JP2005116277A - 電線付端子の挿入方法及び挿入装置 - Google Patents

電線付端子の挿入方法及び挿入装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 コネクタハウジングに電線付端子を確実に、且つ簡単、容易に挿入することができ、更に、製造されるコネクタのコストを低減させることができる電線付端子の挿入方法及び挿入装置を提供する。
【解決手段】 電線2の端部に電気的に接続された電線付端子1の先端部を仮挿入治具13によりコネクタハウジング5に仮挿入した後、本挿入治具15により電線2をコネクタハウジング5に向けて押し込み、仮挿入された電線付端子1をコネクタハウジング5に本挿入する電線付端子1の挿入方法において、前記本挿入治具15として前記電線2を挟持する複数の無端状ベルト27を有する無限軌道式押込機を使用し、これにより前記電線2をコネクタハウジング5に向けて押し込み、仮挿入された電線付端子1を前記コネクタハウジング5に本挿入する。
【選択図】 図3

Description

本発明は電線の端部に電気的に接続された電線付端子をコネクタハウジングに挿入するための電線付端子の挿入方法及び挿入装置に関するものである。
従来、電線の端部に圧着等により電気的に接続された電線付端子をコネクタハウジングに挿入する方法としては、電線押し込み方法と端子押し込み方法の2種類の方法がある。
前者の方法は、図4(a)に示すように、電線2の端部に圧着等により電気的に接続された電線付端子1を仮挿入治具3で挟持し、電線2を本挿入治具4で挟持する。次に、図4(b)に示すように、仮挿入治具3を前進させて、仮挿入治具3により電線付端子1の先端部をコネクタハウジング5の端子収容室6に仮挿入し、電線付端子1が仮挿入された状態で、仮挿入治具3による電線付端子1の挟持を外す(図示例では、更に仮挿入治具3を上方へ退避させる)。次に、図4(c)に示すように、本挿入治具4を前進させて、これに挟持された電線2をコネクタハウジング5に向けて押し込み、仮挿入された電線付端子1をコネクタハウジング5の端子収容室6に本挿入する方法である(特許文献1参照)。
後者の方法は、図5(b)に示すように、本挿入治具4として前部に棒状押圧子7が設けられ、後方の保持部8で保持されたもの、また、電線付端子1として後端部に小さな突起9が設けられたものを使用する。
そして、図5(a)に示すように、電線付端子1を仮挿入治具3で挟持する。次に、図5(b)に示すように、仮挿入治具3を前進させて、仮挿入治具3により電線付端子1の先端部をコネクタハウジング5の端子収容室6に仮挿入し、電線付端子1が仮挿入された状態で、仮挿入治具3による電線付端子1の挟持を外す(図示例では、更に仮挿入治具3を上方へ退避させる)。そして、本挿入治具4の棒状押圧子7の先端が電線付端子1の突起9に当接するように、本挿入治具4を位置決め配置する。次に、図5(c)に示すように、保持部8を固定させ、本挿入治具4だけを前進させ、棒状押圧子7の先端で電線付端子1の突起9を押し込んで、本挿入治具4により仮挿入された電線付端子1をコネクタハウジング5の端子収容室6に本挿入する方法である。更に、本挿入治具4の上端部に取り付けられたセンサ10で、本挿入治具4の前進移動量、即ち、電線付端子1の本挿入押し込み量を測定し、電線付端子1が端子収容室6の所定部位まで確実に挿入されているかどうか、挿入の適否を判断できるようになっている(特許文献1参照)。
特開平9−115642号公報(発明の詳細な説明の項の段落番号0002、0022乃至0024、0029、図3(a)乃至(c)、図5(a)乃至(c))
前者の電線付端子1の挿入方法(図4(a)乃至(c))は、電線付端子1を仮挿入した後、本挿入するために、本挿入治具4により前記電線をコネクタハウジング5に向けて押し込んだとき、該端子1が端子収容室6内で引っ掛かる等して押し込みが停滞し、図4(c)に示すように、該端子1と本挿入治具4の電線挟持部分との間における電線2に、電線2がU字状に折れ曲がる腰折部11が生じることがある。この腰折部11は電線2が細くなるほど生じ易くなる。このように腰折部11が生じると、電線付端子1の挿入が中途半端になり、接続不良を引き起こすことになる。
