JP2005114842A - 近赤外線遮蔽体およびそれを用いたディスプレイ用前面板 - Google Patents

近赤外線遮蔽体およびそれを用いたディスプレイ用前面板 Download PDF

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Abstract

【課題】 粘着剤層と近赤外線吸収層とが接した状態で、高温、高湿などの条件下で長期保存または使用しても、近赤外線の吸収能が低下しない近赤外線遮蔽体およびそれを用いたディスプレイ用前面板を提供する。
【解決手段】 基材1と、基材1の一方の主面に配置された近赤外線吸収層2と、近赤外線吸収層2の基材1側の面の反対面に接して配置された粘着剤層3とを備え、近赤外線吸収層2が850nm以上1100nm以下の波長領域に最大吸収波長を有する化合物を含み、粘着剤層3がカルボキシル基を含む樹脂を含み、前記樹脂の酸価値が20mgKOH/g以下である近赤外線遮蔽体とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、プラズマディスプレイパネルなどの前面フィルタの材料として使用できる、近赤外線遮蔽体およびそれを用いたディスプレイ用前面板に関する。
近年、大型テレビをはじめ種々の電子機器の表示パネルとして、プラズマディスプレイパネルの需要が増大している。プラズマディスプレイパネルでは、電極を付けた2枚のガラス基板の間にキセノンとネオンとを含む混合ガスが封入されており、ガラス基板には蛍光体が塗布されている。混合ガスに高電圧をかけて放電させると紫外線が発生し、この紫外線が蛍光体にあたって発光する。上記放電の際には、紫外線と同時に波長が850nm〜1100nmの近赤外線も放射されてしまうが、近赤外線の波長は、近赤外線通信や家庭用電子機器のリモートコントロールの波長域と重なるため、プラズマディスプレイパネルから放射される近赤外線は、リモートコントロールの誤作動を引き起こす原因となる。そのため、従来からプラズマディスプレイパネルに近赤外線吸収層を含む前面フィルタを設けて、近赤外線を吸収している(例えば、非特許文献1、特許文献1参照。)。
花岡ほか、「反射防止膜の特性と最適設計・膜作製技術」、第1版第2刷、株式会社技術情報協会、2002年2月5日、184頁 特開平11−305033号公報
しかし、前面フィルタが、上記近赤外線吸収層をプラズマディスプレイパネルのガラス板に貼り合わせるための粘着剤層を含む構造である場合、前面フィルタは粘着剤層と近赤外線吸収層とが接した状態で存在することになる。この前面フィルタは、粘着剤層と近赤外線吸収層とが接した状態で高温、高湿などの条件下で長期保存または使用されると、粘着剤層に含まれる樹脂と近赤外線吸収層に含まれる色素とが反応することがあり、近赤外線吸収層による近赤外線の吸収能が低下する問題点があった。
本発明は、基材と、前記基材の一方の主面に配置された近赤外線吸収層と、前記近赤外線吸収層の前記基材側の面の反対面に接して配置された粘着剤層とを備えた近赤外線遮蔽体であって、前記近赤外線吸収層が850nm以上1100nm以下の波長領域に最大吸収波長を有する化合物を含み、前記粘着剤層がカルボキシル基を含む樹脂を含み、前記樹脂の酸価値が20mgKOH/g以下であることを特徴とする近赤外線遮蔽体を提供する。
また、本発明は、基板上に、上記近赤外線遮蔽体が配置されていることを特徴とするディスプレイ用前面板を提供する。
本発明は、粘着剤層と近赤外線吸収層とが接した状態で、高温、高湿などの条件下で長期保存または使用しても、粘着剤層に含まれる樹脂と近赤外線吸収層に含まれる色素との反応が抑制でき、近赤外線吸収層による近赤外線の吸収能が低下しない近赤外線遮蔽体およびそれを用いたディスプレイ用前面板を提供できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の近赤外線遮蔽体の一例を示す断面図である。本実施形態の近赤外線遮蔽体は、基材1と、基材1の一方の主面上に形成された近赤外線吸収層2と、近赤外線吸収層2の上に形成された粘着剤層3とを備えている。また、基材1の他方の主面上にはハードコート層4が形成され、ハードコート層4の上には3層からなる反射防止層5が形成されている。さらに、反射防止層5は、基材1の側から順に中屈折率層5a、高屈折率層5b、低屈折率層5cから形成されている。
