JP2005116934A - 金属−セラミックス接合基板およびその製造方法 - Google Patents

金属−セラミックス接合基板およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 金属−セラミックス接合基板を大きくすることなく絶縁距離を大きくして絶縁の信頼性を向上させることができるとともに、ヒートサイクルに対する信頼性を向上させることができる、金属−セラミックス接合基板およびその製造方法を提供する。
【解決手段】 セラミックス基板12に一方の面に回路用金属板14が接合するとともに他方の面に放熱用金属ベース板16が接合した金属−セラミックス接合基板10において、セラミックス基板12と金属ベース板16との接合面のまわりに、この接合面の全周にわたって延びる段差を設ける。この段差は、金属ベース板16に隆起部16aおよび溝部116bの少なくとも一方を形成することによって設けられる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、金属−セラミックス接合基板およびその製造方法に関し、特に、セラミックス基板の一方の面に回路用金属板が接合するとともに他方の面に放熱用金属ベース板が接合した金属−セラミックス接合基板およびその製造方法に関する。
近年、電気自動車、電車、工作機械などの大電流を制御するためのパワーモジュールの絶縁基板として、セラミックス基板の一方の面に金属回路板が接合するとともに他方の面に平板状の放熱用金属ベース板が接合した金属−セラミックス接合基板が使用されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−76551号公報(段落番号0030−0031)
しかし、従来の金属−セラミックス接合基板では、絶縁距離を大きくして絶縁の信頼性を向上させるためには、金属回路板と金属ベース板の距離を大きくする必要があり、そのため、金属−セラミックス接合基板を大きくする必要があった。また、従来の金属−セラミックス接合基板では、ヒートサイクルに対する信頼性が必ずしも十分でない場合があった。
したがって、本発明は、このような従来の問題点に鑑み、金属−セラミックス接合基板を大きくすることなく絶縁距離を大きくして絶縁の信頼性を向上させることができるとともに、ヒートサイクルに対する信頼性を向上させることができる、金属−セラミックス接合基板およびその製造方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究した結果、セラミックス基板の一方の面に金属板が接合するとともに他方の面に金属ベース部材が接合した金属−セラミックス接合基板において、セラミックス基板と金属ベース部材との接合面のまわりに段差を設けることにより、絶縁の信頼性とヒートサイクルに対する信頼性を向上させることができることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明による金属−セラミックス接合基板は、セラミックス基板の一方の面に金属板が接合するとともに他方の面に金属ベース部材が接合した金属−セラミックス接合基板において、セラミックス基板と金属ベース部材との接合面のまわりに段差を設けたことを特徴とする。
この段差は、セラミックス基板と金属ベース部材との接合面の全周にわたって延びているのが好ましい。この段差を、セラミックス基板の他方の面に向かって隆起した隆起部を金属ベース部材に形成することによって設け、この隆起部にセラミックス基板を接合してもよいし、あるいは、この段差を、セラミックス基板の他方の面の外周に沿って延びる溝部を金属ベース部材に形成することによって設け、金属ベース部材の溝部に囲まれた部分にセラミックス基板を接合してもよい。あるいは、この段差を、セラミックス基板の他方の面に向かって隆起した隆起部とこの隆起部のまわりに延びる溝部とを金属ベース部材に形成することによって設け、隆起部にセラミックス基板を接合してもよい。また、隆起部は、金属ベース部材のセラミックス基板側の面から略垂直方向に隆起してもよいし、セラミックス基板に対して鋭角に隆起してもよい。
また、本発明による金属−セラミックス接合基板は、セラミックス基板の一方の面に金属板が接合するとともに他方の面に金属ベース部材が接合した金属−セラミックス接合基板において、金属ベース部材が平板状の本体部とこの本体部から隆起した隆起部とからなり、この隆起部にセラミックス基板の他方の面が接合していることを特徴とする。
また、本発明による金属−セラミックス接合基板は、セラミックス基板の一方の面に金属板が接合するとともに他方の面に金属ベース部材が接合した金属−セラミックス接合基板において、金属ベース部材に溝部が形成され、この溝部がセラミックス基板の他方の面の外周に沿って延びていることを特徴とする。この場合、溝部がセラミックス基板の他方の面の全周にわたって延びているのが好ましい。
