JP2005114075A - リニアガイド装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スライダの移動抵抗の増大を防止すると共に製作が容易なリニアガイド装置を提供する。
【解決手段】一対のレール軌道面4a,4bを有するレール2と、レール軌道面4a,4bと対向する一対のスライダ軌道面7a,7bを有し、レール2を直線的に移動するスライダ5と、スライダ5に設けた連結路14aと、この連結路14aおよびレール軌道面4a,4bとスライダ軌道面7a,7bとにより形成される循環路15a,15bを転動しながら循環するころ6とを備えたリニアガイド装置において、スライダ軌道面7a,7bにころ6の側面を案内する案内面8a,9aを設け、装填された全てのころ6を隣接させたときに形成される循環方向最大隙間をΔcとし、スライダ軌道面7a,7bの両方の案内面8a,9aところ6の側面により形成されるころ軸方向隙間をΔaとし、ころ6の転動面の最小軸方向接触長さをLweとし、ころ6の側面と案内面との最大接触長さをBとしたときに、Δc/Lwe<Δa/Bとなるように設定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、工作機械や製造装置、測定機器の案内部に設けられ、テーブル等の移動台を直線的に移動させるためのリニアガイド装置に関する。
一般に、ころを用いたリニアガイド装置の循環路を転動するころは、その負荷路において軌道面をほぼ純粋な転がり運動により転動しながら循環している。
この場合に、ころの軸線が循環方向と直交せずに斜めに傾いて斜行するスキュー(この時の直交方向からの傾き角をスキュー角という。)が生じると、ころと軌道面に滑りが生じて滑り摩擦力によりスライダがレールを直線的に移動するときの移動抵抗が増大すると共に、滑り摩擦によりころの転動面とレールやスライダの軌道面に摩耗が生じやすくなり、リニアガイド装置の寿命を低下させる原因となる。
このようなスキューを防止するために従来のリニアガイド装置は、鞍状のスライダの本体に設けた戻し路とエンドキャップに設けた方向転換路により連結路を形成し、レールの側面に設けた一対のレール軌道面とスライダの本体に設けた一対のスライダ軌道面とを対向させて負荷路を形成し、これら連結路と負荷路により形成した循環路を転動しながら循環するころによりスライダがレールを直線的に移動するようにし、方向転換路と負荷路の接続部にころをその軸方向に押圧する押圧部を設け、これにより負荷路に進入するころの姿勢を正してころのスキューを防止している(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−227541号公報(主に第3頁左欄1行−25行、第7図)
しかしながら、上述した従来の技術においては、押圧部が繰返しころによる荷重を受けるため、摩耗により早期にその機能を維持できなくなり、負荷路におけるスキューを誘発してスライダの移動抵抗を増大させるという問題がある。
また、押圧部はころの転がり運動を阻害しないように適度な押圧力でころを押圧する必要があるため、押圧部の寸法精度を厳しく管理しなければならず、製作が困難であるという問題がある。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、スライダの移動抵抗の増大を防止すると共に製作が容易なリニアガイド装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、側面に一対のレール軌道面を有するレールと、前記レール軌道面と対向する一対のスライダ軌道面を有し、前記レールを直線的に移動する鞍状のスライダと、前記スライダに設けた連結路と、該連結路および前記レール軌道面とスライダ軌道面とにより形成される循環路を転動しながら循環するころとを備えたリニアガイド装置において、前記スライダ軌道面の両側に、前記ころの側面を案内する案内面を設け、前記循環路に装填された全てのころを隣接させたときに形成される循環方向最大隙間をΔcとし、前記スライダ軌道面の両方の案内面と前記ころの側面により形成されるころ軸方向隙間をΔaとし、ころの転動面の最小軸方向接触長さをLweとし、ころの側面と案内面との最大接触長さをBとしたときに、Δc/Lwe<Δa/Bであることを特徴とする。