基材1の材料は、透光性を有する材料であれば特に制限されない。例えば、飽和ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリアクリル酸エステル系樹脂、脂環式ポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂などの樹脂をフィルム状またはシート状に加工したものを用いることができる。フィルム状またはシート状への加工方法としては、押し出し成形、カレンダー成形、圧縮成形、射出成形、上記樹脂を溶剤に溶解させてキャスティングする方法などが挙げられる。基材1の厚さは、10μm〜500μm程度であることが好ましい。なお、上記樹脂には、酸化防止剤、難燃剤、耐熱防止剤、紫外線吸収剤、易滑剤、帯電防止剤などの添加剤が添加されていてもよい。
近赤外線吸収層2の材料は、850nm以上1100nm以下の波長領域に最大吸収波長を有する化合物を含む透光性を有する材料であれば特に制限されない。通常は、850nm以上1100nm以下の波長領域に最大吸収波長を有する化合物を分散させた樹脂が用いられる。850nm以上1100nm以下の波長領域に最大吸収波長を有する化合物としては、その波長領域に最大吸収波長を有する有機色素が好ましく、例えば、アミニウム系、アゾ系、アジン系、アントラキノン系、インジゴイド系、オキサジン系、キノフタロニン系、スクワリウム系、スチルベン系、トリフェニルメタン系、ナフトキノン系、ジイモニウム系、フタロシアニン系、シアニン系などの有機色素を用いることができる。プラズマディスプレイパネルの前面フィルタとして使用する場合には、波長850nm〜1100nmの全領域において透過率を20%以下にする必要があり、特に波長900nm〜1100nmの全領域においては透過率を10%以下にする必要があるので、上記有機色素を2種類以上併用して使用することが好ましく、ジイモニウム系色素とシアニン系色素あるいはフタロシアニン系色素とを併用することがより好ましい。
上記樹脂としては、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、エポキシ樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、ポリスチレン樹脂、セルロース樹脂、ポリブチラール樹脂、ポリエステル樹脂などを用いることができ、またこれらの樹脂の2種以上がブレンドされたポリマーブレンドも用いることができる。特に、ガラス転移温度が80℃以上の樹脂を用いると、上記有機色素との相溶性が良好になるので好ましい。樹脂と色素との相溶性が良好であると、色素が樹脂に強く固定化され、色素が安定化するため、耐熱性、耐温湿度特性に優れる。
近赤外線吸収層2のHaze値は1%以下であることが好ましい。Haze値が1%を超えると、プラズマディスプレイパネルの前面フィルターとして使用した場合、画像の鮮やかさが損なわれるといった不都合が生じる。なお、Haze値とは、JIS K7105で規定された曇り度に関する値である。
波長850nm〜1100nmの全領域において透過率が変化せず、樹脂との相溶性が変化しなければ、近赤外線吸収層2には、プラズマディスプレイパネルのネオン輝線スペクトル(オレンジ色)をカットする化合物を適宜添加することも可能である。これにより、プラズマディスプレイパネルにおいて、赤色をより鮮やかに発色させることができる。ネオン輝線スペクトルをカットする化合物としては、580nm〜620nmの波長領域に最大吸収波長を有する有機色素が使用でき、例えば、シアニン系、アズレニウム系、スクワリウム系、ジフェニルメタン系、トリフェニルメタン系、オキサジン系、アジン系、チオピリウム系、ビオローゲン系、アゾ系、アゾ金属錯塩系、アザポルフィリン系、ビスアゾ系、アントラキノン系、フタロシアニン系などの有機色素を用いることができる。
近赤外線吸収層2を温度80℃で1000時間保存後、および温度60℃、湿度90%で1000時間保存後のそれぞれの波長300nm〜1100nmの領域での透過率の変化率は、上記条件では基材フィルムの変化も生じることもあるので、0.5%以上10%以下が望ましい。特に、波長850nm〜1100nmの領域での透過率の変化率が10%以上を超えると、リモートコントロールの誤作動が生じやすくなるため好ましくない。
