JP2005117115A - 電子カメラ並びに画像編集装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 高圧縮で動画を記録しつつも記録後パソコンなどで編集しやすくするデータを自動的に生成する電子カメラを提供する。
【解決手段】 動画像の撮像開始から所定時間は動画像の高圧縮データ及び低圧縮データが記録され、所定時間経過後は高圧縮データのみ記録され、一連の動画像の撮像が終了すると当該終了前所定時間も動画像の高圧縮データ及び低圧縮データが記録される。編集時、低圧縮データを利用することにより高品位の画質の動画データが出来上がる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、電子カメラ並びに画像編集装置及び方法に係り、特に、動画像を撮像することができるデジタルカメラやビデオカメラなどの電子カメラ、並びに電子カメラなどで生成された画像データを編集する画像編集装置及び方法に関する。
デジタルカメラやビデオカメラで動画を撮影して記録媒体に記録する場合、記録媒体にできるだけ多くの画像を記録することを考えると高圧縮のMPEGが好ましく、近年ではMPEG2などの高圧縮フォーマットを採用した機種が市場に出回り始めている。
しかし、MPEG2で記録した画像をパソコンなどに取り込んで編集する場合、一連の動画像同士を接続させる際のイン点とアウト点でワイプなどの処理を行なったりタイトルをかぶせたりすると画質が非常に劣化する傾向があるという問題がある。これはMPEG2が高圧縮なため、動画像データの一部を編集処理するときには解凍して再レンダリングする工程を経なければならないので生じてしまうことによる。
2種類以上の動画圧縮方式の中から用途に応じて動画圧縮方式を切り替えスイッチにより選択して記録再生するビデオカメラが開示されている(下記特許文献1参照)が、高圧縮で動画を記録しつつも記録後パソコンなどで編集しやすくするデータを自動的に生成する技術は開示されていない。
特開平10−174032号公報
本発明は、上記の事実を考慮し、高圧縮で動画を記録しつつも記録後パソコンなどで編集しやすくするデータを自動的に生成する電子カメラ、並びに当該生成された動画データを編集する画像編集装置及び方法を提供することを目的とする。
本発明は、撮像手段を用いて動画像データを得る電子カメラであって、
前記撮像手段によって動画像の撮像を開始すると動画像の高圧縮データを記録し始めると共に所定時間動画像の低圧縮データも記録し、一連の動画像の撮像が終了すると当該終了前所定時間も動画像の低圧縮データを記録する記録手段を有する電子カメラ、からなる。
本発明によれば、動画像の撮像開始から所定時間は動画像の高圧縮データ及び低圧縮データが記録され、所定時間経過後は高圧縮データのみ記録され、一連の動画像の撮像が終了すると当該終了前所定時間も動画像の高圧縮データ及び低圧縮データが記録される。
撮像を開始してから常時所定時間分の動画像の低圧縮データを記憶手段に記憶させておくことにより、一連の動画像の撮像が終了するときに当該終了前所定時間も動画像の低圧縮データが記録できる。
さらに、本発明は、複数の一連の動画像を編集する画像編集装置であって、
記録済みの一連の動画像の高圧縮データ及び前記一連の動画像の開始から所定時間及び終了前所定時間を記録した低圧縮データのセットが複数存在する場合に、
前記一連の動画像の開始からの前記所定時間は前記低圧縮データを選定する第1選定手段と、
前記開始からの所定時間経過後は前記低圧縮データに引き続き前記所定時間経過後の前記一連の動画像の高圧縮データを選定する第2選定手段と、
前記終了前所定時間は前記高圧縮データに引き続き前記終了前所定時間を記録した低圧縮データを選定する第3選定手段と、
次の一連の動画像の開始から所定時間は高圧縮データを選定する代わりに当該開始からの所定時間を記録した低圧縮データを選定する第4選定手段と、
からなる画像編集装置、からなる。
上記本発明によれば、複数の一連の動画像編集の際に、一連の動画像の始まりと終わりの部分に低圧縮データを選定する。