さらに、本発明による金属−セラミックス接合基板は、セラミックス基板の一方の面に金属板が接合するとともに他方の面に金属ベース部材が接合した金属−セラミックス接合基板において、金属ベース部材が平板状の本体部とこの本体部から隆起した隆起部とからなり、この隆起部にセラミックス基板の他方の面が接合し、金属ベース部材に溝部が形成され、この溝部が隆起部のまわりに延びていることを特徴とする。この場合、溝部が隆起部の全周にわたって延びているのが好ましい。
隆起部は、本体部から略垂直方向に隆起してもよいし、セラミックス基板に対して鋭角に隆起してもよい。
また、本発明による金属−セラミックス接合基板の製造方法は、セラミックス基板の一方の面に金属板が接合するとともに他方の面に金属ベース部材が接合した金属−セラミックス接合基板の製造方法において、セラミックス基板と金属ベース部材との接合面のまわりに段差が配置するように、金属ベース部材の一方の面に段差を設けることを特徴とする。
この金属−セラミックス接合基板の製造方法において、段差が、セラミックス基板と金属ベース部材との接合面の全周にわたって延びているのが好ましい。この段差を、セラミックス基板の他方の面に向かって隆起した隆起部を金属ベース部材に形成することによって設け、この隆起部にセラミックス基板を接合してもよいし、あるいは、この段差を、セラミックス基板の他方の面の外周に沿って延びる溝部を金属ベース部材に形成することによって設け、金属ベース部材の溝部に囲まれた部分にセラミックス基板を接合してもよい。あるいは、この段差を、セラミックス基板の他方の面に向かって隆起した隆起部とこの隆起部のまわりに延びる溝部とを金属ベース部材に形成することによって設け、隆起部にセラミックス基板を接合してもよい。また、溝部は、金属板および金属ベース部材をセラミックス基板に接合した後にセラミックス基板の周縁部付近を除いた金属ベース板の略全面にレジストを形成してエッチング処理を行うことによって形成するのが好ましい。さらに、金属板および金属ベース部材の少なくとも一方とセラミックス基板との間の接合を溶湯接合法によって行うのが好ましい。
本発明によれば、セラミックス基板の一方の面に金属板が接合するとともに他方の面に金属ベース部材が接合した金属−セラミックス接合基板において、セラミックス基板と金属ベース部材との接合面のまわりに段差を設けることにより、絶縁の信頼性とヒートサイクルに対する信頼性を向上させることができる。
また、本発明による金属−セラミックス接合基板では、同じ絶縁耐圧を維持しながら絶縁距離を小さくすることができるので、部品の小型化とコストを低減することができる。さらに、従来の金属−セラミックス接合基板と比べて、ヒートサイクル後の金属ベース板のクラックの発生を抑制することができるので、クラックの発生による放熱性の低下を防止することができる。
本発明による金属−セラミックス接合基板の実施の形態では、セラミックス基板の一方の面に回路用金属板が接合するとともに他方の面に放熱用金属ベース板が接合した金属−セラミックス接合基板において、セラミックス基板と金属ベース板との接合面のまわりに、この接合面の全周にわたって延びる段差が設けられている。
なお、セラミックス基板としては、AlN、Al、AiまたはSiCを主成分とする厚さ0.2〜1.0mm程度のセラミックス基板を使用するのが好ましい。このセラミックス基板の厚さが薄くなるほど金属−セラミックス接合基板の耐電圧やヒートサイクル性の向上の効果が大きくなる。また、金属板としては、電気特性や熱伝導性の観点から、アルミニウム、銅またはこれらの合金からなる金属板を使用するのが好ましい。
このような段差を設けた金属−セラミックス接合基板の実施の形態として、以下に説明する第1〜5の実施の形態の金属−セラミックス接合基板がある。以下、添付図面を参照して、本発明による金属−セラミックス接合基板およびその製造方法の実施の形態について詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明による金属−セラミックス接合基板の第1の実施の形態を示している。図1に示すように、本実施の形態の金属−セラミックス接合基板10は、略矩形の平板状のセラミックス基板12と、このセラミックス基板12の一方の面に接合し、セラミックス基板12より小さい略矩形の平板状の少なくとも1枚(図1では1枚のみを示す)の回路用金属板14と、セラミックス基板12の他方の面に接合した平面形状が略矩形の(厚さTの)放熱用金属ベース板16とから構成されている。本実施の形態では、金属ベース板16には、セラミックス基板12側の面から略垂直方向に所定の高さhだけ隆起し、セラミックス基板12より小さい平面形状が略矩形の隆起部16aが形成されており、この隆起部16aの上面にセラミックス基板12が接合している。このような構成により、セラミックス基板12と金属ベース板16との接合面のまわりに、この接合面の全周にわたって延びる段差が設けられている。
