JP2005114772A - 反射体及びこれを用いた液晶表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 反射光の強度の視角特性を広くでき、正反射より反射角度の小さい方向の反射光の強度を向上できる反射体の提供。表示が明るく見える視角範囲を広くでき、液晶表示装置の表示面に対する法線方向に近い方向から表示を観察したときの視認性を向上できる液晶表示装置の提供。
【解決手段】 基材上に形成した金属膜の表面に光反射性を有する複数の大径凹部70が不規則なピッチで形成され、これら大径凹部70、70間に大径凹部70よりも直径の小さい複数の小径凹部60が形成され、大径凹部70の内面は球面又は非球面の一部である曲面を有し、小径凹部60の内面は球面又は非球面の一部である曲面を有し、複数の大径凹部70及び複数の小径凹部60が表面に形成された金属膜は隣接する凹部の境界において縦断面の断面曲線の傾きが不連続である反射体47。反射体47を液晶セルに内付けあるいは外付けした液晶表示装置。
【選択図】 図3

Description

本発明は、反射体及びこれを用いた液晶表示装置に関するものである。
一般に、液晶表示装置の表示形態には、バックライトを備えた半透過型、透過型と呼ばれるものと、反射型と呼ばれるものがある。反射型液晶表示装置は、太陽光、照明光等の外光だけを利用してバックライト無しで表示する液晶表示装置であり、例えば薄型で、軽量化、低消費電力が要求される携帯情報端末等に多く用いられている。また、半透過型液晶表示装置は、外光が十分得られない環境においてはバックライトを点灯させて透過モードで動作し、外光が十分得られる場合にはバックライトを点灯させない反射モードで動作するものであり、携帯電話やノート型パーソナルコンピュータ(ノート型PC)等の携帯電子機器に多く用いられている。
半透過型又は反射型液晶表示装置の表示性能には、反射モードのときに明るい表示性能を有することが要求される。この表示性能を実現するには、外部より入射した光が、液晶パネル内部で反射され、再び、外部に出射される光の散乱性能を制御することが重要である。このためこれらの液晶表示装置では、表示面に対して、あらゆる角度からの入射光を表示方向(観察者側)に反射させる機能を持たせるために、液晶パネル内部あるいは外部に設ける反射板に散乱性能を持たせる方式、あるいは、液晶パネル内部に散乱層を形成し、光が散乱層を透過するときに散乱する前方散乱方式などで液晶表示装置を構成している。
図14は、液晶パネル内部に散乱性能を持たせた反射板を設けた従来の反射型液晶表示装置の例を示す側面断面図である(例えば、特許文献1参照)。
この反射型液晶表示装置は、光の入射方向から見て、順次、光透過性の対向基板101、液晶層110、及び光反射性の素子基板102を備え、素子基板102には、対向基板101を透過した光Qを反射し、かつ散乱する反射型の散乱帯が設けられている。散乱帯は、表面に凹凸122aを有する高反射率金属膜122とこれの下層の絶縁層128からなる反射板130からなり、この反射板130の1画素内では指向性の強い反射特性を有する領域Bと拡散性の強い反射特性を有する領域Aの2つの領域に区分されており、各領域には平均傾斜角度が互いに異なる凹凸面が形成されている。
この反射板130は、ガラスあるいはシリコン酸化膜にサンドブラスト法等により初期凹凸を形成し、その後フッ化水素酸水溶液でエッチングし、その上部にAl膜を形成することにより作製されたものであり、図15に示すように高反射率金属膜122の凸部122cと凸部122cの接続部(境界部)122eは曲面を有しており、凹部122bと凹部122bの接続部(境界部)122dも曲面を有している。従って、この高反射率金属膜122の縦断面の断面曲線の傾きが連続的なものであり、言い換えれば、縦断面の断面曲線の一次微分係数が連続になっている。
特許第3019058号公報
図16は、図14の反射型液晶表示装置に備えられた反射板の反射特性を示す図であり、図16の曲線(A)は、図14で示した領域Bの反射特性であり、図16の曲線(B)は図14で示した領域Aの反射特性である。ここでの反射特性は、白色光源を反射板面に対して法線方向に固定し、反射光強度を測定するための検出器を回転させ、反射光の出射角度の依存性を測定したものである。反射特性(A)、(B)は、それぞれ入射光の正反射角度に対してガウス分布型の反射特性を示している。1画素の最終的な反射特性は、図16に示した反射特性(C)を示しており、この反射特性も入射光の正反射方向に対してガウス分布型の反射特性を示している。
ところで、携帯電話やノート型PC等の携帯情報端末のように表示面を斜めにして使用する電子機器の表示部に液晶表示装置が組み込まれた場合、図17に示すように、一般的に表示面に対する法線方向Hに近い方向から見られる場合が多い。また、一般的に観察者(使用者)が表示面(画面)を見るときの主たる観察方向αと法線方向Hとのなす角度θは0度乃至20度の範囲が多い。
図17は、図14の液晶表示装置からなる表示部200が本体205に備えられた携帯型電子機器を使用する状態の説明図である。図17において、Hは表示部200に対する法線、Qは入射光、ωは入射角度(例えば30度又はそれ以内の角度)である。また、Rは入射角度ωと反射角度ωが等しいときの反射光(正反射光)、Rは反射角度ωが入射角度ωより小さい反射光、Rは反射角度ωが入射角度ωより大きい反射光である。
図からも理解できるように、観察者の視点obは通常法線方向Hに近い反射光Rの方向、より具体的には法線方向Hから10度までの範囲内の方向に集中する。これに対して反射光R、R は、表示面を下から見上げるような方向となり見づらいものである。従って、観察者の利用の便宜を考えると、広い視野角を確保すると同時に、正反射より反射角度の小さい方向の反射強度(反射率)をより高くすることが望まれる。
