JP2013244274A - 布団 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の目的は、エアを供給可能な通風路50を有する布団9において、通風路50から逆流するエアに含まれる繊維屑が布団外部に放出されることを防止する布団9を提供することである。
【解決手段】本発明は、外部から布団内部に温風、常温風又は冷風のいずれか1種のエアを供給する通風口と、前記エアを前記布団内部に流通する通風路50とを有する布団9であり、前記通風口には、前記エアを通風させるフィルタ部10と、前記布団9から突出して外部のエア供給装置と連結する取付部2と、前記フィルタ部10と前記取付部2の中間に前記取付部2を収容可能な空間部を有する胴部8とからなる通風口部材1が配置され、前記フィルタ部10は、前記エアを前記通風路50へ通風でき、且つ、前記通風路50から繊維屑を外部へ逆流することを遮断する布団9である。
【選択図】図3

Description

本発明は、外部から布団内部にエアを供給する通風口と、前記エアを前記布団内部に流通する通風路とを有する布団に関し、更に詳細には、前記通風口から布団内部に温風、常温風又は冷風のいずれか1種のエアを供給し、乾燥や加温等を行うことができる布団に関する。尚、この明細書では、装置から布団に供給される気体を「エア」と称する。
布団乾燥装置によって布団を乾燥・加温する場合、エア供給用の袋体を敷布団と掛け布団の間に挿入し、前記袋体の内部に温風、常温風又は冷風等からなるエアを供給して布団を乾燥・加温していた。しかしながら、袋体を用いた場合、袋体の挿入作業が必要となり、更に、袋体から布団に熱を伝えるため、熱効率が良くなかった。これらの課題を解決するため、特開平6−113942号公報(特許文献1)及び特開平7−171041号公報(特許文献2)では、従来の布団に対して外生地(「通風布」とも称される)を接合し、布団と外生地の間にエアを流通させる通風路を設けた布団が記載されている。
図12は、引用文献1、2に記載される従来のエア流通用通風路が設けられた布団の構成概略図である。(12A)は、引用文献1に記載される従来の温風布団101の断面図である。温風布団101は、表生地102と裏生地103の間に中生地104が縫合され、この中生地104と裏生地103の間にエアを流通する通風路115が設けられている。表生地102と中生地104の間には、保温材が充填されている。温風布団101の線ファスナ119を開口し、温冷送風器124の送風口125を挿入してエアが供給される。図中の矢印は、エアの流通方向を示している。(12A)の温風布団101は掛け布団であり、裏生地103と床105の間に空間が形成され、矢印で示されるように、エアが中生地104と裏生地103を通気する。よって、前記袋体を用いずに、直接、温冷送風器124からのエアを供給し、前記中生地104を通気したエアによって、温風布団101の乾燥・加温等を行う。
図12の(12B)は、特許文献2に記載される従来のエア流通用通風路が設けられた布団の通風路概略図である。上述の特許文献1と同様に、特許文献2に記載される布団は、その裏布に通風布203が縫着され、通風路204が形成されている。温冷送風器210から送風口207を介して足部送風溜241に導入された温風からなるエアが、側部通風路234を流通して中間通風路244に供給され、更に流通して中央部にある中央送風溜245に達する。即ち、通風路204は、側部通風路234、中間通風路244及び中央送風溜245から構成され、通風路204を流通するエアは、(12A)の布団と同様に、保温材が充填された布団本体(図示せず)に通気され、布団の乾燥・加温等を行う。
特開平6−113942号公報 特開平7−171041号公報
図12の(12A)に示した特許文献1に記載される従来の布団では、送風口125から通風路115に温風からなるエアが供給され、エアが所定の圧力に到達して通風路115が膨張状態となり、裏生地103や中生地104から通気する。例えば、特許文献2の段落[0034]には、同様の構造を有する布団において、温冷風送風器124からエアが送風されたとき、その圧力によって通風路115が膨張することが記載されている。即ち、(12A)に示すような通風路115を有する従来の布団では、通風路115の圧力が上昇する。よって、エアが送付口125の方向に逆流し、この逆流するエアに伴って温冷風送風器124の内部に繊維屑等が入り込む場合があった。温冷風送風器124は、内部に繊維屑等が入り込むことを想定していないことも多く、温冷風送風器124における故障の要因の1つとなっていた。また、温冷風送風器124からの送風力が弱い場合、直ぐに、エアが通風路115の全体に充填されず、送風力が弱いことから、エアが逆流するということを引き起こしていた。よって、温冷風送風器124からの送風力が弱い場合においても、繊維屑がエアの逆流に伴って温冷風送風器124の内部に流入することがあった。市販されている温冷風送風器124のようなエア供給装置は、送風力が弱いものも多く、繊維屑の逆流によって装置の故障を引き起こすことや装置寿命を短縮させることが問題となっていた。