本発明によれば、記録済みの複数の一連の動画像を編集するときに一連の動画像同士をつなげる場合に一連の動画像の始まりと終わりの部分を低圧縮データでも記録するので、一連の動画像と一連の動画像とのつなぎの部分を低圧縮データを用いて接続処理することができ、前記つなぎの部分でも画質の劣化を最小限にすることができる。
以下、添付図面に従って本発明の実施の形態を詳説する。
まず、図1を参照して、本実施の形態に係るデジタルカメラ10の外観上の構成を説明する。
同図に示すように、デジタルカメラ10の正面には、被写体像を結像させるためのレンズ12と、撮影する被写体の構図を決定するために用いられるファインダ70と、が備えられている。また、デジタルカメラ10の上面には、撮影を実行する際にユーザによって押圧操作されるレリーズボタン(所謂シャッター)60と、電源スイッチ66と、が備えられている。
なお、本実施の形態に係るレリーズボタン60は、中間位置まで押下される状態(以下、「半押し状態」という。)と、当該中間位置を超えた最終押下位置まで押下される状態(以下、「全押し状態」という。)と、の2段階の押圧操作が検出可能に構成されている。
また、本実施の形態に係るデジタルカメラ10は、静止画像の撮影の他、動画像の撮影も行うことができるように構成されており、静止画像の撮影を行う際には、レリーズボタン60を半押し状態にすることによりAE(Automatic Exposure、自動露出)機能が働いて露出状態(シャッタースピード、絞りの状態)が設定された後、AF(Auto Focus、自動合焦)機能が働いて合焦制御され、その後、引き続き全押し状態にすると露光(撮影)が行われる。
これに対し、動画像の撮影を行う際には、レリーズボタン60を全押し状態とすることによって動画像の撮影が開始され、レリーズボタン60の押下状態を一旦未押下状態まで戻した後、再度全押し状態とすることによって当該動画像の撮影が停止されるように構成されている。このように、本実施の形態に係るデジタルカメラ10では、動画像の撮影を開始するときにレリーズボタン60を全押し状態とし、当該撮影を停止するときに再度レリーズボタン60を全押し状態とするものであるが、これに限らず、レリーズボタン60を全押し状態としている期間中に動画像の撮影を行う形態とすることもできる。
一方、デジタルカメラ10の背面には、前述のファインダ70の接眼部と、撮影によって得られたデジタル画像データにより示される被写体像や各種メニュー画面、メッセージ等を表示するための液晶ディスプレイ(以下、「LCD」という。)30と、撮影を行うモードである撮影モード及び撮影によって得られたデジタル画像データにより示される被写体像をLCD30に表示(再生)するモードである再生モードの何れかのモードに設定するために操作されるモード切替スイッチ62と、LCD30の表示領域における上下左右の4方向の移動方向を示す4つの矢印キー及び当該4つの矢印キーの中央部に位置された決定キーの合計5つのキーを含んで構成された十字カーソルボタン64と、表示切替スイッチ68と、が備えられている。
一方、デジタルカメラ10の底面には、外部装置と所定のインタフェース規格(本実施の形態では、USB(Universal Serial Bus))により電気的に接続するために用いられるレセプタクル72が設けられている。
次に、図2を参照して、本実施の形態に係るデジタルカメラ10の構成を説明する。
図2に示すように、デジタルカメラ10は、前述のレンズ12を含んで構成された光学ユニット13と、レンズ12の光軸後方に配設されたCCD14と、相関二重サンプリング回路(以下、「CDS」という。)16と、入力されたアナログ信号をデジタルデータに変換するアナログ/デジタル変換器(以下、「ADC」という。)18と、を含んで構成されており、CCD14の出力端子はCDS16の入力端子に、CDS16の出力端子はADC18の入力端子に、各々接続されている。
ここで、CDS16による相関二重サンプリング処理は、固体撮像素子の出力信号に含まれるノイズ(特に熱雑音)等を軽減することを目的として、固体撮像素子の1画素毎の出力信号に含まれるフィードスルー成分レベルと画素信号成分レベルとの差をとることにより正確な画素データを得る処理である。