これに対して、後者の電線付端子1の挿入方法(図5(a)乃至(c))は、電線付端子1を本挿入する際、電線付端子1の方を押し込むので、電線2に腰折部11が生じず、前者の挿入方法による問題点は解消する。
しかしながら、電線付端子1の後端部に新たに突起9を設ける必要があるので、その分、電線付端子1の製造工数が増える。また、本挿入治具4をその棒状押圧子7が電線付端子1の小さな突起9に正確に当接するように位置決め制御しなければならず、電線付端子1の本挿入作業が煩雑になる。このため、コネクタハウジング5に電線付端子1を挿入してコネクタを製造するコストが高くなるという問題がある。
本発明は上記の課題を解決し、コネクタハウジングに電線付端子を確実に、且つ簡単、容易に挿入することができ、更に、製造されるコネクタのコストを低減させることができる電線付端子の挿入方法及び挿入装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に記載された発明は、電線の端部に電気的に接続された電線付端子の先端部を仮挿入治具によりコネクタハウジングに仮挿入した後、本挿入治具により電線をコネクタハウジングに向けて押し込み、仮挿入された電線付端子をコネクタハウジングに本挿入する電線付端子の挿入方法において、前記本挿入治具として前記電線を挟持する複数の無端状ベルトを有する無限軌道式押込機を使用し、これにより前記電線をコネクタハウジングに向けて押し込み、仮挿入された電線付端子を前記コネクタハウジングに本挿入することを特徴とするものである。
本発明の請求項2に記載された発明は、請求項1記載の電線付端子の挿入方法において、前記電線付端子をコネクタハウジングに本挿入した後、本挿入治具である無限軌道式押込機を逆転させて電線に押し込み方向と逆方向の張力を付与することを特徴とするものである。
本発明の請求項3に記載された発明は、電線の端部に電気的に接続された電線付端子を挟持する挟持部を有し、電線付端子の先端部をコネクタハウジングに仮挿入する仮挿入治具と、電線をコネクタハウジングに向けて押し込み、仮挿入された電線付端子を本挿入する本挿入治具とを備えた電線付端子の挿入装置において、前記本挿入治具が前記電線を挟持する複数の無端状ベルトを有する無限軌道式押込機からなり、仮挿入治具の近傍に配設されていることを特徴とするものである。
本発明の請求項1に記載された電線付端子の挿入方法によると、電線付端子近傍の電線を本挿入治具である無限軌道式押込機の無端状ベルトで従来のものよりも長い距離挟持することが可能になる。従って、電線付端子を仮挿入した後、本挿入するために、電線をコネクタハウジングに向けて押し込んだとき、万一、該端子が端子収容室内で引っ掛かる等しても、電線付端子と本挿入治具間の電線に腰折部が生じず、電線付端子を押し込み停滞させることなく、円滑に、且つ端子収容室の所定部位まで確実に挿入することができ、電線付端子の接続不良を防止することができる。
また、電線付端子の後端部に該端子を押し込むための突起を設ける必要がなくなるので、電線付端子の構造が簡単になり、製造工数を減らすことができる。
更に、該突起が不要になるので、電線付端子をコネクタハウジングに本挿入するために、本挿入治具を電線付端子に対して正確に位置決め制御する必要がなく、本挿入治具で前記電線を押し込むだけの作業で済むから、仮挿入された電線付端子の本挿入作業を簡単、容易に行うことができる。その結果、コネクタハウジングに電線付端子を挿入してコネクタを製造するためのコストを低減させることができる。
本発明の請求項2に記載された電線付端子の挿入方法によると、本挿入治具である無限軌道式押込機を逆転させ、電線に押し込み方向と逆方向の張力を付与してコネクタハウジングに挿入された電線付端子が抜けるかどうかを調べるだけで電線付端子の挿入状態の適否を簡単に判断することができる。従って、従来のような高精度、高価格のセンサを正確に位置決め調整して本挿入治具の押し込み量を測定する必要がなくなり、電線付端子1の挿入適否の判断を能率よく的確に行うことができる。
本発明の請求項3に記載された電線付端子の挿入装置によると、本挿入治具が無限軌道式押込機で構成されているため、本挿入治具をコネクタハウジングに近接した位置で電線を無端状ベルトで挟持し、該ベルトを移動させて電線を押し込むことが可能になる。従って、電線の挟持及び押し込み動作が確実で安定し、電線付端子の挿入ミスが少なくなって、挿入装置の性能及び稼働率を高めることができる。更に、本挿入治具は構造簡単で容易に製作できるほか、市販の無限軌道式引取機を無限軌道式押込機として代替利用することも可能なので、本挿入装置を安く製造することができる。
