JP3570667B2 - ゴム栓挿入装置及びゴム栓挿入方法 - Google Patents

ゴム栓挿入装置及びゴム栓挿入方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電線の座屈防止の完全化と、ゴム栓挿入の時間短縮とを図ることができ、ゴム栓の挿入作業を効率よく行なうことができるゴム栓挿入装置及びゴム栓挿入方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のゴム栓挿入装置として、例えば、実開平2−25120号で提案されているものがある。
図3(a),(b)は従来のゴム栓挿入装置の側面図であり、同図(a)は第一従来例,同図(b)は第二従来例を示すものである。
【0003】
まず、第一従来例に係るゴム栓挿入装置について、図3(a)を参照しつつ説明する。
【0004】
第一従来例に係るゴム栓挿入装置は、図3(a)に示すように、電線101を把持する電線クランプ110と、該電線クランプ110に把持された電線101にゴム栓102(図3(b)参照)を挿入する進退可能なワークサポータ120と、これら電線クランプ110とワークサポータ120の間で、電線101の端末をガイドし、該電線101の姿勢を矯正する開閉可能な電線ガイド130とを備えた構成となっている。
【0005】
上記構成からなる第一従来例のゴム栓挿入装置では、次のようなゴム栓挿入方法により、電線にゴム栓を挿入させていた。
【0006】
ワークサポータ120の先端部にゴム栓102をセットした後、該ワークサポータ120を前進させ、電線101の端末にゴム栓102を挿入させる。
このとき、ゴム栓102の挿入抵抗が、電線101を座屈させる力としてはたらくが、電線ガイド130が電線101の姿勢を矯正することによって、電線101の座屈が防止される。
【0007】
その後、電線ガイド130を開いた状態にし、ワークサポータ120をさらに前進させ、ゴム栓102を電線101の最終位置まで挿入させる。
【0008】
次に、第二従来例に係るゴム栓挿入装置について、図3(b)を参照しつつ説明する。
【0009】
第二従来例に係るゴム栓挿入装置は、図3(b)に示すように、電線クランプ110とワークサポータ120の間に、開閉かつ進退可能な電線ガイド230を設けた構成としてある。
【0010】
該電線ガイド230は、コイルスプリング242を挿着したシャフト241を介して、電線クランプ110に連結してあり、シャフト241に沿って弾力的に進退可能となっている。
【0011】
上記構成からなる第二従来例のゴム栓挿入装置では、次のようなゴム栓挿入方法により、電線にゴム栓を挿入させていた。
【0012】
ワークサポータ120の先端部にゴム栓102をセットした後、ワークサポータ120を前進させ、電線101の端末にゴム栓102を挿入させる。
このとき、電線ガイド230がワークサポータ120に押されて従動し、ゴム栓102の挿入とともに電線101がガイドされる。
【0013】
その後、電線ガイド230が電線クランプ110に当接するまで、ワークサポータ120が前進したとき、ゴム栓102が電線101の最終位置まで挿入される。
【0014】
上述した第二従来例に係るゴム栓挿入装置では、ワークサポータ120によるゴム栓102の挿入作業において、常に、電線ガイド230によって電線101をガイドする構成となっていた。
したがって、ゴム栓102の挿入作業の途中までしか電線101をガイドしない第一従来例のゴム栓挿入装置に比べて、電線101の座屈を確実に防止することができた。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述した第二従来例に係るゴム栓挿入装置では、電線ガイド230が、電線101の端末側をガイドする構成となっていたため、電線101の座屈を完全に防止することができないという問題があった。
【0016】
このような第二従来例に係るゴム栓挿入装置の問題点について、図4(a),(b),(c)を参照しつつ詳細に説明する。
図4(a),(b),(c)は従来技術における問題点を説明するためのゴム栓挿入装置の概念図である。
【0017】
まず、電線を座屈させる荷重は、柱に座屈を発生させる荷重と同様に、一般的な下記式(1)のように表すことができる。
【0018】
座屈荷重=(π×E×I)/(4×L)…(1)
【0019】
ここで、Eは弾性係数であり、電線の材質によって定まるものである。また、Iは弾性二次モーメントであり、電線の直径等によって定まるものである。