一方、デジタルカメラ10は、所定容量のラインバッファを内蔵すると共に入力されたデジタル画像データを後述する第2メモリ40の所定領域に直接記憶させる制御を行う画像入力コントローラ20と、デジタル画像データに対して各種画像処理を施す画像信号処理回路22と、MPEG圧縮形式でデジタル画像データに対して圧縮処理を施す一方、圧縮処理されたデジタル画像データに対して伸張処理を施すMPEG圧縮・伸張処理回路23と、JPEG又はMotionJPEG圧縮形式でデジタル画像データに対して圧縮処理を施す一方、圧縮処理されたデジタル画像データに対して伸張処理を施す(Motion)JPEG圧縮・伸張処理回路24と、デジタル画像データにより示される画像やメニュー画面等をLCD30に表示させるための信号を生成してLCD30に供給する一方、LCD30に表示させる画像を示す映像信号(本実施の形態では、NTSC信号)を生成してビデオ出力端子OUTに出力するビデオ/LCDエンコーダ28と、を含んで構成されている。なお、画像入力コントローラ20の入力端子はADC18の出力端子に接続されている。
また、デジタルカメラ10は、デジタルカメラ10全体の動作を司るCPU(中央処理装置)32と、AF機能を働かせるために必要とされる物理量(本実施の形態では、CCD14による撮像によって得られた画像のコントラスト値)を検出するAF検出回路34と、AE機能及びAWB(Automatic White Balance)機能を働かせるために必要とされる物理量(本実施の形態では、CCD14による撮像によって得られた画像の明るさを示す量)を検出するAE・AWB検出回路36と、CPU32による各種処理の実行時のワークエリア等として用いられるSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)により構成された第1メモリ38と、主として撮影により得られたデジタル画像データを記憶するVRAM(VideoRAM)により構成された第2メモリ40と、撮影により得られたデジタル動画像データをMotionJPEG形式に圧縮して一時的に記憶するAVIファイル専用のリングバッファからなる第3メモリ39と、を含んで構成されている。
更に、デジタルカメラ10は、スマートメディア(Smart Media(登録商標))により構成された記録メディア42A及びマイクロドライブにおける記録メディア42Bをデジタルカメラ10でアクセス可能とするためのメディアコントローラ42と、前述のレセプタクル72に接続されると共にUSB規格による外部との間の通信を司るUSBインタフェース46と、を含んで構成されている。
以上の画像入力コントローラ20、画像信号処理回路22、MPEG圧縮・伸張処理回路23、(Motion)JPEG圧縮・伸張処理回路24、ビデオ/LCDエンコーダ28、CPU32、AF検出回路34、AE・AWB検出回路36、第1メモリ38、第2メモリ40、第3メモリ39、メディアコントローラ42、及びUSBインタフェース46は、各々、バスBUSを介して相互に接続されている。
従って、CPU32は、画像入力コントローラ20、画像信号処理回路22、MPEG圧縮・伸張処理回路23、(Motion)JPEG圧縮・伸張処理回路24、及びビデオ/LCDエンコーダ28の各々の作動の制御と、AF検出回路34及びAE・AWB検出回路36により検出された物理量の取得と、第1メモリ38、第2メモリ40、第3メモリ39、記録メディア42A、及び記録メディア42Bへのアクセスと、レセプタクル72に接続された外部装置との相互通信と、を各々行うことができる。
なお、本実施の形態では、外部装置としてパーソナル・コンピュータ(以下、「PC」という)90を適用する場合について説明する。
また、本実施の形態では、撮影によって得られた静止画のデジタル画像データは、JPEG圧縮された画像ファイルとして記録メディア42A、記録メディア42Aの残記録容量がなくなったら記録メディア42Bに撮影順に記録される。
また、本実施の形態では、撮影によって得られた動画のデジタル画像データは、MPEG圧縮された画像ファイルとして記録メディア42A、記録メディア42Aの残記録容量がなくなったら記録メディア42Bに撮影順に記録される。