しかしながら図14に示した従来の反射型液晶表示装置においては、入射光の大部分は正反射およびその近傍の方向に反射する(ガウス分布型の反射特性を示す(図16参照))ので、正反射およびその周辺の方向から見た表示は明るく見えるものの他の方向(特に、表示面に対する法線方向Hに近い方向)から見た表示は正反射方向から見た場合よりも暗くなってしまう。また、より斜め方向から入射してくる光(例えば、法線方向からの角度が45度を超えて入射してくる光)を有効に取り入れるために視野角を広くすると、全体的に反射率が低下し、表示が暗くなってしまう。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、反射光の強度の視角特性を広くでき、しかも正反射より反射角度の小さい方向の反射光の強度を向上できる反射体を提供することを目的の1つとする。
また、本発明は、表示が明るく見える視角範囲を広くでき、しかも液晶表示装置の表示面に対する法線方向に近い方向から表示を観察したときの視認性を向上できる液晶表示装置を提供することを目的の1つとする。
上記目的を達成するために、本発明は以下の構成を採用した。
第1の発明の反射体は、基材上に形成した金属膜の表面または基材の表面に光反射性を有する複数の大径凹部が不規則なピッチで形成され、これら大径凹部間に該大径凹部よりも直径の小さい複数の小径凹部が形成され、
上記大径凹部の内面は球面又は非球面の一部である曲面を有し、上記小径凹部の内面は球面又は非球面の一部である曲面を有し、上記複数の大径凹部及び複数の小径凹部が表面に形成された金属膜又は基材は、隣接する前記凹部の境界または隣接する凹部間において縦断面の縦断面の断面曲線の傾きが不連続であることを特徴とする。
第1の発明の反射体では、基材上に形成した金属膜または基材の表面に上記のような複数の大径凹部が不規則なピッチで形成されたことにより、正反射より反射角度の小さい方向の反射強度(反射率)を向上できる。また、上記の大径凹部間に該大径凹部よりも直径の小さい複数の小径凹部が形成されたことにより、反射強度の視野角特性を示すグラフの裾野を十分広くできるので、斜め方向から入射してくる光(例えば、法線方向からの角度が45度を超えて入射してくる光)も使用者の主たる観察方向(使用者の視線に近い方向)に効率良く反射することができる。
従って、第1の発明の反射体によれば、反射光の強度が広い角度範囲で高くなるような反射特性を有するとともに、様々な角度から入射する光をより多く観察方向に反射して集めることができる反射体を提供できる。
第2の発明の反射体は、基材上に形成した金属膜または基材の表面に光反射性を有する複数の大径凸部が不規則なピッチで形成され、これら大径凸部間に該大径凸部よりも直径の小さい複数の小径凸部が形成され、
上記大径凸部の外面は球面又は非球面の一部である曲面を有し、上記小径凸部の外面は球面又は非球面の一部である曲面を有し、上記複数の大径凸部及び複数の小径凸部が表面に形成された金属膜又は基材は、隣接する前記凸部の境界または隣接する凸部間において縦断面の断面曲線の傾きが不連続であることを特徴とする。
第2の発明の反射体では、基材上に形成した金属膜または基材の表面に上記のような複数の大径凸部が不規則なピッチで形成されたことにより、正反射より反射角度の小さい方向の反射強度(反射率)を向上できる。また、上記の大径凸部間に該大径凸部よりも直径の小さい複数の小径凸部が形成されたことにより、反射率の視野角特性を示すグラフの裾野を十分広くできるので、斜め方向から入射してくる光(反射体表面の法線方向に対する角度が大きい入射光)を使用者の主たる観察方向に効率良く反射することができる。
従って、第2の発明によれば、反射光の強度が広い角度範囲で高くなるような反射特性を有するとともに、様々な角度から入射する光をより多く観察方向に反射して集めることができる反射体を提供できる。
また、上記第1〜第2の発明の反射体においては、上記金属膜又は基材において複数の大径凹部と複数の小径凹部の面積比又は複数の大径凸部と複数の小径凸部の面積比が1:1〜400:1とされていることが好ましい。
また、上記第1〜第2の発明の反射体において、上記大径凹部又は大径凸部は直径が5μm以上100μm以下の範囲内であり、かつ深さ又は高さが0.1μm以上3μm以下の範囲内とされているのが好ましい。
また、上記第1〜第2の発明の反射体において、上記大径凹部の内面又は大径凸部の外面が球面の一部である曲面を有する場合、この曲面は傾斜角分布が−30度から+30度の範囲に形成されていることが好ましい。
また、上記第1〜第2の発明の反射体において、上記大径凹部の内面又は大径凸部の外面が非球面の一部である曲面を有する場合、上記大径凹部又は大径凸部の1側部で傾斜角(曲面上の任意の点における接平面と基材表面とのなす角度の絶対値)が最大となるように形成されていることが好ましい。
また、上記第1〜第2の発明の反射体において、上記小径凹部の内面又は小径凸部の外面は、曲率半径が1μm以上11μm以下の球面又は非球面の一部である曲面を有し、該曲面の最大傾斜角が15度以上60度以下とされているのが好ましい。
本発明において、傾斜角とは前記凹部又は凸部の主たる断面を見た場合に、(通常、精密な粗さ計、AFMなどで計測される。)0.5μmの微小区間の断面傾きを表すものである。
第3の発明の液晶表示装置は、液晶層を挟んで対向する一対の基板のうち観察側となる一方の基板の内面側に電極および配向膜を設け、観察側から離れた他方の基板の内面側に電極および配向膜を設けた液晶セルを有し、上記他方の基板とこれの内面側に設けられた配向膜の間又は上記他方の基板の外面側に上記の第1又は第2の発明の反射体を設けてなることを特徴とする。