基材1の上に近赤外線吸収層2を形成する方法については特に制限はなく、ロールコート、ダイコート、エアナイフコート、ブレードコート、スピンコート、リバースコート、グラビアコートなどの塗工法またはグラビア印刷、スクリーン印刷、オフセット印刷、インクジェット印刷などの印刷法により形成できる。近赤外線吸収層2の厚さは、2μm〜15μmが好ましく、3μm〜10μmがより好ましい。近赤外線吸収層2の厚さが2μmを下回ると、波長850nm〜1100nmの光の透過率を20%以下にするためには樹脂に対する近赤外線吸収色素の添加量を増加させる必要があり、その結果未溶解の近赤外線吸収色素が生じてHaze値が大きくなってしまうという問題が生じる。また、厚さが15μmを超えると、波長850nm〜1100nmの光の透過率を15%以下に維持できるものの塗膜中に溶剤が残り、この残存溶剤が経時的に色素を再溶解するため問題となりうる。
粘着剤層3の材料は、−40℃〜80℃で粘着性を有する透光性のある材料であって、カルボキシル基を含む樹脂を含み、上記樹脂の酸価値が20mgKOH/g以下であることが必要であり、上記樹脂の酸価値は10mgKOH/g以下であることがより好ましい。具体的には、カルボキシル基を含むアクリル系樹脂が使用可能である。このアクリル系樹脂は、アクリル酸などを単独に重合した重合体を使用でき、またアクリル酸とオレフィン系モノマーまたはビニル系モノマーとの共重合体も使用可能である。例えば、アクリル酸とスチレン、エチレン、酢酸ビニルなどとを共重合させると粘着性、光学特性の両立が可能となり好ましい。なお、カルボキシル基は、アクリル酸以外のモノマーに含ませてもよい。このように、共重合させるモノマーにカルボキシル基を含有させると、カルボキシル基と後述する架橋剤とが反応して粘着剤を架橋させることができ、粘着剤層3と近赤外線吸収層2との剥離が防止され、粘着剤層3の機械的強度が向上するため好ましい。
上記樹脂の酸価値が2.5mgKOH/gを下回ると粘着剤層3の機械的強度が向上しないため、酸価値は2.5mgKOH/g以上が好ましい。また、上記樹脂の酸価値が20mgKOH/gを超えると近赤外線吸収層2に用いられている有機色素がカルボキシル基と反応して色素が劣化するため、酸価値は20mgKOH/g以下であることが必要であり、10mgKOH/g以下がより好ましい。
粘着剤層3には、架橋剤を含有させることが好ましい。架橋剤としては、カルボキシル基と架橋可能なものであれば特に制限されずに使用可能である。架橋剤の添加量は、粘着剤層3の全重量に対して0.01重量%〜5重量%の範囲が好ましい。また、粘着剤層3には、プラズマディプレイの色調補正をするための顔料をさらに添加することも可能である。この色調補正顔料としては、例えば、縮合アゾ顔料、銅フタロシアニン顔料、カーボンブラックなどの顔料が使用できる。
粘着剤層3を近赤外線吸収層2の上に形成する方法としては、上記粘着剤、架橋剤、色調補正顔料を分散させた分散液を、ポリエチレンテレフタレートなどからなる保護フィルム上に塗布して架橋させて粘着剤層を形成した後、その粘着剤層の上にさらに同様の保護フィルムを貼り合わせて保護フィルム付き粘着剤層フィルムを作製し、一方の保護フィルムを剥離しながらラミネータなどにより粘着剤層を近赤外線吸収層2の上面に貼り合わせる方法が採用できる。なお、図1では、残った他の一方の保護フィルムの図示は省略している。
上記近赤外線吸収層2に色調補正した粘着剤層3を貼り合わせたフィルムのみでも近赤外線遮蔽体として機能するが、さらの裏面側に反射防止層を設けて、一枚のフィルムで機能を複合化させることも可能である。反射防止層を構成するには、後述のようにハードコート層を介して屈折率の異なる層を積層させ、屈折率の干渉を用いて外光の反射を低減させる方法が一般的である。
ハードコート層4の材料は、硬度が高く透光性を有する材料であれば特に制限されない。例えば、ウレタン系、メラミン系、エポキシ系などの熱硬化型樹脂組成物、あるいは多官能または単官能のアクリレートモノマー、オリゴマーと光重合開始剤、各種添加剤とを含有する放射線硬化型樹脂組成物などを用いることができるが、特に表面硬度が高い放射線硬化型樹脂組成物が好ましい。さらに、上記樹脂に無機微粒子を添加することにより、より高い表面硬度が得られるとともに、樹脂の硬化による収縮を緩和できる。無機微粒子の材料としては、例えば、二酸化ケイ素(シリカ)、錫ドープ酸化インジウム、アンチモンドープ酸化錫、酸化ジルコニウムなどを用いることができる。