これにより、本発明は、ころにスキューが生じたときにスキューしたころを先に両隣のころに当接させることができ、スキュー角を減少させてスライダの移動抵抗の増大を防止することができると共に、案内面間距離を高精度に管理する必要がなくなり、案内面の形成を容易にしてリニアガイド装置の製作コストを削減することができるという効果が得られる。
以下に、図面を参照して本発明によるリニアガイド装置の実施例について説明する。
図1は実施例1のころの転動状態を示す説明図、図2は実施例1のリニアガイド装置を示す斜視図、図3は図2のA−A断面線の右側半断面図、図4は図3のE部拡大図、図5は実施例1の循環路を示す説明図、である。
図2において、1はリニアガイド装置である。
2はリニアガイド装置1のレールであり、合金鋼等の鋼材で製作された略I字状の断面形状を有する長尺の棒状部材であって、その上面2aには精密機械の基台等にレール2を固定するための段付ボルト穴3が所定のピッチで複数設けられている。
4は凹部であり、レール2の両方の側面の長手方向に沿って形成された一対のレール軌道面4a、4bからなる略V字状の溝である。
5はスライダであり、本体5aとその移動方向の前後端に配置されたエンドキャップ5bにより構成される。
本体5aは、合金鋼等の鋼材で製作された略コの字状の断面形状を有する鞍状部材であって、その上面にはねじ穴5cが設けられており、このねじ穴5cを用いて工作機械の移動台等がボルト等により締結される。
エンドキャップ5bは、金属材料や樹脂材料等で製作され、ボルト等により本体5aに締結される。
図3、図4において、6は転動体としてのころであり、合金鋼等の鋼材やセラミックス材等を円柱状に成形して製作される。
7a、7bは一対のスライダ軌道面であり、スライダ5の本体5aの両方の側壁5dの内側にレール軌道面4a、4bと対向して設けられる。
8aは案内面であり、スライダ軌道面7aの側壁5d側の端部にころ6の一方の側面6aと対向して設けられ、他方の側面6bに対向して保持ガイド9に設けられた案内面9aと共にスライダ軌道面7aを転動するころ6を保持してその脱落を防止する。
このレール軌道面4aとスライダ軌道面7aとの間および案内面8a、9aの間にころ6が装填され、移動体に加えられた負荷を往復動自在に支持する負荷路10aが形成される。負荷路10bの場合も同様である。
保持部材としての保持ガイド9は、金属材料や樹脂材料等でスライダ5とは別部品として製作され、その両側のエンドキャップ5bとの接合部に設けられた図示しない凹部と凸部とにより、案内面9aとスライダ軌道面7aとの直角度を保つように位置決めされて係止される。
図5において、11a、11bは両側のエンドキャップ5bに設けられた方向転換路であり、負荷路10aと戻り路12aとを接続する通路であって、ころ6を案内してその循環方向を転向させる機能を有している。
なお、負荷路10bと戻り路12bとを接続する方向転換路は、同様にエンドキャップ5bに設けられており、方向転換路11a、11bとの交差を避けるために襷掛けに立体交差となるように形成されている。
戻り路12a、12bは、スライダ5の本体5aの両方の側壁5dに設けられた貫通穴に嵌合する樹脂材料からなる円柱状のホルダ13a、13bに長方形断面を有する貫通穴として形成されており、これらの内部をころ6が転動して循環する。
ホルダ13a、13bの両端のエンドキャップ5bとの接合部には図示しない凹部と凸部とが設けられており、戻り路12a、12bが所定の角度で傾斜した長方形断面となるように位置決めされて係止される。
この方向転換路11a、戻り路12a、方向転換路11bによりスライダ5の内部に連結路14aが形成され、これが負荷路10aの両側の端部を連結して循環路15aが形成される。
この循環路15aには、所定の量の潤滑剤、例えばグリースと共に複数のころ6が装填され、循環路15aをころ6が転動しながら循環する。他方の循環路15bにおいても同様である。
上記の循環路は反対側の側壁5dにおいても上記と同様に形成され、これによりスライダ5がレール2に直線往復運動可能に支持される。
