JP3182055U - 足ふとん - Google Patents
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Abstract
【課題】就寝時の足の冷えを防ぎ、足を圧迫したり、足の動きを規制することが無く、洗濯や天日干しが容易な足ふとんを提供すること。
【解決手段】2枚の生地の間に形成された収容空間に中綿を収容して成るふとん本体2と、ふとん本体2の左右側縁の両端部に装着された連結具3とを備え、ふとん本体2を半折にした状態で側縁両端部の連結具3どうしを連結可能であり、連結具3を連結した時、ふとん本体2の折り返し線7と逆側の端縁に両足挿入用の開口部8が形成される。
【選択図】図4
【解決手段】2枚の生地の間に形成された収容空間に中綿を収容して成るふとん本体2と、ふとん本体2の左右側縁の両端部に装着された連結具3とを備え、ふとん本体2を半折にした状態で側縁両端部の連結具3どうしを連結可能であり、連結具3を連結した時、ふとん本体2の折り返し線7と逆側の端縁に両足挿入用の開口部8が形成される。
【選択図】図4
Description
本考案は、就寝時に足を保温する足ふとんに関する。
冬季に就寝する際、足部が冷えて寝つきが悪くなったり、快眠できないことが多々ある。このような場合は、靴下を履いて寝たり、湯たんぽ等の加温器具を寝具の中に入れたりする。しかし、靴下を履いて寝ると足が締め付けられ、加温器具を用いると低温やけどを起こす心配がある。
そこで、就寝時の足の冷えを防ぎ、しかも、足を圧迫しにくい足用保温具が種々提案されている。
そこで、就寝時の足の冷えを防ぎ、しかも、足を圧迫しにくい足用保温具が種々提案されている。
例えば、特許文献1には、上端に開口部を有し、下端を閉じた筒状の袋体を、生地材で外筒部と内筒部に構成し、外筒部と内筒部の間に中綿を入れ、膝上から足先までを保温する足保温用のふとんが記載されている。
また、特許文献2には、布又は厚手毛布から成る袋下部と、厚手毛布又は綿等の保温材を収容した布団から成る袋上部を、袋下部の一辺と袋上部の一辺とが開口部を構成するよう袋体に形成し、敷布団の裾部より装着し、開口部に足を挿入する足保温用袋カバーが記載されている。
また、特許文献2には、布又は厚手毛布から成る袋下部と、厚手毛布又は綿等の保温材を収容した布団から成る袋上部を、袋下部の一辺と袋上部の一辺とが開口部を構成するよう袋体に形成し、敷布団の裾部より装着し、開口部に足を挿入する足保温用袋カバーが記載されている。
しかし、特許文献1に記載のものは、足に被せる細長い筒状に形成されているので、丸洗いできるとはいえ、水洗いしてしまうと乾燥し難く、拡げて天日に干すこともできない。
また、特許文献2に記載のものは、両側が閉鎖された状態で敷布団の端部に被せて使用するので、足の動きが規制されて就寝中に姿勢を変えるのが難しく、敷布団のサイズによって寸法を変えなければならない。
本考案が解決しようとする課題は、就寝時の足の冷えを防ぎ、足を圧迫したり、足の動きを規制することが無く、洗濯や天日干しが容易な足ふとんを提供することにある。
また、特許文献2に記載のものは、両側が閉鎖された状態で敷布団の端部に被せて使用するので、足の動きが規制されて就寝中に姿勢を変えるのが難しく、敷布団のサイズによって寸法を変えなければならない。
本考案が解決しようとする課題は、就寝時の足の冷えを防ぎ、足を圧迫したり、足の動きを規制することが無く、洗濯や天日干しが容易な足ふとんを提供することにある。
本考案の足ふとんは、2枚の生地の間に形成された収容空間に中綿を収容して成るふとん本体と、該ふとん本体の左右側縁の両端部に装着された連結具とを備え、前記ふとん本体を半折にした状態で側縁両端部の連結具どうしを連結可能であり、該連結具を連結した時、前記ふとん本体の折り返し線と逆側の端縁に両足挿入用の開口部が形成される。
前記ふとん本体の両側縁の中央部間を結ぶ折り返し線に沿って、前記2枚の生地を縫着するのが望ましい。
連結具は、締結用紐としてもよい。
前記中綿がガーゼで被覆され、前記生地に開閉可能な中綿取り出し口が形成され、該中綿取り出し口を介して前記ガーゼで被覆された中綿が前記収容空間に出し入れ自在に収容されていることがある。
前記ふとん本体の両側縁の中央部間を結ぶ折り返し線に沿って、前記2枚の生地を縫着するのが望ましい。
連結具は、締結用紐としてもよい。
前記中綿がガーゼで被覆され、前記生地に開閉可能な中綿取り出し口が形成され、該中綿取り出し口を介して前記ガーゼで被覆された中綿が前記収容空間に出し入れ自在に収容されていることがある。
請求項1に係る考案によれば、ふとん本体を半折にして側縁両端部の連結具を連結した状態で、寝具に入れて開口部から両足を挿入すると、足を圧迫することなく就寝時の足の冷えを防ぐことができ、連結具の連結を解除してふとん本体を広げると、洗濯や天日干しが容易となる。
また、ふとん本体を半折にして連結具を連結すると、両側が解放されているので、就寝中に足を動かしやすく、姿勢を変える際に邪魔になり難い。