基材1の上にハードコート層4を形成する方法については特に制限はなく、前述した各種の塗工法、印刷法により形成できる。ハードコート層2の厚さは、1μm〜10μmが好ましく、2μm〜7μmがより好ましい。
中屈折率層5aの材料は、屈折率nmが1.55〜1.65、より好ましくは1.57〜1.63で透光性を有する材料であれば特に制限されない。例えば、屈折率の高い無機微粒子を熱硬化型樹脂組成物または放射線硬化型樹脂組成物などの架橋可能な有機物成分中に均一に分散させたコーティング組成物が好適に用いられる。上記無機微粒子としては、例えば、酸化チタン、酸化錫、酸化インジウム、錫ドープ酸化インジウム(ITO)、アンチモンドープ酸化錫(ATO)、酸化ジルコニウム、酸化亜鉛、酸化セリウムなどの微粒子を用いることができる。中でも高い導電性を有するITO微粒子またはATO微粒子を用いることでフィルムの帯電を防止する効果が得られるので特に好ましい。
ハードコート層4の上に中屈折率層5aを形成する方法については特に制限はなく、前述した各種の塗工法、印刷法により形成できる。中屈折率層5aの屈折率nmとその厚さdmとの積nmm(光学厚さ)は、100nm〜150nmが好ましく、110nm〜140nmがより好ましい。
高屈折率層5bの材料は、屈折率nhが1.75〜1.85、より好ましくは1.76〜1.84で透光性を有する材料であれば特に制限されない。例えば、屈折率の最も高い無機微粒子である酸化チタン微粒子を熱硬化型樹脂組成物または放射線硬化型樹脂組成物などの架橋可能な有機物成分中に均一に分散させたコーティング組成物が好適に用いられる。高屈折率層5bは、このコーティング組成物が強固に架橋した膜として形成される。また、酸化チタン微粒子のうち、アナターゼ構造のものには光触媒作用があり、紫外線の照射により塗膜を構成する樹脂成分や基材などの有機物を分解してしまう問題がある。そのため、光触媒作用が弱く、かつ屈折率も高いルチル構造の酸化チタン微粒子が好適に使用される。酸化チタン微粒子の量は、硬化後の高屈折率層5bの全重量に対して50重量%〜65重量%が好ましい。
中屈折率層5aの上に高屈折率層5bを形成する方法については特に制限はなく、前述した各種の塗工法、印刷法により形成できる。高屈折率層5bの屈折率nhとその厚さdhとの積nhh(光学厚さ)は210nm〜260nmが好ましく、220nm〜250nmがより好ましい。
また、上記高屈折率層5b中の有機成分の一部に、屈折率が1.60〜1.80、より好ましくは1.65〜1.75の範囲内にある有機成分を含有させることが好ましい。これにより、高屈折率層5b中の酸化チタン微粒子の量を低減しても屈折率を高めることができる。また、酸化チタン微粒子の量を低減することにより、高屈折率層5b中における有機成分の架橋性の低下が防止でき、有機成分(樹脂)の硬化が促進されて、反射防止フィルムの耐擦傷性が向上する。上記有機成分の屈折率が1.60未満では、高屈折率層5b中の酸化チタン微粒子の量の低減効果が不十分となり、1.80を超えると反射光の黄色味が強くなる傾向があり好ましくない。屈折率が1.60〜1.80の範囲内にある有機成分となり得る高屈折率有機材料としては、芳香環、硫黄、臭素などを含有する有機化合物が挙げられ、例えば、ジフェニルスルフィドおよびその誘導体などを用いることができる。
低屈折率層5cの材料は、屈折率nlが1.35〜1.45、より好ましくは1.35〜1.43で透光性を有する材料であれば特に制限されない。例えば、フッ素系またはシリコーン系の有機化合物、シリカ、フッ化マグネシウムなどの無機微粒子などを、熱硬化型樹脂組成物または放射線硬化型樹脂組成物などの架橋可能な有機物成分中に均一に分散させたコーティング組成物が好適に用いられる。特に、放射線硬化型樹脂組成物のうち紫外線硬化型樹脂組成物を用いる場合には、酸素による重合阻害を防止するため、窒素などの不活性ガスをパージして酸素濃度が1000ppm以下程度になる条件下にて紫外線照射を行うことが好ましい。
