JP2005116262A - 燃料電池の水供給装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 路面に応じて傾斜する車両に適用可能な燃料電池の水供給装置を提供する。
【解決手段】 燃料電池の水供給装置のポンプ26の吐出口または吸込み口のいずれか一方をポンプ室の下方に配置し、冷却水タンク25に空気を供給して冷却水タンク25に貯留した冷却水24をポンプ26に供給するエア抜き手段33〜34と、ポンプ始動に先立ち前記エア抜き手段33〜34を作動させ、その後に前記ポンプ26を始動させる制御手段6とを備えるようにした。
【選択図】 図1
【解決手段】 燃料電池の水供給装置のポンプ26の吐出口または吸込み口のいずれか一方をポンプ室の下方に配置し、冷却水タンク25に空気を供給して冷却水タンク25に貯留した冷却水24をポンプ26に供給するエア抜き手段33〜34と、ポンプ始動に先立ち前記エア抜き手段33〜34を作動させ、その後に前記ポンプ26を始動させる制御手段6とを備えるようにした。
【選択図】 図1
Description
本発明は、加湿およびまたは冷却のために燃料電池へ水を供給する燃料電池の水供給装置に関し、特に、貯水タンクに貯留した水を吸込み燃料電池へ供給するポンプを備える燃料電池の水供給装置に関するものである。
従来からポンプ内部および配管内に残留した水が凍結することによる破損を防止するため、ポンプ動作終了後はポンプケース内の水が貯水タンクに戻り、ポンプ内部および配管内には水が残留しないようにした水供給装置が提案されている(特許文献1参照)。
これは、自吸式ポンプの吸込み口を水平面内で回転するポンプインペラの回転中心と同軸上でかつインペラの下部に形成し、ポンプケースに流体を吸引するための吸水通路には逆止弁を備えず常時開放されたものとし、これによりポンプ動作終了後にポンプケース内の水がほとんど液体源側へ戻るようにしている。そして、ポンプ始動時には、予め呼び水をポンプケース内に供給することでポンプによる吸引負圧を発生させるようにしている。
特開2002−81393号公報
しかしながら、上記従来例では、始動時にポンプインペラを呼び水で浸すことが必要であり、車両に搭載された燃料電池の水供給装置に適用する場合には、車両が傾斜するとポンプインペラ全体を呼び水で浸すことができず、有効なポンプ吸引負圧を発生せず始動不良となる場合がある。
そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、路面に応じて傾斜する車両に適用可能な燃料電池の水供給装置を提供することを目的とする。
本発明は、冷却水タンクに貯留した冷却水をポンプにより燃料電池スタックに供給し且つ燃料電池スタックから冷却水タンクに還流させて燃料電池スタックの加湿およびまたは冷却を行う燃料電池の水供給装置のポンプの吐出口または吸込み口のいずれか一方をポンプ室の下方に配置し、前記冷却水タンクに空気を供給して冷却水タンクに貯留した冷却水をポンプに供給するエア抜き手段と、前記ポンプ始動に先立ち前記エア抜き手段を作動させ、その後に前記ポンプを始動させる制御手段とを備える。
したがって、本発明では、燃料電池の水供給装置のポンプの吐出口または吸込み口のいずれか一方をポンプ室の下方に配置し、前記冷却水タンクに空気を供給して冷却水タンクに貯留した冷却水をポンプに供給するエア抜き手段と、前記ポンプ始動に先立ち前記エア抜き手段を作動させ、その後に前記ポンプを始動させる制御手段とを備えるようにしたため、ポンプ停止時には、ポンプ室内の水を吐出口から排水でき、冬季等の低温時における水の凍結によるポンプの破損を防止できる。しかも、ポンプ始動時には、冷却水タンクに空気を供給して冷却水タンクに貯留した冷却水をポンプに供給するエア抜き手段を作動させることで、ポンプの配置や車両姿勢に係らず良好な始動性を得ることができる。
以下、本発明の燃料電池の水供給装置を一実施形態に基づいて説明する。