この実施の形態の金属−セラミックス接合基板10は、例えば、図2および図3に示す鋳型20を用意し、この鋳型20の内部にセラミックス基板12を配置させ、鋳型20の内部に金属溶湯を注湯してセラミックス基板12の両面に接触させた後に冷却して固化させることにより、セラミックス基板12の一方の面に回路用金属板14を接合するとともに他方の面に放熱用金属ベース板16を接合することによって製造することができる。
図2および図3に示すように、鋳型20は、平面形状が略矩形の好ましくはカーボンまたは多孔性金属などの通気性材料からなる下側鋳型部材22および上側鋳型部材24と、これらの鋳型部材間に配置された平面形状が略矩形の好ましくは金属材料からなる中間鋳型部材26とから構成されている。下側鋳型部材22の上面の略中央部には、セラミックス基板12と略等しい形状および大きさのセラミックス基板保持部22aとしての凹部が形成され、このセラミックス基板保持部22aの底面の略中央部には、回路用金属板14と略等しい形状および大きさの回路用金属板形成部22bとしての凹部が形成されている。中間鋳型部材26は、金属−セラミックス接合基板10の取り出しを可能にするために2つの部材からなり、これらを組み合わせた状態で略中央部に放熱用金属ベース板16の隆起部16aと略等しい形状および大きさの隆起部形成部26aとしての貫通穴が形成されるような形状を有する。この中間鋳型部材26は、強度の観点から金属材料からなるのが好ましいが、下側鋳型部材22と同様のカーボンや多孔性金属からなるものでもよい。また、上側鋳型部材24の内部には、放熱用金属ベース板16の隆起部16a以外の部分と略等しい形状および大きさの金属ベース板形成部24aが形成されている。なお、上側鋳型部材24には、金属溶湯を鋳型20内に注湯するための(図示しない)注湯口が形成されている。また、中間鋳型部材26および下側鋳型部材22には、金属ベース板形成部24aと回路用金属板形成部22bとの間に延びる(図示しない)溶湯流路が形成され、セラミックス基板保持部22a内にセラミックス基板12を収容したときにも金属ベース板形成部24aと回路用金属板形成部22bとの間が連通するようになっている。
この鋳型20の下側鋳型部材22のセラミックス基板保持部22a内にセラミックス基板12を収容し、下側鋳型部材22の上に中間鋳型部材26を配置し、その上に上側鋳型部材24を配置して固定した後、金属ベース板形成部24a内にアルミニウム溶湯などの金属溶湯を注湯し、溶湯流路を介して回路用金属板形成部22bまで金属溶湯を充填し、その後、冷却して金属溶湯を固化させることにより、図1に示すように、セラミックス基板12の一方の面に回路用金属板14が直接接合するとともに他方の面に放熱用金属ベース板16が直接接合した金属−セラミックス接合基板10が得られる。その後、回路用金属板14の上面に所定の回路パターンのレジストを形成してエッチング処理を行うことにより、所定の回路パターンの金属回路板を形成することができる。
[第2の実施の形態]
図4は、本発明による金属−セラミックス接合基板の第2の実施の形態を示している。図4に示すように、本実施の形態の金属−セラミックス接合基板110は、略矩形の平板状のセラミックス基板112と、このセラミックス基板112の一方の面に接合し、セラミックス基板112より小さい略矩形の平板状の少なくとも1枚(図4では1枚のみを示す)の回路用金属板114と、セラミックス基板112の他方の面に接合した平面形状が略矩形の(厚さTの)放熱用金属ベース板116とから構成されている。本実施の形態では、金属ベース板116の上面(セラミックス基板112側の面)には、セラミックス基板112の外周に沿って延びる深さdの溝部116bが形成されており、金属ベース板116の上面の溝部116bに囲まれた部分にセラミックス基板112が接合している。溝部116bは、セラミックス基板112の外周を跨るように形成されており、したがって、セラミックス基板112と金属ベース板116との間の接合面の面積は、セラミックス基板112よりも小さくなっている。このような構成により、セラミックス基板112と金属ベース板116との接合面のまわりに、この接合面の全周にわたって延びる段差が設けられている。