高屈折率層5bの上に低屈折率層5cを形成する方法については特に制限はなく、前述した各種の塗工法、印刷法により形成できる。低屈折率層5cの屈折率nlとその厚さdlとの積nll(光学厚さ)は、120nm〜150nmが好ましく、120nm〜140nmがより好ましい。
(実施形態2)
図2は、本発明のディスプレイ用前面板の一例を示す断面図である。本実施形態のディスプレイ用前面板11は、強化ガラスなどの基板12の一方の主面上に実施形態1の近赤外線遮蔽体13が配置され、他方の主面上に電磁波遮蔽体14が配置されている。また、15は電極(アース)であり、電磁波遮蔽体14の金属層と接続している。このように、実施形態1の近赤外線遮蔽体13を用いることにより、可視光線波長領域における反射率が低いとともに近赤外線吸収機能をも有し、かつ電磁波遮蔽機能をも有するディスプレイ用前面板を提供できる。
次に、本発明を実施例に基づき具体的に説明する。なお、本発明は、以下の実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
基材として、表裏両面を易接着処理した厚さ100μmのポリエチレンテレフタレートフィルムに、ポリエステル樹脂(ユニチカ社製“エリーテルUE3690”)100部、近赤外線吸収イモニウム色素(日本化薬社製“KAYASORB IRG−022”)9.5重量部、近赤外線吸収フタロシアニン色素(日本触媒社製“イーエクスカラーIR−12”)3.2重量部、およびネオン光カット色素(旭電化工業社製“アートクルズTY−100”)2.2重量部、メチルエチルケトン256重量部、トルエン256重量部を溶解して撹拌したコーティング液を、乾燥後の厚さが3μmになるようにマイクログラビアコータを用いて塗布し、近赤外線吸収層を形成し、近赤外線吸収フィルムを得た。
上記近赤外線吸収フィルムの分光特性を分光光度計(日本分光社製“U−Best V−570”)にて測定したところ、図3に示すように596nmでの透過率34%、850nm〜900nmでの透過率は15%以下、900nm〜1100nmの透過率は10%以下、Haze値は0.8%であった。
また、上記近赤外線吸収フィルムを温度80℃で1000時間保存後、および温度60℃、湿度90%で1000時間保存後のそれぞれの波長300nm〜1100nmの領域での透過率の変化率を測定したところ、波長300nm〜1100nmの全領域にわたって透過率の変化率は5%以下であった。
ここで、透過率の変化率は下記式1から算出した。
(数1)
変化率(%)=(│Tint(WL)−Tend(WL)│/Tint(WL))×100 (式1)
式1において、Tint(WL)は上記保存前の波長WLでの透過率、Tend(WL)は保存後の波長WLでの透過率を表す。
次に、n−ブチルアクリレート95重量部、アクリル酸5重量部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート0.2重量部、アゾビスイソブチロニトリル0.4重量部、酢酸エチル40重量部、およびトルエン60重量部を窒素雰囲気下で65℃で10時間重合反応を行い、酸価値5mgKOH/gのアクリルポリマー溶液を調製した。また、架橋剤であるポリイソシアネート(日本ポリウレタン社製“コロネートL”)1重量部と、色調補正顔料である紫色有機顔料(大日本インキ化学工業社製“FastgenSuper VioletRN”)0.05重量部および青色有機顔料(東洋インク製造社製“Lionol Blue ES V”)0.025重量部をメチルエチルケトン100重量部に分散処理した分散液を調製した。このアクリルポリマー溶液100重量部に対してこの分散液5重量を混合し、この混合液を、表裏両面を易接着処理した厚さ75μmのポリエチレンテレフタレートフィルムからなる保護フィルムに、乾燥後の厚さが25μmになるようにグラビアコータを用いて塗布し、粘着剤層を形成し、粘着剤層の上にさらに同様の保護フィルムを貼り合わせて、30℃で10日間保存することにより架橋反応を促進させ、保護フィルム付き粘着剤フィルムを形成した。
続いて、上記保護フィルム付き粘着剤フィルムを一方の保護フィルムを剥がしながら上記近赤外線吸収フィルムの近赤外線吸収層の上面にラミネータを用いて貼り合わせ、実施例1の近赤外線遮蔽体を得た。