上記の構成の作用について説明する。
図1は本実施例のころの転動状態を示す説明図であり、循環路15aを例としてその負荷路10aを転動するころ6の転動状態を示しており、ころ6の一つにスキューが生じて両隣のころ6に当接した状態を示している。
図1に示すDwはころ6の直径、Lwはころ6の軸方向長さ、Cwはころ6の側面6a、6bところ6の転動面(円周面)との角部の面取りまたはフィレットRの長さである。
また、図4に示すHはスライダ軌道面7aからその鉛直方向に計った案内面8a、9aの高さ、Laは案内面8aと案内面9aとの間の距離(案内面間距離という。)である。
Bはころ6の側面6a、6bと案内面8a、9aとの最大接触長さであり、ころ6の側面6a、6bが案内面8a、9aと接触するときの接触長さの最大値であって、図6に示すように案内面高さHがころ6の半径より低いとき、つまりH<Dw/2のときは幾何学的に次式で算出できる。
B=2((Dw/2−Cw)2−(Dw/2−H)20.5 ・・・・・・(1)
また、H≧Dw/2のとき
B=Dw−2Cw ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(2)
つまり、案内面高さHに関わらず、ころ6の直径から面取りまたはフィレットRを除いた長さとなる。
Lweはころ6の最小軸方向接触長さであり、ころ6の転動面が隣のころ6の転動面とが整列状態で接触するときの最小長さであって、本実施例では
Lwe=Lw−2Cw ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(3)
つまり、ころ6の軸方向長さから面取りまたはフィレットRを除いた長さである。
Δaはころ6のころ軸方向隙間であり、案内面間距離ところ6の軸方向長さとの差であって、
Δa=La−Lw ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(4)
で求められる。
Twは軸間距離であり、隣り合うころ6を隣接させたときのころ6の軸芯間の距離であって、本実施例では
Tw=Dw ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(5)
である。
Δcは循環方向最大隙間であり、図5に示すように循環路15aの全てのころ6を順次整列させて隣接させたときに形成される循環方向の最大隙間である。
このような循環路15aにおいて、図7に示すようにスキューが生じて案内面8a、9aにころ6が当接した場合の最大スキュー角θaは、近似的に
θa=Δa/B [ラジアン] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・(6)
で求められる。
また、図1に示すようにスキューが生じてころ6が両隣のころ6に当接した場合の最大スキュー角θwは、近似的に
θw=Δc/Lwe [ラジアン] ・・・・・・・・・・・・・・・・(7)
で求められる。
そして、式(6)と式(7)とで求められる最大スキュー角θwとθaを、θw<θaなる関係、またはこれと同等のΔc/Lwe<Δa/Bなる関係となるように各部の寸法を設定する。
これにより、図1に示すようにころ6にスキューが生じたときにスキューしたころ6が先に両隣のころ6に当接し、その最大スキュー角θwは循環方向最大隙間Δcで決まることになり、スキュー角を小さく保ってころ6が案内面8a、9aに当接することを防止することができる。
以上説明したように、本実施例では、ころが両隣のころに当接するときのスキュー角をころが両側の案内面に当接するときのスキュー角より小さくしてΔc/Lwe<Δa/Bなる関係を満足させるようにしたことによって、ころにスキューが生じたときにスキューしたころを先に両隣のころに当接させることができ、スキュー角を減少させてスライダの移動抵抗の増大を防止することができると共に、案内面間距離を高精度に管理する必要がなくなり、案内面の形成を容易にしてリニアガイド装置の製作コストを削減することができる。
また、ころの側面と案内面の間に十分な隙間を形成することができ、案内面の摩耗を防止することができる。