さらに、Lは柱の換算長さである。ゴム栓挿入装置の場合は、電線クランプからの電線の出寸法(図4参照)がこれに該当し、電線の出寸法Lが長いほど座屈が生じやすく、短いほど座屈が生じにくくなる。
【0020】
図4(a)において、電線クランプDCとワークサポータWSに両端を固定された電線Dを何らガイドしないとすれば、電線クランプDCからの電線Dの出寸法Lが長くなり、電線Dが座屈してしまう。
【0021】
図4(b)に示すように、第二従来例に係るゴム栓挿入装置では、電線Dの端末側を電線ガイドDGでガイドする構成となっており、電線Dの出寸法Lは図4(a)の場合とほとんど変わらない。
【0022】
そして、第二従来例に係るゴム栓挿入装置のように、ワークサポータWSと電線ガイドDGを、同時に電線クランプDC側に移動させて、ゴム栓Gの挿入を行なえば、ゴム栓Gの挿入抵抗によって電線Dが曲げられ、座屈が生じてしまう。
【0023】
なお、図4(c)に示すように、ゴム栓Gの挿入時に、電線ガイドDGが電線Dの中央をガイドすれば、電線Dの出寸法Lが半分以下となり、電線Dの座屈を確実に防止することができる。
【0024】
この場合、電線ガイドDGからの電線Dの出寸法ΔLが新たに生じるが、電線ガイドDGが電線Dの中央をガイドすれば、該出寸法ΔLも出寸法Lと同様に短くすることができ、電線ガイドDGとワークサポータWSの間で電線Dが座屈することもない。
【0025】
ここで、図3(b)に戻り、上述した第二従来例に係るゴム栓挿入装置では、コイルスプリング242の弾性力に抗してワークサポータ120を前進させていたため、ゴム栓102の挿入に時間がかかるという問題もあった。
【0026】
このように、第二従来例に係るゴム栓挿入装置では、電線101の座屈を完全に防止することができず、また、ゴム栓102の挿入に時間がかかり、ゴム栓102の挿入作業を効率よく行なうことができなかった。
【0027】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、電線の座屈防止の完全化と、ゴム栓挿入の時間短縮とを図ることができ、ゴム栓の挿入作業を効率よく行なうことができるゴム栓挿入装置及びゴム栓挿入方法の提供を目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明のゴム栓挿入装置は、電線を把持する電線クランプと、該電線クランプに把持された電線にゴム栓を挿入する進退可能なワークサポータと、これら電線クランプとワークサポータの間で電線をガイドし、該電線の姿勢を矯正する電線ガイドとを備えたゴム栓挿入装置において、前記電線ガイドを独自の駆動手段によって進退可能とし、前記ワークサポータによるゴム栓の挿入時に、初期において電線の端末部をガイドする電線ガイドが、ワークサポータが所定位置に達するまで、該ワークサポータとともに前記電線クランプ側に移動して、電線クランプとワークサポータの間における前記電線の端末側をガイドし、前記ワークサポータが所定位置まで達したとき、前記電線ガイドが、前記ワークサポータより高速で前記電線クランプ側に移動し、電線クランプとワークサポータの間における前記電線の中央をガイドする構成としてある。
【0029】
また、上記目的を達成するため、本発明のゴム栓挿入方法は、電線を把持する電線クランプと、該電線クランプに把持された電線にゴム栓を挿入する進退可能なワークサポータと、これら電線クランプとワークサポータの間で電線をガイドし、該電線の姿勢を矯正する進退可能な電線ガイドとを備えたゴム栓挿入装置におけるゴム栓挿入方法であって、前記ワークサポータによるゴム栓の挿入時に、前記ワークサポータが所定位置に達するまで、初期において電線の端末部をガイドする前記電線ガイドを、該ワークサポータとともに前記電線クランプ側に移動させて、該電線クランプと前記ワークサポータの間における前記電線の端末側をガイドさせ、前記ワークサポータが所定位置に達したとき、前記電線ガイドを、前記ワークサポータより高速で前記電線クランプ側に移動させ、該電線クランプと前記ワークサポータの間における前記電線の中央をガイドさせるようにしてある。
【0030】
上記本発明のゴム栓挿入装置及びゴム栓挿入方法によれば、ゴム栓の挿入時に、電線クランプとワークサポータの間において、電線ガイドが、独自の駆動手段によって電線クランプ側に移動し、電線の中央をガイドする。
これにより、電線クランプからの電線の出寸法を短くすることができ、電線の座屈防止の完全化を図ることができる。
【0031】