この実施の形態の金属−セラミックス接合基板110は、例えば、中間鋳型部材26を設けない以外は第1の実施の形態で使用した鋳型20と同様の図5に示す鋳型120を用意し、この鋳型120の内部にセラミックス基板112を配置させ、鋳型120の内部に金属溶湯を注湯してセラミックス基板112の両面に接触させた後に冷却して固化させることにより、セラミックス基板112の一方の面に回路用金属板114を接合するとともに他方の面に放熱用金属ベース板16を接合した後、図6に示すように、回路用金属板114の上面に所定の回路パターンの形状のレジスト118を形成するとともに、セラミックス基板112の周縁部付近を除いた金属ベース板116の略全面にレジスト118を形成し、その後、エッチング処理により溝部116bを形成することによって製造することができる。
[第3の実施の形態]
図7は、本発明による金属−セラミックス接合基板の第3の実施の形態を示している。図7に示すように、本実施の形態の金属−セラミックス接合基板210は、第1の実施の形態の金属−セラミックス接合基板10と第2の実施の形態の金属−セラミックス接合基板110を組み合わせた形状を有し、略矩形の平板状のセラミックス基板212と、このセラミックス基板212の一方の面に接合し、セラミックス基板212より小さい略矩形の平板状の少なくとも1枚(図7では1枚のみを示す)の回路用金属板214と、セラミックス基板212の他方の面に接合した平面形状が略矩形の(厚さTの)放熱用金属ベース板216とから構成されている。本実施の形態では、金属ベース板216には、セラミックス基板212側の面から略垂直方向に所定の高さhだけ隆起し、セラミックス基板212より小さい平面形状が略矩形の隆起部216aが形成されているとともに、この隆起部216aのまわりに深さdの溝部216bが形成されており、隆起部216aの上面にセラミックス基板212が接合している。このような構成により、セラミックス基板212と金属ベース板216との接合面のまわりに、この接合面の全周にわたって延びる段差が設けられている。
この実施の形態の金属−セラミックス接合基板210は、例えば、第1の実施の形態と同様の方法により、図2および図3に示す鋳型20を使用して、セラミックス基板212の一方の面に回路用金属板214を接合するとともに他方の面に放熱用金属ベース板216を接合した後、図8に示すように、回路用金属板214の上面に所定の回路パターンの形状のレジスト218を形成するとともに、セラミックス基板212の周縁部付近を除いた金属ベース板216の略全面にレジスト218を形成し、その後、エッチング処理により溝部216bを形成することによって製造することができる。
[第4の実施の形態]
図9は、本発明による金属−セラミックス接合基板の第4の実施の形態を示している。図9に示すように、本実施の形態の金属−セラミックス接合基板310は、隆起部16aの形状を隆起部316aの形状に代えた以外は第1の実施の形態の金属−セラミックス接合基板10と同様の形状を有し、略矩形の平板状のセラミックス基板312と、このセラミックス基板312の一方の面に接合し、セラミックス基板312より小さい略矩形の平板状の少なくとも1枚(図9では1枚のみを示す)の回路用金属板314と、セラミックス基板312の他方の面に接合した平面形状が略矩形の(厚さTの)放熱用金属ベース板316とから構成されている。本実施の形態では、金属ベース板316には、セラミックス基板312側の面から所定の高さhだけ隆起した平面形状が略矩形の隆起部316aが形成されており、この隆起部316aの上面にセラミックス基板312が接合している。セラミックス基板312と隆起部316aの間の接合面と隆起部316aの側面との間の角度θは鋭角(θ<90°)になっている。このような構成により、セラミックス基板312と金属ベース板316との接合面のまわりに、この接合面の全周にわたって延びる段差が設けられている。
この実施の形態の金属−セラミックス接合基板310は、第1の実施の形態と同様に、例えば、図10に示す鋳型320を用意し、この鋳型320の内部にセラミックス基板312を配置させ、鋳型320の内部に金属溶湯を注湯してセラミックス基板312の両面に接触させた後に冷却して固化させることにより、セラミックス基板312の一方の面に回路用金属板314を接合するとともに他方の面に放熱用金属ベース板316を接合することによって製造することができる。
図10に示すように、鋳型320は、隆起部形成部326aとしての貫通穴の形状以外は図2および図3に示す鋳型20と同様であり、中間鋳型部材326の平面形状が略矩形の好ましくはカーボンまたは多孔性金属などの通気性材料からなる下側鋳型部材322および上側鋳型部材324と、これらの鋳型部材間に配置された平面形状が略矩形の好ましくは金属材料からなる中間鋳型部材326とから構成されている。下側鋳型部材322の上面の略中央部には、セラミックス基板312と略等しい形状および大きさのセラミックス基板保持部322aとしての凹部が形成され、このセラミックス基板保持部322aの底面の略中央部には、回路用金属板314と略等しい形状および大きさの回路用金属板形成部322bとしての凹部が形成されている。