更に、布団繊維の屑、羽毛、真綿や合繊繊維等からなる保温材の屑(以下、これらを含めて「繊維屑」又は「繊維屑等」と称する)が通風路115の内部に拡散され、送風口125を温風布団101から取外したときに、エアに伴って布団外部に吹き出し、室内等に撒き散らされることがあった。繊維屑等には、多くのダニやその死骸が混入している場合があり、ダニによるアレルゲンが室内に拡散させる結果となっていた。
また、特許文献1の通風路115は、温風布団101の全面に設けられているものではなく、布団の端部に十分なエアを供給することができず、十分な乾燥や加温を行うことが困難であった。よって、温風布団101の端部における乾燥や殺ダニ等の効果が十分でなく、更に、温風布団101の全体に拡がってダニが繁殖する場合があった。
特許文献2に記載される従来の布団では、図12の(12B)に示すように、通風路204が布団の裏布に縫着される通風布203の全体に設けられるものではない。よって、供給されるエアは、直接、布団全体に通風路204から通風布203等を介して通気されるものではなく、上述の特許文献1に記載される(9A)の通風路115と同様に、布団端部の十分な乾燥や加温を行うことが困難であった。更に、前述のように、温冷送風器210から供給されるエアは、送風口207を介して足部送風溜241から側部通風路234を流通し、更に、中間通風路244から中央送風溜245に流通する。従って、特許文献2の段落[0034]には、温冷風送風器210からエアが送風されたとき、その圧力によって通風路204が膨張することが記載されている。このとき、前述のように、エアが送付口207の方向に逆流し、温冷風送風器210の内部に繊維屑等が入り込む場合があり、温冷風送風器210における故障の要因の1つとなっていた。更に、繊維屑等が通風路204の内部に拡散され、送風口207を通風路204から取外したとき、室内等に撒き散らされることがあった。繊維屑等には、アレルゲンを含むダニやその死骸が混入している場合が多かった。
従って、本発明は、エアを供給可能な通風路を有する布団において、通風路から逆流するエアに含まれる繊維屑が布団外部に放出されることを防止する布団を提供することを第1の目的とし、更に、布団全体に十分なエアを通気して乾燥、加温又は殺ダニ等を行うことができる布団を提供することを第2の目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために提案されたものであって、本発明の第1の形態は、外部から布団内部に温風、常温風又は冷風のいずれか1種のエアを供給する通風口と、前記エアを前記布団内部に流通する通風路とを有する布団であり、前記通風口には、前記エアを通風させるフィルタ部と、前記布団から突出して外部のエア供給装置と連結する取付部と、前記フィルタ部と前記取付部の中間に前記取付部を収容可能な空間部を有する胴部とからなる通風口部材が配置され、前記フィルタ部は、前記エアを前記通風路へ通風でき、且つ、前記通風路から繊維屑を外部へ逆流することを遮断する布団である。
本発明の第2の形態は、第1の形態において、前記布団が掛け布団又は敷布団からなる布団である。
本発明の第3の形態は、第1又は第2の形態において、前記フィルタ部は、網目材、多孔質材、不織布及び織物の1つ以上の材料がフィルタとして設けられる布団である。
本発明の第4の形態は、第1、第2又は第3の形態において、前記取付部が前記胴部と連通し、前記胴部の取付部側周縁には、前記通気口に取付けられる開口周縁部が設けられ、前記開口周縁部は、その開口から前記取付部が出没自在に配置される布団である。
本発明の第5の形態は、第1〜第4のいずれかの形態において、前記フィルタ部は、フィルタが袋状に形成されたフィルタ状袋部からなり、前記フィルタ状袋部が前記胴部と連通する、又は、フィルタが筒状の送風路に配置されたフィルタ付筒状部材からなり、前記フィルタ付筒状部材が前記胴部と連通する布団である。
本発明の第6の形態は、第1〜第5のいずれかの形態において、前記取付部は、開口面積が変化する挿入口を有し、前記挿入口に前記エア供給装置の送風管が挿入される布団である。
本発明の第7の形態は、第6の形態において、前記挿入口が、伸縮自在の伸縮口からなる、又は、開閉部材により前記開口面積を変化させる開閉自在口からなる布団である。
本発明の第8の形態は、第7の形態において、前記伸縮口は、終端に向かって拡径するスカート部の始端が接続されて前記取付部を構成し、前記スカート部の終端が前記胴部に接続される布団である。
本発明の第9の形態は、第1〜第8のいずれかの形態において、前記エアの通風路が設けられる通風層と、外生地層及び保温材層から少なくとも構成され、層構造を有する布団である。
本発明の第10の形態は、第9の形態において、前記外生地層が外生地と保温層又はクッション層からなる布団である。
本発明の第11の形態は、第9又は第10の形態において、前記保温材層が保温材を充填した布団本体からなり、前記通風層が通気性を有する中生地を介して前記布団本体の表面側又は裏面側に取付けられる布団である。
本発明の第12の形態は、第1〜第11のいずれかの形態において、前記胴部の一部又は全部がフィルタから形成される布団である。
本発明の第13の形態は、第1〜第12のいずれかの形態において、前記通風口が2個以上設けられ、各々の前記通風口に前記通風口部材が取付けられる布団である。