図8は実施例2のリニアガイド装置の右側半断面図、図9は図8のF部拡大図、図10は実施例2の保持ピースを示す斜視図、図11は実施例2のころの転動状態を示す説明図、図12は実施例2の循環路を示す説明図である。
なお、図8の図示部位は図2と同様であり、上記と同様の部位は同一の符号を付してその説明を省略する。
図において、21は保持ピースであり、図10に示すように樹脂材料等によりころ6を保持するために循環方向の前後の側面をころ6の外形形状より大きく背面配置で円弧状に掘り込んだ一対のころ保持凹部22とそのころ6の軸方向の両側にガイド部23とを形成して製作される。
24は保持部材としての保持体であり、金属材料や樹脂材料等でスライダ5とは別部品として製作され、負荷路10a等を転動するころ6と共に循環方向に移動する保持ピース21のガイド部23を案内する案内溝24bが設けられ、この案内溝24bの両側に高さHの案内面24aが形成されている。
また、保持体24の両側のエンドキャップ5bとの接合部には、図示しない凹部と凸部が設けられており、案内面24aとスライダ軌道面7aとの直角度を保つように位置決めして係止する。
本実施例の保持ガイド9には、保持体24の案内面24aところ6を挟んで対向する案内面9aが形成されており、ガイド部23を案内する案内溝9bも保持体24と同様に形成されている。
本態様のホルダ13aの戻り路12aおよびエンドキャップ5bの方向転換路11a、11bには、上記保持ガイド9の案内溝9bおよび保持体24の案内溝24bと同様の案内溝が形成されており、これらにより形成される循環路15aを軸部6bを有するころ6が循環しながら転動する。反対側の循環路15bおよび反対側の側壁5dの循環路においても同様である。
循環路、例えば循環路15aにころ6を装填する場合は、図12に示すようにころ6と保持ピース21とを交互に装填し、所定の量の潤滑剤を封入して循環路15aに複数のころ6を装填する。
このとき、図11に示すようにころ6は両側の保持ピース21のころ保持凹部22に嵌り込み、その円周方向をころ保持凹部22に保持される。また保持ピース21のガイド部23は保持ガイド9の案内溝9bおよび保持体24の案内溝24bとに嵌合して循環方向の移動を案内される。
これにより、隣り合うころ6間に保持ピース21が間装され、背面配置の一対のころ保持凹部22にそれぞれ嵌り込むころ6を隣接させる壁部(隣接部という。)22aによりころ6の互いの接触を防止することができる。
上記の構成の作用について説明する。
図11は本実施例のころの転動状態を示す説明図であり、循環路15aを例としてその負荷路10aを転動するころ6の転動状態を示しており、保持ピース21に保持されたころ6の一つにスキューが生じて両隣の保持ピース21のころ保持凹部22の隣接部22aに当接した状態を示している。
図11に示す各記号は、上記実施例1の図1に示す記号の定義と同様であるが、以下の定義が異なる。
本実施例の場合の案内面間距離Laは、図9、図11に示すように保持ガイド9の案内面9aおよび保持体24の案内面24aとの間に形成される。
最大接触長さBは、ころ6の側面6a、6bと案内面9a、24aとの間の接触による最大長さであり、実施例1と同様に式(1)、(2)で算出される。
最小軸方向接触長さLweは、ころ6の転動面が保持ピース21とのころ保持凹部22の壁面とが整列状態で接触するときの最小長さであって、本実施例では実施例1と同様に式(3)により算出されるころ6の軸方向長さから面取りまたはフィレットRを除いた長さである。
なお、図13に示すガイド部23を持たない保持ピース21の場合にころ保持凹部22の壁面のころ6の軸方向の長さが式(3)による長さより短い場合は、その長さを最小軸方向接触長さLweとする。
Twは軸間距離であり、隣り合うころ6を保持ピース21を介して隣接させたときのころ6の軸芯間の距離であって、本実施例では図11に示すように
Tw=Dw+S ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(5a)
である。ここに、Sは隣接部22aの最小厚さである。