また、ワークサポータの前進を妨げることなく、電線ガイドが、独自の駆動手段よって電線クランプ側に移動するので、ワークサポータをスムーズに前進させて、電線にゴム栓を挿入させることができる。
これにより、ゴム栓挿入の時間短縮を図ることができる
【0032】
したがって、上記本発明のゴム栓挿入装置及びゴム栓挿入方法によれば、電線の座屈防止の完全化と、ゴム栓挿入の時間短縮とを図ることができ、ゴム栓の挿入作業を効率よく行なうことができる。
【0035】
このような構成又は手順とした場合は、ゴム栓の挿入作業の初期工程において、電線ガイドが電線の端末側をガイドするので、電線の端末をゴム栓の挿通孔に挿入させるときに問題となる、電線ガイドからの電線の出寸法を極力短くすることができる。
したがって、ゴム栓の挿入作業の初期工程における電線の座屈を確実に防止することができる。
【0036】
この場合、電線ガイドを、該ワークサポータとともに電線クランプ側に移動させるが、従来のように、電線ガイドがワークサポータに押されて従動するようにしても、ワークサポータに抗する力がはたらかないので、ワークサポータをスムーズに前進させることができる。
したがって、この場合も、ゴム栓挿入の時間短縮を図ることができる。
【0037】
また、電線の端末をゴム栓の挿通孔に挿入させた後は、上記と同様に、電線ガイドが電線の中央をガイドするので、その後のゴム栓の挿入作業で問題となる、電線クランプからの電線の出寸法を短くすることができる。
したがって、ゴム栓の挿入作業の全工程において、電線の屈曲を完全に防止することができる。
【0038】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のゴム栓挿入装置及びゴム栓挿入方法の一実施形態について説明する。
まず、本発明の一実施形態に係るゴム栓挿入装置について、図1を参照しつつ説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るをゴム栓挿入装置を示す正面図である。
【0039】
同図において、本実施形態のゴム栓挿入装置は、電線1を把持する電線クランプ10と、該電線クランプ10に把持された電線1にゴム栓2を挿入する進退可能なワークサポータ20と、これら電線クランプ10とワークサポータ20の間で電線1をガイドし、該電線1の姿勢を矯正する進退可能な電線ガイド30とを備えた構成となっている。
【0040】
ワークサポータ20の先端部には、電線1に挿通させるゴム栓2がセットしてある。
このようなワークサポータ20は、図示しないレールに沿って前後に摺動可能な長尺のベース基板21に取り付けてあり、該ベース基板21の後端に連結された進退用エアシリンダ22によって、電線1の軸方向に進退可能となっている。
【0041】
進退用エアシリンダ22には、ワークサポータ20の位置を検知するためのリミットスイッチ22a,22b,22cが設けてある。
各リミットスイッチ22a,22b,22cは、進退用エアシリンダ22のピストンの位置に基づいてそれぞれ検知信号を出力する。
【0042】
具体的に、リミットスイッチ22aは、ワークサポータ20が限界まで後退したとき(すなわち、ワークサポータ20が初期状態となったとき)検知信号を出力する。
該検知信号に基づいて、図示しない供給手段がワークサポータ20にゴム栓2を供給する。
【0043】
また、リミットスイッチ22bは、ワークサポータ20が所定位置まで前進したとき検知信号を出力する。
後に詳述するように、該検知信号に基づいて、電線1の端末側をガイドしていた電線ガイド30が前進し、電線1の中央をガイドする。
【0044】
ここで、ワークサポータ20の「所定位置」とは、電線1の端末側のガイドが不要となって、電線1の中央のガイドが必要となる境界の位置をいう。
したがって、「所定位置」は、ワークサポータ20が該所定位置に達したとき、少なくとも、電線1の端末がゴム栓2の挿通孔に挿入されている位置でなければならない。
【0045】
さらに、リミットスイッチ22cは、ワークサポータ20が限界まで前進したときに検知信号を出力する。
該検知信号に基づいて、電線ガイド30が開いた状態になるとともに、電線クランプ10が後退する。
【0046】
電線ガイド30は、開閉用エアシリンダ32A,32Bによって開閉可能な上下一対のガイド爪からなっている。
そして、電線ガイド30は、閉じた状態となったとき、約0.5mmの隙間を開けて電線1を把持する。該隙間は、電線ガイド30によるガイド時に、電線1の被覆を傷付けないようにするためのものである。
【0047】