第3の発明の液晶表示装置によれば、反射光の強度が広い角度範囲で高くなるような反射特性を有するとともに、様々な角度から入射する光をより多く観察方向に反射して集めることができる第1又は第2の反射体が備えられたことにより、反射光の強度が広い角度範囲で高くでき、しかも液晶表示装置の表示面に対する法線方向に近い方向から観察したとき表示が明るく、視認性を向上できる。
第4の発明の液晶表示装置は、液晶層を挟んで対向する一対の基板のうち観察側となる一方の基板の内面側に電極および配向膜を設け、観察側から離れた他方の基板の内面側に電極および配向膜を設けた液晶セルを有し、上記他方の基板とこれの内面側に設けられた配向膜の間又は上記他方の基板の外面側に反射体が設けられ、上記一方の基板の外面側に光散乱層が設けられ、
上記反射体は、基材上に形成した金属膜の表面または基材の表面に光反射性を有する複数の大径凹部又は大径凸部が不規則なピッチで形成され、上記大径凹部の内面又は大径凸部の外面は球面又は非球面の一部である曲面を有し、上記複数の大径凹部又は大径凸部が表面に形成された金属膜又は基材は隣接する前記大径凹部又は大径凸部の境界において縦断面の断面曲線の傾きが不連続であるものであり、
上記光散乱層は、透明樹脂又は透明粘着材からなるマトリックス中に微粒子が分散されてなるものであることを特徴とする。
かかる構成の第4の発明の液晶表示装置では、上記構成の反射体が上記液晶セルに内付けあるいは外付けされたことにより、正反射より反射角度の小さい方向の反射強度(反射率)を向上できる。また、上記構成の光散乱層が上記液晶セルの外面側に設けられたことにより、上記反射体で反射した光が上記光散乱層を通過する際に散乱され、反射角度の範囲を広げることができる。
第4の発明の液晶表示装置によれば、反射光の強度が広い角度範囲で高くでき、しかも液晶表示装置の表示面に対する法線方向に近い方向から観察したとき表示が明るく、視認性を向上できる。
また、上記第4の発明の液晶表示装置において、上記光拡散層はヘイズが15%以上30%以下の範囲のものであることが好ましい。
上記ヘイズ(曇価)とは、光散乱の程度の指標となる値である。上記光拡散層の光散乱性が大きすぎると、表示画面における表示特性の低下が著しくなり、上記光拡散層の光散乱性が小さすぎると表示画面における虹の発生の問題が生じる。光散乱層のヘイズが15%以上30%以下であれば、液晶表示装置の表示特性の低下を抑えつつ、表示画面における虹の発生を防止することができる。
以上、詳述したように本発明によれば、反射光の強度の視角特性を広くでき、しかも正反射より反射角度の小さい方向の反射光の強度(反射率)を向上できる反射体を提供できる。
また、本発明の液晶表示装置によれば、表示が明るく見える視角範囲を広くでき、しかも液晶表示装置の表示面に対する法線方向に近い方向から表示を観察したときの視認性を向上できる。
以下、図面により本発明の実施形態について説明する。なお、以下の全ての図面においては、図面を見やすくするため、各構成要素の膜厚や寸法の比率などは適宜異ならせて示してある。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態である単純マトリクスタイプの反射型液晶表示装置の部分断面構造を模式的に示した図である。
図1においてこの反射型液晶表示装置1は、液晶層30を挟持して対向する透明なガラスなどからなる第1の基板(観察側から離れた他方の基板)10と、第2の基板(観察側となる一方の基板)20とをこれら2枚の基板10、20の周縁部に環状に設けられたシール材(図示略)で接着一体化した構成である。
第1の基板10の内面側(液晶層30側)には順に、反射体47と、所望により形成される透明介在層53と、カラー表示を行うためのカラーフィルタ13と、カラーフィルタ13による凹凸を平坦化するためのオーバーコート膜(透明平坦化層)14と、液晶層30を駆動するための透明電極層(電極)15と、液晶層30を構成する液晶分子の配向を制御するための配向膜16とが積層形成されている。また、第2の基板20の内面側(液晶層30側)には順に、透明電極層(電極)25、オーバーコート膜24、配向膜26が積層形成されている。
また、液晶層30を挟む透明電極層15と透明電極層25とは、互いに直交するストライプ状に形成されていてその交点領域が画素となる単純マトリックス型の液晶装置を構成している。
上記の第1の基板10と第2の基板20と、これら基板間に設けられた各構成部材により、液晶セル35bが構成されている。
第2の基板20の液晶層30側と反対側(第2の基板20の外面側)には、位相差板27と、偏光板28がこの順で積層されている。
図2は、本実施形態の液晶表示装置に備えられた反射体47の一部分を示す拡大断面図であり、図3は観察側から見たときの反射体の一部分を示す平面図である。
この反射体47は、有機膜11と、該有機膜11上に形成した金属反射膜(金属膜)12から構成されている。有機膜11は、その上に形成されている金属反射膜12に凹凸形状を与えて反射光を効率良く散乱させるために設けられているものである。
金属反射膜12の表面には、図2と図3に示すように光反射性を有する複数の大径凹部70が不規則なピッチで形成され、これら大径凹部70と大径凹部70との間に該大径凹部70よりも直径の小さい複数の小径凹部60が形成されてなるものである。この反射体47の金属膜12の断面形状は、図2に示したように凹部間の境界での縦断面の断面曲線の傾きが不連続なものであり、言い換えれば、縦断面の断面曲線の一次微分係数が不連続なものである。
図4はこの例に係る金属反射膜12に形成された一つの大径凹部70を示す斜視図、図5は該大径凹部70のY軸方向断面図を示す図である。