図1〜図5は本発明を適用した燃料電池の水供給装置の第1実施形態を示し、図1は燃料電池の水供給装置のシステム構成図、図2は燃料電池スタックの概略断面図、図3はポンプの概略平面図および側面図、図4は始動時にコントローラにより実行される水供給装置の制御フローチャート、図5はコントローラに記憶した制御マップである。
図1において、燃料電池システム1は、燃料電池スタック2と、燃料電池スタック2に燃料としての水素を供給する水素供給系統3と、燃料電池スタック2に燃料としての空気(酸素)を供給する空気供給系統4と、燃料電池スタック2の冷却およびまたは加湿のために冷却水を供給する水供給系統5とを備え、これらはコントローラ6により制御される。
燃料電池スタック2は、図2に示すように、高分子電解質膜の両側面に燃料極および酸化剤極で高分子電解質膜を挾持するよう配設した膜電極接合体11を備え、酸化剤極の背面には酸化剤としての空気を膜電極接合体11に供給する流路を備えた酸化剤極集電板12を、また、燃料極の背面には燃料としての水素を膜電極接合体11に供給する流路を備えた多孔質体からなる燃料極集電板13を夫々配設した単位セル10を構成している。そして、燃料極集電板13のさらに背面側に多孔質体からなる加湿水透過板14を介して冷却水流路16を備える冷却板15を配設し、これらを複数組積層することにより燃料電池スタック2を構成している。
前記燃料電池スタック2は、燃料極に水素供給系統3から水素を供給し、酸化剤極に空気供給系統4から酸化剤ガスとしての空気を供給することで発電し、上記冷却板15内に水供給系統5から冷却水を供給することで発電中に生じる熱を除去するよう構成している。冷却板15に供給された冷却水は、その一部を加湿水透過板14および燃料極集電板13に浸透させて燃料極に供給して高分子電解質膜を加湿するとともに、燃料ガスおよび酸化剤ガス中に蒸発させる。その際の蒸発潜熱は電池反応熱の一部を取り除く。残りの冷却水は、冷却板15を介して背面側の酸化剤極集電板12を介して顕熱により残りの電池反応熱の取り除いた後燃料電池スタック2から排出される。
この構造では、冷却水の圧力を調整することにより燃料ガスとの差圧を変化させ、加湿水として燃料極側に供給する水の量を調整することができる。即ち、冷却水の圧力を上昇させる(即ち、差圧を低下させる)と加湿水として供給する水の量を増加させ、冷却水の圧力を低下させる(即ち、差圧を増加させる)と加湿水として供給する水の量を減少させることができる。また、冷却水の流量を調整することにより顕熱により取り除く電池反応熱を調整することができる。
図1に戻り、前記空気供給系統4は、コンプレッサ20を備え、コンプレッサ20で圧搾した空気を配管21を経由させて燃料電池スタック2に供給するよう構成している。
前記水供給系統5は、冷却水24が貯められた冷却水タンク25、ポンプ26、背圧制御弁27、および図示しない熱交換器を冷却板15の冷却水流路16と直列に循環通路28により接続して構成しており、冷却水タンク25に貯められた冷却水24をポンプ26によって燃料電池スタック2の冷却板15に供給し、燃料電池2の冷却板15から背圧制御弁27、熱交換器を経て冷却水タンク25に戻される。ポンプ26の吸込み側の循環通路28の開口端は冷却水タンク25の冷却水24内に配置されている。ポンプ26および背圧制御弁27は、コントローラ6によりその回転速度および制御圧力が制御される。また、前記ポンプ26の下流から分岐して大気に開放した排出管路29が接続され、排出管路29にはポンプ26始動時にコントローラ6により開放される常閉の遮断弁30が配置されている。
