JPH0355357Y2 - - Google Patents

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JPH0355357Y2
JPH0355357Y2 JP1988015051U JP1505188U JPH0355357Y2 JP H0355357 Y2 JPH0355357 Y2 JP H0355357Y2 JP 1988015051 U JP1988015051 U JP 1988015051U JP 1505188 U JP1505188 U JP 1505188U JP H0355357 Y2 JPH0355357 Y2 JP H0355357Y2
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JP
Japan
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base fabric
pocket
opening
pocket portion
folded
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JP1988015051U
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、タオルケツトや毛布、或いはキルト
パツト等のシート状寝具に関する。 更に詳しくは、乳幼児のおくるみ、枕、毛布、
クツシヨン、寝袋、或いは敷物等に使用できるシ
ート状寝具に関するものである。
【従来技術とその問題点】
乳幼児を遊ばせる時の敷物として、或は乳児を
抱くときの簡易のおくるみ等として毛布やタオル
ケツト、キルトパツト(以下「タオルケツト等」
という)が使用されている。しかし、従来のタオ
ルケツト等は、折畳むことはできても折り畳んだ
タオルケツト等を運搬しやすいように収容する手
段は設けられていない。この為持ち運びに不便
で、外出の際には運搬用の袋を別に用意しなけれ
ばならなかつた。 この問題を解決するものとして、実開昭54−
41716号公報において、「携帯用毛布」が開示され
ている。これは毛布の片面中央部に、四辺形状に
連続した雌雄スライド片を持つスライドフアスナ
ーを取り付け、開閉具により開閉できるように
し、毛布を小型のバツク状に折畳み、折畳周縁の
必要な連続3面を閉じ、把持片を取り付けて携帯
可能にすることができるようにしたものである。 しかし、これには次のような欠点があつた。 フアスナーが毛布の表面中央に設けられてい
るので、乳幼児の敷物や寝袋等として使用する
場合は、フアスナーが固い突起物となり、その
上に乳幼児が手や足をおいたり、身体を乗せた
りすると痛みを感じる。 雌雄スライド片の連接点間に把持片が設けら
れているものは、毛布を展開したとき、把持片
が基布の表面中央に位置するので、乳幼児の敷
物として使用する場合は乳幼児が手足を引つ掛
けるなどして転倒してしまい、危険である。 折り畳んでバツク状にすると、毛布がそのま
ま表面に露出し、この為持ち運びの際に露出し
た部分の毛布が汚れると、その汚れは展開した
毛布の中央に現れることとなり、不潔さを感じ
る。 このような欠点を持つ「携帯用毛布」は乳幼児
のおくるみや敷物等として使用するには不向きで
ある。
【考案の目的】
本考案の目的は、持ち運びの際に表側が汚れて
も展開すれば汚れた箇所が収容部の内側に隠れる
シート状寝具を提供することにある。 又本考案の他目的は、展開したタオルケツト等
の表面にフアスナーや把持片等の危険な突起物を
設けることなく鞄状に収容できるようにし、且つ
携帯可能で、季節を問わずに使用できるシート状
寝具を提供することにある。
【考案の構成】
上記問題点を解決し、目的を達成するために講
じた本考案の構成は次の通りである。即ち本考案
は、 柔軟性を有し、折畳み可能な基布と;該基布の
何れか一方又は双方の面の一端部に所要の幅をも
つて展着された、柔軟性を有する枕布と;該枕布
と前記基布とに挟まれて形成された空間部を有
し、基布の他端部に向かつて開口されているポケ
ツト部と;該ポケツト部の内面に設けられた把手
と;前記基布と、前記ポケツト部の開口部又はポ
ケツト部の内面所要箇所とにそれぞれ備えられ、
裏返したポケツト部の開口部を閉じる閉じ紐と;
を備え、前記ポケツト部を裏返すことにより、そ
の内部に前記基布を折畳んで収容できるようにし
たシート状寝具である。
【実施例】
本考案を図面に示した実施例に基づき更に詳細