大径凹部70の内面は、この実施形態では非球面の一部である曲面を有し、このような大径凹部70が複数設けられた状態の金属反射膜に所定角度(例えば30°)で入射した光の拡散反射光の反射強度分布がその正反射角度を中心として非対称となるように構成されている。
具体的には、この大径凹部70は曲率の小さい第1曲面と曲率の大きい第2曲面とから構成され、第1曲面及び第2曲面はそれぞれ図5に示すY軸方向断面において、大径凹部70の一方の周辺部S1から最深点Dに至る第1曲線A1と、第1曲線A1になだらかに連続して大径凹部70の最深点Dから他方の周辺部S2に至る第2曲線B1とで示される形状を有している。
この最深点Dは大径凹部70の中心Oからy方向側にずれた位置にあり、基板10の水平面に対する第1曲線A1の傾斜角及び第2曲線B1の傾斜角の絶対値の平均値はそれぞれ1°〜89°、0.5°〜88°の各範囲で不規則にばらついて設定され、第1曲線A1の傾斜角の平均値は第2曲線B1のものに比べて大きくなっている。また、最大傾斜角を示す第1曲線A1の周辺部S1における傾斜角δaは大径凹部70において概ね4°〜35°の範囲内で不規則にばらついている。
これにより、各大径凹部70の深さdは0.25μm以上3μm以下の範囲内で不規則にばらつくように設けられている。これは、大径凹部70の深さdが0.25μmに満たない場合には反射光の拡散効果を十分に得ることが難しく、又、深さが3μmを超える場合には後工程で凹部を平坦化する場合に頂上が平坦化膜で埋めきれず、所望の平坦性が得られ難くなる。又、深さdが3μmを超えた場合に、平坦化膜をそれ以上に厚くすることにより、パネルの高温・高湿下の条件でパネル外周部や端子部近傍の平坦化膜が収縮、クラック等が発生し易いので好ましくない。
また、大径凹部70の直径L(図5のY軸方向断面において凹部70の開口部の最大径)は5μm以上100μm以下の範囲内で不規則にばらつくように設けられている。大径凹部70の直径Lが5μm未満であると、反射体を形成するために用いる母型の製作上の制約により加工時間が長くなり、直径Lが100μmを超えると所望の反射特性を得るだけの形状を形成し難く、また干渉光が発生するなどの問題が生じ易い。なお、大径凹部70の直径Lを圧痕径と呼ぶこともある。
また、隣接する大径凹部70のピッチはランダムとなるように配置されており、大径凹部70の配列と液晶表示パネル内の他の規則的パターンとの間の干渉に起因するモアレの発生を防止できるようになっている。
ここで、「大径凹部の深さ」とは凹部が形成されていない部分の金属反射膜12の表面Sから大径凹部の底部までの距離をいい、「隣接する大径凹部のピッチ」とは平面視したときに大径凹部の中心間距離をいう。
小径凹部60の内面は、球面又は非球面の一部である曲面を有し、これらの小径凹部60が上記大径凹部70と大径凹部70との間に形成されることで、金属反射膜12に所定角度(例えば30°)で入射した光の拡散反射光の反射強度分布を示すグラフ(反射率の視角特性を示すグラフ)の裾野を十分広くできるように構成されている。
具体的には、この小径凹部60は、上記曲面の曲率半径が1μm以上11μm以下の範囲内で不規則にばらついて設けられ、また、上記曲面の最大傾斜角が15度以上60度以下の範囲内、好ましくは18度以上60度以下の範囲内で不規則にばらついて設けられている。
小径凹部60の上記曲面の曲率半径が1μm未満であると、反射体を形成するために用いる母型加工時に安定した加工が難しく、又、上記曲面の曲率半径が11μmを超えると大径凹部70と同じ形状になるため発明の効果が得られ難いためである。上記曲面の曲率半径は1μm以上10μm以下の範囲内で不規則にばらつくように設けられていることが好ましい。
小径凹部60の上記曲面の最大傾斜角が15度未満であると、反射特性が大径凹部70と同等になるため発明の効果が得られ難く、又、上記曲面の最大傾斜角が60度を超えると反射率が低下するためである。
また、小径凹部60の深さdは0.25μm以上3μm以下の範囲内で不規則にばらついて構成されている。これは、小径凹部60の深さdが0.25μmに満たない場合には反射光の拡散効果を十分に得ることが難しく、深さが3μmを超える場合には後工程で凹部を平坦化する場合に頂上が平坦化膜で埋めきれず所望の平坦性が得られ難くなるためである。又、深さdが3μmを超えると、平坦化膜の厚さも3μmを超えてしまい、液晶表示パネルの高温・高湿下での信頼性上の問題も生じ易い。
また、小径凹部60の直径L(図2のY軸方向断面において凹部60の開口部の最大径)は、大径凹部70の直径Lより小さい範囲内で不規則にばらついて設けられており、好ましくは1.4μm以上14μm以下の範囲内で不規則にばらつて設けられている。なお、小径凹部60の直径Lを圧痕径と呼ぶこともある。
また、隣接する小径凹部60のピッチはランダムとなるように配置されており、小径凹部60の配列に起因するモアレの発生を防止できるようになっている。
ここで、「小径凹部の深さ」とは凹部が形成されていない部分の金属反射膜12の表面Sから小径凹部の底部までの距離をいい、「隣接する小径凹部のピッチ」とは平面視したときに小径凹部の中心間距離をいう。
また、本実施形態の反射体47において、複数の大径凹部と複数の小径凹部の面積比が1:1〜400:1であることが好ましく、複数の大径凹部70の合計面積は、複数の小計凹部60の合計面積の1倍から400倍であることが好ましい。
複数の大径凹部70の合計面積が複数の小計凹部60の合計面積の1倍未満であると、大径凹部70により得られる主たる反射特性領域の反射率が低下してしまう。また、複数の大径凹部70の合計面積が複数の小計凹部60の合計面積の400倍を超えると、反射特性の裾野を広げる効果が低くなってしまう。