また、撮影によって得られた一連の動画像の始まりと終わりの部分の動画のデジタル画像データは、上記MPEG圧縮した画像ファイルとは別にMotionJPEG圧縮した画像ファイルとして記録メディア42A、記録メディア42Aの残記録容量がなくなったら記録メディア42Bに撮影順に記録される。
一方、デジタルカメラ10には、主としてCCD14を駆動させるためのタイミング信号を生成してCCD14に供給するタイミングジェネレータ48が設けられており、当該タイミングジェネレータ48の入力端子はCPU32に、出力端子はCCD14に、各々接続されており、CCD14の駆動は、CPU32によりタイミングジェネレータ48を介して制御される。
更に、CPU32はモータ駆動部50の入力端子に接続され、モータ駆動部50の出力端子は光学ユニット13に備えられた焦点調整モータ、ズームモータ及び絞り駆動モータに接続されている。
本実施の形態に係る光学ユニット13に含まれるレンズ12は複数枚のレンズを有し、焦点距離の変更(変倍)が可能なズームレンズとして構成されており、図示しないレンズ駆動機構を備えている。このレンズ駆動機構に上記焦点調整モータ、ズームモータ及び絞り駆動モータは含まれるものであり、焦点調整モータ、ズームモータ及び絞り駆動モータは各々CPU32の制御下でモータ駆動部50から供給された駆動信号によって駆動される。
CPU32は、光学ズーム倍率を変更する際にはズームモータを駆動制御して光学ユニット13に含まれるレンズの焦点距離を変化させる。
また、CPU32は、CCD14による撮像によって得られた画像のコントラスト値が最大となるように上記焦点調整モータを駆動制御することによって合焦制御を行う。すなわち、本実施の形態に係るデジタルカメラ10では、合焦制御として、読み取られた画像のコントラストが最大となるようにレンズの位置を設定する、所謂TTL(Through The Lens)方式を採用している。
更に、前述のレリーズボタン60、モード切替スイッチ62、十字カーソルボタン64、電源スイッチ66、及び表示切替スイッチ68の各種ボタン類及びスイッチ類はCPU32に接続されており、CPU32は、これらのボタン類及びスイッチ類に対する操作状態を常時把握できる。
本実施の形態に係るデジタルカメラ10の作用を説明する。
まず、撮影時におけるデジタルカメラ10の作用を簡単に説明する。
光学ユニット13を介した撮像によってCCD14から出力された被写体像を示す信号(静止画及び動画)は順次CDS16に入力されて相関二重サンプリング処理が施された後にADC18に入力され、ADC18は、CDS16から入力されたR(赤)、G(緑)、B(青)の信号を各々12ビットのR、G、B信号(デジタル画像データ)に変換して画像入力コントローラ20に出力する。
画像入力コントローラ20は内蔵しているラインバッファにADC18から順次入力されるデジタル画像データを蓄積して一旦第2メモリ40の所定領域に格納する。
第2メモリ40の所定領域に格納されたデジタル画像データは、CPU32による制御下で画像信号処理回路22によって読み出され、これらにAE・AWB検出回路36により検出された物理量に応じたデジタルゲインをかけることでホワイトバランス調整を行なうと共に、ガンマ処理及びシャープネス処理を行なって8ビットのデジタル画像データを生成し、更にYC信号処理を施して輝度信号Yとクロマ信号Cr、Cb(以下、「YC信号」という)を生成し、YC信号を第2メモリ40の上記所定領域とは異なる領域に格納する。
なお、LCD30は、CCD14による連続的な撮像によって得られた動画像(スルー画像)を表示してファインダとして使用することができるものとして構成されているが、このようにLCD30をファインダとして使用する場合には、生成したYC信号を、ビデオ/LCDエンコーダ28を介して順次LCD30に出力する。これによってLCD30にスルー画像が表示されることになる。
ここで、ユーザにより静止画像の撮影が設定されているときには、レリーズボタン60がユーザによって全押し状態とされたときに、この時点で第2メモリ40に格納されているYC信号を、(Motion)JPEG圧縮・伸張処理回路24によってJPEG形式で圧縮した後にメディアコントローラ42を介して記録メディア42Aに記録する。