このような電線ガイド30は、図示しないレールに沿って前後に摺動可能な二股状のベース基板31に取り付けてあり、該ベース基板31の上部に連結された独自の駆動手段である進退用エアシリンダ32Cによって、電線1の軸方向に進退可能となっている。
【0048】
電線ガイド30を進退させる進退用エアシリンダ32Cには、図示しないエグゾーストセンタバルブが取り付けてある。
該エグゾーストセンタバルブは、三つのポジションを有し、そのうちの二つは、電線ガイド30を前進又は後退させるためのものである。
【0049】
そして、該エグゾーストセンタバルブの残り一つのポジションは、電線ガイド30を限界まで後退させた状態で停止させる(これを電線ガイド30の初期状態という)ためのものである。
このような電線ガイド30の初期状態では、進退用エアシリンダ32Cの前後両方の弁がともに大気開放され、電線ガイド30が前方に自由に動けるようになっている。
【0050】
このようなエグゾーストセンタバルブは、上述したワークサポータ20の進退用エアシリンダ22に設けたリミットスイッチ22bの検知信号に基づいて、ポジションを切り替え、初期状態の電線ガイド30を前進させる。
【0051】
ここで、本実施形態のゴム栓挿入装置は、電線ガイド30によって、電線クランプ10とワークサポータ20の間における電線1の中央をガイドすることを主な特徴としている。
【0052】
そして、電線ガイド30による電線1の中央のガイドは、電線ガイド30をワークサポータ20より高速で前進させることにより実現している。
すなわち、進退用エアシリンダ32Cの速度制御(エアの流量制御)によって、電線ガイド30をワークサポータ20より高速で前進させ、電線1の中央をガイドさせるようにしてある。
【0053】
なお、電線ガイド30の駆動源となる開閉用エアシリンダ32A,32B及び進退用エアシリンダ32Cは、上述した進退用エアシリンダ32Cの前進開始を除き、全てタイマー制御によって動作させている。
【0054】
次に、本発明の一実施形態に係るゴム栓挿入方法について、図1及び図2(a),(b),(c),(d),(e)を参照しつつ説明する。
図2(a)〜(e)は、本発明の一実施形態に係るをゴム栓挿入方法の一連の工程を示す説明図である。
【0055】
なお、図2(a)〜(e)では、本ゴム栓挿入方法における各部の動作を分かりやすくするため、電線クランプ,電線ガイド及びワークサポータのそれぞれの間隔や電線の全長を大まかに図示してあるが、実際は、数mm単位の間隔で、以下に述べる各部の動作が一瞬に行なわれる。
【0056】
図2(a)は、本ゴム栓挿入装置におけるゴム栓2の挿入動作開始時を示すものであり、上述した初期状態の電線ガイド30が、電線クランプ10に把持された電線1の端末側で待機している。
そして、該電線ガイド30に向かって、ゴム栓2セット済みのワークサポータ20が前進する。
【0057】
次いで、図2(b)に示すように、前進するワークサポータ20が、初期状態の電線ガイド30に衝突し、図2(c)に示すように、該電線ガイド30が、ワークサポータ20に押されて前進する。
【0058】
これにより、電線1の端末側が電線ガイド30にガイドされ、ワークサポータ20にセットされたゴム栓2の挿通孔に、電線1の端末が安定した状態で挿入される。
【0059】
そして、図1及び図2(d)に示すように、ワークサポータ20が所定位置まで前進したとき、進退用エアシリンダ22のリミットスイッチ22bが検知信号を出力する。該検知信号に基づいて、進退用エアシリンダ32Cの前記エグゾーストセンタバルブが切り替わり、電線ガイド30が、ワークサポータ20より高速で前進する。
【0060】
この結果、電線ガイド30によって、電線クランプ10とワークサポータ20の間における電線1の中央がガイドされ、ゴム栓2の挿入抵抗による電線1の座屈防止が図られる。
【0061】
その後、図2(e)に示すように、ワークサポータ20が限界まで前進したところで、ゴム栓2の挿入が完了する。
すると、ワークサポータ20が後退するとともに、電線ガイド30が開いた状態となり、電線クランプ10が、ゴム栓2の挿入が完了した電線1を回収する。
【0062】
このように、本実施形態に係るゴム栓挿入装置及びゴム栓挿入方法によれば、ゴム栓2の挿入時に、電線クランプ10とワークサポータ20の間において、電線ガイド30が、進退用エアシリンダ32Cによって前進し、電線1の中央をガイドする。
これにより、電線クランプ10からの電線1の出寸法を短くすることができ、電線1の座屈防止の完全化を図ることができる。