本発明の第14の形態は、第1〜第13のいずれかの形態において、前記布団に布団カバーが取付けられ、前記布団カバーのカバー開閉口を開口したとき、少なくとも1つの前記通風口は、前記カバー開閉口から露出して前記取出部を前記通風口部材から突出可能に配置される布団である。
本発明の第1の形態によれば、前記通風口には、前記エアを通風させるフィルタ部と、前記布団から突出して外部のエア供給装置と連結する取付部と、前記フィルタ部と前記取付部の中間に前記取付部を収容可能な空間部を有する胴部とからなる通風口部材が配置され、前記エアは、前記フィルタ部から前記通風路に通風され、前記通風路から繊維屑が外部に逆流することを遮断することができる。即ち、外部にある布団乾燥機等のエア供給装置にエアが逆流し、このエアに伴って流入する繊維屑が前記フィルタ部によって濾され、エア供給装置に繊維屑が流入することを遮断することができる。よって、繊維屑の流入を原因とするエア供給装置の送風力の低下や故障等を防止することができる。更に、前記フィルタ部によって繊維屑が遮断されるから、エア供給装置による送風圧力を増加させても良く、より確実に保温材が充填された布団本体に、十分なエアを供給することができ、且つ、短時間に布団の乾燥、加温、殺ダニ等を行うことができる。
また、前述のように、エア供給装置からの送風力が弱い場合においても、エアが逆流し易くなり、繊維屑がエア供給装置の内部に流入することがあったが、本発明に係るフィルタ部によって、エア供給装置に繊維屑が流入することを遮断することができる。
更に、前記取付部は、布団から突出させることができ、簡単に外部のエア供給装置に連結することができる。例えば、布団カバーによって布団を覆っている場合においても、前記取付部を突出させ、容易にエア供給装置に連結し、通風路にエアを送風することができる。また、前記取付部は、通風口部材における胴部の空間部に収納されるから、エア供給時以外は、布団の美観を損なうことがなく、且つ前記取付部の内部が塵埃等によって汚されることを抑制することができる。
本発明の第2の形態によれば、前記布団が掛け布団又は敷布団からなり、いづれの場合であっても、前記フィルタ部により、エアの逆流によって繊維屑がエア供給装置の内部や布団外部に拡散することを防止することができる。前記通風口部材は、布団の端部等に通風口が設けられ、通風口が形成されていれば、容易に取付けることができる。よって、掛け布団や敷布団に関わらず、前記通風口部材を取付け、前記フィルタ部を通気させて、エアを通風路に流通させ、布団の乾燥、加温、殺ダニ等を行うことができる。
本発明の第3の形態によれば、前記フィルタ部は、網目材、多孔質材、不織布及び織物の1つ以上の材料がフィルタとして設けられるから、繊維屑を布団の特性や価格に応じて、より高効率なフィルタを選択することができる。網目材は、合成繊維や天然繊維などが網目状に形成されたものであり、網目の大きさは、エア供給装置からのエアを通気し、且つ布団の繊維屑を遮断するものであれば良い。多孔質材には、スポンジ状に成形された合成樹脂材等が用いられ、ウレタンマット等の弾性を有するスポンジ状材料をフィルタとして用いても良い。不織布としては、キルト状や綿状の材料等をフィルタに用いることが可能である。更に、通気性を有し、且つ繊維屑を遮断することが可能な布地等の織物をフィルタとして用いることができる。
本発明の第4の形態によれば、前記取付部が前記胴部と連通し、前記胴部の取付部側周縁には、前記通気口に取付けられる開口周縁部が設けられ、前記開口周縁部は、その開口から前記取付部が出没自在に配置されるから、前記取付部を収納した後、前記開口周縁部又は前記通気口を閉じ、布団の外部に突出しないよう保持することができる。即ち、開口周縁部は、取付部胴部及びフィルタ部からなる通気口部材を、布団の通気口に取付けるため設けられ、更に、前記取付部を収納すること及び取出して布団から突出させる開口となることができる。前記開口周縁部は、前記胴部の取付部側周縁に連設されて前記通気口に取付け可能であれば良く、前記通気口と同程度の大きさを持つことが好ましく、輪状の布又は同程度の大きさを有する一対の布等から形成される。よって、前記開口周縁部又は前記通気口やその内面には、面ファスナや線ファスナ等の開閉部材が設けられ、前記取付部を容易に取出し、そして収納することができる。
本発明の第5の形態によれば、前記フィルタ部は、フィルタが袋状に形成されたフィルタ状袋部からなり、前記フィルタ状袋部が前記胴部と連通する場合、前記取付部を前記胴部だけでなく、前記フィルタ状袋部の内部にある空間部にも収納することができる。よって、前記取付部に対し、前記通風口部材の大きさをコンパクトにすることができる。更に、フィルタがフィルタ状袋部からなり、前記胴部と連通するから、構造が比較的簡単であると共に、フィルタ面積を容易に調整でき、供給されたエアを前記フィルタ部から円滑に通気させることができる。
また、前記フィルタ部は、前記フィルタが筒状の送風路に配置された前記フィルタ付筒状部からなり、前記フィルタ付筒状部が前記胴部と連通する場合、種々のフィルタを比較的簡単に取付けることができる。よって、布団の生地や保温材の材質等が異なる種々の布団に対し、好適なフィルタを前記筒状部の中間部及び/又は終端に設けることができる。
