内物干しスタンド20に被せた状態を示す。フレーム21の手前を持って開口部5をスタンド20の上にかざせば、フレーム21の向こう側をスタンド20反対側にわたすことができるので、このように高さのあるスタンド20の上まで手が届かなくてもよいし、スタンド20の向こう側に回らなくてもすむ。なお、乾燥用カバー1における面ファスナー13は、図4のように周縁部3の内側に設けていてもよい。フレーム21が開口部5の内側に装着できるので使用中の外観がよい。なお、図1〜図3の例と相違のない部分には図4(および他の図)においても同一の符号を付しており、たとえば符号15は布団乾燥機、16は送風用ホースである。
図5の乾燥用カバー1’は、カバー本体2に2個の温風取り入れ口6を並べて設け、その下側(図5の紙面の手前側)に温風取り入れ口7を配置している。ベッドやソファなどの大型の家具(図示せず)が、部屋の壁を背にしたり、コーナーに寄せて置かれていて布団乾燥機を家具等の両端に置くことが難しい場合、このように温風取り入れ口6・7が一方の側に集められているなら、複数の布団乾燥機をコンパクトに配置できるので好都合である。
なお、カバー本体は、伸縮性のある素材で形成してもよい。伸縮性があると、被乾燥物の大きさに対応して伸び縮みするので、1つのサイズの乾燥用カバーの適用範囲が広くなる。ただし、温風が内部を循環するためにはある程度ふくらむ必要があるので、適当な収縮力をもつ素材を選択しなければならない。
衣類やそれを掛けた物干しスタンド等にカバーを被せる場合、たとえば上部または中ほどに腕を広げた形をしたカバー受け具を使用するのもよい。そのような受け具を使用すると、上記のようにカバー本体に伸縮性がある場合など、カバーの内部に温風の循環するスペースが形成されやすい点で有利である。
衣類やそれを掛けた物干しスタンド等にカバーを被せる場合、たとえば上部または中ほどに腕を広げた形をしたカバー受け具を使用するのもよい。そのような受け具を使用すると、上記のようにカバー本体に伸縮性がある場合など、カバーの内部に温風の循環するスペースが形成されやすい点で有利である。
1 乾燥用カバー
2 カバー本体
3 周縁部
4 ゴム紐(紐状体)
5 開口部
6・7 温風取り入れ口
8 穴
9 ダクト
10 面ファスナ(結合部)
11 湿度センサ
12 通気部
13 面ファスナ(留め具)
14 布団
15 布団乾燥機
16 送風用ホース
19 フレーム
20 室内物干しスタンド
21 フレーム
2 カバー本体
3 周縁部
4 ゴム紐(紐状体)
5 開口部
6・7 温風取り入れ口
8 穴
9 ダクト
10 面ファスナ(結合部)
11 湿度センサ
12 通気部
13 面ファスナ(留め具)
14 布団
15 布団乾燥機
16 送風用ホース
19 フレーム
20 室内物干しスタンド
21 フレーム
Claims (8)
- 布団乾燥機の送風用ホースから温風を導入するための温風取り入れ口を有する乾燥用カバーであって、
内部の湿気を逃がす機能を備えるとともに開口部を有する変形可能な袋状のカバー本体と、その開口部の周縁に付けられた環状の紐状体とを含み、当該紐状体により開口部の大きさが調整されることを特徴とする乾燥用カバー。 - 上記の紐状体が、カバー本体の開口部の周縁を折り曲げてできる空間に通されていて、伸縮性を有することを特徴とする請求項1に記載の乾燥用カバー。
- カバー本体の開口部の周縁に複数の留め具が間隔をあけて配置されていて、その開口部の大きさと形状を定めるためのフレームが、当該留め具によって取り外し可能に固定されることを特徴とする請求項1または2に記載の乾燥用カバー。
- 上記の留め具が面ファスナであることを特徴とする請求項3に記載の乾燥用カバー。
- 上記の温風取り入れ口が、カバー本体に穴を設けるとともにその穴に筒体を取り付けてなることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の乾燥用カバー。
- 送風用ホースを固定するための一対の結合具が、カバー本体の開口部の周縁に互いの間隔をあけて設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の乾燥用カバー。
- 上記の温風取り入れ口の全数が、カバー本体のうち、開口部を下にして使用するとき当該カバー本体の側面となる部分のうち片側に設けられていることを特徴とする請求項5に記載の乾燥用カバー。
- 上記カバー本体に、湿度により色が変化する湿度センサを備えていることを特徴とする請求項1〜7に記載の乾燥用カバー。
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