さらに、寝具に対して取り付ける必要が無いので、寝具のサイズに影響されることなく使用することができ、煩雑な取り付け作業も不要である。
また、ふとん本体を半折にして連結具を連結すると、両側が解放されているので、就寝中に足を動かしやすく、姿勢を変える際に邪魔になり難い。
さらに、寝具に対して取り付ける必要が無いので、寝具のサイズに影響されることなく使用することができ、煩雑な取り付け作業も不要である。
請求項2に係る考案によれば、折り返し線の部分には中綿が収容されずに薄く形成されているので、ふとん本体を半折にしやすく、折り返し線の部分で収容空間が区画されているため、中綿の偏りを防止できる。
請求項4に係る考案によれば、中綿を取り出して生地のみを洗濯可能なので、手軽に生地の汚れを落とし、長期に亘って美しく使用できる。
請求項4に係る考案によれば、中綿を取り出して生地のみを洗濯可能なので、手軽に生地の汚れを落とし、長期に亘って美しく使用できる。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図4は、本考案の実施例1を示す。
図1に示すように、足ふとん1は、ふとん本体2と、ふとん本体2の左右側縁の両端部に装着された締結用紐3より成る連結具とを備える。
ふとん本体2は、幅50cm程度、長さ50cm程度の四角形に形成され、図2に示すように、2枚の生地4a,4bの間に形成された収容空間5に中綿6を収容して成る。
図1〜図4は、本考案の実施例1を示す。
図1に示すように、足ふとん1は、ふとん本体2と、ふとん本体2の左右側縁の両端部に装着された締結用紐3より成る連結具とを備える。
ふとん本体2は、幅50cm程度、長さ50cm程度の四角形に形成され、図2に示すように、2枚の生地4a,4bの間に形成された収容空間5に中綿6を収容して成る。
生地4a,4bは、一般的な布団生地に用いられているものと同様な緻密で丈夫な布とする。また、生地4a,4bは、周縁が閉鎖されると共に、両側縁の中央部間を結ぶ線に沿って縫着されている。両側縁の中央部間を結ぶ線は、ふとん本体2を半折にする際の折り返し線7となり、折り返し線7の部分で収容空間5が二つに区画されている。そして、収容空間5の各区画にそれぞれ中綿6が収容されている。
中綿6は、「綿」と称しているが、天然綿に限定されるものではなく、化繊綿、羽毛、軟質発泡材片等の弾力性がある保温材であればよい。
中綿6は、「綿」と称しているが、天然綿に限定されるものではなく、化繊綿、羽毛、軟質発泡材片等の弾力性がある保温材であればよい。
足ふとん1を使用する際は、図3に示すように、ふとん本体2を折り返し線7に沿って半折し、側縁の両端部に取り付けられた締結用紐3を互いに結び合わせる。
すると、ふとん本体2は、折り返し線7に沿う辺を除く3辺が開口した袋状に形成される。また、この時、ふとん本体2の折り返し線7と逆側の端縁は、両足挿入用の開口部8となる。
就寝時には、図4に示すように、両足の足首から先の部分を、開口部8を通して足ふとん1内に挿入し、この状態で足ふとん1を寝具の中に入れて寝る。これにより、就寝中の足の冷えを防ぐことができる。
締結用紐3を解いて足ふとん1を広げると、洗濯したり、天日に干す場合に扱いやすく、短時間で乾燥させることができる。
すると、ふとん本体2は、折り返し線7に沿う辺を除く3辺が開口した袋状に形成される。また、この時、ふとん本体2の折り返し線7と逆側の端縁は、両足挿入用の開口部8となる。
就寝時には、図4に示すように、両足の足首から先の部分を、開口部8を通して足ふとん1内に挿入し、この状態で足ふとん1を寝具の中に入れて寝る。これにより、就寝中の足の冷えを防ぐことができる。
締結用紐3を解いて足ふとん1を広げると、洗濯したり、天日に干す場合に扱いやすく、短時間で乾燥させることができる。
図5及び図6は、本考案の実施例2を示す。
実施例2では、図5に示すように、ふとん本体2の一側縁において折り返し線7の両側に、即ち、折り返し線7で区画された各収容空間5の一側縁に、生地4a,4bの周縁を閉鎖せずに中綿取り出し口9が形成されている。中綿取り出し口9は、スライドファスナー10が装着されて開閉可能となっている。
また、図6に示すように、中綿6はガーゼ11で被覆され、容易に収容空間5へ出し入れできるようになっている。
従って、通常は、収容空間5の各区画に中綿6を収容すると共に、中綿取り出し口9を閉じて使用するが、中綿取り出し口9を開けて中綿6を取り出せば、簡単に生地4a,4bのみを洗濯することができる。
その他の構成及び使用方法は、実施例1と同様である。
実施例2では、図5に示すように、ふとん本体2の一側縁において折り返し線7の両側に、即ち、折り返し線7で区画された各収容空間5の一側縁に、生地4a,4bの周縁を閉鎖せずに中綿取り出し口9が形成されている。中綿取り出し口9は、スライドファスナー10が装着されて開閉可能となっている。