本発明の第6の形態によれば、前記取付部は、開口面積が変化する挿入口を有し、前記挿入口に前記エア供給装置の送風管が挿入されるから、前記開口面積を送風管の管径や形状に応じて変化させることができ、エアの漏れを抑制して、エア供給装置から供給されるエアを高効率に布団の通風路へ流通させることができる。
本発明の第7の形態によれば、前記挿入口が伸縮自在の伸縮口からなる場合、前記伸縮口を送風管の管径や形状に応じて伸縮させることができ、エア供給装置から供給されるエアを高効率に布団の通風路へ流通させることができる。前記伸縮口には、伸縮自在であれば、種々の部材を利用することができ、例えば、ゴム等の弾性材を用い、弾性材にギャザーを縫合して輪状にしたもの、または、弾性材を内包して輪状に形成されたギャザー等が用いられる。
第7の形態のもう1つの形態では、前記挿入口が開閉部材により前記開口面積を変化させる開閉自在口からなる場合であり、挿入口の開口面積を変化させる手段としては、面ファスナーや線ファスナー等を取付けることができる。
本発明の第8の形態によれば、前記伸縮口は、終端に向かって拡径するスカート部の始端が接続されて前記取付部を構成し、前記スカート部の終端が前記胴部に接続されるから、前記スカート部の始端は、前記伸縮口の伸縮に応じて、その径を自在に変化することができ、且つ、前記胴部に連通することができる。即ち、前記取付部は、ギャザースカートに類似する構造を有し、エア供給装置の送風管を伸縮口に取付け、高効率にエアを布団の通風路に供給することができる。
本発明の第9の形態によれば、前記エアの通風路が設けられる通風層と、外生地層及び保温材層から少なくとも構成され、層構造を有するから、布団の柔軟性や保温性を保持すると共に、エアの通風路を確保することができる。使用者に直接またはカバーやシーツを介して間接的に接触する外生地層が設けられ、外生地層が好適な柔軟性や質感を有することにより、使用者に不快感を与えることを防止することができ、保温材層の保温性や弾性により、快適な寝心地を提供することができる。即ち、保温材層が布団本体としての機能を有し、外生地層が通風路の確保と共に、好適な接触性と補助的な保温性を布団に付与することができる。
本発明の第10の形態によれば、前記外生地層が外生地と保温層又はクッション層からなるから、前記外生地層により好適な柔軟性、弾性、保温性を付与することができる。即ち、外生地と保温材層の間に通風路を確保するだけでなく、より好適な柔軟性、弾力性、保温性等を布団に付与することができる。
本発明の第11の形態によれば、前記保温材層が保温材を充填した布団本体からなり、前記通風層が通気性を有する中生地を介して前記布団本体の表面側又は裏面側に取付けられるから、比較的簡単な構造で布団の内部全体にエアを供給することができる。前記通風層は、前記布団本体の表面・裏面に対し、より大面積で一体に設けられることが好ましく、高効率にエアを布団の内部全体に供給することができる。
本発明の第12の形態によれば、前記胴部の一部又は全部がフィルタから形成されるから、通気口部材におけるフィルタ面積を増大させることができる。または、前記胴部にもフィルタが形成されるため、フィルタ部の大きさを縮小し、通気口部材をコンパクトにすることができる。即ち、前記胴部には、フィルタと取付部の収容という2つの機能を付与することができる。
本発明の第13の形態によれば、前記通風口が2個以上設けられ、各々の前記通風口に前記通風口部材が取付けられるから、使用し易い方の前記通風口から前記通風口部材を突出させ、この通風口部材の取付部にエア供給装置を接続し、布団にエアを供給することができる。例えば、エア供給装置と布団の位置関係や布団カバーの構造等に応じて、使用し易い通気口を使用することができる。
本発明の第14の形態によれば、前記布団に布団カバーが取付けられ、前記布団カバーのカバー開閉口を開口したとき、少なくとも1つの前記通風口は、前記カバー開閉口から露出して前記取出部を前記通風口部材から突出可能に配置されるから、簡単に前記取出部を布団から突出させ、エア供給装置を接続して布団にエアを供給することができる。即ち、各メーカーが販売する布団カバーの構造に応じて、カバー開閉口の位置や大きさが異なっている場合が多いが、第11の形態では、前記通風口が2つ以上設けられ、少なくとも1つの通風口が前記カバー開閉口を開口したときに露出する。よって、布団カバーを装着した状態で、布団の通風口から前記取付部を突出させることができ、簡単にエア供給装置を接続して布団にエアを供給することができる。
図1は、本発明に係る通風口部材の構成概略図である 図2は、本発明に係る取付部が収容状態にある通風口部材の構成概略図である。 図3は、本発明に係る通風口部材が取付けられた布団の裏面を示す構成概略図である。 図4は、本発明に係る布団の断面概略図である。 図5は、本発明に係る布団端部41における通風口部材を示す拡大概略図である。 図6は、本発明に係る布団の通風口に取付けられた通風口部材の裏面拡大図である。 図7は、本発明に係る布団が布団カバーで覆われた状態を示す概略図である。 図8は、本発明に係る布団カバーで覆われた布団の他の実施形態を示す概略図である。 図9は、本発明に係る裏面側布団本体が設けられた布団を示す断面概略図である。 図10は、本発明の実施形態における通風層の構造を示す構成概略図である。 図11は、本発明に係る層構造を有する布団の概略図である。 図12は、従来のエア流通用通風路が設けられた布団の構成概略図である。