に説明する。 第1図は展開した基布の一部を切欠した斜視
図、第2図ないし第6図は、基布を折畳む手順を
示した図である。 基布1はタオル地が使用され、長方形(本実施
例では縦100cm、横85cm)に形成されている。基
布1の裏面には、綿布の裏地2が周囲を縫着して
取り付けてある。基布1の表側であつて短辺A寄
りの一方の側部に枕布3が縫着されている。枕布
3の長辺の長さは、基布1の短辺Aとほぼ同じで
ある。枕布3の短辺の長さは、基布1の長辺Bの
ほぼ三分の一である。枕布3は、その長さ方向に
ほぼ三等分され、両側部31,33は、周囲の四
辺が縫着されている。枕布3の中央の部分は、基
布1の短辺A側端部が縫着され、反対側は縫製さ
れず、開口部35が形成されたポケツト部32と
なつている。ポケツト部32の外部側表面には眠
つた熊の子を表わしたアツプリケ36が縫着され
ている。又、その裏面には笑つた熊の子のアツプ
リケ39(第3図ないし第6図に図示)が縫着さ
れている。 ポケツト部32の開口部35側縁部には、二本
の結びリボン37が並んだ状態で枕布3側に取り
付けられている。また、ポケツト部32の開口部
35付近の基布1側にも、前記結びリボン37と
相対して二本の結びリボン11が取り付けられて
いる。 なお、ポケツト部32の内部側端部(底部)に
は把手13(第3図ないし第6図に図示)が取り
付けられている。 (作用) 第2図はポケツト部を中心にして三重に折畳む
状態の斜視図、第3図はポケツト部を裏返してい
る状態の説明図、第4図はポケツト部を裏返した
状態の斜視図、第5図は基布を二折にした斜視
図、第6図は基布をポケツト部に収容した状態の
斜視図である。 本実施例の作用を第1図乃至第6図を参照して
説明する。敷物或はおくるみ等として使用すると
きは、第1図に示すように基布1を広げて使用す
る。外出するときなど基布1を折畳んで運搬する
時は、次のような手順で行う。 第1図に示す基布1の展開状態から長辺B側
を折り畳んで三重にする(第2図参照)。 第2図でポケツト部32の裏側に折り曲げら
れた部分をポケツト部32で包むようにしてポ
ケツト部32を裏返す(第3図参照)。これに
よりポケツト部32内の底部にあつた把手13
が上部に表れ、ポケツト部32の内面に縫着さ
れていた笑つた熊のアツプリケ39が表面に現
われ、眠つた熊のアツプリケ36が裏面にく
る。 そして、アツプリケ39を上にするようにし
て基布1全体を裏返す(第4図参照)。 基布1のポケツト部32から下の部分を真中
から上方に折り曲げて二つ折りにする(第5図
参照)。 基布1を開口部35の位置で再度上方へ折り
曲げ、開口部35からポケツト部32内部に収
容する。そして結びリボン11,37を結び、
収容した基布1が開口部35から出ないように
する。基布1はこのようにして小さく折畳ま
れ、本実施例の場合では、ほぼ九分の一の大き
さとなる。 第7図は、第2図の状態から基布を中途から折
曲げその先端を開口部35に挿入した状態の斜視
図、第8図は、第7図の状態の基布を反転させ、
襟を設けた状態の斜視図である。第7図及び第8
図を参照して本考案の他の使用例を説明する。 まず、第2図に示した状態から、基布1の枕布
3より下の部分20を上方に中途から折り曲げ、
その先端を開口部35からポケツト部32に入れ
る。(第7図参照)更に、第7図の状態から全体
を反転させ、基布1短辺A側の両端を左右に広げ
て襟を設ければ、寝袋状となる。(第8図参照)
これにより、乳幼児を短辺A側の開口部38より
入れると、寝相があまり良くない子供の場合でも
寝袋から脱ぎ出る心配がない。又、長辺B側を折
り曲げて重ねていることにより、クツシヨン効果
があり、寝心地も良好である。更に、短辺A寄り
の長辺Bそれぞれに柔軟性を持つ紐を一本ずつ設
け乳幼児の胸の上で結び止めるようにすると、襟
が開ききつてしまうことはなく、肩が冷える心配
もない。 なお、本考案は上記の実施例に限定されるもの
ではなく、実用新案登録請求の範囲の記載内にお
いて種々の変形が可能である。
【考案の効果】
本考案は、上記した構成を備えているので次の
効果を有する。 基布をポケツト部に収容した後の止め具とし
て、フアスナーのような固い突起物ではなく、
柔軟な紐を使用しているので、基布を展開し
て、乳幼児用の敷物や寝袋として使用する際、
乳幼児が怪我をしたり、痛みを感じたりするこ
とがない。 把手はポケツト部の内部に設けられているの
で、基布を展開した状態においては、把手が基
布の表面に現れない。よつて、基布を敷物とし
て使用する際に、把手に手足がひつかかつて怪