また、ユーザにより動画像の撮影が設定されているときには、レリーズボタン60が全押し状態とされた時点から次にレリーズボタン60が全押し状態とされる時点までの期間、すなわち動画像の撮影を行っている期間において、所定期間(本実施の形態では、1/30秒(0.033・・・秒))毎に、第2メモリ40に格納されているYC信号を、MPEG圧縮・伸張処理回路23によってMPEG形式で圧縮した後にメディアコントローラ42を介して記録メディア42Aに記録する。従って、本実施の形態に係るデジタルカメラ10で動画像の撮影を行うときには、30フレーム/秒の動画像を記録メディア42Aに記録することができる。すなわち、動画像の撮影を行うときには、レリーズボタン60が全押し状態とされた時点から次にレリーズボタン60が全押し状態とされる時点までの期間、すなわち動画像の撮影を行っている期間はずっと高圧縮フォーマットであるMPEG形式で圧縮したデータは記録メディア42Aに記録される。
また、本実施の形態では動画像撮影する際に、レリーズボタン60が全押し状態とされた時点から5秒間、低圧縮フォーマットであるMotionJPEG形式のフォーマットで圧縮したデータもメディアコントローラ42を介して記録メディア42Aに記録される。このとき、レリーズボタン60が全押し状態とされた時点から常時一定時間分のMotionJPEG形式で圧縮したAVIファイルのデータがリングバッファからなる第3メモリ39に記憶される。これによって動画像撮影中に次にレリーズボタン60が全押し状態とされるとその全押しされる直前5秒間のAVIフォーマットのデータも記録メディア42Aに記録することが可能となり、そのように直前5秒間のデータを記録する。
すなわち、図4に示されるように、レリーズボタン60が全押しされて動画像撮影が開始されて次にレリーズボタン60が全押しされるまでの動画カット1では、MPEGデータが記録メディア42Aに記録されると共に動画像撮影開始後5秒間及び動画像撮影終了前5秒間はMotionJPEGのAVIデータが記録メディア42Aに記録される。次にレリーズボタン60が全押しされて動画像撮影が開始されてその後レリーズボタン60が全押しされるまでの動画カット2でも同様の形態・時間で動画データがMPEG形式とMotionJPEG形式とで記録メディア42Aに記録される。
図5に示すように、MPEG形式で圧縮された動画像データは、一連の動画像データである動画カットの中に複数のGOP(Group Of Picture)を含んでおり、例えば、「DSCF001.MPG」のようなファイル名をつける。MotionJPEG形式で圧縮したデータを格納するAVIファイルは、AVIファイルのヘッダ情報の中に動画データ編集の際そのAVIファイルがどのGOPの後に配置されるべきかを示すGOPアドレス情報が入っている。AVIファイルは、動画像撮影開始後5秒間のものは、例えば、「IN0001.AVI」のファイル名がつけられ、動画像撮影終了前5秒間のものは、例えば、「OUT0001.AVI」のファイル名がつけられる。次の動画カットのMPEGファイルは、例えば、「DSCF002.MPG」のようなファイル名をつければよい。
なお、MotionJPEGのAVIファイルが作成される時間は、上記開始後5秒間及び終了前5秒間に限らず、5秒間の代わりに任意の時間、例えば3秒間とか7秒間とかでもよい。
上述したような形態で記録した動画像データの複数の動画カットをつなぐ編集をする場合を説明する。本実施の形態では、編集はパソコン90で行う。
図3は、パソコン90のハード構成を示したブロック図である。図3に示すように、パソコン90は、主として各構成要素の動作を制御する中央処理装置(CPU)210と、装置の制御プログラムが格納されたり、プログラム実行時の作業領域となる主メモリ212と、パソコン90のオペレーティングシステム(OS)、パソコン90に接続された周辺機器のデバイスドライバを含む各種のアプリケーションソフト、ユーザの画像等が格納されるハードディスク装置214と、CD−ROMドライブ216と、表示用データを一時記憶する表示メモリ218と、この表示メモリ218からの画像データ、文字データ等により画像や文字等を表示するCRTモニタや液晶モニタ等のモニタ装置220と、キーボード222と、位置入力装置としてのマウス224と、マウス224の状態を検出してモニタ装置220上のマウスポインタの位置やマウス224の状態等の信号をCPU210に出力するマウスコントローラ226と、デジタルカメラ10と接続して画像データ等の入力が可能なUSB(Universal Serial Bus)ケーブル206と接続するインターフェース227と、インターネット網と接続する通信インターフェース208と、上記各構成要素を接続するバス228とから構成されている。