図1は、本発明に係る通風口部材1の構成概略図である。(1A)は通風口部材1の正面概略図を示し、(1B)は上面概略図を示しており、(1A)と(1B)に関し、以下に説明する。尚、(1A)と(1B)において、同一部材には同一符号を付している。本発明に係る布団は、前述のように、エア供給装置(図示せず)と接続する通風口部材1が通風口に取付けられる。(1A)に示すように、通風口部材1は、連通する取付部2と袋部3からなり、この袋部3は、胴部8とこの胴部8に連通するフィルタ部10から構成されている。取付部2は、前述のように、エア供給装置の送風管と接続され、伸縮口4とスカート部6から構成されている。(1B)に示すように、後述の送風管は、伸縮口4に開口された送風管挿入口16から挿入され、伸縮口4は伸縮自在の部材から形成され、送風管挿入口16の開口面積を自在に拡大させることができる。(1A)に示すように、スカート部6は、始端6aから終端6bに拡径して、始端6aが伸縮口4に連通されており、送風管挿入口16の拡大に伴ってスカート部6の始端側も拡径する。即ち、取付部2は、ギャザースカートに類似の構造を有し、伸縮口4は、輪状のギャザー部材に弾性部材が内包されて形成されている。伸縮口4は、ギャザー部材にゴムのような弾性材を縫着して形成しても良く、種々の伸縮性部材を利用することが可能である。
図1の(1A)、(1B)に示すように、袋部3の取付部側周縁12には、輪状の開口周縁部7が設けられている。この開口周縁部7を布団に設けられた通風口の内側に取付けることによって、通風口部材1が布団に取付けられる。更に、(1B)に示すように、開口周縁部7は、その開口面18に面ファスナーや線ファスナー等の開閉部材が設けられ、取付部2を袋部3の内部に収納して、開口面18の開閉部材を閉じることにより、布団内に取付部1を収納することができ、詳細は後述する。逆に、エア供給装置を布団に取付ける場合には、(1A)に示すように取付部2を開口周縁部7の開閉口14から突出させる。前述のように、袋部3の胴部8は、その内部に取付部2を収容可能な空間部を有し、フィルタ部10に連通されている。この実施例では、フィルタ部10がフィルタが袋状に形成されたフィルタ状袋部からなり、袋部3は、胴部8にフィルタ部10が連通されて袋状に形成されている。よって、胴部8だけでなく、フィルタ部10の内部に形成される空間部まで取付部2を収容可能に形成されおり、フィルタ部10の内部に取付部2の一部を収容することも可能である。また、胴部8の一部又は全部をフィルタから形成しても良く、フィルタの面積を増大させることが可能であり、エアの流量を増加させることができる。
図2は、本発明に係る取付部2が収容状態にある通風口部材1の構成概略図である。以下、同一部材には、図1と同一符号を付しており、一部を除き、詳細な説明は省略する。図1で説明した部材に関しては、(2A)は、取付部2が収容状態にある通風口部材1の正面図であり、(2B)は、収容状態にある取付部2の概略図である。(2A)に示すように、破線で示した取付部2は、胴部8の内部に収容されており、開口周縁部7の内面に設けられた開閉部材が閉じられて、開閉口14が閉状態となる。取付部2のスカート部6は、柔軟性を有する布等からなり、取付部側周縁12から胴部8の内部に折り返し、収納することができる。更に、上述のように、フィルタ部10は袋状に形成されており、取付部2は、フィルタ部10の内部まで達していも良い。(2B)は、収納状態にある取付部2を示しており、スカート部6は、(2A)の袋部3の方に折り返され、胴部3に収容できるようコンパクトにまとめられている。(2B)では、伸縮口4が折り返されていないが、伸縮口4を胴部3の方に折り返しても良く、フィルタ部も袋状であるため、十分に収容可能である。
図3は、本発明に係る通風口部材1が取付けられた布団9の裏面を示す構成概略図である。布団9には通風口9aが開口されており、この通風口9aに通風口部材1が取付けられている。通風口9aから通風口部材1の取付部2が突出し、伸縮口4にエア供給装置に接続される送風管20の挿入部20bが挿入されている。図示していないが、エア供給装置に送風管20の露出部20aが接続されており、エア供給装置の送風管20から供給されたエアは、フィルタ部10を通気して、矢印で示した送風aとして通風層端部52に供給される。布団9は、後述する布団本体とその裏面側に設けられた通風層51からなり、この通風層51には通風路50が設けられている。布団9の裏地42と中生地に縫着される4つの仕切布45aと中央仕切布45bが通風路50に設けられており、通風層50の大きさ以上に膨張せず、好適な形状を保持することができる。エアは、供給初期に矢印の方向に流通エアbとして通風層51の全体に流通する。エアが十分供給された時点において、通風層51における一方の通風層端部52から他方の通風層端部52までエアが充填され、圧力により通風層51が最大の大きさに膨らむ。殆どのエアは、後述のように、中生地を通気して布団本体に供給され、更に、一部のエアは、裏地42を通気して外部に排出される。矢印で示した逆流cのエアが生じ、送風管20の方向に逆流する。本発明に係る通風口部材1には、フィルタ部10が設けられており、逆流cがフィルタ部10を通気して外部に排出される。よって、逆流cに含まれる繊維屑が送風管20を流通してエア供給装置に流入することが防止される。