【0063】
また、ワークサポータ20の前進を妨げることなく、電線ガイド30が、進退用エアシリンダ32Cによって前進するので、ワークサポータ20をスムーズに前進させて、電線1にゴム栓2を挿入させることができる。
これにより、ゴム栓2の挿入時間の短縮化を図ることができる。
【0064】
したがって、本実施形態に係るゴム栓挿入装置及びゴム栓挿入方法によれば、電線1の座屈防止の完全化と、ゴム栓2の挿入時間の短縮化とを図ることができ、ゴム栓2の挿入作業を効率よく行なうことができる。
【0065】
これに加え、ゴム栓2の挿入作業の初期工程において、電線ガイド30が電線1の端末側をガイドするので、電線1の端末をゴム栓2の挿通孔に挿入させるときに問題となる、電線ガイド30からの電線1の出寸法を極力短くすることができる。
したがって、ゴム栓2の挿入作業の初期工程における電線1の座屈を確実に防止することができる。
【0066】
この場合、電線ガイド30を、ワークサポータ20とともに前進させるが、従来のように、電線ガイド30がワークサポータ20に押されて従動するようにしても、ワークサポータ20に抗する力がはたらかないので、ワークサポータ20をスムーズに前進させることができる。
したがって、この場合も、ゴム栓2の挿入時間の短縮を図ることができる。
【0067】
また、電線1の端末をゴム栓2の挿通孔に挿入させた後は、上述のように、電線ガイド30が電線1の中央をガイドするので、ゴム栓2の挿入作業の全工程において、電線1の屈曲を完全に防止することができる。
【0068】
【発明の効果】
以上のように、本発明のゴム栓挿入装置及びゴム栓挿入方法によれば、電線の座屈防止の完全化と、ゴム栓挿入の時間短縮とを図ることができ、ゴム栓の挿入作業を効率よく行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るをゴム栓挿入装置を示す正面図である。
【図2】同図(a)〜(e)は、本発明の一実施形態に係るをゴム栓挿入方法の一連の工程を示す説明図である。
【図3】同図(a),(b)は従来のゴム栓挿入装置の側面図であり、同図(a)は第一従来例,同図(b)は第二従来例を示すものである。
【図4】同図(a),(b),(c)は従来技術における問題点を説明するためのゴム栓挿入装置の概念図である。
【符号の説明】
1 電線
2 ゴム栓
10 電線クランプ
20 ワークサポータ
21 ベース基板
22 進退用エアシリンダ
22a,22b,22c リミットスイッチ
30 電線ガイド
31 ベース基板
32A,32B 開閉用エアシリンダ
32C 進退用エアシリンダ(独自の駆動手段)

Claims (2)

  1. 電線を把持する電線クランプと、該電線クランプに把持された電線にゴム栓を挿入する進退可能なワークサポータと、これら電線クランプとワークサポータの間で電線をガイドし、該電線の姿勢を矯正する電線ガイドとを備えたゴム栓挿入装置において、
    前記電線ガイドを独自の駆動手段によって進退可能とし、前記ワークサポータによるゴム栓の挿入時に、初期において電線の端末部をガイドする電線ガイドが、ワークサポータが所定位置に達するまで、該ワークサポータとともに前記電線クランプ側に移動して、電線クランプとワークサポータの間における前記電線の端末側をガイドし、
    前記ワークサポータが所定位置まで達したとき、前記電線ガイドが、前記ワークサポータより高速で前記電線クランプ側に移動し、電線クランプとワークサポータの間における前記電線の中央をガイドすることを特徴とするゴム栓挿入装置。
  2. 電線を把持する電線クランプと、該電線クランプに把持された電線にゴム栓を挿入する進退可能なワークサポータと、これら電線クランプとワークサポータの間で電線をガイドし、該電線の姿勢を矯正する進退可能な電線ガイドとを備えたゴム栓挿入装置におけるゴム栓挿入方法であって、
    前記ワークサポータが所定位置に達するまで、初期において電線の端末部をガイドする前記電線ガイドを、該ワークサポータとともに前記電線クランプ側に移動させて、該電線クランプと前記ワークサポータの間における前記電線の端末側をガイドさせ、
    前記ワークサポータが所定位置に達したとき、前記電線ガイドを、前記ワークサポータより高速で前記電線クランプ側に移動させ、該電線クランプと前記ワークサポータの間における前記電線の中央をガイドさせることを特徴とするゴム栓挿入方法。
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