JP2005117157A - 車両用アンテナ - Google Patents

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magnetic bodies
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Hideo Nakanishi
秀夫 中西
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Kojima Industries Corp
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Kojima Press Industry Co Ltd
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Abstract

【課題】 本発明は、車両用アンテナの短縮化を図ると共に、柔軟性を与えて折損を防止した車両用アンテナを提供することを目的とする。
【解決手段】 中心にワイヤーを挿通することができる貫通孔10aが穿設された多数個の磁性体10と、柔軟性を有するワイヤー11と、導線を螺旋状に巻回したヘリカルコイル12と、樹脂製のアンテナカバー13とを具備し、前記ワイヤー11には前記多数個の磁性体10が挿通され、前記多数個の磁性体10を挿通したワイヤー11は屈曲が可能であり、且つ前記ヘリカルコイル12に挿入され、前記ワイヤー11及び磁性体10が挿入されたヘリカルコイル12の外側には前記アンテナカバー13が装着されてなるように構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両用アンテナに関し、さらに詳しく述べると、ヘリカルアンテナに磁性体の芯を用いて長さを短縮し、且つ可撓性を持たせた車両用アンテナに関する。
周知の通り、自動車等の車両には、電波受信用のアンテナとして図3の如く、アンテナエレメント1と該アンテナエレメント1を支持して車両の屋根2に取り付けられるアンプケース3とよりなる短ポールアンテナ4が用いられている。
このような短ポールアンテナは、車両を洗車機にかけたり、天井の低い駐車場に入れるような場合、洗車機のブラッシにより破損させられたり、駐車場の天井に接触して破損するおそれがある。このような破損を防ぐ方法としてアンテナエレメントの中心に棒状の磁性体を入れ、アンテナの効率を上げてアンテナの短縮化を図る方法が考えられている。
図4はアンテナ長さを短縮可能にした棒状アンテナの1例を示す図である。このアンテナは、(a)図の如く、複数本、例えば3本のフェライトコア5を直列接続してパイプ6に挿入し、この、フェライトコア5が挿入されたパイプ6の周囲に(b)図の如く、コイル7を巻き、さらにコイル7が巻かれたパイプ6を(c)図に示すケース8に挿入して構成されている。
このような従来の棒状アンテナでは、アンテナエレメントの短縮は可能であるが、そのフェライトコアに柔軟性がないため、やはり車両を洗車機にかけたり、天井の低い駐車場に入れるような場合に、洗車ブラッシにより、又は天井に接触して破損するおそれがある。
特開平9−307327号公報
本発明は、上記のような従来の技術の問題点を解決することを目的とする。
本発明の目的は、車両用アンテナの短縮化を図ると共に、柔軟性を与えて折損を防止した車両用アンテナを提供することである。
本発明の上記したような目的は、以下の詳細な説明から容易に理解することができるであろう。
本発明の請求項1は、中心にワイヤーを挿通することができる貫通孔10aが穿設された多数個の磁性体10と、柔軟性を有するワイヤー11と、導線を螺旋状に巻回したヘリカルコイル12と、樹脂製のアンテナカバー13とを具備し、
前記ワイヤー11には前記多数個の磁性体10が挿通され、
前記多数個の磁性体10を挿通したワイヤー11は屈曲が可能であり、且つ前記ヘリカルコイル12に挿入され、
前記ワイヤー11及び磁性体10が挿入されたヘリカルコイル12の外側には前記アンテナカバー13が装着されてなることを特徴とする。
また、本発明の請求項2は、前記磁性体10は球状で且つ中心に貫通孔10aが穿設されていることを特徴とする。また、請求項3は、前記磁性体10は両端が円錐面又は球面である円柱状で且つ中心に貫通孔10aが穿設されていることを特徴とする。
本発明によれば、以下の詳細な説明から理解されるように、ヘリカルコイルの中に磁性体からなる芯を挿入したことによりアンテナの短縮化を図ることができ、かつ、磁性体をそれぞれ貫通孔を有する球状または高さの低い円柱状とし、その多数個を可撓性を有するワイヤーに挿通し、可撓性を有するように連結したことにより切損を防止した車両用アンテナを提供することができる。
引き続いて、本発明をその実施例を参照して説明する。なお、本発明は、これらの実施例によって限定されるものでないことは言うまでもない。
図1(a)〜(c)は本発明の実施例を示す分解図である。同図において、符号10は磁性体、11はワイヤー、12はヘリカルコイル、13はアンテナカバーである。
前記磁性体10は(a)図の如く、フェライト等の磁性体で球状に形成され中心にはワイヤーを貫通することができる貫通孔10aが穿設されている。
また、前記ワイヤー11は剛性の高いものでなく、例えばピアノ線のように外力により一旦曲がっても外力が除かれれば元の状態に戻るようなものを用いることが好ましい。そして、該ワイヤー11は、(a)図の如く多数個の磁性体10の貫通孔10aを挿通して磁性体10を保持する。この場合、(d)図の如くワイヤー11を曲げた場合に磁性体同士が干渉しないように多少の隙間が必要である。
このように磁性体10と、該磁性体10を保持したワイヤー11は(b)図に示すような導体を螺旋状に巻回したヘリカルコイル12の中に挿入される。さらに、磁性体10及びワイヤー11が挿入されたヘリカルコイル12は(c)図に示すような樹脂製の細長い袋状のアンテナカバー13によりカバーされる。
このように構成された本実施例は、ヘリカルコイルの中に磁性体10の芯を挿入したことにより電波の受信効率が向上するためアンテ長さを短縮することができる。また、前記磁性体10は貫通孔を有する多数個の球状体としてワイヤー11により連結したことにより可撓性を有することになり、折損が防止される。またワイヤー11はピアノ線のような復元性のある線を用いたことにより折れ曲がることも防止される。
図2(a)及び(b)は他の実施例を示す図である。本実施例は前実施例と磁性体10が異なるのみであるので、図は磁性体10及びワイヤー11のみを示した。(a)図に示す磁性体10は貫通孔10aを有する高さの低い円柱形をなしており、(b)図に示す磁性体10は貫通孔10aを有する円柱形の両端が円錐状に形成されている。そして、これらの磁性体10は前実施例と同様にワイヤー11により連結して用いられ、その作用・効果も同様であるのでその説明は省略する。なお、(b)図に示す磁性体10の両端の円錐状部分は球面状であっても良い。
以上は車両用アンテナについて説明したが、本発明のアンテナは携帯電話機等移動式の電子機器に適用可能である。
本発明の車両用アンテナを説明するための分解図である。 本発明の車両用アンテナの他の実施例における磁性体を示す図である。 従来の車両用アンテナの1例を示す図である。 従来の車両用アンテナの1例を示す分解図である。
符号の説明
10…磁性体
10a…貫通孔
11…ワイヤー
12…ヘリカルコイル
13…アンテナカバー