図4は、本発明に係る布団9の断面概略図である。(4A)は図3のX−X線断面図であり、(4B)は図3のY−Y線断面図である。(4A)に示すように、布団9は、布団本体40と通風層51からなり、布団端部41の通風層51に通風口部材1が取付けられ、矢印で示した送風aとしてエアが通風路50に流通する。前述のように、通風層51に設けられる仕切布45aは、通風層50の形状を保持するためのものであり、通気性を有する素材が用いられることが好ましい。布団本体40は、表生地44と中生地46の間に保温材が充填され、保温材の偏り防止のために区画仕切布49が設けられ、区画48が形成されている。通風層51は、前述のように、裏生地42と中生地46及びこれらの間に設けられた仕切布45aからなり、通風路50が設けられている。通風路50に供給されたエアは、中生地46を通気して、矢印で示した供給エアfとして各区画48の内部に供給される。この供給エアfによって、布団本体40の乾燥や加温が行われる。一部のエアは、裏生地42を通気して布団9の外部に矢印で示した排気gとして排出される。(4B)に示した図3のY−Y線断面図では、(4A)と同様に、布団9が布団本体40と通風層51からなり、この通風層51の通風路50を矢印で示した流通エアbが流通している。布団本体40の裏面側全面に通風層51が設けられるから、布団本体40の全体にエアを供給することができる。
図5は、本発明に係る布団端部41における通風口部材1を示す拡大断面図である。(5A)は、取付部2が突出状態にある通風口部材1が設けられた布団端部41の断面図であり、(5B)は、取付部2が収納され通風口9aが閉状態にある布団端部41の断面図である。図4の説明で述べたように、(5A)では、布団端部41の通風口9aに開口周縁部7が縫着され、通風口部材1が布団の通風口9aに取付けられている。(5A)に示すように、開口周縁部7と通風口9aが共に開口して、取付部2が突出状態となり、送風管20の挿入部20bが挿入されている。よって、矢印で示したようにエアが送風され、矢印と反対方向に逆流するエアがフィルタ部10を通気し、繊維屑等が送風管20に流入することが遮断される。(5B)では、取付部2が胴部8に収容され、通風口9aと開口周縁部7が閉状態となっている。前述のように、開口周縁部7の内面には、ファスナー等の開閉部材を設け、完全に通風口9aを閉じることが可能である。よって、エア供給装置に接続しない場合には、取付部3が一切露出せず、布団の外観は通風路50を有さないものと同様である。
図6は、本発明に係る布団の通風口9aに取付けられた通風口部材1の裏面拡大図である。(6A)は、布団に取付けられた通風口部材1の取付部2が突出状態にある場合の拡大図であり、(6B)は、前記通風口部材1の取付部2が収納状態にある場合の拡大図であり、各々が図5の(5A)と(5B)を布団の裏生地42の側から視たものである。(6A)に示すように、通風口部材1の開口周縁部7が通風口9aに縫着され、この開口周縁部7が開口して取付部2が突出している。取付部2には、送風管20が挿入されて伸縮口4の弾性材により圧着されており、挿入部分からのエアの漏れが抑制される。(6B)では、取付部2が通風口部材1の胴部8に収容され、前述のように、開口周縁部7が開閉部材により閉じられている。また、フィルタ部10も袋状の構造を有しており、取付部2がフィルタ部10の内部に達し、収容されても良い。
図7は、本発明に係る布団9が布団カバー22で覆われた状態を示す概略図である。図7において、布団カバー22は、その断面が実線で示されており、一点破線でカバー開口部24が示されている。布団9には、通風口9aが2つ設けられ、1つの通風口9aがカバー開口部24を開口したときに露出する。よって、図7では、露出した通風口9aから通風口部材1の取付部2を突出させ、送風管20aを取付けている。即ち、図7に示した布団9には、通風口9aが2つ設けられ、少なくとも1つの通風口9aがカバー開口部24の開口時に露出するよう設計されている。各通風口9aには、通風口部材1が設けられており、カバーの規格がことなった場合にも、少なくとも一方の通風口9aが露出して取付部20を突出させることができる。よって、例えば、矢印で示した温風aaをエア供給装置から送風管20に供給し、矢印の送風aの方向に温風を流通させ、通風層51の全体に温風からなるエアを供給することができる。約60℃以上の温風を供給することにより、乾燥だけでなく、殺ダニの作用もあり、布団を快適な状態にすることが可能である。尚、通風口9aは、2つ以上設けても良く、また反対側の布団端部に設けることもでき、各通風口9aに通風口部材1を設ければ、より確実にカバー開口部24を開口したとき、通風口9aをカバー開口部24から露出することができ、布団カバー22を装着した状態でエア供給装置に接続することができる。