前記冷却水タンク25には、空気供給系統4の配管21を分岐した空気導入配管31が接続され、空気導入配管31にはコントローラ6により開閉制御される常閉の遮断弁32が配置され、また、タンク25内を大気に開放する大気開放通路33を備え、大気開放通路33にもコントローラ6により開閉制御される常開の遮断弁34が配置されている。前記遮断弁32は、前記空気供給系統4のコンプレッサ20が作動された状態で遮断弁32を開放すると空気導入配管31を経由して圧搾空気を冷却水タンク25に導入可能としており、この圧搾空気の導入中に背圧制御弁27および大気開放通路33の遮断弁34を閉じる場合には、冷却水タンク25内を加圧可能に構成している。冷却水タンク25内が加圧された状態では、貯留された冷却水24も圧搾空気により加圧されることから、循環通路28を経由してポンプ26側に流出させることができる。
前記ポンプ26は、図3に示すように、横置きされた駆動モータ36(駆動軸が水平配置されている)によりインペラ(図示しない)を回転駆動する渦巻き型ポンプで構成され、その吸込み口37がインペラ室(ポンプ室)38の中央部に開口し、その吐出口39がインペラ室38の下方に開口するよう構成している。このため、ポンプ26停止時には、インペラ室38に存在する水は、低い位置に開口している吐出口39から流出してポンプインペラ室38内に残留しない構成としている。
以上の構成になる燃料電池の水供給装置の動作について、図4に示す制御フローチャートに基づいて以下説明する。
燃料電池システム1の停止時には、ポンプ26、コンプレッサ20は停止され、背圧制御弁27が開放される。燃料電池スタック2内の冷却水は開放された背圧制御弁27を経由して冷却水タンク25に戻り、ポンプ室38上部の冷却水およびポンプ26と冷却水タンク25間の循環通路28の冷却水は冷却水タンク25に逆流して戻る。ポンプ室38下部および燃料電池2とポンプ26間の循環通路28の冷却水は、ポンプ26と燃料電池スタック2との上下方向の設置位置にも関係するが、ポンプ26の設置位置を高くすることで、燃料電池スタック2の冷却流路26を経由して上記と同様に冷却水タンク25に戻る。
ポンプ26の設置位置が燃料電池スタック2に対して比較的低い位置にある場合には、ポンプ室38下部および燃料電池2とポンプ26間の循環通路28の冷却水の抜けを良好にするために、燃料電池システム1の停止時に、排出管路29の遮断弁30を開放して外部へ排出してもよい。このようにして、ポンプ26内および燃料電池スタック2内には水が残留しない状態とする。その後、排出管路29の遮断弁30は閉じられる。また、大気開放通路33の遮断弁34は開放されており、空気導入配管31の遮断弁32は閉じられている。
なお、ポンプ26の吸込み口37をポンプ室38の下方位置に配置した場合には、燃料電池2までの循環通路28の冷却水は、ポンプ室38を含めてその全てを冷却水タンク25に逆流させて戻すこともできる。
図外の燃料電池起動スイッチが作動されると、コントローラ6は水供給系統5を図4に示す制御フローチャートに基づいて起動させる。
先ず、ステップS1では、背圧制御弁27および大気開放通路33の遮断弁34を閉弁し、空気供給系統4のコンプレッサ20を起動させる。背圧制御弁27および大気開放通路33の遮断弁34を閉弁させることにより冷却水タンク25は燃料電池スタック2および大気との連通が遮断される。コンプレッサ20よりの圧搾空気は配管21を経由して燃料電池スタック2に供給され、酸化剤極集電板12の流路に供給される。
ステップS2では、空気導入配管31の遮断弁32を開弁させ、更にポンプ26の吐出側に分岐接続された排出管路29の遮断弁30を開弁させる。空気導入配管31の遮断弁32が開弁されることで、コンプレッサ20の圧搾空気が冷却水タンク25内に導入され、冷却水タンク25内の内圧を上昇させ、内圧により冷却水24液面を押し下げて貯留した冷却水24を、循環通路28を経由してポンプ26内に流入させるよう作用する。同時に排出管路29の遮断弁30が開放されることにより、ポンプ室38に滞留していた空気が排出管路29を経由して大気に排出されてポンプ26の吐出側の圧力を低下させる。冷却水タンク25とポンプ26吐出側との圧力差により、冷却水タンク25内の冷却水24は循環通路28を経由してポンプ26内に流入する。この場合に、ポンプ26の吸込み口37の位置がポンプ室38の中央、最上部、最下部等のいずれの位置にあっても、また、車両の姿勢の如何を問わず、冷却水24をポンプ室38に供給することができる。