上記近赤外線遮蔽体の分光特性を上記分光光度計にて測定したところ、図4に示すように593nmでの透過率30%、850nm〜900nmの透過率は15%以下、900nm〜1100nmの透過率は10%以下、Haze値は0.9%であった。
また、上記近赤外線遮蔽体を温度80℃で1000時間保存後、および温度60℃、湿度90%で1000時間保存後のそれぞれの波長300nm〜1100nmの領域での透過率の変化率は、波長300nm〜1100nmの全領域にわたって5%以下であった。
(実施例2)
実施例1の近赤外線吸収フタロシアニン色素(日本触媒社製“イーエクスカラーIR−12”)を近赤外線吸収シアニン色素(山田化学社製“IR−301”)に変更した以外は、実施例1と同様にして近赤外線吸収フィルムを作製した。
上記近赤外線吸収フィルムの分光特性を分光光度計(日本分光社製“U−Best V−570”)にて測定したところ、実施例1と同様な分光スペクトルを示し、596nmでの透過率32%、850nm〜900nmの透過率は15%以下、900nm〜1100nmの透過率は10%以下、Haze値は0.8%であった。また、上記近赤外線吸収フィルムを温度80℃で1000時間保存後、および温度60℃、湿度90%で1000時間保存後のそれぞれの波長300nm〜1100nmの領域での透過率の変化量は、波長300nm〜1100nmの全領域にわたって6.5%以下であった。
さらに、上記近赤外線吸収フィルムを用いた以外は、実施例1と同様にして実施例2の近赤外線遮蔽体を作製した。
上記近赤外線遮蔽体の分光特性を上記分光光度計にて測定したところ、実施例1と同様な分光スペクトルを示し、593nmでの透過率28%、850nm〜900nmの透過率は15%以下、900nm〜1100nmの透過率は10%以下、Haze値は0.9%であった。また、上記近赤外線遮蔽体を温度80℃で1000時間保存後、および温度60℃、湿度90%で1000時間保存後のそれぞれの波長300nm〜1100nmの領域での透過率の変化率は、波長300nm〜1100nmの全領域にわたって6.7%以下であった。
(実施例3)
基材として、表裏両面を易接着処理した厚さ100μmの紫外線カット性ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム(東レ社製“ルミラーQT58”)を用いた以外は、実施例1と同様にして近赤外線遮蔽体を作製した。次に、シリカ超微粒子含有アクリレート系紫外線硬化型ハードコート材(JSR社製“デソライトZ7501”)100重量部とシクロヘキサノン35重量部とを混合攪拌してコーティング液を調製し、このコーティング液を上記PETフィルムの近赤外線吸収層が形成されていない表面に、マイクログラビアコータを用いてコーティングして乾燥した。その後、紫外線を300mJ/cm2の強度で照射して硬化させ、上記PETフィルムの上記表面に厚さ4μmのハードコート層を形成した。
次に、無機超微粒子含有アクリレート系紫外線硬化型コート材(JSR社製“オプスターTU4005”)100重量部、多官能アクリレート(日本化薬社製“DPHA”)5重量部、およびシクロヘキサノン200重量部を混合攪拌してコーティング液を調製し、このコーティング液を上記ハードコート層の上に、マイクログラビアコータを用いてコーティングして乾燥した。その後、紫外線を300mJ/cm2の強度で照射して硬化させ、上記ハードコート層の表面に厚さ72nmの中屈折率層(屈折率1.60)を形成した。
続いて、酸化チタン超微粒子(石原テクノ社製“TTO55(A)”)30重量部、ジメチルアミノエチルメタクリレート(共栄社化学社製“ライトエステルDM”)1重量部、リン酸基含有メタクリレート(日本化薬社製“KAYAMER PM−21”)4重量部、シクロヘキサノン65重量部を混合した組成物をサンドグラインドミルにて分散して酸化チタン超微粒子分散体を調製し、これにアクリレート系紫外線硬化型ハードコート材(三洋化成工業社製“サンラッドH−601R”)15重量部、メチルイソブチルケトン600重量部を配合分散してコーティング液を調製した。このコーティング液を上記中屈折率層の上に、マイクログラビアコータを用いてコーティングして乾燥した。その後、紫外線を500mJ/cm2の強度で照射して硬化させ、上記中屈折率層の表面に厚さ130nmの高屈折率層(固形分中に占める酸化チタン微粒子の量60重量%、屈折率1.80)を形成した。