図10の実線は、上述のように構成された反射体47の反射特性の一例を示すグラフであり、金属反射膜表面Sに対して上記y方向側から入射角30°で外光を照射し、視角を、金属反射膜表面Sに対する正反射の方向である30°の位置を中心として、金属反射膜表面Sの法線方向(垂線位置)に対して−20°の位置から80°の位置まで振ったときの受光角θと反射強度(明るさ)との関係を示している。
なお、図10の実線で示すような反射特性を有するときの反射体(実施例1)の各構成要素の寸法は以下の通りであった。
複数の大径凹部70については圧痕径は5.9μm〜7.7μmの範囲内で不規則に形成され、深さdは0.8μm〜1.4μmの範囲で不規則(0.8μm、1.0μm、1.1μm、1.4μmの混合)に形成され、曲面の最大傾斜角は15.6度〜20.5度の範囲で不規則に形成され、曲面の曲率半径は22μmであった。
複数の小径凹部60については、圧痕径3.5μm〜5.0μmの範囲内で不規則に形成され、深さdは0.6μm〜1.2μmの範囲内で不規則(0.6μm、0.8μm、1.0μm、1.2μmの混合)に形成され、最大傾斜角18.6度〜27.0度の範囲で不規則に形成され、曲面の曲率半径は11μmであった。
なお、図10には、小径凹部を形成していない以外は実施例1の反射体と同様にした図11に示す反射体47a(複数の大径凹部70のみ形成した反射体)を参考例1とし、この参考例1の反射体47aにおける受光角と反射強度との関係を点線で併記している。図11は、観察側から見たときの参考例1の反射体47aの一部分を示す平面図である。
また、図10には、比較のために図14に示した従来の反射型液晶表示装置に備えられた反射板を比較例1とし、この比較例1の反射板における受光角と反射強度との関係を一点鎖線で併記している。
図10に示すように大径凹部間に小径凹部を形成した実施例1の反射体ではy方向側から30°の角度で液晶パネルに入射した光の反射光の強度が大きい範囲は、正反射方向である受光角30°を中心として上記正反射方向より大きい受角及び上記正反射方向より小さい受光角まで広がるので、ガウス分布型の反射特性を備えた比較例1の反射板に比べて反射光量が高い領域が広がるので正反射角度より小さい受光角度の反射強度が大きくなり、輝度が高くなる。また、実施例1の反射体は、複数の大径凹部のみ形成した参考例1の反射体に比べて反射強度が大きい受光角度範囲が広く、反射強度の視野角特性を示すグラフの裾野を十分広くできることがわかる。
本実施形態の反射体47によれば、反射光の強度が広い角度範囲で高くなるような反射特性を有するとともに、様々な角度から入射する光をより多く観察方向に反射して集めることができる。
本実施形態の反射型液晶表示装置1によれば、反射光の強度が広い角度範囲で高くなるような反射特性を有するとともに、様々な角度から入射する光をより多く観察方向に反射して集めることができる反射体47が備えられたことにより、反射光の強度が広い角度範囲で高くでき、しかも液晶表示装置の表示面に対する法線方向に近い方向から観察したとき(特に、使用者の主たる観察方向αと法線方向Hとのなす角度θが0度乃至20度の範囲のとき)の表示が明るく、視認性を向上できる。
次に、本実施形態の液晶表示装置に備えられる反射体の金属反射膜に形成される複数の大径凹部形状の第2の例について、図6〜図8を用いて説明する。図6は第2の例の大径凹部80の一つを示す斜視図、図7、図8はそれぞれ本大径凹部80のY軸方向断面図、X軸方向断面図である。
第2の例の大径凹部80は、液晶表示装置1における反射体47の大径凹部(第1の例の大径凹部)70の内面形状を変形したものであり、上記大径凹部70と同様に反射光に指向性を持たせることができるようになっている。
具体的には、第2の例の大径凹部80は、上記第1の例の大径凹部70と同様に、曲率の小さい第1曲面と曲率の大きい第2曲面とから構成され、第1曲面及び第2曲面はそれぞれ図7に示すY軸方向断面において、大径凹部80の一方の周辺部S1から最深点Dに至る第1曲線A'と、第1曲線A'になだらかに連続して窪部80の最深点Dから他方の周辺部S2に至る第2曲線B'とで示される形状を有している。
この最深点Dは大径凹部80の中心Oからy方向側にずれた位置にあり、金属反射膜表面Sに対する第1曲線A'の傾斜角及び第2曲線B'の傾斜角の絶対値の平均値はそれぞれ2°〜90°、1°〜89°の各範囲で不規則にばらついて設定され、第1曲線A'の傾斜角の平均値は第2曲線B'のものに比べて大きくなっている。また、最大傾斜角を示す第1曲線A'の周辺部S1における傾斜角δaは、各大径凹部80において概ね4°〜35°の範囲内で不規則にばらついている。これにより、各凹部80の深さdは0.25μm〜3μmの範囲内で不規則にばらついて構成されている。
また、大径凹部80の直径L(図7のY軸方向断面において凹部70の開口部の最大径)は5μm以上100μm以下の範囲内で不規則にばらついて設定されている。
また、隣接する大径凹部80のピッチはランダムとなるように配置されている。
一方、第1曲面及び第2曲面はいずれも図8に示すX軸方向断面において中心Oに対して略左右対称な形状をなしている。このX軸方向断面の形状は、最深点Dの周辺において曲率の大きい(即ち、直線に近いなだらかな)曲線Eとなっており、その金属反射膜表面Sに対する傾斜角の絶対値は概ね10°以下に構成されている。また、深型の曲線F,Gの基板表面Sに対する傾斜角の絶対値は、例えば2°〜9°の範囲内で不規則にばらついて構成されている。
図12の実線は、上記のような大径凹部80が複数設けられた状態(小径凹部60は設けられていない場合)の金属反射膜の反射特性の一例を示すグラフであり、金属反射膜表面Sに対して上記y方向側から入射角30°で外光を照射し、視角を、金属反射膜表面Sに対する正反射の方向である30°の位置を中心として、金属反射膜表面Sの法線方向(垂線位置)に対して0°の位置から60°の位置まで振ったときの受光角θと反射強度(明るさ)との関係を示している。