図8は、本発明に係る布団カバー22で覆われた布団9の他の実施形態を示す概略図である。図8の実施形態では、図7と同様に、布団カバー22が装着され、更に、2つの通風口9aに各々の通風口部材1が設けられている。但し、この実施形態では、一方の通風口9aは、他方に対し、布団9の対角側に設けられている。よって、カバー開口部24が布団9の反対側にあるように布団カバー22が装着されても、カバー開口部24の開口時に、より確実に一方の通風口9aを露出させ、図7に示したように、1つの通風口部材1から取付部2を突出させることができる。即ち、通風口9aを2つ以上設け、各々に通風口部材1を取付けることにより、様々な規格の布団カバー22や布団カバー22を装着した向きが異なる場合においても、カバー開口部24の開口時に、確実に通風口9aを露出させることが可能である。通風口9aの位置は、布団9の両側に限らず、頭側や足側の端部に設けてもよい。
図9は、本発明に係る裏面側布団本体61が設けられた布団60を示す断面概略図である。図9に示した実施形態の布団60は、図4の(4A)に示した布団9に対し、裏面側布団本体61を設けたものである。布団60では、通風層51が上下2枚の中生地46から形成され、裏生地62とこの裏生地側の中生地46から裏面側布団本体61が形成されている。裏面側布団本体61は、布団本体40と同様に、綿や羽毛等の保温材が充填された区画63が設けられ、これらは区画仕切布64で仕切られている。即ち、図9の通風層51は、布団本体40と裏面側布団本体61からなる2層の布団本体に挟まれて中間層を構成している。よって、通風層51にエアを供給することにより、エアが中生地46を通気して、布団本体40と裏面側布団本体61の内部にエアが供給される。この実施形態も、掛け布団や敷布団に用いられることができる。更に、中生地46と表生地44及び/又は裏生地62に通気性の差を付与することによって、エアは布団本体40や裏面側布団本体61の内部に留まり易くなる。本発明に係る通風口部材1では、フィルタ部10が設けられるから、エアが留まり、逆流成分が発生しても、繊維屑等が送風管20を介してエア供給装置に流入することを防止することができる。
図10は、本発明の実施形態における通風層51の構造を示す構成概略図である。(10A)は、この実施形態の布団9における通風層51の構成を示しており、通風口部材1は、通風層51の側部中央に配置されている。即ち、送風aは、側部中央から通風層51の全体に通風方向bへと送風され、フィルタ部10により逆流cに含まれる繊維屑が除去される。尚、縫製部47が布団9の長手方向に設けられ、保温材や生地に縫合され、取付部2はエア供給装置に接続されていない状態を示している。取付部2がエア供給装置に接続される形態は、図3と同様である。(10A)の通風口部材1は、(10B)に示すように、フィルタ部10がメッシュ状のフィルタ10aと生地で形成された筒状部10bから構成され、フィルタ部10がフィルタ付筒状部から形成されている。(10A)に示すように、筒状部10bは胴部8と連通し、筒状部10bにより通風層51の中央にエアを送風可能である。即ち、通風層51の中央部又はその周辺からエアを全体に送風し、布団9の全体にエアを送ることができる。(10B)のフィルタ10aを形成するメッシュ状の網目材は、合成繊維や天然繊維などが網目状に形成されたものであり、網目の大きさは、エア供給装置からのエアを通気し、且つ布団の繊維屑を遮断するものであれば良い。
また、(10C)に示すよう、フィルタ部10のフィルタ10aは、メッシュ状部材に限定されるものではなく、スポンジ状の部材等を用いることができ、筒状部10bの終端にウレタン製の部材がフィルタ10aとして配置されている。更に、フィルタとして、布状や不織布等を用いても良く、キルト状や綿状の材料等をフィルタに用いることも可能である。
図11は、本発明に係る層構造を有する布団9の概略図である。(11A)〜(11C)に示す布団9の層構造では、表生地44と保温層又はクッション層52aからなる外生地層54と裏生地42と保温層又はクッション層52bからなる外生地層55の間に、クッション層53と一点破線で示した通風層51が設けられている。(11A)では、表生地44の側に通風層51が設けられ、(11B)では、裏生地42の側に通風層51が設けられている。クッション層53は、弾性を有し、クッション層53には固わた、ウレタンなどが用いられる。
(11C)は、クッション層53と外生地層54、55の間にある空間とクッション層53が通風層51の機能を有し、クッション層53が通気性の良い部材からなることから、外生地層54、55の間に有るクッション層53を含む中間層が通風層51として用いられる。
尚、図11の実施形態では、クッション層53を挿入せずに層構造を構成しても良く、また、保温層又はクッション層52aと保温層又はクッション層52bの間に生地を挿入することができ、布団をキルト状に形成することができる。