ステップS3では、ステップS2が実行された後の時間Tが所定時間T0に到達したか否かを判定し、所定時間T0を経過するまで上記ステップS2の状態を維持し、所定時間T0が経過した場合にステップS4へ進む。上記所定時間T0は、冷却水24がポンプ26のインペラ室38に満たされる時間で設定される。図5は、縦軸を流体運動量(差圧)とし、横軸をエア抜き時間とし、冷却水タンク25からポンプ26までの循環通路28とポンプインペラ室38との総容積をパラメータとした特性図であり、線Aは等容積線を示している。図から理解できるように、パラメータとしての容積が小さい場合(図中左下側)には、差圧が低くてもエア抜き時間を短時間とできるが、パラメータとしての容積が大きい場合には、差圧が大きくてもエア抜き時間は長時間となり、ここでの差圧が小さい場合にはエア抜き時間は更に長時間となることを示している。例えば、容積が線A1で示される場合には、差圧とエア抜き時間とをΔP1およびT1を超える図中のOK領域に設定すればよい。
ステップS4では、ポンプ26を起動させ、ステップS5で空気導入配管31およびポンプ26吐出側の分岐した排出管路29の各遮断弁30、32を閉弁させ、ステップS6で背圧制御弁27および大気開放通路33の遮断弁34を開弁させて、ポンプ26の始動制御が完了する。ステップS3の判定で所定時間T0が経過してポンプ26のインペラ室38内には冷却水が満たされているので、ステップS4でポンプ26を起動させるとインペラは冷却水を吐出する。ステップS5で空気導入配管31および排出管路29が閉じられ、ステップS6で大気開放通路33が開き、背圧制御弁27が所定開度に開いているので、冷却水タンク25内は大気圧となっている。ポンプ26から吐出された冷却水は循環配管28を経由して燃料電池スタック2の冷却流路16に流入され、冷却流路16から流出した冷却水は循環配管28および背圧制御弁27を経由して冷却水タンク25に戻される。冷却流路28での冷却水の圧力はコントローラ6による背圧制御弁27の開度調整により制御される。
以上のように、始動時においては、冷却水タンク25に空気圧力を導くことでポンプ26吐出口39側圧力との間に差圧を発生させ、冷却水を循環通路28に送出し、ポンプ26吸込み口37から吐出口39へ向かって冷却水を流すことで、ポンプ室38内の空気をこの冷却水によりポンプ室38下流へ排出することができ、車両の傾きに関係なく、良好なエア抜き性と始動性を得られる。
なお、上記実施形態において、水供給装置に用いるポンプ26の吐出口39を吸込み口37よりも下に配置するものについて説明したが、吸込み口37と吐出口39とのいずれか一方をポンプ室38の下方位置に配置することで、ポンプ26停止時にポンプ室38内の水を排水できるものであり、図示しないが、例えば、吸込み口をポンプ室の下方位置に配置するものであっても、吐出口をポンプ室の下方位置に配置するものであっても、ポンプ停止時には、ポンプ室内の水を排水でき、冬季等の低温時における水の凍結によるポンプの破損を防止できる。
また、上記実施形態において、水供給装置に用いるポンプ26の駆動軸が横位置にしたものについて説明したが、図示しないが、駆動軸が縦位置に配置されたポンプであってもよい。
本実施形態においては、以下に記載する効果を奏することができる。