さらに、フッ素系ポリマー含有熱硬化型低屈折率反射防止材(JSR社製“オプスターTT1006”)100重量部とメチルイソブチルケトン20重量部とを混合攪拌してコーティング液を調製し、このコーティング液を上記高屈折率層の上に、マイクログラビアコータを用いてコーティングして乾燥した。その後、120℃で6分間熱処理を行い、上記高屈折率層の表面に厚さ92nmの低屈折率層(屈折率1.41)を形成した。
以上のようにして実施例3の近赤外線遮蔽体を得た。次に、この近赤外線遮蔽体の反射率を分光光度計(日本分光社製“Ubest V−570型”)を用いて測定したところ、図5に示すように反射率は、波長400nm〜740nmの全領域で1%以下であった。
(比較例1)
実施例1で用いたアクリルポリマー溶液の組成を、n−ブチルアクリレート80重量部、アクリル酸15重量部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート0.2重量部、アゾビスイソブチロニトリル0.4重量部、酢酸エチル40重量部、およびトルエン60重量部とし、そのアクリルポリマー溶液の酸価値を22mgKOH/gとした以外は、実施例1と同様にして、比較例1の近赤外線遮蔽体を得た。
上記近赤外線遮蔽体の分光特性を分光光度計日本分光社製“U−Best V−570”)にて測定したところ、593nmでの透過率28%、850nm〜900nmの透過率は15%以下、900nm〜1100nmの透過率は10%以下、Haze値は0.9%であった。また、上記近赤外線遮蔽体を温度80℃で1000時間保存後、および温度60℃、湿度90%で1000時間保存後のそれぞれの波長850nm〜1100nmの領域での透過率の変化率は、温度80℃保存で26%、温度60℃、湿度90%保存で35%となった。
本発明は、粘着剤層と近赤外線吸収層とが接した状態で、高温、高湿などの条件下で長期保存または使用しても、近赤外線の吸収能が低下しない近赤外線遮蔽体を提供できる。また、本発明の近赤外線遮蔽体を用いることにより、電子ディスプレイ、特にプラズマディスプレイパネルに好適なディスプレイ用前面板を提供できる。
本発明の近赤外線遮蔽体の一例を示す断面図である。 本発明のディスプレイ用前面板の一例を示す断面図である。 実施例1の近赤外線吸収フィルムの透過率を示す図である。 実施例1の近赤外線遮蔽体の透過率を示す図である。 実施例3の近赤外線遮蔽体の反射率を示す図である。
符号の説明
1 基材
2 近赤外線吸収層
3 粘着剤層
4 ハードコート層
5 反射防止層
5a 中屈折率層
5b 高屈折率層
5c 低屈折率層
11 ディスプレイ用前面板
12 基板
13 近赤外線遮蔽体
14 電磁波遮蔽体
15 電極

Claims (7)

  1. 基材と、前記基材の一方の主面に配置された近赤外線吸収層と、前記近赤外線吸収層の前記基材側の面の反対面に接して配置された粘着剤層とを備えた近赤外線遮蔽体であって、
    前記近赤外線吸収層が、850nm以上1100nm以下の波長領域に最大吸収波長を有する化合物を含み、
    前記粘着剤層が、カルボキシル基を含む樹脂を含み、
    前記樹脂の酸価値が、20mgKOH/g以下であることを特徴とする近赤外線遮蔽体。
  2. 前記近赤外線吸収層が、ガラス転移温度が80℃以上の樹脂を含む請求項1に記載の近赤外線遮蔽体。
  3. 前記近赤外線吸収層が、580nm以上620nm以下の波長領域に最大吸収波長を有する化合物をさらに含む請求項1または2に記載の近赤外線遮蔽体。
  4. 前記近赤外線吸収層のHaze値が1%以下である請求項1〜3のいずれかに記載の近赤外線遮蔽体。
  5. 前記粘着剤層が、色調補正をするための顔料をさらに含む請求項1〜4のいずれかに記載の近赤外線遮蔽体。
  6. ハードコート層および反射防止層をさらに含み、前記ハードコート層および前記反射防止層が、前記基材の一方の主面の反対面上にこの順で配置されている請求項1〜5のいずれかに記載の近赤外線遮蔽体。
  7. 基板上に、請求項1〜6のいずれかに記載の近赤外線遮蔽体が配置されていることを特徴とするディスプレイ用前面板。
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