本発明によれば、エアを供給可能な通風路を有する布団において、通風路から逆流するエアに含まれる繊維屑が布団外部に放出されることを遮断する布団を提供することができ、更に、布団全体に十分なエアを通気して乾燥、加温又は殺ダニ等を行うことができる。本発明に係る通風口部材はフィルタ部を有し、このフィルタ部によって繊維屑が遮断されるから、エア供給装置による送風圧力を増加させても良く、より確実に保温材が充填された布団本体に、十分なエアを供給することができ、且つ、短時間に布団の乾燥、加温及び殺ダニ等を行うことができる。また、前記通風口部材は、敷布団又は掛け布団のいずれにも取付けることが可能である。更に、前記通風口部材の取付部は、布団から突出させることができ、簡単に外部のエア供給装置に連結することができる。例えば、布団カバーによって布団を覆っている場合においても、前記取付部を突出させ、容易にエア供給装置に連結し、通風路にエアを送風することができる。また、前記取付部は、通風口部材における胴部の空間部に収納されるから、エア供給時以外は、布団の美観を損なうことがなく、且つ前記取付部の内部が塵埃等によって汚されることを抑制することができる。
1 通風口部材
2 取付部
3 袋部
4 伸縮口
5 通風口部材
6 スカート部
6a 始端
6b 終端
7 開口周縁部
8 胴部
9 布団
9a 通風口
10 フィルタ部
10a フィルタ
10b 筒状部
11 排気口部材
12 取付部側周縁
14 開閉口
16 送風管挿入口
18 開閉面
20 送風管
20a 露出部
20b 挿入部
22 布団カバー
24 カバー開口部
26 カバー端部
28 突出部
40 布団本体
41 布団端部
42 裏生地
44 表生地
45a 仕切布
45b 中央仕切布
46 中生地
48 区画
47 縫合部
49 区画仕切布
50 通風路
51 通風層
52a 保温層又はクッション層
52b 保温層又はクッション層
53 保温材層
54 外生地層
55 外生地層
57 通風層端部
60 布団
61 裏面側布団本体
62 裏生地
63 区画
64 区画仕切布
101 温風布団
102 表生地
103 裏生地
104 中生地
105 床
115 通風路
118 空間
119 線ファスナ
124 温冷送風器
125 送風口
203 通風布
204 通風路
207 送風口
210 温冷送風器
241 足部送風溜
243 側部通風路
244 中間通風路
245 中央送風溜
a 送風
aa 温風
b 通風方向
c 逆流

Claims (14)

  1. 外部から布団内部に温風、常温風又は冷風のいずれか1種のエアを供給する通風口と、前記エアを前記布団内部に流通する通風路とを有する布団であり、前記通風口には、前記エアを通風させるフィルタ部と、前記布団から突出して外部のエア供給装置と連結する取付部と、前記フィルタ部と前記取付部の中間に前記取付部を収容可能な空間部を有する胴部とからなる通風口部材が配置され、前記フィルタ部は、前記エアを前記通風路へ通風でき、且つ、前記通風路から繊維屑を外部へ逆流することを遮断することを特徴とする布団。
  2. 前記布団が掛け布団又は敷布団からなる請求項1に記載の布団。
  3. 前記フィルタ部は、網目材、多孔質材、不織布及び織物の1つ以上の材料がフィルタとして設けられる請求項1又は2に記載の布団。
  4. 前記取付部が前記胴部と連通し、前記胴部の取付部側周縁には、前記通気口に取付けられる開口周縁部が設けられ、前記開口周縁部は、その開口から前記取付部が出没自在に配置される請求項1、2又は3に記載の布団。
  5. 前記フィルタ部は、フィルタが袋状に形成されたフィルタ状袋部からなり、前記フィルタ状袋部が前記胴部と連通する、又は、フィルタが筒状の送風路に配置されたフィルタ付筒状部材からなり、前記フィルタ付筒状部材が前記胴部と連通する請求項1〜4のいずれかに記載の布団。
  6. 前記取付部は、開口面積が変化する挿入口を有し、前記挿入口に前記エア供給装置の送風管が挿入される請求項1〜5のいずれかに記載の布団。
  7. 前記挿入口は、伸縮自在の伸縮口からなる、又は、開閉部材により前記開口面積を変化させる開閉自在口からなる請求項6に記載の布団。
  8. 前記伸縮口は、終端に向かって拡径するスカート部の始端が接続されて前記取付部を構成し、前記スカート部の終端が前記胴部に接続される請求項7に記載の布団。
  9. 前記エアの通風路が設けられる通風層と、外生地層及び保温材層から少なくとも構成され、層構造を有する請求項1〜8のいずれかに記載の布団。
  10. 前記外生地層が外生地と保温層又はクッション層からなる請求項9に記載の布団。
  11. 前記保温材層が保温材を充填した布団本体からなり、前記通風層が通気性を有する中生地を介して前記布団本体の表面側又は裏面側に取付けられる請求項9又は10に記載の布団。
  12. 前記胴部の一部又は全部がフィルタから形成される請求項1〜11のいずれかに記載の布団。
  13. 前記通風口が2個以上設けられ、各々の前記通風口に前記通風口部材が取付けられる請求項1〜12のいずれかに記載の布団。
  14. 前記布団に布団カバーが取付けられ、前記布団カバーのカバー開閉口を開口したとき、少なくとも1つの前記通風口は、前記カバー開閉口から露出して前記取出部を前記通風口部材から突出可能に配置される請求項1〜13のいずれかに記載の布団。
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