なお、上記構成のパソコン90は、各構成要素が周知のものであるため、各構成要素の詳細な説明については省略する。
複数の動画カット、例えば、一連の動画データである動画カット1と一連の動画データである動画カット2とをつなぐ編集をする場合を図4〜図6を用いて説明する。
まず、デジタルカメラ10のUSBインタフェース46、レセプタクル72、パソコン90のUSBケーブル206、インターフェース227を介して記録メディア42Aに記録されている動画カット1のMPEGデータ及びAVIデータ、及び動画カット2のMPEGデータ及びAVIデータをパソコン90のハードディスク装置214に格納する。
動画カット1と動画カット2とを一連の動画カット3とするとき、まず動画カット1のMotionJPEGからなるAVIファイルを動画カット3の先頭に位置づける。
この先頭のAVIファイルはMotionJPEGからなるので、編集しやすく編集しても画質の低下が少ない。このAVIファイルに動画カット3のタイトル等を挿入することもできる。先頭のAVIファイルの次にはそのAVIファイルに対応する動画像データ分のGOPを除いたMPEGデータ(図5の「DSCF0001.MPG」)がくる。
動画カット1の終了前5秒間の動画データは、AVIファイル(図5の「OUT0001.AVI」)を動画カット3に位置づけたMPEGデータ「DSCF0001.MPG」ファイルの次に位置づける。ただし、DSCF0001.MPG」ファイルの最後の5秒間のGOPはAVIファイルと重複した動画像になっているので、「OUT0001.AVI」ファイルは、「OUT0001.AVI」のヘッダに書き込まれているそのAVIファイルがどのGOPの後に配置されるべきかを示すGOPアドレス情報から、続くべきGOPの後ろに位置づけられる。すなわち、「DSCF0001.MPG」の最後の5秒間の動画データGOPの直前部分のアドレスが書き込まれている。「DSCF0001.MPG」の最後の5秒間の動画データGOPは動画カット3には用いられない。
動画カット3では、「OUT0001.AVI」ファイルの次に「IN0002.AVI」ファイルを位置づける。「IN0002.AVI」ファイルには、動画カット2のMPEGデータ「DSCF0002.MPG」ファイルの最初の5秒間の動画データと同じ動画データが格納されている。「IN0002.AVI」ファイルは、「IN0002.AVI」のヘッダに書き込まれているそのAVIファイルがどのGOPの後に配置されるべきかを示すGOPアドレス情報から、続くべきGOPの後ろに位置づけられる。すなわち、「DSCF0002.MPG」の最初の5秒間の動画データGOPの終了部分のアドレスが書き込まれている。「DSCF0002.MPG」の最初の5秒間の動画データGOPは動画カット3には用いられない。
動画カット3に位置づけた「IN0002.AVI」ファイルの次には、最初の5秒間を除いた「DSCF0002.MPG」ファイルが位置づけられる。動画カット3では、動画カット2の最後の5秒間も動画カット1の場合と同様に動画カット2の最後の5秒間のAVIファイルを位置づける。動画カット3の最後に位置づけたAVIファイルには、エンディングタイトル等が挿入できる。
動画カット3に位置づけたAVIファイル「OUT0001.AVI」と「IN0002.AVI」ファイルとは、動画カット内容を考慮して、動画内容を違和感なく連続的に表現させるため、ワイプやフェード等のエフェクト部を形成させることができる。これは、両AVIファイルがMotionJPEGからなるのでフレーム単位で管理できるため、編集しやすく編集しても画質の低下が少ない利点によって可能になるのである。