中間鋳型部材326は、金属−セラミックス接合基板310の取り出しを可能にするために2つの部材からなり、これらを組み合わせた状態で略中央部に放熱用金属ベース板316の隆起部316aと略等しい形状および大きさの隆起部形成部326aとしての貫通穴が形成されるような形状を有する。この中間鋳型部材326は、強度の観点から金属材料からなるのが好ましいが、下側鋳型部材322と同様のカーボンや多孔性金属からなるものでもよい。また、上側鋳型部材324の内部には、放熱用金属ベース板316の隆起部316a以外の部分と略等しい形状および大きさの金属ベース板形成部324aが形成されている。なお、上側鋳型部材324には、金属溶湯を鋳型320内に注湯するための(図示しない)注湯口が形成されている。また、中間鋳型部材326および下側鋳型部材322には、金属ベース板形成部324aと回路用金属板形成部322bとの間に延びる(図示しない)溶湯流路が形成され、セラミックス基板保持部322a内にセラミックス基板312を収容したときにも金属ベース板形成部324aと回路用金属板形成部322bとの間が連通するようになっている。
この鋳型320の下側鋳型部材322のセラミックス基板保持部322a内にセラミックス基板312を収容し、下側鋳型部材322の上に中間鋳型部材326を配置し、その上に上側鋳型部材324を配置して固定した後、金属ベース板形成部324a内にアルミニウム溶湯などの金属溶湯を注湯し、溶湯流路を介して回路用金属板形成部322bまで金属溶湯を充填し、その後、冷却して金属溶湯を固化させることにより、図9に示すように、セラミックス基板312の一方の面に回路用金属板314が直接接合するとともに他方の面に放熱用金属ベース板316が直接接合した金属−セラミックス接合基板310が得られる。その後、回路用金属板314の上面に所定の回路パターンのレジストを形成してエッチング処理を行うことにより、所定の回路パターンの金属回路板を形成することができる。
[第5の実施の形態]
図11は、本発明による金属−セラミックス接合基板の第5の実施の形態を示している。図11に示すように、本実施の形態の金属−セラミックス接合基板410は、第4の実施の形態の金属−セラミックス接合基板310と第2の実施の形態の金属−セラミックス接合基板110を組み合わせた形状を有し、略矩形の平板状のセラミックス基板412と、このセラミックス基板412の一方の面に接合し、セラミックス基板412より小さい略矩形の平板状の少なくとも1枚(図11では1枚のみを示す)の回路用金属板414と、セラミックス基板412の他方の面に接合した平面形状が略矩形の(厚さTの)放熱用金属ベース板416とから構成されている。本実施の形態では、金属ベース板416には、セラミックス基板412側の面から所定の高さhだけ隆起した平面形状が略矩形の隆起部416aが形成されているとともに、この隆起部416aのまわりに深さdの溝部416bが形成されており、隆起部416aの上面にセラミックス基板212が接合している。第4の実施の形態と同様に、セラミックス基板412と隆起部416aの間の接合面と隆起部416aの側面との間の角度θは鋭角(θ<90°)になっている。このような構成により、セラミックス基板412と金属ベース板416との接合面のまわりに、この接合面の全周にわたって延びる段差が設けられている。
この実施の形態の金属−セラミックス接合基板410は、例えば、第4の実施の形態と同様の方法により、図10に示す鋳型320を使用して、セラミックス基板412の一方の面に回路用金属板414を接合するとともに他方の面に放熱用金属ベース板416を接合した後、図12に示すように、回路用金属板414の上面に所定の回路パターンの形状のレジスト418を形成するとともに、セラミックス基板412の周縁部付近を除いた金属ベース板416の略全面にレジスト418を形成し、その後、エッチング処理により溝部416bを形成することによって製造することができる。
なお、上記の第1〜5の実施の形態では、金属−セラミックス接合基板を溶湯法によって製造する場合について説明したが、本発明による金属−セラミックス接合基板は、ろう接法や直接接合法などの他の方法によって製造してもよい。すなわち、上記の第1〜5の実施の形態の金属−セラミックス接合基板の金属ベース板と同様の形状の金属ベース板を用意し、この金属ベース板と回路用金属板をろう接法や直接接合法などの他の方法によってセラミックス基板に接合してもよい。
また、上記の第1〜5の実施の形態では、放熱用金属ベース板の形状が略平板状であり、そのセラミックス基板と反対側の面(裏面)が平面状であったが、本発明による金属−セラミックス接合基板では、裏面にフィンが形成されたフィン付ベース板や内部に水冷用の水路が設けられた水冷ベース板などを放熱用金属ベース板として使用してもよい。このような金属ベース板を使用しても、上記の第1〜5の実施の形態と同様の効果が得られる。また、上記の第1〜5の実施の形態では、回路用金属板が1枚の場合について図示して説明したが、回路用金属板が複数の場合でも同様の効果が得られる。