大径凹部80が複数設けられた状態(小径凹部60は設けられていない場合)の金属反射膜では、y方向側から30°の角度で液晶表示装置に入射した光の反射光は、正反射方向である反射角度30°付近からそれよりも小さい角度(20°付近)において、後述する第3の例の大径凹部90が複数設けられた状態(小径凹部60は設けられていない場合)の金属反射膜よりも輝度が大きくなっている。つまり、大径凹部80の最深点Dが窪部80の中心Oからy方向側にずれているため、第2曲面B'で反射される光の割合が第1曲面A'で反射されるものよりも大きくなり、y方向と反対側の反射表示がより明るくなっている。また、大径凹部80の最深点D近傍がなだらかな曲面となっているため、正反射方向の反射強度も高められている。
そして、上記のような大径凹部80、80間に上記の小径凹部60を形成した金属反射膜が備えられた反射体(実施例2)の反射特性は、図10の実線で示した反射体47と同様の反射特性を示すことができ、y方向側から30°の角度で入射した光の反射光の強度が大きい範囲は、正反射方向である受光角30°を中心として上記正反射方向より大きい受角及び上記正反射方向より小さい受光角まで広がるので、ガウス分布型の反射特性を備えた比較例1の反射板に比べて反射光量が高い領域が広がるので正反射角度より小さい受光角度の反射強度が大きくなり、輝度が高くなる。また、実施例2の反射体は、複数の大径凹部80のみ形成した反射体に比べて反射強度が大きい受光角度範囲が広く、反射強度の視野角特性を示すグラフの裾野を十分広くできる。
次に、本実施形態の液晶表示装置に備えられる反射体の金属反射膜に形成される複数の大径凹部形状の第3の例について、図9を用いて説明する。図9は第3の例の大径凹部90の一つを示す断面図である。
第3の例の大径凹部90は、液晶表示装置1における反射体47の大径凹部(第1の例の大径凹部)70の内面形状を変形したものである。
第3の例の大径凹部90の内面は、球面の一部である曲面を有しており、このような大径凹部90が複数設けられた状態の金属反射膜に所定角度(例えば30°)で入射した光の拡散反射光の反射強度分布がその正反射角度を中心として広い範囲で略対称となるようになっている。具体的には、大径凹部90の内面の傾斜角θgは、例えば−30°以上+30°以下の範囲に設定されている。なお、大径凹部70の直径Lを圧痕径と呼ぶこともある。
また、隣接する大径凹部90のピッチはランダムとなるように配置されており、大径凹部90の配列に起因するモアレの発生を防止できるようになっている。
また、大径凹部27の直径L(図9において凹部90の開口部の最大径)は5μm以上100μm以下の範囲内で不規則にばらついて設定されている。
さらに、大径凹部90の深さは0.1μm以上3μm以下の範囲内で不規則にばらついて形成されている。これは、大径凹部90の深さが0.1μmに満たない場合には反射光の拡散効果を十分に得ることができず、又、深さが3μmを超える場合には上記内面の傾斜角の条件を満たすために大径凹部90のピッチを広げなければならず、モアレを発生させるおそれがあるためである。
ここで、「大径凹部90の深さ」とは大径凹部90が形成されていない部分の金属反射膜12の表面Sから大径凹部90の底部までの距離をいい、「隣接する大径凹部90のピッチ」とは平面視したときに円形形状を有する凹部90の中心間距離をいう。また、「大径凹部90の内面の傾斜角」とは、図9に示すように、大径凹部90の内面の任意の箇所において0.5μm幅の微小な範囲をとったときに、その微小範囲内における斜面の水平面(金属反射膜12の表面S)に対する角度θgのことである。この角度θgの正負は、大径凹部90が形成されていない部分の金属反射膜12の表面に立てた法線に対し、例えば図9における右側の斜面を正、左側の斜面を負と定義する。
図12の点線は、上記のような大径凹部90が複数設けられた状態(小径凹部60は設けられていない場合)の金属反射膜の反射特性の一例を示すグラフであり、金属反射膜表面Sに対して上記y方向側から入射角30°で外光を照射し、視角を、金属反射膜表面Sに対する正反射の方向である30°の位置を中心として、金属反射膜表面Sの法線方向(垂線位置)に対して0°の位置から60°の位置まで振ったときの受光角θと反射強度(明るさ)との関係を示している。
大径凹部90が複数設けられた状態(小径凹部60は設けられていない場合)の金属反射膜では、反射強度の最大値は正反射角度を中心として上記正反射角度より大きい受光角度及び上記正反射角度より小さい受光角度まで広がるので、ガウス分布型の反射特性を備えた従来の反射板(比較例1)に比べて反射光量が高い領域が広がるので正反射角度より小さい受光角度の反射光量が多くなり、輝度が高くなる。
そして、上記のような大径凹部90、90間に上記の小径凹部60を形成した金属反射膜が備えられた反射体(実施例3)の反射特性は、図10の実線で示した反射体47と同様の反射特性を示すことができ、y方向側から30°の角度で入射した光の反射光の強度が大きい範囲は、正反射方向である受光角30°を中心として上記正反射方向より大きい受角及び上記正反射方向より小さい受光角まで広がるので、ガウス分布型の反射特性を備えた比較例1の反射板に比べて反射光量が高い領域が広がるので正反射角度より小さい受光角度の反射強度が大きくなり、輝度が高くなる。また、この角度範囲を超えると急に輝度が下がるという不具合をなくすことができる。また、実施例3の反射体は、複数の大径凹部90のみ形成した反射体に比べて反射強度が大きい受光角度範囲が広く、反射強度の視野角特性を示すグラフの裾野を十分広くできる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態である反射型液晶表示装置について説明する。