我する心配はない。 展開した基布をポケツト部に収容する際は、
ポケツト部を裏返した状態にして基布をポケツ
ト部に収容するようにする。即ち、鞄状にした
ときに表面に現れているのは、基布の展開時に
はポケツト部の内側になつている生地である。
即ち、持ち運びの際に表面が汚れても、基布を
展開すると汚れはポケツト部の内側に隠れるこ
とになり、展開時は清潔な状態で使用すること
ができる。 枕布を乳幼児の肩に掛かる側の一端に展着し
たことにより、保温性が増し、肩を冷やす心配
がない。 ポケツト部を設けたことにより、基布を折り
畳んでポケツト部に収容するようにすれば、外
形の面積で約1/9の大きさとなり、更にクツシ
ヨン性も備えているので、乳幼児のクツシヨン
や座布団としても使用できる。また、ポケツト
部にカイロ等の保温器具を収容すれば、寒い冬
でも暖かく、季節を問わず使用することができ
る。 基布の枕布から下の部分を上方に中途から折
り曲げて、その先端を開口部からポケツト部に
入れると寝袋としても使用できるので、寝相の
良くない乳幼児でも寝冷をしない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は展開し
た基布の一部を切欠した斜視図、第2図はポケツ
ト部を中心にして三重に折畳む状態の斜視図、第
3図はポケツト部を裏返している状態の説明図、
第4図はポケツト部を裏返した状態の斜視図、第
5図は基布を二折にした斜視図、第6図は基布を
ポケツト部に収容した状態の斜視図、第7図は、
第2図の状態から基布を中途から折曲げその先端
を開口部35に挿入した状態の斜視図、第8図
は、第7図の状態の基布を反転させ、襟を設けた
状態の斜視図である。 1……基布、3……枕布、11,37……結び
リボン、13……把手、32……ポケツト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 柔軟性を有し、折畳み可能な基布1と; 該基布1の何れか一方又は双方の面の一端部に
    所要の幅をもつて展着された、柔軟性を有する枕
    布3と; 該枕布3と前記基布1とに挟まれて形成された
    空間部を有し、基布1の他端部に向かつて開口さ
    れているポケツト部32と; 該ポケツト部32の内面に設けられた把手13
    と; 前記基布1と、前記ポケツト部32の開口部又
    はポケツト部32の内面所要箇所とにそれぞれ備
    えられ、裏返したポケツト部の開口部を閉じる閉
    じ紐11,37と; を備え、前記ポケツト部32を裏返すことによ
    り、その内部に前記基布1を折畳んで収容できる
    ようにしたことを特徴とするシート状寝具。
JP1988015051U 1988-02-05 1988-02-05 Expired JPH0355357Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1988015051U JPH0355357Y2 (ja) 1988-02-05 1988-02-05

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JP1988015051U JPH0355357Y2 (ja) 1988-02-05 1988-02-05

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JPS63196265U JPS63196265U (ja) 1988-12-16
JPH0355357Y2 true JPH0355357Y2 (ja) 1991-12-09

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ID=30805622

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5441716B2 (ja) * 1972-07-19 1979-12-10

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5441716U (ja) * 1977-08-29 1979-03-20

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5441716B2 (ja) * 1972-07-19 1979-12-10

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