[実施例1]
第1の実施の形態の金属−セラミックス接合基板の製造方法と同様の方法により、36mm×40mm×0.635mmの窒化アルミニウム基板の一方の面に厚さ0.4mmの3枚のアルミニウム板をいわゆる縁面距離(アルミニウム板が接合した側の窒化アルミニウム基板の端部と、アルミニウム板と窒化アルミニウム基板の接合面の端部との間の距離)D(図1を参照)が1.5mmになるように接合するとともに、他方の面に厚さ5mmで隆起部の高さ0.4mmのアルミニウムベース板を接合し、第1の実施の形態の金属−セラミックス接合基板と同様の形状の金属−セラミックス接合基板を得た。この金属−セラミックス接合基板のアルミニウム板とアルミニウムベース板にそれぞれ電極を設け、大気中でこれらの電極の間に印加する交流電圧を徐々に上げて0.5mA上のリーク電流が流れたときの電圧を耐電圧として測定したところ、耐電圧は2.5kV以上であった。また、20℃×10分→−40℃×30分→20℃×10分→125℃×30分を1サイクルとするヒートサイクルを3000回行った後に、窒化アルミニウム基板の下側のアルミニウムベース板に長さ1mmの亀裂が生じ、同様のヒートサイクルを5000回行った後に長さ3mmの亀裂が生じた。
[実施例2]
第2の実施の形態の金属−セラミックス接合基板の製造方法と同様の方法により、36mm×40mm×0.635mmの窒化アルミニウム基板の一方の面に厚さ0.4mmの3枚のアルミニウム板を縁面距離が1.5mmになるように接合するとともに、他方の面に厚さ5mmのアルミニウムベース板を接合した後、レジストを形成し、エッチング処理により深さ0.5mmの溝部を形成し、第2の実施の形態の金属−セラミックス接合基板と同様の形状の金属−セラミックス接合基板を得た。この金属−セラミックス接合基板について、実施例1と同様の方法により耐電圧を測定したところ、耐電圧は2.5kV以上であった。また、実施例1と同様のヒートサイクルを3000回行った後に、窒化アルミニウム基板の下側のアルミニウムベース板に長さ1mmの亀裂が生じ、5000回行った後に長さ3mmの亀裂が生じた。
[実施例3]
第3の実施の形態の金属−セラミックス接合基板の製造方法と同様の方法により、36mm×40mm×0.635mmの窒化アルミニウム基板の一方の面に厚さ0.4mmの3枚のアルミニウム板を縁面距離が1.5mmになるように接合するとともに、他方の面に厚さ5mmで隆起部の高さ0.4mmのアルミニウムベース板を接合した後、レジストを形成し、エッチング処理により深さ0.5mmの溝部を形成し、第3の実施の形態の金属−セラミックス接合基板と同様の形状の金属−セラミックス接合基板を得た。この金属−セラミックス接合基板について、実施例1と同様の方法により耐電圧を測定したところ、耐電圧は2.5kV以上であった。また、実施例1と同様のヒートサイクルを3000回行った後に、窒化アルミニウム基板の下側のアルミニウムベース板に亀裂が確認されず、5000回行った後に長さ1mmの亀裂が生じた。
[実施例4]
第4の実施の形態の金属−セラミックス接合基板の製造方法と同様の方法により、36mm×40mm×0.635mmの窒化アルミニウム基板の一方の面に厚さ0.4mmの3枚のアルミニウム板を縁面距離が1.5mmになるように接合するとともに、他方の面に厚さ5mmで隆起部の高さ0.4mmのアルミニウムベース板を接合し、第4の実施の形態の金属−セラミックス接合基板と同様の形状の金属−セラミックス接合基板を得た。この金属−セラミックス接合基板について、実施例1と同様の方法により耐電圧を測定したところ、耐電圧は2.5kV以上であった。また、実施例1と同様のヒートサイクルを3000回行った後に、窒化アルミニウム基板の下側のアルミニウムベース板に亀裂が確認されず、5000回行った後に長さ1mmの亀裂が生じた。
[実施例5]
第5の実施の形態の金属−セラミックス接合基板の製造方法と同様の方法により、36mm×40mm×0.635mmの窒化アルミニウム基板の一方の面に厚さ0.4mmの3枚のアルミニウム板を縁面距離が1.5mmになるように接合するとともに、他方の面に厚さ5mmで隆起部の高さ0.4mmのアルミニウムベース板を接合した後、レジストを形成し、エッチング処理により深さ0.5mmの溝部を形成し、第4の実施の形態の金属−セラミックス接合基板と同様の形状の金属−セラミックス接合基板を得た。この金属−セラミックス接合基板について、実施例1と同様の方法により耐電圧を測定したところ、耐電圧は2.5kV以上であった。また、実施例1と同様のヒートサイクルを3000回行った後に、窒化アルミニウム基板の下側のアルミニウムベース板に亀裂が確認されず、5000回行った後にも亀裂が確認されなかった。