図13は、第2の実施形態の反射型液晶表示装置の部分断面構造を示す図である。
第2の実施形態の反射型液晶表示装置100が図1乃至図3に示した第1の反射型液晶表示装置1と異なるところは、液晶セル内に設けられる反射体の構成と、液晶セルを構成する一対の基板10、20のうち観察側となる一方の基板20の外面側に光散乱層29が設けられた点である。
本実施形態である反射型液晶表示装置100に備えられた反射体47aは、有機膜11aと、該有機膜11a上に形成した金属反射膜(金属膜)12aから構成されている。
図11は、観察側から見たときの反射体47aの一部分を示す平面図である。
本実施形態の反射体47aに備えられた金属反射膜12aは、大径凹部70、70間に小径凹部が形成されていない以外は第1の実施形態の金属反射膜12と同様である。即ち、本実施形態に係わる反射体47aの表面(金属反射膜12aの表面)には複数の大径凹部70が不規則なピッチで形成されているものである。
本実施形態の反射体47aに備えられた金属反射膜12aは隣接する大径凹部70の境界において縦断面の断面曲線の傾きが不連続になるように形成されている。
光散乱層29は、透明樹脂又は透明粘着材からなるマトリックス中に微粒子が分散されてなるものである。
光拡散層29における光散乱の程度は、上記微粒子、上記マトリックスの材質、微粒子の含有量等の条件を変えることによって制御可能である。
光散乱層29における光散乱の程度は、ヘイズ(%)が15%以上30%以下の範囲となることが好ましい。
ここでヘイズ(曇価)とは、全光線透過率(単位:%)に対する拡散透過率(単位:%)の割合で表される値であり、光散乱の程度の指標となる。本発明におけるヘイズの値は、JIS K 7105 に準拠する測定方法によって得られた値である。
上記微粒子としては、粒径が1μm以上20μm以下、より好ましくは粒径が3μm以上15μm以下のものであることが好ましい。上記微粒子の具体例としては、シリカ、スチレン−ブタジエン共重合体、ジビニルベンゼン、ウレタン樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、ポリエチレンからなる微粒子を例示できる。
また、上記マトリックスとしては、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂を例示できる。
上記マトリックスに対する微粒子の添加量は、0.1質量%〜10質量%の範囲が好ましい。添加量が0.1質量%未満では、微粒子の添加効果が見られないので好ましくなく、添加量が10質量%を超えると、光の散乱が大きすぎて、光の反射効率が悪くなって画面が暗くなったり、表示画面におけるコントラストが低下するので好ましくない。
光散乱層29の厚さは、30μm以上200μm以下の範囲が好ましい。厚さが30μm未満であると光散乱効果が不充分となり、また厚さが200μmを超えると光の散乱が大きくなり過ぎるのでいずれ場合も好ましくない。
本実施形態の反射型液晶表示装置100では、上記構成の反射体47aが上記液晶セル35cに内付けされたことにより、正反射より反射角度の小さい方向の反射強度(反射率)を向上できる。また、上記構成の光散乱層29が上記液晶セル35cの外面側に設けられたことにより、上記反射体47aで反射した光が上記光散乱層29を通過する際に散乱され、反射角度の範囲を広げることができる。 従って、本実施形態の反射型液晶表示装置100によれば、反射光の強度が広いい角度範囲で高くでき、しかも液晶表示装置の表示面に対する法線方向に近い方向から観察したとき表示が明るく、視認性を向上できる。
なお、第1〜第2の実施形態の反射型液晶表示装置においては、外部から入射した光を反射させる反射体を基板10と基板20の間に内蔵した反射体内付けタイプの場合を説明したが、基板10の外側に反射体を設けた反射体外付けタイプとすることもできる。
また、第1〜第2の実施形態においては、第2の基板20と偏光板28との間に位相差板が1枚設けられた場合について説明したが、位相差板は複数設けられていてもよい。
また、第1〜第2の実施形態においては、本発明の液晶表示装置を反射型液晶表示装置に適用した場合について説明したが、半透過反射型液晶表示装置にも適用でき、その場合には反射体47の金属反射膜に微小開口部を設けるか、或いは、金属反射膜を半透過性薄膜となるよう薄膜にし、第1の基板10の外面側にバックライトを備えるようにすればよい。
また、第1〜第2の実施形態においては、反射体が有機膜と金属反射膜(金属膜)から構成されている場合について説明したが、アルミ板などの光反射性を有する金属膜からなる基材で構成し、この基材の表面をポンチ(目打ち具)の先端で打刻して大径凹部を複数形成し、さらに必要に応じてこれら大径凹部間に小径凹部を形成するようにしてもよい。
また、第1〜第2の実施形態においては、反射体の金属反射膜に形成する複数の大径凹部として第1〜第3の例の大径凹部のいずれかを採用したが、第1〜第3の例の大径凹部のいずれかをその凹み部側が基板10側(下側)を向くように(言い換えれば凸部側(凹み部と反対側)が基板20側(上側)を向くように)形成すれば、本発明に係わる反射体の金属反射膜に形成する大径凸部として採用することができる。
また、第1の実施形態においては反射体の金属反射膜に形成する複数の小径凹部として図2に示すような小径凹部60を採用したが、小径凹部60をその凹み部側が基板10側(下側)を向くように(言い換えれば凸部側(凹み部と反対側)が基板20側(上側)を向くように)形成すれば、本発明に係わる反射体の金属反射膜に形成する小径凸部として採用することができる。