また、図6のように、「OUT0001.AVI」ファイルと「IN0002.AVI」ファイルとは、動画内容が時間的にずれていてももちろん動画カット3で接続可能である。
本形態によって、編集後の動画カット3の冒頭部へのタイトル挿入、一連の動画像データ同士をつなぐ部分へのエフェクト部の形成、エンド部へのタイトル挿入が、高品位の画質をのまま容易に自動的になされるので、出来上がった映像が非常に楽しくかつ鑑賞に値するものにできる。
本発明を適用すれば、記録メディアが小容量なMPEG圧縮適用の動画カメラでも、撮影映像を高品位に編集できる。
デジタルカメラの外観を示した図。 デジタルカメラの構成を示したブロック図。 パソコンのハード構成を示したブロック図。 動画カット同士を接続させる際の全体概念図。 動画カット同士を接続させる際のMPEG形式動画データのファイル構成とMotionJPEG形式動画データのファイル構成とを示した図。 動画カット同士を接続させる際のMPEG形式動画データのファイル構成とMotionJPEG形式動画データのファイル構成とを示した図で、接続させる動画データ同士が時間的にずれている例を示した図。
符号の説明
10…デジタルカメラ、23…MPEG圧縮・伸張処理回路、24…(Motion)JPEG圧縮・伸張処理回路、32…CPU、39…第3メモリ、42…メディアコントローラ、42A…記録メディア、42B…記録メディア、60…レリーズボタン、90…パーソナル・コンピュータ

Claims (4)

  1. 撮像手段を用いて動画像データを得る電子カメラであって、
    前記撮像手段によって動画像の撮像を開始すると動画像の高圧縮データを記録し始めると共に所定時間動画像の低圧縮データも記録し、一連の動画像の撮像が終了すると当該終了前所定時間も動画像の低圧縮データを記録する記録手段を有する電子カメラ。
  2. 撮像手段を用いて撮像した動画像データを記憶手段に記憶した後、記録手段に記録する電子カメラであって、
    前記撮像手段によって動画像の撮像を開始すると動画像の高圧縮データを前記記録手段に記録し始めると共に常時所定時間分の動画像の低圧縮データを前記記憶手段に記憶し、動画像の低圧縮データを前記記憶手段に記憶することを利用して撮像開始から所定時間の動画像の低圧縮データを前記記録手段に記録すると共に一連の動画像の撮像が終了すると当該終了前所定時間も動画像の低圧縮データを記録することを特徴とする電子カメラ。
  3. 複数の一連の動画像を編集する画像編集装置であって、
    記録済みの一連の動画像の高圧縮データ及び前記一連の動画像の開始から所定時間及び終了前所定時間を記録した低圧縮データのセットが複数存在する場合に、
    前記一連の動画像の開始からの前記所定時間は前記低圧縮データを選定する第1選定手段と、
    前記開始からの所定時間経過後は前記低圧縮データに引き続き前記所定時間経過後の前記一連の動画像の高圧縮データを選定する第2選定手段と、
    前記終了前所定時間は前記高圧縮データに引き続き前記終了前所定時間を記録した低圧縮データを選定する第3選定手段と、
    次の一連の動画像の開始から所定時間は高圧縮データを選定する代わりに当該開始からの所定時間を記録した低圧縮データを選定する第4選定手段と、
    からなる画像編集装置。
  4. 複数の一連の動画像を編集する画像編集方法であって、
    記録済みの一連の動画像の高圧縮データ及び前記一連の動画像の開始から所定時間及び終了前所定時間を記録した低圧縮データのセットが複数存在する場合に、
    前記一連の動画像の開始からの前記所定時間は前記低圧縮データを選定し、
    前記開始からの所定時間経過後は前記低圧縮データに引き続き前記所定時間経過後の前記一連の動画像の高圧縮データを選定し、
    前記終了前所定時間は前記高圧縮データに引き続き前記終了前所定時間を記録した低圧縮データを選定し、
    次の一連の動画像の開始から所定時間は高圧縮データを選定する代わりに当該開始からの所定時間を記録した低圧縮データを選定する画像編集方法。
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