[実施例6]
窒化アルミニウム基板の厚さを0.3mmとした以外は実施例3と同様の方法により、第3の実施の形態の金属−セラミックス接合基板と同様の形状の金属−セラミックス接合基板を得た。この金属−セラミックス接合基板について、実施例1と同様の方法により耐電圧を測定したところ、耐電圧は2.5kV以上であった。また、実施例1と同様のヒートサイクルを3000回行った後に、窒化アルミニウム基板の下側のアルミニウムベース板に亀裂が確認されず、5000回行った後に長さ1mmの亀裂が生じた。
[比較例]
図5に示すような鋳型を使用して、実施例1〜6と同様に溶湯法によって、図13に示すように、36mm×40mm×0.635mmの窒化アルミニウム基板512の一方の面に厚さ0.4mmの3枚(図13では1枚のみを示す)のアルミニウム板514を接合するとともに、他方の面に厚さ5mmのアルミニウムベース板516を接合した。得られた金属−セラミックス接合基板について、実施例1と同様の方法により耐電圧を測定したところ、耐電圧は2.0kV弱であった。また、実施例1と同様のヒートサイクルを3000回行った後に、窒化アルミニウム基板の下側のアルミニウムベース板に長さ3mmの亀裂が生じた。
このように、比較例では、耐電圧は2.0kV弱に過ぎなかったが、実施例1〜6では、いずれも耐電圧は2.5kV以上であった。また、比較例では、ヒートサイクル3000回後に窒化アルミニウム基板の下側のアルミニウムベース板に長さ3mmの亀裂が生じたが、実施例1および2では、ヒートサイクル3000回後の亀裂の長さは1mmに過ぎず、実施例3〜6では、ヒートサイクル3000回後にも亀裂が確認されなかった。さらに、実施例1および2では、ヒートサイクル5000回後でなければ亀裂の長さは3mmにならず、実施例3、4および6では、ヒートサイクル5000後の亀裂の長さは1mmに過ぎず、実施例5では、ヒートサイクル5000回後にも亀裂が確認されなかった。
本発明による金属−セラミックス接合基板の第1の実施の形態を示す図であり、図1(a)はその金属−セラミックス接合基板の平面図、図1(b)は図1(a)のB−B線断面図である。 図1の金属−セラミックス接合基板を製造するために使用する鋳型の断面図である。 図2の鋳型の組立前の状態を示す斜視図である。 本発明による金属−セラミックス接合基板の第2の実施の形態を示す断面図である。 図4の金属−セラミックス接合基板を製造するために使用する鋳型の断面図である。 図4の金属−セラミックス接合基板を製造するためにレジストを形成した状態を示す断面図である。 本発明による金属−セラミックス接合基板の第3の実施の形態を示す断面図である。 図7の金属−セラミックス接合基板を製造するためにレジストを形成した状態を示す断面図である。 本発明による金属−セラミックス接合基板の第4の実施の形態を示す断面図である。 図9の金属−セラミックス接合基板を製造するために使用する鋳型の断面図である。 本発明による金属−セラミックス接合基板の第5の実施の形態を示す断面図である。 図11の金属−セラミックス接合基板を製造するためにレジストを形成した状態を示す断面図である。 比較例で製造した金属−セラミックス接合基板を示す断面図である。
符号の説明
10、110、210、310、410、510 金属−セラミックス接合基板
12、112、212、312、412 セラミックス基板
14、114、214、314、414 回路用金属板
16、116、216、316、416 放熱用金属ベース板
16a、216a、316a、416a 隆起部
116b、216b、416b 溝部
118、218、418 レジスト
20、120、320 鋳型
22、322 下側鋳型部材
22a、322a セラミックス基板保持部
22b、322b 回路用金属板形成部
24、324 上側鋳型部材
24a、324a 金属ベース板形成部
26、326 中間鋳型部材
26a、326a 隆起部形成部
512 窒化アルミニウム基板
514 アルミニウム板
516 アルミニウムベース板

Claims (21)

  1. セラミックス基板の一方の面に金属板が接合するとともに他方の面に金属ベース部材が接合した金属−セラミックス接合基板において、セラミックス基板と金属ベース部材との接合面のまわりに段差を設けたことを特徴とする、金属−セラミックス接合基板。
  2. 前記段差が、前記接合面の全周にわたって延びていることを特徴とする、請求項1に記載の金属−セラミックス接合基板。
  3. 前記段差が、前記セラミックス基板の他方の面に向かって隆起した隆起部を前記金属ベース部材に形成することによって設けられ、この隆起部に前記セラミックス基板が接合していることを特徴とする、請求項1または2に記載の金属−セラミックス接合基板。