また、図6に示すように、中綿6はガーゼ11で被覆され、容易に収容空間5へ出し入れできるようになっている。
従って、通常は、収容空間5の各区画に中綿6を収容すると共に、中綿取り出し口9を閉じて使用するが、中綿取り出し口9を開けて中綿6を取り出せば、簡単に生地4a,4bのみを洗濯することができる。
その他の構成及び使用方法は、実施例1と同様である。
なお、ふとん本体2の寸法は、男性用、女性用、子供用等に応じて適宜変更できる。また、ふとん本体2の長さは、半折にした時、足先から膝上まで挿入できる長さにすることもできるが、実施例で説明したように、両足の足首から先の部分を挿入可能な程度の長さにすると、ふとん本体2が小さくて価格も低廉で済む。
さらに、ふとん本体2の側縁両端部に装着される連結具は、締結用紐3に限定されるものではなく、スナップファスナー等であってもよい。
さらに、ふとん本体2の側縁両端部に装着される連結具は、締結用紐3に限定されるものではなく、スナップファスナー等であってもよい。
1 足ふとん
2 ふとん本体
3 締結用紐(連結具)
4a,4b 生地
5 収容空間
6 中綿
7 折り返し線
8 開口部
9 中綿取り出し口
10 スライドファスナー
11 ガーゼ
2 ふとん本体
3 締結用紐(連結具)
4a,4b 生地
5 収容空間
6 中綿
7 折り返し線
8 開口部
9 中綿取り出し口
10 スライドファスナー
11 ガーゼ
Claims (4)
- 2枚の生地の間に形成された収容空間に中綿を収容して成るふとん本体と、該ふとん本体の左右側縁の両端部に装着された連結具とを備え、前記ふとん本体を半折にした状態で側縁両端部の連結具どうしを連結可能であり、該連結具を連結した時、前記ふとん本体の折り返し線と逆側の端縁に両足挿入用の開口部が形成されることを特徴とする足ふとん。
- 前記ふとん本体の両側縁の中央部間を結ぶ折り返し線に沿って、前記2枚の生地が縫着されていることを特徴とする請求項1に記載の足ふとん。
- 前記連結具が締結紐より成ることを特徴とする請求項1又は2に記載の足ふとん。
- 前記中綿がガーゼで被覆され、前記生地に開閉可能な中綿取り出し口が形成され、該中綿取り出し口を介して前記ガーゼで被覆された中綿が前記収容空間に出し入れ自在に収容されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の足ふとん。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012007693U JP3182055U (ja) | 2012-12-20 | 2012-12-20 | 足ふとん |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012007693U JP3182055U (ja) | 2012-12-20 | 2012-12-20 | 足ふとん |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3182055U true JP3182055U (ja) | 2013-03-07 |
Family
ID=50426200
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2012007693U Expired - Fee Related JP3182055U (ja) | 2012-12-20 | 2012-12-20 | 足ふとん |
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Country | Link |
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Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0646558U (ja) * | 1992-12-08 | 1994-06-28 | 光男 加藤 | 二枚重ね暖房袋布団 |
JP3042337U (ja) * | 1997-04-09 | 1997-10-14 | 康文 田中 | 携帯座布団 |
JP2001029198A (ja) * | 1999-07-15 | 2001-02-06 | Michie Kumada | パーツ布団 |
JP3100278U (ja) * | 2003-09-05 | 2004-05-13 | 越前屋 知之 | 多機能マット |
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2012
- 2012-12-20 JP JP2012007693U patent/JP3182055U/ja not_active Expired - Fee Related
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