Δcは循環方向最大隙間であり、図12に示すように循環路15aの全てのころ6を順次整列させて保持ピース21を介して隣接させたときに形成される循環方向の最大隙間である。
上記のように各記号を定義し、上記実施例1と同様に式(6)と式(7)により最大スキュー角θwとθaとを求め、これらをθw<θa、またはΔc/Lwe<Δa/Bなる関係となるように各部の寸法を設定する。
これにより、図11に示すようにころ6にスキューが生じたときにスキューしたころ6が先に両隣の保持ピース21のころ保持凹部22の隣接部22aに当接し、その最大スキュー角は循環方向最大隙間Δcで決まることになり、スキュー角を小さく保ってころ6が案内面8a、9aに当接することを防止することができる。
以上説明したように、本実施例では、上記実施例1の効果に加えて、隣り合うころを保持ピースを介して隣接させるようにしたことによって、ころ同士が直接接触することを防止でき、ころの摩耗を防いでリニアガイド装置の寿命を更に向上させることができる。
なお、保持ピースに設定する隣接部の最小厚さSは1つに限らず、2つ以上設定して用いるようにしてもよい。これにより循環方向最大隙間Δcを自由に設定することができ、循環方向最大隙間Δcを一層小さくしてスキュー角を更に小さくすることができる。
また、スライダ側の案内面を別部品として形成するようにしたことによって、スライダの本体の形状を簡素化することができ、リニアガイド装置の製造の簡素化を図ることができる。このことは上記実施例1においても同様である。
実施例1のころの転動状態を示す説明図 実施例1のリニアガイド装置を示す斜視図 図2のA−A断面線の右側半断面図 図3のE部拡大図 実施例1の循環路を示す説明図 実施例1の最大接触長を示す説明図 実施例1のころが案内面に当接した場合のスキュー角を示す説明図 実施例2のリニアガイド装置の右側半断面図 図8のF部拡大図 実施例2の保持ピースを示す斜視図 実施例2のころの転動状態を示す説明図 実施例2の循環路を示す説明図 実施例2の保持ピースの他の態様を示す斜視図
符号の説明
1 リニアガイド装置
2 レール
2a 上面
3 段付ボルト穴
4 凹部
4a、4b レール軌道面
5 スライダ
5a 本体
5b エンドキャップ
5c ねじ穴
5d 側壁
6 ころ
6a、6b 側面
7a、7b スライダ軌道面
8a、9a、24a 案内面
8b、9b、24b 案内溝
9 保持ガイド
10a、10b 負荷路
11a、11b 方向転換路
12a、12b 戻り路
13a、13b ホルダ
14a 連結路
15a、15b 循環路
21 保持ピース
22 ころ保持凹部
22a 隣接部
23 ガイド部
24 保持体

Claims (4)

  1. 側面に一対のレール軌道面を有するレールと、前記レール軌道面と対向する一対のスライダ軌道面を有し、前記レールを直線的に移動する鞍状のスライダと、前記スライダに設けた連結路と、該連結路および前記レール軌道面とスライダ軌道面とにより形成される循環路を転動しながら循環するころとを備えたリニアガイド装置において、
    前記スライダ軌道面の両側に、前記ころの側面を案内する案内面を設け、前記循環路に装填された全てのころを隣接させたときに形成される循環方向最大隙間をΔcとし、前記スライダ軌道面の両方の案内面と前記ころの側面により形成されるころ軸方向隙間をΔaとし、ころの転動面の最小軸方向接触長さをLweとし、ころの側面と案内面との最大接触長さをBとしたときに、
    Δc/Lwe < Δa/B
    であることを特徴とするリニアガイド装置。
  2. 請求項1において、
    ころの間に保持ピースを間装したことを特徴とするリニアガイド装置。
  3. 請求項2において、
    前記保持ピースを間装したころを隣接させる隣接部の最小厚さを、少なくとも2つ設定することを特徴とするリニアガイド装置。
  4. 請求項1、請求項2または請求項3において、
    前記スライダ軌道面の両側に案内面を設けるための保持部材を、それぞれ前記スライダの本体と別部品として形成したことを特徴とするリニアガイド装置。

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