また、第1〜第2の実施形態では、本発明を単純マトリックス型の反射型液晶表示装置に適用した場合について説明したが、薄膜トランジスタまたは薄膜ダイオードを用いたアクティブマトリックス型、またはセグメント型の液晶表示装置などにも同様に適用が可能である。これらの液晶表示装置はいずれも本発明に含まれるものである。
図1は、本発明の第1の実施形態の反射型液晶表示装置の部分断面構造を示す図。 図2は、図1の液晶表示装置に備えられた反射体の一部分を示した拡大断面図。 図3は、図1の液晶表示装置に備えられた反射体の一部分を示す平面図。 図4は、図1の液晶表示装置に備えられた反射体の金属反射膜に形成された一つの大径凹部を示す斜視図。 図5は、図4の大径凹部のY軸方向断面図を示す図。 図6は、図1の液晶表示装置に備えられた反射体の金属反射膜に形成される第2の例の大径凹部の一つを示す斜視図。 図7は図6の大径凹部のY軸方向断面図。 図8は図6の大径凹部のX軸方向断面図。 図9は、本発明に係わる液晶表示液晶における金属反射膜に形成される第3の例の大径凹部の一つを示す斜視図。 図10は大径凹部間に小径凹部を形成した反射体(実施例1)と小径凹部を形成していない反射体(参考例1)と従来の反射板(比較例1)のそれぞれの反射特性を示す図。 図11は参考例1の反射体の一部分を示す平面図。 図12は図6の大径凹部を形成した反射体と図9の大径凹部を形成した反射体のそれぞれの反射特性を示す図。 図13は、本発明の第2の実施形態の反射型液晶表示装置の部分断面構造を示す図。 図14は従来の反射型液晶表示装置の例を示す側面断面図。 図15は図14の反射液晶表示装置に備えられた反射体の反射層を示す断面図。 図16は図14の反射型液晶表示装置に備えられた反射板の反射特性を示す図。 図17は携帯型電子機器に備えられた液晶表示装置の使用状態の説明図。
符号の説明
1,100・・・反射型液晶表示装置、10・・・基板(他方の基板)、11,11a・・・有機膜(基材)、12,12a・・・金属反射膜(金属膜)、15,25・・・透明電極層(電極)、16,26・・・配向膜、20・・・基板(一方の基板)、29・・・光散乱層、30・・・液晶層、35b,35c・・・液晶セル、47,47a・・・反射体、60・・・小径凹部、70,80,90・・・大径凹部、L,L・・・直径、d,d・・・深さ。

Claims (8)

  1. 基材上に形成した金属膜または基材の表面に光反射性を有する複数の大径凹部が不規則なピッチで形成され、これら大径凹部間に該大径凹部よりも直径の小さい複数の小径凹部が形成され、
    前記大径凹部の内面は球面又は非球面の一部である曲面を有し、前記小径凹部の内面は球面又は非球面の一部である曲面を有し、前記複数の大径凹部及び複数の小径凹部が表面に形成された金属膜又は基材は、隣接する前記凹部の境界または隣接する凹部間において縦断面の断面曲線の傾きが不連続であることを特徴とする反射体。
  2. 基材上に形成した金属膜または基材の表面に光反射性を有する複数の大径凸部が不規則なピッチで形成され、これら大径凸部間に該大径凸部よりも直径の小さい複数の小径凸部が形成され、
    前記大径凸部の外面は球面又は非球面の一部である曲面を有し、前記小径凸部の外面は球面又は非球面の一部である曲面を有し、前記複数の大径凸部及び複数の小径凸部が表面に形成された金属膜又は基材は、隣接する前記凸部の境界または隣接する凸部間において縦断面の断面曲線の傾きが不連続であることを特徴とする反射体。
  3. 前記金属膜又は基材において複数の大径凹部と複数の小径凹部の面積比又は複数の大径凸部と複数の小径凸部の面積比が1:1〜400:1であることを特徴とする請求項1又は2に記載の反射体。
  4. 前記大径凹部又は大径凸部は直径が5μm以上100μm以下の範囲内であり、かつ深さ又は高さが0.1μm以上3μm以下の範囲内であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに一項に記載の反射体。
  5. 前記小径凹部の内面又は小径凸部の外面は、曲率半径が1μm以上11μm以下の球面又は非球面の一部である曲面を有し、該曲面の最大傾斜角が15度以上60度以下であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の反射体。
  6. 液晶層を挟んで対向する一対の基板のうち観察側となる一方の基板の内面側に電極および配向膜を設け、観察側から離れた他方の基板の内面側に電極および配向膜を設けた液晶セルを有し、前記他方の基板とこれの内面側に設けられた配向膜の間又は前記他方の基板の外面側に前記請求項1乃至5のいずれか一項に記載の反射体を設けてなることを特徴とする液晶表示装置。
  7. 液晶層を挟んで対向する一対の基板のうち観察側となる一方の基板の内面側に電極および配向膜を設け、観察側から離れた他方の基板の内面側に電極および配向膜を設けた液晶セルを有し、前記他方の基板とこれの内面側に設けられた配向膜の間又は前記他方の基板の外面側に反射体が設けられ、前記一方の基板の外面側に光散乱層が設けられ、
    前記反射体は、基材上に形成した金属膜の表面または基材の表面に光反射性を有する複数の大径凹部又は大径凸部が不規則なピッチで形成され、前記大径凹部の内面又は大径凸部の外面は球面又は非球面の一部である曲面を有し、前記複数の大径凹部又は大径凸部が表面に形成された金属膜又は基材は隣接する前記大径凹部又は大径凸部の境界において縦断面の断面曲線の傾きが不連続であるものであり、
    前記光散乱層は、透明樹脂又は透明粘着材からなるマトリックス中に微粒子が分散されてなるものであることを特徴とする液晶表示装置。
  8. 前記光散乱層のヘイズが15%以上30%以下の範囲であることを特徴とする請求項7記載の液晶表示装置。
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