次に、本発明の実施形態を図面により詳細に説明する。図1は本発明に係る電線付端子の挿入装置の一実施形態を示す概要図である。なお、従来技術と同じ構成のものには同一符号を用いている。
本挿入装置は、電線2の端部に電気的に接続された電線付端子1の先端部をコネクタハウジング5(図3参照)に仮挿入する仮挿入治具13と、電線2をコネクタハウジング5に向けて押し込み、仮挿入された電線付端子1を本挿入する本挿入治具15とを備える。
仮挿入治具13は、図2に示すように、固定挟持片19と、この側面に当接、離反可能に対向して配置され、固定挟持片19に当接して電線付端子1の後部を挟持すると共に、固定挟持片19から離反して電線付端子1の挟持を開放する可動挟持片21と、固定挟持片19に設けられ、可動挟持片21を固定挟持片19に対して当接、離反させるように往復移動させる流体圧シリンダ、電磁マグネット等のアクチュエータ23とからなり、電線付端子1を挟持する挟持部17を有する。この挟持部17は、本挿入治具15で電線付端子1をコネクタハウジング5に本挿入するために、該ハウジング5に向けて押し込む際、アクチュエータ23で可動挟持片21を固定挟持片19から離反させ、電線付端子1の挟持を開放し得るようになっている。25は前記固定挟持片19と可動挟持片21の対向する内側面に形成された電線付端子挟持用の凹溝である。
なお、仮挿入治具13の挟持部17又は仮挿入治具13自体は、電線付端子1の挟持開放後、又は挟持開放と同時に、上方に退避させるように構成してもよい。また、挟持部17は、固定挟持片19と可動挟持片21との組み合わせではなく、可動挟持片21同士の組み合わせにより構成してもよい。
仮挿入治具13はコネクタハウジング5の後方に、これに対して、本挿入治具15と共に前後、上下及び左右方向に任意距離移動できるように、共通の可動ベース(図示せず)に配設されている。仮挿入治具13を使用する場合には、仮挿入治具13の挟持部17を開いて可動挟持片21を固定挟持片19から離反させ、固定挟持片19と可動挟持片21の凹溝25に電線付端子1を嵌合させ、アクチュエータ23を作動させ、可動挟持片21を固定挟持片19に当接させて挟持部17を閉じ、電線付端子1の後部を挟持する。その後、仮挿入治具13を前進させて、電線付端子1の先端部をコネクタハウジング5の任意の端子収容室6に仮挿入する。
本挿入治具15は、図1に示すように、電線付端子近傍の電線2を挟持する複数、図示のものでは、一対(2個)の可撓性を有するゴムベルト、チェーン等で形成された無端状ベルト27と、前方に配置される駆動プーリ31、後方に駆動プーリ31から離間して配置される従動プーリ33並びに駆動プーリ及び従動プーリを連結する連結部材39で構成され、駆動プーリ31及び従動プーリ33に跨って、その外周に掛け回された無端状ベルト27を前後方向に移動可能に支持するベルト支持部29と、その駆動プーリ31に伝道手段(図示せず)を介し連結されて、駆動プーリ31を回転駆動させ、無端状ベルト27を前後方向に移動させる電動モータ、流体圧駆動モータ等の駆動源35と、一対の無端状ベルト27による電線挟持力を増減調節する挟持力調整手段37とを有する無限軌道式押込機からなり、仮挿入治具13の後部近傍に隣接して配設される。
各挟持力調整手段37は、ベルト支持部29の連結部材39に平行で、無端状ベルト27の電線の押し込み方向(連結部材39の長手方向)に垂直な方向の外方に設けられた支持部材41と、連結部材39の長手方向のほぼ中央部、即ち、駆動プーリ31と従動プーリ33間のほぼ中央部における連結部材39と支持部材41との間に設けられた圧縮用のコイルばね43と、支持部材41に螺着されてコイルばね43を押圧することにより、ベルト支持部29を介して無端状ベルト27を電線2に押し付ける挟持力を増減調節する調整ナット45とから構成される。そして、調整ナット45を締め付けると、コイルばね43が圧縮して電線2の挟持力が大きくなり、無端状ベルト27と電線2の摩擦力が増し、両者間のスリップ量が減少して、電線2の押し込み力が大きくなる。一方、調整ナット45を緩めると、コイルばね43が伸長して電線2の挟持力が小さくなり、無端状ベルト27と電線2の摩擦力が減少し、両者間のスリップが増えて、電線2の押し込み力が小さくなる。