Claims (3)

  1. 中心にワイヤーを挿通することができる貫通孔(10a)が穿設された多数個の磁性体(10)と、柔軟性を有するワイヤー(11)と、導線を螺旋状に巻回したヘリカルコイル(12)と、樹脂製のアンテナカバー(13)とを具備し、
    前記ワイヤー(11)には前記多数個の磁性体(10)が挿通され、
    前記多数個の磁性体(10)を挿通したワイヤー(11)は屈曲が可能であり、且つ前記ヘリカルコイル(12)に挿入され、
    前記ワイヤー(11)及び磁性体(10)が挿入されたヘリカルコイル(12)の外側には前記アンテナカバー(13)が装着されてなることを特徴とする車両用アンテナ。
  2. 前記磁性体(10)は球状で且つ中心に貫通孔(10a)が穿設されていることを特徴とする請求項1記載の車両用アンテナ。
  3. 前記磁性体(10)は両端が円錐面又は球面である円柱状で且つ中心に貫通孔(10a)が穿設されていることを特徴とする請求項1記載の車両用アンテナ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007325147A (ja) * 2006-06-05 2007-12-13 Hitachi Metals Ltd チップアンテナ、アンテナ装置および通信機器
KR20170010271A (ko) * 2015-07-17 2017-01-26 주식회사 아모텍 저주파 안테나 및 이를 구비한 차량용 키리스 엔트리 시스템

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