  4. 前記段差が、前記セラミックス基板の他方の面の外周に沿って延びる溝部を前記金属ベース部材に形成することによって設けられ、前記金属ベース部材の溝部に囲まれた部分に前記セラミックス基板が接合していることを特徴とする、請求項1または2に記載の金属−セラミックス接合基板。
  5. 前記段差が、前記セラミックス基板の他方の面に向かって隆起した隆起部とこの隆起部のまわりに延びる溝部とを前記金属ベース部材に形成することによって設けられ、隆起部に前記セラミックス基板が接合していることを特徴とする、請求項1または2に記載の金属−セラミックス接合基板。
  6. 前記隆起部が、前記金属ベース部材の前記セラミックス基板側の面から略垂直方向に隆起していることを特徴とする、請求項3または5に記載の金属−セラミックス接合基板。
  7. 前記隆起部が、前記セラミックス基板に対して鋭角に隆起していることを特徴とする、請求項3または5に記載の金属−セラミックス接合基板。
  8. セラミックス基板の一方の面に金属板が接合するとともに他方の面に金属ベース部材が接合した金属−セラミックス接合基板において、金属ベース部材が平板状の本体部とこの本体部から隆起した隆起部とからなり、この隆起部にセラミックス基板の他方の面が接合していることを特徴とする、金属−セラミックス接合基板。
  9. セラミックス基板の一方の面に金属板が接合するとともに他方の面に金属ベース部材が接合した金属−セラミックス接合基板において、金属ベース部材に溝部が形成され、この溝部がセラミックス基板の他方の面の外周に沿って延びていることを特徴とする、金属−セラミックス接合基板。
  10. 前記溝部が前記セラミックス基板の他方の面の全周にわたって延びていることを特徴とする、請求項9に記載の金属−セラミックス接合基板。
  11. セラミックス基板の一方の面に金属板が接合するとともに他方の面に金属ベース部材が接合した金属−セラミックス接合基板において、金属ベース部材が平板状の本体部とこの本体部から隆起した隆起部とからなり、この隆起部にセラミックス基板の他方の面が接合し、金属ベース部材に溝部が形成され、この溝部が隆起部のまわりに延びていることを特徴とする、金属−セラミックス接合基板。
  12. 前記溝部が前記隆起部の全周にわたって延びていることを特徴とする、請求項11に記載の金属−セラミックス接合基板。
  13. 前記隆起部が、前記本体部から略垂直方向に隆起していることを特徴とする、請求項8または11に記載の金属−セラミックス接合基板。
  14. 前記隆起部が、前記セラミックス基板に対して鋭角に隆起していることを特徴とする、請求項8または11に記載の金属−セラミックス接合基板。
  15. セラミックス基板の一方の面に金属板が接合するとともに他方の面に金属ベース部材が接合した金属−セラミックス接合基板の製造方法において、セラミックス基板と金属ベース部材との接合面のまわりに段差が配置するように、金属ベース部材の一方の面に段差を設けることを特徴とする、金属−セラミックス接合基板の製造方法。
  16. 前記段差が、前記接合面の全周にわたって延びていることを特徴とする、請求項15に記載の金属−セラミックス接合基板の製造方法。
  17. 前記段差が、前記セラミックス基板の他方の面に向かって隆起した隆起部を前記金属ベース部材に形成することによって設けられ、この隆起部に前記セラミックス基板が接合していることを特徴とする、請求項15または16に記載の金属−セラミックス接合基板の製造方法。
  18. 前記段差が、前記セラミックス基板の他方の面の外周に沿って延びる溝部を前記金属ベース部材に形成することによって設けられ、前記金属ベース部材の溝部に囲まれた部分に前記セラミックス基板が接合していることを特徴とする、請求項15または16に記載の金属−セラミックス接合基板の製造方法。
  19. 前記段差が、前記セラミックス基板の他方の面に向かって隆起した隆起部とこの隆起部のまわりに延びる溝部とを前記金属ベース部材に形成することによって設けられ、隆起部に前記セラミックス基板が接合していることを特徴とする、請求項15または16に記載の金属−セラミックス接合基板の製造方法。
  20. 前記溝部は、前記金属板および前記金属ベース部材を前記セラミックス基板に接合した後に前記セラミックス基板の周縁部付近を除いた前記金属ベース板の略全面にレジストを形成してエッチング処理を行うことによって形成されることを特徴とする、請求項19に記載の金属−セラミックス接合基板の製造方法。
  21. 前記金属板および前記金属ベース部材の少なくとも一方と前記セラミックス基板との間の接合が溶湯接合法によって行われることを特徴とする、請求項15乃至20のいずれかに記載の金属−セラミックス接合基板の製造方法。

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