なお、駆動源35を逆転させて無端状ベルト27を後方に移動させ、電線2に押し込み力と逆方向の張力を付与し、コネクタハウジング5に本挿入された電線付端子1が抜けるかどうかを調べて、電線付端子の挿入状態の適否を判断する場合、挟持力調整手段37により電線2の挟持力を調整しておくと、電線付端子1の引抜力が過大になったときには、無端状ベルト27がスリップして、引抜力が過大になるのを抑えることができる。従って、コネクタハウジング5に本挿入されてロックされた電線付端子1を傷めることがなく、電線付端子1の挿入不良、端子ロック不備を確実に検出することができる。
本挿入治具15が無限軌道式押込機で構成されていることにより、本挿入治具15をコネクタハウジング5に近接した位置で電線2を無端状ベルト27で挟持し、該ベルト27を移動させて電線2を押し込むことが可能になる。従って、電線2の挟持及び押し込み動作が確実で安定し、電線付端子1の挿入ミスが少なくなって、挿入装置の性能及び稼働率を高めることができる。更に、本挿入治具15は構造簡単で容易に製作できるほか、市販の無限軌道式引取機を無限軌道式押込機として代替利用することも可能なので、本挿入装置を安く製造することができる。
次に、本発明に係る電線付端子1の挿入方法の一実施形態を、例えば、上記電線付端子1の挿入装置を用い、図3に基づいて説明する。先ず図3(a)に示すように、本挿入治具15の一対の無端状ベルト27及び仮挿入治具13の挟持部17を開いて、これら治具15、13に電線付端子1を通し、仮挿入治具13の挟持部17を閉じて電線付端子1の後部を仮挿入治具13で挟持する。
次に、図3(b)に示すように、仮挿入治具13を本挿入治具15と共に、コネクタハウジング5の所定の端子収容室6に対向するように、上下、左右に移動させながら前進させ、仮挿入治具13により電線付端子1の先端部をコネクタハウジング5の所定の端子収容室6に仮挿入する。そして、電線付端子1が仮挿入された状態で、仮挿入治具13の挟持部17を開き、電線付端子1の挟持を外して、仮挿入治具13(挟持部17)を上方に退避させる。
次に、図3(c)に示すように、本挿入治具15の一対の無端状ベルト27を閉じて電線付端子近傍の電線2に当接させ、挟持力調整手段37により、適切な挟持力で電線2に押し付け、電線2を挟持する。次いで、駆動源35を正転駆動させて無端状ベルト27を前方、即ち、コネクタハウジング5に向けて移動させ、電線2をコネクタハウジング5に向けて押し込み、仮挿入された電線付端子1を端子収容室6の奥側の所定部位まで本挿入して、端子収容室6内に設けられた係止突起47に係止させロックさせることにより、電線付端子1の本挿入を終了する。
上記したように、本発明の挿入方法によると、電線付端子近傍の電線2を本挿入治具15である無限軌道式押込機の無端状ベルト27で従来のものよりも長い距離挟持することが可能になる。従って、電線付端子1を仮挿入した後、本挿入するために、電線2をコネクタハウジング5に向けて押し込んだとき、万一、該端子1が端子収容室6内で引っ掛かる等しても、電線付端子1と本挿入治具15間の電線2に腰折部が生じず、電線付端子1を押し込み停滞させることなく、円滑に、且つ端子収容室6の所定部位まで確実に挿入することができ、電線付端子1の接続不良を防止することができる。
また、電線付端子1の後端部に該端子1を押し込むための突起を設ける必要がなくなるので、電線付端子1の構造が簡単になり、製造工数を減らすことができる。
更に、該突起が不要になるので、電線付端子1をコネクタハウジング5に本挿入するために、本挿入治具15を電線付端子1に対して正確に位置決め制御する必要がなく、本挿入治具15で前記電線2を押し込むだけの作業で済むから、仮挿入された電線付端子1の本挿入作業を簡単、容易に行うことができる。その結果、コネクタハウジング5に電線付端子1を挿入してコネクタを製造するためのコストを低減させることができる。
なお、上記したようにして電線付端子1の本挿入を終了した後、図3(d)に示すように、本挿入治具(無限軌道式押込機)15の無端状ベルト27で電線2を挟持した状態で、本挿入治具15を逆転させ、電線2に押し込み方向と逆方向の張力を付与するようにしてもよい。