(ア)冷却水タンク25に貯留した冷却水24をポンプ26により燃料電池スタック2に供給し且つ燃料電池スタック2から冷却水タンク25に還流させて燃料電池スタック2の加湿およびまたは冷却を行う燃料電池の水供給装置のポンプ26の吐出口39または吸込み口37のいずれか一方をポンプ室38の下方に配置し、前記冷却水タンク25に空気を供給して冷却水タンク25に貯留した冷却水24をポンプ26に供給するエア抜き手段(31〜34)と、前記ポンプ26始動に先立ち前記エア抜き手段(31〜34)を作動させ、その後に前記ポンプ26を始動させる制御手段(コントローラ6)とを備える。このため、ポンプ停止時には、ポンプ室38内の水を吐出口39または吸込み口37から排水でき、冬季等の低温時における水の凍結によるポンプ26の破損を防止できる。しかも、ポンプ始動時には、冷却水タンク25に空気を供給して冷却水タンク25に貯留した冷却水24をポンプ26に供給するエア抜き手段(31〜34)を作動させることで、ポンプ26の配置や車両姿勢に係らず良好な始動性を得ることができる。
(イ)エア抜き手段(31〜34)の冷却水タンク25に導入する空気として、燃料電池スタック2の酸化剤極に供給する空気を導入するようにすると、空気供給系統4のコンプレッサ20から空気を導入するのみの簡単な構成とできる。
(ウ)エア抜き手段として、作動時にポンプ26吐出口39を排出管路29および遮断弁30よりなる排出手段により大気に開放するようにすると、冷却水タンク25からポンプ吐出口39までの空気を短期間で排出でき、短時間でポンプ26を始動させることができる。
(エ)エア抜き手段の作動時間を、冷却水タンク25に導入する空気圧とポンプ吐出側の圧力との差圧および冷却水タンク25からポンプ吐出口39までの容積とに応じて設定すると、過不足なくエア抜きを行うことができ、良好な始動性を得ることができる。
1 燃料電池システム
2 燃料電池スタック、燃料電池
3 水素供給系統
4 空気供給系統
5 水供給系統
6 コントローラ
10 単セル
20 コンプレッサ
24 水、冷却水
25 冷却水タンク
26 ポンプ
27 背圧制御弁
28 循環通路
29 排出管路
30、32、34 遮断弁
31 空気導入配管
33 大気開放通路
2 燃料電池スタック、燃料電池
3 水素供給系統
4 空気供給系統
5 水供給系統
6 コントローラ
10 単セル
20 コンプレッサ
24 水、冷却水
25 冷却水タンク
26 ポンプ
27 背圧制御弁
28 循環通路
29 排出管路
30、32、34 遮断弁
31 空気導入配管
33 大気開放通路
Claims (5)
- 冷却水タンクに貯留した冷却水をポンプにより燃料電池スタックに供給し且つ燃料電池スタックから冷却水タンクに還流させて燃料電池スタックの加湿およびまたは冷却を行う燃料電池の水供給装置において、
前記ポンプの吐出口または吸込み口のいずれか一方をポンプ室の下方に配置し、
前記冷却水タンクに空気を供給して冷却水タンクに貯留した冷却水をポンプに供給するエア抜き手段と、
前記ポンプ始動に先立ち前記エア抜き手段を作動させ、その後に前記ポンプを始動させる制御手段と、を備えることを特徴とする燃料電池の水供給装置。 - 前記ポンプは、その吐出口を吸込み口より低い位置に配置したことを特徴とする請求項1に記載の燃料電池の水供給装置。
- 前記エア抜き手段は、前記燃料電池スタックの酸化剤極に供給する空気を冷却水タンクに供給することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の燃料電池の水供給装置。
- 前記エア抜き手段は、作動時にポンプ吐出口を大気に開放する排出手段を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一つに記載の燃料電池の水供給装置。
- 前記エア抜き手段は、冷却水タンクに導入する空気圧とポンプ吐出側の圧力との差圧および冷却水タンクからポンプ吐出口までの容積とに応じて作動時間を設定することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一つに記載の燃料電池の水供給装置。
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060829 |
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