このように、本挿入治具15を逆転させ、電線2に押し込み方向と逆方向の張力を付与してコネクタハウジング5に挿入された電線付端子1が抜けるかどうかを調べるだけで電線付端子1の挿入状態の適否を簡単に判断することができる。従って、従来のような高精度、高価格のセンサを正確に位置決め調整して本挿入治具の押し込み量を測定する必要がなくなり、電線付端子1の挿入適否の判断を能率よく的確に行うことができる。
上記のようにして、電線付端子1のコネクタハウジング5への本挿入及び挿入適否判断作業が終了した後、本挿入治具15の無端状ベルト27を開いて電線部2を外し、本挿入治具15を仮挿入治具13と共に、電線付端子1を仮挿入治具13で挟持する初期作業位置(図3(a)に示す作業を行う位置)まで戻す。また、上方に退避させた仮挿入治具13を元の位置まで降ろして、次に電線付端子1の挿入作業に備える。
なお、上記した電線付端子1の挿入方法では、図3(c)に示したように、電線付端子1を本挿入するときに、本挿入治具15の無端状ベルト27を閉じで電線2を挟持するようにしたが、図3(a)(b)に示すように、電線付端子1を仮挿入治具13で挟持する前から、電線付端子1を仮挿入治具13で挟持した後、コネクタハウジング5への仮挿入が終了するまでの間で無端状ベルト27を閉じて電線2を挟持するようにしてもよい。
本発明に係る電線付端子の挿入装置の一実施形態を示す概要図である。 図1における挿入装置の仮挿入治具の挟持部を示す左側面図である。 本発明に係る電線付端子の挿入方法の一実施形態を示すもので、(a)は電線付端子をコネクタハウジングに挿入する前に仮挿入治具で挟持する状態の概要説明図、(b)は電線付端子をコネクタハウジングに仮挿入する状態の概要説明図、(c)は電線付端子をコネクタハウジングに本挿入する状態の概要説明図、(d)は電線付端子の挿入適否判断作業を行う状態の概要説明図である。 従来の電線付端子の挿入方法を示すもので、(a)は電線付端子をコネクタハウジングに挿入する前に仮挿入治具で挟持する状態の概要説明図、(b)は電線付端子をコネクタハウジングに仮挿入する状態の概要説明図、(c)は電線付端子をコネクタハウジングに本挿入する状態の概要説明図である。 図4に示す挿入方法とは異なる従来の挿入方法を示すもので、(a)は電線付端子をコネクタハウジングに挿入する前に仮挿入治具で挟持する状態の概要説明図、(b)は電線付端子をコネクタハウジングに仮挿入する状態の概要説明図、(c)は電線付端子をコネクタハウジングに本挿入する状態の概要説明図である。
符号の説明
1 電線付端子
2 電線
5 コネクタハウジング
6 端子収容室
13 仮挿入治具
15 本挿入治具
17 挟持部
19 固定挟持片
21 可動挟持片
23 アクチュエータ
25 凹溝
27 無端状ベルト
29 ベルト支持部
31 駆動プーリ
33 従動プーリ
35 駆動源
37 挟持力調整手段
39 連結部材
41 支持部材
43 コイルばね
45 調整ナット
47 係止突起

Claims (3)

  1. 電線の端部に電気的に接続された電線付端子の先端部を仮挿入治具によりコネクタハウジングに仮挿入した後、本挿入治具により電線をコネクタハウジングに向けて押し込み、仮挿入された電線付端子をコネクタハウジングに本挿入する電線付端子の挿入方法において、前記本挿入治具として前記電線を挟持する複数の無端状ベルトを有する無限軌道式押込機を使用し、これにより前記電線をコネクタハウジングに向けて押し込み、仮挿入された電線付端子を前記コネクタハウジングに本挿入することを特徴とする電線付端子の挿入方法。
  2. 前記電線付端子をコネクタハウジングに本挿入した後、本挿入治具である無限軌道式押込機を逆転させて電線に押し込み方向と逆方向の張力を付与することを特徴とする請求項1記載の電線付端子の挿入方法。
  3. 電線の端部に電気的に接続された電線付端子を挟持する挟持部を有し、電線付端子の先端部をコネクタハウジングに仮挿入する仮挿入治具と、電線をコネクタハウジングに向けて押し込み、仮挿入された電線付端子を本挿入する本挿入治具とを備えた電線付端子の挿入装置において、前記本挿入治具が前記電線を挟持する複数の無端状ベルトを有する無限軌道式押込機からなり、仮挿入治具の近傍に配設されていることを特徴とする電線付端子の挿入装置。
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